JPH0310419Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0310419Y2 JPH0310419Y2 JP9354188U JP9354188U JPH0310419Y2 JP H0310419 Y2 JPH0310419 Y2 JP H0310419Y2 JP 9354188 U JP9354188 U JP 9354188U JP 9354188 U JP9354188 U JP 9354188U JP H0310419 Y2 JPH0310419 Y2 JP H0310419Y2
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- JP
- Japan
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- spline
- outer cylinder
- ball
- shape
- lubricant
- Prior art date
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- Expired
Links
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 claims description 16
- 239000010687 lubricating oil Substances 0.000 description 4
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 3
- 238000005096 rolling process Methods 0.000 description 3
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 2
- 239000003921 oil Substances 0.000 description 2
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 2
- 238000002347 injection Methods 0.000 description 1
- 239000007924 injection Substances 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 239000000463 material Substances 0.000 description 1
- 238000000034 method Methods 0.000 description 1
- CWQXQMHSOZUFJS-UHFFFAOYSA-N molybdenum disulfide Chemical compound S=[Mo]=S CWQXQMHSOZUFJS-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910052982 molybdenum disulfide Inorganic materials 0.000 description 1
Landscapes
- Bearings For Parts Moving Linearly (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本考案は、スプライン軸の周面の母線方向に形
成されたスプライン溝に、外筒内周面のボールを
接触させて直線運動させるボールスプライン軸受
の改良に関する。
成されたスプライン溝に、外筒内周面のボールを
接触させて直線運動させるボールスプライン軸受
の改良に関する。
ボールスプライン軸受としては、既に種々の構
造のものが提案されているが、ボールとスプライ
ン溝との間の潤滑に関しては、適宜潤滑剤を注入
する手段とか、外筒に油溝、油孔等を形成して潤
滑油を供給する手段とかが採用されている。
造のものが提案されているが、ボールとスプライ
ン溝との間の潤滑に関しては、適宜潤滑剤を注入
する手段とか、外筒に油溝、油孔等を形成して潤
滑油を供給する手段とかが採用されている。
前述の従来のボールスプライン軸受では、潤滑
油の注入、供給が不可能な部位には適用し難い点
に問題が存するため、軸受構造、材質等に格別の
設計変更を施す必要があり、潤滑油の注入、供給
が不可能な部位に使用するボールスプライン軸受
は、構造の複雑化と高価格とをまぬがれない欠点
があつた。
油の注入、供給が不可能な部位には適用し難い点
に問題が存するため、軸受構造、材質等に格別の
設計変更を施す必要があり、潤滑油の注入、供給
が不可能な部位に使用するボールスプライン軸受
は、構造の複雑化と高価格とをまぬがれない欠点
があつた。
前述の従来装置の現状に鑑み、本考案は、ボー
ルを保持する外筒に、僅かな構造の付加を施すの
みで、ボールスプライン軸受の潤滑を行なうこと
ができ、通常の潤滑油の注入、供給が不可能な部
位に使用しうる構造の簡単な比較的廉価なボール
スプライン軸受を提供することを目的としてい
る。
ルを保持する外筒に、僅かな構造の付加を施すの
みで、ボールスプライン軸受の潤滑を行なうこと
ができ、通常の潤滑油の注入、供給が不可能な部
位に使用しうる構造の簡単な比較的廉価なボール
スプライン軸受を提供することを目的としてい
る。
前述の目的を達成するため、本考案は、外筒の
内周面の軸方向および周方向に略等間隔を存して
配設されたボールが、スプライン軸の周面の母線
方向に形成された複数のスプライン溝に嵌入され
ていると共に、該各スプライン溝には、外筒に取
り付けられた保形性を有する潤滑材が圧接させら
れているという構成を採用している。
内周面の軸方向および周方向に略等間隔を存して
配設されたボールが、スプライン軸の周面の母線
方向に形成された複数のスプライン溝に嵌入され
ていると共に、該各スプライン溝には、外筒に取
り付けられた保形性を有する潤滑材が圧接させら
れているという構成を採用している。
前述の構成であるから、外筒とスプライン軸と
が相対的直線運動を行なうと、各スプライン溝ご
とに、該溝に圧接させられている保形性を有する
潤滑材によつて潤滑作用が行なわれ、ボールとス
プライン溝とは、円滑なころがり接触あるいはす
べり接触を保証されることとなる。
が相対的直線運動を行なうと、各スプライン溝ご
とに、該溝に圧接させられている保形性を有する
潤滑材によつて潤滑作用が行なわれ、ボールとス
プライン溝とは、円滑なころがり接触あるいはす
べり接触を保証されることとなる。
第1図ないし第3図において、スプライン軸1
に外嵌されている外筒2は、内周面の軸方向およ
び周方向に、略等間隔を存してボール3が配設さ
れ、該ボール3は、前記スプライン軸1の周面の
母線方向に形成された複数のスプライン溝4に滑
動自在に嵌入され、この構造によりスプライン軸
1と外筒2とは相対的に軸方向にころがり接触し
つつ直動運動を行なう。
に外嵌されている外筒2は、内周面の軸方向およ
び周方向に、略等間隔を存してボール3が配設さ
れ、該ボール3は、前記スプライン軸1の周面の
母線方向に形成された複数のスプライン溝4に滑
動自在に嵌入され、この構造によりスプライン軸
1と外筒2とは相対的に軸方向にころがり接触し
つつ直動運動を行なう。
図示例のボール3は、外筒2のネジ孔5に螺着
されたボールホルダー6の凹部7に嵌入され、凹
部7の外端縁の内向き突起部8,9により凹部7
から脱落しないように抱持されているが、ボール
3の保持構造は図示例に限定されるものではな
く、公知の如何なる構造であつてもよい。
されたボールホルダー6の凹部7に嵌入され、凹
部7の外端縁の内向き突起部8,9により凹部7
から脱落しないように抱持されているが、ボール
3の保持構造は図示例に限定されるものではな
く、公知の如何なる構造であつてもよい。
ボール3が嵌入している各スプライン溝4に
は、外筒3の内面に突出して取り付けられた二硫
化モリブデン等を使用した周知の保形性を有する
潤滑材10が圧接させられている。
は、外筒3の内面に突出して取り付けられた二硫
化モリブデン等を使用した周知の保形性を有する
潤滑材10が圧接させられている。
図示例では、個々のスプライン溝4に嵌入して
いるボール3列の中央に位置する部位において、
外筒2に貫設されたネジ孔11に、スプライン溝
4の断面形状に合致する先端形状とされた保形性
を有する潤滑材10が挿入され、該ネジ孔11に
螺着された留ねじ12の底面と、保形性を有する
潤滑材10の頂面との間に介装された皿バネ13
の弾力で、該潤滑材10がスプライン溝4に圧接
させられているが、この圧接構造は図示構造に限
定されるものではない。
いるボール3列の中央に位置する部位において、
外筒2に貫設されたネジ孔11に、スプライン溝
4の断面形状に合致する先端形状とされた保形性
を有する潤滑材10が挿入され、該ネジ孔11に
螺着された留ねじ12の底面と、保形性を有する
潤滑材10の頂面との間に介装された皿バネ13
の弾力で、該潤滑材10がスプライン溝4に圧接
させられているが、この圧接構造は図示構造に限
定されるものではない。
また図示例では、スプライン溝4が軸線と直交
する断面においてV字状溝とされているため、保
形性を有する潤滑材10の先端形状が、第3図に
示されるように該V字状溝に合致する双斜截断円
筒体とされ、斜面14でスプライン溝4に接触す
る構造とされているが、スプライン溝4の断面形
状が変われば、保形性を有する潤滑材10の先端
形状も対応する形状に変更されるものである。
する断面においてV字状溝とされているため、保
形性を有する潤滑材10の先端形状が、第3図に
示されるように該V字状溝に合致する双斜截断円
筒体とされ、斜面14でスプライン溝4に接触す
る構造とされているが、スプライン溝4の断面形
状が変われば、保形性を有する潤滑材10の先端
形状も対応する形状に変更されるものである。
本考案は、以上説明した構成、作用のものであ
つて、外筒に取り付けられた保形性を有する潤滑
材がスプライン溝に常時圧接させられているの
で、外筒とスプライン軸との相対的な直線運動を
行なう都度、スプライン溝の潤滑が行なわれ、ボ
ールとスプライン溝との間の円滑なころがり接触
が保証される。
つて、外筒に取り付けられた保形性を有する潤滑
材がスプライン溝に常時圧接させられているの
で、外筒とスプライン軸との相対的な直線運動を
行なう都度、スプライン溝の潤滑が行なわれ、ボ
ールとスプライン溝との間の円滑なころがり接触
が保証される。
従つて、本考案によれば、潤滑油等の注入、供
給を行なうことができない狭小な部位に適用でき
るボールスプライン軸受を提供できる効果があ
る。
給を行なうことができない狭小な部位に適用でき
るボールスプライン軸受を提供できる効果があ
る。
また本考案では、ボールを保持する外筒内に保
形性を有する潤滑材を取り付けるのみで足り、該
取付部以外の外筒、ボール、スプライン軸、スプ
ライン溝には全く設計変更の必要がないので、構
造が比較的簡単となり廉価に供給できる効果も有
している。
形性を有する潤滑材を取り付けるのみで足り、該
取付部以外の外筒、ボール、スプライン軸、スプ
ライン溝には全く設計変更の必要がないので、構
造が比較的簡単となり廉価に供給できる効果も有
している。
第1図は実施の一例の縦断側面図、第2図は第
1図中−線断面図、第3図は固体潤滑材の一
例の斜面図である。 1……スプライン軸、2……外筒、3……ボー
ル、4……スプライン溝、10……固形性を有す
る潤滑材。
1図中−線断面図、第3図は固体潤滑材の一
例の斜面図である。 1……スプライン軸、2……外筒、3……ボー
ル、4……スプライン溝、10……固形性を有す
る潤滑材。
Claims (1)
- 外筒の内周面の軸方向および周方向に略等間隔
を存して配設されたボールが、スプライン軸の周
面の母線方向に形成された複数のスプライン溝に
嵌入されていると共に、該各スプライン溝には、
外筒に取り付けられた保形性を有する潤滑材が圧
接させられているボールスプライン軸受。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9354188U JPH0310419Y2 (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9354188U JPH0310419Y2 (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6412929U JPS6412929U (ja) | 1989-01-24 |
JPH0310419Y2 true JPH0310419Y2 (ja) | 1991-03-14 |
Family
ID=31318008
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9354188U Expired JPH0310419Y2 (ja) | 1988-07-14 | 1988-07-14 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0310419Y2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR101144587B1 (ko) | 2004-11-09 | 2012-05-14 | 주성엔지니어링(주) | 리프트핀 홀더 |
KR101240391B1 (ko) * | 2005-05-24 | 2013-03-08 | 주성엔지니어링(주) | 리프트핀 어셈블리 |
KR101355319B1 (ko) * | 2012-12-20 | 2014-01-24 | 현대위아 주식회사 | 베어링 스크류 이송장치 |
-
1988
- 1988-07-14 JP JP9354188U patent/JPH0310419Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6412929U (ja) | 1989-01-24 |
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