JPH03103829A - 液晶配向剤 - Google Patents

液晶配向剤

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JPH03103829A
JPH03103829A JP24078889A JP24078889A JPH03103829A JP H03103829 A JPH03103829 A JP H03103829A JP 24078889 A JP24078889 A JP 24078889A JP 24078889 A JP24078889 A JP 24078889A JP H03103829 A JPH03103829 A JP H03103829A
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JP
Japan
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group
liquid crystal
denotes
dianhydride
iodide
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JP24078889A
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English (en)
Inventor
Michinori Nishikawa
通則 西川
Yasuaki Yokoyama
泰明 横山
Osamu Fujii
修 藤井
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶配向剤に関し、特に液晶の配向性が良好
でプレチルト角が大きい液晶配向剤に関する。
(従来の技術〕 従来、正の誘電異方性を有するネマチック型液晶を、ポ
リイミドなどからなる液晶配向膜を有する透明電極付き
基板でサンドインチし、液晶分子の長軸が基板間で90
度連続的に捩じれるようにしてなるTN型配列セルを有
するTN型表示素子が知られている。このTN型表示素
子における液晶の配向は、ラビング処理を施された液晶
配向膜により形威されている。
このTN型表示素子は、コントラストおよび視角依存性
に劣るため、最近、コントラストおよび視角依存性に優
れた液晶表示素子であるSBE(Super twis
ted Bjrefringency Effect)
表示素子が開発されるようになった。このSl3E表示
素子は、液晶としてネマチック型液晶に光学活性物質で
あるカイラル剤をブレンドしたものを用い、液晶分子の
長軸を基板間で180度以上連続的に捩じることにより
生じる複屈折効果を利用するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、SBE表示素子は、ポリイミドなどから
なる液晶配向膜を用いて作製した場合には、液晶配向膜
のプレチルト角が小さいため、液晶を基板間で180度
以上捩じることができず、所要の表示機能を得ることが
困難である。
このため、現在のSBE表示素子の場合は、液晶を配向
させるために、二酸化ケイ素を斜方蒸着して形威した液
晶配向膜を用いる必要があり、製造工程が煩雑であるな
どの問題がある。
本発明は、かかる従来の技術的課題を背景になされたも
ので、液晶の配同性が良好でプレチルト角が大きく、S
BE表示素子用として好適な液晶配向剤を提供すること
を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、下記一般式(1)で表されるアミン化合物(
以下「アミン化合物(I)」という)、下記一般式(I
[)で表される構造単位を有する重合体(以下「重合体
(■)」という)および有機溶媒を混合してなる液晶配
向剤を提供するものである。
・ ・ ・ ・ ・ ・ (1) (式中、R1は炭素数1〜25のハロゲン化アルキル基
、R2は一CONH−または−SOzNHで表される基
、R3は2価の有機基、R4は水素原子、炭素数1〜3
のアルキル基または炭素数1〜3のハロゲン化アルキル
基、Xはハロゲン原子、水酸基またはcpo4−で表さ
れる基、aは0または1の整数を示す。) ○       0 1111 (式中、R5は4価の有機基、R6は3価または4価の
有機基、bは1〜2の数を示す。)本発明において、ア
ミン化合物(I)中、Rlは炭素数1〜25、好ましく
は炭素数4〜l8のハロゲン化アルキル基を示し、この
例としてはパーフルオロブチル基、バーフルオロペンチ
ル基、パーフルオロヘキシル基、パーフルオ口ペンチル
基、パーフルオロオクチル基、バーフルオロノニル基、
バーフルオロウンデシル塞、パーフルオロドデシル基、
バーフルオロトリデシル基、パーフルオロテトラデ・シ
ル基、バーフルオロヘブタデシル基、パーフルオロヘキ
サデシル基、パーフルオロオクタデシル基、パーフルオ
ロエイコシル基、パーフルオロベンタコシル基などを、
R2はCONH−または−SO.NH一を示し、R3は
2価の有機基を示し、この例としてはメチレン基、エチ
レン基、プロピレン基、ブチレン基、ベンチレン基、ヘ
キシレン基、オクチレン基などのアルキレン基を、R4
は水素原子、炭素数1〜3のアルキル基または炭素数1
〜3のハロゲン化アルキル基を示し、炭素数1〜3のア
ルキル基としてはメチル基、エチル基、プロビル基を、
炭素数1〜3のハロゲン化アルキル基としてはトリクロ
ロメチル基、トリフルオロメチル基、トリブロモメチル
基、バーフルオロエチル基、パーフルオロプロビル基な
どを、Xはハロゲン原子、水酸基またはCI!.04−
で表される基を示し、ハロゲン原子の例としてはフッ素
原子、ヨウ素原子、臭素原子などが挙げられ、さらにa
は0または1を示す。
前記アくン化合物(I)の具体例としては、パーフルオ
ロブチルプロピルトリメチルアンモニウムアイオダイド
、パーフルオロノニルプロピルトリメチルアンモニウム
アイオダイド、バーフルオ口プチルアミドプロピルトリ
メチルアンモニウムクロライド、バーフルオロブチルア
ミドプロピルトリメチルアンモニウムアイオダイド、パ
ーフルオロプチルア旦ドプロピルトリメチルアンモニウ
ムハイドロオキサイド、パーフルオロペンチルアごドブ
ロビルトリメチルアンモニウムアイオダイド、パーフル
オロヘキシルアミドプロピルトリメチルアンモニウムア
イオダイド、パーフルオロヘプチルアミドプロピルトリ
メチルアンモニウムアイオダイド、パーフルオロオクチ
ルア果ドプロビルトリメチルアンモニウムアイオダイド
、パーフルオロノニルアミドプロピルトリメチルアンモ
ニウムアイオダイド、パーフルオロデシルアミドプロビ
ルトリメチルアンモニウムアイオダイド、パーフルオロ
ウンデシルア稟ドプロピルトリメチルアンモニウムアイ
オダイド、バーフルオロドデシルアミドプロピルトリメ
チルアンモニウムアイオダイド、パーフルオロトリデシ
ルアミドプロピルトリメチルアンモニウムアイオダイド
、パーフルオ口テトラデシルアミドプロピルトリメチル
アンモニウムアイオダイド、バーフルオロヘプタデシル
アミドプロピルトリメチルアンモニウムアイオダイド、
パーフルオロヘキサデシルアミドプロピルトリメチルア
ンモニウムアイオダイド、バーフルオロオクタデシルア
ミドプロピルトリメチルアンモニウムアイオダイド、パ
ーフルオ口プチルスルホンアξドブロビルトリメチルア
ンモニウムクロライド、パーフルオロプチルスルホンア
壽ドプロピルトリメチルアンモニウムアイオダイド、パ
ーフルオロブチルスルホンアξドプロビルトリメチルア
ンモニウムハイドロオキサイド、パーフルオロペンチル
スルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウムアイオ
ダイド、パーフルオロへキシルスルホンア果ドプロピル
トリメチルアンモニウムアイオダイド、パーフルオロへ
プチルスルホンアミドプロピルトリメチルアンモニウム
アイオダイド、パーフルオロオクチルスルホンアミドプ
ロピルトリメチルアンモニウムアイオダイド、パーフル
オロノニルスルホンアミドプロピルトリメチルアンモニ
ウムアイオダイド、パーフルオロデシルスルホンアミド
プロピルトリメチルアンモニウムアイオダイド、パーフ
ルオロウンデシルスルホンアミドプロビルトリメチルア
ンモニウムアイオダイド、バーフルオロドデシルスルホ
ンアミドプロピルトリメチルアンモニウムアイオダイド
、パーフルオロトリデシルスルホンアごドブロビルトリ
メチルアンモニウムアイオダイド、パーフルオロテトラ
デシルスルホンアξドプロピルトリメチルアンモニウム
アイオダイド、パーフルオロヘプタデシルスルホンアミ
ドブロピルトリメチルアンモニウムアイオダイド、バー
フルオロヘキサデシルスルホンアくドプロピルトリメチ
ルアンモニウムアイオダイド、バーフルオ口オクタデシ
ルスルホンア果ドプロピルトリメチルアンモニウムアイ
オダイドなどが挙げられる。
次に、本発明に使用される重合体(n)中のR5は、4
価の有機基を示し、例えばテトラカルボン酸無水物から
酸無水物基を除いた残基を示す。
このテトラカルボン酸無水物としては、例えばブタンテ
トラカルボン酸二無水物、1,2,3.4−シクロブタ
ンテトラカルボン酸二無水物、1,2,3.4−シクロ
ペンクンテトラカルボン酸二無水物、2,3.5−1−
リカルボキシシクロベンチル酢酸二無水物、3,5.6
−}リカルボキシーノルボルナンー2−酢酸二無水物、
5− (2.5−ジオキソテトラヒド口フリル)−3−
メチルーシクロヘキセンジカルボン酸二無水物、ビシク
ロ(2,2,2.)一オクトー7−エンーテトラカルポ
ン酸二無水物などの脂肪族および脂環式テトラカルボン
酸二無水物;ピロメリット酸二無水物、3.3’.4.
4’ 一ベンゾフェノンテトラカルボン酸二無水物、3
.3’,4.4’−ビフェニルスルホンテトラカルボン
酸二無水物、l4,5.8−ナフタレンチトラカルボン
酸二無水物、2,3,6.7−ナフタレンテトラカルボ
ン酸二無水物、3.3’,4.4’−ビフェニルエーテ
ルテトラカルボン酸二無水物、3.3’,4.4′−ジ
メチルジフェニルシランテトラカルポン酸二無水物、3
.3’,4.4’−テトラフェニルシランテトラカルボ
ン酸二無水物、1,2,3.4−フランテトラカルボン
酸二無水物、4.4′ビス(3.4−ジカルポキシフェ
ノキシ)ジフェニルスルフィドニ無水Jh、4.4’−
ビ71.(3.4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェニ
ルスルホンニ無水物、4.4′−ビス(3.4−ジカル
ボキシフェノキシ)ジフェニルプロパンニ無水物、3.
3’,4.4’ −パーフルオロイソプロピリq 10 デンテ−トラカルポン酸二無水物、3.3’,4.4′
−ビフェニルエーテルテトラカルポン酸二無水物、ビス
(フタル酸)フェニルホスフィンオキサイドニ無水物、
p−フェニレンービス−(トリフェニルフクル酸)二無
水物、m−フェニレンービス=(トリフェニルフタル酸
)二無水物、ビス(トリフェニルフタル酸)−4.4’
 −ジフェニルエーテルニ無水物、ビス(トリフエニル
フタル!)4.4’−ジフェニルメタンニ無水物などの
芳香族テトラカルボン酸二無水物を挙げることができ、
これらのうちでは2,3.5−トリカルボキシシクロペ
ンチル酢酸二無水物が好ましい。
また、重合体(II)中のR6は、3価または4価の有
機基を示し、例えばトリアごンまたはテトラアミンから
ア逅ノ基を除いた残基を示す。
このうち、l・リアξンとしては、例えば1.2,4−
トリア湾ノベンゼン、1,2.4−1−リアミノナフタ
レン、1,2.6−}リアミノナフタレン、3.3’ 
  4−}リアミノジフェニルメタン、3.3’,4−
1−リアξノジフェニルエーテル、2,4.6−}リア
くノピリもジン、4,5.6一トリアξノピリごジン、
2,4.7−1−リアごノー6−フェニルプテリジン、
1,5.9−}リアザシクロデカン、1,5.9−}リ
アザシクロドデカン、1,4.7−}リアザシクロノナ
ンなど、好ましくは1,2.4−1−リアミノベンゼン
、3.3’,4−トリアミノジフェニルメタン、3.3
’,4−}リアξノジフェニルエーテルなどを、テトラ
アξンとしては、3.3’ ,4.4’ −テトラアミ
ノビフェニル、3.3’,4.4’ −テトラア短ノジ
フェニルメタン、3.3’,4.4’テトラアξノジフ
ェニルエーテル、3.3′4 4′−テトラアξノジフ
ェニルスルフォン、3.3’,4.4’−テトラアミノ
ジフェニルスルフィド、3.3’,4.4’ −テトラ
アミノベンゾフェノン、1,2,4.5−テトラアミノ
ベンゼン、1,4.5.8−テトラアミノアントラキノ
ン、2,4,5.6−テトラアミノピリごジン、1,4
,8.12−テトラアザシクロペンタデカン、1,4,
8.11−テトラアザシクロテ11 12 トラデカンなど、好ましくは3.3’,4.4’テトラ
アくノビフェニル、3.3’,4.4’テトラアミノジ
フェニルメタン、3.3’,4.4′−テトラアミノジ
フェニルエーテルなどを挙げることができる。
本発明に使用される重合体(II)は、例えば前記テト
ラカルボン酸二無水物と、前記トリアミンおよび/また
はテトラアξンを含むアミン化合物とを、有機溶媒中、
0〜150゜C、好ましくは0〜100゜Cで反応させ
て得られる。
なお、前記トリアミンおよびテトラアξンは、例えば全
アξン化合物の95モル%以下の割合で他のポリアミン
化合物を併用することもでき、例えばジアミン化合物、
具体的にはパラフェニレンジアξン、メタフェニレンジ
アξン、4,4′ジアミノジフェニルメタン、4,4′
−ジア稟ノジフェニルエタン、ベンジジン、4.4’ 
−ジアミノジフェニルスルフィド、4.4′−ジア稟ノ
ジフェニルスルホン、4.41−ジアミノジフェニルエ
ーテル、1,5−ジアミノナフタレン、3,3′−ジメ
チル−4,4′−ジア逅ノビフエニル、3 4′−ジア
ミノベンズアニリド、3.4′ジア柔ノジフェニルエー
テル、3.3′−ジアミノベンゾフェノン、3,4′−
ジアミノベンゾフェノン、4.4′−ジアミノベンゾフ
ェノン、2.2−ビス(4−(4−アミノフェノキシ)
フェニル〕プロパン、ビス(4− (4−アミノフェノ
キシ)フェニル〕へキサフルオロプロパン、ビス(4−
 (4−アξノフェノキシ)フェニル〕スルホン、1.
4−ビス(4−アくノフェノキシ)ベンゼン、1,3−
ビス(4−ア藁ノフェノキシ)ベンゼン、1.3−ビス
(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、9.9−ビス(4
−アミノフェニル)一10−ヒドローアントラセン、9
.9−ビス(4−ア旦ノフェニル)フルオレン、4.4
’メチレンービス(2−クロロアニリンL 2,2’5
,5′−テトラクロロ−4.4′−ジアミノビフェニル
、2.2′−ジクロロー4.4′−ジアξノ−5.5′
−ジメトキシビフエニル、3,3′一ジメトキシー4.
4′−ジアミノビフェニルな13 14 どの芳香族ジアミン;ジアミノテトラフヱニルチオフェ
ンなどのへテロ原子を有する芳香族ジアごンil,1’
−メタキシリレンジア旦ン、1.3プロパンジアミン、
テトラメチレンジアミン、ペンタメチレンジア5ン、ヘ
キサメチレンジアミン、ヘプタメチレンジアミン、オク
タメチレンジアミン、ノナメチレンジアごン、4,4′
−ジメチルへブタメチレンジアミン、1,4−ジア≧ノ
シクロヘキサン、イソホロンジア5ン、テトラヒド口ジ
シクロペンタジエニレンジアミン、ヘキサヒド口−4.
7−メタノインダニレンジメチレンジアミン、トリシク
ロ(6,2,1,O2・7〕ウンデシレンジメチルジア
ξンなどの脂肪族または脂環式ジアミン;および (式中、R7は炭化水素1〜12のメチル基、エチル基
、プロビル基などのアルキル基、シクロヘキシル基など
のシクロアルキル基、またはフェニl5 /またはテ1・ラアミンを含むアミン化合物との反応は
、両者を前記有機溶媒に溶解し、攪拌下で反応させる。
なお、有機溶媒の使用量は、通常、テトラカルボン酸二
無水物ならびにトリアξンおよび/またはテトラアごン
を含むアミン化合物の総量が、反応系中、通常、0.1
〜30重量%になる量である。
得られる重合体(II)の固有粘度〔ηinh 一(氾
、η,.L/C,C=0.5g/a、30゜C、N−メ
チル−2−ピロリドン中〕は、通常、0.05〜10d
/g、好ましくは0.05〜5dl./gである。
本発明の液晶配向剤は、通常、前記ア5ン化合物(1)
および垂合体(II)を、例えばO〜100″C1好ま
しくは0〜60゜Cの温度で混合することにより得られ
る。
かくて、アξン化合物(I)を、重合体(II)のカル
ボキシル基残基に結合させることもできる。
この際、アξン化合物(1)の使用割合は、重17 ル基などのアリール基、pは1〜3の整数、qは1〜2
0の整数を示す)などで表されるジアξノオルガノシロ
キサンを挙げることができる。
前記反応に用いられる有機溶媒としては、反応で生或す
る重合体を溶解させるものであれば特に制限はなく、例
えばN−メチル−2−ピロリドン、N,N−ジメチルア
セトアξド、N,N−ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、γ−プチロラクトン、テトラメチル尿素
、ヘキサメチルホスホルトリアミドなどの非プロトン系
極性溶媒、m−クレゾール、キシレノール、フェノール
、ハロゲン化フェノールなどのフェノール系溶媒を挙げ
ることができる。
重合体(II)の合戒に用いられるテトラカルボン酸二
無水物と、トリアξンおよび/またはテトラアξンを含
むアξン化合物との使用割合は、後者のアミノ基の全量
に対して、テトラカルボン酸二無水物の無水物基の全量
が0.2〜2当量、好ましくは0.  3〜1当量であ
る。
テトラカルボン酸二無水物とトリアlンおよび16 合体(II)中に存在するカルボキシル基の総量に対し
て、好ましくは0.01〜100モル%である。このア
ミン化合物(1)の使用割合によって、液晶配向剤に要
求される液晶のプレチルト角を調節することができる。
本発明の液晶配向剤は、アミン化合物(1)および重合
体(4■)を混合してなるが、通常、有機溶媒に溶解し
、通常、固形分濃度が0.1〜30重量%、好ましくは
0.5〜20重量%の溶液にして、液晶配向剤を調製す
る。これに用いる有機溶剤は、重合体(II)の合戒に
用いたと同じ有機溶媒を挙げることができる。
また、この場合の有機溶媒には、そのほか一般的有機溶
媒であるアルコール類、ケトン類、エステル類、エーテ
ル類、ハロゲン化炭化水素類、炭化水素類、例えばメチ
ルアルコール、エチルアルコール、イソプロビルアルコ
ール、シクロヘキサノール、エチレングリコール、プロ
ピレングリコール、1  4−ブタンジオール、トリエ
チレングリコール、エチレングリコールモノメチルエー
テ18 ル、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチル
ケトン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、
酢酸ブチル、シュウ酸ジェチル、マロン酸ジエチル、ジ
エチルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、
エチレングリコールエチルエーテル、エチレングリコー
ルーn−プロビルエーテル、エチレングリコールーi−
プロビルエーテル、エチレングリコール−n −フチル
エーテル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチ
レングリコールエチルエーテルアセテート、ジエチレン
グリコールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジ
クロルメタン、1.2−ジクロルエタン、■,4−ジク
ロルブタン、トリクロルエタン、クロルベンゼン、0−
ジクロルベンゼン、ヘ−t−+ン、ヘプタン、オクタン
、ベンゼン、トルエン、キシレンなどを、重合体(■)
を析出させない程度に混合することができる。
また、本発明の液晶配向剤は、他のボリアξツク酸やボ
リイξドを混合して使用してもよい。
これによっても、液晶配向剤に要求される液晶のプレチ
ルト角の値を調整することができる。
本発明の液晶配向剤を用いて得られる液晶表示素子は、
例えば次の方法によって製造することができる。
まず、基板上にパターン状の透明導電膜を設け、この基
板の透明導電膜側に、本発明の液晶配向剤をロールコー
ター法、スピンナー法、印刷法などで塗布し、80〜2
00゜C、好ましくは120〜200゜Cの温度で加熱
することにより塗膜を形威させる。
この塗膜の膜厚は、通常、o.ooi〜1μm、好まし
くは0.005〜0.5μmである。
形威された塗膜は、ナイロンなどの合或繊維からなる布
を巻きつけたロールでのラビングにより液晶配向処理が
施され、液晶配向膜となる。
なお、液晶配向剤の塗布に際しては、基板および透明導
電膜と塗膜との接着性をさらに良好にするために、基板
および透明導電膜上に、あらかじめシランカップリング
剤、チタンカップリング剤などを塗布することもできる
l9 20 また、液晶表示素子に用いられる基板としては、フロー
トガラス、ソーダガラスなどのガラスや可撓性のポリエ
チレンテレフタレート、ボリブチレンチレフタレートな
どのポリエステルフィルム、さらにはポリエーテルスル
ホン、ポリカーボネート、その他のプラスチックフィル
ムなどからなる透明基板を用いることができ、透明導電
膜としては、SnO.からなるNESA膜、InzOz
Sn○2からなるITO膜などを用いることができ、こ
れらの透明導電膜のパターニングには、フォト・エッチ
ング法や、あらかじめマスクを用いる方法が用いられる
液晶配向膜を形威した基板は、その2枚を液晶配向面に
対向させ、基板の間の周辺部をシール剤でシールし、液
晶を充填し、充填口を封止して液晶セルとし、その両面
に直交または逆平行に偏光板を圧着することにより液晶
表示素子とされる。
また、液晶としては、正の誘電異方性を持つ液晶であれ
ば特に限定されないが、ネマチック型液晶を形威させる
ものが好ましく、例えばシッフベース系液晶、アゾキシ
系液晶、ビフェニル系液晶、フェニルシクロヘキサン系
液晶、エステル系液晶、ターフェニル系液晶、ビフェニ
ルシク口ヘキサン系液晶、ピリミジン系液晶、ジオキサ
ン系液晶、ビシクロオクタン系液晶、キュバン系液晶な
どを挙げることができる。
さらに、これらの液晶に対して、コレスチルクロリド、
コレステリルノナエート、コレステリルカーボネートな
どのコレステリック液晶や商品名C−15、CB−15
(ブリティッシュドラックハウス社製)として販売され
ているようなカイラル剤などを添加して使用することも
できる。
また、p−デシロキシベンジリデン−p′−75ノー2
−メチルブチルシンナメートなどの強誘電性液晶も使用
することができる。
液晶セルの外側に使用される偏光板としては、ポリビニ
ルアルコールを延伸配向させながらヨウ素を吸収させた
H膜と呼ばれる偏光膜を酢酸セルロース保護膜で挟んだ
偏光板またはH膜そのものからなる偏光板などを挙げる
ことができる。
21 22 〔実施例〕 以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
なお、実施例中のおけるプレチルト角の測定は、(T.
 J. Schffer, et. al., J. 
Appl.Phys.+ 48+1783 (1977
), F. Nakano, et. al., JP
N, J. Appl.Phys.,ユ9  2013
 (1980) )に記載の方法に準拠し、He−Ne
レーザー光を用いる結晶回転法により行った。
合威例1 21.  4g (0.  1モル)の3.3’,4.
4’テトラアミノビフェニルと22.4g (0.1モ
ル)の2.3.5−1−リカルボキシシクロペンチル酢
酸二無水物を394gのN−メチル−2一ピロリドンに
溶解させ、20”Cで5時間反応させた。反応液を大過
剰のメタノール中に注ぎ、反応生戒物を沈澱させたのち
、メタノールで洗浄し、さらに1mmHgの減圧下、4
0゜Cで20時間乾燥して、重合体を得た。
以上のようにして得られた重合体の固有粘度をN−メチ
ル−2−ピロリドン中で測定したところ、1.05d1
/gであった。
合或例2 23. 0g (0.  1モル)の3. 3’ , 
4. 4’テトラアミノジフエニルエーテルと22.4
g(0.1モル)の2.3.5−}リカルボキシシクロ
ペンチル酢酸二無水物を、409gのN−メチル−2−
ピロリドン中で20″Cで5時間反応させ、合威例1と
同様に沈澱させ洗浄し乾燥して固有粘度1.54dl/
Hの重合体を得た。
合或例3 12.9g (0.06モル)の3. 3’, 4.4
′−テトラアミノビフェニルと8.01g(0.04モ
ル)の4.4′−ジアミノジフェニルエーテルと22.
  4g (0.  1モル)の2.3.5−トリカル
ボキシシクロベンチル酢酸二無水物を、390gのN−
メチル−2−ピロリドン中で20゜Cで5時間反応させ
、合或例1と同様に沈澱させ、洗浄し乾燥して固有粘度
1.83a/gの23 24 重合体を得た。
合成例4 21. 4g (0.  1モル)の3. 3’, 4
. 4’テトラア藁ノビフェニルと13.4g (0.06モル)の2.3.5−トリをルポキシシクロ
ペンチル酢酸二無水物と8.72g(0.04モル)の
ピロメリット酸二無水物を、392gのN−メチル−2
−ビロリドン中で5゜Cで5時間反応させ、合戒例1と
同様に沈澱させ、洗浄し乾燥して固有粘度l.41a/
gの重合体を得た。
合戒例5 17.1g (0.08モル)の3. 3’, 4.4
′−テトラア5ノビフェニルと2.46g(0.02モ
ル)の1.2.4−}リアミノベンゼンと、22.4g
 (0.1モル)の2.3.5トリ力ルポキシシクロペ
ンチル酢酸二無水物を、378gのN−メチル−2−ピ
ロリドン中で20“Cで5時間反応させ、合威例1と同
様に沈澱させ、洗浄し乾燥して固有粘度1.39a/g
の重合体を得た。
実施例1 合戒例1で得られた重合体21.9g (0.05モル)を、579gのN−メチル−2ビロリ
ドンに溶解させたのち、0.74g(0.001モル)
のバーフルオロノニルアミドプロピルトリメチルアンモ
ニウムアイオダイドを添加し、20゜Cで40時間混合
したのち、固形分濃度を4重量%に調整した。
この溶液を孔径1μmのフィルターで濾過し、液晶配向
剤を調製した。
この液晶配向剤を、ITO膜からなる透明電極付きガラ
ス基板上の透明電極面に、スピナーを用い回転数3.0
0Orpmで3分間塗布し、l80″Cで1時間乾燥し
、乾燥膜厚0.05μmの塗膜を形威した。
形威した塗膜に、ナイロン製の布を巻きつけたロールヲ
有スるラビングマシーンにより、ロールの回転数50O
rpm、ステージ移動速度1cm/秒でラビング処理を
行った。
9 ら 26 次に、一対のラビング処理された基板の液晶配向膜を有
する側のそれぞれの外縁に、直径17μmの酸化アルξ
ニウム球入りエポキシ樹脂接着剤をスクリーン印刷塗布
したのち、一対の基板を上下にラビング方向が逆平行に
なるように重ね合わせて圧着し接着剤を硬化させた。
次に、液晶注入口より基板間にネマチック型液晶(メル
ク社製、ZLI−1132)を充填したのち、エポキシ
系接着剤で液晶注入口を封止し、得られた素子の外側の
両面に偏光板を、偏光板の偏光方向がそれぞれの基板に
塗布した液晶配向膜のラビング方向と一致するように貼
り合わせ、液晶表示素子を作製した。
得られた液晶表示素子の液晶配同性は良好であり、プレ
チルト角を測定したところ、9,5゜であった。
実施例2〜13 第1表に示す重合体およびアミン化合物を用いて、実施
例1と同様に実施例2〜13の液晶配向剤を調製した。
得られた各液晶配向剤を用い、液晶を第2表に示す液晶
に変えた以外は、実施例1と同様にして液晶表示素子を
作製した。作製した液晶表示素子の液晶配同性およびプ
レチルト角を第2表に示す。
27 28 第l表(続き) 第2表 比較例1 3.3’,4.4’ −テトラアミノビフエニル21.
4g (0.10モル)および2, 3. 5トリカル
ボキシシクロペンチル酢酸二無水物29 30 −210− 22.’4g (0.10モル)を用い、N−メチル2
−ピロリドン中で60゜Cで4時間反応させ、合或例1
と同様に沈澱させ、洗浄し、乾燥して重合体を得た。
得られた重合体の固有粘度を、30゜C, N, Nジ
メチルアセトアミド中で測定したところ、1.41a/
gであった。得られた重合体を用い、実施例1と同様に
して液晶表示素子を作製し、実施例lと同様にして評価
したところ、プレチルト角は2.  4’であった。
〔発明の効果〕
本発明の液晶配向剤は、液晶配向性が良好でプレチルト
角が大きく、特にSBE表示素子用として好適な液晶配
向膜が得られる。
また、本発明の液晶配向剤を用いて形威した液晶配向膜
を有する液晶表示素子は、使用する液晶を選択すること
により、TN型表示素子あるいは強誘電表示素子にも好
適に使用することができる。
さらに、本発明の液晶配向剤を用いて形威した液晶配向
膜を有する液晶表示素子は、液晶の配向性および信頼性
に優れ、種々の装置に有効に使用でき、例えば卓上計算
機、腕時計、置時計、係数表示板、ワードプロセッサー
、パーソナルコンピューター、液晶テレビなどの表示装
置に用いられる。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記一般式( I )で表されるアミン化合物、下
    記一般式(II)で表される構造単位を有する重合体およ
    び有機溶媒を混合してなる液晶配向剤。 R^1−(R^2)_a−R^3−N^+−(R^4)
    _3X^−・・・・・( I ) (式中、R^1は炭素数1〜25のハロゲン化アルキル
    基、R^2は−CONH−または−SO_2NH−で表
    される基、R^3は2価の有機基、R^4は水素原子、
    炭素数1〜3のアルキル基または炭素数1〜3のハロゲ
    ン化アルキル基、Xはハロゲン原子、水酸基またはCl
    O_4^−で表される基、aは0または1の整数を示す
    。) ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・(II) (式中、R^5は4価の有機基、R^6は3価または4
    価の有機基、bは1〜2の数を示す。)
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009258672A (ja) * 2008-03-27 2009-11-05 Jsr Corp 液晶配向剤および液晶表示素子

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