JPS63226625A - 液晶表示素子 - Google Patents

液晶表示素子

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JPS63226625A
JPS63226625A JP6002387A JP6002387A JPS63226625A JP S63226625 A JPS63226625 A JP S63226625A JP 6002387 A JP6002387 A JP 6002387A JP 6002387 A JP6002387 A JP 6002387A JP S63226625 A JPS63226625 A JP S63226625A
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JP
Japan
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polyamide
film
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crystal display
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Application number
JP6002387A
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English (en)
Inventor
Yasuo Matsuki
安生 松木
Fumitaka Takinishi
滝西 文貴
Hiroharu Ikeda
池田 弘治
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JSR Corp
Original Assignee
Japan Synthetic Rubber Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、液晶表示素子に関し、さらに詳細には特定の
液晶配向膜を有する液晶表示素子に関する。
〔従来の技術〕
従来、正の誘電異方性を有するネマチック液晶を液晶配
向膜を塗布した透明電極でサンドインチし、液晶分子長
軸が上下の基板間で90度連続的に槻じれるようにした
TN配列セルを有する表示素子(TN型表示素子)が知
られている。このような液晶の配向状態は、透明電極上
に塗布されたポリイミドなどからなる液晶配向膜を合成
繊維製からなる布を巻きつけたロールなどで一方向にラ
ビングし、上下の基板上の配向膜をラビング方向がお互
いに直交した状態となるように組み込むことにより発現
させることができる。
しかし、このTN型表示素子は、コントラストおよび視
角依存性に問題があり、最近、コントラストおよび視角
依存性の向上した液晶表示素子としてS B E (S
uper twstted Birefrengenc
y Effect)表示素子が知られるようになった。
この表示素子は、液晶としてネマチック型液晶に光学活
性物質をブレンドしたものを用い、液晶分子長軸を上下
の基板間で180度以上に連続的に捻ることにより生じ
る複屈折効果を利用した表示モードである。
従来、この表示素子は、液晶を配向させるために二酸化
ケイ素を斜方蒸着した基板を用いることにより作製され
ているが、この方法は表示の再現性および製造コストの
面から問題がある。
また、前記したようなポリイミドを液晶配向膜として用
いて、このSBE表示素子を作製した場合、配向した分
子長軸と配向膜とのプレチルト角が小さいために、18
0度以上液晶を捻ることができず、目的とする表示機能
を発現しにくい問題点を有している。
本発明は、かかる従来の技術的課題を背景になされたも
ので、プレチルト角の大きい液晶表示素子、特にSBE
表示素子として有用な液晶表示素子を提供することを目
的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
すなわち、本発明は、液晶配向膜を有する液晶表示素子
において、液晶配向膜が下記一般式(I)で表される繰
り返し構造単位を有するポリアミドあるいは該ポリアミ
ドから得られるポリイミドを250℃を超える温度で熱
処理して変性した塗膜よりなることを特徴とする液晶表
示素子を提供するものである。
(式中、Rは4価の脂肪族基または脂環族基、R1は2
価の有機基、R2およびR3は同一または異なってもよ
く、水素原子または炭素数1〜5のアルキル基を表す。
) 本発明で用いるポリアミドは、例えば脂肪族または脂環
族テトラカルボン酸類とジアミンとを反応させることに
より得られる。
なお、本発明において、テトラカルボン酸類とは、テト
ラカルボン酸、テトラカルボン酸−無水物、テトラカル
ボン酸二無水物、テトラカルボン酸モノアルキルエステ
ル、テトラカルボン酸ジアルキルエステル、テトラカル
ボン酸トリアルキルエステル、およびテトラカルボン酸
テトラアルキルエステルを表すものである。
かかるテトラカルボン酸類としては、ブタンテトラカル
ボン酸類、1,2,3.4−シクロブタンテトラカルボ
ン酸類、1.2.3.4−シクロペンクンテトラカルボ
ン酸類、2.3.5−トIJカルボキシシクロペンチル
酢酸類、3,5.6−ドリカルポキシーノルボルナンー
2−酢酸類、5−(2,5−ジオキソテトラヒドロフリ
ル)−3−メチル−シクロヘキセンジカルボン酸類、ビ
シクロ(2,2,2)−オクト−7−ニンーテトラカル
ボン酸類、1.2,3.4−フランテトラカルボン酸類
、3.3’、4.4’−パーフルオロイソプロピリデン
テトラカルボン酸類などの脂肪族または脂環族テトラカ
ルボン酸を挙げることができる。これらのテトラカルボ
ン酸類のうち、特に好ましいものとしては、2.3.5
−)リカルボキシシクロペンチル酢酸類、1.2,3.
4−シクロペンテンテトラカルボン酸類などを挙げるこ
とができる。
また、本発明においては、前記テトラカルボン酸のほか
に、4,4′−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ
)ジフェニルスルフィド類、4゜4′−ビス(3,4−
ジカルボキシフェノキシ)ジフェニルスルホン類、4.
4’−ビス(3,4−ジカルボキシフェノキシ)ジフェ
ニルプロパン類、3.3’、4.4’−パーフルオロイ
ソプロピリデンテトラカルボン酸類、3.3’、4.4
’−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸類、ヒス(フ
タル酸)フェニルホスフィンオキサイド類、p−フェニ
レン−ビス−(トリフェニルフタル酸)類、m−フェニ
レン−ビス−(トリフェニルフタル酸) 類、ビス(ト
リフェニルフタル酸)−4゜4′−ジフェニルエーテル
類、ビス(トリフェニルフタル酸)−4,4’−ジフェ
ニルメタン類、ピロメリット酸類、3.3’、4.4’
−ベンゾフヱノンテトラカルボン酸類、3.3’、4.
4’−ビフエニルスルホンテトラカルボン酸I!、1゜
4.5.8−ナフタレンテトラカルボン酸類、2゜3,
6.7−ナフタレンテトラカルボン酸類、3゜3’、4
.4’−ビフェニルエーテルテトラカルボン酸類、3.
3’、4.4’−ジメチルジフェニルシランテトラカル
ポン酸類、3.3’、4゜4′−テトラフェニルシラン
テトラカルボン酸類などの芳香族テトラカルボン酸類を
併用することができる。これらの芳香族テトラカルボン
酸類の混合割合は、前記脂肪族または脂環族テトラカル
ボン酸頻に対して、20〜50モル%である。
また、前記テトラカルボン酸類と反応させる一般的なジ
アミンとしては、一般式; Hz N  R’−NHzで示される化合物(R’ は
、2価の芳香族基、脂肪族基、脂環族基、オルガノシロ
キサン基などの有機基を示す)を挙げることができる。
前記ジアミンの具体例としては、パラフェニレンジアミ
ン、メタフェニレンジアミン、4.4′−ジアミノジフ
ェニルメタン、4.4’−ジアミノジフェニルエタン、
ベンジジン%4.4’ −’/’アミノジフェニルスル
フィド、4.4’−ジアミノジフェニルスルホン、4.
4′−ジアミノジフェニルエーテル、1.5−ジアミノ
ナフタレン、3.3′−ジメチル−4,4′−ジアミノ
ビフェニル、3.4′−ジアミノベンズアニリド、3゜
4′−ジアミノジフェニルエーテル、3.3’−ジアミ
ノベンゾフェノン、3,4′−ジアミノベンゾフェノン
、4.4’−ジアミノベンゾフェノン、2.2−ビス(
4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕プロパン、ビ
ス(4−(4−アミノフェノキシ)フェニル〕スルホン
、■、4−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1
,3−ビス(4−アミノフェノキシ)ベンゼン、1.3
−ビス(3−アミノフェノキシ)ベンゼン、9.9−ビ
ス(4−アミノフェニル)−10−ヒドロ−アンスラセ
ン、9.9−ビス(4−アミノフェニル)フルオレン、
4.4′−メチレン−ビス(2−クロロアニリン)、2
.2’、5.5’−テトラクロロ−4,4′−ジアミノ
ビフェニル、2゜2′−ジクロロ−4,4−ジアミノ)
−5,5’−ジメトキシビフェニル、3.3′−ジメト
キシ−4,4’−ジアミノビフェニルなどの芳香族ジア
ミン、1.1’−メタキシリレンジアミン、1゜3−プ
ロパンジアミン、テトラメチレンジアミン、ペンタメチ
レンジナミン、ヘキサメチレンジアミン、ヘプタメチレ
ンジアミン、オクタメチレンジアミン、ノナメチレンジ
アミン、4,4′−ジメチルへブタメチレンジアミン1
.1.4−ジアミノシクロヘキサン、イソホロンジアミ
ン、テトラヒドロジシクロペンタジエニレンジアミン、
ヘキサヒトロー4.7−メタノインダニレンシメチレン
ジアミン、トリシクロ(6,2,1,0”・)〕−ウン
デシレンジメチルジアミンなどの脂肪族または脂環族ジ
アミン、および などで示されるジアミノオルガノシロキサンを挙げるこ
とができる。
これらのテトラカルボン酸類、およびジアミンは、それ
ぞれ1種単独でも、2種以上を組み合わせても使用する
ことができる。
本発明のポリ、アミドは、従来から知られた方法により
溶媒中で前記のテトラカルボン酸類とジアミンとを反応
させることにより得られる。
このポリアミドの製造にに用いることのできる有機溶媒
としては、前記ポリアミドを溶解させるものであれば特
に制限はなく、例えばN−メチル−2−ピロリドン、N
、N−ジメチルアセトアミド、N、N−ジメチルホルム
アミド、ジメチルスルホキシド、T−ブチロラクトン、
テトラメチル尿素、ヘキサメチルホスホルトリアミドな
どの非プロトン系極性溶媒、m−クレゾール、キシレノ
ール、フェノール、ハロゲン化フェノールなどのフェノ
ール系溶媒を挙げることができる。
ポリアミドを合成する際の反応温度は、例えばテトラカ
ルボン酸および核酸のモノアルキルエステル、ジアルキ
ルエステル、トリアルキルエステル、テトラアルキルエ
ステル、および−無水物を原料とする場合には、ジアミ
ンとの縮合を行わせるために、通常、50〜250℃、
好ましくは70〜230℃である。
また、テトラカルボン酸二無水物を原料とする場合には
ジアミンとは付加重合するので、必ずしも高温で反応さ
せる必要はな(、通常は0〜100℃で反応を行えばよ
い。
本発明に用いられるポリアミドは、前記の合成段階で一
部、または全部が脱水閉環してイミド化していてもよく
、また合成後に化学的または熱的に一部をイミド化させ
たものであってもよい。
本発明に用いられるポリアミドの固有粘度Cηinb 
==6n (77rst /c) 、c=0. 5g/
d、30℃、ジメチルホルムアミド中〕は、通常、0.
05〜10j/g、好ましくは0.05〜5dl/gで
ある。
本発明に使用されるポリアミドの最も好ましい例は、下
記一般式(n)もしくは(III)で表される繰り返し
構造単位を有するポリアミドである。
(式中、R1、RZおよびR3は、前記に同じ、)特に
、前記一般式(n)または(I[[)で表される構造単
位のいずれかが、好ましくは50重量%以上、特に好ま
しくは75重量%以上有するポリアミドが好適である。
なお、前記一般式(n)および(I[[)で表される繰
り返し構造単位を有する本発明に好ましく用いられるボ
リア−ミドは、例えば2.3.5−)リカルボキシシク
ロペンチル酢酸類、および必要に応じて2. 3. 5
−1−リカルボキシシクロペンチル酢酸類以外のテトラ
カルボン酸類とジアミンとの反応から製造することがで
きる。
本発明に用いられるポリアミドは、有機溶媒に溶けやす
く、かつ溶液状態でも非常に安定で、長期の保存に対し
ても白濁したり、粘度が変化する現象がみられない。
かかるポリアミドを溶解する有機溶媒としては、前記ポ
リアミドの製造に用いる溶媒と同様の有機溶媒を挙げる
ことができる。
なお、この場合の有機溶媒には、その他一般的有機溶媒
であるアルコール類、ケトン類、エステル類、エーテル
類、ハロゲン化炭化水素類、炭化水素類、例えばメチル
アルコール、エチルアルコール、イソプロピルアルコー
ル、シクロヘキサノール、エチレングリコール、プロピ
レングリコール、1.4−ブタジジオール、トリエチレ
ングリコール、エチレングリコールモノメチルエーテル
、アセトン、メチルエチルケトン、メチルイソブチルケ
トン、シクロヘキサノン、酢酸メチル、酢酸エチル、酢
酸ブチル、シュウ酸ジエチル、マロン酸ジエチル、ジエ
チルエーテル、エチレングリコールメチルエーテル、エ
チレングリコールエチルエーテル、エチレングリコール
−n−プロピルエーテル、エチレングリコール−1−プ
ロピルエーテル、エチレングリコール−n−ブチルエー
テル、エチレングリコールジメチルエーテル、エチレン
グリコールエチルエーテルアセテート、ジエチレングリ
コールジメチルエーテル、テトラヒドロフラン、ジクロ
ルメタン、1.2−ジクロルエタン、1.4−ジクロル
ブタン、トリクロルエタン、クロルベンゼン、O−ジク
ロルベンゼン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、ベンゼ
ン、トルエン、キシレンなどを、該ポリアミド樹脂を析
出させない程度に混合することができる。
本発明において、ポリアミド溶液を調製するに際しては
、通常、前記ポリアミドを溶媒に溶解し、固形分濃度0
.1〜30重量%、好ましくは0.5〜15重量%の溶
液に調製する。
このとき、前記ポリアミドの5重量%溶液の溶液粘度は
、通常、10〜100cpsである。
本発明の液晶表示素子は、例えば次の方法によって製造
することができる。
まず、透明電極を存する基板の電極配線部以外に、前記
ポリアミドの溶液をロールコータ−法、スピンナー法、
印刷法などで塗布し、塗膜を形成させ、この塗膜を25
0を超える温度から、通常、ポリアミドまたはポリイミ
ドの分解温度である400℃以下、好ましくは290〜
350℃で、処理時間を、通常、0.1〜2時間、好ま
しくは0.5〜1時間で熱処理することによって変性さ
せ、液晶配向膜となす。
かくて、本発明において、液晶配向膜は、加熱によるイ
ミド化反応が進行するとともに、一般式N)中のR,C
0OR” 、C0OR’が分解または架橋することによ
り、従来のポリイミド膜あるいはポリアミド膜とは異な
る性質を有し、プレチルト角の大きい液晶配向膜になる
ものと推定される。この事実は、例えば赤外吸収スペク
トルより、ポリアミドのアミド結合部分およびカルボン
酸部分に起因する1、  600〜1. 800cm−
’の吸収の変化によって確認することができる。
前記熱処理温度が250℃以下では、前記したような塗
膜の変性効果が見られず、一方400℃を超えるとポリ
アミドの熱分解が著しく進行し、塗膜に着色を生じ、液
晶配向膜として使用できなくなる。
この塗膜の厚さは、通常、o、oi〜1μm、好ましく
は0.01〜0.5μmである。
なお、本発明においては、必要に応じて基板と液晶配向
膜との接着性をさらに良好にするために、基板上にあら
かじめアミノ基含有シラン化合物、チタネート化合物な
どを塗布し、基板と液晶配向膜との接着性を高めること
もできる。
また、本発明の液晶表示素子に用いられる基板としては
、フロートガラス、ソーダガラスや可撓性のポリエチレ
ンテレフタレート、ボリプチレンチレフタレートなどの
ポリエステルフィルム、さらにはポリエーテルスルホン
、ポリカーボネート、その他のプラスチックフィルムな
どからなる透明基板を用いることができ、透明電極(電
極)としては、SnO,からなるNESA膜、)n、Q
、。
−3nO□からなるITO膜を用いることができ、これ
らの電極のパターニングには、フォト・エツチング法や
、あらかじめマスクを用いる方法が用いられる。
本発明において、かくして得られた液晶配向膜は、ナイ
ロンなどの合成繊維製からなる布を巻きつけたロールで
ラビングを行い、液晶配向処理が施される。
次いで、上述の処理をされた基板と、基板上に液晶配向
膜を有する対極基板電極側の基板とを間隙を有するよう
に周辺部をシール剤でシールし、2枚の基板間に液晶を
充填し、封入口封止剤で封止して液晶表示セルとし、そ
の両面に直交した偏光板を圧着することにより液晶表示
素子とする。
前記シール剤としては、例えばフィラー、硬化剤および
スペーサーとしての酸化アルミニウム球を含有したエポ
キシ樹脂組成物などを用いることができる。
また、液晶表示素子に用いる液晶゛としては、正の誘電
異方性を持つ液晶であれば特に限定されないが、ネマチ
ック液晶を形成させるものが好ましい。
例えば、シッフベース系液晶、アゾキシ系液晶、ビフェ
ニル系液晶、フェニルシクロヘキサン系液晶、エステル
系液晶、ターフェニル系液晶、ビフェニルシクロヘキサ
ン系液晶、ピリミジン系液晶、ジオキサン系液晶、ビシ
クロオクタン系液晶、キュパン系液晶などのネマチック
液晶を挙げることができる。これらの液晶は、通常、混
合物として使用されるが、単独で使用してもよい。
さらに、これらの液晶に対して、コレスチルクロリド、
コレステリルノナエート、コレステリルカーボネートな
どのコレステリック液晶や商品名C−15、CB−15
(英国、ブリティッシュドラックハウス社製)として販
売されているようなカイラル剤などを添加して使用する
こともできる。
また、DOBAMBCなどの強誘電性液晶も使用するこ
とができる。
液晶封入口封止剤としては、有機系封止剤と無機系封止
剤とがあり、特に有機系封止剤が低温で操作できるので
好ましい。
基板の外側(液晶セルの外側)に使用される偏光板とし
ては、ポリビニルアルコールを延伸配向させながらヨウ
素を吸収させたH膜と呼ばれる偏光膜を挟んだ酢酸セル
ロース保護膜からなる偏光板またはH膜そのものからな
る偏光板などを挙げることができる。
本発明の液晶表示素子は、使用する液晶を選択すること
により、SBE表示、TN型表示、あるいは強誘電液晶
表示のいずれの表示にも使用することができるが、特に
SBE表示に好適に使用することかできる。
特に、本発明の液晶表示素子は、優れた配向性と、信顛
性を有し、直線偏光板、円偏光板などの偏光子、あるい
は反射板とを組み合わせることにより、種々の装置に有
効に使用でき、例えば電子式卓上計算機、腕時計、置時
計、係数表示板、ワードプロセッサー、パーソナルコン
ピューター、液晶テレビなどの表示装置に用いられる。
〔実施例〕
以下、実施例を挙げ本発明をさらに具体的に説明するが
、本発明はこれらの実施例に制限されるものではない。
参考例1 p−フェニレンジアミン11.90g (0,11モル
)を、N−メチルピロリドン(NMP)329gに溶解
し、かきまぜながら2.3.5−トリカルボキシシクロ
ペンチル酢酸二無水物24.67g(0,11モル)を
加え、室温で3時間反応させてポリアト溶液を得た。得
られたポリアミドのη五y+h  (0,5g/a、3
0℃、ジメチルホルムアミド このポリアミドをNMPで希釈して5重量%溶液に調製
した。このポリアミド溶液の溶液粘度は、39cps(
25℃)であった。
参考例2 4、4′−ジアミノジフェニルエーテル18.00g 
(0.0899モル)、2.3.5−)リヵルボキシシ
クロペンチル酢酸二無水物20.15g(0.0899
モル)、およびNMP343gを用い、参考例1と同様
に反応を行い、ηl,,k(o.5g/dl,30℃、
ジメチルホルムアミド中)が、0、63dl/gのポリ
アミドを得た。
このポリアミドをNMPで希釈して5重量%溶液に調製
した.この溶液の溶液粘度は、42cps(25℃)で
あった。
参考例3 4、4′−ジアミノジフェニルメタン17.80g (
0.0899モル)、および2.3.5−トリカルボキ
シシクロペンチル酢酸二無水物20、15g (0.0
899モル) に、γーブチロラクトン342gを加え
、0℃で3時間反応させて、η轟fih  (0.5g
/a、30℃、ジメチルホルムアミド中)が、0.78
aj/gのポリアミドを得た。このポリアミドをγーブ
チロラクトンで希釈して5重量%溶液に調製した。この
ポリアミド溶液の溶液粘度は、60cps  (25℃
)であった。
参考例4 1、4−ビスアミノメチルヘキサン2.84g(0.0
20モル) 、2.3.5−)リカルボキシシクロペン
チル酢酸二無水物4.48g(0.020モル)、およ
びNMP29.3gを用い、参考例1と同様に反応を行
い、ηi7ゎ(0.  5 g/d1、30℃、ジメチ
ルホルムアミド中)が、0.53d1/gのポリアミド
を得た。
このポリアミドをNMPで希釈して5重量%溶液に調製
した。このポリアミド溶液の溶液粘度は、41cps(
25℃)であった。
参考例5 4、4′−ジアミノジフェニルエーテル4.00g (
0,020モル)、シクロペンタンテトラカルボン酸二
無水物4.20g (0,020モル)、およびNMP
73.8gを用い、参考例1と同様に反応を行い、ηi
、、h  (0,5g/aj、30℃、ジメチルホルム
アミド中)が、0.38aj/gのポリアミドを得た。
このポリアミドをNMPで希釈して5重量%溶液に調製
した。このポリアミド溶液の溶液粘度は、38cps 
 (25℃)であった。
参考例6 p−フェニレンジアミン2.16g (0,020モル
)、無水ピロメリット酸4.36g (0,020モル
)、およびNMP58.7gを用い、参考例1と同様に
反応を行い、ηink  (0,5g/dI、30℃、
ジメチルホルムアミド中)が、0.694i/gのポリ
アミドを得た。
このポリアミドをNMPで希釈して5重量%溶液に調製
した。このポリアミド溶液の溶液粘度は、48cps 
(25℃)であった。
実施例1〜8、比較例1〜9 前記各参考例で得られたポリアト溶液を、それぞれ孔径
0.22μmのメンブランフィルタ−で濾過し、不溶分
を除去した。
このポリアミド溶液を、ITOからなる透明電極付きガ
ラス基板上の透明電極面に、スピンナーを用い回転数5
.00Orpmで塗布し、乾燥した後の基板を所定温度
で所定時間、熱処理した。
熱処理後の基板上の熱処理膜を、ナイロン製の布を巻き
つけたロールを有するラビングマシーンにより、ロール
の回転数50Orpm、ステージ移動速度ICII/秒
でラビング処理を行った。
次いで、基板上に直径17μmのスペーサー入り接着剤
(三井東圧化学側製、ストラクトボンドXN−5A)を
スクリーン印刷したのち、上下基板をラビング方向が逆
平行になるように圧着した。
次に、所定のTN液晶を注入したのち、注入口を封止し
て液晶表示素子を作製した。
作製した液晶表示素子は、文献(T、 J、 5che
ffer。
et、 al、、 J、 Appl、 Phys、、 
48.1783 (1977)。
F、 Nakano、 et、 al、、 JPN、 
J、 Appl、 Phys、、ユ扛2013 (19
80) )記載の方法に従い、レーザー光(He−Ne
)を用いる結晶回転法により、プレチルト角を測定した
。結果を第1表に示す。
また、実施例1および比較例5で熱処理した後のポリア
ミド塗膜の赤外吸収スペクトルを、第1図および第2図
に示す。
(以下余白) *)a;米国メルク社製、ZLI−1565b;米国メ
ルク社製、ZLI−2293〔発明の効果〕 本発明の液晶表示素子は、基板および(または)透明電
極のパターン上に、特定のポリアミド溶液を塗布し、特
定の温度で熱処理することにより得られる液晶配向膜を
有するものであり、プレチルト角が大きく、特にSBE
表示素子として有用である。
【図面の簡単な説明】
第1〜2図は熱処理した後のポリアミド塗膜の赤外吸収
スペクトルであり、第1図は実施例1におけるポリアミ
ド塗膜の赤外吸収スペクトル、第2図は比較例5におけ
るポリアミド塗膜の赤外吸収スペクトルである。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)液晶配向膜を有する液晶表示素子において、液晶
    配向膜が下記一般式( I )で表される繰り返し構造単
    位を有するポリアミドあるいは該ポリアミドから得られ
    るポリイミドを250℃を超える温度で熱処理して変性
    した塗膜よりなることを特徴とする液晶表示素子。 ▲数式、化学式、表等があります▼・・・・・( I ) (式中、Rは4価の脂肪族基または脂環族基、R^1は
    2価の有機基、R^2およびR^3は同一または異なっ
    てもよく、水素原子または炭素数1〜5のアルキル基を
    表す。)
  2. (2)熱処理温度が290〜350℃である特許請求の
    範囲第1項記載の液晶表示素子。
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