JPH03103474A - 楽器・聴視機器用樹脂組成物及び楽器・聴視機器の脚台 - Google Patents

楽器・聴視機器用樹脂組成物及び楽器・聴視機器の脚台

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JPH03103474A
JPH03103474A JP1263657A JP26365789A JPH03103474A JP H03103474 A JPH03103474 A JP H03103474A JP 1263657 A JP1263657 A JP 1263657A JP 26365789 A JP26365789 A JP 26365789A JP H03103474 A JPH03103474 A JP H03103474A
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JP
Japan
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weight
filler
reinforcing fibers
musical instruments
audio
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Application number
JP1263657A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Omura
浩 大村
Katsuhiro Yamada
勝弘 山田
Tetsuto Kawaguchi
河口 哲人
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Nippon Steel Chemical and Materials Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、楽器・聴視機器用樹脂組成物及び楽器・聴視
機器の脚台に係り、成形が容易でかつ優れた音質特性を
発揮し得るものであり、楽器・聴視機器部材の成形材料
として特に有用な楽器・聴視機器用樹脂組成物並びに此
れを成型して得られる脚台に関するものである。
〔従来の技術〕
近年、ピアノ、エレクトーン、キーボードシンセサイザ
ー、木琴、ティンパニー ドラムあるいは大型の弦楽器
等の楽器、ビデオ・デッキ、レーザーディスクプレーヤ
ーあるいはCDプレーヤー等の聴視(Audio−Vi
sual)機器が一般に普及している。ところで、例え
ば最近の新聞(平成1年7月5日付朝日夕刊)等にも見
られるように、ピアノやチェロの脚台に特殊な材料を用
いることにより、高周波の雑音を抑えて楽器の音質向上
を図る試みがなされている。
一方、聴視機器においても最近CDプレーヤー等のよう
に音源のデジタル化が進み、聴視機器の音質向上の追求
が注目されており、その中でも聴視機器の振動対策はか
なり検討されている。一例を上げると、前記の聴視機器
には従来から機器の底部の四隅に円盤状の形状を有する
インシュレーターと称する「脚台」が用いられているも
のが多い。このようなインシュレーターは、従来、機器
のデザインを良くするためのアクセサリーとして用いら
れ、高衝撃値ポリスチレン樹脂やアクリロニトルーブタ
ジエンースチレン樹脂等の戒形品であり、美観をもたせ
るためにホットスタンプや塗装したものが多かった。し
かしながら、最近における前記のような音質向上の要望
に鑑み、その材質を見直す機運が高まっており、現在採
用されてい・る素材としては、セラミックス、鋳鉄、無
酸素銅、特殊合金、木材、ガラス、防振ゴム、フエルト
、さらには金属粉を熱可塑性樹脂に混合した高比重材料
等が用いられている。このような材料は前記インシュレ
ー夕材に限らず、一般に楽器・聴視機器の振動対策材と
して広く使用し得ることは言うまでもない。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、セラミックスは比剛性が高く、音質向上
の上で高い評価を得ているが、非常に高価であり、また
加工も極めて難しい。また、金属系め材料も加工が難し
く、しかも錆びるという欠点を有している。同様に射出
成形用高比重材料も錆びるという欠点を有している。ま
た木材は、加工性と吸湿による音質低下が問題となって
いる。
また、防振ゴムは振動吸収性は良いものの比剛性が小さ
いため、音質向上はあまり望めない。
従って、本発明の目的は、錆びることがなく、また射出
成形によって容易に成形品が得られ、しかも比剛性が高
く、聴覚上音質の良好な向上が期待される楽器・聴視機
器用樹脂組成物並びに此れを成形して得られる脚台を提
供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
即ち、本発明は、前記目的を達成するためになされたも
のであって、その要旨とするところは、フィラーが強化
繊維及び/又は無機粒子体より構成され、残りが主とし
て熱可塑性樹脂からなり、かつ得られる組成物の比剛性
が100,000(kg/cnr )/(g/ ad 
)以上である楽器・聴視機器用樹脂組成物であり、また
、強化繊維として炭素繊維が10〜60重量%でその他
の強化繊維及び/又は無機粉粒体が20〜70重量%で
あって、総フィラー量30〜80重量%である楽器・聴
視機器用樹脂組成物であり、また、無機粉粒体としてマ
イカが30〜70重量%でその他の強化繊維及び/又は
無機粉粒体が10〜50重量%であって、総フィラー量
が40〜80重量%である楽器・聴視機器用樹脂組成物
であり、また、フィラーが強化繊維及び/又は無機粉粒
体より構成され、残りが主として熱可塑性樹脂からなる
組成物より成形され、その比剛性が1 0 0 ,  
0 0 0 (kg/crl)/(g/car)以上で
ある楽器・聴視機器の脚台であり、また、強化繊維とし
て炭素繊維が10〜60重量%でその他の強化繊維及び
/又は無機粉粒体が20〜80重量%であって、総フィ
ラー量が30〜80重量%である楽器・聴視機器の脚台
であり、また、無機粉粒体としてマイカが30〜70重
量%でその他の強化繊維及び/又は無機粉拉体が10〜
50重量%であって、総フィラー量が40〜80重量%
である楽器・聴視機器の脚台である。
先ず、本発明に使用される強化繊維及び/又は無機粉粒
体より構成されるフィラーは、一般繊維強化プラスチッ
クに使用されている粉末状若しくは繊維状のものであれ
ば差支えなく、2種以上混合組合わせて用いてもよく、
適当な組合せで併用することによって比剛性の増加がで
きる。
このようなフィラーとしては、炭素繊維、マイカ、ガラ
ス繊維、チタン酸カリ、ウォラストナイト、炭酸カルシ
ウム、硫酸カルシウム・ウィスカー若しくはアスペクト
比が5〜100の破砕鉱物繊維の1種又は2種以上を用
いることができる。
これらの無機フィラー等はシラン系カップリング剤、界
面活性剤等の処理剤による処理の他、カルボン酸等で変
性されて樹脂と併用することにより使用することもでき
る。
次に、本発明の成形材料組成物に用いられる熱可塑性樹
脂は、一般に射出戊形に用いられる樹脂であれば差支え
ない。例えば、ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリメ
チルペンテン、ポリアミド、ポリカーボネート、ポリブ
チレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、
ポリアセタール、変性ポリフエニレンオキサイド、ポリ
スルホン、ポリフエニレンサルファイド、ポリ(アクリ
ロニトルーブタジエンースチレン)、非結晶性ポリアミ
ド等の樹脂が使用できる。これらは2種以上をブレンド
して使用しても差支えない。
また、本発明の成形材料において、比剛性を10 0,
  0 0 0  (kg/(g/cm3)以上とする
ことは特に重要である。比剛性がioo.ooo.(k
g/cJ )/( g /cITr)未満である場合、
特に楽器・聴視機器の脚台として用いると、聴覚上音質
の良好な向上はできない。比剛性が100,000(k
g/cnf )/( g /al )以上であることに
よって聴覚上の音質の良好な向上が行える。また、その
音質の向上は、比剛性が大きいほどよい。
なお、本発明の組成物には、成形品の比剛性に悪影響を
与えない範囲で、その用途や目的に応じて、難燃剤、酸
化、熱及び紫外線等による劣化に対する安定剤、滑剤、
着色剤等の各種添加剤を1種又は2種以上添加すること
ができる。
次に、本発明において用いられるフィラーとしては、前
述の如く強化繊維及び/又は無機粉粒体を適宜選択して
用いることが可能であるが、就中、強化繊維として炭素
繊維、無機粉粒体としてマイカを用いると、音質向上効
果の特に優れた組成物並びにそれによって得られる脚台
を得ることができる。
先ず、強化繊維として炭素繊維を用いる場合は、炭素繊
維が10〜60重量%でその他の強化繊維及び/又は無
機粉粒体が20〜70重量%であって、かつ、総フイラ
ー量が30〜80重量%であるのがよい。この場合、使
用される炭素繊維としては、如何なる種類のものも用い
ることができる。
例えば、ポリアクリロニトリル系、セルロース系、レー
ヨン系、石油ピッチ系等が挙げられ、通常用いられる0
.3〜10+nmのものであれば問題ない。
また、炭素繊維が10重量%未満では比剛性を上げるこ
とができず、聴覚上音質の向上は期待できない。逆に炭
素繊維が60重量%超では、得られる成形品の比剛性は
向上するものの、熱可塑性樹脂のペレットと炭素繊維の
嵩密度が著しく異なるために、コンパウンド化の工程が
困難となる。
また、このような炭素繊維と併用される強化繊維及び/
又は無機粉粒体の使用量は、20〜70重量%とする必
要があり、20重量%未満では炭素繊維と併用した場合
に比剛性の増加が達成されず、70重量%を超えると製
造上困難になる。
さらに、これらの炭素繊維を含むフィラーが樹脂組成物
中あるいは脚台中に占める総フィラー量としては、30
〜80重量%でなければならない。
総フィラー量が30重量%未満であると、比剛性が大き
くならないため聴覚上音質の向上は期待できず、一方、
80重量%を超えると、比剛性は向上するものの製造が
困難になる。
なお、用いられる炭素繊維は、表面を種々の処理剤、例
えばエポキシ樹脂、ウレタン、ナイロン等で処理したも
のを用いることが好ましいが、これらに限定されるもの
ではない。
次に、無機粉粒体としてマイカを用いる場合は、マイカ
が30〜70重量%でその他の強化繊維及び/又は無機
粉粒体が10〜50重量%であって、かつ、総フィラー
量が40〜80重量%であるのがよい。この場合、使用
されるマイカとしては、白雲母(マスコバイト、KzA
14(SiiAl)z02。(OH)4)、金雲母(フ
ロゴパイト、K!Mgs(SisAl)*Ozo(OH
)4)、黒挙母(バイオタイト、Kg(Mg, Fe”
)a(SiiAl)to!。(OH)4)等であるが、
微粉砕されたフレーク状のものがよく、特に白雲母ある
いは金雲母等が純度が高く、また、フレーク状になりや
すいため比剛性を向上させるのに好適であるという点で
好ましい。勿論これらを適度に混合してもよい。また、
マイカは30重量%未満では比剛性を上げることができ
ず、聴覚上音質の向上は期待できない。逆に70重量%
超では製造が困難となる。
さらに、これらのマイカは平均粒径が45μm以上で、
平均アスペクト比が40以上のものが好ましい。粒径が
45p!n未満、平均アスペクト比が40未満のもので
は比剛性を増加させることが困難となる。
また、この様なマイカと併用される強化繊維及び/又は
無機粉粒体の使用量は、10〜50重量%とする必要が
あり、10重量%未満ではマイカと併用した場合比剛性
の増加が行えず、50重量%を超えると製造上困難とな
る。
さらに、これらのマイカを含むフィラーが樹脂組成物中
あるいは脚台中に占める総フィラー量としては、40〜
80重量%でなければならない。
総フィラー量が40重量%未満であると、比剛性が大き
くならないため聴覚上、音質の向上は期待できず、一方
、80重量%を超えると、比剛性は向上するもの、の、
製造が困難になる。
なお、以上の場合、マイカと炭素繊維を併用してもよい
ことは言うまでもない。
以上に述べた各或分は、同時にタンブラーでドライブレ
ンドし、これをスクリュー式単軸押出機で溶融混練した
り、途中から強化繊維及び/又は無機粉粒体の1種以上
のフィラーを溶融混練の途中で供給する二軸押出機等に
よってストランド状に押出した後、冷却して適当な長さ
に切断してペレットにすることができる。
本発明の樹脂組成物は、前記の楽器・聴視機器並びに特
にそれらの脚台に成形した場合、音質向上に優れた効果
を発揮するものであるが、これらの他、プレーヤーのタ
ーンテーブル及びそのシャフト、スピーカーボックス、
オルゴール箱、あるいはオーディオ機器のシャーシ、V
TR側板等の構或部材の音響特性の向上にも効果を発揮
する。
〔作 用〕
本発明の樹脂組成物の戊形品を楽器・聴視機器に使用す
ると、効果を奏する理由は明らかではないが、その比剛
性が大きいことから聴覚上音の情報量等が増大し、音質
が向上するものと考えられる。
〔実施例〕
以下、実施例及び比較例に基づいて、本、発明を具体的
に説明する。
実施例1 PPSのペレット(トープレン社製:T−3)30重量
%にマイカとして金雲母(レプコ社製:S−2 0 0
、平均粒径60内、平均アスペクト比50)30重量%
を配合し、さらにウォラストナイト(林化成社製:VM
−8N)18重量%、摩砕ロックウール(新日鐵化学(
巾製商品名:エスファイバーFF、平均繊維長120p
rn、平均繊維径4内、アスペクト比30、粒子(10
/4以下)含有率l%以下)2重量%及びγ−アミノプ
ロビルトリエトキシシラン(チッソ社製: S−3 3
 0)をマイカ及び摩砕ロックウールに対して0.2重
量%加えて攪拌混合した。これにチョップド炭素繊維(
新日本製鐵(at製ピッチ系炭素繊維:NT−50)を
20重量%加えて再び攪拌混合した。
このようにして得られた混合物を単軸スクリュー式押出
機で溶融混練してストランド状に押し出した後、水浴で
冷却してペレット状に切断後、乾燥して戒形材料を得た
得られたペレットを射出成形して試験片を調製し、その
物性値をASTMに準拠して測定した。
また、ASTM D−638に記載の引張試験片を調製
し、Bruel & Kjaer社製のFFTアナライ
ザーを使用して共振法で損失係数ηを測定した。結果を
第1表に示す。
なお、損失係数ηは、共振周波数f。と、共振の最大値
の1 /n (− 3 dB)になる振動数幅Δf(振
動エネルギーが1/2になる振動数幅二半値幅)の比と
して定義され、ηが大きいほど制振性が高いことを示す
実施例2 ナイロン6のパウダー(宇部興産社製:P1011F)
30重量%にマイカとして白雲母(白石工業社製: H
AR l 6 0、44湘くが75%、74〜44I.
Irnが20%、149〜74.4が5%、平均アスペ
クト比が100以上)45重量%を配合し、さらにウォ
ラストナイト(林化成社製:VM−8N)5重量%及び
γ−アミノプロビルトリエトキシシラン(チッソ社製:
 S−3 3 0)をマイカ及びウォラストナイトに対
して0.2重量%加えて攪拌混合した。これにチョップ
ドガラス繊維(日本板硝子社製:RESO3−TP60
)を20重量%加え、実施例1と同様に押出、射出戊形
をして試験片を調製した。得られた試験片の物性値測定
結果を第l表に示す。
実施例3 PPSのパウダー(トープレン社製:T−4P)30重
量%にチタン酸カリウム(大塚化学■製商品名:ティス
モ、D−102)20%を配合し、さらにチョップド炭
素繊維(新日本製鐵■製ピッチ系炭素繊維NT−50)
50重量%を加えて攪拌混合した。これを実施例lと同
様に押出、射出成形をして試験片を調製した。得られた
試験片の物性値測定結果を第1表に示す。
゛実施例4 ナイロン6のペレット(宇部興産■製: IOIIFB
)35重量%に摩砕ロックウール〔新日鐵化学■製商品
名:エスファイバーFF,平均繊維長l20湘、平均繊
維径4IIrn、アスペクト比30、粒子(10prI
1以下)含有率1%以下〕 50重量%及びγ−アミノ
プ口ピルトリエトキシシラン(チッソ社製: S−3 
3 0)を摩砕ロックウールに対して0.2重量%加え
て攪拌混合した。これにチョップド炭素繊維(東邦レー
ヨン■製商品名:ベスファイト, HTA−C6−S)
 1 5重量%を加えて再び攪拌混合した。これを実施
例lと同様に押出、射出成形をして試験片を調製した。
得られた試験片の物性値測定結果を第1表に示す。
実施例5 PPSのパウダー(トープレン社製:T−4P)30重
量%にマイカとして自雲母(白石工業(!@製:HAR
160、44肉くが75%、44〜74肉が20%、7
4〜1 4 9/Jrnが5%、平均アスペクト比が1
00以上)30重量%を配合し、これにチョップド炭素
繊維(新日本製鐵■製ピッチ系炭素繊維NT−50)4
0重量%を加えて攪拌混合した。これを実施例lと同様
に押出、射出成形して試験片を調製した。得られた試験
片の物性値測定結果を第l表に示す。
実施例6 ナイロン66のペレット(宇部興産社製:2015B)
40重量%に摩砕ロックウール〔新日鐵化学■製商品名
:エスファイバーFF、平均繊維長120,m、平均繊
維径4/.@、アスペクト比30、粒子(lollrn
以下)含有率1%以下〕 5重量%及びγ−アミノプロ
ビルトリエトキシシラン(チッソ社製: S−3 3 
0)を摩砕ロックウールに対して0.2重量%加えて攪
拌混合した。これにチョップドガラス繊維(日本板硝子
■製:RESO3−TP60)40重量%とチョップド
炭素繊維(東邦レイヨン■製商品名:ベスファイト, 
HTA−C6−3) 1 5重量%とを加え再び攪拌混
合した。これを実施例lと同様に押出、射出成形をして
試験片を調製した。得られた試験片の物性値測定結果を
第1表に示す。
比較例l ナイロン6(宇部興産(PNJ製:PIO11F)のパ
ウダー30重量%に炭化ケイ素(太平洋ランダム社製:
NC  PW−F)60重量%及びチョップドガラス繊
維(日本板硝子■製:RESO3−TP60)10重量
%を加え、実施例lと同様に押出、射出成形をして試験
片を調製した、得られた試験片の物性値測定結果を第l
表に示す。
比較例2 ナイロン6(宇部興産(掬製:PIOlIF)のパウダ
ー15重量%にSUS粉(大同特殊鋼社製:410L)
go,5重量%及びチョップドガラス繊維(日本板硝子
■製:RESO3−TP60)4.5重量%を配合し、
さらにγ−アミノプロビルトリエトキシシランを鉄粉に
対して0.2重量%加え、実施例lと同様に押出、射出
成形をして試験片を調製した、得られた試験片の物性値
測定結果を第1表に示す。
なお、上記各実施例及び比較例の樹脂組成物を使用し、
これらについて直径6 cm高さ1 cmの円筒状の脚
台を威形し、VTR,スピーカー ピアノに実装して実
際にVTR,スピーカーは音を鳴らし、また、ピアノは
演奏して音を鳴らし、聴覚試験を実施した。結果は、第
1表に示すように、比剛性の大きいものほど、特に音の
情報量の多さで音質の向上が認められた。
〔発明の効果〕
本発明の楽器・聴視機器用樹脂組成物及びこれによって
得られる脚台は、錆び難い上に射出成形によって容易に
成形品が得られ、しかも比剛性が高い値を示すことから
、優れた音質向上性を発揮するものであり、その産業上
の効果は極めて顕著である。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)フィラーが強化繊維及び/又は無機粒子体より構
    成され、残りが主として熱可塑性樹脂からなり、かつ得
    られる組成物の比剛性が100,000(kg/cm^
    2)/(g/cm^3)以上であることを特徴とする楽
    器・聴視機器用樹脂組成物。
  2. (2)強化繊維として炭素繊維が10〜60重量%でそ
    の他の強化繊維及び/又は無機粉粒体が20〜70重量
    %であって、総フィラー量30〜80重量%であること
    を特徴とする請求項1記載の楽器・聴視機器用樹脂組成
    物。
  3. (3)無機粉粒体としてマイカが30〜70重量%でそ
    の他の強化繊維及び/又は無機粉粒体が10〜50重量
    %であって、総フィラー量が40〜80重量%であるこ
    とを特徴とする請求項1記載の楽器・聴視機器用樹脂組
    成物。
  4. (4)フィラーが強化繊維及び/又は無機粉粒体より構
    成され、残りが主として熱可塑性樹脂からなる組成物よ
    り成形され、その比剛性が100,000(kg/cm
    ^2)/(g/cm^3)以上であることを特徴とする
    楽器・聴視機器の脚台。
  5. (5)強化繊維として炭素繊維が10〜60重量%でそ
    の他の強化繊維及び/又は無機粉粒体が20〜80重量
    %であって、総フィラー量が30〜80重量%であるこ
    とを特徴とする請求項4記載の楽器・聴視機器の脚台。
  6. (6)無機粉粒体としてマイカが30〜70重量%でそ
    の他の強化繊維及び/又は無機粉粒体が10〜50重量
    %であって、総フィラー量が40〜80重量%であるこ
    とを特徴とする請求項4記載の楽器・聴視機器の脚台。
JP1263657A 1989-06-23 1989-10-09 楽器・聴視機器用樹脂組成物及び楽器・聴視機器の脚台 Pending JPH03103474A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2013108815A1 (ja) * 2012-01-17 2013-07-25 独立行政法人産業技術総合研究所 ナノフィラーを混合した炭素繊維強化プラスチック材料およびその製造方法

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