JPH03103460A - 耐水寸法安定性に優れるフェノール樹脂組成物 - Google Patents

耐水寸法安定性に優れるフェノール樹脂組成物

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JPH03103460A
JPH03103460A JP24062589A JP24062589A JPH03103460A JP H03103460 A JPH03103460 A JP H03103460A JP 24062589 A JP24062589 A JP 24062589A JP 24062589 A JP24062589 A JP 24062589A JP H03103460 A JPH03103460 A JP H03103460A
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JP
Japan
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weight
parts
phenolic resin
polymerization
pts
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JP24062589A
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Inventor
Takeshi Kato
健 加藤
Keiji Oi
大井 慶二
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Sumitomo Bakelite Co Ltd
Original Assignee
Sumitomo Bakelite Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、シリコン変性ノポラソク及びフェノール樹脂
に5〜25μのガラスビーズないしは球状シリカを含有
した無機充填材を配合する事により、威形性に優れ、且
つメタノール、水等の極性溶媒下で長期寸法安定性に著
しく優れた特性を与えるフェノール樹脂組戒物に関する
ものである。
〔従来の技術〕
フェノール樹脂戒形材料は耐熱性、寸法安定性、戒形性
等に優れ、自動車、電気、電子等の基幹産業分野で長期
に渡り使用されてきている。特に、最近では自動車分野
に於ける金属部品の代替材として用途が開け、使用量は
益々拡大してきている。
しかしながら、フェノール樹脂は本来親水性の水酸基を
ベンゼン核に有しているため、メタノール、水等の極性
溶媒に長期浸せきした場合、寸法変化が大きく、又、膨
潤により表面に小さなブリスター(膨れ)が発生するた
め、寸法精度の厳しい部品には適用できなかった。
これを改良する手段として、成形品の架橋密度向上をね
らってエージングしたり、特公昭62一34789公報
の様に、疎水基を持った樹脂で変性したキシレン変外ノ
ボランク等を使用する方法が知られているが、戊形性に
問題があったり、耐水寸法安定性についても限界があっ
た。
〔発明が解決しようとする課題〕
自動車部品の小型高性能化の動向が顕著であるが、特に
耐熱、耐水寸法安定性の要求レベルが厳しく、従来の材
料では使用できるものは無かった。
そこで、我々は鋭意研究を重ねた結果、耐水寸法安定性
に著しく優れ、且つ戒形性の良好なフェノール樹脂戒形
材料を得る方法を見い出したのである. 〔課題を解決するため手段〕 本発明は、エポキシ基を含有する側鎖を2〜8個有し、
Si○の平均重合度が20〜80で、且つエポキシ官能
基間のSiO重合度が10以下のジメチルボリシロキサ
ンと、数平均分子量400〜800のノボラックとを反
応してなるシリコン変性ノボラック20〜40重量部、
フェノール樹脂0〜20重量部、5〜25μのガラスビ
ーズないしは球状シリカを5〜15重量部、及びこれを
含めた無機充填材60〜80重量部からなるフェノール
樹脂組成物である. ここで使用するシリコン変性ノボラックは、エポキシ基
を含有したジメチルボリシロキサンとノボラックより合
威されるもので、ジメチルボリシロキサンの平均重合度
が20〜80で、且つエポキシ官能基間のSiO重合度
が10以下であれば良い. このシリコーン変性ノボラックの代表的な化学構造式を
下記に示す。
CH! HO − CH CH! CH2 HO − CH CH. (f=o 〜8  ,  m=2〜l O)エポキシ基
はT−グリシドキシブロビル基、β−(3.4エポキシ
シクロヘキシル)エチル基等であって、特に規制するも
のではない。
又、ノボラックについても、ランダムノボラック、ハイ
オルソノボラック等いずれも使用できる.又、変性タイ
プのクレゾール等のアルキルフェノール変性ノボラック
、キシレン変性ノボラック等を使用すれば一層耐水性が
向上する.分子量は戒形材料化する際の取り扱い性より
、数平均分子量で400〜800が望ましい。
又、エポキシ官能基間のSiO平均重合度がlO以上の
ものはフェノール樹脂との相溶性が悪くなり、シリコン
変性ノボラックとフェノール樹脂を併用した場合に耐水
性のバラッキが大きくなり好ましくない. 又、SiOの平均重合度が80以上であると、シリコン
変性ノボラックの粘度が高くなり、材料化時の作業性が
悪くなり好ましくない。
又、変性比率であるが、ノボラック100重量部,に対
し、エポキシ官能基含有ジメチルボリシロキサンはlO
〜30重量部が望ましい.10重量部以下であると耐水
性の効果が小さくなり、30重量部以上であるとフイラ
ーとの潤れ性が悪くなり、機械強度を低下させるので好
ましくない。
次に、このシリコン変性ノボラックと供用するフェノー
ル樹脂であるが、通常のランダムノポラック、ハイオル
ソノボラック、メチロールレゾール、ジメチレンエーテ
ルレゾール等、更に、これらをクレゾール等のアルキル
フェノール、キシレン等で変性したものを使用すること
ができる。又、これ等の併用も可能である。
次に、充填材であるが、クレー、アルミナ、炭酸カルシ
ウム、珪藻土、マイカ、ガラス繊維、ガラスフレーク等
を単独あるいは併用して使用することが可能である。
そして、平均粒径5〜25μのガラスビーズ、球状シリ
カを充填材中に、5〜30重景%程度使用すると、材料
の流動を損なわずして、レジンを少なく配合することが
可能になるので、戒形性と著しく優れた耐水寸法安定性
の両立した材料が可能になるのである。
更に、レジンと充填材の界面より極性溶媒の水、アルコ
ール等の侵入を防ぐのにアミノシラン、エポキシシラン
等のシランカップリング剤を使用すれば、耐水寸法安定
性により一層効果的である。
本発明の耐水寸法安定性に優れたフェノール樹脂組威物
はシリコン変性ノボラック20〜40重量部、フェノー
ル樹脂O〜20重量部、5〜25μのガラスビーズない
しは球状シリカを5〜15重量部、及びこれを含めた無
機充填材60〜80重量部及び通常のフェノール樹脂戒
形材料に使用される鎖料、離型剤、硬化促進剤等からな
り、これらの原料を均一混合した後、ロール、コニーダ
ー、二軸押出機等の混練機等で加熱混練、粉砕して作ら
れる。
このようにして得られた本発明の耐水寸法安定性に優れ
たフェノール樹脂組或物は水、ガソリン等の極性溶媒に
長期に渡り浸せきされる部品には勿論、光コネクター、
ボリューム等の高寸法精度を要求される電子部品等にも
適用できる。
〔実施例〕
以下本発明を具体的に説明するため実施例を示す。
実施例l (A)SiOの重合度60で側鎖にT−グリンドキシブ
ロビル基を5ゲ含有するジメチルボリシロキサン100
重量部と、数平均分子量700のランダムノボラック2
0重量部を反応して得られたシリコン変性ノボラック1
2重量部、(B)ホルマリンとフェノールの仕込みモル
比0.84で塩酸触媒を用い反応して得られた数平均分
子量800のランダムノボラックl2重量部、(C)へ
キサミン4重量部、(D)平均粒径15μの球状シリカ
10重量部、(E)11μ×31III1のガラス繊維
58重量部、(F)顔料、離型剤他4重量部を均一混合
しロールで材料化した。
実施例2 (A)SiOの重合度20で側鎖にβ−(34エポキシ
シクロヘキシル)エチル基を3ヶ含有するジメチルボリ
シロキサン100重量部と数平均分子量600のランダ
ムノボラック15重量を反応して得られたシリコン変性
ノボラソク25重量部、(B)分子N500のメチロー
ルレゾール5重量部、(C)平均粒径10μのガラスビ
ーズ重盪部、(D)アルミナ50重量部、(E)顔料、
離型剤他5重量部を均一混合し一軸押出機で材料化した
実施例3 (A)SiOの重合度50で側鎖にγ−グリシドキシプ
ロピル基を5ヶ含有するジメチルボリシロキサン100
重量部と数平均分子i1 700のノ\イオルソノボラ
ック(0/P比1.2)30重量部を反応して得られた
シリコン変性ノボラツク25重量部、(B)ヘキサ5重
量部、(C)平均粒径15μの球状シリカ15重量部、
(D)炭酸カルシュム50重量部、(E)ItI料、離
型剤他5重量部を均一混合し二軸押出機で材料化した。
実施例4 (A)X施例1のシリコン変性ノポランク15重量部、
(B)数平均分子量700のクレゾール変性ノボラック
lO重量部、(C)へキサ5重量部、(D)平均粒径1
5μの球状シリカ10重量部、(E)ガラスフレーク3
0重量部ト11μ×3−のガラス繊維25重量部、(F
)顔料、離型剤他5重量部を均一混合し、ロールで材料
化した. 実施例5 (A)実施例2のシリコン変性ノボラ,ク20重量部、
(B)へキサ4重量部、(C)平均粒径5μのガラスビ
ーズl5重量部、(D)6μ×3III1のガラス繊維
56重量部、(E)顔料、離型剤他5重量部を均一混合
し、ロールで材料化した. 比較例1 (A)SiO重合度40で側鎖にγ−グリシドキシブロ
ビル基2ヶ含有するジメチルボリシロキサン100重景
部と実施例1で用いたランダムノボラック20重量部を
反応してなるシリコン変性ノボラック12重世部、([
3)、(C)、(D)、(E)及び(F)戒分は実施例
1と同じものを同量使用し、これらを均一混合しロール
で材料化した。
比較例2 実施例1において、(D)球状シリカとして平均粒径4
0μのものを使用した. 比較例3 キシレン変性ノボラック20重量部、ジメチレンエーテ
ルレゾール5重量部、ヘキサ4重量部平均粒径15μの
球状シリカ15重量部、11μ×31I11のガラス繊
維51重量部、顔料、離型剤他5重量部を均一混合後ロ
ールで材料化した.比較例4 数平均分子量800のランダムノボラック25重量部、
ヘキサ5重量部、平均粒径20μのガラスビーズ20重
量部、11μ×31II1のガラス繊維45重量部、顔
料、離型剤他5重量部を均一混合後ロールで材料化した
比較例5 数平均分子量700のランダムノボラック45重足部、
ヘキサ7重量部、木粉30重量部、炭酸カルシウムl3
重量部、顔料、離型剤他5重量部を均一混合後ロールで
材料化した。
実施例1〜5及び比較例1〜5について下記の評価を実
施した。
(1)耐水寸法安定性: JIS K6911の吸水円
1 (50閣X3mt)を175゜C、3分 で硬化した試験片を100゜C の熱水中に浸せきし、寸法 変化率、外観変化を評価し た. (2)戒  形  性: JTS K6911の吸水円
板(50mX3 mt)のテストビー スを硬化時間を20、40、60 秒(175℃)と変えて表面硬 度をバーコール硬度計で評 価した. (3〉強     度: JIS K6911の曲げ強
度試験片で評価した. (175 ”C, 3分) 結果を第1表、第2表に示す。
〔発明の効果〕
本発明のフェノール樹脂組或物から得られた硬化物は、
耐水性、耐水寸法安定性が良好なことはもちろん、硬化
性や機械的強度も従来のフェノール樹脂組威物と同等乃
至それ以上であるので、水や極性溶剤に長期に浸漬され
る戒形品等に極めて好適である.

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)エポキシ基を含有する側鎖を2〜8個有し、Si
    Oの平均重合度が20〜80で、且つエポキシ官能基間
    のSiO重合度が10以下のジメチルポリシロキサンと
    、数平均分子量400〜800のノボラックとを反応し
    てなるシリコン変性ノボラック20〜40重量部、フェ
    ノール樹脂0〜20重量部、5〜25μのガラスビーズ
    ないしは球状シリカを5〜15重量部及びこれを含めた
    無機充填材60〜80重量部からなるフェノール樹脂組
    成物。
JP24062589A 1989-09-19 1989-09-19 耐水寸法安定性に優れるフェノール樹脂組成物 Pending JPH03103460A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011241269A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Sumitomo Bakelite Co Ltd 界面強化処理ガラスフィラー及びフェノール樹脂成形材料

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011241269A (ja) * 2010-05-17 2011-12-01 Sumitomo Bakelite Co Ltd 界面強化処理ガラスフィラー及びフェノール樹脂成形材料

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