JPH0310098B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0310098B2
JPH0310098B2 JP57143546A JP14354682A JPH0310098B2 JP H0310098 B2 JPH0310098 B2 JP H0310098B2 JP 57143546 A JP57143546 A JP 57143546A JP 14354682 A JP14354682 A JP 14354682A JP H0310098 B2 JPH0310098 B2 JP H0310098B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
document
sheet
platen
copying
turn mechanism
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP57143546A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5848070A (ja
Inventor
Henrii Atsushubii Uiriamu
Arekisandaa Biran Maaku
Furanshisu Korugurajiaa Donarudo
Miro Jansen Donoban
Hooru Mantei Jon
Jeemuzu Maachin Ronarudo
Hooru Patsuchi Jerarudo
Edowaado Ritsutenhausu Je Rarii
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
International Business Machines Corp
Original Assignee
International Business Machines Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by International Business Machines Corp filed Critical International Business Machines Corp
Publication of JPS5848070A publication Critical patent/JPS5848070A/ja
Publication of JPH0310098B2 publication Critical patent/JPH0310098B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B27/00Photographic printing apparatus
    • G03B27/32Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
    • G03B27/52Details
    • G03B27/62Holders for the original
    • G03B27/6207Holders for the original in copying cameras
    • G03B27/625Apparatus which relate to the handling of originals, e.g. presence detectors, inverters
    • G03B27/6257Arrangements for moving an original once or repeatedly to or through an exposure station

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
  • Conveyance By Endless Belt Conveyors (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)
  • Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
  • Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
  • Controlling Sheets Or Webs (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明のシート文書処理又は給送装置に関す
る。更に具体的に云うならば、本発明は、循環型
自動文書給送装置(RADFと云う)及び半自動
文書給送装置(SADFと云う)に関する。
従来技術 1つの文書の連続頁を複写のために電子写真複
写装置の露光プラテン上に給送するための文書給
送装置を用いることはこの分野において周知であ
る。従来の文書給送装置は、3つの型即ち自動文
書給送装置(ADF)、循環型自動文書給送装置
(RADF)及び半自動文書給送装置(SADF)に
分類できる。
米国再発行特許RE27976は従来のADFを示し
ている。このADFは、複写すべき文書の各頁を
文書給送ステーシヨンから複写装置の露光窓即ち
プラテンへ給送する。一頁がこの文書プラテン上
に正しく位置決めされると、複写装置の結像機構
の動作が開始され、そしてこの頁の潜像がこの複
写装置の光導電体上に形成される。この像は、こ
の頁のコピーを作成するために処理される。
上記特許のADFは、文書供給ステーシヨン及
び文書受取りステーシヨンを有する。これら文書
供給ステーシヨン及び文書受取りステーシヨンは
プラテンの夫々両側に直線的に位置づけられる。
これらのステーシヨンの夫々は、文書支持トレイ
及びこのトレイの底からシートを給送するための
シート給送機構を含む。文書支持トレイの夫々は
或るスロツトに嵌合され、そしてこのスロツトを
通して一頁の文書がトレイに出入りする。もしも
トレイが供給ステーシヨンに位置づけられるなら
ばシートはトレイから送られる。又もしもこのト
レイが受取りステーシヨンに位置づけられるなら
ば、シートはトレイに入る。各スロツトに関連し
て可動ゲートが配置されそしてこの引出されたシ
ートを露光プラテンに案内する。
動作を説明すると、操作者は、複写しようとす
る一重なりのシートをトレイの1つに装填する。
第1頁目が一番下になつてしかも印刷面が下向き
になるようにシートがそろえられる。多数枚の若
しくは丁合されたセツトが必要ならば、操作者は
セツトの数を表わすように給送装置の設定を行な
う。給送装置は、一重なりのシートの底部から文
書の最初のシートを露光プラテン上に給送する。
複写の後、文書は、このプラテンの反対側に配置
された受取りトレイに戻される。このプロセス
は、この文書の全頁が複写されそして受取りトレ
イ上に積重ねられる迄続く。もしもこの文書を複
数組複写するようにこの給送装置がセツトされて
いるとすると、文書は受取りトレイから頁毎に露
光プラテンに送り戻され、そしてここで露光され
て最初の供給トレイに重ねられる。このプロセス
は、選択された組のコピーが作成される迄所定回
数だけ複写装置に送られる。文書が必要回数だけ
送られた後、この給送装置は自動的に停止する。
上記ADFはその意図する目的を達成するよう
に動作するが、これのコストは非常に高い。更
に、文書供給ステーシヨン及び文書受取りステー
シヨンを取りつけているために複写装置の全体の
幅が大きくなる。上述の如く、ADFは全く同一
の2つのセクシヨンから成つている。各セクシヨ
ンは同一部品を有しおり、従つて全体的コストが
高くなる。そして、これらの各セクシヨンが文書
露光プラテンの両側に夫々取付けられねばならな
いためにこのシステム全体の幅が大きくなる。上
記の欠点に加え、上記特許の装置は文書の両面を
複写することができない。
上記米国特許の欠点を解決しようと試みるもの
として循環型文書給送装置を挙げることができ
る。この型の文書給送装置は、複写装置の露光プ
ラテンの上側に配置される。この給送装置は、単
一の文書給送トレイを含み、そしてこれはプラテ
ンの上側に位置決めされる。複写されるべき文書
はこのトレイ上に置かれる。文書スタツクの各頁
は逐次的にプラテンへ送られて、そしてここで露
光されそしてスタツクへ戻される。複数組のコピ
ーを作成する場合には、文書の各頁は露光プラテ
ンにおいて所定回数だけ露光される。
米国特許第4176945号は従来の再循環型給送装
置の例を示している。この再循環型給送装置は又
文書位置づけ装置を有している。又、この再循環
型給送装置はホツパを有しており、そしてこのホ
ツパは、露光プラテン上にそしてこれから間隔を
おいて配置されている。ホツパの底部は1つの開
孔に嵌合され、そしてこの開孔を介して文書の頁
が順次引き出される。往復動型の真空装置がこの
開孔に対して配置されている。文書位置づけ装置
は、1つのシート給送装置を有し、又この装置
は、非循環用紙通路から分離され且つ区別された
用紙通路に沿つて配置されている。
これらの動作を説明すると、複数頁から成る文
書がホツパ上に置かれる。この文書の頁の順序は
普通にならべられている。このスタツクの一番上
は第1頁であり一番底部は最終頁である。又、印
刷情報は通常の順番にされ、そして各頁の第1の
側は上向きになつている。シートがトレイの底部
から引き出されるにつれて、シートは第1の曲線
通路に送り込まれる。この結果、シートの上下が
ひつくり返され、上記第1の側はプラテンに対向
する。複数個の送りローラがプラテンに配置され
ていてシートを複写のために位置づけする。もし
もシートが片面コピーであるならば、これは第2
の曲線通路に送り込まれて反転されスタツクの上
部にその側を上向きにして重ねられる。
もしもシートが両面印刷のものであるならば、
このシートはトレイから取出された後、プラテン
を通過されそして第3の曲線通路に送られ、ここ
でこのシートは引つくり返されそして第2の側が
文書プラテンに対向して送られて複写がなされ
る。複写の後、このシートは第3曲線通路へ送り
込まれて再び引つくり返されてシートプラテン上
に位置決めされて第1の側の複写がなされる。第
1の側が複写された後、文書は第2の曲線通路に
送り込まれそしてここで反転されそして第1の側
を上向きにしてスタツクの上部に再び積重ねられ
る。シートの方向転換装置が第2及び第3曲線通
路の接合点に配置され、そしてシートを適切な通
路に案内する。
この再循環型給送装置にも又文書位置づけ装置
がとりつけられる。この文書位置づけ装置はトレ
イを有し、そしてこのトレイの上に、文書がその
複写面を下側にして置かれる。シートはこれの前
縁がスイツチを付勢する迄トレイから手動的に進
められ、そしてスイツチの付勢時に複数の給送ロ
ーラがシートを整列機構に送る。この整列機構か
らシートは複写プラテン上に送られる。複写の
後、シートは第3の曲線通路を介して出力トレイ
に送られる。
両面印刷文書の場合の上記再循環給送装置の処
理能力が低下する。この処理能力の低下は、両面
文書の場合にシートは文書プラテンを横切つて両
面用反転シート通路に送られるということに一部
起因して生じる。この反転されたシートはプラテ
ンに戻されそしてここで第2の側が複写される。
このシートは再び両面反転シート通路へ送られて
プラテンに戻されて第1の側の複写がなされる。
次いでシートは再循環通路に送られ、そしてここ
で反転されそして第1の側を上向きにしてシート
支持ビンに入れられる。
両面文書は最初プラテンを越えて送られそして
この時シートは複写されず、このため貴重な時間
が浪費されこれが処理能力の低下をきたす。シー
トの最初の通過時に複写を行なおうとすると、文
書トレイにおけるシートの収容順序が逆になる。
そしてもしも元の文書シートが逆の順序になると
(即ち各頁の第2の側が上向きにされるならば)、
複数頁の文書のコピーを複数組作成するに際して
各組のコピー・シートを順番通りに並べることが
できなくなる。
米国特許第4099150号は、元の文書を複写のた
めに循環及び再循環するための例を示している。
ここに示された装置は、片面及び両面文書を複写
のために送り出すことができる。この装置は、垂
直方向に互いに間隔をもつて配置された一対の文
書保持ホツパを有している。複写されるべき両面
文書は、各頁の奇数の側を上向きにして上側のホ
ツパに置かれる。文書は上側のホツパの上部から
給送され、反転されそして下側のホツパに置かれ
る。次いで、文書は下側のホツパの底から各文書
の偶数側が複写されるようにプラテンに送られ
る。複写後、文書は反転されそして第2ホツパの
シート(文書)スタツクの上に置かれる。このス
タツクの底からの給送手順は反復されそして各頁
の奇数側が複写される。次いで各頁は上側ホツパ
に積重ねられる。
米国特許第4140387号は、従来の再循環型文書
給送装置の他の例を示している。この再循環型給
送装置は、受取りホツパを有し、そしてここには
複写すべき一組のシートがこれの印刷情報を上向
きにして収容される。複写のためにシートは反転
されそして第2ホツパに置かれる。次いで、シー
トは、片面若しくは両面複写のため複数の複雑な
曲線通路を介して複写装置の文書プラテンに送ら
れる。
米国特許第4169674号は、普及型の複写装置の
プラテンにおける片面複写のためにシートを循環
する再循環型の文書給送装置の他の例を示してい
る。この再循環型文書給送装置は、普及型複写装
置のプラテンの上部に配置された文書供給トレイ
を有している。単一のループ通路がトレイの出口
端部を入力端部に相互接続する。一対の回転真空
シリンダがトレイの各端部に1つずつ配置されて
いる。シートがトレイから取出されるにつれて、
これらは一方のシリンダによりひつくり返され
る。シートがトレイに再び積重ねられるにつれ
て、シートは他方のシリンダにより再びひつくり
返される。シート通路は比較的簡単ではあるが、
この装置は両面原稿を取扱うことはできない。
上述の種々な文書給送装置は夫々意図された目
的を達成するために良好に働らくが、文書の移送
通路は複雑である。この複雑性のためにこれら装
置の文書処理能力の低下をきたした。この文書処
理能力の低下は、両面文書の処理において特に顕
著となる。
シート通路が複雑になることに関連して生じる
他の問題は、文書給送装置においてシート・ジヤ
ムが起こり易くなり、ひいては原稿文書を損傷し
てしまうことである。
上述の従来の文書給送装置に関連する他の問題
点は、既に複写したシートを再び複写するに際し
て、これをシート・スタツクを介して再循環する
ことなく文書ガラス即ちプラテン上に再位置決め
できないことである。
以上述べたのは、文書すなわち原稿シートの給
送に関する問題であるが、この原稿シートに対応
する複写装置側のコピーシートの給送にもしばし
ばエラーを生ずる。すなわち複写装置の給紙トレ
イや融着機構部その他多くの場所で、コピーシー
トのジヤムが発生する。これを知らずに給紙を続
けるとコピーシートの損傷のみならず、複写装置
の機構を破損させる恐れもある。そこで例えば特
公昭55−17377号公報や特公昭56−2341号公報に
記載されているようなジヤム検出回路を用いてジ
ヤムを検出し、複写装置を停止させることが知ら
れている。
一組の完全なコピー・シートを形成するために
は、元の文書を再露光のために再び位置決めする
こと等が必要である。しかしながら、従来の文書
給送装置は、露光プラテンからシート供給トレイ
へ文書を直接送つているために、以前露光済のシ
ートを直ちに再露光することはできない。勿論、
この必要なシートがある所迄シート・スタツクを
再循環してこのシートを再位置決めしそして再露
光することは可能である。しかしながら、このよ
うなことは時間を浪費し、しかも複雑な手順とな
り、とても受入れられない。
本発明の総括説明 本発明の目的は、片面若しくは両面複写のため
に複写装置の文書プラテン即ちガラスに片面若し
くは両面原稿を送るのに簡単な用紙通路を利用す
る改良型の再循環自動文書処理装置を提供するこ
とである。
本発明の主な目的は、連続露光のために一枚の
シートを複写装置の文書プラテンに給送そして再
給送する自動文書給送装置を提供することであ
る。
この改良型の自動文書処理装置は、普及型複写
装置の文書プラテンへ文書を給送及び再給送する
ことができる。この自動文書処理装置は一重なり
のシート即ちシート・スタツクを支持するに適す
る文書支持トレイを有する。ピツカ機構がシー
ト・スタツクの上部からシートを順番に取り出
す。これらとり出されたシートはベルト移送装置
により、入口の文書Uターン機構に送られる。こ
のUターン機構は、支持トレイにおいて上向きで
あつた側を下向きにするようにシートをひつくり
返す。プラテン移送機構が、このひつくり返され
たシートを受取りそしてこのシートを複写のため
に文書プラテンに整列させる。シートの方向転換
機構がプラテン移送機構に対して配置されそして
シートの片面用紙通路若しくは両面用紙通路に向
ける。片面及び両面用紙通路は、出口のシートU
ターン機構と一部分を共有している。両面通路に
向けられたシートは表裏をひつくり返されそして
第2面が複写のためにプラテンに送り込まれる。
複写の後、シートは文書支持トレイ上に再び積重
ねられる。片面通路に向けられたシートは出口の
Uターン機構によりひつくり返されてからトレイ
に積重ねられる。
上記入口部のUターン機構、プラテン移送機構
及び出口部のUターン機構は、文書トレイの出口
を入口に相互接続する単一の閉ループ用紙通路を
形成するように構成される。この閉ループ通路は
片面原稿即ち文書により利用される。両面通路
は、この閉ループ用紙通路内に配置されている。
この構成により、片面及び両面原稿の両方を反転
するのに単一のUターン機構を用いることができ
る。この配列により、本発明は単純化された用紙
通路を与える。
入口部のUターン機構、プラテン移送機構及び
出口部のUターン機構は全て、独立的に制御され
るサーボモータにより駆動される。各サーボモー
タは閉ループサーボにより制御される。各サーボ
ループに対する基準信号は共通基準発振装置から
引き出される。基準信号及び各モータからの帰還
信号は制御装置(マイクロコンピユータ)により
処理され、そしてこの制御装置はモータを駆動す
るために位置信号を発生する。
本発明の1つの実施例は、半自動文書給送
(SADF)用紙通路を含む。この用紙通路は比較
的直接的であり、そしてプラテン移送ベルトの下
側走行部分、入力シート給送機構及びシート偏向
機構により形成される。シート給送機構は、シー
トの先端により付勢される。シートはしばしば操
作者により位置づけられる。プラテン・ベルトは
複写のためにシートを位置決めし、そして複写後
はこれを複写装置の出口トレイ即ちポケツトに向
ける。これは片面若しくは両面用紙通路を通過し
ない。
本発明の再循環自動文書給送装置の他の特徴は
そのエラー回復能力である。すなわち、自動文書
給送装置は正常に機能しているにもかかわらず複
写装置側に故障が発生したとき、その処理を容易
にする機能を有する。例えば、コピーシートが複
写装置内でジヤムを生じ、ジヤム検知手段がその
ことを知らせているようなとき、コピーシートを
直ちに複写装置内から取除く必要がある。このコ
ピーシート除去作業を容易にするために、故障発
生と同時に、文書給送装置内で複写途上にある原
稿(文書シート)を所定の定位置に自動的に移
し、除去作業終了まで保持することが望ましい。
このため、出口部及び入口部のUターン機構は複
写完了まで一時的な文書バツフアとして利用され
る。
複写装置内のコピーシートがジヤムにより損傷
を受けて利用できない場合、複写をやり直す必要
がある。そこで、出口部Uターン機構にある文書
シートが再写のために文書ガラス上に再位置決め
される。
本発明の他の特徴は、自動文書給送装置自身の
自己診断能力、すなわち、文書シートの給送状況
を診断し、エラーが発生したら、その重要度に応
じてハード・エラー(操作者に知らせると共に装
置を停止させる必要があるもの)かソフト・エラ
ー(単に操作者に知らせるだけ)かの判断を行う
ことにある。この特徴は、用紙通路の重要な点に
シート感知装置を配置することにより達成され
る。
本発明の良好な実施例の説明 本発明に従う再循環型自動文書給送装置
(RADFと云う)を詳細に説明する前に、この文
書給送装置を概略的に説明し、そしてこの
RADFがとりつけられる電子写真複写装置を概
略的に説明する。このRADFは、シート状のも
のを複写のために文書プラテンに送ること又は再
送することが必要とされる任意の型の複写装置と
共に用いられる事ができる。RADFは普及型の
複写装置と共に良好に動作し、従つてこれに関し
て以下説明を行なう。しかしながらこのことは
RADFに限定を課すものでない。何故ならば、
RADFの使用は普及型の複写装置に制限される
ものでなく、他の型の複写装置にも用いられるこ
とができるからである。
このRADFは、このRADFの種々な構成素子
を支持する支持枠を有する。RADFは、この支
持枠に装着される文書支持トレイを有する。この
トレイは、普及型複写装置その他により複写され
るべき一重なりの文書を支持するのに適する。こ
の文書支持トレイの下側に真空移送ベルトが略水
平に装着されている。真空ピツカー機構が文書支
持トレイ上に装着されている。このピツカー機構
は、文書支持トレイに置かれている文書スタツク
の一番上のシートをピツクしそして分離する。シ
ートがピツク即ち取り出されると、これは、真空
ピツカー機構に対して配置されている真空移送ベ
ルトに引き渡される。この取り出されたシートは
真空移送ベルトにより入口部のUターン機構に送
られる。この入口部のUターン機構はこのシート
を約180゜の曲線通路に送り込む。この結果、支持
トレイ内で上向きであつたシートの側が下向きに
なるようにシートは反転される。この反転された
シートは次に真空移送ベルトに引き渡され、そし
てこのベルトは、複写装置その他の文書プラテン
上での露光のためにシートを送り込みそして整列
させる。3位置のゲート機構がプラテン移送ベル
トの下流側に配置されている。第2のUターン機
構がこの3位置ゲート機構の下流側に配置されて
いる。シートが文書プラテンから移送されるにつ
れてゲートは次のように制御される。即ち、もし
もシートが両面原稿(即ち原文書)であるなら
ば、第2面の複写のために、シートは反時計方向
に出口部Uターン機構を通るように送り込まれ
て、シートは反転されそしてプラテン上に戻され
る。第2面即ち第2の側の複写の後、シートは非
反転通路に送り込まれ、ここではシートは第1の
側を上向きにして支持トレイ上に再び積重ねられ
る。
シートが片面原稿である場合、ゲート機構は、
シートが出口部(即ち第2)のUターン機構を時
計方向に通過しその結果文書支持トレイに入れら
れる前にひつくり返されるように出口部のUター
ン機構を通過するように位置づけられる。文書支
持トレイにこの片面シートを再積み上げする前に
ひつくり返すことによりシートはこれの第1の側
を上向きにして適切位置に配向される。
RADFは、半自動文書給送用紙通路と呼ぶ非
循環通路を含んでいる。この通路は、入口部Uタ
ーン機構及び真空プラテン移送ベルトの上流側に
配置された一対のシート給送ローラを含む。この
非循環通路により、操作者はRADFの動作を中
断して1若しくは数枚のコピーを作成することが
できる。このため、操作者は、SADF用紙通路即
ちチヤネルに沿つて文書を手動的に送り込む。こ
の文書シートの先端が給送ローラ機構を付勢し、
そしてこの機構がシートをゲートに整列させる。
この整列されたシートは、これがプラテン移送ベ
ルトにより把持される迄入口部Uターン機構によ
り駆動される。そして前述の如くに、シートは文
書プラテン上に整列される。複写の後、上記の多
数位置偏向ゲートは第3番目の位置にされる。こ
の位置では、シートは再循環通路から分れた直線
通路に向けられる。
電子写真複写装置の説明 第1図を参照するに、電子写真複写装置10、
文書取扱装置12及び操作者入力制御パネル14
を含む電子写真複写システムが示されている。制
御パネル14は電子写真複写装置との対話のため
に操作者により利用される。例えば、操作者は、
文書トレイ16に置かれている原文書が片面印刷
文書であるか又は両面印刷文書であるかについて
の情報をシステムに与えるためにこの制御パネル
を用いる。片面印刷文書とは、一方の側即ち表側
若しくは裏側のみに可視文字又は情報を有する原
文書を言う。同様に、両面印刷文書とは、両側即
ち両面に可視文字又は情報を有する原文書を云
う。同様に、操作者は、コピー枚数を指定するた
めにこの制御パネルを用いる。制御パネルは又、
コピーを丁合するか否か等をシステムに指示する
ためにも用いられる。
文書取扱装置12はフレーム即ち枠を有し、そ
してこれは、RADFの種々な構成素子を支持し
又RADFを複写装置10の枠に装着するために
用いられる。枠としての又枠を装着する手段とし
てこのような装置はこの分野で周知であり、よつ
てこれについての詳細な説明は行なわない。この
文書取扱装置12は、これが下方位置にある時に
プラテン移送機構18が複写装置の文書プラテン
501に密接して配置されるように、又文書取扱
装置12が上方即ち離隔位置にある時に文書ガラ
ス即ちプラテン501から離れた位置にされるよ
うに複写装置の枠に装着されている。上昇位置に
ある時操作者は文書プラテン501に対して直接
的にアクセスできる。
複写装置自体はこの分野で周知であるので、
RADFの良好なる実施例と複写装置との協動動
作を理解するに必要な部分についてのみ複写装置
を説明する。
RADFは、複写装置10による自動的な複写
を行なうために、片面印刷文書若しくは両面印刷
文書を文書ガラス即ちプラテン501に給送又は
再給送する。この為、複写されるべき一重なりの
原文書即ち原文書のスタツクは文書支持トレイ1
6に置かれる。文書は第1頁の第1の側を上向き
にして即ち操作者に向けた状態でその自然な順序
を保つて置かれる。片面文書即ち一方の側のみに
情報を有する文書の場合、この情報を含む側は全
て上向きにされる。両側即ち両面に可視情報を有
する両面文書の第1、第3、第5……の側即ち各
頁の奇数側は上向きにされ、一方各頁の偶数側即
ち第2、第4、第6……の側は下向きにされる。
文書はスタツクの上部から取り出されて用紙移送
通路20に沿つて移送され、そしてここでシート
即ち文書の各頁は入口部Uターン機構22により
ひつくり返され、そしてプラテン移送機構18に
より複写のため文書ガラス501上に整列され
る。もしも文書が片面文書であるならば、これは
出口部Uターン機構24の周りを時計方向に送ら
れる。これがUターン機構を通過するにつれて、
シートは再び反転されそして第1の側を上向きに
して文書支持トレイ16のスタツクの底に入れら
れる。
もしもシートが両面文書であるならばこれが最
初文書ガラス501に送られる間第1の側が複写
される。次いでこのシートは両面文書通路26へ
送り込まれそしてここでこのシートは出口部Uタ
ーン機構24を反時計方向に通過し、そして第2
の側の複写のために移送機構により文書ガラス5
01に再給送される。第2の側の複写に続いて、
このシートは両面文書通路26を通りそして反転
に必要なだけ出口部Uターン機構即ち装置24の
周りで反時計方向に移送される。次いでこのシー
トは、矢印28の方向に移送され、そして第1の
側を上向きにそして第2の側を下向きにした状態
でしかも適切に配向されて文書スタツクの底部に
送り込まれる。片面若しくは両面文書のひつくり
返しを行なうのに単一のUターン機構を利用する
ことにより、この文書取扱装置12に要する部品
の数は著しく減少される。又、文書に対する取扱
いの程度が最小になりそしてこのシステムの処理
能力を向上する。
RADF内の文書とは別の文書について少数部
のコピーを作成することが望ましいことがしばし
ば生じる。又、RADFでの処理に適さない文書
の複写が必要なことがある。このために、半自動
文書給送(SADF)通路が設けられている。この
SADF通路は、そして文書ガラス501近傍で
RADF用紙通路に合流している。このため、操
作者は、SADF文書通路36の第1部分に文書を
送り込む。文書の先端は入口部Uターン機構によ
り把持されそしてプラテン移送機構18に引き渡
される。前述の如く、プラテン移送機構18は文
書を文書ガラス501上に整列させる。複写後、
文書はSADF通路の第3部分38を通つて送られそ
して文書出口ポケツト40に排出される。
文書が複写のために文書ガラス501上に適切
に整列されると、文書は光源30によりミラー3
2及び34を介して照射される。文書のフツト・
プリントは光学的通路42に沿つてレンズ44を
含む光学系に伝えられる。次いでこの光学的通路
42内の第1ミラー505及び第2ミラー506
を介して光導電体ドラム46の光導電体層に入射
し、ここでプラテン上の文書の潜像が形成され
る。光導電体ドラム46は矢印48の方向に回転
するように装着されている。文書の潜像が形成さ
れる露光結像ステーシヨン50にドラムを位置決
めする前に、帯電コロナ52はドラムの表面に電
荷を付着する。露光結像ステーシヨン50におい
て、光導電体の表面は選択的に放電される。非放
電領域は文書上の情報の内容を表わす。現像ステ
ーシヨン53において磁気ブラシはたとえばトナ
ーの如き微小現像剤をドラム上に付着する。この
トナーにより現像された像は、主給紙トレイ51
1若しくは副給紙トレイ512から取り出された
例えばコピー用紙の如き転写部材に転写される。
この転写されたトナー像はフラツシユ融着機構5
02によりコピー用紙に定着されそして完成した
コピーは矢印に示した通路に沿つてコピー・シー
ト出口ポケツト513に排出される。又、非フラ
ツシユ型の融着機構がトナー像を融着するのに用
いられることもできる。次いで光導電体はクリー
ニング・コロナ503により反対極性に帯電され
そしてクリーニング・ステーシヨン504を通過
し、ここで光導電体の表面から残留トナーが除去
される。クリーニング工程の後、光導電体は次の
複写サイクルを始めるために待機する。
再循環自動文書給送装置 第1図において、再循環自動文書給送装置12
は普及型複写装置に結合されて示されている。こ
の給送装置の場合、複数枚の文書が文書トレイ1
6から連続して送り出され入口部Uターン機構2
2により反転されそしてプラテン移送機構18に
より文書ガラス501上に位置決めされて複写さ
れる。複写の後、もしも文書が片面文書であるな
らば、これは出口部Uターン機構24を時計方向
に送られ、そしてここで文書は反転されそして文
書トレイ16上の文書スタツクの底部に送り込ま
れる。もしもシートが両面文書であるならば、こ
れは両面文書通路26へ送り込まれる。次いでこ
の文書は第2の側の複写のために出口部のUター
ン機構24に反時計方向に送り込まれて文書ガラ
ス上に再び位置づけられる。第2の側の複写の
後、シートは26及び28で示す用紙通路に沿つ
て送られる。次いでこのシートは文書スタツクの
底に送り込まれる。シートが片面文書であるか両
面文書であるかにかかわりなく、シートはこれが
トレイ上に置かれた時の順序で支持トレイ16上
に戻される。
操作者が文書を文書取扱装置12の閉ループ通
路を通過させることなくこの文書のコピーを作成
したい場合、操作者は矢印36で示す通路に沿つ
て文書シートを挿入することができ、そして文書
シートはプラテン移送機構18により文書ガラス
501に送られ、複写の後に通路38に沿つて送
られて文書出口ポケツト即ちトレイ40に排出さ
れる。この文書取扱装置12の動作はマイクロプ
ロセツサにより電子写真複写装置10の動作と密
接に同期される。RADF及び電子写真複写装置
の間の同期関係は後に説明する。本発明に従う文
書取扱装置12は、信頼性が高く、高度の処理能
力を維持し、そして操作者の介入を最小にする。
多くの場合、文書取扱装置12は、操作者による
中断なしに両面印刷文書を取扱うことができる。
又、両面動作の間、この文書取扱装置からのスル
ープツト即ち処理能力はこれが片面印刷文書であ
る場合と同じである。
次に、第2図及び第3図を参照するに、本発明
に従うRADFの前面断面図及び上面図が示され
ている。前述の如く、RADFは1個の独立した
ユニツトとして構成されており、そして、複写装
置の文書プラテンに複写のために文書シートを送
り込む又再び繰り返して送り込むために相互に脇
同する複数個のサブ・アセンブリ及び取付枠を有
する。RADFを利用するため、このRADFはこ
れのプラテン移送機構即ち装置が文書ガラス即ち
文書プラテンの上方にこれと密接して配置される
ように、通常の手段により装着される。しかしな
がら、説明を簡略化するために取付枠、カバー及
びRADFを複写装置に装着するための機構は示
されていない。これらは当業者により容易に達成
されるものである。第2図及び第3図のうち第1
図に示したのと同じものについては同じ参照数字
を付してある。
第2図及び第3図を参照するに、RADFは文
書支持トレイ16を有している。この文書支持ト
レイは、複写されるべき一重なりの元の文書(図
示せず)即ち文書シート・スタツクを支持するよ
うにされている。このトレイに文書を置くに際し
て、文書の各シートは通常の順序にされている。
即ち、文書の第1頁が最上部になつてこれの第1
の側が上向きにされて、以下同様に第2頁以下が
続き、そしてこのシート・スタツクの最後即ち一
番底にこの文書の最後の頁が置かれる。文書支持
トレイ16は底部分54を有する。この底部分
は、これが枢着点56の周りで矢印58によつて
示される方向に枢動するようにRADFの取付枠
即ちフレームに装着されている。以下に明らかと
なる如く、これは、文書シート・スタツクからシ
ートを分離するピツク機構に対してシート・スタ
ツクの高さを調整する。一対の側壁部材60及び
62が底部分54に取付けられている。これら側
壁部材は互いに間隔づけられており、そして底部
分の両側部に結合されている。これら側壁部材は
底壁部材から上方に延びている。側壁部材60及
び62相互間の間隔は、この文書支持トレイ16
に収容可能な文書の最大幅を限定する。この文書
支持トレイ16の後の部分には後部壁部材64が
装着されている。文書支持トレイの後の部分はこ
の後部壁部材64に向つて傾斜している。従つ
て、文書スタツクがトレイ上に置かれると、各シ
ートの後端は後部壁部材64に対して整列され
る。シートをこの側で整列させるため、一対の側
壁整列部材11及び13が側壁部材60及び62
に関して夫々装着されている。側部整列部材11
及び13の夫々は、矢印66及び68が示す方向
にスプリング・バイアスされている。又これら側
部整列部材の夫々は付勢装置に結合されている。
本発明の良好な実施例においては、上記付勢装置
は夫々一対のソレノイド15及び17である。各
ソレノイドが付勢されると、側部整列部材をシー
ト通路70内へこれを横切る方向に押し出す。ソ
レノイドが滅勢されると、側部整列部材はシート
通路内から元の正規のホーム位置に引込まれる。
シートがトレイに入れられる時、ソレノイドは滅
勢され、そして側部整列部材はこの入来シートの
側部から離れる。ソレノイドが付勢されると、側
部整列部材はスタツクに向つて内方に移動する。
側部整列部材が内方に移動すると、これらは入来
シートの側端を軽くたたき、従つて、シートをス
タツクに配列させる。このようにして新たに入れ
られたシートは、既に置かれたシート・スタツク
内のシートに整列される。文書支持トレイに入れ
られるシートは、シート・スタツクの一番下に入
れられ、そして矢印70で示すシート通路に沿つ
て進む。
シート・スタツクの一番下に一枚の入来シート
が入れられるようにするためシート・スタツクの
後端を持上げるために、キツク装置72を含む4
本棒リンク機構が支持トレイの入口に配置されて
いる。この入来シートがトレイ即ちビンに完全に
入れられると、この機構が再び働らかされてスタ
ツク全体を持上げこの結果、全スタツク及びトレ
イの底の間に、新たなシート挿入用の間隔が生じ
る。この4本棒リンク機構の詳細は、IBM
Technical Disclosure Bulletin、Vol.23、No.11、
1981年4月の第4829−4831頁に示されている。
又、スタツクの上部からシートを送り出し底部に
順次シートを取り入れる装置は、特公昭57−2623
号公報に示されている。
再び第2図及び第3図を参照するに、文書支持
トレイの上方にピツカー機構74が配置されてい
る。このピツカー機構の機能は、文書支持トレイ
16に降下して、このトレイ上のシート・スタツ
ク(図示せず)の一番上のシートから順番にシー
トをピツク即ち取出すことである。
第3図に詳細に示されている如く、ピツカー機
構74及び75の夫々は、一対の真空吸着装置7
6及び78並びに80及び82を有する。このピ
ツカー機構は、これがトレイの底に垂直な面で移
動するように制御される。この移動方向は矢印8
4により示されている。シート移送機構86は、
第3図に示すようにピツカー機構74及び75の
間に配置されている。動作において、シート・ス
タツクの一番上からピツク即ち取り出されたシー
トは、真空吸着装置により運ばれてシート移送機
構即ち装置86に引き渡される。本発明の良好な
実施例において、シート移送機構は真空型移送ベ
ルトである。この真空型移送ベルトは、負の圧力
即ち真空圧力が保たれた固定室の周りを回転する
多孔ベルトを含む。この型の装置はこの分野で周
知であるのでこれについての詳細な説明は行なわ
ない。上記ピツカー機構の詳細は、特開昭57−
33135号公報に示されている。
前述の如く、文書支持トレイ16の底部分54
は枢着点56の周りで枢動する。モータ駆動装置
21は、トレイを枢着点の周りで枢動させる。第
2図、第3図及び第9図を参照するに、このモー
タ駆動装置はモータ23を有する。このモータ
は、プーリ27及び29並びに駆動ベルト31を
介して親ネジ25に結合されている。傾斜したカ
ム面を有するブロツク部材33がこの親ネジに装
着されている。カム・・ホロワ35はトレイの底
部分54に結合されている。親ネジ25が回転す
るにつれて、ブロツク部材33は矢印37で示す
方向に移動する。これと同時に、カム・ホロワ3
5は、傾斜面上に滑動してトレイの底部を調整す
る。
第2図及び第3図を参照するに、シート案内チ
ヤネル88は、シート移送装置86を入口部Uタ
ーン装置22に相互接続する。シート案内チヤネ
ル88は直線状部分を有し、この部分は、これの
中心がシート移送装置86の移送ベルトの底面と
略直線状に整列するように配向されている。これ
は又、入口部Uターン装置22の環状部に沿つた
弧状部を有する。シート案内チヤネル88は、弧
状下側案内部材92に固定された下側案内部材9
0を有する。このチヤネルの上側部分は、上側案
内部材94及び弧状上側案内部材96により境界
づけられている。上側案内部材94及び96はヒ
ンジ98により結合されている。弧状チヤネルの
内側部分は、弧状下側案内部材92の外側の面に
より形成される。上側案内部材94及び弧状上側
案内部材96を共通枢着点においてヒンジ動作を
可能にさせることにより、シート案内チヤネル8
8においてシート・ジヤム即ち詰まりが生じたと
しても、操作者は、ハンドル100及び102に
より上記案内部材を持上げてシートを容易に除去
できる。
入口部Uターン装置22の機能は、シート案内
チヤネル88の直線状部分を通つて引き渡された
シートを、プラテン移送装置18に移送すること
である。この入口部Uターン装置22は又、シー
トの表裏を反転する。即ち、シートがこの装置2
2から出る時は、これの第1の側(この第1の側
は文書支持トレイにおいては上向きであつた)は
文書ガラス上での複写動作のために下向きにされ
る。
次に第2A図、第2B図及び第13図を参照す
るに、入口部Uターン装置は弧状下側案内部材9
2を有する。この案内部材は、ピラミツドの形に
略等しい幾何学的形状をしている。円筒状部分4
30は、ピラミツドの底辺部分に対応し、そして
円形部分432はピラミツドの頂部に対応する。
この案内部材はアルミニウムの引抜加工により製
造されるのが望ましい。複数個の開孔434及び
436が案内部材に形成されている。軸104
は、案内部材の円筒状部分内に装着される。複数
個の駆動ローラ106が互いに間隔をおいて軸1
04上に固定的に装着されており、そしてこのう
ちの1つだけが第2B図で示されている。これら
駆動ローラの外周面は、案内面438よりもわず
かに突出している(第13図参照)。従つて、矢
印440(第13図)で示す方向でシート案内チ
ヤネル88を通過するシートは、このUターン通
路をこれら駆動ローラによつて駆動される。複数
個のアイドラ・ローラ108及び110(このう
ち2つだけが第2B図に示されている)が、軸1
04の方向で且つ駆動ローラの周辺に配置されて
いる。例えば108及び110等の案内ローラは
約180゜互いに離れて配置されている。軸104の
方向におけるアイドラ・ローラ相互間の間隔は、
開孔434及び436(第13図)の間隔に略等
しい。
駆動ローラ及びアイドラ・ローラは、文書支持
トレイ16から取り出されて、複写のためにプラ
テン移送装置18により文書ガラス501上に移
送される文書シートに対する駆動ニツプを形成す
る。後述する如く、入口部Uターン装置22は、
サーボ制御モータ及び独立的サーボ制御ループに
より独立的に駆動される。後述する伝達システム
は、軸104をシート移送装置86の駆動ローラ
軸116に給合する。この構成により、単一のモ
ータが入口部Uターン装置22及びシート移送装
置86を駆動する。しかしながら、上記駆動結合
は、軸104及びこれに取付けられた駆動ローラ
が矢印112で示す方向に回転し、一方シート移
送装置86に関連する真空移送ベルト87の下側
のベルトが矢印114の方向に移送されるように
されている。従つて、シート(図示せず)が反転
されそしてプラテン移送装置18に引渡される毎
に、シート移送装置86のベルトの下面に吸引さ
れたシートは入口部Uターン装置22に送り込ま
れる。
第2A図、第2B図及び第3図を参照するに、
本発明に従うRADFの他の独立的なサーボによ
る制御を受ける素子は、プラテン移送装置18で
ある。このプラテン移送装置18は、入口部Uタ
ーン装置22からシートを受けとりそしてこのシ
ートを文書プラテン501に整列させる。文書プ
ラテン501においてこのシートは露光され、そ
してこれの情報内容の潜像が複写装置の光導電体
上に形成される。プラテン移送装置18は、文書
プラテンの上側にこれと密接して配置される。プ
ラテン移送装置18を文書支持トレイ16の真下
に位置決めすることにより、RADFを比較的小
型にすることができる。例えば給送ローラを用い
たものの如き種々な型のプラテン移送装置が当業
者により製造されることができるが、本発明の実
施例においては、文書シートは真空移送ベルト装
置によつて複写装置の文書プラテン上に位置決め
される。真空移送ベルト装置は、駆動ローラ11
1及びこれと間隔をおいて配列されたアイドラ・
ローラ113を含む。真空室(図示せず)がこれ
らローラの間に配置され、そして開孔を有するエ
ンドレス・ベルトがこれらローラの間に張り渡さ
れる。この型の真空移送装置はこの分野で周知で
あり、よつてこれの詳細な説明は行なわない。真
空移送ベルトは、駆動ローラ111の近傍に配置
された感知装置386(第10図)と協動する。
移送ベルト及び感知装置は複写のためにシートを
文書ガラス上で整列させるために協動する。これ
ら感知装置及び移送ベルト相互間の動作は特願昭
57−38258号に示されている。駆動ローラ111
は軸115に結合されている。これら駆動ローラ
及び軸は、これが入口部Uターン装置22からシ
ートを受けとり、これを複写のために文書ガラス
上に整列させ、そして複写済みのシートを出口部
Uターン装置24に引き渡すように、独立的に制
御される、サーボ制御されるモータにより駆動さ
れる。
RADFに含まれる他の装置は、出口部Uター
ン装置24(第2A図及び第3図)である。この
出口部Uターン装置24は、入口部Uターン装置
22と略同じである。入口部Uターン装置22に
ついて既に十分に説明した。従つて、出口部Uタ
ーン装置24について詳細には説明しない。この
出口部Uターン装置24の重要な素子について述
べると、これは軸118の周囲に配置されたピラ
ミツド状部材103を含む。この軸上には複数個
の駆動ローラが装着されている。これら駆動ロー
ラの1つは参照数字105により示されている
(第2図)。複数個のバツクアツプ・ローラ(例え
ば120及び122)は駆動ローラと協動して、
シートを移送するためのシート移送ニツプを形成
する。弧状シート移送通路124が駆動ローラの
周囲及びピラミツド状部材103の円筒状部分の
周りに配置されている。弧状シート移送通路12
4の外側部分は、ヒンジ128に枢着されている
弧状部材126により形成されている。直線状シ
ート移送通路130は、弧状シート移送通路12
4に相互接続する。直線状シート移送通路130
は、シートがプラテン真空移送ベルトの下面から
引き渡される時にこのシートを受け入れるように
ゲート・アセンブリ装置132により結合され
る。後述する如く、ゲート・アセンブリ装置13
2は、直線状シート移送通路130及び弧状シー
ト移送通路124により形成される片面通路若し
くは両面シート移送通路134に沿つてシートを
指向するように働らく。両面シート移送通路13
4は側面部材138及びピラミツド状部材103
により形成される。同様に、直線状シート移送通
路130は可動側面部材140及び面142によ
り形成される。もしもシートが出口部Uターン装
置24の周りに堆積したならば、弧状部材126
及び直線状側面部材140はこの用紙ジヤムを取
除くためにヒンジ128の周りで枢動され得るこ
とに注目されたい。
本発明の重要な特徴は、単一の若しくは共通の
出口部Uターン機構24が片面原稿若しくは両面
原稿をひつくり返すためにゲート機構と協同する
ことである。この特徴は本発明においてなし得る
ものである。このため、片面原稿(即ち一方の側
のみに可視情報を有する原稿)が文書プラテン上
で複写される時、ゲート機構は矢印144で示さ
れる片面用紙通路を形成するように位置決めされ
る。矢印144の方向に移動する片面用紙は弧状
シート移送通路124を時計方向に送られ、そし
てゲート・アセンブリ146を通過され、そして
この用紙は第1面を上向きにして適切な向きで文
書支持トレイ16上に再び積まれる。一方、プラ
テン移送機構18により文書プラテン上に位置決
めされた文書が両面文書(即ち、両側に可視情報
を有するもの)であるならば、ゲート・アセンブ
リ124は、このシートを矢印147の方向で両
面シート移送通路134を通過させるように位置
決めされる。この両面原稿の先端はゲート・アセ
ンブリ146を持上げそして反時計方向に弧状シ
ート移送通路124を通過する。出口部Uターン
機構24のまわりの弧状通路を通過することによ
り、この原稿シートはひつくり返され、そして片
面原稿通路に沿つて、プラテン真空移送ベルトに
よりプラテン上への位置決めのために運ばれる。
第2面の複写のためにこのシート原稿を再位置決
めするために、ベルト191は矢印148の方向
(逆方向に移動できる。もちろん、ベルト191
は正逆双方向に駆動されることができ、即ち矢印
148と逆の方向にも駆動され得る。このシート
原稿の第2面の複写の終了後、このシート原稿は
両面シート移送通路134に送り込まれそして出
口部Uターン機構24のまわりで部分的に曲げら
れる。このシート原稿の後端がゲート・アセンブ
リ146を通過すると、ローラ手段が再び時計方
向に回転され、そしてこのシート原稿は、第1面
を上向きに、そして第2面を下向きにして文書支
持トレイ16上に積まれる。出口部Uターン機構
24のまわりで時計方向若しくは反時計方向にシ
ートに移送するために、このUターン機構は正、
逆双方向に駆動されることができる。
本発明のRADFは、半自動型文書給送機構
(SADF)用紙通路を含む。SADF用紙通路によ
り、操作者はRADFの通常動作をインターラプ
トすることができ、そして一枚若しくは複数枚の
シート原稿を送り込むことができる。これらのシ
ート原稿は、駆動ローラ106及びアイドラ即ち
バツクアツプ・ローラ110(第2図及び第3
図)によりプラテン移送機構18の真空ベルト上
に送られ、そしてシート原稿は、複写のために文
書プラテン上に整列され、そして矢印150で示
すSADF出口通路に沿つて文書出口ポケツト40
に排出される。このためSADF用紙通路は文書受
けトレイ152を有する。このトレイ152は用
紙案内チヤネル154により入口部Uターン機構
22に結合される。用紙案内チヤネル154はト
レイ152の底部及び上側案内部材156により
形成される。第2図で明らかな如く、上側案内部
材156は弧状上側案内部材96に結合されてい
る。従つて、用紙ジヤムがこのチヤネル154内
で生じても、操作者は、枢着点98のまわりで上
側案内部材156を持上げることによりこのチヤ
ネルを開くことができる。給送ローラ158及び
バツクアツプ・ローラ160より成る給送機構
は、これらの外面がこのチヤネル154内で給送
ニツプを形成するように配列される。ゲート・ア
センブリ162は、ローラ158及び160の下
流に配置される。このゲート・アセンブリは矢印
161の方向に動く。
動作を説明するに、操作者は矢印164の方向
にシートを用紙案内チヤネル154に送り込む。
このシートはローラ158及び160によりピツ
クされる迄操作者により送り込まれる。次いでロ
ーラは、シート原稿の先端がゲート・アセンブリ
162に整列される迄自動的にシート原稿を送り
込む。この時点でシート原稿は複写装置の制御の
もとに置かれる。次いで、複写装置の制御装置は
RADFの動作をインターラプトしそして適切な
時点でゲート・アセンブリが自動的に降下されそ
してシートはこれが駆動ローラ106及びバツ
ク・アツプ・ローラ110に接触するまで送られ
る。次いでシートは、プラテン移送機構18によ
りピツク・アツプされる迄送られる。この時点
で、シート原稿は文書プラテン上に整列され、複
写されそしてプラテン移送機構18により文書プ
ラテン上から除去される。シート原稿がプラテン
移送機構から離れるにつれて、制御システムは、
このシート原稿を比較的直線状の通路に沿つて送
り出すようにゲート機構132を制御する。この
SADF用紙通路は比較的直線状であり、そして片
面若しくは両面用紙通路の外側に配置されている
ことに注目されたい。この用紙通路が直線状であ
ることに基づき、用紙ジヤムの可能性は著しく低
くされる。
前述の如く、ゲート・アセンブリ132は、シ
ート原稿がUターン機構24でひつくり返されて
その第1の側を上向きにして文書支持トレイ16
上に再び積まれるようにシート原稿が片面通路に
沿つて送られるように制御される。同様に、ゲー
ト・アセンブリは、両面原稿が両面通路の出口部
Uターン機構24によりひつくり返されて第2面
の複写のために文書プラテン上に再位置決めされ
るように位置決めされる。第2面の複写の後、ゲ
ート・アセンブリはその両面位置に保たれそして
シート原稿はこの両面通路に沿つて再び移送され
る。しかしながら、このシート原稿はこの出口部
Uターン機構24のまわりに反時計方向に一部分
だけ送り込まれる。そしてシート原稿は時計方向
に送られて、奇数番目の側(第1の側)を上向き
にして文書支持トレイ16上に再び積まれる。
シートがSADF用紙通路を移動している時、ゲ
ート132は、シートが矢印150に沿つて出口
トレイに進むように位置決めされる。従つて、ゲ
ート機構132は3つの別々の用紙通路の選択を
可能とするように制御される。そしてこの選択は
原稿文書の特性による。このため、ゲート・アセ
ンブリ132は駆動ローラ166及び複数個のバ
ツクアツプ・ローラ168及び170を有する。
バツクアツプ・ローラは、複数個の用紙駆動ニツ
プを形成するように駆動ローラ166の反対側に
配置される。対向して配置された駆動ニツプは、
一方が両面通路のシートを給送するように配置さ
れ他方が片面通路のシートを給送するように配置
される。弧状部材172及び174を含むスライ
ダ・クランク機構(第8図)がローラ166及び
162のまわりに配置されている(第2図)。複
数個のワイヤ状案内部材176がこの弧状部材1
74の縦方向の軸に沿つて間隔をおいて配置され
ている。各弧状部材の軸178及び180に駆動
用ソレノイド(図示せず)が結合されている。片
面、両面若しくはSADFシートのためのゲートを
形成するように案内部材を動かすために、ソレノ
イドはRADFに関連する制御装置により付勢さ
れそして案内部材は適切な位置に選択的に位置決
めされる。駆動ローラ166が駆動されて、この
選択された通路に沿つて向けられたシートはこの
駆動ローラ及びバツクアツプ・ローラにより給送
されそして出口部Uターン機構24若しくは文書
出口トレイのいずれかへ送られる。第2図におけ
るゲート・アセンブリの向きは、シートを片面シ
ート通路に送り込むことを示す。第8図は、シー
トを片面シート通路、両面シート通路及びSADF
用紙通路へ夫々送り込むためのゲートの向きを示
す。第8図の上部の図は、片面通路にシートを送
り込む場合を示し、中央の図は両面通路にシート
を送り込む場合を示し、そして下部の図はSADF
位置の場合を示す。上部の図の片面通路への位置
決めのために、ソレノイドは矢印182及び18
4に示す方向に作動力を生じるように付勢され
る。従つて、駆動ローラ166に関連するスライ
ダ・クランク機構、及び下側のバツクアツプ・ロ
ーラ168に関連するスライダ・クランク機構は
片面原稿通路を規定するようにワイア案内部材を
動かす。
第8図の中央の両面通路形成のために、スライ
ダ・クランク機構の軸180に協動するソレノイ
ドは矢印186の方向に動かされる。同時に、軸
178に協動するソレノイドが滅勢され、そして
スプリング復帰手段(図示せず)が軸178に矢
印188の方向に力を加える。従つて、このスラ
イダ・クランク機構に協動するワイヤ案内部材は
図示のように降下され、そしてプラテン移送機構
から排出されるシートは両面複写用シート通路に
向けられる。図から明らかな如く、両面シート通
路における移動方向は矢印により示される。
SADF通路へシートを向けるためには、軸17
8に協動するソレノイドが矢印189の力を与え
るように付勢される。同時に、軸180に協動す
るソレノイドが滅勢されそして、スプリング(図
示せず)力が軸180に矢印190の方向に加え
られる。従つて、スライダ・クランク機構及びこ
れに結合されたワイア状案内部材は第8図下部に
示すようにされる。この配列において、プラテン
移送機構からのシートはSADFシート通路に向け
られる。
前述の如く、本発明のRADFの機能的なシー
ト移送素子の夫々は、独立的に制御されるサーボ
モータにより駆動される。第2図を参照するに、
プラテン移送装置18は、本発明の独立的に制御
されるサーボ素子の1つである。プラテン機構は
駆動ローラ111及びアイドラ・ローラ113に
結合された移送ベルト191を含む真空移送機構
である。駆動ローラ111は軸115に結合され
ている。又軸115はサーボ制御モータ119
(第3図)により駆動される。
第3図は又、入口部Uターン機構22(第2
図)及び出口部Uターン機構24(第2図)のた
めの駆動機構を示す。第3図から明らかな如く、
軸104は入口部Uターン機構用モータ192に
結合されている。プーリ194が軸104に固着
されている。プーリ194は、駆動ベルト196
及び変速手段195を介してシート移送機構86
の軸に結合される。良好な実施例においては、変
速手段は一対の駆動歯車197及び199を含
む。これと異なる他の型の変速又は伝達手段を用
いてもよいことは勿論である。
第2図及び第3図から明らかな如く、シート移
送機構86は入口部Uターン機構用モータ192
及びこのモータ192及び機構86を相互接続す
る機構により駆動される。従つて、入口部Uター
ン機構用モータが、シートをこの弧状通路に送る
ために時計方向に回転すると、このシート移送機
構86に協動する移送ベルトの下面に吸引されて
いたシートは矢印144の方向に動かされる。言
い換えると、シート移送機構86に協動する真空
移送ベルト及び入口部Uターン機構22の間の結
合は、入口部Uターン機構が時計方向に回転する
時に、真空移送ベルトの下側ベルトが左から右へ
の方向に動いてシートをUターン機構に送るよう
になされている。
同様に、出口部Uターン機構24の軸118は
出口部Uターン機構用モータ198に結合されて
いる。出口部Uターン機構用モータ198は出口
部Uターン機構24を双方向に駆動する。このこ
とは、シート原稿が片面原稿か両面原稿かに応じ
てシート原稿が双方向に動かされなければならな
いために必要されている。プーリ200は軸11
8に固着されている。駆動ローラ166(第2
図)は駆動軸202に結合されている。プーリ2
04は駆動軸202に装着されている。エンドレ
ス・ベルト206はプーリ200及び204を結
合する。上述のように駆動機構が構成されている
ため出口部Uターン機構用モータ198が出口部
Uターン機構を時計方向若しくは反時計方向に駆
動する毎に、駆動ローラ166(これはシートを
ゲート機構132に送る)は同じ方向に駆動され
る。
制御及び電気系統の説明 第4図を参照するに、RADFの機能素子及び
各素子を駆動するためのサーボ制御ループが示さ
れている。図のシート移送機構は他の実施例であ
ることに注目されたい。ここに示す機能素子は、
既述のRADFの良好な実施例の機能素子と同じ
であるけれども、ここに示す機械的素子はいくら
か異なつている。従つて、各機械的素子に対する
参照数字は異なる場合がある。シート・トレイ2
08は真空移送ベルト210の上側に配置されて
いる。入口部Uターン機構212は、長手方向軸
がシート移送方向を横切る円筒部材を含む。連続
的なピツカー真空ベルト214が複数個のプーリ
216に装着されている。これらのプーリは、ベ
ルトが円筒部材の円周と給送ニツプを形成するよ
うにされている。
同様に、プーリ216a及び216bの間の領
域に真空プレナムが配置されている。そして、一
番上のシートはピツカー真空吸着脚部によりとり
出されてピツカー真空ベルト214の下面に引き
渡される。この取り出されたシートは円筒部材及
びベルト214の弧状部が形成するニツプの間を
移送される。この取り出されたシートは次いでプ
ラテン移送ベルト210に引き渡されここでこれ
は露光のために位置決めされる。プラテン移送ベ
ルト210は前述のものと同じであり従つて詳述
しない。
移送ベルト210の下流に配置されているのは
ゲート・アセンブリ218でありこれはゲート・
モータ220に結合されている。ゲート・モータ
220は、シートを両面通路、片面通路若しくは
SADF通路へ送るようにゲート手段218を位置
決めする。
出口部Uターン機構222は円筒部材及びエン
ドレス・ベルト224により形成され、又これら
はシートを双方向に運ぶための給送ニツプを形成
する。エンドレス・ベルト224は、複数個のア
イドラ・ローラ226及び駆動ローラ228によ
り支持されている。
本発明の制御態様の説明の前に一言述べておく
と、第4図に示す入口部及び出口部Uターン機構
におけるシート移送機構は先に述べた実施例の具
体的なシート移送機構とは異なつているけれど
も、第4図及び先の実施例の機構を駆動するため
の制御装置及び電子的装置は同じであり、従つて
これについての説明は第4図のみに対して行なう
けれども、同様にして第1図及び第2図の先の実
施例の機構の制御が行なわれることに注目された
い。本発明の機能素子若しくは個々の移送素子
は、同一規格の別個のサーボ制御モータ232,
234及び236(第4図)により駆動される。
第2図及び第3図の実施例を参照するに、これら
サーボ制御モータは参照数字118,192及び
198により示されている。
さて第4図を参照するに、2相タコメータ23
8,240及び242が夫々のモータの軸にとり
つけられている。2相タコメータの機能は、モー
タの回転方向及び回転距離に関する情報を与える
ことにある。タコメータ238からの出力信号は
線244及び246を介して出口部サーボ制御装
置248に印加される。同様に、タコメータ24
0からの出力信号は線250及び252を介して
ベルト・サーボ制御装置254に印加される。同
様に、タコメータ242の出力信号は線256及
び258を介して入口部サーボ制御装置260に
印加される。モータを駆動するための順方向電流
信号は線262,264及び266を夫々介して
出力される。出口部サーボ制御装置248は、出
口部コマンド・インターフエイス線268上のマ
スタ制御装置(後述)により発生された出口部コ
マンド・インターフエイス信号を受けとる。この
信号は、線244及び246の帰環信号並びに基
準発振器270からの線272の基準信号と組合
わされそして出口部Uターン機構を駆動するため
の一連の制御パルスを形成する。
同様に、ベルト・サーボ制御装置254は、ベ
ルト・コマンド・インターフエイス線274上の
ベルト・コマンド・インターフエイス信号及び線
272上の基準信号を受けとり、そして移送ベル
ト・モータを駆動するための制御信号を発生す
る。同様に、入口部サーボ制御装置260は、線
272,256及び258上の出力信号並びに入
口部コマンド・インターフエイス線276上の信
号を処理して、そして入口部Uターン機構用モー
タを駆動する制御信号を出力する。第4図から明
らかな如く、各モータは、共通な基準発振器27
0から入力される基準信号及びマスタ制御装置か
ら発生される制御装置を伴うサーボ制御装置より
成る閉ループ・サーボにより駆動される。マスタ
制御装置により種々なインターフエイス上に発生
される信号はRADFの特定な部分を適切に動作
させるために必要な信号である。閉ループ・サー
ボの一部を形成するこのサーボ制御装置に関連す
る電気的回路は同じであり、従つてこのうちの1
つだけについて説明する。
第5図は、本発明に従うRADFの機能素子の
1つを駆動するに適する閉ループ・サーボのブロ
ツク図である。これら機能素子は、シート移送及
び入口部Uターン機構を伴なうピツカー(取り出
し)機構、プラテン移送機構及び出口部Uターン
機構を含む。このためサーボ・ループは、線27
2上に信号を発生する基準発振器270を含む。
線272上の信号は信号処理装置278に送られ
る。本発明の良好な実施例においては、信号処理
装置278はマイクロコンピユータを含む。この
マイクロコンピユータの機能は、線280に基準
信号Rを出力しそして線282にフイード・フオ
ワード制御信号を発生することである。線282
上の信号は、アナログ・フイード・フオワード装
置284に送られる。このアナログ・フイード・
フオワード装置284からの出力は線286を介
して代表的総和回路288に送られる。各サー
ボ・コマンド・インターフエイスからの制御信号
は信号処理装置278に印加される。総和回路2
88への他の入力信号はこのサーボの閉ループに
より発生される。このフイード・フオワード・ル
ープは、ステアリング論理装置290から発生さ
れ線292及び294を介してアツプ・ダウン・
カウンタ296へ印加される信号を含む。このカ
ウンタ296からの出力は線298を介してデイ
ジタル−アナログ変換回路(DAC)300に印
加され、そしてここで線302を介して補償R/
C回路網304へ印加される。総和回路288か
らの出力信号は、電力増幅器306に印加され
る。そして増幅された信号は線308を介して
DCモータの1つを駆動するために印加される。
前述の如く、DCモータは負荷に結合されている。
負荷はRADFの機能素子の1つを表わす。一例
として、負荷はプラテン真空移送機構、入口部U
ターン機構若しくは出口部Uターン機構である。
負荷の位置の追跡を保つために、2相タコメー
タ310が負荷に結合されている。このタコメー
タの出力は2組のパルスであり、そして1つは線
312にそして1つは線314に出力される。こ
れらの信号はタコ処理装置316により処理され
そしてこれは線318及び320に逆方向(バツ
クワード)パルス及び順方向(フオワード)パル
スを夫々出力する。このタコ処理装置はこの分野
で周知のものでよく、これの一例はIBMテクニ
カル・デイスクロージヤ・ブリテインの1972年5
月のVol.14、No.12の第3672−3673頁に示されてい
る。
上述のサーボ・ループは位置づけサーボ・ルー
プとして設計されている。被移動素子の位置は予
定の基準位置に整合される。これが行なわれると
全部品の動的動作が良好に制御される。このた
め、デイジタルな基準位置“R”が共通基準発振
器270及びマイクロコンピユータ即ち信号処理
装置278により発生される。このデイジタル位
置基準信号“R”は、所望の位置軌跡の時間に対
する関数に対応して発生される一連の時変調パル
スである。各基準信号は、負荷を1タコ・パルス
だけ移動させるためのサーボ・ループに対するコ
マンドである。サーボ・ループ・エラーはアツ
プ・ダウン・カウン296を介して発生される。
このアツプ・ダウン・カウンタは“R−X”の機
能を達成する(Xはタコメータ帰還信号から引き
出される。)このデイジタル・エラーはDAC300
によりアナログ信号に変換される。次いでDAC
はDCモータに電流を与えるように電力増幅器3
06を駆動する。アナログ・フイード・フオワー
ド装置284により発生されたフイード・フオワ
ード信号は又、所望の軌道に沿つてモータ負荷を
駆動するために計算された正規電流を与えるため
に電流増幅器306に印加される。かくして、こ
のサーボ・ループはバーニア(幅尺)制御システ
ムとして働き、そしてフイード・フオワード装置
は必要な駆動電流の主要部分を与える。
第6図及び第7図はRADF及び関連する複写
装置を制御するのに用いられる主制御装置のブロ
ツク図である。本発明の再循環型自動文書給送の
ための主要制御装置は、第6図及び第7図に示さ
れているようにマスタースレーブ形態に結合され
た一対のマイクロプロセツサである。主マイクロ
プロセツサ(第1プロセツサ)、スレーブ・マイ
クロプロセツサ(第2プロセツサ)及びサーボ・
ループの夫々における特定な機能を達成するため
の他のマイクロプロセツサの制御機能を1つの大
容量のマイクロプロセツサで行なつてもよいこと
に注目されたい。
第6図に示す構成において、第1プロセツサ1
はRADF動作のための主ストリーム・マイクロ
コード・プログラムを実行し、一方第2プロセツ
サ2は第第1プロセツサ1からコマンドを受けと
つてこれを実行する。本発明の良好な実施例にお
いて、第1及び第2の両プロセツサ1及び2は
MOS Technology社による6502マイクロプロセ
ツサである。これに代えて他のマイクロプロセツ
サを用いることができることは勿論である。例え
ば、第1プロセツサは、出口部Uターン機構コマ
ンド機能を達成する。このコマンドは、適切なサ
ーボ・ループに相互接続される出口部インターフ
エイス線に出力される。
同様に、プラテン移送装置及び操作者パネル
(OP)に対するインターフエイス・コマンドは第
1プロセツサにより発生される。これらの信号は
ベルト・コマンド・インターフエイス線に出力さ
れる。同様に、真空ピツカー・アセンブリ、キツ
カ、入口部Uターン機構コマンド・インターフエ
イス及びピツカー(素子74,72等、第2図及
び第3図)に対するコマンドは第2プロセツサ2
により発生される。
これらのプロセツサは、メモリ・アドレス可能
I/Oレジスタを介して通信する。インターフエ
イスは8ビツトの双方向の1つのデータ母線及び
4つのタブ線を含む(第6図)。コマンドは、“コ
マンド・タグ・アウト線”を用いてデータ母線を
介して第2プロセツサ2に送られる。第2プロセ
ツサ2の受け取り可能状態は、“ステータス・イ
ン線”上の応答により判る。次いで、第2プロセ
ツサ2はインターフエイスから離れてコマンドを
実行する。コマンドが実行され終えた後、第2プ
ロセツサ2は“リクエスト・イン線”を介して第
1プロセツサ1をインターラプトする。この時点
で、第1プロセツサ1は、ステータス・バイトを
受ける用意が調つていることを示す“要求が受け
入れられた”(リクエストACK)を送り返す。2
バイトの最終ステータス・バイトが今や第1プロ
セツサ1に送られる。これらの第1のバイトはコ
マンドが実行されたことを示し、そして第2のバ
イトはステータス(即ち成功、エラー等)を示
す。第1プロセツサ1は、送り出されそして完了
された各コマンドの状態(トラツク)を“デバイ
ス・エンド・レジスタ”により把握する。特定な
コマンドが第2プロセツサ2に送られる毎に、関
連する装置及びビツトが零出力される。このビツ
トは、この特定なコマンドに対して終了状態が受
け取られた時に“ロジカル1”に送り返される。
第6図がマイクロプロセツサ対マイクロプロセ
ツサの相互接続を示しているのに対して、第7図
はマイクロプロセツサ対ハードウエアの相互接続
を示す。第7図から明らかな如く、各プロセツサ
はこれ自身のメモリ及びメモリ・アドレス母線を
有する。プログラム・メモリに加えて、各プロセ
ツサは、論理I/Oレジスタを介してRADFの
種々なサブシステムと交信する。レジスタはメモ
リとしてアドレスされそして種々な感知装置の状
態を読取るために又、制御線をターン・オン又は
ターン・オフするのに用いられる。例として、感
知装置はサーボ/感知回路(SERVO/SNSR
CKTS)又はモータ・タコ感知装置(第7図)で
ある。副マイクロプロセツサはこれが制御する装
置に関連する感知装置をモニタすることは勿論で
ある。プロセツサをインターフエイスする制御線
は第6図において説明する。
第7図を参照するに、各プロセツサは、読取り
及び書込みが行なわれる多数のハードウエア・カ
ウンタをアクセスする。これらのカウンタは、例
えばピツク(シート取出し)動作の如き個別動作
の時間を測るために或る場合にはタイマとして働
き、又ルーチンが終了されたか否かを調べるため
にタコメータ・カウンタ若しくはタイマとして用
いられる。これらのカウンタは又、前述の3つの
サーボ・システムの夫々からのタコメータ・パル
スを計数するために用いられる。これらのカウン
タは、RADFを通る文書の進行状態を調べ又或
る制御をターン・オン若しくはターン・オフする
ための位置情報入力のために用いられる。第7図
のブロツク図は、プロセツサとインターフエイス
される種々なRADFの電気的なサブシステムを
示す。例として、主及び副マイクロプロセツサ
は、複数個のタイマ、タコメータ・タイマ、I/
Oレジスタ及びインターラプト制御線とインター
フエイスする。これらは又、RADFの機能素子
を駆動するために用いられるサーボ及びRADF
のシート位置を感知するために用いられる感知回
路である物理的なサーボ感知回路とインターフエ
イスする。又、モータ、タコメータ及び感知回路
は種々なマイクロプロセツサに結合されている。
同様に、RADFは第1プロセツサ(主プロセ
ツサ)1を介して複写装置と交信する。これは一
連のI/Oレジスタを介して複写装置に結合され
ている。RADFは、マイクロプロセツサを介し
てジヨブ・コマンド及びパラメータを受け取りそ
してこれを実行し、そしてこれの完了及びエラー
状態を複写装置に送り返す。更に、マイクロプロ
セツサからRADFが正常に動作しているか否か
をチエツクするための診断コマンドがRADFに
送られ、そして診断により感知されたデータは複
写装置に送られる。複写装置がI/Oレジスタに
ロードした情報の型の例は、原文書の型即ち片面
文書又は両面文書であるかである。この情報は複
写装置に関連する操作者制御パネルから入力され
る。又文書の循環回数を示す信号も入力される。
これらの情報は、関連するRADFパネルから入
力され得る。
第11A図及び第11B図を説明するに、主マ
イクロプロセツサをプログラムするのに用いられ
る一連の処理ステツプの流れ図が示されている。
本発明の範囲からはずれることなく他の流れ図を
作成することができることは明らかである。前述
の如く、RADFの基本的な機能は、文書プラテ
ンに文書を連続的に給送することであり、そして
ここで文書は片面若しくは両面複写されそして元
の順序でRADFに再び重ねられる。このため、
文書給送装置は、一組の文書の一番上から一度に
一枚ずつ文書を取り出しそしてこれらを複写装置
の文書プラテン上に給送する。文書プラテン上に
適切に位置決めされた後、文書はこれの像を光導
電体上に転写するため一斉露光又は走査露光され
る。所望回数の露光終了後、文書は文書トレイ上
に戻され、そして一組の文書の底に重ねられる。
第11A図及び第11B図を参照するに、この
プログラムは、文書給送装置が一重なりの原文書
の一番上から一度に一枚ずつ文書を取り出し、そ
してこれを複写装置の文書ガラス上に給送するよ
うにされている。文書ガラス上に適切に位置決め
された後文書は複写される。文書プラテン即ちガ
ラス上の文書を複写すると同時に、次の文書が入
口部Uターン機構22に詰め込まれそして他の文
書が真空ピツク装置に保持される。入口部Uター
ン機構にある文書の直前に複写された文書は出口
部Uターン機構24に保持されている。出口部U
ターン機構にある文書に対応するコピーが完成さ
れたことを複写装置に設けられた感知手段が感知
し、その出力信号を第7図に示すI/Oレジスタ
を介してマイクロプロセツサ1,2が受取る迄、
文書は保持それる。なお、このような感知手段と
しては、例えば前述した特公昭55−17377号公報
に示されているスイツチS2のような一般に知ら
れた手段を用いることができる。コピー完成に伴
ない、出口部Uターン機構にある文書が文書支持
トレイ16に送られ、そして一重なりの文書に重
ねられる。所定の時間内にコピーの完成を示す信
号がマイクロプロセツサに送られないとき、複写
装置のエラーと判断される。このように文書を入
口部Uターン機構に送りそしてこれを出口部Uタ
ーン機構に保持する文書給送手順を採用すること
により、複写装置にエラー例えばコピーシートの
ジヤムが生じた場合、文書を出口部Uターン機構
に保持したまま複写装置のエラー修復を持ち、エ
ラーが修復されたとき、この文書を再複写するた
めに文書プラテン上に自動的に再位置決めでき
る。この再位置決めは、先に述べた両面原稿の第
2面の複写を行う場合と同じようにしてなされ
る。すなわち、第2A図、第2B図において、ベ
ルト191が矢印148の方向(逆方向)に駆動
されることによつて出口部Uターン機構24に保
持されている原稿を再びプラテン501上に移送
し、再位置決めするものである。
マイクロプロセツサが第11A図のプログラム
に入つた後の最初のステツプは、ブロツク330
により示されており、そしてこれは判断ブロツク
であつて、プログラムは、文書が複写に対して準
備完了したか否かを調べる。もしも文書が準備完
了していないならばプログラムはループに入りそ
してこのテストが繰り返される。そして文書の準
備が完了すると、プログラムはイエスに進み、機
能ブロツク332,334及び336をアクセス
する。これらのブロツクは順次にアクセスされ
る。判断ブロツク332において、プログラム
は、RADFが準備完了であるかどうかを調べる。
ブロツク334において、プログラムは第1の文
書を取り出すために文書取出装置(ピツカー)を
付勢する。同様に、ブロツク336において、プ
ログラムは、文書を取出装置から入口部Uターン
機構に移すようにRADFを動作させる。文書が
入口部Uターン機構にある時、プログラムは判断
ブロツク338に入る。この判断ブロツク338
において、プログラムは、スタツク・マーカが見
い出されたか否かを調べる。このスタツク・マー
カとは、文書支持トレイに関連して設けられた普
通型の機械的装置であつて、一重なりのシート
(シートスタツク)が完全に循環され終えた時を
システムに通知するものである。もしもスタツク
の循環が終了していないならば、プログラムはこ
のプログラムから“ノー”の通路に出る。次にプ
ログラムは動作ブロツク340に入る。このブロ
ツク340において、プログラムは、文書支持ト
レイから次の文書を取り出するようにシステムを
働らかせる。次いで、プログラムは判断ブロツク
342に入る。このブロツク342において、プ
ログラムは文書ガラス上に文書があるか否かをテ
ストする。もしも答がイエスであるならば、プロ
グラムはAルーチンに入る。このAルーチンは後
述する。
もしも文書プラテン上に文書がなければ、プロ
グラムは動作ブロツク344に入る。このブロツ
ク344において、プログラムは文書を入口部U
ターン機構から文書プラテン上に移動させる。次
いで、プログラムは判断ブロツク346に入る。
このブロツク346において、プログラムは、取
出し装置に文書があるか否かを調べる。もしも文
書が取出装置になければ、プログラムはブロツク
338に戻り、そしてブロツク338から346
に至る前述のステツプを行なう。
しかしながら、もしも文書が取出装置にあるな
らば、プログラムは動作ブロツク348に入る。
このブロツク348において、プログラムは、文
書を取出装置から入口部Uターン機構に移すよう
にRADFを働らかせる。次いでプログラムは、
ブロツク348を出て、ブロツク338に戻り、
そして前述のステツプを行なう。
再び判断ブロツク338に戻ると、もしもエン
ド・オブ・スタツク・マーカが、スタツクが循環
され終えたことを示すと、プログラムは判断ブロ
ツク350に入る。この判断ブロツク350にお
いて、プログラムは文書が入口部Uターン機構に
あるか否かを調べる。もしも答がイエスであるな
らば、プログラムは機能ブロツク344をアクセ
スし、そしてここでは文書を文書プラテンから移
すようにプログラムはRADFを働らかせ、そし
て前述の順序で動作が進行する。
しかしながら、もしも入口部Uターン機構に文
書がなければ、プログラムは判断ブロツク352
に入る。この判断ブロツク352において、プロ
グラムは、文書が文書プラテン上にあるか否かを
調べる。もしもなければ、プログラムは動作ブロ
ツク354に入る。この動作ブロツク354にお
いて、ブロツクは、文書を出口部から文書スタツ
クに戻すようにRADFを働らかす。次いで、プ
ログラムは動作ブロツク356に入る。このブロ
ツクは、仕事(ジヨブ)が終了されたことを表わ
し、そしてRADFはターン・オフされる。n組
のコピーが作成される場合には、上述の手順がn
回繰り返される。
再び判断ブロツク352に戻ると、もしもテス
トの結果、文書が文書プラテン上に存在すること
が判明すると、プログラムはルーチンAに入る。
もしも判断ブロツク342の判断がイエスである
場合にもこのルーチンAに入ることを注目された
い。ルーチンAの第1のステツプは、動作ブロツ
ク358(第11B図)である。このブロツク3
58において、プログラムは、文書が複写の準備
が整つたか否かを調べる。動作ブロツク358か
ら、プログラムは判断ブロツク360に入る。こ
のブロツク360において、プログラムは、複写
プロセスが完了したか否かを調べる。もしも複写
が完了しなければ、プログラムはループに入る。
もしも完了したならばプログラムは判断ブロツク
362に入る。ブロツク362において、プログ
ラムは、文書が片面文書か両面文書かを調べる。
もしも文書が片面文書であるならば、プログラム
は判断ブロツク364に入る。このブロツク36
4において、プログラムは、文書が出口部Uター
ン機構にあるか否かを調べる。もしもあるなら
ば、プログラムは機能ブロツク366に入る。こ
の機能ブロツク366において、プログラムは、
文書を出口部Uターン機構からスタツクへ戻すよ
うにRADFを動作させる。次いで、プログラム
は機能ブロツク368に入る。この機能ブロツク
368において、RADFは文書を文書ガラスか
ら出口部Uターン機構に移する。この場合にはこ
の文書は片面文書であり、従つてこの文書をひつ
くり返して文書ガラスに戻す必要がないことに注
目されたい。ブロツク364を参照するに、もし
も出口部Uターン機構に文書がなければブロツク
366の機能がスキツプされそしてプログラムは
ブロツク368に入る。ブロツク368からプロ
グラムは判断ブロツク370に入る。ブロツク3
70において、プログラムは、文書が入口部Uタ
ーン機構にあるか否かを調べる。もしも存在しな
ければ、プログラムはこのブロツクの“ノー”の
通路に出る。もしも文書が存在するならば、プロ
グラムは機能ブロツク372に入り、ここで文書
は入口部Uターン機構から文書プラテンに移され
る。
判断ブロツク362に戻ると、もしも文書が両
面文書であるならば、文書は第2面の複写のため
に表裏を反転されてから文書プラテンに戻されね
ばならずそして文書スタツクの底に重ねられねば
ならない。このためにプログラムは判断ブロツク
374に入る。このブロツク374において、プ
ログラムは文書は出口部Uターン機構にあるか否
かを調べる。もしも文書が存在すれば、プログラ
ムは動作ブロツク376に入り、ブロツク376
において、プログラムは文書を出口部Uターン機
構から文書スタツクに戻しそして判断ブロツク3
78に入る。ブロツク374を参照するに、もし
も出口部Uターン機構に文書が存在しないならば
ブロツク376の動作はスキツプされ、そしてプ
ログラムはブロツク378に入る。このブロツク
378において、プログラムは第2面の複写が完
了したか否かを調べる。もしも第2面の複写が完
了されていると、プログラムは動作ブロツク38
0に入る。このブロツク380において、プログ
ラムは、出口部Uターン機構の両面通路に文書を
送り込んで文書をひつくり返しそして第2面の複
写のために文書プラテンに戻すようにRADFを
働らかせる。ブロツク380から、プログラムは
前述のルーチンAに入る。判断ブロツク378に
戻ると、もしも両面文書の第2面の複写が終了す
ると、プログラムは動作ブロツク382に戻る。
第2面の複写が完了しているのでブロツク382
において、プログラムは、文書を文書プラテンか
ら出口部Uターン機構の両面通路に沿つて部分的
に送るようにRADFを働らかせる。次いで、文
書は文書スタツクの底に重ねられる。次いで、プ
ログラムは、前述のルーチンを行なうためにブロ
ツク382を出る。マイクロプロセツサを上述の
動作を行なうようにプログラムすることにより、
本発明に従うRADFは、文書シート・スタツク
の最上部から文書シートを順次に取り出し、これ
らをシート移送通路に沿つて送り込み、そして複
写の終了後、支持トレイのシート・スタツクに再
び重ねる。
第10図は、本発明に従うRADF及びシート
通路に沿う主要点に配置された感知装置を示す。
これら感知装置は、RADFに沿う原稿シートの
進行状態を検出し又RADF内のエラー検出を行
なうために用いられる。感知装置の出力は、シー
トの進行状態又エラーの発生を調べるために制御
装置により用いられる。感知装置384は、入口
部Uターン機構に関連する用紙チヤネル内に配置
される。この感知装置(以下入口部感知装置とい
う)384の機能は、シートが入口部Uターン機
構に入つた時及び出る時に信号を発生することで
ある。任意の型の感知装置を用いることができる
が、本発明の良好なる実施例においては、感知装
置は発光−受光型のものである。この入口部Uタ
ーン機構のチヤネル内に配置されている他の組の
感知装置は、いわゆる入口部のシート斜行感知装
置である。これらの感知装置は、好ましくは外側
通路に沿つて間隔をおいて配列された一対の感知
装置を含む。これらの感知装置を進む、即ち横切
る時間の遅れを計数することにより、自動文書給
送装置の誤動作の1つである原稿シートの斜向
(スキユー)を調べることができる。
ガラス基準感知装置386は、順方向の原稿シ
ートの移動方向においてプラテン移送ベルトの下
流に配置されている。この感知装置は、文書プラ
テン即ちガラスにおいて文書シートを整列させる
ためプラテン移送ベルトと共に用いられる。
出口部Uターン機構の感知装置388は出口部
Uターン機構24内に配置されている。この感知
装置388の機能はこの出口部Uターン機構内で
の原稿シートの進行状況を調べることである。入
口部Uターン機構22に関連して述べた如く、こ
の出口部Uターン機構のシート移送チヤネルには
一対の斜行検出器が配置されている。この斜行検
出用感知装置の配向は、入口部Uターン機構のも
のと略同じである。同じ構成の一対の斜行感知装
置が文書プラテンに対して配置されている。この
プラテンにおける斜行感知装置の機能は、シート
がプラテン上に位置決めされた時の斜行を測定す
ることである。感知装置390は、文書支持トレ
イ16への入口部に配置されている。このトレイ
感知装置の機能は、シートの後縁がトレイへの入
口を通過した時を感知し、そしてキツカ機能をス
タツクから一時的にはずしてこの新たなシートを
スタツクの底に挿入させる信号を発生することで
ある。
前述の如く、感知装置は、マイクロプロセツサ
と共にこのシステム内のシートの進行状況を調べ
そしてこのシートの斜行を調べる。又、シートの
到達も調べられる。この検査は、原稿シートが、
特定な時間の間に用紙通路の特定な所に到達した
か否かを調べる。このため、3つのモータからの
タコメータ・カウントは、シートが或るステーシ
ヨンから次のステーシヨンへ適切に移動したこと
を確認するための基準として用いられる。マイク
ロプロセツサに関連するタイマは過度の斜行を検
出するのに用いられる。例えば、斜行感知装置が
ピツクされた時が記録される。これに関連する斜
行感知装置が所定時間内にピツクされなければ、
斜行エラーが発生される。
他の型のチエツクは、離脱チエツクである。こ
のチエツクは、文書が時間及び斜行の見地から
種々なステーシヨンを適切に離脱したかを調べ
る。このチエツクは又、二重シート送りの検出を
も兼ねる。他の型のチエツクは、いわゆるオープ
ン・ループの制御時間チエツクである。このオー
プン・ループの制御時間チエツクにおいては、或
る機能は、完了すべき予定の時間を与えられる。
もしもこの機能がこの与えられた時間内に終了し
なければ、エラー信号が発生される。例えば、ピ
ッカー機能及びキツカ機構の如きサブシステムに
関連する仕事の完了をモニタするために感知装置
及びスイツチ(図示せず)が用いられる。スイツ
チ及び感知装置は、このタスク(仕事)が完了し
たか否かを調べるためにこの動作中に或る間隔で
モニタされる。タイマ・インタラプトは種々なチ
エツクを開始するために用いられる。
他の型のチエツクは総体的なタイミング・チエ
ツクである。上述の制御プログラムがスレーブ即
ち第2マイクロプロセツサ2にコマンドを渡す時
に、全体的タイム・アウトが第1マイクロプロセ
ツサにより開始される。このタイム・アウトは、
所定の動作が生じる最大時間を通常越える。この
ことは、スレーブ・マイクロプロセツサから主マ
イクロプロセツサに終了ステータスを送るスレー
ブ・ルーチンの動作失敗をも検知し得る。
ピツカー機構のピツク失敗は1回だけ再試行さ
れる。この再試行(リトライ)はその次の文書サ
イクルで生じる。もしも失敗が繰り返されると、
再試行はもはや行なわれず、そしてRADFの他
の部分に残つている文書は、これらが文書トレイ
に重ねられ終る迄処理される。
第12図は、文書位置チエツク及び斜行チエツ
クのためのプログラム・ルーチンを示す。このプ
ログラムの最初のブロツクは参照数字400によ
り示されそしてエントリイ・ブロツクと呼ばれ
る。このプログラムは、タコメータ・カウントの
ポーリング・ルーチン若しくはタコ・カウントに
基づくインターラプト・ルーチンを経て開始され
る。ブロツク400からプログラムは判断ブロツ
ク402に入る。このブロツク402において、
プログラムは、シートが感知装置384(第10
図参照、以下第1感知装置と呼ぶ)に到達したか
否かを調べる。もしもシートが到達していない
と、プログラムは判断ブロツク404に入る。こ
のブロツク404において、プログラムは、入口
部Uターン機構に関連するタコ・カウントが予定
数N1より大きいか否かを調べる。この数N1は、
通常の動作状態ではシートがUターン機構に存在
するように選択される。もしもタコ・カウントが
予定数N1よりも小さければ、プログラムはルー
プに入る。もしもタコ・カウントがN1よりも大
きければ、このことは、機能ブロツク406にお
いて“ハード・エラー”と表わされている重大な
状況を表示する。プログラムはブロツク408を
出てそして装置を停止させる。
判断ブロツク402を参照するに、もしも文書
が第1感知装置に到達したならば、プログラムは
動作ブロツク410に入る。このブロツク410
において、プログラムは斜行タイマを開始させ
る。複数個の多目的カウンタがマイクロプロセツ
サにとりつけられていることに注目されたい。従
つて、行なわれているルーチンに応じて、マイク
ロプロセツサはこれらの1つを斜行カウントを行
なうように割当てることができる。この斜行カウ
ンタは、ピツクされた第1の斜行感知装置からの
信号により開始される。この感知装置がピツクさ
れて、もしも文書が適正に整列されると、第2の
斜行感知装置が特定カウントN2内にピツクされ
る(ブロツク412)。従つて、もしも判断ブロ
ツク412のタコ・カウンタがN2よりも大きけ
れば(N2は第1及び第2の斜行感知装置がピツ
クされる時間間隔である)、このエラーは軽度の
エラーすなわちソフト・エラーとされ、そしてプ
ログラムは動作ブロツク414に入る。このブロ
ツク414において、プログラムはこのソフト・
エラーを記憶する。これでRADFの入口部Uタ
ーン機構に関するテストを完了する。タコメー
タ・カウントは用紙通路内のシートの進行状態を
表わすことに注目されたい。又、ハード・エラー
はRADFを直ちに停止し、一方ソフト・エラー
は単に参考のために記録されるだけである。上述
のテストは、出口部Uターン機構におけるシート
の進行状態を調べるためにも用いられる。
シート・チエツク及び斜行に関する他のテスト
は判断ブロツク416で開始される。ブロツク4
16において、プログラムは、シートが第2感知
装置386(第10図)に到達したか否かを調べ
る。まだ到達しなければ、プログラムは判断ブロ
ツク418に入る。ブロツク418において、プ
ログラムは、もしもタイマがT1よりも大きいか
否かをテストする。この時間T1は、1枚のシー
トが入口部Uターン機構からプラテンの基準感知
装置386に到達するのにかかる時間である。も
しもこの時間がT1よりも大きくなければ、プロ
グラムはループに入る。もしもT1よりも大きけ
れば、このことはハード・エラーを表わしそして
プログラムは動作ブロツク420に入る。次いで
プログラムはブロツク422に入りそして
RADFは停止される。
ブロツク416を参照するに、もしもシートが
所定の時間T2(当然T2<T1)よりもかかつて第
2感知装置に到達すると、ソフト・エラーが生じ
そしてプログラムは動作ブロツク424に入る。
ブロツク424において、プログラムはエラーを
記録し、そしてブロツク426を経て処理を継続
する。
上述の説明から、本発明に関連するエラー・チ
エツク・ルーチンにおいては、2つの型のエラー
が存在することが明らかである。これの1つは、
原文書の損傷を最小にするために機械を瞬間的に
停止する重大なハード・エラーであり、他はソフ
ト・エラーすなわちハード・エラー程重大ではな
く、従つて機械の動作は継続しても支障はない
が、このシステム内の素子が故障であるかもしれ
ないことを操作者に知らせるための参考データと
して記録させる軽度のエラーである。操作者は、
このソフト・エラーが発生した時状況に応じて機
械を停止させ関係部所をチエツクすることもでき
る。
動作の説明 本発明に従う文書取扱装置は、サーボ制御され
る再循環文書給送装置である。この給送装置は、
共通の基準信号源発生装置から駆動されるが独立
的にサーボ制御される複数個の文書給送素子を含
む。更に具体的に云うならば、文書給送装置は、
シート・ピツカー機構74(第2図)及び真空ピ
ツカー移送ベルト86を含む。ピツカー機構は、
文書支持トレイ16から文書をとり出し、一方ピ
ツカー移送ベルトはこの取り出された一枚のシー
ト文書を入口部Uターン機構22に移送する。一
枚の文書が取り出された後、入口部Uターン機構
はこの第1文書をこれの後端が取り出し領域を過
ぎるまで進める。次いで入口部Uターン機構22
は停止し、そしてこの第1文書は給送のための準
備領域(Entry Preload Area)にある。さて今
や、第2の文書が取り出される。次に、プラテン
移送ベルト18及び入口部Uターン機構22の動
作が開始され、そして第1文書は移送ベルトに送
られそして機構22は第2文書が準備領域に入つ
た時に停止する。今や第3の文書が取り出され
る。一方、移送ベルトは第1文書がプラテン上で
整列された状態で停止し、そして露光が行なわれ
る。もしもこの文書が片面複写文書であるなら
ば、ゲート・アセンブリ132(第2図)は、片
面シート通路に整列した状態にされる。入口部移
送ベルト及び出口部が今や動作開始される。第1
文書は出口部Uターン機構を通つて移送され、そ
して複写装置がこの第1文書の複写が成功裡に終
了したことを感知装置で感知し、マイクロプロセ
ツサがその信号を受取る迄(第11B図、ステツ
プ360)、一時的に保持される。そして出口部
Uターン機構にある文書は文書支持トレイに戻さ
れる。次に、第2文書がプラテン上での整列のた
めに移送ベルトに移される。第3文書は入口部U
ターン機構に入れられる。動きが停止した後、第
4文書が取り出される。このような全体的動作
は、文書支持トレイの全文書が処理され終る迄続
く。最後の文書の処理は、機械的なポインタから
の信号により示される。このポインタは、1つの
文書スタツクが少なくとも1回循環された時点を
見い出すために文書スタツクをモニタする。
もしも処理されつつある文書が両面文書である
ならば、取り出された第1文書は前述の如くにし
て表裏を反転されそして第2面の複写のために再
位置決めされる。この場合、ゲート機構はこの文
書を両面シート通路へ送るように位置づけられ
る。文書の後端が移送ベルトからはずれると、こ
の移送ベルトは停止されてそして右側に加速され
る。この文書の後端が両面ゲートを通過すると、
ゲートは、片面シート通路をもたらすようにセツ
トされ、文書はこの通路を通つて移送ベルトに戻
される。移送ベルトがこの第1文書を受取つた
後、出口部Uターン機構及び移送ベルトは停止さ
れそしてこの文書の第2面の複写のための準備が
完了する。露光の後、両面ゲートは両面シート通
路を規定するようにセツトされる。出口部Uター
ン機構及び移送ベルトは、この第1文書を左方へ
そして両面通路に上げるように動かすために動作
開始される。第1文書は移送ベルトから出口部U
ターン機構へ移されそして両者は停止される。こ
の第1文書が出口部Uターン機構に捕捉されてい
る状態、出口部Uターン機構は右方向に動作開始
されそしてこの第1文書をこの第1面を上向きに
して文書支持トレイに送り込む。同時に、プラテ
ン移送ベルト及び入口部Uターン機構が左へ動か
される。この動作が完了した時、第2文書の第1
面の複写の準備が完了する。第3文書は入口部つ
め込み準備位置にありそして第4文書はピツカー
機構に取り付けられている。この処理動作は、全
文書が処理され終える迄継続する。
上述の動作説明から明らかなように、種々な装
置又は機構の間では独立的な制御動作が必要であ
る。装置又は機構相互間の整合されたダイナミツ
ク動作を与えるために3つの移送機構の夫々にサ
ーボ・システムが取り付けられている。第4図及
び第5図に示すように、これらのサーボは、この
システム全体のダイナミツクスを整合させるため
に共通基準発振器に接続されている。各機構は
DCモータにより駆動されそして速度及び位置の
情報を与えるためにデイジタル・タコ又は位置エ
ンコーダからの帰還が引出される。かくして、サ
ーボは、動的整合を与えそして1つの機構から他
の機構へのなめらかな文書移送を可能とする。幾
つかの利点が上述の再循環自動文書給送装置のユ
ーザにもたらされる。例えば、上述の独立的にサ
ーボ制御される機構を利用することにより、或る
文書の移動を用紙通路の或る領域を可能としてい
る間他の文書を他の領域に留めておくという独立
的な文書の移動が可能である。
単一のUターン機構によつて片面及び両面文書
の両方についての表裏の反転が可能である。
特定な文書の露光潜像についての光導電体の現
像が終了する迄この文書は出口部Uターン機構に
停止されて留め置かれるので複写装置のエラー発
生時におけるエラー対策と再複写の作業を容易に
する。
機構相互間の動的特性が整合されているため
に、1つの機構から他の機構への文書の移送はな
めらかとなり、これによつて文書の損傷及び静電
気の堆積を防止する。
移送の間の移送ベルト及び文書の間の相対的速
度が略零であるため、移送ベルトへの文書の移し
の信頼性が著しく改善される。
機構及び文書相互間の相対的速度が略零である
ということは、静電気の堆積が著しく低下する。
又、文書がこれに対する接触体に対して相対的に
移動しないということに起因して、文書には何回
も循環された後もこすり傷等のマークは入らな
い。
サーボは、摩擦、モータ・パラメータ等に基づ
く周囲雰囲気のパラメータ変化において予測的に
働らく。サーボ装置は高い効率をもたらし、これ
が高信頼性のスループツトをもたらす。
文書は最小量の処理手順で元の配向を保つた状
態で(同じ側を上向きにして)文書スタツクに戻
される。このことは、一組以上の複写が行なわれ
ている場合に、コピー・シートの順序を維持する
上でも又エラーの回復をする上でも重要である。
両面複写は非常に高い出力率で行なわれしかも
完全に自動化されている。
文書プラテン上にシートを保持するために真空
移送ベルトを用いることにより、文書に静電気が
堆積するのが防止される。静電荷の発生がないこ
とにより、シート給送動作の信頼性が向上され
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は静電複写装置に結合された再循環型自
動文書給送装置(RADF)の概略図、第2A図
及び第2B図はRADFの断面図、第3図は
RADFの上面図、第4図は本発明に従うRADF
の機能機構のブロツク図、第5図は第4図の機能
機構を駆動するための閉ループ・サーボの回路
図、第6図はRADFの制御装置の回路図、第7
図は制御装置の機能機構の複写装置及びRADF
に対する接続を示す回路図、第8図はシートを3
つの通路のうちの1つへ送り込むためのスライ
ダ・クランク機構を示す図、第9図はRADFの
シート支持トレイの底部を動かすために用いられ
る装置を示す図、第10図は感知装置がシート通
路の各地点に配置されているRADFを示す図、
第11A図及び第11B図はマイクロプロセツサ
のプログラムのフローチヤート、第12図はシー
ト位置チエツク及びシートの斜行チエツクのため
のルーチンのフローチヤート、第13図はシート
を反転するのに用いられるUターン機構を斜めか
ら示した図。 10……電子写真複写装置、12……文書取扱
装置、14……操作者制御入力パネル、16……
文書支持トレイ、18……プラテン移送機構、2
0……用紙移送通路、22……入口部Uターン機
構、24……出口部Uターン機構、26……両面
文書通路、36……SADF文書通路、40……文
書出口ポケツト、501……文書プラテン、74
……ピツカー機構、72……キツカ機構、86…
…シート移送機構、146……ゲート機構、24
8……出口部制御装置、254……ベルト・サー
ボ制御装置、260……入口部サーボ制御装置、
232,234,236……モータ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一重なりのシート文書を保持するためのシー
    ト文書支持手段と、 上記シート文書支持手段からシート文書を受取
    つて、これを文書プラテンへ給送する様に接続さ
    れた入口部Uターン機構と、 上記入口部Uターン機構からシート文書を受取
    つて、これを複写のために上記文書プラテン上に
    配置し移動させる様に接続された文書プラテン・
    シート移送手段と、 上記文書プラテン・シート移送手段からシート
    文書を受取つて、これを上記シート文書支持手段
    へ給送する様に接続された出口部Uターン機構
    と、 上記入口部Uターン機構を通してシート文書を
    駆動するための第1の駆動手段と、 上記文書プラテン・シート移送手段を通してシ
    ート文書を正逆両方向に駆動可能な第2の駆動手
    段と、 上記出口部Uターン機構を通してシート文書を
    正逆両方向に駆動可能な第3の駆動手段と、 上記各Uターン機構及び上記シート移送手段の
    相互に独立した動作を行なわせると共に、上記各
    Uターン機構及び上記シート移送手段の相互間に
    おいて複写装置と連動して文書やシートをやりと
    りする為に上記シート移送手段のうちの少なくと
    も2つの文書シート送り速度の同期化を行なう、
    上記第1、第2及び第3の駆動手段のための制御
    手段とを備え、 上記出口部Uターン機構が、複写時複写完了ま
    でシート文書を保持するための文書保持手段とし
    て用いられるように構成されており、 上記複写装置にエラーが生じたとき上記制御手
    段によつて上記第2及び第3の駆動手段を選択的
    に駆動する事によつて上記出口部Uターン機構内
    に保持されたシート文書を上記プラテンへ逆方向
    に戻すことによつて該シート文書の同一面の再複
    写を行うように構成してなる事を特徴とするシー
    ト文書処理装置。
JP57143546A 1981-09-16 1982-08-20 シ−ト文書処理装置 Granted JPS5848070A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
US06/302,877 US4457506A (en) 1981-09-16 1981-09-16 Servo-controlled automatic document feeder
US302877 1989-01-30

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5848070A JPS5848070A (ja) 1983-03-19
JPH0310098B2 true JPH0310098B2 (ja) 1991-02-12

Family

ID=23169593

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP57143546A Granted JPS5848070A (ja) 1981-09-16 1982-08-20 シ−ト文書処理装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US4457506A (ja)
EP (1) EP0074483B1 (ja)
JP (1) JPS5848070A (ja)
DE (1) DE3267035D1 (ja)

Families Citing this family (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3201403A1 (de) * 1981-01-20 1982-08-12 Canon K.K., Tokyo Automatische vorlagenzufuehreinrichtung
GB8315729D0 (en) * 1983-06-08 1983-07-13 Xerox Corp Copiers
US4727398A (en) * 1983-07-22 1988-02-23 Canon Kabushiki Kaisha Automatic original feeding apparatus
US4918466A (en) * 1984-03-22 1990-04-17 Canon Kabushiki Kaisha Light beam image recording apparatus having commonly driven member
US4698648A (en) * 1984-03-22 1987-10-06 Canon Kabushiki Kaisha Image recording method and apparatus such as a light beam multiformat camera
US4744553A (en) * 1984-09-18 1988-05-17 Ricoh Company, Ltd. Document conveying system
GB2187171B (en) * 1986-01-10 1990-10-03 Canon Kk Recording apparatus
US4921236A (en) * 1986-06-05 1990-05-01 Ricoh Company, Ltd. Recycling automatic document feeder
JPS63252832A (ja) * 1987-04-03 1988-10-19 Ricoh Co Ltd 原稿自動循環給紙装置
JPS63298332A (ja) * 1987-05-29 1988-12-06 Ricoh Co Ltd 原稿自動送り装置
US4786041A (en) * 1987-11-06 1988-11-22 Xerox Corporation Document handler jam clearance and job recovery system
US5086319A (en) * 1989-11-17 1992-02-04 Xerox Corporation Multiple servo system for compensation of document mis-registration
US5076568A (en) * 1990-07-26 1991-12-31 Xerox Corporation Damping servo-motor control
US5116035A (en) * 1990-11-23 1992-05-26 Eastman Kodak Company Recirculating document feeder with sequential control of the document sheet transport mechanisms and method
US5076560A (en) * 1990-11-23 1991-12-31 Eastman Kodak Company Recirculating document feeder and method
JPH06178053A (ja) * 1992-12-04 1994-06-24 Minolta Camera Co Ltd 画像読取装置
US5644494A (en) * 1994-12-13 1997-07-01 Check Technology Corporation Printing system
US5901952A (en) * 1996-09-12 1999-05-11 Hewlett-Packard Company Paper size adjusting apparatus for a paper supply tray
US5865547A (en) * 1997-01-10 1999-02-02 International Business Machines Corporation Check flipper for point of sale printer and method therefor
US6130762A (en) * 1998-06-04 2000-10-10 Destiny Technology Corp. Paper advance mechanism and printer using the same
EP1418142A3 (en) * 2002-11-05 2006-04-12 Eastman Kodak Company Method for registering sheets in a duplex reproduction machine for alleviating skew
US7511864B2 (en) * 2004-05-17 2009-03-31 Xerox Corporation Image scanning apparatus that scans both sides of an input sheet
US7467790B2 (en) * 2005-03-24 2008-12-23 Lexmark International, Inc. Paper feed assembly
US20080265501A1 (en) * 2007-04-26 2008-10-30 Foote Wayne E Preflipping sheets for a duplex operation
JP5278413B2 (ja) * 2010-11-30 2013-09-04 ブラザー工業株式会社 画像読取装置、及びそれに用いるプログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53106133A (en) * 1977-02-28 1978-09-14 Ricoh Co Ltd Feed control for sheets
JPS5516600B2 (ja) * 1977-03-10 1980-05-02

Family Cites Families (16)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US27976A (en) * 1860-04-24 Indoor-blind-slat machine
DE1817101B2 (de) * 1968-12-27 1972-04-13 Telefunken Patentverwertungsgesellschaft Mbh, 7900 Ulm Einrichtung zum vereinzeln von flachen sendungen wie insbesondere briefsendungen aus einem stapel
US4169674A (en) * 1974-11-13 1979-10-02 Eastman Kodak Company Recirculating sheet feeder
US4000943A (en) * 1975-02-13 1977-01-04 Xerox Corporation Two speed, duel purpose document handling system
US4078787A (en) * 1976-03-30 1978-03-14 Eastman Kodak Company Automatic transfer from collate to noncollate modes of recirculating feeder and copier operation
CA1083655A (en) * 1976-06-01 1980-08-12 Gary B. Gustafson Apparatus for producing collated copies from two sided originals
US4099150A (en) * 1976-06-01 1978-07-04 Eastman Kodak Company Apparatus for producing duplex collated copies
CA1105980A (en) * 1977-02-14 1981-07-28 Alphonse B. Difrancesco Apparatus for producing collated copies in page sequential order
US4126817A (en) * 1977-02-16 1978-11-21 Xerox Corporation Servo system for maintaining constant tension on a web
US4093372A (en) * 1977-03-28 1978-06-06 Xerox Corporation Pre-separated recirculating document copying system
US4176945A (en) * 1978-07-12 1979-12-04 Eastman Kodak Company Sheet feeding apparatus for use with copier/duplicators or the like
US4413901A (en) * 1979-06-19 1983-11-08 International Business Machines Corporation Recirculating automatic document feeder
NL7904987A (nl) * 1979-06-27 1980-12-30 Oce Nederland Bv Originelen toevoerinrichting voor een kopieerapparaat.
US4278344A (en) * 1979-08-31 1981-07-14 Xerox Corporation Recirculating duplex documents copier
US4345751A (en) * 1980-07-25 1982-08-24 Eastman Kodak Company Sheet feeding apparatus
US4368973A (en) * 1981-01-08 1983-01-18 Xerox Corporation Recirculating document feeder

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS53106133A (en) * 1977-02-28 1978-09-14 Ricoh Co Ltd Feed control for sheets
JPS5516600B2 (ja) * 1977-03-10 1980-05-02

Also Published As

Publication number Publication date
EP0074483A1 (en) 1983-03-23
EP0074483B1 (en) 1985-10-23
JPS5848070A (ja) 1983-03-19
US4457506A (en) 1984-07-03
DE3267035D1 (en) 1985-11-28

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0310098B2 (ja)
US4176945A (en) Sheet feeding apparatus for use with copier/duplicators or the like
US4190354A (en) Copier job recovery system
US4192607A (en) Apparatus for selectively copying documents from two different document feeders
US4231567A (en) Method and apparatus for clearing jams in copiers
JPH0697352B2 (ja) 複写機運転停止制御方法
JPH0521229B2 (ja)
JPS5957856A (ja) バイパス機能付き逆転ロ−ル反転装置
JPS62183471A (ja) 複写機
JPH0658549B2 (ja) 原稿自動取扱装置を備えた複写機
US4368973A (en) Recirculating document feeder
JPH0642090B2 (ja) 片面原稿シートの両面複写方法
US4365889A (en) Document handling unit
US4210319A (en) Copy set counter duplex tray
JPH0447313B2 (ja)
US4815722A (en) Document feeding device
JPS6329259B2 (ja)
US5155540A (en) Automatic duplex recording apparatus having detectors for controlling feeding and refeeding of a recording sheet
US5258817A (en) Document handling system having a shunt path
JPS6175745A (ja) 中間トレイ装置
US5166740A (en) Recirculating document handler having an auxiliary paddle roller rotated at different speeds
US4970555A (en) Image forming apparatus
JP3332790B2 (ja) シート給送装置及び画像読取装置
JPH0464972B2 (ja)
JP2654471B2 (ja) 電子写真複写装置