JPH0464972B2 - - Google Patents
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- JPH0464972B2 JPH0464972B2 JP59129905A JP12990584A JPH0464972B2 JP H0464972 B2 JPH0464972 B2 JP H0464972B2 JP 59129905 A JP59129905 A JP 59129905A JP 12990584 A JP12990584 A JP 12990584A JP H0464972 B2 JPH0464972 B2 JP H0464972B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- document
- belt
- sheet
- alignment
- nip
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
Links
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- 230000032258 transport Effects 0.000 description 17
- 238000003384 imaging method Methods 0.000 description 14
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Classifications
-
- G—PHYSICS
- G03—PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
- G03B—APPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
- G03B27/00—Photographic printing apparatus
- G03B27/32—Projection printing apparatus, e.g. enlarger, copying camera
- G03B27/52—Details
- G03B27/62—Holders for the original
- G03B27/6207—Holders for the original in copying cameras
- G03B27/625—Apparatus which relate to the handling of originals, e.g. presence detectors, inverters
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Registering Or Overturning Sheets (AREA)
- Exposure Or Original Feeding In Electrophotography (AREA)
- Delivering By Means Of Belts And Rollers (AREA)
- Holders For Sensitive Materials And Originals (AREA)
- Counters In Electrophotography And Two-Sided Copying (AREA)
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、原稿取扱い装置の原稿シート整合捕
捉装置の改良に関するものである。
捉装置の改良に関するものである。
従来の技術
ここに開示する装置は、原稿が原稿ベルトの所
定の場所に整合され、次に原稿ベルトによつて像
形成位置へ整合されて搬送される形式の米国特許
第4286870号(1981年9月1日発行)の前丁合式
複写機の原稿整合装置の改良である。しかし、本
装置は上記装置に限定されるものでなく、さまざ
まな他の再循環式原稿取扱い装置、または複写機
に使用することができる。
定の場所に整合され、次に原稿ベルトによつて像
形成位置へ整合されて搬送される形式の米国特許
第4286870号(1981年9月1日発行)の前丁合式
複写機の原稿整合装置の改良である。しかし、本
装置は上記装置に限定されるものでなく、さまざ
まな他の再循環式原稿取扱い装置、または複写機
に使用することができる。
発明が解決しようとする問題点
ゼログラフイーその他の形式の複写機が高速に
なり、より自動化されるに伴つて、複写する原稿
をより速く、より確実に、そしてより自動的に取
り扱うことが増々重要になつてきた。しかしなが
ら、前丁合複写のために原稿を再循環させて複写
することは、原稿シートの取扱いが非常に複雑に
なり、その量が増える。固有の問題点は、原稿シ
ートを最初に捕捉し、それを像形成ステーシヨン
へ給送する過程において、原稿シートの傾きと
(または)前縁位置の誤整合が生じる傾向がある
ことである。
なり、より自動化されるに伴つて、複写する原稿
をより速く、より確実に、そしてより自動的に取
り扱うことが増々重要になつてきた。しかしなが
ら、前丁合複写のために原稿を再循環させて複写
することは、原稿シートの取扱いが非常に複雑に
なり、その量が増える。固有の問題点は、原稿シ
ートを最初に捕捉し、それを像形成ステーシヨン
へ給送する過程において、原稿シートの傾きと
(または)前縁位置の誤整合が生じる傾向がある
ことである。
次の用語は、以下の説明において一般的に使用
しているものである。用語「シート」は、一般
に、紙、プラスチツク、その他の通常の、すなわ
ち代表的な個々の像支持材(原稿またはコピー)
の通常サイズの薄葉シートをいい、一般に取扱い
が非常に容易なマイクロフイルムや電子像は含ま
ない。しかし、シートに関連して規定しない限
り、用語「原稿」、「原稿ページ」、または「原稿
像」は、レーザーで印刷された、あるいは電子的
に発生させ、記憶させ、または再配列させた像を
含んでいるとして読むことができる。用語「ペー
ジ」は、一般にシートの片側すなわち「面」、ま
たはその対応する像をいう。「片面」原稿または
コピーシートは、シートの片面すなわち一面のみ
にそのページと像を有するものである。これに対
し、「両面」原稿またはコピーシートは、両側に
ページを有している。用語「両面複写」は、詳し
く述べると、いくつかの異なる知られた複写モー
ドに定義することができる。「両面/両面」複写
の場合には、両面原稿シートの両側がコピーシー
トの両側に複写される。「片面/両面」複写の場
合には、2枚の連続する片面原稿シートの2ペー
ジの像が1枚(両面)のコピーシートの両側に複
写される。「両面/片面」複写の場合には、両面
原稿の両側が2枚の連続する(片面)コピーシー
トの片面に複写される。非両面複写、すなわち
「片面/片面」複写の場合には、各片面原稿の片
面が各コピーシートの片面に複写される。経済的
に望ましい前丁合式原稿取扱い複写システムは、
「両面/片面」を備える必要はないけれども、以
上の複写モードの全てを矛盾なく備えているべき
である。
しているものである。用語「シート」は、一般
に、紙、プラスチツク、その他の通常の、すなわ
ち代表的な個々の像支持材(原稿またはコピー)
の通常サイズの薄葉シートをいい、一般に取扱い
が非常に容易なマイクロフイルムや電子像は含ま
ない。しかし、シートに関連して規定しない限
り、用語「原稿」、「原稿ページ」、または「原稿
像」は、レーザーで印刷された、あるいは電子的
に発生させ、記憶させ、または再配列させた像を
含んでいるとして読むことができる。用語「ペー
ジ」は、一般にシートの片側すなわち「面」、ま
たはその対応する像をいう。「片面」原稿または
コピーシートは、シートの片面すなわち一面のみ
にそのページと像を有するものである。これに対
し、「両面」原稿またはコピーシートは、両側に
ページを有している。用語「両面複写」は、詳し
く述べると、いくつかの異なる知られた複写モー
ドに定義することができる。「両面/両面」複写
の場合には、両面原稿シートの両側がコピーシー
トの両側に複写される。「片面/両面」複写の場
合には、2枚の連続する片面原稿シートの2ペー
ジの像が1枚(両面)のコピーシートの両側に複
写される。「両面/片面」複写の場合には、両面
原稿の両側が2枚の連続する(片面)コピーシー
トの片面に複写される。非両面複写、すなわち
「片面/片面」複写の場合には、各片面原稿の片
面が各コピーシートの片面に複写される。経済的
に望ましい前丁合式原稿取扱い複写システムは、
「両面/片面」を備える必要はないけれども、以
上の複写モードの全てを矛盾なく備えているべき
である。
「RDH」は、自動再循環式原稿取扱い装置の
略語であり、前丁合複写装置の場合は、通常、原
稿が自動的にスタツクから送られ、複写され、そ
してスタツクへ戻される。この装置は、前丁合
(多数回循環される)原稿複写装置に特に適して
いるが、同じ装置による非前丁合複写にも適合す
る。
略語であり、前丁合複写装置の場合は、通常、原
稿が自動的にスタツクから送られ、複写され、そ
してスタツクへ戻される。この装置は、前丁合
(多数回循環される)原稿複写装置に特に適して
いるが、同じ装置による非前丁合複写にも適合す
る。
前丁合、または丁合複写は、さまざまに呼ばれ
るが、複写機にとつてよく知られた望ましい特色
であり、多くの重要な利点を備えている。前丁合
複写の場合には、原稿セツトを丁合された順序
で、複写機の像形成ステーシヨンを通過するよう
対応する回数だけ循環させ、通常は各原稿が像形
成ステーシヨンを通過する度に1回または2回だ
け複写することによつて要求された部数の前丁合
されたコピーセツトを作成することができる。コ
ピーは自動的に前丁合されたセツトで複写機から
出てくるので、そのあと、ソータまたはコレータ
で仕分けする必要がない。したがつて、完成した
コピーセツトの検査、オンライン仕上げ、および
(または)取出しは、同じ原稿セツトが引き続い
て循環され、次のコピーセツトが作成されている
間に行なうことができる。
るが、複写機にとつてよく知られた望ましい特色
であり、多くの重要な利点を備えている。前丁合
複写の場合には、原稿セツトを丁合された順序
で、複写機の像形成ステーシヨンを通過するよう
対応する回数だけ循環させ、通常は各原稿が像形
成ステーシヨンを通過する度に1回または2回だ
け複写することによつて要求された部数の前丁合
されたコピーセツトを作成することができる。コ
ピーは自動的に前丁合されたセツトで複写機から
出てくるので、そのあと、ソータまたはコレータ
で仕分けする必要がない。したがつて、完成した
コピーセツトの検査、オンライン仕上げ、および
(または)取出しは、同じ原稿セツトが引き続い
て循環され、次のコピーセツトが作成されている
間に行なうことができる。
しかし、前丁合複写装置の欠点は、原稿セツト
を所定の連続ページ順で、コピーセツトの要求部
数に等しいセツト循環回数だけ再循環させて複写
しなければならないことである。したがつて、前
丁合複写装置では、後丁合複写装置に比べて多く
の原稿取扱いが必要である。その上、両面複写の
場合には、コピーシートの両側に像を印刷するた
めに、原稿セツトの再循環に合わせて、通常、コ
ピーシートも複写経路内で1回再循環させなけれ
ばならない。故に、事前丁合複写では、原稿取扱
いの自動化および複写サイクルの効率を最大限に
することが特に重要である。もし、原稿取扱い装
置がコピーシートに合わせて、正しい順序で原稿
を効率良くかつ迅速に循環させ、複写することが
できなければ、コピーセツトの全てを完成するた
めの総複写時間は長くなろう。さらに、前丁合複
写の場合には、最初のコピーセツトが仕上り、出
力されるまで、複写の開始からの時間遅れを最小
限にすることがもう一つの重要な要素である。こ
れは、「最初のコピーセツト作成時間」と呼ぶこ
とができる。
を所定の連続ページ順で、コピーセツトの要求部
数に等しいセツト循環回数だけ再循環させて複写
しなければならないことである。したがつて、前
丁合複写装置では、後丁合複写装置に比べて多く
の原稿取扱いが必要である。その上、両面複写の
場合には、コピーシートの両側に像を印刷するた
めに、原稿セツトの再循環に合わせて、通常、コ
ピーシートも複写経路内で1回再循環させなけれ
ばならない。故に、事前丁合複写では、原稿取扱
いの自動化および複写サイクルの効率を最大限に
することが特に重要である。もし、原稿取扱い装
置がコピーシートに合わせて、正しい順序で原稿
を効率良くかつ迅速に循環させ、複写することが
できなければ、コピーセツトの全てを完成するた
めの総複写時間は長くなろう。さらに、前丁合複
写の場合には、最初のコピーセツトが仕上り、出
力されるまで、複写の開始からの時間遅れを最小
限にすることがもう一つの重要な要素である。こ
れは、「最初のコピーセツト作成時間」と呼ぶこ
とができる。
対照的に、後丁合複写装置の場合には、各原稿
から1度に数枚の同一コピーが作成される。複写
のあと、同一の各コピーを異なるソータの仕訳棚
すなわちソータ・ビンに入れて、丁合しなければ
ならない。通常は、原稿セツトは1回循環させ
る、すなわち、手動または半自動的に像形成ステ
ーシヨンへ送る必要があるだけである。したがつ
て、原稿セツトの循環が終了した時点では、コピ
ーシートソータまたはコレータの使われた各ビン
には、1組の丁合されたコピーが入つている。し
かし、1回の原稿循環で作成可能なコピーセツト
数は、利用可能なソータ・ビンの数によつて制限
される。さらに、ソータは、場所をとり、複雑さ
を加え、オンライン仕上げには適していない。そ
の上、完成したセツトの「最初のコピー作成時
間」は、その複写実行の他の全てのセツトを複写
し、丁合する間遅れる。しかし、後丁合複写、す
なわち手動原稿配置は、原稿の取扱いを最小限に
することが、一定の複写条件において望ましい。
また、後丁合は、多数のコピーを作成している時
間の間は、原稿交換時間により複写速度が制約さ
れないので、原稿の取扱いをよりゆつくり行なう
ことが可能である。したがつて、あるケースにお
いては、前丁合複写装置が、後丁合、すなわち手
動原稿取扱いに適合し、かつ代つて使用できるこ
とが望ましい。
から1度に数枚の同一コピーが作成される。複写
のあと、同一の各コピーを異なるソータの仕訳棚
すなわちソータ・ビンに入れて、丁合しなければ
ならない。通常は、原稿セツトは1回循環させ
る、すなわち、手動または半自動的に像形成ステ
ーシヨンへ送る必要があるだけである。したがつ
て、原稿セツトの循環が終了した時点では、コピ
ーシートソータまたはコレータの使われた各ビン
には、1組の丁合されたコピーが入つている。し
かし、1回の原稿循環で作成可能なコピーセツト
数は、利用可能なソータ・ビンの数によつて制限
される。さらに、ソータは、場所をとり、複雑さ
を加え、オンライン仕上げには適していない。そ
の上、完成したセツトの「最初のコピー作成時
間」は、その複写実行の他の全てのセツトを複写
し、丁合する間遅れる。しかし、後丁合複写、す
なわち手動原稿配置は、原稿の取扱いを最小限に
することが、一定の複写条件において望ましい。
また、後丁合は、多数のコピーを作成している時
間の間は、原稿交換時間により複写速度が制約さ
れないので、原稿の取扱いをよりゆつくり行なう
ことが可能である。したがつて、あるケースにお
いては、前丁合複写装置が、後丁合、すなわち手
動原稿取扱いに適合し、かつ代つて使用できるこ
とが望ましい。
引用した特許には、片面(一面)および両面
(二面)の原稿およびコピーについて、正順(1
からN)および逆順(Nから1)の双方の前丁合
複写が記載されている。前丁合式片面または両面
複写装置用の通常の、すなわち正順(1からN)
原稿再循環装置の例が、米国特許第4229110号、
第4234180号、および第4355880号に開示されてい
る。
(二面)の原稿およびコピーについて、正順(1
からN)および逆順(Nから1)の双方の前丁合
複写が記載されている。前丁合式片面または両面
複写装置用の通常の、すなわち正順(1からN)
原稿再循環装置の例が、米国特許第4229110号、
第4234180号、および第4355880号に開示されてい
る。
しかし、以下詳述するように、複写機のプラテ
ンの上方に置かれたトレイから原稿が送られる装
置の場合は、Nから1(逆順)の原稿循環が、商
業的により一般に行なわれている。そのような通
常の装置では、原稿セツトは面を上にして装填さ
れ(積み重ねられ)、各原稿シートはスタツクの
底部から送り出され、複写され、そしてスタツク
の最上部へ送り戻される。したがつて、片面原稿
は、エンドレス・ループにおいて、裏返しにさ
れ、複写され、再び裏返され、そしてプラテン上
方のスタツクの最上部へ送り戻される。
ンの上方に置かれたトレイから原稿が送られる装
置の場合は、Nから1(逆順)の原稿循環が、商
業的により一般に行なわれている。そのような通
常の装置では、原稿セツトは面を上にして装填さ
れ(積み重ねられ)、各原稿シートはスタツクの
底部から送り出され、複写され、そしてスタツク
の最上部へ送り戻される。したがつて、片面原稿
は、エンドレス・ループにおいて、裏返しにさ
れ、複写され、再び裏返され、そしてプラテン上
方のスタツクの最上部へ送り戻される。
そのようなNから1、すなわち逆順の原稿送り
の主な欠点は、最後(N番目)のページが最初に
送られるから、複写機の制御装置は、最初の循環
においてどの原稿ページが送られているのかわか
らないことである。しかしながら、底部送り最上
部再積重ね方式は、「レーストラツク」式原稿循
環路には好ましいので、上記の欠点にもかかわら
ず、Nから1の原稿再循環は、商業的に使用され
てきた。原稿を複写機のプラテン上方に置かれた
スタツクからスタツクへ短かいプラテン上のルー
プ内で再循環させることができ、RDH(再循環式
原稿取扱装置)全体を開閉可能なプラテンカバー
装置内におくことができる。原稿をスタツクの一
方の縁からスタツクの下にあるプラテンの同じ
側、すなわち縁へ送り、次にプラテンの反対縁か
らスタツクの反対縁へ送り戻すことができる。原
稿を一定方向に流れるようにプラテンの上に送る
ことができる。先行する原稿が送り出されている
間に、次の原稿を送り込むことができる。原稿通
路はプラテンの各側の上方に短かい180°ループタ
ーンを有している。より短かい一定方向の原稿再
循環通路を用いて、原稿搬送速度をより小さく
し、そして(または)小さい(2−6)シートの
原稿セツトにおいて飛ばしたコピーピツチ数を減
らすことができる。
の主な欠点は、最後(N番目)のページが最初に
送られるから、複写機の制御装置は、最初の循環
においてどの原稿ページが送られているのかわか
らないことである。しかしながら、底部送り最上
部再積重ね方式は、「レーストラツク」式原稿循
環路には好ましいので、上記の欠点にもかかわら
ず、Nから1の原稿再循環は、商業的に使用され
てきた。原稿を複写機のプラテン上方に置かれた
スタツクからスタツクへ短かいプラテン上のルー
プ内で再循環させることができ、RDH(再循環式
原稿取扱装置)全体を開閉可能なプラテンカバー
装置内におくことができる。原稿をスタツクの一
方の縁からスタツクの下にあるプラテンの同じ
側、すなわち縁へ送り、次にプラテンの反対縁か
らスタツクの反対縁へ送り戻すことができる。原
稿を一定方向に流れるようにプラテンの上に送る
ことができる。先行する原稿が送り出されている
間に、次の原稿を送り込むことができる。原稿通
路はプラテンの各側の上方に短かい180°ループタ
ーンを有している。より短かい一定方向の原稿再
循環通路を用いて、原稿搬送速度をより小さく
し、そして(または)小さい(2−6)シートの
原稿セツトにおいて飛ばしたコピーピツチ数を減
らすことができる。
上記のNから1、すなわちレーストラツク式再
循環原稿取扱い装置(RDH)の細部構造の諸例
およびそれらの利用が米国特許第4278344号
(1981年7月14日発行)、第4324395号(1982年4
月13日発行)、第4335954号(1982年6月22日発
行)、第4270746号(1981年6月2日発行)、第
4076408号(1978年2月28日発行)に開示されて
いる。
循環原稿取扱い装置(RDH)の細部構造の諸例
およびそれらの利用が米国特許第4278344号
(1981年7月14日発行)、第4324395号(1982年4
月13日発行)、第4335954号(1982年6月22日発
行)、第4270746号(1981年6月2日発行)、第
4076408号(1978年2月28日発行)に開示されて
いる。
ここに開示する装置は、RDHで複写するとき、
プラテン上方のスタツクからプラテンへの原稿の
初期送りおよびその通路内での反転に特に適して
いる。
プラテン上方のスタツクからプラテンへの原稿の
初期送りおよびその通路内での反転に特に適して
いる。
複写機の代表的制御装置の細部構造は、ここに
引用した特許、および、米国特許第4589090号明
細書、同第4475156号明細書及び同第4550382号明
細書に開示されている。既知の原稿取扱い装置、
複写機、および原稿通路スイツチ、紙通路スイツ
チ、カウンタを含むそれらの制御装置を開示して
いるさまざまなその他の特許の例を以下に挙げ
る;米国特許第4054380号、同第4062061号、同第
4076408号、第4078787号、同第4099860号、同第
4125325号、同第4132401号、同第4144550号、同
第4158500号、同第4176945号、同第4179215号、
同第4229101号、同第4278344号、同第4284270号、
および同第4335949号。上記および他の特許およ
び種々の市販されている複写機からわかるよう
に、複写機の通常のマイクロプロセツサ論理回路
の通常の簡単なソフトウエア命令、原稿取扱い装
置や複写機の制御機能のソフトウエアおよび論理
は、周知であり、好ましいものである。しかし、
ここに説明する原稿の取扱い、その他の機能およ
び制御は、代りに、他の適当な、すなわち既知の
簡単なソフトウエアまたは配線論理装置、スイッ
チ制御装置等を用いて、通常の仕方で複写機に組
み入れ得ることは理解されよう。ここに述べる諸
機能のためのソフトウエアは、使用する個々のマ
イクロプロセツサまたはマイクロコンピユータ装
置にしたがつて変るかも知れないが、もちろん、
ここに記載した説明や文献から、この分野の通常
の専門家はすでに入手可能か、あるいは容易にプ
ログラムすることができよう。
引用した特許、および、米国特許第4589090号明
細書、同第4475156号明細書及び同第4550382号明
細書に開示されている。既知の原稿取扱い装置、
複写機、および原稿通路スイツチ、紙通路スイツ
チ、カウンタを含むそれらの制御装置を開示して
いるさまざまなその他の特許の例を以下に挙げ
る;米国特許第4054380号、同第4062061号、同第
4076408号、第4078787号、同第4099860号、同第
4125325号、同第4132401号、同第4144550号、同
第4158500号、同第4176945号、同第4179215号、
同第4229101号、同第4278344号、同第4284270号、
および同第4335949号。上記および他の特許およ
び種々の市販されている複写機からわかるよう
に、複写機の通常のマイクロプロセツサ論理回路
の通常の簡単なソフトウエア命令、原稿取扱い装
置や複写機の制御機能のソフトウエアおよび論理
は、周知であり、好ましいものである。しかし、
ここに説明する原稿の取扱い、その他の機能およ
び制御は、代りに、他の適当な、すなわち既知の
簡単なソフトウエアまたは配線論理装置、スイッ
チ制御装置等を用いて、通常の仕方で複写機に組
み入れ得ることは理解されよう。ここに述べる諸
機能のためのソフトウエアは、使用する個々のマ
イクロプロセツサまたはマイクロコンピユータ装
置にしたがつて変るかも知れないが、もちろん、
ここに記載した説明や文献から、この分野の通常
の専門家はすでに入手可能か、あるいは容易にプ
ログラムすることができよう。
ここに開示した代表的原稿シート取扱い装置と
関連複写装置の制御は、簡単なプログラムされた
命令に応じて直接または間接に制御装置から出さ
れた信号や、複写機のオペレータによる通常の複
写機スイツチ入力、たとえばその実行中作成すべ
きコピー数を選択するスイツチ、片面複写か両面
複写を選択するスイツチ、原稿が片面か両面かを
選択するスイツチ等の選択された操作または非操
作による信号によつて開始することができる。そ
の結果生じた制御装置の信号は、通常、複写機内
のいろいろな通常の電気ソレノイド操作またはカ
ム操作によるシート転向フインガー、モータ、ま
たはクラツチを、プログラムされたように決めら
れた過程、すなわち順序で、作動させることがで
きる。この分野で周知であり、上記および他の特
許や製品でわかるように、制御装置に接続された
通常のシート通路センサ、スイツチ、紙押え棒を
使用して、原稿およびコピーシートの計数やそれ
らの位置の追跡を維持することができる。既知の
前丁合複写装置は、循環されるとき原稿シートの
数を計数し、終了した原稿セツト循環の数を計数
することにより、原稿送り装置、コピーシート送
り装置、反転装置等の動作を制御するために、通
常のマイクロプロセツサ制御回路および関連スイ
ツチを使用している。
関連複写装置の制御は、簡単なプログラムされた
命令に応じて直接または間接に制御装置から出さ
れた信号や、複写機のオペレータによる通常の複
写機スイツチ入力、たとえばその実行中作成すべ
きコピー数を選択するスイツチ、片面複写か両面
複写を選択するスイツチ、原稿が片面か両面かを
選択するスイツチ等の選択された操作または非操
作による信号によつて開始することができる。そ
の結果生じた制御装置の信号は、通常、複写機内
のいろいろな通常の電気ソレノイド操作またはカ
ム操作によるシート転向フインガー、モータ、ま
たはクラツチを、プログラムされたように決めら
れた過程、すなわち順序で、作動させることがで
きる。この分野で周知であり、上記および他の特
許や製品でわかるように、制御装置に接続された
通常のシート通路センサ、スイツチ、紙押え棒を
使用して、原稿およびコピーシートの計数やそれ
らの位置の追跡を維持することができる。既知の
前丁合複写装置は、循環されるとき原稿シートの
数を計数し、終了した原稿セツト循環の数を計数
することにより、原稿送り装置、コピーシート送
り装置、反転装置等の動作を制御するために、通
常のマイクロプロセツサ制御回路および関連スイ
ツチを使用している。
以下の例示的特許文献は、先に引用した米国特
許第4286870号に加えて、ここに開示する装置の
特徴について関連のあるものである。原稿シート
ベルト搬送装置等の他の例は、米国特許第
4231562号(1980年10月4日発行)、同第4166614
号(1979年9月4日発行)、同第3863912号(1975
年2月4日発行)、およびXerox Disclosure
journal publications Vol.5 No.6・Sept/Out
1980、p.497、およびVol.6 No.4 july/Aug
1981、p.173、およびVol.7 No.4 july/Aug
1982、p.277に記載されている。光検出器用開口
を有する原稿ベルト上での原稿シートの整合が、
米国特許第3473035号(1969年10月14日発行)に
開示されている。コピーシートの座屈整合装置、
その他の整合装置に関しては、米国特許第
4025187号、第3817515号、第3948130号、第
3469834号、および第4181424号に実例が記載され
ている。その他の利用(コピーシート)では、複
数の相違して配置されたベルト送り装置が、たと
えば米国特許第4376530号(1983年3月15日発行)
に記載されている。
許第4286870号に加えて、ここに開示する装置の
特徴について関連のあるものである。原稿シート
ベルト搬送装置等の他の例は、米国特許第
4231562号(1980年10月4日発行)、同第4166614
号(1979年9月4日発行)、同第3863912号(1975
年2月4日発行)、およびXerox Disclosure
journal publications Vol.5 No.6・Sept/Out
1980、p.497、およびVol.6 No.4 july/Aug
1981、p.173、およびVol.7 No.4 july/Aug
1982、p.277に記載されている。光検出器用開口
を有する原稿ベルト上での原稿シートの整合が、
米国特許第3473035号(1969年10月14日発行)に
開示されている。コピーシートの座屈整合装置、
その他の整合装置に関しては、米国特許第
4025187号、第3817515号、第3948130号、第
3469834号、および第4181424号に実例が記載され
ている。その他の利用(コピーシート)では、複
数の相違して配置されたベルト送り装置が、たと
えば米国特許第4376530号(1983年3月15日発行)
に記載されている。
ここに引用した全ての文献およびそれらの参照
文献は、追加または代替細部構造、特徴、および
(または)技術的背景を適切に教示するため参考
文献として記載してある。
文献は、追加または代替細部構造、特徴、および
(または)技術的背景を適切に教示するため参考
文献として記載してある。
問題点を解決するための手段
本書に開示する固有の特徴は、像形成ステーシ
ヨンに配置された原稿搬送手段と、原稿シートを
前記原稿像形成ステーシヨン搬送手段へ送る原稿
シート捕捉初期整合手段を備え、複写機の像形成
ステーシヨンへ原稿シートを整合して送る原稿取
扱い装置において、前記原稿シート捕捉初期整合
手段にはシート反転通路が設けられ、このシート
反転手段には、シート反転ローラー手段と前記反
転ローラー手段の周囲を部分的に取り巻いてロー
ラー手段共に別々の原稿シート前縁捕捉ニツプを
形成する複数の隔置したシート押えベルト手段と
が設けられ、このベルト手段は前記ローラー手段
とベルト手段の間に原稿が保持されると非スリツ
プ原稿送り通路を形成するようになつており、前
記原稿捕捉初期整合手段は、更に、前記複数のベ
ルト手段の中央ベルト手段以外の他のベルト手段
の捕捉ニツプに原稿シートが接触する前に、前記
中央ベルト手段による整合ニツプに原稿シートの
中央が接触するように、前記他のベルト手段とは
相違させて前記中央ベルト手段を取り付ける手段
を有することである。
ヨンに配置された原稿搬送手段と、原稿シートを
前記原稿像形成ステーシヨン搬送手段へ送る原稿
シート捕捉初期整合手段を備え、複写機の像形成
ステーシヨンへ原稿シートを整合して送る原稿取
扱い装置において、前記原稿シート捕捉初期整合
手段にはシート反転通路が設けられ、このシート
反転手段には、シート反転ローラー手段と前記反
転ローラー手段の周囲を部分的に取り巻いてロー
ラー手段共に別々の原稿シート前縁捕捉ニツプを
形成する複数の隔置したシート押えベルト手段と
が設けられ、このベルト手段は前記ローラー手段
とベルト手段の間に原稿が保持されると非スリツ
プ原稿送り通路を形成するようになつており、前
記原稿捕捉初期整合手段は、更に、前記複数のベ
ルト手段の中央ベルト手段以外の他のベルト手段
の捕捉ニツプに原稿シートが接触する前に、前記
中央ベルト手段による整合ニツプに原稿シートの
中央が接触するように、前記他のベルト手段とは
相違させて前記中央ベルト手段を取り付ける手段
を有することである。
ここに開示した装置により、個々にまたは組合
わせて得られるその他の特徴として、前記原稿像
形成ステーシヨン搬送手段は像形成用原稿搬送ベ
ルトを有し、このベルトは前記反転ローラー手段
の周囲に延びていて原稿シートが前記複数ベルト
手段によつて保持されるように作用する外側表面
を形成しており、前記中央ベルト手段の前記整合
ニツプは、原稿シートの前縁を像形成用原稿搬送
ベルトに対して整合するようになつており、この
整合は、前記原稿シート捕捉初期整合手段によつ
て前記原稿像形成用搬送ベルトより若干大きな速
度で駆動されてそこに当つて座屈させられ、搬送
ベルト上の決められた位置に確実に整合されるよ
うな移動捕捉ニツプを提供することによつて行わ
れる。また、前記原稿像形成用ベルトの動きに合
わせて原稿シートを前記中央ベルト手段の前記整
合ニツプに送り込むための制御手段を備えてい
る。そして前記制御手段は前記原稿像形成用搬送
ベルトの所定の位置を検知する手段と前記中央ベ
ルト手段の前記整合ニツプに駆動される原稿シー
トの位置を検知する手段を有している。
わせて得られるその他の特徴として、前記原稿像
形成ステーシヨン搬送手段は像形成用原稿搬送ベ
ルトを有し、このベルトは前記反転ローラー手段
の周囲に延びていて原稿シートが前記複数ベルト
手段によつて保持されるように作用する外側表面
を形成しており、前記中央ベルト手段の前記整合
ニツプは、原稿シートの前縁を像形成用原稿搬送
ベルトに対して整合するようになつており、この
整合は、前記原稿シート捕捉初期整合手段によつ
て前記原稿像形成用搬送ベルトより若干大きな速
度で駆動されてそこに当つて座屈させられ、搬送
ベルト上の決められた位置に確実に整合されるよ
うな移動捕捉ニツプを提供することによつて行わ
れる。また、前記原稿像形成用ベルトの動きに合
わせて原稿シートを前記中央ベルト手段の前記整
合ニツプに送り込むための制御手段を備えてい
る。そして前記制御手段は前記原稿像形成用搬送
ベルトの所定の位置を検知する手段と前記中央ベ
ルト手段の前記整合ニツプに駆動される原稿シー
トの位置を検知する手段を有している。
上記およびその他のさまざまな特徴および利点
は、以下説明する特定装置の実例および動作の過
程から明らかになろう。添付図面に記載された1
つの実施例について以下の説明を参照することに
より、発明は明確に理解されよう。
は、以下説明する特定装置の実例および動作の過
程から明らかになろう。添付図面に記載された1
つの実施例について以下の説明を参照することに
より、発明は明確に理解されよう。
実施例
最初に、第1図に示されている原稿取扱い装置
20を参照すると、これは単に1つの例に過ぎ
ず、前に引用した文献に開示されているさまざま
なものを含め、さまざまな他の代りの原稿送り装
置および複写機に本発明を利用することができる
ことは理解されよう。
20を参照すると、これは単に1つの例に過ぎ
ず、前に引用した文献に開示されているさまざま
なものを含め、さまざまな他の代りの原稿送り装
置および複写機に本発明を利用することができる
ことは理解されよう。
ここに開示した代表的な逆順(Nから1)再循
環原稿取扱い装置(RDH)20においては、オ
ペレータが表を上にして丁合された正順で、原稿
積重ね保持トレイ22内に置いた、すなわちペー
ジ1がスタツクの一番上にある原稿シート・スタ
ツクから個々の原稿シートが順次送り出される。
原稿シートはスタツクの底部から連続的に像形成
ステーシヨン23へ送られる。像形成ステーシヨ
ン23は、一般に通常のゼログラフイー方式でコ
ピーを作成するため、通常の仕方で感光体の上に
像が形成される通常の複写用プラテンである。以
下、像形成ステーシヨンをプラテンと呼ぶ。原稿
は、最初に積み重ねられ、また各循環において、
プラテン23の上方のトレイ22の中に自動的に
再び積み重ねられる。原稿取扱い装置20は、ト
レイ22から送られる個々の原稿を検知し、計数
する、すなわち循環される原稿シートの数を計数
するため、通常のスイツチまたは24のような別
のセンサを有している。このセンサ24は、以下
説明するように、原稿トレイ送り装置からの原稿
前縁の通過を指示し、調時する付加機能を有して
いる。通常のリセツト可能な紙押え棒、すなわち
フインガー(図示せず)は、降下して全ての原稿
がその下から送出されたことを検知することによ
つて原稿セツトの各循環の終了を、その関連セツ
トカウンタを通じて指示し、そのあと、次の循環
の前にスタツクの最上部に自動的にリセツトされ
る。原稿送り装置20は、原稿から決められた部
数のコピーセツトが作成されるまで、原稿を順次
連続的に再循環させるようになつている。原稿
は、片面または両側に複写すべき情報、たとえば
印刷またはタイプされた文字、図、プリント、写
真等を含んでいる、通常のさまざまなサイズおよ
び坪量の紙またはプラスチツクシートであつても
よい。モータM1によつて選択的に駆動され、関
連エアナイフ26によつて支援されて最も下側す
なわち底部のシートに波を形成し、底部のシート
を送り出す底部送出装置28は、制御装置100
の命令に応じて、スタツクから一番下の原稿シー
トを、センサ24を通過させ、初期整合装置30
へ送り出し、原稿シートを整合するとともに、原
稿送り通路29を通過させて原稿シートを反転し
た状態でプラテン23に送る。なお、初期整合装
置30については、あとで詳細に説明する。
環原稿取扱い装置(RDH)20においては、オ
ペレータが表を上にして丁合された正順で、原稿
積重ね保持トレイ22内に置いた、すなわちペー
ジ1がスタツクの一番上にある原稿シート・スタ
ツクから個々の原稿シートが順次送り出される。
原稿シートはスタツクの底部から連続的に像形成
ステーシヨン23へ送られる。像形成ステーシヨ
ン23は、一般に通常のゼログラフイー方式でコ
ピーを作成するため、通常の仕方で感光体の上に
像が形成される通常の複写用プラテンである。以
下、像形成ステーシヨンをプラテンと呼ぶ。原稿
は、最初に積み重ねられ、また各循環において、
プラテン23の上方のトレイ22の中に自動的に
再び積み重ねられる。原稿取扱い装置20は、ト
レイ22から送られる個々の原稿を検知し、計数
する、すなわち循環される原稿シートの数を計数
するため、通常のスイツチまたは24のような別
のセンサを有している。このセンサ24は、以下
説明するように、原稿トレイ送り装置からの原稿
前縁の通過を指示し、調時する付加機能を有して
いる。通常のリセツト可能な紙押え棒、すなわち
フインガー(図示せず)は、降下して全ての原稿
がその下から送出されたことを検知することによ
つて原稿セツトの各循環の終了を、その関連セツ
トカウンタを通じて指示し、そのあと、次の循環
の前にスタツクの最上部に自動的にリセツトされ
る。原稿送り装置20は、原稿から決められた部
数のコピーセツトが作成されるまで、原稿を順次
連続的に再循環させるようになつている。原稿
は、片面または両側に複写すべき情報、たとえば
印刷またはタイプされた文字、図、プリント、写
真等を含んでいる、通常のさまざまなサイズおよ
び坪量の紙またはプラスチツクシートであつても
よい。モータM1によつて選択的に駆動され、関
連エアナイフ26によつて支援されて最も下側す
なわち底部のシートに波を形成し、底部のシート
を送り出す底部送出装置28は、制御装置100
の命令に応じて、スタツクから一番下の原稿シー
トを、センサ24を通過させ、初期整合装置30
へ送り出し、原稿シートを整合するとともに、原
稿送り通路29を通過させて原稿シートを反転し
た状態でプラテン23に送る。なお、初期整合装
置30については、あとで詳細に説明する。
図面の拡大、つまり明確化のために、図面には
複写機の一部と原稿取扱い装置の上流側すなわち
右側のみが図示されていることに留意されたい。
RDHの適当な他の部分および適当な関連複写機
は前に引用した種々の文献に記載されているよう
なものでもよいし、両面または片面原稿シートの
複写のためシートの反転または無反転を行なう選
択可能な原稿戻し通路を有していることが好まし
いことは理解されよう。後者の別の好ましい例
が、米国特許第4553828号明細書に開示されてい
る。
複写機の一部と原稿取扱い装置の上流側すなわち
右側のみが図示されていることに留意されたい。
RDHの適当な他の部分および適当な関連複写機
は前に引用した種々の文献に記載されているよう
なものでもよいし、両面または片面原稿シートの
複写のためシートの反転または無反転を行なう選
択可能な原稿戻し通路を有していることが好まし
いことは理解されよう。後者の別の好ましい例
が、米国特許第4553828号明細書に開示されてい
る。
各原稿シートは、エアナイフ26と底部送出装
置28に捕捉されたとき、送り出されて、この開
示装置の搬送ベルト32上の決められた位置に整
合される。ベルト32は、前に引用した米国特許
第4286870号に記載されているように、間隔をお
いて配置された限定された面積の真空孔と溝を有
していることが好ましい。さらに、このベルト3
2は、光学的に一様な原稿像形成用背景表面を提
供すると共に、プラテン23を横切つて所定の整
合位置へ原稿を確実にかつスリツプなしに送る1
本の広い面積をもつベルトであることが好まし
い。プラテン上での原稿の最終整合は、搬送ベル
ト32の出発位置と停止位置を制御するサーボモ
ータM2の制御によつて、独立になされることが
好ましい。ここでは、搬送ベルト32は、その一
端がプラテン23の上流側にあつてサーボモータ
M2で駆動される大径ローラー34に掛けられ、
その一部に巻きつけられ、それによつて駆動され
る。ベルト32の他端は、プラテン(図示せずの
下流側にある小径アイドラローラーに掛けられて
いる。このローラー34は、上に原稿が載つてい
るベルト32を反転することによつて、トレイ2
2内のスタツクとプラテンの間で原稿シートの反
転を行なう。隣接するアイドラ・ローラー36
は、ローラー34の円周のまわりにベルト32を
大きな角度で巻き付けて、ベルト32の上走行部
をトレイ22と底部送出装置28の下に支持して
いる。ベルト32の下走行部はプラテン23の上
(少し上方)に隣接して延びている。原稿シート
を確実にベルト32に対して保持するために、ベ
ルト32の孔を通して真空を加える適当な開口を
有する真空マニホルド33の平らな底面のすぐ下
を、ベルト32の下走行部が走つている。
置28に捕捉されたとき、送り出されて、この開
示装置の搬送ベルト32上の決められた位置に整
合される。ベルト32は、前に引用した米国特許
第4286870号に記載されているように、間隔をお
いて配置された限定された面積の真空孔と溝を有
していることが好ましい。さらに、このベルト3
2は、光学的に一様な原稿像形成用背景表面を提
供すると共に、プラテン23を横切つて所定の整
合位置へ原稿を確実にかつスリツプなしに送る1
本の広い面積をもつベルトであることが好まし
い。プラテン上での原稿の最終整合は、搬送ベル
ト32の出発位置と停止位置を制御するサーボモ
ータM2の制御によつて、独立になされることが
好ましい。ここでは、搬送ベルト32は、その一
端がプラテン23の上流側にあつてサーボモータ
M2で駆動される大径ローラー34に掛けられ、
その一部に巻きつけられ、それによつて駆動され
る。ベルト32の他端は、プラテン(図示せずの
下流側にある小径アイドラローラーに掛けられて
いる。このローラー34は、上に原稿が載つてい
るベルト32を反転することによつて、トレイ2
2内のスタツクとプラテンの間で原稿シートの反
転を行なう。隣接するアイドラ・ローラー36
は、ローラー34の円周のまわりにベルト32を
大きな角度で巻き付けて、ベルト32の上走行部
をトレイ22と底部送出装置28の下に支持して
いる。ベルト32の下走行部はプラテン23の上
(少し上方)に隣接して延びている。原稿シート
を確実にベルト32に対して保持するために、ベ
ルト32の孔を通して真空を加える適当な開口を
有する真空マニホルド33の平らな底面のすぐ下
を、ベルト32の下走行部が走つている。
しかし、原稿送り通路29からプラテンの近く
までの原稿シートの初期搬送と反転は、ここでは
真空を用いていない。反対に、それらは、ローラ
ー34の外側表面のまわりを通過するベルト32
として、搬送ベルト32の表面を背にして原稿シ
ートを確実に巻きつけ、物理的に保持することに
よつて確実にかつ機械的に行なわれる。この装置
30におけるベルト32は、原稿の初期送りおよ
び反転において、原稿シートに対し摩擦非スリツ
プ搬送表面として機能する。ベルト32の外側表
面は、原稿シートに関する限り、ローラー34の
外側表面として作用する。ローラー34の外側表
面は、剛体、たとえば金属円筒であることが好ま
しいので、搬送ベルト32の位置は、それらが接
触している限り、ローラー34の表面によつて正
確に制御される。もちろん、もし望むのであれ
ば、ただしここでは必要ないが、ローラー34か
らベルト32を通して真空を付加的に加えること
もできる。
までの原稿シートの初期搬送と反転は、ここでは
真空を用いていない。反対に、それらは、ローラ
ー34の外側表面のまわりを通過するベルト32
として、搬送ベルト32の表面を背にして原稿シ
ートを確実に巻きつけ、物理的に保持することに
よつて確実にかつ機械的に行なわれる。この装置
30におけるベルト32は、原稿の初期送りおよ
び反転において、原稿シートに対し摩擦非スリツ
プ搬送表面として機能する。ベルト32の外側表
面は、原稿シートに関する限り、ローラー34の
外側表面として作用する。ローラー34の外側表
面は、剛体、たとえば金属円筒であることが好ま
しいので、搬送ベルト32の位置は、それらが接
触している限り、ローラー34の表面によつて正
確に制御される。もちろん、もし望むのであれ
ば、ただしここでは必要ないが、ローラー34か
らベルト32を通して真空を付加的に加えること
もできる。
この装置では、ベルト32がローラー34外側
表面上にあるとき、ベルト32に最初に接触する
中央シート保持ベルト38によつて形成される整
合ニツプ40において、原稿シートの前縁と原稿
搬送ベルト32の間で整合が行なわれる。この整
合ニツプ40は、原稿送出装置の原稿送り通路2
9と一直線に並び、そのすぐ近くにある。この装
置は、各原稿シートの前縁がこの整合ニツプ40
に強制的に駆動され、湾曲するように設計されて
いる。このベルト32の所定の場所に対する原稿
シートの前縁の整合は、ベルト32の開口35が
前記整合ニツプ40にあるときに起ることが好ま
しい。ベルト32に対するこの整合位置は、この
整合位置40の上流にあるベルト開口センサ41
によつて決める、すなわち再較正することができ
る。制御装置100は、常時ベルト32の動きを
追跡し、サーボモータM2を介してそれを制御し
ていることが好ましい。
表面上にあるとき、ベルト32に最初に接触する
中央シート保持ベルト38によつて形成される整
合ニツプ40において、原稿シートの前縁と原稿
搬送ベルト32の間で整合が行なわれる。この整
合ニツプ40は、原稿送出装置の原稿送り通路2
9と一直線に並び、そのすぐ近くにある。この装
置は、各原稿シートの前縁がこの整合ニツプ40
に強制的に駆動され、湾曲するように設計されて
いる。このベルト32の所定の場所に対する原稿
シートの前縁の整合は、ベルト32の開口35が
前記整合ニツプ40にあるときに起ることが好ま
しい。ベルト32に対するこの整合位置は、この
整合位置40の上流にあるベルト開口センサ41
によつて決める、すなわち再較正することができ
る。制御装置100は、常時ベルト32の動きを
追跡し、サーボモータM2を介してそれを制御し
ていることが好ましい。
原稿の前縁が重なるように整合されるベルト開
口35は、開口35を通して下を見ている所定の
前縁像形成位置(図示せず)の近くにあるフオト
センサをその開口35が通過したとき、マニホル
ド33内のフオトセンサが前縁をその整合位置に
そのあと(下流側で)正確に、すなわち再整合す
るのために設けられたものである。
口35は、開口35を通して下を見ている所定の
前縁像形成位置(図示せず)の近くにあるフオト
センサをその開口35が通過したとき、マニホル
ド33内のフオトセンサが前縁をその整合位置に
そのあと(下流側で)正確に、すなわち再整合す
るのために設けられたものである。
ここに開示する重要な特徴は、複数のベルトニ
ツプではなく、1本の中央ベルト38のみによる
整合ニツプ40が1つあるだけということであ
る。けれども、ローラー34の半径の周囲および
プラテン23上の原稿の搬送は、この1本の中央
ベルト38のみによるものではなく、横に間隔を
おいて配置された2本の側ベルト42,48によ
つても行なわれる。しかし、これらの側ベルト4
2,48は、互いに一直線上にあるが、共に整合
ニツプ40からかなり下流に離れている別個の原
稿シート捕捉ニツプ46,47を有している。こ
れにより、原稿送り方向を横切つて平行に複数の
整合ニツプを設ける標準的、すなわち通常の方法
に比べて、原稿の整合と制御は非常に改善され
る。後者は、ベルトの伸張やベルトまたはローラ
ーのミスアラインメントにより、合わせることお
よび維持することが難かしく、また傾きを生じさ
せる傾向がある。したがつて、いくつかの従来装
置は、この個所に追加要求された「堅い」初期整
合フインガーと、それらをシート通路に挿入した
り、危険なときにそこから引つ込めるための機構
を備えている。本装置では、シートの前縁は、最
初にその中央で、他のベルト42,48のアイド
ラローラー52,53より下に取り付けられたア
イドラローラー50によつて他のベルト42,4
8の前方に位置している柔かい移動ベルト38に
接触する。
ツプではなく、1本の中央ベルト38のみによる
整合ニツプ40が1つあるだけということであ
る。けれども、ローラー34の半径の周囲および
プラテン23上の原稿の搬送は、この1本の中央
ベルト38のみによるものではなく、横に間隔を
おいて配置された2本の側ベルト42,48によ
つても行なわれる。しかし、これらの側ベルト4
2,48は、互いに一直線上にあるが、共に整合
ニツプ40からかなり下流に離れている別個の原
稿シート捕捉ニツプ46,47を有している。こ
れにより、原稿送り方向を横切つて平行に複数の
整合ニツプを設ける標準的、すなわち通常の方法
に比べて、原稿の整合と制御は非常に改善され
る。後者は、ベルトの伸張やベルトまたはローラ
ーのミスアラインメントにより、合わせることお
よび維持することが難かしく、また傾きを生じさ
せる傾向がある。したがつて、いくつかの従来装
置は、この個所に追加要求された「堅い」初期整
合フインガーと、それらをシート通路に挿入した
り、危険なときにそこから引つ込めるための機構
を備えている。本装置では、シートの前縁は、最
初にその中央で、他のベルト42,48のアイド
ラローラー52,53より下に取り付けられたア
イドラローラー50によつて他のベルト42,4
8の前方に位置している柔かい移動ベルト38に
接触する。
しかし、2本の側ベルト42,48によつて得
られる第2の、すなわち捕捉ニツプ46,47が
図示のように、整合ニツプ40から下流にローラ
ー34がわずかに回転したところにあるだけで、
この利点が得られることに留意されたい。すなわ
ち、中央整合ニツプ40により、傾きを生じさせ
ることなく初期整合がなされたら、次にそのあと
できるだけ素早く、ローラー34の周囲の搬送ベ
ルト32に原稿シートをしつかり保持することに
よつて、そのあとの原稿シートの送りのとき傾き
が生じないようにすることが望ましい。すなわ
ち、下流の捕捉ニツプ46,47のあと、原稿シ
ートは、3本のベルト38,42,48の全部で
押しつけられる。これらのベルトは広く離して配
置され、傾くのを阻止するため比較的大きな摩擦
をもつ材料でできていることが好ましい。さら
に、3本の前記ベルト38,42,48の全部は
別々に回転可能なアイドラローラーに独立して取
り付けられている。これにより、前記各々のベル
トは、それぞれ押えつけられている場所において
原稿シートとベルト32の「サンドイツチ」を正
確な速度で駆動することができる。これは、たと
えば、原稿の厚さがふぞろいであつたり、特定の
原稿がその横の送り方向に短かいために原稿が一
方の側ベルト42または48の下に置かれていな
い場合に、特に重要である。さらに、これによ
り、ベルトの取付けや材料を厳密にしなくてもよ
い。
られる第2の、すなわち捕捉ニツプ46,47が
図示のように、整合ニツプ40から下流にローラ
ー34がわずかに回転したところにあるだけで、
この利点が得られることに留意されたい。すなわ
ち、中央整合ニツプ40により、傾きを生じさせ
ることなく初期整合がなされたら、次にそのあと
できるだけ素早く、ローラー34の周囲の搬送ベ
ルト32に原稿シートをしつかり保持することに
よつて、そのあとの原稿シートの送りのとき傾き
が生じないようにすることが望ましい。すなわ
ち、下流の捕捉ニツプ46,47のあと、原稿シ
ートは、3本のベルト38,42,48の全部で
押しつけられる。これらのベルトは広く離して配
置され、傾くのを阻止するため比較的大きな摩擦
をもつ材料でできていることが好ましい。さら
に、3本の前記ベルト38,42,48の全部は
別々に回転可能なアイドラローラーに独立して取
り付けられている。これにより、前記各々のベル
トは、それぞれ押えつけられている場所において
原稿シートとベルト32の「サンドイツチ」を正
確な速度で駆動することができる。これは、たと
えば、原稿の厚さがふぞろいであつたり、特定の
原稿がその横の送り方向に短かいために原稿が一
方の側ベルト42または48の下に置かれていな
い場合に、特に重要である。さらに、これによ
り、ベルトの取付けや材料を厳密にしなくてもよ
い。
同様に、本装置では、ベルト張力装置および側
ベルト42,48のアイドラローラー52,53
の位置は、重要でないことがわかるであろう。し
たがつて、図示したばね張力取付け装置54でア
イドラローラー52を再位置決めすることによ
り、対応するそのシート捕捉ニツプ46を若干移
動させることができる。しかし、このニツプ46
が重要な整合ニツプ40の下流にある限り、通常
の複数ベルト搬送装置と異り、原稿シートの整合
に影響を及ぼすことはない。
ベルト42,48のアイドラローラー52,53
の位置は、重要でないことがわかるであろう。し
たがつて、図示したばね張力取付け装置54でア
イドラローラー52を再位置決めすることによ
り、対応するそのシート捕捉ニツプ46を若干移
動させることができる。しかし、このニツプ46
が重要な整合ニツプ40の下流にある限り、通常
の複数ベルト搬送装置と異り、原稿シートの整合
に影響を及ぼすことはない。
同様に、他のベルト42,48に比べてベルト
38の能動走行部がより低い位置にあるために、
原稿シートが整合ニツプ40に接近するとき、す
なわち整合前に、原稿シートの上面に正規に接触
する唯一の部材がベルト38であることがわかる
であろう。同様に、ベルト38は、ベルト32と
の間の望ましい小さい角度で、そのニツプ40に
接近していることがわかるであろう。これによ
り、ぴつたり収束し、共に移動する2つの表面か
ら成る制御用リードイン・シユートが得られるの
で望ましい。
38の能動走行部がより低い位置にあるために、
原稿シートが整合ニツプ40に接近するとき、す
なわち整合前に、原稿シートの上面に正規に接触
する唯一の部材がベルト38であることがわかる
であろう。同様に、ベルト38は、ベルト32と
の間の望ましい小さい角度で、そのニツプ40に
接近していることがわかるであろう。これによ
り、ぴつたり収束し、共に移動する2つの表面か
ら成る制御用リードイン・シユートが得られるの
で望ましい。
作 用
以上説明した整合作用を要約すると、原稿は底
部送り装置28により比較的正確に制御された速
度で整合ニツプ40へ動かされる。原稿センサ2
4は、この移動中原稿シートの正確な前縁位置を
検知し、前縁がセンサ24を通過した正確な時間
を示す信号を出す。搬送ベルト32は、同じ方向
に移動を開始するが、原稿シートに対し相対的に
動いている。搬送ベルト32上の整合マークすな
わち基準マーク(ここでは、ベルト開口35)が
同じ点すなわち整合ニツプ40に達する同じ時点
に原稿の前縁がニツプ40に達するように、装置
の調時を制御することが好ましい。しかし、原稿
シートがこの整合ニツプ40に達したときその前
縁がいくらか湾曲するように、その時点における
原稿シートの速度はベルト32の速度より若干大
きいことが好ましい。整合ニツプを形成する中央
ベルト38はベルト32によつて駆動されている
から、原稿前縁の速度は自動的に制限され、ベル
ト32の速度に一致する。原稿前縁の湾曲の程
度、すなわち大きさは、前記の速度差に比例す
る。すなわち、もし原稿の前縁が急速に接近して
いれば、単に少し大きな湾曲が生じるであろう
し、もしゆつくり接近していれば、少し小さい湾
曲が生じよう。いずれであつても、前縁の整合位
置は変らず、原稿はプラテン上の整合位置に対し
要求された公差内でベルトの上に置かれる。次
に、搬送ベルト32によつて原稿が完全に捕捉さ
れたあとは、原稿を引き抜き、送出装置28の初
期送出速度とは無関係に、相対的なスリツプを生
じることなく、搬送ベルト32により高速度で原
稿を搬送するために、ベルト32の速度を上げる
ことができる。
部送り装置28により比較的正確に制御された速
度で整合ニツプ40へ動かされる。原稿センサ2
4は、この移動中原稿シートの正確な前縁位置を
検知し、前縁がセンサ24を通過した正確な時間
を示す信号を出す。搬送ベルト32は、同じ方向
に移動を開始するが、原稿シートに対し相対的に
動いている。搬送ベルト32上の整合マークすな
わち基準マーク(ここでは、ベルト開口35)が
同じ点すなわち整合ニツプ40に達する同じ時点
に原稿の前縁がニツプ40に達するように、装置
の調時を制御することが好ましい。しかし、原稿
シートがこの整合ニツプ40に達したときその前
縁がいくらか湾曲するように、その時点における
原稿シートの速度はベルト32の速度より若干大
きいことが好ましい。整合ニツプを形成する中央
ベルト38はベルト32によつて駆動されている
から、原稿前縁の速度は自動的に制限され、ベル
ト32の速度に一致する。原稿前縁の湾曲の程
度、すなわち大きさは、前記の速度差に比例す
る。すなわち、もし原稿の前縁が急速に接近して
いれば、単に少し大きな湾曲が生じるであろう
し、もしゆつくり接近していれば、少し小さい湾
曲が生じよう。いずれであつても、前縁の整合位
置は変らず、原稿はプラテン上の整合位置に対し
要求された公差内でベルトの上に置かれる。次
に、搬送ベルト32によつて原稿が完全に捕捉さ
れたあとは、原稿を引き抜き、送出装置28の初
期送出速度とは無関係に、相対的なスリツプを生
じることなく、搬送ベルト32により高速度で原
稿を搬送するために、ベルト32の速度を上げる
ことができる。
これは、「堅い」ニツプでないことが望ましい
ことも留意されたい。すなわち、本装置において
は、従来行なわれているように、原稿の前縁は、
最初に静止した引つ込み可能な複数の金属フイン
ガー等に対して駆動されるのではない。初期整合
が生じたとき、送りベルトが原稿に対してスリツ
プするのでもない。反対に、原稿の小さな湾曲に
比例する非常に小さい力のみで、2つの共に移動
する弾性部材、すなわちベルト32とベルト38
から成る一定速度で動くニツプに原稿の前縁が駆
動されることが望ましい。この結果、原稿がすり
へつたり、痛んだりする可能性は、特に多数回循
環において非常に少ない。なお、整合位置は、ロ
ーラー34の堅い表面で正確に制御され、両ベル
トはローラー34によりその地点において制御さ
れる。2本の側ベルト42,48によつて形成さ
れた下流のすぐ近くの一対の捕捉ニツプ46,4
7によつて、原稿シートとベルト32の間で相対
的な動きは確実になくすことができる。
ことも留意されたい。すなわち、本装置において
は、従来行なわれているように、原稿の前縁は、
最初に静止した引つ込み可能な複数の金属フイン
ガー等に対して駆動されるのではない。初期整合
が生じたとき、送りベルトが原稿に対してスリツ
プするのでもない。反対に、原稿の小さな湾曲に
比例する非常に小さい力のみで、2つの共に移動
する弾性部材、すなわちベルト32とベルト38
から成る一定速度で動くニツプに原稿の前縁が駆
動されることが望ましい。この結果、原稿がすり
へつたり、痛んだりする可能性は、特に多数回循
環において非常に少ない。なお、整合位置は、ロ
ーラー34の堅い表面で正確に制御され、両ベル
トはローラー34によりその地点において制御さ
れる。2本の側ベルト42,48によつて形成さ
れた下流のすぐ近くの一対の捕捉ニツプ46,4
7によつて、原稿シートとベルト32の間で相対
的な動きは確実になくすことができる。
発明の効果
本発明によれば、原稿送り通路において原稿シ
ートは先ず中央ベルトの整合ニツプによつて整合
させられ、その後、側ベルトの捕捉ニツプによつ
てプラテンすなわち像形成ステーシヨンに送られ
るので、従来複数のローラによつて行われていた
整合の場合の欠点すなわち複数ローラの不整列に
伴う不整合の問題がなくなり、また、整合後の原
稿の送りも極めて速やかに行われて原稿シートの
搬送も速やかに行われ、更に整合においても、原
稿シートの前縁を少し湾曲させるだけでよく、従
来の堅い整合ニツプの場合に見受けられる原稿シ
ートの前縁の損傷も少なくなる。
ートは先ず中央ベルトの整合ニツプによつて整合
させられ、その後、側ベルトの捕捉ニツプによつ
てプラテンすなわち像形成ステーシヨンに送られ
るので、従来複数のローラによつて行われていた
整合の場合の欠点すなわち複数ローラの不整列に
伴う不整合の問題がなくなり、また、整合後の原
稿の送りも極めて速やかに行われて原稿シートの
搬送も速やかに行われ、更に整合においても、原
稿シートの前縁を少し湾曲させるだけでよく、従
来の堅い整合ニツプの場合に見受けられる原稿シ
ートの前縁の損傷も少なくなる。
第1図は、本発明に係る原稿取扱い装置の部分
側面図である。第2図は、第1図の装置を右側か
ら見た端面図である。 符号の説明、20……原稿取扱い装置、22…
…原稿トレイ、23……像形成ステーシヨン(プ
ラテン)、24……センサ、26……エアナイフ、
28……底部送出装置、29……原稿送り通路、
30……初期整合装置、32……搬送ベルト、3
4……ローラ、35……ベルトの開口、36……
アイドラローラ、38……中央ベルト、40……
整合ニツプ、42……側ベルト、46,47……
捕捉ニツプ、48……側ベルト、50,52,5
3……アイドラローラ。
側面図である。第2図は、第1図の装置を右側か
ら見た端面図である。 符号の説明、20……原稿取扱い装置、22…
…原稿トレイ、23……像形成ステーシヨン(プ
ラテン)、24……センサ、26……エアナイフ、
28……底部送出装置、29……原稿送り通路、
30……初期整合装置、32……搬送ベルト、3
4……ローラ、35……ベルトの開口、36……
アイドラローラ、38……中央ベルト、40……
整合ニツプ、42……側ベルト、46,47……
捕捉ニツプ、48……側ベルト、50,52,5
3……アイドラローラ。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 像形成ステーシヨン23に設けられた原稿搬
送手段32と、原稿シートを捕捉して該原稿搬送
手段に原稿シートを送る初期整合手段30とを備
え、複写機の像形成ステーシヨンへ原稿シートを
整合して送る原稿取扱い装置20において、 前記初期整合手段30にはシートを反転する原
稿送り通路29が設けられ、該通路には、シート
を反転するローラ手段34と、該ローラ手段を部
分的に取り巻いて原稿シートを捕捉する複数のニ
ツプ40,46,47を形成する複数の隔置した
ベルト手段38,42,48とが設けられ、該ベ
ルト手段は前記ローラ手段との間に原稿が保持さ
れると非スリツプ式の原稿送り通路を形成してお
り、前記初期整合手段30には、更に、前記複数
のベルト手段の中央ベルト手段38を他のベルト
手段42,48とは相違させて取付け、前記他の
ベルト手段42,48の捕捉ニツプ46,47に
原稿シートが接触する前に、原稿シートの中央を
前記中央ベルト手段38の整合ニツプ40で接触
させる手段50,52,53が設けられたことを
特徴とする原稿取扱い装置。 2 前記原稿搬送手段は搬送ベルト32を有し、
該ベルトは前記ローラ手段を回つて延び、その外
側表面には原稿シートが前記複数のベルト手段に
よつて保持されており、前記中央ベルト手段の前
記整合ニツプは原稿シートの前縁を前記搬送ベル
トに対して整合しており、この整合は、原稿シー
トが前記初期整合手段によつて前記搬送ベルトよ
り若干大きな速度で駆動されてそこに当たつて湾
曲させられ、搬送ベルト上の決められた位置に確
実に整合させられるニツプを提供することによつ
て行われることを特徴とする特許請求の範囲第1
項記載の装置。 3 前記搬送ベルトの動きに合わせて前記中央ベ
ルト手段の前記整合ニツプに原稿シートを送るた
めの制御手段を備えていることを特徴とする特許
請求の範囲第2項記載の装置。 4 前記制御手段は、前記搬送ベルトの所定の位
置を検知する手段と、前記中央ベルト手段の前記
整合ニツプに駆動される原稿シートの位置を検知
する手段を有していることを特徴とする特許請求
の範囲第3項記載の装置。 5 前記搬送ベルトの前記所定の位置は、原稿の
前縁が前記制御手段によつて前記整合ニツプに整
合される前記ベルトの開口に対応していることを
特徴とする特許請求の範囲第4項記載の装置。 6 前記原稿搬送手段の動きに合わせて原稿シー
トを中央ベルト手段の前記整合ニツプに送るため
の制御手段が設けられ、この制御手段は、前記搬
送手段の所定の位置を検知する手段と、前記整合
ニツプに駆動される原稿シートの位置を検知する
手段を有していることを特徴とする特許請求の範
囲第1項記載の装置。 7 前記搬送手段の前記所定位置は、原稿の前縁
が前記制御手段によつて前記整合ニツプに整合さ
れる前記ベルトの開口に対応していることを特徴
とする特許請求の範囲第6項記載の装置。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/510,009 US4506978A (en) | 1983-07-01 | 1983-07-01 | Document registration system |
US510009 | 1983-07-01 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6040365A JPS6040365A (ja) | 1985-03-02 |
JPH0464972B2 true JPH0464972B2 (ja) | 1992-10-16 |
Family
ID=24028998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59129905A Granted JPS6040365A (ja) | 1983-07-01 | 1984-06-22 | 原稿取扱い装置 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4506978A (ja) |
JP (1) | JPS6040365A (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4575222A (en) * | 1984-12-19 | 1986-03-11 | Eastman Kodak Company | Apparatus for accurately forming color-corrected electrographic images |
US5244203A (en) * | 1992-04-24 | 1993-09-14 | Eastman Kodak Company | Sheet transporting apparatus with a transport belt to which sheets are selectively clamped |
CN102815562A (zh) * | 2012-04-20 | 2012-12-12 | 仙桃市道琦塑业有限公司 | 口罩片自动翻面装置 |
US9363399B2 (en) * | 2014-03-03 | 2016-06-07 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Image reading device and copier |
JP6370502B1 (ja) * | 2016-10-31 | 2018-08-08 | 三菱電機株式会社 | 撮像機器連携装置、撮像機器連携プログラム、連携サポートシステムおよび制御システム |
Family Cites Families (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3521950A (en) * | 1967-04-21 | 1970-07-28 | Xerox Corp | Xerographic reproducing apparatus |
NL146608C (ja) * | 1969-02-01 | |||
US3863912A (en) * | 1971-11-22 | 1975-02-04 | Addressograph Multigraph | Document feeder |
NL7416283A (nl) * | 1973-12-24 | 1975-06-26 | Hoechst Ag | Inrichting voor het besturen van kopieermateri- aaltoevoer in kopieerapparaten. |
US4025187A (en) * | 1974-09-05 | 1977-05-24 | Xerox Corporation | Buckle control system |
JPS5238227A (en) * | 1975-09-22 | 1977-03-24 | Ricoh Co Ltd | Double-face copying machine |
US4078787A (en) * | 1976-03-30 | 1978-03-14 | Eastman Kodak Company | Automatic transfer from collate to noncollate modes of recirculating feeder and copier operation |
JPS544132A (en) * | 1977-06-11 | 1979-01-12 | Mita Industrial Co Ltd | Synchronizing method and apparatus of document and copy paper in electrostatic photography copy |
US4166614A (en) * | 1977-08-18 | 1979-09-04 | Xerox Corporation | Jogging and normal force for sheet feeding |
US4231562A (en) * | 1978-03-09 | 1980-11-04 | Savin Corporation | Recirculating document feeder |
US4210319A (en) * | 1978-06-28 | 1980-07-01 | Xerox Corporation | Copy set counter duplex tray |
US4278344A (en) * | 1979-08-31 | 1981-07-14 | Xerox Corporation | Recirculating duplex documents copier |
JPS5699136A (en) * | 1979-12-21 | 1981-08-10 | Jujo Eng Kk | Separating feeder device of piled paper |
US4286870A (en) * | 1980-01-10 | 1981-09-01 | Xerox Corporation | Document belt with discrete vacuum areas |
-
1983
- 1983-07-01 US US06/510,009 patent/US4506978A/en not_active Expired - Fee Related
-
1984
- 1984-06-22 JP JP59129905A patent/JPS6040365A/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
US4506978A (en) | 1985-03-26 |
JPS6040365A (ja) | 1985-03-02 |
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