JPH0310027Y2 - - Google Patents

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JPH0310027Y2
JPH0310027Y2 JP706085U JP706085U JPH0310027Y2 JP H0310027 Y2 JPH0310027 Y2 JP H0310027Y2 JP 706085 U JP706085 U JP 706085U JP 706085 U JP706085 U JP 706085U JP H0310027 Y2 JPH0310027 Y2 JP H0310027Y2
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mold
foam
steam passage
steam
molding
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JP706085U
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【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、発泡体成形用金型の蒸気通路構造、
詳しくは発泡体成形用金型に穿設した通孔に、蒸
気通路を形成した詰体を嵌着して、該蒸気通路を
介して前記金型内に蒸気を供給するように成した
発泡体成形用金型の蒸気通路構造に関する。
(従来技術) 一般に発泡体を所定の形状に成形するには、予
め予備発泡させた発泡体を金型内に充填した後、
前記金型内に直接蒸気を吹込んで、該蒸気の熱で
発泡体を加熱して所定の形状に膨張させ、続いて
前記金型を冷却水により冷却するようにしてい
る。
ところで前記金型内に蒸気を吹込むのに、従来
では、例えば第5図及び第6図に示すごとく、前
記金型Aに円形の通孔Bを穿設する一方、底壁C
に複数の透孔から成る蒸気通路D…を形成した有
底筒状の詰体Eを嵌着し、前記蒸気通路D…より
前記金型A内に蒸気を吹込むように成している。
(考案が解決しようとする問題点) ところが以上の詰体Eを用いて、発泡体を成形
した場合において、冷却水を掛けて前記金型Aを
冷却すると、その冷却水の一部が前記詰体Eの室
内Fに溜り、そのため従来では、発泡体成形工程
の1サイクルごとに、前記詰体Eにエアーを通し
て、該詰体Eの室内Fに留まつた冷却水を強制的
に除去する必要があつたし、又以上のごとくエア
ーによつて冷却水を除去するにしても、完全に除
去することが難しく、前記底壁Cの内面側に一部
残存するのであつて、そのため再度前記金型Aに
よる発泡体の成形時において、前記室内Fに残存
する冷却水が、前記蒸気通路Dから前記金型A内
に流入し、発泡体の成形不良を招く虞があつたの
である。
本考案は以上の問題点に鑑みて開発したもので
あつて、目的とするところは、前記金型の冷却に
伴い、その冷却水が前記詰体及びその近傍に残存
することのない発泡体成形用金型の蒸気通路構造
を提供せんとするにある。
(問題点を解決するための手段) しかして本考案は、前記の目的を達成するため
に、発泡体成形用金型に穿設した通孔に、蒸気通
路を形成した詰体を嵌着して、該蒸気通路を介し
て前記金型内に蒸気を供給するように成した発泡
体成形用金型の蒸気通路構造において、該詰体に
より前記通孔を埋めると共に、該詰体の前記通孔
の内周面と対向する外周面に、その一端が前記金
型外に、他端が金型内にそれぞれ開口する凹溝か
らなる蒸気通路を形成したのである。
(作用) 本考案によれば、前記詰体の外周面に形成した
蒸気通路を介して前記金型内に蒸気を供給するこ
とが出来るし、また前記金型の冷却に伴い、冷却
水の一部が前記詰体及びその近傍に残存すること
がないのである。
(実施例) 以下本考案にかかる発泡体成形用金型の蒸気通
路構造の一実施例を図面に基づいて説明する。
図において1は、発泡スチロールの成形機を構
成する雄雌一対の成形用金型の一方であつて、該
金型1には、金型外S1から金型内S2に連通す
る多数の円形の通孔2…を穿設している。
又3…は、前記通孔2…に嵌着する円柱状の詰
体であつて、真鍮もしくはアルミニユウムから成
り、該詰体3…の全長L1を前記金型1の肉厚L
2と同じ長さにして、該詰体3…の前記通孔2…
への嵌着により、該通孔2…を前記詰体3…で埋
めるごとく成している。
そして前記詰体3…の外周面に、軸方向に延び
る多数のローレツト4…を形成すると共に、その
一端が金型外S1に、他端が金型内S2にそれぞ
れ開口する断面半円形状の凹溝からなる複数の蒸
気通路5…を周方向に所定間隔開けて形成し、該
蒸気通路5…を介して蒸気を金型外S1から金型
内S2に導入するごとく成している。
しかして以上の構成において、発泡スチロール
の成形を行うには、前記金型1の金型内S2に、
予め予備発泡させて粒状となつた発泡性ポリスチ
ロールを充填した後、前記蒸気通路5…を介して
金型内S2に直接蒸気を吹込んで、該蒸気の熱で
金型内S2の発泡性ポリスチロールを加熱して二
次発泡させると同時に、発泡した粒子を互いに融
着させて所定の形状に成形し、続いて前記金型1
の外面側に冷却水を掛けて該金型1を冷却するの
である。
ところで、冷却水を掛けられる前記金型1にお
ける外面側の前記通孔2形成部分、即ち前記詰体
3及びその近傍には、従来のように前記冷却水が
留まる部位がないので、換言すれば前記通孔2…
が前記詰体3…により埋められ、該詰体3の外側
面と前記金型1の外側面とが面一であるので、前
記詰体3及びその近傍に前記冷却水が残存するこ
とがないのである。
尚、以上の実施例では、前記金型1に形成する
通孔2の断面形状を円形とすると共に、該通孔2
に嵌着する前記詰体3を円柱状に形成したが、こ
れに限定されるものではなく、例えば前記通孔2
の断面形状を六角形とすると共に、前記詰体3を
六角柱状に形成してもよい。
又以上の実施例では、前記蒸気通路5の断面形
状を半円形に形成したが、これに限定されるもの
ではなく、例えば断面形状を逆三角形あるいは正
方形に形成してもよい。
(考案の効果) 以上のごとく本考案は、発泡体成形用金型に穿
設した通孔に、蒸気通路を形成した詰体を嵌着し
て、該蒸気通路を介して前記金型内に蒸気を供給
するように成した発泡体成形用金型の蒸気通路構
造において、該詰体により前記通孔を埋めると共
に、該詰体の前記通孔の内周面と対向する外周面
に、その一端が前記金型外に、他端が金型内にそ
れぞれ開口する凹溝からなる蒸気通路を形成した
から、前記金型内に前記蒸気通路を介して蒸気を
吹込むことが出来るのは勿論のこと、発泡体の成
形工程の途中において、冷却水を掛けて前記金型
を冷却するも、その冷却水が、前記詰体もしくは
その近傍に残留する虞がなく、従つて従来のごと
く、発泡体成形工程の1サイクルごとに前記詰体
にエアーを通す手間を省略することが出来るし、
それでいながら再度前記金型により発泡体の成形
を行うも、発泡体の成形不良を招く虞がないので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案にかかる発泡体成形用金型の蒸
気通路構造の一実施例を示す要部の正面図、第2
図は同じく要部の断面図、第3図は詰体の側面
図、第4図は詰体の正面図であり、又第5図は従
来における発泡体成形用金型の蒸気通路構造の断
面図、第6図は従来の詰体の正面図である。 1……発泡体成形用金型、2……通孔、3……
詰体、5……蒸気通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 発泡体成形用金型に穿設した通孔に、蒸気通路
    を形成した詰体を嵌着して、該蒸気通路を介して
    前記金型内に蒸気を供給するように成した発泡体
    成形用金型の蒸気通路構造であつて、該詰体によ
    り前記通孔を埋めると共に、該詰体の前記通孔の
    内周面と対向する外周面に、その一端が前記金型
    外に、他端が金型内にそれぞれ開口する凹溝から
    なる蒸気通路を形成したことを特徴とする発泡体
    成形用金型の蒸気通路構造。
JP706085U 1985-01-21 1985-01-21 Expired JPH0310027Y2 (ja)

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JPS61122828U JPS61122828U (ja) 1986-08-02
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