JPH0299045A - 超音波振動子 - Google Patents

超音波振動子

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JPH0299045A
JPH0299045A JP63252952A JP25295288A JPH0299045A JP H0299045 A JPH0299045 A JP H0299045A JP 63252952 A JP63252952 A JP 63252952A JP 25295288 A JP25295288 A JP 25295288A JP H0299045 A JPH0299045 A JP H0299045A
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Tatsuya Kubota
達也 久保田
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、超音波振動で前立腺切除、結石破壊等の処
置を行なう超音波治療装置用の超音波振動子に関する。
〔従来の技術〕
従来より、経尿道的な前立腺の切除術には、患部組織を
高周波電流で焼灼して切除することが行われていた。し
かし、こうした切除は焼灼した生体組織が変性乳化する
ためには、切除範囲の判別が困難で正常組織まで切除し
てしまう危険性がある。
そこで、最近では超音波治療装置の超音波振動で前立腺
切除、結石破壊等の治療さらに白内障の患部吸引・外科
手術用組織吸引等が行われている。
この超音波治療装置は、たとえば米国特許第39904
52号明細書に記載しであるように、超音波振動子と超
n波振動を伝達して治療を行なう振動伝達部材とから構
成されている。そして、前記超音波振動子は、第5図に
示すように構成されている。すなわち、1・・・は電極
で、2・・・は圧電素子である。これら電極1と圧電素
子2とは交互、に積層されており、この積層部材3の前
部には前部金属ブロックとしてのホーン4が、後部には
後部金属ブロックとしてのバックマス5が設置されてい
る。そして、ホーン4とバックマス5とによって前記積
層部材3を挟持しており、これらはボルト6とナツト7
とによって強固に固定することにより、ランジュバン型
振動子が構成されている。
さらに、前記ホーン4の先端部には棒状体よりなる振動
伝達部材としてのプローブ8が連結されている。
このように構成された超音波振動子は駆動周波数から決
定される1/2波長の長さで決定されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前述のように構成された超音波治療装置用の
超音波振動子は、素子径が数U〜三十数順の圧電素子が
利用され、二十数k Hz付近の共振周波数を用いて駆
動している。このように二十数k Hzで駆動を行なっ
ている場合は、圧電素子径よりも駆動周波数と音響特性
から決定される波長(以下、波長という)の1/2、つ
まり振動子長の方が長い。
しかし、最近では種々の成分の結石を破砕したり、種々
の組織(臓器)を吸引したり、また振動減衰の防止から
使用する駆動周波数範囲が広がり、より高い周波数での
駆動が行われるようになってきた。このような場合、圧
電素子径に比べて波長の1/2、つまり振動子の方が短
くなることがある。
一般に超音波治療装置は、長袖方向の振動である縦振動
を利用しているため、この比が逆転したことで超音波振
動子に縦振動と横振動が合成され、乱れ振動が生じ、駆
動不能になることがある。
この発明は、前記事情に着目してなされたもので、その
目的とするところは、超音波振動を高い周波数で駆動し
ても乱れ振動の発生のない安定した駆動を行なう超音波
振動子を提供することにある。
〔課題を解決するための手段及び作用〕この発明は、前
記目的を達成するために、電極と圧電素子とを積層した
積層部材を前部金属ブロックと後部金属ブロックとによ
ってその積層方向から挟持して振動子構成部材を構成し
、この部材の任意の位置に、1/2波長の整数倍の長さ
を持った補助部材を設け、この補助部材と前記振動子構
成部材とをボルトとナツトで固定したことにある。
そして、圧電素子の径より172波長が短い場合でも、
前記補助部材によって圧電素子径よりも振動子長が長く
なり、乱れ振動を防止する。
〔実施例〕
以下、この発明の各実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は第1の実施例を示すもので、超音波処置装置用
の超音波振動子の構造および波形を示すものである。第
1図中、11・・・は電極で、12・・・は圧電素子で
ある。電極11.と圧電索子12は交互に積層され、積
層部材13が構成されている。この積層部材13の前部
には1/2λ(波長)の長さで構成された前部金属ブロ
ックとしてのホーン14が設けられている。さらに、前
記積層部材13と後部金属ブロックとしてのバックマス
15との間には1/2λ(波長)の長さで構成された補
助部材16が介在されている。そして、前記積層部材1
3とホーン14およびバックマス15とからなる振動子
構成部材17を構成し、この振動子構成部材17と前記
補助部材16とはボルト18とナツト19とによって強
固に固定され、ランジュバン型振動子が構成されている
。このとき、振動子は1λ波長の長さに構成されるよう
に積層部材13、バックマス5およびボルト18および
ナツト19の長さが設定されている。
なお、20は振動伝達部材としてのプローブであり、前
記ホーン14の先端部にねじ込み固定されている。
ここで、前記圧電素子12はジルコン酸チタン酸鉛(P
ZT)と呼ばれるセラミック素子で形成されており、ホ
ーン14、バックマス15、補助部材16およびボルト
18とナツト19は音響特性が優れ、かつ高振幅に耐え
られる金属が望まれ、たとえばチタン合金、ステンレス
、銅、ジュラルミン等で形成されている。
このように構成された超音波振動子の電極11・・・に
高周波電圧を印加すると、圧電素子12・・・が圧電現
象により微少の歪が発生する。この超音波振動はホーン
14によって増幅されてブローブ20に伝達され、この
超音波振動によって組織の吸引、結石の破砕等の治療を
行なうことができる。
このとき、圧電素子12の径よりも1/2λ(波長)が
短い場合、1/2λ(波長)の長さを持った補助部材1
6によって見掛は上、圧電素子12の径よりも振動子長
が長くなり、乱れ振動の発生がない安定した駆動を行な
うことができる。
第2図は第2の実施例を示すもので、積層部材13の後
部に1/2λ(波長)の長さに構成された補助部材16
とバックマス15とを一体に形成した一体化補助部材2
1を設けたものである。このような構成によれば、第1
の実施例と同様の作用効果が得られるとともに、補助部
材16とバックマス15との接合面がなく、振動の伝達
ロスによる発熱を防止でき、また組立作業性が向上する
第3図は第3の実施例を示すもので、電極11・・・と
圧電素子12・・・とからなる積層部材13の一部に1
/2λ(波長)の長さに構成された補助部材16を介在
させたものである。すなわち、最も後端側の1つの電極
11aと1つの圧電索子12aとからなる積層部材13
aを分離し、これを前記補助部材16とバックマス15
との間に介在させたものである。このような構成によれ
ば、第1の実施例と同様の作用効果が得られる上、電極
11aと圧電素子12aとからなる積層部材13aに高
周波電圧を印加することで、振動子に発生する歪を大き
くすることができる。したがって、超音波振動の大きさ
、つまり先端振幅を増大させることができ、効率の良い
治療ができる。また、図示しないが、前記補助部材16
とホーン14との間にある超音波振動の節部に、圧電素
子と電極とを交互に積層した積層部材を追加してもよい
第4図は第4の実施例を示すもので、積層部材13とホ
ーン14との間に1/2λ(波長)の長さに構成された
補助部材16を介在させたものである。このように構成
することによって、第1の実施例と同様の作用効果が得
られ、また前記補助部材16をホーン14と一体に形成
することによって第2の実施例と同様の作用効果が得ら
れる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、振動子構成部
材の任意の位置に、1/2λ(波長)の整数倍の長さを
持った補助部材を設けることによって、圧電素子の径よ
り、1/2λ(波長)が短い場合でも、圧電素子径より
も振動子長を長くすることができ、乱れ振動の発生を防
止して安定した駆動ができるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の第1の実施例を示す超音波振動子の
縦断側面図および波形図、第2図はこの発明の第2の実
施例を示す超音波振動子の縦断側面図および波形図、第
3図はこの発明の第3の実施例を示す超音波振動子の縦
断側面図および波形図、第4図はこの発明の第4の実施
例を示す超音波振動子の縦断側面図および波形図、第5
図は従来の超音波振動子の縦断側面図である。 11・・・電極、12・・・圧電素子、13・・・積層
部材、14・・・ホーン(前部金属ブロック)、15・
・・バックマス(後部金属ブロック)、16・・・補助
部材、17・・・振動子構成部材、18・・・ボルト、
19・・・ナラ  ト 。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 電極と圧電素子とを積層した少なくとも1組以上の積層
    部材を、その積層方向から前部金属ブロックと後部金属
    ブロックとによって挟持して振動子構成部材を構成し、
    この振動子構成部材の任意の位置に、1/2波長の整数
    倍の長さを持った補助部材を設け、この補助部材と前記
    振動子構成部材とをボルトとナットで固定したことを特
    徴とする超音波振動子。
JP63252952A 1988-10-07 1988-10-07 超音波振動子 Expired - Fee Related JP2702990B2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013081778A (ja) * 2011-10-10 2013-05-09 Ethicon Endo Surgery Inc 流体ルーメンを画定する超音波導波管を備えた手術器具
WO2017163400A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 オリンパス株式会社 超音波医療装置

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JP2013081778A (ja) * 2011-10-10 2013-05-09 Ethicon Endo Surgery Inc 流体ルーメンを画定する超音波導波管を備えた手術器具
WO2017163400A1 (ja) * 2016-03-25 2017-09-28 オリンパス株式会社 超音波医療装置

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