JP2001104328A - トリムマスを用いた超音波トランスデユーサを同調するための装置および方法 - Google Patents

トリムマスを用いた超音波トランスデユーサを同調するための装置および方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高電力サンドイッチ型超音波トランスデユー
サを製造する方法であって、特に、接触面上でのトリミ
ング処理を必要とすることなく高電力サンドイッチ型超
音波トランスデユーサを同調する新規な方法を提供す
る。 【解決手段】 本発明は高電力サンドイッチ型超音波ト
ランスデユーサを製造するための方法およびこれに付随
する装置であり、特に、接触面におけるトリミング処理
を必要とすることなく高電力サンドイッチ型超音波トラ
ンスデユーサを同調する新規な方法である。本発明によ
る方法は、サンドイッチ型超音波トランスデユーサを組
み立てる工程と、当該超音波トランスデユーサの共鳴周
波数を測定する工程と、複数のトリムマス(切取質量部
分)から一定のトリムマスを選択する工程とから成り、
超音波トランスデユーサを当該選択したトリムマスにト
リミング処理することにより、上記の測定した超音波ト
ランスデユーサの共鳴周波数を所望の共鳴周波数に変更
できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は一般に高電力サンド
イッチ型超音波トランスデユーサを製造するための装置
および方法に関し、特に、トリムマス(切取質量部分:
trim mass)を用いた高電力サンドイッチ型超音波トラ
ンスデユーサを同調する新規な方法に関する。
【0002】
【従来の技術】本出願は1999年4月15日に出願さ
れた米国特許出願第09/292,134号、1998
年に6月25日に出願された第09/104,612
号、1998年6月25日に出願された第09/10
4,789号、および1998年6月25日に出願され
た第09/104,648号に関連し、これらの全ての
出願は本発明と同一の譲受人に譲渡されており、これら
の全てが本明細書に参考文献として含まれる。
【0003】中空コアおよび中実コアの両方を含む超音
波装置は多くの医療状態の安全かつ有効な処理に使用さ
れている。このような超音波装置、特に中実コアの超音
波装置は超音波周波数で外科手術エンドイフェクタに機
械的振動を伝達する形態のエネルギーにより組織を切断
および/または凝固するために使用できるので有利であ
る。超音波振動は、適当なエネルギーで組織に伝達され
て適当なエンドイフェクタを使用する場合に、組織を切
断、切開または焼灼するために使用できる。中実コア技
法を利用する超音波装置は超音波トランスデユーサから
導波管を介して外科手術エンドイフェクタに伝達できる
エネルギーの量の点で特に有利である。このような装置
は内視鏡または腹腔鏡処理のような最少の侵襲性の処理
における使用に特に適しており、この場合に、エンドイ
フェクタはトロカール内を通って外科手術部位に到達す
る。
【0004】超音波振動は、例えば、装置のハンドピー
ス内の1個以上の圧電変換素子または磁気歪素子により
構成できるトランスデユーサを電気的に励起することに
より、外科手術エンドイフェクタ内において誘発でき
る。すなわち、トランスデユーサ部分により発生される
振動が当該トランスデユーサ部分から外科手術エンドイ
フェクタまで延在する超音波導波管を介して外科手術エ
ンドイフェクタに伝達される。
【0005】サンドイッチ型の超音波トランスデユーサ
はランゲビン(Langevin)トランスデユーサとも呼ば
れ、高強度の超音波動作を発生することが周知であり確
立されている。発明者をP. Langevinとする1921年
に発行された英国特許第145,691号において、金
属板の間に配置されたサンドイッチ型の圧電変換材料が
高強度の超音波を発生することが記載されている。ま
た、共鳴周波数に同調して当該共鳴周波数の半波長を生
成するように構成されたボルト留めの堆積型トランスデ
ユーサを利用したサンドイッチ型トランスデユーサが英
国特許第868,784号に記載されている。
【0006】複合型またはサンドイッチ型の高強度超音
波トランスデユーサは一般に前方ベル(fore-bell)お
よび端部ベル(end-bell)または前方マス部材および後
方マス部材(mass member)または第1共振器および第
2共振器を備えており、これらの間には、圧電変換素子
が張力による影響を受けやすいために、環状の圧電変換
素子と電極が交互に堆積されている。たいていのこのよ
うな高強度トランスデユーサはプレストレス(pre-stre
ssed)型である。すなわち、これらは堆積層を軸方向に
貫通して圧電トランスデユーサが耐えられる圧縮力の約
半分の静的バイアス力を加える圧縮ボルトを使用してい
る。このようなトランスデユーサの動作時には、これら
は常に圧縮状態に保たれて、この圧力は公称ゼロの最小
の圧力から材料の最大圧縮強度以下の最大ピーク値まで
変動する。
【0007】さらに、従来技術の別の実施形態は前方ベ
ルおよび端部ベルの両方にネジ係合して圧縮力をトラン
スデユーサの堆積層に加えるスタッド部材を利用してい
る。このようなネジ付きのスタッド部材も伝達構成部品
をトランスデユーサ組立体に着脱するために従来技術に
おいて周知である。例えば、米国特許第5,324,2
99号および同第5,746,756号を参照された
い。このようなボルトおよびスタッドはサンドイッチ型
トランスデユーサまたは任意の取付式音響組立体におけ
る構成要素間の音響的連結を維持するために利用されて
いる。このような連結技法は組立体の同調性を維持する
ために重要であり、これにより、組立体が共鳴状態で駆
動できるようになる。
【0008】サンドイッチ型トランスデユーサは比較的
高いQ値の装置であり、動作中に共鳴状態で駆動され、
当該技術分野において既知のフィードバック制御技法に
より比較的狭い周波数範囲内に維持される。例えば、サ
ンドイッチ型トランスデユーサを組み込んで制御するシ
ステムを記載している米国特許第5,630,420号
および同第5,026,387号を参照されたい。
【0009】しかしながら、このような装置が動作する
高いQ特性のために、サンドイッチ型トランスデユーサ
を製造することが困難である。製造プロセス中において
少なくとも1回各トランスデユーサを個々に同調するの
が一般的である。最近の製造プロセスにおいて現在利用
できる厳しい許容度を伴っても、サンドイッチ型トラン
スデユーサの設計者にとって「積み重ね(stack-up)」
の問題が困難になっている。すなわち、この「積み重
ね」の問題は多数個の部品を組み合わせることによる通
常的な変化として現れ、各部品が設計の許容度を有して
いても、各部品による変化が集合して相当な変化にな
る。このような個々の部品の変化は、例えば、材料の異
なるロットにおける材料特性における変化、組み立ての
変化、および寸法の変化等により生じる。
【0010】現在において、サンドイッチ型トランスデ
ユーサはその任意の共鳴周波数に対応して望まれる長さ
よりも長く構成されることが当該技術分野において知ら
れている。すなわち、組み立て中において、サンドイッ
チ型トランスデユーサはその共鳴周波数について試験さ
れた後に、その組立体がさらに短くトリミングされて所
望の同調範囲内に調整される。このトリミング処理は取
付面において行われる場合が多く、この取付面にはエン
ドイフェクタのような別の音響組立体が取り付けられ
る。この取付面における面仕上げ品質は能率的な音響組
立体にとって重要なパラメータであり、このようなトリ
ミング処理が相当な製造上の問題を加えてコストを高め
ていることが知られている。例えば、米国特許第5,7
98,599号はトランスデユーサが隣接する部材間に
おいて密接な面接触を必要としていて、その密接さは1
インチ当たり2個のニュートンリング以内の平坦さの面
仕上げを必要とすると述べている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】それゆえ、許容可能な
滑らかさまでに既に製造された接触面におけるトリミン
グ処理を必要としないトランスデユーサの同調方法が必
要である。また、個々の音響組立体の周波数共鳴におけ
る変化に対処できる音響的組立方法が必要である。加え
て、例えば、許容度における「積み重ね」の問題による
同調のための付加的な長さを含まない共鳴に必要な所望
の長さにサンドイッチ型トランスデユーサ構成部品を設
計できればさらに有利である。また、既存の共鳴周波数
から所望の共鳴周波数に高いQ値の共鳴装置を同調でき
る製造中に音響組立体を同調する方法が提供できれば有
利である。本発明は以下のようにしてこれらの必要性に
対処しこれらを解決した。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は高電力サンドイ
ッチ型超音波トランスデユーサを製造するための方法お
よびこれに伴う装置であり、特に、接触面におけるトリ
ミング処理を必要としない高電力サンドイッチ型超音波
トランスデユーサを同調する新規な方法である。
【0013】本発明の方法においては、トリムマス(切
取質量部分)が超音波組立体を同調するために当該超音
波組立体の構成部分として備えられている。このトリム
マスは音響振動の波腹領域に配置されているのが好まし
い。その後、このトリムマスのトリミングが製造プロセ
ス中に行われて、音響組立体がその組み合わされた共鳴
周波数から所望の共鳴周波数を生じるようになる。本発
明の実施形態の一例において、上記のトリムマスは超音
波組立体上に配置された環状の領域部分であって、当該
組立体の長手軸から半径方向に延出している。
【0014】本発明に従う方法は、サンドイッチ型超音
波トランスデユーサを組み立てる工程と、この超音波ト
ランスデユーサの共鳴周波数を測定する工程と、複数の
トリムマスから一定のトリムマスを選択する工程とを含
み、この超音波トランスデユーサを選択したトリムマス
にトリミングすることにより、当該超音波トランスデユ
ーサの測定した共鳴周波数が所望の共鳴周波数に変化す
る。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の新規な特徴を特に特許請
求の範囲に記載するが、本発明の構成および動作方法、
ならびに、そのさらに別の目的および利点は以下の図面
に基づく説明を参照することにより最良に理解できる。
【0016】図1は本発明による超音波信号発生装置1
5、およびサンドイッチ型超音波トランスデユーサ82
およびハウジング20を備えている超音波外科手術装置
10を示している図である。このトランスデユーサ82
は「ランゲビン・スタック(Langevin stack)」として
知られており、一般に変換部分90、端部ベル92、お
よび前方ベル94を備えている。好ましくは、このトラ
ンスデユーサ82は後に詳述するように1/2のシステ
ム波長(nλ/2)の整数個分の長さである。音響組立
体80がこのトランスデユーサ82、取付部材36、速
度変換器64、トリムマス(切取質量部分)125、お
よび前方ベル94の先端部95を備えている。
【0017】音響組立体80のトランスデユーサ82は
発生装置15からの電気的信号を機械的エネルギーに変
換し、このエネルギーが超音波トランスデユーサ82お
よび取り付けられた任意のエンドイフェクタの超音波波
長における長手方向の振動動作を生じる。音響組立体8
0が励起すると、当該音響組立体80の中に振動動作定
常波が発生する。この音響組立体80に沿う任意点にお
ける振動動作の振幅はこの振動動作を測定する音響組立
体80に沿う位置によって決まる。この振動動作の定常
波における最小またはゼロ交差領域を一般に節(node)
(すなわち、動作が通常最小である)として呼ばれ、定
常波における最大またはピークの絶対値領域を一般に波
腹部(anti-node)と言う。これらの波腹部とこれに最
も近い節との間の距離は1/4波長(λ/4)である。
【0018】端部ベル92の先端部は変換部分90の基
端部に接続しており、前方ベル94の基端部は変換部分
90の先端部に接続している。これらの端部ベル92お
よび前方ベル94はチタン、アルミニウム、ステンレス
スチールまたは他の任意の適当な材料により作成されて
いるのが好ましい。これらの前方ベル94および端部ベ
ル92は変換部分90の厚さ、端部ベル92および前方
ベル94に用いた材料の密度および弾性率、およびトラ
ンスデユーサ82の共鳴周波数を含む多数の変数により
決められた一定の長さを有している。この前方ベル94
は単一の1/2λの部分を完成していてもよく、あるい
は、多数個の1/2λの部分を含んでいてもよい。前方
ベル94および速度変換器64は一体であるのが好まし
いが、波腹部近傍に配置されたトリムマス125により
分離されていてもよい。なお、図1および図2に示すよ
うに、前方ベル94、速度変換器64、およびトリムマ
ス125が単一の構成要素として備えられている。前方
ベル94はその基端部からその先端部にかけて内側にテ
ーパ−状になっていて、速度変換器64において示すよ
うに超音波振動の振幅を増幅できるようにしてもよく、
また、前方ベル94が全く増幅作用を有さなくてもよ
い。
【0019】図2において、トランスデユーサ82の変
換部分90は交互の正電極96および負電極98から成
る圧電変換部分により構成されているのが好ましく、圧
電変換素子100がこれらの電極96および98の間に
交互に挟まれている。これらの圧電変換素子100は、
例えば、鉛ジルコニウム塩−チタン酸塩、鉛メタ−ニオ
ブ酸塩、鉛チタン酸塩、または他の圧電変換性の結晶材
料のような任意の適当な材料により作成できる。これら
の正電極96、負電極98、および圧電変換素子100
はそれぞれ中心部を貫通する穴を有している。また、正
電極96および負電極98はそれぞれワイヤ102およ
び104により電気的に連結している。これらのワイヤ
102および104はケーブル25内に包容されてい
て、超音波外科手術装置10の発生装置15に電気的に
接続している。
【0020】さらに、図2は本発明による超音波トラン
スデユーサ82およびハウジング20を含むハンドピー
ス組立体70を示している図である。このハンドピース
組立体70はケーブル25、ハウジング20、音響組立
体80、およびスタッド50を含む。さらに、ハウジン
グ20は基端部22、先端部24、ノーズコーン34、
穴110、およびO−リング21,23および32を含
む。音響組立体80は上記のトランスデユーサ82、音
響アイソレータを含む補助構成部品、電極組立体30、
ボルト106、正電極96、負電極98、およびインシ
ュレータ28を含む。
【0021】図1および図2において、ワイヤ102お
よび104は発生装置15からの電気的信号を電極96
および98に伝達する。さらに、圧電変換素子100が
フットスイッチ118に応じて発生装置15から供給さ
れた電気的信号により励起されて超音波トランスデユー
サ82内に音響定常波を生じる。すなわち、この電気的
信号が圧電変換素子100を反復した微小変位の形態で
移動させて、当該材料内における圧縮力に変化が生じ
る。この結果、この反復した微小変位が圧電変換素子1
00を電圧勾配の軸に沿って連続的に膨張および収縮さ
せて、超音波エネルギーの長手方向の波を生じる。この
超音波エネルギーが音響組立体80の中を通ってエンド
イフェクタ(図示せず)まで伝達される。
【0022】音響組立体80がエネルギーを供給するた
めには、当該音響組立体80における全ての構成部品を
音響的に連結する必要がある。さらに、トランスデユー
サ82の先端部はスタッド50のようなネジ接続により
超音波エンドイフェクタの基端部に音響的に連結でき
る。
【0023】各圧電変換素子100はボルト106によ
り端部ベル92および前方ベル94の間に圧縮状態で従
来的に保持されている。このボルト106は頭部、軸
部、およびネジ付きの先端部を有しているのが好まし
い。このボルト106は端部ベル92、電極96および
98、および圧電変換素子100の各穴を通して端部ベ
ル92の基端部から挿入される。さらに、このボルト1
06のネジ付きの先端部が前方ベル94の基端部におけ
るネジ付きの穴の中にネジ込まれる。
【0024】音響組立体80の構成部品は音響的に同調
されているのが好ましく、あらゆる組立体の長さが1/
2波長の整数倍(nλ/2)となっていて、この場合の
λは所定のあるいは音響組立体80の動作する長手方向
の振動駆動周波数fd の波長であり、nは任意の正の整
数である。なお、この音響組立体80は音響素子の任意
の適当な配列構成を組み込むことができると考えられ
る。
【0025】次に、図2および図3において、ネジ付き
の穴107が図2に示すボルト106の先端側のネジ付
き部分に対応している。また、凹部108は音響アイソ
レータ26に対応して音響組立体80をトランスデユー
サハウジング20の中に支持する。トリミング処理前の
トリムマス125の初期的な外径は図1において理解で
きるようにトランスデユーサハウジング20の先端部2
4の穴110の中に嵌合する大きさである。
【0026】図4はトリムマス125と、当該トリムマ
ス125をトリミング処理する前の超音波トランスデユ
ーサの共鳴特性のグラフ126を示している図である。
すなわち、グラフ126は音響組立体80の初期的な共
鳴周波数を示している。このグラフ126において、横
軸は周波数(ヘルツ(Hz))であり、縦軸はストロー
ク(工程)とも呼ばれることがある超音波トランスデユ
ーサ82のエクスカーション(A)の振幅である。この
図から、トリムマス125がその元の直径からトリミン
グされていない場合に、最大の振幅が54,600ヘル
ツにおいて生じることが分かる。好ましくは、トリムマ
ス125は同調範囲の効率を最大にするために振動の波
腹部に配置されている。当該技術分野において知られる
ように、振動の波腹部における直径の変更は速度を著し
く変換することなく行うことができる。例えば、米国特
許第5,746,756号および同第5,879,36
4号は波腹部の周りの速度変換器の効率および速度変換
に対する寸法変化について記載している。
【0027】図5はトリムマス125の一部分を除去し
た後の本発明によるトリムマスと、トリミング処理後の
超音波トランスデユーサ82の共鳴特性のグラフ130
を示している図である。トリミング処理されたトリムマ
ス125の部分がトリミング処理された材料部分135
として点線で示されている。つまり、グラフ130は音
響組立体80のトリミング処理された共鳴周波数を示し
ている。この図において、トリムマス125の元の直径
の部分から点線で示した部分135をトリミングした後
に最大振幅が55,500ヘルツにおいて生じることが
分かる。
【0028】本発明は共鳴式超音波組立体の類似体とし
てスプリング−質量の組み合わせを用いた単純な共振器
モデルとして考えることができる。すなわち、共鳴周波
数を変更する振動の波腹部近傍に配置された一定の質量
の能力はスプリングの端部に吊るされた一定の質量をそ
の類似体として考えることができる。つまり、この質量
が変位したり放出されると、このスプリング−質量のシ
ステムは一定の共鳴周波数で振動する。この場合に、質
量が増加すると、共鳴周波数は減少する。また、質量が
減少すると、共鳴周波数は増大する。
【0029】上記のようなスプリング−質量の類似体を
トリミング処理したトリムマス125として用いること
により、音響組立体80の全体の共鳴周波数が増大し
て、製造条件の変動に対応して補正するのに使用可能な
範囲内で測定した共鳴周波数から所望の共鳴周波数に変
更できる。トリムマス125をトリミングする量は経験
的な関係に基づいて連続的に推定できるが、製造の簡便
さのために、トリムマス125のトリミング量を決定し
て音響組立体80を所望の共鳴周波数範囲にするための
テーブルを使用することができる。
【0030】なお、上記の質量部分を音響組立体80に
付加して、当該組立体の共鳴周波数を計測した共鳴周波
数から所望の共鳴周波数に減少できることも考えられ
る。このことは、例えば、溶接、締り嵌め、または接着
等の当該技術分野において既知の手段により行うことが
できる。
【0031】表1は本発明の実施形態におけるトリムマ
ス125から材料を除去することにより周波数領域が同
調できる一例を示されている。測定したトランスデユー
サ82の周波数領域が1列目に示されている。この表か
ら、トランスデユーサ82は55,500ヘルツの共鳴
周波数を有し得ると考えられる。このようにして表1の
1列目に開示する周波数領域の一つの中に組み立て後の
測定した共鳴周波数があれば、表1の2列目に従ってト
リムマス125をトリミングすることが許容可能な周波
数に対応してその設計限界内にトランスデユーサを維持
するために必要である。トランスデユーサ82の測定し
た共鳴周波数が所望の周波数55,500Hz以下にず
れている場合は、表1の2列目から適当なトリムマス1
25の最終の直径を選択してそのずれを補正することに
よりトランスデユーサ82を所望の共鳴周波数内にする
ことができる。 表1 トリムマス125のトリミング量 0.700インチの直径で 機械加工して形成する 0.1インチの厚さのトリム トリムマスの直径マス125の測定した周波数 54550−54649 0.299 54650−54749 0.370 54750−54849 0.428 54850−54949 0.478 54950−55049 0.524 55050−55149 0.565 55150−55249 0.604 55250−55349 0.640 55350−55449 0.674
【0032】本発明の別の実施形態において、単一の直
径であるが厚さを変えられるトリムマス125が使用で
きる。例えば、トリムマス125が0.7インチの直
径、および0.3インチの厚さで、波腹部にその中心を
配置することができる。この場合に、0.7インチの直
径を維持しながら、トリムマス125のトリミング処理
を0.3インチの厚さ部分からトリミング処理すること
により行うことができる。さらに、トリムマス125の
厚さおよび直径の組み合わせを同調に用いて超音波トラ
ンスデユーサ82を所望の周波数にすることも可能であ
ると考えられる。
【0033】本発明のさらに別の実施形態において、上
記トリムマス125を異なる質量の複数のワッシャとす
ることができる。すなわち、音響組立体80の共鳴周波
数を測定して、一定の切取質量を有するワッシャを当該
音響組立体80に音響的に連結して同調することができ
る。この場合に、トリムマス125は音響組立体80の
構成部品に一体であってもよく、あるいは、溶接、接
着、圧力嵌め等の手段により音響的に音響組立体80に
連結して同調処理を行うことができる。
【0034】付加されたトリムマス125の音響組立体
80の周波数を変更する能力は音響的振動の波腹部から
のトリムマス125のずれにより変化する。トリムマス
125が振動の節において付加されている場合は、共鳴
周波数におけるその影響は当該節の近傍にトリムマス1
25が加える剛性が主要因となる。このスプリング−質
量類似体において、節部における付加されたトリムマス
125はばね定数を増大する類似体と考えることができ
る。あるいは、同一のトリムマス125が振動の波腹部
に配置されている場合は、共鳴周波数におけるその影響
はこのスプリング−質量類似体における増加した質量に
よるものと考えることができる。また、波腹部の周り
(λ/4)以内におけるトリムマス125の正確な位置
の影響は波腹部近傍における質量の増減に比してほとん
ど目立たないが、限界の周波数領域内に同調するのに十
分な作用を有している。このことは波腹部において最も
正確な作用効果(周波数を変更する質量の影響)による
ためであり、この作用効果は波腹部からのずれに従って
コサイン関数として減少する。
【0035】図6は本発明による超音波トランスデユー
サ82の組立体またはその同調方法のフローチャートで
ある。音響組立体80は共鳴周波数fd 、および有効音
響長(nλ/2)を有するように構成できる。しかしな
がら、構成部品の各材料の特性における許容度の「積み
重ね」の変化、あるいは組立体の他の態様により、音響
組立体80が上記の表1に示したようにその設計された
共鳴周波数からずれる可能性がある。組み立てプロセス
中において、トランスデユーサまたは音響組立体80の
全体がその共鳴周波数について測定可能である。そこ
で、所望の共鳴周波数からのずれはトリムマス125の
トリミング処理のための最終直径の表1から適当に選択
することにより補正することができる。
【0036】図6のフローチャートは前方ベルを選択す
る工程219、端部ベルを選択する工程220、少なく
とも1個の圧電変換素子を選択する工程221、ボルト
を選択する工程222、補助部品を選択する工程22
3、トランスデユーサをサンドイッチ構造に組み立てる
工程224、組立体の共鳴周波数を測定する工程22
5、適当な共鳴周波数領域を決定する工程226乃至工
程230、測定した周波数領域に従う複数の最終的なト
リムマスを選択する工程232乃至工程236、トリム
マス125をトリミング処理する工程237、および共
鳴周波数を再測定することにより適正な補正が行われた
かを検査する工程242を含む。さらに、許容可能な共
鳴周波数領域から外れた組立体は工程231に示すよう
に処理システムから排除される。
【0037】以上、本発明の好ましい実施形態を図示し
かつ説明したが、当該技術分野の熟練者であれば上記の
各実施形態は例示的なものに過ぎないことが明らかに理
解できる。すなわち、当該技術分野の熟練者において
は、本発明から逸脱することなく多くの変形、変更また
は置換を行うことが本明細書における開示に基づいて可
能になる。従って、本発明の範囲および趣旨を特許請求
の範囲およびその実施態様においてのみ定めることとす
る。
【0038】本発明の実施態様は以下の通りである。 (1)前記トリムマスが前記超音波トランスデユーサの
前方ベル内に配置されている請求項1に記載の方法。 (2)前記トリムマスが前記超音波トランスデユーサの
端部ベル内に配置されている請求項1に記載の方法。 (3)前記トリムマスが前記超音波トランスデユーサの
速度変換器内に配置されている請求項1に記載の方法。 (4)請求項3に記載の方法に従って製造した超音波ト
ランスデユーサ。 (5)前記超音波組立体が環状領域から成り、当該環状
領域が前記超音波組立体の長手軸から半径方向に延出し
ている請求項6に記載の方法。
【0039】
【発明の効果】従って、本発明によれば、接触面上のト
リミング処理を必要とすることなく高電力サンドイッチ
型の超音波トランスデユーサを同調する新規な方法が提
供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による超音波信号発生装置の概略図およ
びサンドイッチ型超音波トランスデユーサおよびハウジ
ングの平断面図である。
【図2】本発明によるサンドイッチ型超音波トランスデ
ユーサおよびハウジングの構成部品の分解斜視図であ
る。
【図3】図2の超音波トランスデユーサにおける前方ベ
ル部分の端面図であり、本発明によるトリムマスの初期
的な直径を示している図である。
【図4】本発明によるトリムマスおよび当該トリムマス
のトリミング処理前の超音波トランスデユーサの共鳴特
性のグラフを示している図である。
【図5】本発明によるトリミング処理したトリムマスお
よび当該トリムマスの部分のトリミング処理後の超音波
トランスデユーサの共鳴特性のグラフを示している図で
ある。
【図6】本発明による超音波トランスデユーサ組立体お
よび同調方法の一実施形態のフローチャートである。
【符号の説明】
10 超音波外科手術装置 15 超音波信号発生装置 20 ハウジング 80 音響組立体 82 サンドイッチ型超音波トランスデユーサ 125 トリムマス
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04R 17/00 332 H04R 31/00 330 31/00 330 A61B 17/36 330

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 超音波組立体を同調する方法において、 (a)トリムマス(切取質量部分)を有するサンドイッ
    チ型超音波トランスデユーサを組み立てる工程と、 (b)前記超音波トランスデユーサの共鳴周波数を測定
    する工程と、 (c)前記超音波トランスデユーサのトリムマスを変化
    して、前記測定した超音波トランスデユーサの共鳴周波
    数を第2の共鳴周波数に変更する工程とから成る方法。
  2. 【請求項2】 超音波トランスデユーサ組立体を同調す
    る方法において、 (a)複数のトリムマスから一定のトリムマスを選択す
    る工程と、 (b)前記選択したトリムマスにより超音波トランスデ
    ユーサを変更することにより、前記複数のトリムマスに
    おける一定のトリムマスを選択する前の超音波トランス
    デユーサの共鳴周波数を当該超音波トランスデユーサの
    変更後において第2の共鳴周波数に同調する工程とから
    成る方法。
  3. 【請求項3】 超音波トランスデユーサを製造するため
    の方法において、 (a)トリムマス(切取質量部分)を含むサンドイッチ
    型超音波トランスデユ ーサを組み立てる工程と、(b)前記超音波トランスデ
    ユーサの共鳴周波数を測定する工程と、 (c)前記超音波トランスデユーサのトリムマスを変化
    して、前記測定した超音波トランスデユーサの共鳴周波
    数を第2の共鳴周波数に変更する工程とから成る方法。
  4. 【請求項4】 超音波組立体を同調する方法において、 (a)トリム(切取)領域を有するサンドイッチ型超音
    波トランスデユーサを組み立てる工程と、 (b)前記超音波トランスデユーサの共鳴周波数を測定
    する工程と、 (c)前記トリム領域を構成する複数のトリム(切取)
    幅から一定のトリム幅を選択する工程と、 (d)前記超音波トランスデユーサのトリム領域をトリ
    ミングして前記一定のトリム幅にすることにより、前記
    複数のトリム幅における一定のトリム幅を選択する前の
    超音波トランスデユーサの共鳴周波数を当該超音波トラ
    ンスデユーサのトリミング後において第2の共鳴周波数
    に同調する工程とから成る方法。
  5. 【請求項5】 一定の振動の共鳴駆動周波数を有する超
    音波トランスデユーサ組立体において、 第1の面および第2の面を有する少なくとも1個の圧電
    変換素子と、 前記少なくとも1個の圧電変換素子の第1の面の近傍に
    配置された端部質量部分と、 前記少なくとも1個の圧電変換素子の第2の面の近傍に
    配置された第1の直径を有する前方質量部分とから成
    り、当該前方質量部分が、 前記前方質量部分を音響導波管に連結するように構成さ
    れた取付面と、 前記第1の直径よりも大きな第2の直径を有していて、
    前記前方質量部分の音響振動の波腹部から1/8λ以内
    に配置されている環状領域とから成り、当該環状領域の
    少なくとも一部分を除去することにより、前記超音波ト
    ランスデユーサ組立体の共鳴周波数が増大する超音波ト
    ランスデユーサ組立体。
  6. 【請求項6】 超音波組立体を同調する方法において、 前記超音波組立体内の構成要素の質量を選択的に減少し
    て当該超音波組立体の共鳴周波数を変更する工程から成
    る方法。
  7. 【請求項7】 超音波組立体を同調する方法において、 (a)質量要素を含むサンドイッチ型超音波トランスデ
    ユーサを組み立てる工程から成り、当該質量要素が直径
    1 を有していて、前記超音波トランスデユーサの長手
    軸から半径方向に延出しており、さらに、 (b)前記超音波トランスデユーサ組立体の共鳴周波数
    を測定する工程と、 (c)前記質量要素の直径D1 を新しい直径D2 に減少
    することにより、当該減少した直径D2 が前記超音波ト
    ランスデユーサの共鳴周波数を第2の共鳴周波数に変更
    する工程から成る方法。
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