JPH0297657A - 溶射補修方法 - Google Patents
溶射補修方法Info
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- JPH0297657A JPH0297657A JP25166688A JP25166688A JPH0297657A JP H0297657 A JPH0297657 A JP H0297657A JP 25166688 A JP25166688 A JP 25166688A JP 25166688 A JP25166688 A JP 25166688A JP H0297657 A JPH0297657 A JP H0297657A
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Landscapes
- Coating By Spraying Or Casting (AREA)
- Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、窯炉、とくに転炉、取鍋、真空脱ガス等の精
錬用窯炉内壁の損傷部分の補修に適した火炎溶射補修に
関する。
錬用窯炉内壁の損傷部分の補修に適した火炎溶射補修に
関する。
かかる窯炉内壁の損傷部分の補修方法として、補修材を
火炎溶射すること自体は特開昭50−21902号公報
に記載されているように公知であり、従前の常温におけ
る吹付補修方法に比較して、補修部分の耐用度を飛躍的
に向上させることができる。
火炎溶射すること自体は特開昭50−21902号公報
に記載されているように公知であり、従前の常温におけ
る吹付補修方法に比較して、補修部分の耐用度を飛躍的
に向上させることができる。
しかしながら、製鋼用転炉や取鍋等の内壁面は1300
〜1500℃の温度で軟化溶融するスラグ層で覆われて
おり、このため、スラグ層で覆われた炉壁面に溶射層を
形成せしめても、操業中の高温によってスラグ層が溶流
する結果、溶射層が剥離してその耐用度が著しく低下す
る問題がある。
〜1500℃の温度で軟化溶融するスラグ層で覆われて
おり、このため、スラグ層で覆われた炉壁面に溶射層を
形成せしめても、操業中の高温によってスラグ層が溶流
する結果、溶射層が剥離してその耐用度が著しく低下す
る問題がある。
そのため、溶射前にスラグ層を予め溶射に用いる火炎発
生ガンをよって除去することが一般的に行われているが
、その除去には長時間を要し、作業能率の著しい低下を
もたらす。
生ガンをよって除去することが一般的に行われているが
、その除去には長時間を要し、作業能率の著しい低下を
もたらす。
また、他の対策として、補修材の溶射前に0.5〜5I
I111のマグネシア粒を火炎と共に打ち込んで、スラ
グ層の流動を防止することが特開昭59−71979号
公報において提案されている。
I111のマグネシア粒を火炎と共に打ち込んで、スラ
グ層の流動を防止することが特開昭59−71979号
公報において提案されている。
しかしながら、厚さ10〜20s以上にわたって形成さ
れているスラグ層にマグネシア粒を火炎と共に打ち込ん
でも、マグネシアの粒が到達し得る深さは表層より1〜
2關程度であって、垂直な壁にさえも付着する粘結力を
有するスラグ層の改質は行われず、高融点化を生じるま
でに至らず多大の効果を期待することはできない。
れているスラグ層にマグネシア粒を火炎と共に打ち込ん
でも、マグネシアの粒が到達し得る深さは表層より1〜
2關程度であって、垂直な壁にさえも付着する粘結力を
有するスラグ層の改質は行われず、高融点化を生じるま
でに至らず多大の効果を期待することはできない。
本発明において解決すべき課題は、溶射補修層を形成す
るに当たっての低融点スラグ層による流動の問題に有効
なスラグの改質手段を見出すことにある。
るに当たっての低融点スラグ層による流動の問題に有効
なスラグの改質手段を見出すことにある。
本発明は、上記特開昭59−71979号公報に開示さ
れた方法における問題は、溶射補修に際しての事前打ち
込み手段そのものよりも、打ち込み材としての選択にあ
るという点に着目して完成した。
れた方法における問題は、溶射補修に際しての事前打ち
込み手段そのものよりも、打ち込み材としての選択にあ
るという点に着目して完成した。
すなわち、上記公報において開示された打ち込み材であ
るマグネシアは、2800℃の融点を有し、プロパン等
の火炎温度では溶融しにくい物質である。
るマグネシアは、2800℃の融点を有し、プロパン等
の火炎温度では溶融しにくい物質である。
まして、0.5ma+以上の粗い粒子ではほとんど溶融
せずに炉壁面に付着しているスラグ層に打ち込まれて、
その周囲にスラグを含めて表層より1〜2 mm程度の
凝固層を形成するに過ぎない。
せずに炉壁面に付着しているスラグ層に打ち込まれて、
その周囲にスラグを含めて表層より1〜2 mm程度の
凝固層を形成するに過ぎない。
スラグの改質をスラグ層と表面レンガとの境界面付近ま
での深さにまで行うには、スラグ層と反応して耐火度を
向上させる改質材をスラグ−レンガ境界部まで輸送する
必要がある。そのためには、厚さ10〜20+nmもあ
るスラグの居の大部分を、前記凝固層を形成する深さで
ある表層より1〜2 mm程度の深さを残して除去する
必要がある。
での深さにまで行うには、スラグ層と反応して耐火度を
向上させる改質材をスラグ−レンガ境界部まで輸送する
必要がある。そのためには、厚さ10〜20+nmもあ
るスラグの居の大部分を、前記凝固層を形成する深さで
ある表層より1〜2 mm程度の深さを残して除去する
必要がある。
本発明は、補修用耐火材料を炉の内装に溶射して補修層
を形成するに当たって、付着スラグの耐火度向上の程度
をその深部が流動性を持ち得る範囲内に溶射バーナの火
炎の火力下で充分に溶融してとどめて、その表層邪に改
質材を溶射するものである。
を形成するに当たって、付着スラグの耐火度向上の程度
をその深部が流動性を持ち得る範囲内に溶射バーナの火
炎の火力下で充分に溶融してとどめて、その表層邪に改
質材を溶射するものである。
改質材の化学組成の選定と改質材の供給量の制御により
、スラグの耐火度の向上と溶融流動性の両方の改質を満
足せしめ、スラグ表層部を溶融流動させて重力方向の下
方に流出させ、溶射バーナの送り速度を制御しながら、
火炎が当たっている部分をスラグ層の表層から接着界面
までスラグを改質させながら流出させる。
、スラグの耐火度の向上と溶融流動性の両方の改質を満
足せしめ、スラグ表層部を溶融流動させて重力方向の下
方に流出させ、溶射バーナの送り速度を制御しながら、
火炎が当たっている部分をスラグ層の表層から接着界面
までスラグを改質させながら流出させる。
具体的には、改質材はスラグと反応して耐火度が高くな
る材料、例えばCr、 O,、Mg O−Al2O3゜
Fe20s・C,r203等の中からスラグの耐火度を
どの程度上げるかによって2択する。
る材料、例えばCr、 O,、Mg O−Al2O3゜
Fe20s・C,r203等の中からスラグの耐火度を
どの程度上げるかによって2択する。
本発明の溶射によるhi修に際して、改質されたスラグ
層は加熱ゾーン外で再凝固し、そこに新しい改質された
スラグ層を形成する。この方法で順々に下方から上方に
向かって作業を行うことにより、付着スラグを少しずつ
下方に移動させるだけで、表層からレンガとの接着界面
までの全領域においてスラグの耐火度を向上させること
が可能になる。これによって、その後、形成される溶射
補修層が剥離することなく、溶射補修層が有する耐用性
を発揮することが可能となる。
層は加熱ゾーン外で再凝固し、そこに新しい改質された
スラグ層を形成する。この方法で順々に下方から上方に
向かって作業を行うことにより、付着スラグを少しずつ
下方に移動させるだけで、表層からレンガとの接着界面
までの全領域においてスラグの耐火度を向上させること
が可能になる。これによって、その後、形成される溶射
補修層が剥離することなく、溶射補修層が有する耐用性
を発揮することが可能となる。
100ton転炉に本発明の補修方法を適用した。
転炉内壁に付着したスラグ層の厚みは15〜20m1で
、その組成は普通鋼用で、主たる成分は Ca○49.
4%、 5i0218.1%、 Fe、O−9,5
%、MgO6,4%で、その溶融温度は1350℃であ
った。
、その組成は普通鋼用で、主たる成分は Ca○49.
4%、 5i0218.1%、 Fe、O−9,5
%、MgO6,4%で、その溶融温度は1350℃であ
った。
改質材として、(: r20 y 36%、 MgO
17,5%Al−0329,3%の組成を有するクロム
鉱を90%、仮焼アルミナlO%の粒径が0.32mm
径以下の混合造粒物を用いた。
17,5%Al−0329,3%の組成を有するクロム
鉱を90%、仮焼アルミナlO%の粒径が0.32mm
径以下の混合造粒物を用いた。
溶射装置として、L、P、G 25ONm3/firの
容量を有するものを使用した。
容量を有するものを使用した。
補修用溶射材料としては、Mg060%、スラグ40%
からなるものを使用した。
からなるものを使用した。
比較のために、本発明による方法の他に、スラグ層に0
.5〜3 mm粒径のMgOを溶射する方法(Nα2)
およびスラグ層を除去する方法を適用し、その結果を比
較した。
.5〜3 mm粒径のMgOを溶射する方法(Nα2)
およびスラグ層を除去する方法を適用し、その結果を比
較した。
第1表に、試験条件とその結果を示す。
(以下、この頁余白)
第
表
て融点を上げることができるので、溶射補修後、付着ス
ラグ層が溶解することがなく、補修体が剥離することが
ない。
ラグ層が溶解することがなく、補修体が剥離することが
ない。
(2) 事前処理としてスラグ層を完全に除去するもの
ではなく、溶射ガンによって付着スラグ層を単に流動状
態にして移動させるものであるので、予備処理にさほど
時間を要せず補修処理全体の効率を低下させることには
ならない。
ではなく、溶射ガンによって付着スラグ層を単に流動状
態にして移動させるものであるので、予備処理にさほど
時間を要せず補修処理全体の効率を低下させることには
ならない。
※溶鋼Max温度: 1700℃
以上の説明で明らかなように、゛本発明の方法のみが真
にスラグ層の耐火度の向上を厚み全てにわたって可能と
し、実質的に溶射補修体の耐用度の大幅な向上に寄与し
た。
にスラグ層の耐火度の向上を厚み全てにわたって可能と
し、実質的に溶射補修体の耐用度の大幅な向上に寄与し
た。
本発明によって以下の効果を奏することができる。
Claims (1)
- 1、炉壁面上に付着している低融物層を火炎溶射による
高熱により融液状に溶融させながら、その付着している
低融物と反応してより高い融点の物質に変化し、且つ、
その変化した物質が火炎溶射の火力下で溶融流動性を有
し得る改質用溶射材料を炉内壁面上に付着している低融
物層に溶射して、それらを溶融、流動せしめた後、補修
材を溶射する溶射補修方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25166688A JPH0297657A (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 溶射補修方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25166688A JPH0297657A (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 溶射補修方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0297657A true JPH0297657A (ja) | 1990-04-10 |
Family
ID=17226215
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25166688A Pending JPH0297657A (ja) | 1988-10-04 | 1988-10-04 | 溶射補修方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0297657A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09210567A (ja) * | 1995-11-30 | 1997-08-12 | Kawasaki Steel Corp | 炉壁の溶射補修層及び補修方法 |
-
1988
- 1988-10-04 JP JP25166688A patent/JPH0297657A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH09210567A (ja) * | 1995-11-30 | 1997-08-12 | Kawasaki Steel Corp | 炉壁の溶射補修層及び補修方法 |
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