JPH029758A - 高誘電率セラミックス組成物 - Google Patents

高誘電率セラミックス組成物

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JPH029758A
JPH029758A JP63158439A JP15843988A JPH029758A JP H029758 A JPH029758 A JP H029758A JP 63158439 A JP63158439 A JP 63158439A JP 15843988 A JP15843988 A JP 15843988A JP H029758 A JPH029758 A JP H029758A
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沢村 建太郎
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、コンデンサ材料として有用な、耐還元性の良
い高誘電率セラミックス組成物に関するものである。
従来の技術 鉛系複合ペロブスカイト、例えば、 Pb(Ni17Jb27))01−PbTi03−Pb
(Ni+zJ+zz)Oiの焼結体は、バイアス特性、
高誘電特性などが優れているため、コンデンサ材料とし
て利用されている。
ところで、この鉛系複合ペロブスカイトを用いて電子部
品を製造するには、通常セラミックス素材と電極との一
体焼成が行われるが、この場合の電極材料としては酸化
を防止するために、白金、パラジウムのような貴金属を
用いることが必要であり、コスト高になるのを免れない
。このような貴金属電極の使用によるコスト高を避ける
ために、安価な銀−パラジウム合金を代用することが提
案されているが、このものを用いると比抵抗が著しく上
昇し、高周波特性その他の電気特性が低下する上、銀の
配合割合を多くするとマイグレーションの原因になり信
頼性が損なわれるという欠点を生じる。
他方、電極材料としてニッケルや銅のような卑金属を用
いる試みもなされている。この場合にはニッケルや銅が
焼成に際して酸化されるのを防ぐために、低酸素分圧雰
囲気中で焼成することが必要であるが、鉛系複合ペロブ
スカイトを低酸素分圧雰囲気中で焼成すると格子中の酸
素が失われ、その結果、過剰の電子を生じてn型半導体
となり抵抗値が低下するのを免れない。
このような欠点を克服するため、鉛系複合ペロブスカイ
トの結晶格子中のAサイトに位置するpbの一部にCa
を導入して、半導体化を抑制したものが提案されている
(特開昭62−87455号公N)、。
発明が解決しようとする課題 従来の耐還元性鉛系複合ペロブスカイト焼結体は、結晶
格子のAサイトの2価のpb原子の一部にさらに2価の
Ca原子を導入し、Aサイ8元素の総量をBサイ8元素
の総量より過剰にすることで酸素原子の放出に起因して
発生した電子を捕捉するものであるが、このCa原子の
導入のために新しい成分、例えばCaOを添加しなけれ
ばならない。しかし、この場合A9イトに位置するIl
b原子と新たに導入されるCa原子とはイオン半径が異
なるため、置換しにくい上に、CaOの添加量が増加す
るとともに誘電率が低下するという好ましくない傾向が
ある。
本発明は、このようなAサイトの成分を置換する代りに
、Bサイトの成分であるMgとNbあるいはW、Tiの
中のNb、 W、 Tiの一部をMgで置換することに
より、Aサイトの成分の置換と同等の電子捕捉効果を発
生させるとともに、異種成分の導入及び置換される金属
間のイオン半径の差異に起因するトラブルを克服しよう
とするものである。
課題を解決するための手段 本発明者らは、鉛系複合ペロブスカイトの耐還元性を改
良するために鋭意研究を重ねた結果、PbO、MgO、
NbtOs 、NiO、Ti1t 、w03及びMn0
zを所定の割合で混合し、非酸化性雰囲気中で焼成して
、 一般式 %式% で表わされる組成において、 0.95≦a≦1.2 o、oos≦b≦0.4 >(+y+Z= 1 の条件を満たす焼結体を形成させることによりその目的
を達成しうろことを見出し、本発明をなすに至った。
すなわち、本発明は、一般式 %式% (式中のa、b、x、yは前記と同じ意味をもつ) で表わされる高誘電率セラミックス組成物を提供するも
のである。
本発明のセラミックス組成物の中で、特に好適なものは
、一般式 %式% (式中のbは0.005≦b≦0.4の範囲の数である
) で表わされるセラミックス組成物である。
本発明のセラミックス組成物においては、Bサイト成分
中の5価のNb原子あるいは6価のW原子及び4価のT
i原子の一部が2価のMg原子に置き換わり、その原子
価の差によって、焼成中に酸素の放出によって生じる過
剰分の電子が捕捉され、n型半導体化が抑制されている
ものと考えられる。
前記一般式(I)において、その組成物中のAサイト成
分のpb原子が0.95未満あるいは1.20よりも多
くなると鉛系複合ペロブスカイトの結晶構造が不完全に
なる。
また、Bサイト成分中のMg原子が0.005以下では
耐還元性が得られないし、0.4よりも多くなると誘電
率が低下する。
首記一般式(I)のセラミックス組成物はPbO、Mg
O、Nb2O5、NiO、TiO2,WOz及びMnO
2あるいは焼成によりこれらの酸化物を生成しつる化合
物を、最終的に所望の組成に相当する原子割合で混合し
て仮焼し、この仮焼物を粉砕後所望の形状に成形し、非
酸化性雰囲気中で焼成することにより製造される。この
際の非酸化性′:x囲気として窒素、アルゴンのような
不活性雰囲気又は−酸化炭素、水素のような還元性雰囲
気が用いられ、酸素分圧は10−4〜10−12気圧、
好ましくは10〜to−10気圧にするのがよい。焼成
温度としては、700〜1300℃、好ましくは800
〜1000℃の範囲が用いられる。
このようにして得られた本発明のセラミックス組成物は
、銅が酸化されない条件、例えば970℃、酸素分圧1
0−7気圧という条件で焼成したものについても101
2ΩCII+以上という高い比抵抗値を示す。
次に、本発明のセラミックス組成物を用いて、積層コン
デンサを製造するには、例えば原料粉末にバインダーと
溶剤を加えてスラリーとし、15μm程度のシートに成
形し、銅電極ペーストを印刷後積層し切断する。次いで
、熱処理によりバインダーを除去したのち、酸素分圧を
制御して焼成した。焼成体に外部電極として市販の銅ペ
ーストを塗布し窒素中で焼付け、また外部電極を同時焼
成することも可能である。
発明の効果 本発明の鉛系複合ペロブスカイトセラミックス組成物は
低酸素分圧雰囲気下で焼成しても高抵抗値を保つことが
できることから、卑金属電極の使用が可能となり、低コ
スト化が計れる一ヒ、従来のチタン酸バリウム−ニッケ
ル系コンデンサに比べ、同−8遺でも小形となり、バイ
アス特性も優れ、さらにまた焼成温度も低下するので、
銅のような比抵抗の小さい電極の使用も可能となり、高
周波特性が向上するのみでなく、焼成コストも低下する
という顕著な効果を奏する。
本発明の鉛系複合ペロブスカイトセラミックス組成物は
コンデンサ材料として有用である。
実施例 次に実施例によって本発明をざらに詳細に説明する。
実施例1 高純度ノPbO、MgO、Nb2o5.NiO、Ti1
2.WOa 。
MnO2を所定量秤1し、ジルコニアボールを用い純水
を溶媒としてボールミルで15時時間式混合し、吸引ろ
通接乾燥したのち、800℃で2時間仮焼した。得られ
た仮焼物を粗砕し、ジルコニアボールを用い純水を溶媒
としてボールミルで15時間粉砕したのち、吸引ろ通接
乾燥した。以上の仮焼、粉砕、乾燥を数回繰り返し、原
料粉末とした。この粉末にバインダーとしてのポリビニ
ルアルコール6重量%水溶液を粉体量の6重量%加え、
32メツシユふるいを通して造粒し、成形圧力1000
kg/ cm2で乾式プレスにより成形した。この成形
物は空気中700℃で2時間加熱しバインダーをバーン
アウト(焼却)した後、電気炉によりco−co2混合
ガスを流して酸素分圧が1.0×10−7気圧になるよ
うに調節しながら、970℃まで400℃/hrで昇温
し2時間保持した後、400で/hrで降温して鉛系複
合ペロブスカイトセラミックス組成物を得た。
次の第1表に該組成物の成分の割合(a、b。
x、yは Pba (Nil/3Nb2/3) xTi、 (Ni
+zJ+、z□) zOa+2−bMgoト表わしだと
きの値〕、抵抗率、比誘電率を示した。
なお第1表中*印を付したものはこの発明(1)の範囲
外のものである。
第1図は第1表に示した各試料を Pba(’j+/3NE12z3)Oa+2.Pb、T
i0a+z 。
P’)II(Nll/2 L7z)Oa+2を端成分と
する三角組成図中に示したもので、斜線の範囲が発明の
範囲である。
図中のカッコ内の数字は試料陽を示す。
第1図において、A〜Dは本発明の範囲である四角形の
頂点であり、各頂点の組成はそれぞれ次の通りである。
O,900 0,450 0,001 0,001 口、09g 0.549 0.750 0.350 0.001 0.001 0.249 0.649 (以下余白)
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による組成範囲を示す3角組成図である
。 第]

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)一般式 Pb_a(Ni_1_/_3Nb_2_/_3)_xT
    i_y(Ni_1_/_2W_1_/_2)_xO_a
    _+_2−bMgO(式中0.95≦a≦1.2 0.005≦b≦0.4 x+y+z=1) の範囲内にあり、各a、bの値に対し Pb_a(Ni_1_/_3Nb_2_/_3)O_a
    _+_2,Pb_aTiO_a_+_2,Pb_a(N
    i_1_/_2W_1_/_2)O_a_+_2を頂点
    とする三角座標において下記組成点A,B,C,Dを頂
    点とする四角形の領域内の組成物からなることを特徴と
    する高誘電率セラミックス組成物。     x     y     z A 0.900 0.099 0.001 B 0.450 0.549 0.001 C 0.001 0.750 0.249 D 0.001 0.350 0.649
  2. (2)請求項1の組成物に対し、MnO_2をモル比で
    0.001≦MnO_2≦0.02 の範囲含有することを特徴とする高誘電率セラミックス
    組成物。
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