JPH029697A

JPH029697A - Ｘ−ｙプロッタ

Info

Publication number: JPH029697A
Application number: JP16037388A
Authority: JP
Inventors: Toshiaki Tanaka; 敏明田中; Takashi Arita; 隆有田; Kazuomi Ogata; 尾方　和臣; Hiroyuki Iijima; 飯島　洋行
Original assignee: Fujitsu Ltd
Current assignee: Fujitsu Ltd
Priority date: 1988-06-28
Filing date: 1988-06-28
Publication date: 1990-01-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔概　要〕Ｘ−Ｙプロッタに係り、特に自動給紙機能を存するＸ−
Ｙプロッタに関し、給紙動作中は使用しない描画用のモータを、給紙動作の
動力源として用いて部品点数の削減を図ることを目的と
し、ペンを上下動可能に掴持して直線的にスライド動作する
キャリッジと、記録紙を紙面に沿って前記キャリッジの
スライド動作と直交する方向に直線運動させる記録紙移
動手段と、給紙ローラの回゛転により記録紙収納箱から
記録紙を描画領域に送り出す給紙機構とを備えたＸ−Ｙ
プロッタにおいて、前記給紙ローラの回転動力が記録紙
移動手段用の動力源から供給される構成であり、さらに
前記回転動力は、描画領域外へ移動した前記キャリッジ
のスライド動作によってかみ合う２枚の歯車を備えたク
ラッチ機構を介して給紙ローラへ伝達される構成である
。

〔産業上の利用分野〕

本発明はＸ−Ｙプロッタに係り、特に記録紙の供給を自
動的に行う給紙機構を有するＸ−Ｙプロッタに関する。

パーソナルコンピュータの普及に伴って、一般家庭にお
いてもコンピュータで処理した情報を図形で表示したい
という要望が多くなってきており安価で取扱の容易なＸ
−Ｙプロフタの実現が望まれている。このようなＸ−Ｙ
プロッタにおいて、複数枚の描画を連続して行う場合な
ど、１枚の描画が完了したのち、次の新しい記録紙を装
置に自動的に送り込む給紙機構を備えたものは、常に便
利であるが、構造が複雑で高価となるため低価格でこれ
を実現することが望まれる。

〔従来の技術〕

第４図は、本発明の対象となる自動給紙機能を有するＸ
−Ｙプロッタの外観斜視図である。

図は半透明樹脂製のへンドカバー５０を開いて、内部が
見える状態で示しである。

図において、記録用ペンｌを掴持したキャリッジ２は主
ベルト１１により駆動され、主軸３．４に沿って左右（
Ｘ方向）にスライド動作する。一方記録紙は左右に各一
対設けられたフリクションローラ５とピンチローラ６と
の間で挟持され、台７上に設置される。そしてフリクシ
ョンローラ５０回転に従動して装置の前後方向（Ｘ方向
）にスライド動作する。

ペン１はキャリフジ２内で、下方移動可能に掴持されて
おり、台７上の記録紙に当接して、上記Ｘ、Ｙのスライ
ド動作により２次元の描画を行う・ようになっている。

２３は複数のペンを収納するペンホルダで、必要に応じ
てキャリッジ２がペンを持ち替えて多色描画などができ
る。

３１は記録紙収納箱で、複数枚の記録紙を収納して、本
体に分離可能に挿着されている。

第５図は、記録紙供給時の動作を説明するための図で、
複数枚の記録紙３２を積み重ねて収納した収納箱３１を
、プロッタ本体後部の装着部へ差し込むと、プロッタ本
体が備えた紙送りローラ２６が図示しないばねにより、
積層された記録用紙３２の最上段を押圧するようになっ
ている。

そして軸３３を矢印Ａの方向に回転させると、最上段の
記録紙３２が１枚だけ矢印Ｂの方向に送り出され、第４
図で示す本体の台７の上面に到達して、フリクションロ
ーラ５とピンチローラ６とで挟持されて、描画準備・が
完了する。

ところで、従来の９給紙機構つきのＸ−Ｙプロッタにお
いては、上記の給紙動作に必要な軸３３の回転駆動は、
プロッタ本体内に給紙のための専用のモータを設け、こ
の専用モータの回転をギヤまたはベルト等の動力伝達手
段で伝達して軸３３を回転させるようになっていた。

〔発明が解決しようとする課題〕

上記従来のＸ−Ｙプロ７タでは、給紙用に専用のモータ
を内蔵しているため部品点数が多く、装置の小型化や低
価格化が実現しすらいという問題があった。

通常、Ｘ−Ｙプロッタにおける描画動作と給紙動作は同
時に行われることはなく、描画が終了すると、描画済み
の紙を装置から排出した後に給紙動作が行われ、新しい
記録紙を送り込んで描画可能状態とする。本発明はこの
点に着目して、上記問題解決のため創出されたもので、
給紙動作中は使用しない描画用のモータを、給紙動作の
動力源として用いて部品点数の削減を図ることを目的と
する。

〔課題を解決するための手段〕

上記目的を達成するため本発明のＸ−Ｙプロッタは、ペンを上下動可能に掴持して直線的にスライド動作する
キャリッジと、記録紙を紙面に沿って前記キャリッジのスライド動作と
直交する方向に直線運動させる記録紙移動手段と、給紙ローラの回転により記録紙収納箱から記録紙を描画
領域に送り出す給紙機構とを備え、前記給紙ローラの回
転動力が記録紙移動手段用の動力源から供給される構成
であり、さらに前記回転動力は、描画領域外へ移動した前記キャ
リッジのスライド動作によってかみ合う２枚の歯車を備
えたクラッチ機構を介して給紙ローラへ伝達される構成
である。

〔作用〕

Ｘ−Ｙプロッタには不可欠な記録紙移動手段の動力源を
給紙機構に共用することにより、給紙ローラ駆動用の専
用動力源を必要としないので、部品点数が削減される。

そしてこの動力の伝達は、Ｘ−Ｙプロッタが本来有する
キャリッジのスライド動作機能を利用して作動するクラ
ッチ機構を介して行われるので、構造が簡単である。

〔実施例〕

以下添付図により本発明の詳細な説明する。

第１図は本発明に係るＸ−Ｙプロッタの要部を示す斜視
図、第２図は記録紙移動手段を示す斜視図、第３図はク
ラッチ機構を示す斜視図である。

本発明は第４図で前述した給紙機構付きのＸ−Ｙプロッ
タに通用される。従って、外観は第４図と同様である。

そこで、第１図により全体の動作をさらに詳細に説明す
る。図において、８はキャリッジのスライド動作駆動用
のモータで、該モータ８が回転するとタイミングベルト
９を介して、軸１０に回転動力が伝達され、これによっ
て主軸３．４に沿って掛は渡した主ベルト１１に動力が
伝わる。そしてキャリッジ２がＸ方向にスライド動作し
、この結果−ペン１が左右に移動しＸ方向の描画が行わ
れる。

１２は記録紙移動用のモータで、該モータ１２が回転す
ると、タイミングベルト１３を介して、フリクションロ
ーラ軸１４が回転し、フリクションローラ５が回転する
。第２図は描画時の記録紙移動を行わしめる機構部分の
み取り出して示したもので、ゴム製のピンチローラ６は
、ピンチローラ軸１５の左右に設けられたアーム１６と
アーム１６を下方へ引っ張るばね１７によってプリクシ
ョンローラ５に押しつけられている。フリクションロー
ラ５は硬質金属の粒子が吹き付けられたヤスリ状の表面
を有し摩擦が大きいので、両端がフリクションローラ５
とピンチローラ６ととの間で挟持された記録紙１８はモ
ータ１２の回転により台上で前後に移動する。

キャリッジ２は主軸３．４上にスライド可能に保持され
たキャリフジ本体部と可動部１９よりなり、ペン１は図
示せぬばねにより引きつけられたアーム２０により可動
部１９に掴持されている。そして該可動部１９は本体部
との間に設けた電磁ソレノイド２［によって上下に移動
し、これによりペン１が記録紙に離接する。

２３は複数本のペンが収納されたペンホルダで、ステン
ピングモータ２２に従動して回転するペンホルダ軸２４
に装着されて回転し、左端までスライドしてきたキャリ
ッジ２が、所望のペンを持ち替えられるようになってい
る。

そして、装置の後側には、第５図で説明した記録紙収納
節を挿着する装着部２５と、該記録紙収納箱内の記録紙
を一枚取り出して台７上へ送り出すための給紙ローラ２
６とその回転機構が設けられている。台７と収納部２５
との間には供給される記録紙が通る隙間が設けられてい
るが、通常の描画動作中の記録紙は収納部２５には無関
係に前後移動する。

次に第３図により、本発明の特徴である上記給紙ローラ
２６の回転駆動手段を説明する。

本発明は描画動作に使用する記録紙移動手段の動力源、
即ちフリクションローラ５を回転させるためのモータＩ
２を、給紙ローラ２６の動力源として用いること、およ
び給紙動作時のみに給紙ローラ・２６の軸３３にモータ
１２からの回転動力が伝達されるように動力伝達経路を
形成するクラッチ機構を設けたものである。

図において、フリクションローラ軸１４上には、歯車３
４が固定されており、これにかみ合う歯車３５が軸３６
の右側部分のＤ字形断面部にスライド可能に貫着されて
いる。さらに軸３６にはプーリ３７が固定されており、
軸３６の回転をベルト３８を介して軸３３に伝え給紙ロ
ーラ２６を回転させるように構成されている。

通常の描画動作中は、左右にスライド可能に主軸４に貫
着されたプロッタ３９が、ばね４０により付勢されて左
側にあるため、歯車３５は該プロッタ３９に押されて歯
車３５から外れてかみ合っていない。

従ってモータ１２が回転しても動力は給紙ローラ２６に
伝達されず、給紙動作は行われない。

そして描画動作が終了すると、描画済みの記録紙は、そ
の後端縁がピンチローラとフリクションローラとのかみ
合いから外れるまで移動し装置から排出される。次いで
、主軸３．４に貫通しているキャリッジを図の右方向の
描画領域外へ移動させると、キャリッ本体がプロッタ３
９に当接しプロッタを右方向へスライドさせる。これに
よりばね４１により右方へ付勢されている歯車３５が右
側へスライドして、歯車３４とかみ合い、フリクション
ローラ軸１４の回転動力が軸３６に伝達されるようにな
る。この状態でモータ１２を回転すると給紙ローラが回
転し、給紙動作が行われる。

そして新たな記録紙が、記録紙収納箱から本体の台上に
送り込まれて、キャリッジが再度描画領域にスライドす
るとフロック３９がばね４０に押圧されて左方向へ移動
し、歯車３５と歯車３４とのかみ合いが外れて、モータ
１２から給紙ローラ２６への動力伝達経路が絶たれ、モ
ータ１２による通常の描画動作が行われる。

〔発明の効果〕

以上説明した如く、本発明のＸ−Ｙプロッタによれば、
自動給紙機能のために給紙専用の動力源を設ける必要が
なく、部品点数の削減により小型・・低価格で給紙機能
付きのＸ−Ｙプロッタを提供することが可能となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係るＸ−Ｙプロッタの要部を示す斜視
図、第２図は記録紙移動手段を示す斜視図、第３図はクラッ
チ機構を示す斜視図である。第４図はＸ−Ｙプロッタの外観斜視図、第５図は記録紙
収納箱の斜視図、である。図において、ｌ・・−ペン、　　　　　　　　２−キャリフジ、３．
４−・主軸、　　　　　　５−・フリクションローフ、
　　　　　　　　　　　　６−・−ピンチローラ、７・
−・台、　　　　　　　　　８・・−キャリッジ用のモ
ータ・　　　　　　　　　１１−・−主ベルト、１２・
・・記録紙移動用のモータ、２３・・・ペンホルダ、　　　　２５−り記録紙収納箱
の装着部、　　　　　　　　　２６−・給紙ローラ、３
１・・−記録紙収納箱、　　　３２・−記録紙、３４．
３５・・・歯車、　　　　　３９−プロッタ、４０．４
１　・−・ばね、である。＼テリ　リ

Claims

【特許請求の範囲】１、ペン（１）を上下動可能に掴持して直線的にスライ
ド動作するキャリッジ（２）と、記録紙を紙面に沿って
前記キャリッジ（２）のスライド動作と直交する方向に
直線運動させる記録紙移動手段と、給紙ローラ（２６）の回転により記録紙収納箱（３１）
から記録紙（３２）を描画領域に送り出す給紙機構とを
備えたＸ−Ｙプロッタにおいて、前記給紙ローラの回転動力が記録紙移動手段用の動力源
（１２）から供給されることを特徴とするＸ−Ｙプロッ
タ。２、前記回転動力は、描画領域外へ移動した前記キャリ
ッジ（２）のスライド動作によってかみ合う２枚の歯車
（３４、３５）を備えたクラッチ機構を介して給紙ロー
ラ（２６）へ伝達されることを特徴とする請求項１記載
のＸ−Ｙプロッタ。