JPH0296901A - ヘリカルスキヤン方式の信号記録再生装置における記録レベル調整方法及びその装置 - Google Patents

ヘリカルスキヤン方式の信号記録再生装置における記録レベル調整方法及びその装置

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JPH0296901A
JPH0296901A JP24945688A JP24945688A JPH0296901A JP H0296901 A JPH0296901 A JP H0296901A JP 24945688 A JP24945688 A JP 24945688A JP 24945688 A JP24945688 A JP 24945688A JP H0296901 A JPH0296901 A JP H0296901A
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JP24945688A
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Satoshi Suzuki
聡 鈴木
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Akai Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、ヘリカルスキャン方式の信号記録再生装置
における記録レベル調整方法及びその装置に関する。
〔発明の概要〕
この発明は、回転ドラム上に設けた複数の記録再生兼用
ヘッドを用いたヘリカルスキャン方式の信号記録再生装
置において、先ず、標準テープを複数のヘッドでそれぞ
れ再生して標準再生レベルとして記憶させて置く。
次に、実際に信号を記録再生するテープをセットして、
そのテープを静止状態に保持したまま、複数のヘッドを
順に被調整ヘッドとして選択し、その被調整ヘッドを回
転ドラムの回転に同期して交互に記録モードと再生モー
ドとに切換えて、記録モードの時は標準テープと同一か
それに準ずるフォーマットの信号を記録し、再生モード
の時はその直前に記録した信号を再生する。
その間に、その再生信号の再生レベルが先に記憶させた
標準再生レベルと所定の比をなすレベルになるように記
録レベルを調整することにより、記録レベルの調整を短
時間で確実に行なえるようにしたものである。
〔従来の技術〕
回転ドラム上に設けた複数の記録再生兼用ヘッドを用い
たヘリカルスキャン方式の信号記録再生装置、例えばR
−DATや各種方式のVTR等がある。
R−DAT (回転ヘッド式デジタル・オーディオ・テ
ープレコーダ)は、オーディオ信号をPCM(パルスコ
ード変yA)信号化したデジタルデータを一度メモリし
、単位時間毎にまとめて時間圧縮したデータとして1本
づつのトラックにデジタル記録し、再生時にはモのデジ
タルデータを再びメモリし、時間延長したのちA/D変
換器によって連続したアナログオーディオ信号として出
力する。
β方式あるいはVH3方式のVTR(ビデオ・テープレ
コーダ)は、TVの映像信号を輝度信号と色信号とに分
解し、それぞれ高域FM変調及び低域FM変調したのち
再び合成して1フイールド毎に1本づつのトラックにア
ナログ記録し、その再生信号を高域信号と低域信号に分
離した後それぞれ輝度信号と色信号とに復調し映像信号
として出力する。
また、TVのオーディオ信号も中域FM変調して上記の
FM映像信号と合成し、同一のヘッドでアナログ記録し
、その再生信号を帯域別に分離した後それぞれ輝度信号
と色信号とオーディオ信号とに復調して出力するHiF
i−β方式のVTRがある。
さらに、中域FM変調されたオーディオ信号を音声ヘッ
ドによりテープの深層部にアナログ記録したのち、FM
映像信号を映像ヘッドによりテープの浅層部にアナログ
記録し、再生時には声音ヘッド、映像ヘッドによりそれ
ぞれ別個に再生された信号を復調して出力するHiFi
−VH8方式%式% これらのR−DATや各種方式のVTRにおいて、同一
方式の器機間あるいは市販テープとの互換性をとるため
、必要に応じてそれぞれテープの種類や特性とともに記
録されている信号の磁気レベルが規定されている。
特に、R−DATでは既に信号が記録されているテープ
に新しいソースからの信号を記録する場合、開信号を消
去するイレーザがなく、新しい信号を重ね書きすること
によって開信号を消去する所謂オーバライド方式がとら
れている。
したがって、開信号の磁気レベルが強すぎたり。
オーバライドする信号の記録レベルが弱すぎたりした場
合には、開信号が消去しきれずに残留するため、再生時
に新しい信号の中に開信号が重複して再生され、誤り率
(エラーレート)の悪化やトラッキング制御の誤動作等
の要因となる。
また、HiFi−VH8方式(7)VTRでは、FM音
声信号をテープの全層にわたって記録したのち、FM映
像信号をオーバライドして浅層部に記録することにより
、記録されていたFM音声信号の浅層部分は消去されて
深層部のみ゛に残留するようになっているから、FM音
声信号とFM映像信号のそれぞれの記録レベルが正確に
管理されていないと、FM音声信号が消えてしまったり
、FM映像信号の再生レベルが低下しすぎる等の障害が
発生する。
そのために、R−DATや各種方式のVTR毎にそれぞ
れ特性に合わせて、単一あるいは複数の規定周波数の信
号が規定のフォーマットにより標準磁気レベルで記録さ
れている標準テープが用意され、その標準テープが再生
された時の標準再生レベルと比較して、標準値あるいは
上限・下限値が規定されているものがある。
したがって、各機器の信号を記録する時のレベルは、実
際に信号を記録再生するテープを使用して、標準テープ
と同一または準ずるフォーマットのフォーマット信号を
記録したのち巻戻し、その記録されたフォーマット信号
を再生しながら再生レベルを測定し、その再生レベルを
標準再生レベルと比較して、標準値と一致するか或いは
上限・下限値内に収まるまでトライ&エラーを繰り返し
て調整されていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
各ヘッド毎に再生感度や周波数特性にバラツキがあるた
めに、標準テープを再生して得られる標準再生レベル自
体にもバラツキがあり、多数のヘッドによる平均的な値
をとって決めた標準再生レベルを採用して調整を行うと
、ヘッドによってはテープ上に実際に記録された信号の
磁気レベルが上限・下限値の間に収まらない場合も起こ
り得るので、各ヘッド毎に標準テープを再生して得られ
た標準再生レベルを標準値とすることが望ましい。
また、消去・録音・再生各界用固定ヘッドを有する3ヘ
ツド・オーディオテープレコーダの場合は、テープを送
りながら記録した信号のレベルを殆んど同時に再生して
チエツクすることが出来るから、トライムエラー法によ
る記録レベルの調整も比較的容易で短時間に行なえるが
、回転ヘッドを使用するヘリカルスキャン方式の信号記
録再生装置にあっては記録再生兼用ヘッドが用いられる
場合が多く、たとえ各専用ヘッドが設けられていたとし
ても、再生ヘッドが信号を記録したトラックを正しくト
ラッキングする保証がない。
したがって、記録・再生の都度巻戻す必要があるために
トライムエラー法の時間が余分にかかる上に、調整はヘ
ッド数と規定周波数の種類との積(組合せ)だけ繰り返
さなければならないので、相当な工数(全所要時間)が
必要であった。
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、記録
レベルの調整時間を大幅に短縮すると共に、手動調整の
みならず自動調整にも適用し得て、サービスマンあるい
はユーザでも実行し得る記録レベル調整方法及びその装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、請求項1の発明は、回転ド
ラム上に設けた複数の記録再生兼用ヘッドを用いたヘリ
カルスキャン方式の信号記録再生装置において、規定周
波数の信号が規定のフォーマットにより標準磁気レベル
で記録されている標準テープを複数のヘッドでそれぞれ
再生して標準再生レベルとして記憶させたのち、そのヘ
ッドを順に被調整ヘッドとしてし選択し、その被調整ヘ
ッドを、回転ドラムの回転に同期して交互に記録モード
と再生モードとに切換え、信号を記録再生するテープを
回転ドラムに巻つけて静止状態に保持したまま、記録モ
ードの時は標準テープと同一またはそれに準ずるフォー
マットの信号を記録し、再生モードの時はその直前に記
録した前記信号を再生して、その再生レベルが、先に記
憶させた標準再生レベルと所定の比をなすレベルになる
ように、記録レベルを調整するようにした記録レベル調
整方法を提供するものである。
また、請求項2の発明は、回転ドラム上に設けた複数の
記録再生兼用ヘッドを用いたヘリカルスキャン方式の信
号記録再生装置において、規定周波数の信号が規定のフ
ォーマットにより標準磁気レベルで記録されている標準
テープを複数のヘッドがそれぞれ再生した時にそれを標
準再生レベルとして記憶する標準再生レベル記憶手段と
、信号を記録再生するテープを回転ドラムに巻つけて静
止状態に保持するテープ静止手段と、複数のヘッドを順
に被調整ヘッドとして選択するヘッド選択指示手段と、
その被調整ヘッドを回転ドラムの回転に同期して交互に
記録モードと再生モードとに切換えるモード切換指示手
段と、標準テープと同一またはそれに準ずるフォーマッ
トの信号を発生するフォーマット信号発生手段と、その
フォーマット信号を記録モードの時にテープ静止手段に
より静止しているテープに被調整ヘッドによって記録す
る記録レベルを調整させる記録レベル指定手段と、その
指定された記録レベルを記憶する記録レベル記憶手段と
、そのテープに記録されたフォーマット信号が再生モー
ドの時に被調整ヘッドにより再生される再生レベルと、
標準再生レベル記憶手段に記憶されている標準再生レベ
ルと所定の比をなすレベルとを比較して、その両レベル
が等しくなった時に記録レベル調整手段の調整状態を保
持させる信号を出力する再生レベル比較手段とを備えた
記録レベル調整装置を提供するものである。
〔作 用〕
請求項1の発明によれば、上記のように、先ず標準テー
プ上に記録されている規定周波数の信号からなるフォー
マット信号を複数の各ヘッド毎に再生して得られる標準
再生レベルを記憶して置く。
次に、実際に信号を記録再生するテープを回転ドラムに
巻つけて静止状態に保持したまま、複数のヘッドを順に
被調整ヘッドとして選択し、その被調整ヘッドを回転ド
ラムに同期して交互にフォーマット信号を記録したり、
再生したりするがら、再生時のヘッドのトラッキングは
完全に行われる。
したがって、あたかも3ヘツド・オーディオテープレコ
ーダのように、殆んど同時に記録再生してそのレベルを
チエツクすることが出来るがら、トライ&エラー法によ
る記録レベルの調整を比較的容易に短時間で行うことが
できる4 また、請求項2の発明によれば、上記のように構成した
ことにより、記録レベルの調整を手動で行うだけでなく
、テープの交換やセットを除いては自動的に実行する記
録レベル調整装置を提供することが出来る。
〔実施例〕
以下、この発明の一実施例に基づいて具体的に説明する
第2図は、この発明の実施例である自動記録レベル調整
装置を内蔵したR−DAT (回転ヘッド式デジタル・
オーディオ・テープレコーダ)の−例を示すブロック図
である。
図示しないドラムモータにより反時計方向に定速口′転
(200Orpm)する径30mmの回転ドラム1の同
一円周上の回転軸対称位置に2個の記録再生兼用ヘッド
(以下「ヘッド」という)2A、2Bが配設され、両ヘ
ッド2A、2Bの磁気ギャップはそれぞれ逆のアジマス
角+20’  −20°をもっているから、互に他のヘ
ッドが記録したトラックの信号は殆んど再生しない。
図示しないキャプスタンモータによって回転するキャプ
スタン10により矢示方向に定速即動(8、15mm/
5ee)されるテープ3は、カセット11から供給され
、6°22′の傾角で回転ドラム1をヘリカルに90″
以上巻いて接触したのち、キャプスタン10を経てカセ
ット11に巻取られる。
それぞれ図示しないドラムモータ、キャプスタンモータ
及びカセット11の巻取軸9巻戻軸を駆動するモータ等
は、システムコントローラ12からのコマンド命令およ
びデータ処理部13からの同期信号により作動するサー
ボ回路14によって制御されている。
システムコントローラ12は、図示しないセンサ類から
の信号あるいはデータ処理部13等からのタイミング信
号に応じて、R−DAT全体のシーケンス制御を行う。
データ処理部13は、システムコントローラ12からの
コマンド命令に応じて、記録時には外部から入力するア
ナログオーディオ信号をサンプリング、A/D変換を経
てデジタルオーディオ信号としてメモリした後、8/1
0変換、パリティピット付加、インタリーブ、ATF信
号付加等の処理を行ない、時間圧縮したPCM (パル
スコード変調)記録信号REDTとして出力する。
再生時にはヘッド2A、2Bが再生するPCM再生信号
RFを入力してメモリした後、ATF信号除去、デイン
タリーブ、パリティチエツク、エラー訂正、8/10逆
変換等の処理を行ない1時間伸長して実時間に戻し、D
/A変換を経てアナログオーディオ信号として出力する
また同時に、データ処理部13内部のATF回路は再生
信号RF中のATF (オートマチイック・トラック・
フォローイング)信号からトラッキングエラーを検出し
、そのエラー信号をサーボ回路14に出力して正しいト
ラッキングを行なわせる。
一方、再生信号RFはイコライザ(EQU)15゜スラ
イサ(SLC)1Bにより矩形波に変換されてデータ処
理部13に入力し、その内部のPLL回路によって信号
RFとデータ処理部13の同期が確保される。
回転ドラム1の回転軸には、互に軸対称の位置に2個の
パルス発生素子PGが配設され、それぞれ回転ドラム1
の回転に同期したパルスをヘッド同期信号発生器(以下
rSWPGJという)17に出力する。
5WPGi 7は、パルス発生素子PGから入力するパ
ルスに応じて、回転ドラム1の回転に同期し、+アジマ
スのヘッド2A、−アジマスのヘッド2Bがそれぞれテ
ープ3に接触して記録・再生を開始するより一定時間前
に°L″、°H°に変化するヘッド同期用の信号SWP
をデータ処理部13および自動記録レベル調整装置20
に出力する。
ヘッド2A、2Bは、それぞれ図示しないロータリトラ
ンスを介してヘッド信号回路18に接続されている。
以下、ヘッド2A、2Bは、それぞれその専用ロータリ
トランスを含めたものとして説明する。
ヘッド信号回路18は、それぞれヘッド2A。
2Bに接続される2組のチャンネルA、Bを構成するア
ナログSW(スイッチ)4A、4Bと、記録系の出力ア
ンプ5A、5Bと、再生系のプリアンプ7A、7Bおよ
びLPF (ローパスフィルタ)9A、9Bならびにチ
ャンネルA、Bを選択するアナログsw6.gとからな
っている。
ヘッド信号回路18から見て自動記録レベル調整装置2
0との間は、出力信号RFと入力信号HREpB、Hg
WP、HREDT、RCA、RCIIIを伝送する信号
ラインで接続されている。
SW(以下各図も同様)の接点は、すべてその制御信号
が°L゛すなわちNG(常時閉)の時の状態で図示して
いる。
5W4A、4Bは、ともに記録時には°H。
再生時には°L°になるモード切換用の信号HREPH
によって制御され、それぞれそのコモン端子はヘッド2
A、2Bに接続されている。
SW5.9は、ともにヘッド2A(2B)が選択される
時はL” (”H” )になるヘッド(またはチャンネ
ル)選択用の信号H8WPによって制御され、SW6の
コモン端子に記録信号HREDTが入力され、SW9の
コモン端子から再生信号RFが出力される。
信号HREPBがH°すなわち記録モードの時には、S
WSのコモン端子に入力した信号HREDTは、信号H
8WPに応じて交互に切換えられ出力アンプ5Aまたは
5Bに入力する。
それぞれ信号RCA、RCBの電圧レベルに応じて増幅
率が変化する出力アンブ5A、5Bは、その増幅率に応
じて信号HREDTを増幅して所定の記録レベルとした
後、それぞれ5W4A、4Bを介してヘッド2A、2B
に出力する。
ヘッド2A、2Bは、それぞれ所定の記録レベルの信号
REDTを、テープ3上に交互に1トラック分記録する
信号HREPBが°L°すなわち再生モードの時には、
ヘッド2A、2Bが交互に再生する再生信号RFは、そ
れぞれ5W4A、4Bを介してプリアンプ7A、7Bに
入力し増幅された後、LPF8A、 8Bにより所要周
波数以上のノイズ等を除去しSW9を介して出力される
自動記録レベル調整装置(以下、オートマチイック・レ
コーディングレベル・アジャスタを略してrARLA装
置」という)20は、以上説明したヘッド信号回路との
信号ラインの他に、システムコントローラ12との間で
はコマンド信号入力やタイミング信号出力、データ処理
部13からは信号REDT、REPB、APA入力、5
WPG17からは信号SWP入力等の信号ラインで相互
に接続されている。
第1図は、記録レベル調整装置の一実施例であるARL
A装W20の一例を示すブロック図である。
コントローラ21は、それぞれ図示しないマイクロコン
ピュータ、ROM、RAM、SW等から構成され、シス
テムコントローラ12からのコマンド命令により、AR
LA装置20自体やヘッド信号回路18をも含めたシー
ケンス制御を行なうと共に、システムコントローラ12
へ必要に応じてタイミング信号を出力する。
そのシーケンス制御のために出力する信号のうち主なも
のは、R−DATとしての通常使用状態(以下rcOM
Jという)の時は゛L°、記録レベル調整状態(以下r
ADJJという)の時は°H°になる信号AJ/CMと
、ADJ時にヘッド2A (2B)を選択する時にL”
(”H”)になる信号B/Aと、同じ< A−D J時
にフォーマット信号の周波数を1.57MHz(HF)
とする時は°L”、130に七(LF)とする時はH°
になる信号LF/HFとである。
ARLA装置20の出力信号を切換えるSW群は、信号
A J /CMにより制御されるデジタル5w31〜3
3およびアナログ5W34と、信号LF/HFにより制
御されるアナログ5w35と、5w33の出力により制
御されるアナログSW”)E3.’57とである。
5W3i1は信号AJ/CMが°L゛の時にはデータ処
理部1・3から入力する信号REPBを、°H゛の時に
は5WPG17から入力する信号SWPを分周器24に
より1/2に分周した信号を選択し、記録・再生のモー
ドを指示する信号HREPBとして出力する。
SW2;2も同様に信号A J /CMが°L゛の時に
は信号SWPを、°H°の時にはコントローラ21から
入力するヘッド選択信号B/Aを選択し。
信号F(SWPとして出力する。
5W35の両端子にはそれぞれ周波数1.57M)Iz
(HF)、130に七(LF)の信号を所定のレベル(
記録信号REDTのHF帯域とLF帯域の信号のレベル
にそれぞれ等しい)で出力する発振器22.23の出力
が接・′続されてフォーマット信号発生手段を構成し、
信号LF/HFがL°の時には1.57M七、°H°の
時には130に七の信号をフォーマット信号として5W
34へ出力する。
5W34は信号AJ/CMがL°の時にはデータ処理部
13から入力する信号REDTを。
°H°の時には5WE55から入力するフォーマット信
号を選択し、記録信号HREDTとして出力する。
5W33も同様に信号A J /CMが°L°の時には
データ処理部13から入力する信号APAを。
°H°の時にはコントローラ21から入力する信号LF
/HFを選択し、制御信号として5w36゜37に出力
する。
5WPG17から入力する信号SWPは、分周器25に
より1/2n(nは1以上の整数)に分周され、後記す
るカウンタ群へクロック信号CLKとして出力される。
また、サンプリングパルス発生器(以下「SPG」とい
う)2Bは信号swpと信号AJ/CMとを入力し、信
号A J /CMが°L”(COM)か”H” (AD
J)であるかに応じてそれぞれのタイミングで信号SW
Pに同期したサンプリングパルスSP1〜4をサンプル
ホールド回路(S/H)42A、42B、52A、52
Bに出力する。
ヘッド信号回路18から出力された再生信号RFは、そ
れぞれ中心周波数が1.57MHz、130に七のBP
F (バンドパスフィルタ)40.50に入力してI(
F、LFの信号に分離され、AM検波器41.51でA
M検波(エンベロープ検波ともいう)された後、それぞ
れさらに2分されてサンプルホールド回路(以下rS/
H回路」という)42A、42Bと52A、52Bに出
力される。
S/H回路42A、42B、52A、52Bはそれぞれ
サンプリングパルスSP1〜4が入力した時点で、AM
検波器41.51から入力された信号のレベル(アナロ
グ値)をホールドして、サンプリングレベルとして再生
レベル比較記憶回路43A、43B、 5;A、53B
に出力する。
再生レベル比較記憶回路(以下rPBCM回路」という
)43A、4”5B、5E5A、 5;Bは、いづれも
同じ回路であり、第3図にその回路の一例を示す。
PBCM回路は、再生レベル比較手段であるコンパレー
タ60と、アンド回路61と、標準再生レベル記憶手段
であるアップカウンタ62と、D/Aコンバータ63と
、アンプ64と、アナログ5w3Bとから構成されてい
る。
アップカウンタ62のE/N端子には、PBCM回路の
出力信号すなわちコンパレータ60の出力信号CMP・
と、コントローラ21から出力され標準テープを再生し
てその標準再生レベルを記憶する時のみ°H°になる信
号SLMとがアンド回路61を通って入力されているか
ら、アップカウンタ62は信号CMPと信号SLMとが
共にH゛である期間だけイネニブルであり、その内容は
0からクロック信号CLKをカウントして増加してゆき
、アンド回路61の出力が°L°になるとディスエーブ
ルとなって、その内容を保存する。
アップカウンタ62の内容は、常時D/Aコンバータ6
3によりアナログ信号に変換され出力されている。
SW;8は信号AJ/CMによって制御され、その信号
がL°すなわちCOMの時はD/Aコンバータ63の出
力がそのまま、°H°すなわちADJの時はアンプ64
により所定の比(ヘッドの幅とトラックピッチとの比)
例えば1.5倍(約3.5 d B)に増幅されてコン
パレータ60の一端子に印加される。
コンパレータ60の子端子には、前段のS/H回路から
出力されたサンプリングレベルが入力しているから、コ
ンパレータ60はその両者を比較して信号CMPを出力
する。
第1図において、PBCM回路4;A、43B。
’);A、53Bから出力する信号CMPI〜4は記録
レベル記憶回路44A、44B、54A。
54Bにそれぞれ入力すると共に、4人カノア回路27
に入力する。
ノア回路27は常時°L°で、信号CMPI〜4がすべ
て°L°になった時に°H°に変るテープ排出信号をコ
ントローラ21に出力する。
コントローラ21はテープ排出信号のアップエツジを検
出すると、システムコントローラ12(第2図)に信号
を送って、テープのカセット11を排出させる。
記録レベル記憶回路(以下rRLM回路」という)44
A、44B、54A、54Bは、いづれも同一回路であ
り、第4図にその回路の一例を示す。
RLM回路は、記録レベル記憶手段であるダウンカウン
タ66と、記録レベル指定手段であるD/Aコンバータ
67と、アンド回路68とから構成されている。
ダウンカウンタ66のE/N端子には、PBGM回路か
らの入力信号CMPと、コントローラ21から出力され
各ヘッド・各規定周波数毎に記録レベルを調整する時の
み°H°になる制御信号とがアンド回路68を通って入
力されているから、ダウンカウンタ66はRLM回路に
入力する信号CMPと制御信号とが共に°H°である期
間だけイネーブルであり、その内容は最大値例えばFF
(16進数)からタロツク信号CLKをカウントして減
少してゆき、アンド回路68の出力がL。
になるとディスエーブルとなって、その内容を保存する
ダウンカウンタ66の内容は、常時D/Aコンバータ6
7によりアナログ信号に変換され、記録レベル指定信号
として出力されている。
また、アンド回路68の出力はタイミング信号としてコ
ントローラ21八出力される。
第1図において、記録レベル調整時に、コントローラ2
1は例えば最初にRLM回路44Aの制御信号を°H゛
にして作動させる。
そのタイミング信号がH”→゛L゛になるとダウンエツ
ジを検出して、その制御信号を°L。
にすると共にRLM回路44Bの制御信号を°H°にし
て作動させる。
以下同様に、RLM回路54A、54Bの順に作動させ
る。
RLM回路44A、54Aおよび44B、54Bが出力
する記録レベル指定信号は、それぞれ5W33の出力に
よって制御されるアナログSW”;6゜37を介して、
ヘッド信号回路18(第2図)の出力アンプ5A、5B
の増幅率を制御する信号RCA、RCBとして出力され
る。
第5図は、R−DATによって信号を記録されたトラッ
クを、テープ3のベース側から見て可視的に示した説明
図である。
矢示■方向にテープ速度8 、15 mm/ seeで
味動されるテープ3上には、+アジマスヘッド2Aと−
アジマスヘッド2Bによって矢示■方向にスキャンされ
たトラック70A、70Bが、固有側から左側へ交互に
記録されている。
R−DAT用に市販されている再生専用のソフトテープ
の中には、酸化鉄系のテープを使ってテープ速度12.
225mm/sec、記録時間80分。
トラックピッチ20.41μm規格のものがあるので、
一般にヘッドの幅Wは例えば20.7μmと上記のピッ
チ20.4μm前後に作られているが、通常の記録・再
生用としてはメタルテープを使ってテープ速度8 、1
5 mn+/sec、記録時間120分。
1〜ラツクピツチ13.59μm規格で使用されている
したがって、隣接するトラックは互にヘッド幅Wの1/
3程度オーバラップするが、次のトラックがオーバライ
ドされる時に前に記録されている信号を消去するから、
オーバラップ部分も次のトラック(左側)の信号のみが
記録されてトラックピッチPは13.59μmになる。
再生時には、ヘッドが正しくトラッキングしていても、
ヘッドの幅の中に両側のトラックの一部がかかるが、±
20°のアジマスの差により再生信号中に両側トランク
の信号が混入することがなく、また、僅かなトラッキン
グエラーが生じても再生すべきトラックはヘッドの幅の
中に収まっている。
したがって、標準テープを再生して標準再生レベルを記
憶する時も、再生しているトラックの幅はP=13.5
9μmである。
然しなから、記録レベル調整時に、テープ3を回転ドラ
ム1に巻きつけて静止状態に保持したまま記録・再生を
繰返している場合には、トラックの幅はヘッドの幅W=
20.7μmになるから、同じ磁気レベルになるように
記録しても再生レベルはトラック幅に比例して増大する
そのために、第3図で示したPBCM回路において、記
録レベル調整時(ADJ)  にはアップカウンタ62
に記録している標準再生レベルの出力をアンプ64で例
えば1.5倍(正しくは20.7/13.59=1.5
2倍;3..7dB)に増帽して、広いトラック幅の再
生レベルと比較するようにしている。
第6図はトラック70A、70Bに記録されている信号
のフォーマットを模型的に示した説明図であり、同図(
イ)は通常のPCMオーディオ信号を記録したトラック
、同図(ロ)、(ハ)それぞれ標準テープの+アジマス
トラック70A、−アジマストラック70Bの一例を示
している。
第6図(イ)に示した通常テープのトラックは、始端部
(左側)からマージン信号(MAG)、サブコード信号
(SOB)、ATF信号(ATF)。
PCMオーディオ信号(PCM)、ATF信号。
サブコード信号、マージン信号の順に配列され構成され
ている。
PCMオーディオ信号は記録すべき目的のオーディオ信
号であり、サブコード信号はトラック番号、チャプタ番
号9曲番号等の索引や頭出しに使用される信号であって
、それぞれPCM化されて4.7MTIzのクロックを
変調し記録されている。
ATF信号は再生時にヘッドが正しくトラッキングする
ために必要なパイロット信号(130に玉)と、隣接ト
ラックのパイロット信号の位置を示すシンク信号(52
2に亀、784に比)からなり、トラックの所定の位置
に配置されている。
その他、マージン信号や図示しないPLL信号。
PO5TAMBLE信号、IBG信号等はそれぞれ周波
数4.7MHz、1.57MHzの信号である。
これらの各周波数のうち、最も低くてオーバライドして
も消去し難い130KHzと、磁気レベルに対して最も
再生レベルが高くなる 1.57MHzの2つの周波数
信号について、それぞれ磁気レベルが規定されている。
磁気レベルを精度よく直接測定することは面倒であるか
ら、製造ラインあるいはサービスにおいては、予め規定
された磁気レベルで信号が記録されている標準テープを
使用して、その標準テープとの比較測定により記録レベ
ルを調整する方法がとられている。
標準テープのトラックのフォーマットは、例えば+アジ
マスのトラック70Aは第6図(ロ)に示したように、
トラックの前半には1.57MHz(HF)、後半には
130に七(LF)の信号が、アジマスのトラック70
Bは同図(ハ)に示したように、トラックの前半には1
30 KHz(L F)、後半には1.57MHz (
HF)の信号が、それぞれ規定された磁気レベルで記録
され、その所定の位置にはATF信号がそれぞれ記録さ
れている。
記録レベルを調整する時の第1ステツプは、標準テープ
を再生して1.57M)Iz と130KHzについて
ヘッド2A、2Bによるそれぞれの再生レベルを記憶す
る標準再生レベル記憶ステップである。
R−DATに標準テープをセットし、第1ステツプをス
タートさせる。
この時、データ処理部13から出力される信号REPB
は°L°すなわち再生モードであり、信号REDTは出
力されない。
また、信号APAは出力されていても、この記録レベル
調整には無関係である。
コントローラ21からそれぞれ出力される信号A J 
/CMは°L” (COM)であり、信号SLMはH−
(PBCM回路スタンバイ)であり、RLM回路の制御
信号はすべて°L”  (RLM回路休止)であり、信
号B/A、LF/HFは無関係である。
したがって、ARLA装N20が出力する信号HREP
Bは信号REPBがそのまま出力されるからL°であり
、信号H8WPは5WPG 17の出力信号SWPがそ
のまま出力され、信号HREDTは信号REDTである
から無関係、信号RCA、RCBも無関係であるから、
ヘッド信号回路18においてヘッド2A、2Bは5W4
A、4Bを介してプリアンプ7A、7Bに接続されてい
る。
PBCM回路のアップカウンタ62はスタート時に、図
示しない信号ラインを介したコントローラ21からのコ
マンドによりクリアされるがら、D/Aコンバータ63
の当初の出力は0である。
信号AJ/CMはL°であるから、SW7;8はD/A
コンバー63の出力をそのままコンパレータ60の一端
子に接続している。
第7図は、この標準再生レベルを記憶する第1ステツプ
における各部のレベルの変化の一例を示すタイムチャー
トである。
同図(a)は5WPG17が出力するヘッド同期用の信
号SWPの波形を示す。
同図(b)は、標準テープからヘッド2A、2Bが再生
し、ヘッド信号回路18の再生系(第2図)のプリアン
プ7A、7B、LPF8A、8B、SW9を経て出力さ
れる再生信号RFの波形を示す。
再生信号RFは第6図(ロ)、(ハ)に示した標準テー
プのフォーマットによって、信号swp (=信号H5
WP)が°L°の時はヘッド2AがHF(1,57M七
)とLF(130に七)を、H°の時はヘッド2BがL
FとHFを、それぞれ挿入されたATF信号と共に再生
しているが、LFの再生レベルはHFの再生レベルより
も低い。
第7図(Q)、(d)は、再生信号RFがARLA装置
20(第1図)の1.57M七のBPF40と130に
七のBPF5Qの出力信号すなわちHF系とLF系とに
分離された状態をそれぞれ示し、同図(e)、(f)は
それぞれAM検波器41.51の出力を示している。
第7図(g)〜(n)は、それぞれ5P02Bから出力
されるサンプリングパルスSP1〜4と、そのサンプリ
ングパルスSP1〜4によりホールドされた各S/H回
路42A、42B、52A。
52Bの出力を示す。
このようにして、S/H回路42A、42B。
52A、52Bは、それぞれヘッド2AによるHF、ヘ
ッド2BによるHF、ヘッド2AによるLF、ヘッド2
BによるLFの標準再生レベルをPBCM回路43A、
4;B、53A、5”5Bへ出力する。
第8図は、PBCM回路(第3図)の動作を説明するた
めに、その各部のレベルの変化の一例を示すタイムチャ
ートであり、第7図に比し時間軸が短縮されている。
第8図(a)は、分周器25により信号SWPを1/2
nに分周したクロック信号CLKを示し、信号CLKは
回転ドラム1がn回転するたびに°H°→°L°または
°L°→°H°に切換えられる。
第8図(b)は、前段のS/H回路から入力するコンパ
レータ60の子端子のレベルを、同図(C)はその一端
子に入力するD/Aコンバータ63の出力レベルをそれ
ぞれ示している。
当初、アップカウンタ62はクリアされて0であるから
D/Aコンバータ63の出力も0であり、コンパレータ
60の子端子が一端子より高レベルにあるからその出力
信号CMPは°H°である。
信号SLMも°H°であるから、アンド回路61の出力
がH°すなわちアップカウンタ62はイネーブルであり
、信号CLKのアップエツジ毎にカウントアツプし、D
/Aコンバータ63の出力も増加してゆく。
D/Aコンバータ63の出力がS/H回路の出力を超え
ると信号CMPが°H°→゛L°になり、アップカウン
タ62はディスエーブルとなってカウントアツプを停止
し、S/H回路の出力すなわち標準再生レベルに対応す
るデジタル値が記憶され保持される。
第1図において、HF系、LF系にはそれぞれ40番台
、50番台の符号を付し、チャンネルA系、B系を示す
添字を付している。
各PBCM回路43A、4”;B、53A、53Bがそ
れぞれ対応する標準再生レベルを記憶すると、その時点
で各出力信号CMPI〜4がそれぞれ°H°→゛L°に
変わり、すべての信号CMP1〜4が°L”になると、
ノア回路27の出力がH°になってテープ排出信号がコ
ントローラ21に出力される。
コントローラ21はそのアンプエツジを検出して、シス
テムコントローラ12ヘタイミング信号を送り標準テー
プを排出させると共に、PBCM回路の制御信号SLM
を°L゛にし、各アップカウンタを確実にディスエーブ
ルにしてその内容を保護する。
記録レベルを調整する時の第2ステツプは、実際に使用
するテープと同−若しくはその基準となる磁気特性を有
するテープ(以下「基準テープ」という)をセットして
、標準テープと同じ磁気しベルで記録出来るように記録
レベルを調整し、その記録レベルを記憶する記録レベル
記憶ステップである。
R−DATから排出された標準テープを外して基準テー
プをセットし、第2ステツプをスタートさせる。
第1図において、コントローラ21はその出力する信号
A J /CMをH”  (ADJ)にするから、デー
タ処理部13から出力される信号REPB、REDT、
APAはそれぞれ5W31,3;4゜33により切離さ
れて、無関係になる。
また、信号A J /CMがH°であるから、ARLA
装置20が出力する信号HREPBは信号SWPがモー
ド切換指示手段である分周器24により1/2に分周さ
れた信号となり、ヘッド信号回路18は回転ドラム1が
1回転する毎に記録・再生のモードが交互に切換えられ
る。
信号H8WPとしては、コントローラ21の出力信号B
/Aが出力されるから、°L゛の時はヘッド2A、°H
°の時はヘッド2Bがコントローラ21によって随時選
択される。
信号HREDTとしては、コントローラ21の出力信号
LF/HFがL°の時は1.57M比、°H°の時は1
30に七の各発振器22.23の出力がそれぞれSW:
!;5により切換えられて出力される。
同時に、出力アンプ5A、5Bに記録レベルを指定する
アナログ信号RCA、RCBとしては、信号LF/HF
が°L°の時はRLM回路44A。
44B、°H゛の時はRLM回路54A、54Bの出力
が、それぞれ5w36.37により切換えられて出力す
る。
第2ステツプがスタートすると、システムコントローラ
12はコントローラ21のコマンドを受けて、回転ドラ
ム1を定速回転させ、テープ3は回転ドラム1に巻きつ
いたまま静止させる。
この時、テープ3の静止をより確実にするために、キャ
プスタンモータを止め、ピンチローラを外さずにテープ
巻戻し方向に弱いバックテンションをかけておくことが
望ましい。
各RLM回路のダウンカウンタ66に最大値例えばFF
をロードすることにより、D/A;ンバータ67が出力
する記録レベル指定信号を最大値にする。
記録レベルの調整および記憶は、如何なる順序で行なっ
てもよいが、例えば、先ずRLM回路44Aすなわちヘ
ッド2AのHFレベルの調整から行う。
コントローラ21は、RLM回路44Aの制御信号をH
゛にしてスタンバイさせ、信号B/AをL”にしてチャ
ンネルAを選択し、信号LF/HFを°L°にして発振
器22の出力 1.57M比を信号HREDTとして、
また5w3BによりRLM回路44Aの出力を信号RC
Aとしてそれぞれ出力させる。
第2図において、信号H8WPは°L°であるからSW
8,9はそれぞれチャンネルAの側に接続されている。
ARLA装置20から出力される 1.57M比の信号
HREDTは、記録レベル指定信号RCAが最大値であ
るから、出力アンプ5Aにより最大に増幅されて5W4
Aに出力される。
一方、5W4Aからの再生信号はプリアンプ7A、LP
F8A、SW9を経て、信号RFとしてARLA装置2
0へ出力される。
5W4Aは、信号HREPHによって回転ドラム1が1
回転する毎に記録系と再生系に切換えられるから、ヘッ
ド2Aは信号HREPBがH゛の時に 1.57MHz
の信号を記録し、次に°L。
になった時にその直前に記録された信号を再生する。
第1図において、入力した再生信号RFはLF系のBP
F5Qでは遮断され、HF系のBPF40のみを通過し
てAM検波器41で検波されS/H回路42A、42B
へ出力される。
その間に、5P026はサンプリングパルスsp1を出
力するから、S/H回路42AはAM検波器41の出力
レベルをホールドしてPBCM回路43Aへ出力する。
第3図において、信号A J /CMは°H゛であるか
ら、5w3Bはアップカウンタ62に記憶されている標
準再生レベルをコンバートしたD/Aコンバータ63の
出力を所定の比例えば1.5倍に増幅したアンプ64の
出力をコンパレータ60の一端子に接続している。
コンパレータ60は、子端子に入力しているS/H回路
42Aの出力レベルと一端子のアンプ64の出力レベル
とを比較するが、当初は子端子のレベルの方が高いから
、その出力CMPIは°H°となってRLM回路44A
に入力する。
第4図に示したRLM回路において、入力信号CMPと
制御信号とがともにH°であるから、アンド回路68の
出力であるタイミング信号も°H゛であり、ダウンカウ
ンタ66はイネーブルとなってクロック信号CLKごと
にカウントダウンしてゆくと共に、記録レベル指定信号
であるD/Aコンバータ67の出力信号RCAも減少し
、出力アンプ5A(第2図)の増幅率が減少するからH
Fの信号HREDTの記録レベルが下ってゆく。
したがって、再生信号RFのレベルも減少し、PBCM
回路43Aのコンパレータ60の子端子のレベルも下っ
てゆく。
第9図は、この第2ステツプにおける各レベルの変化の
一例を示すタイムチャートであり、同図(a)はクロッ
ク信号CLKを、同図(b)、(c)はそれぞれコンパ
レータ60の子端子の入力レベルと一端子のアンプ64
の出力レベルとを、同図(d)はその出力信号CMPを
それぞれ示している。
第9図(b)に示した入力レベルが次第に下ってゆき、
同図(c)に示したアンプの出力レベルより低くなると
、同図(d)に示したように出力信号CMPがL°にな
る。
PBGM回路43Aの出力信号CMPIが°L°に変る
と、RLM回路44Aのアンド回路68が出力するタイ
ミング信号も°L゛になり、ダウンカウンタ6Bはディ
スエーブルとなって、ヘッド2Aにおける 1.57M
Hzの信号の最適レベルに対応するデジタル値を保持し
記憶する。
最適レベルとは、基準テープ上に記録された信号の磁気
レベルが、標準テープ上の対応する信号の磁気レベルと
等しくなるような記録レベルをいう。
コントローラ21はRLM回路44Aが出力するタイミ
ング信号のダウンエツジを検出して、RLM回路44A
の制御信号を°L°にしてその記憶データを保護すると
共に、RLM回路44Bの制御信号を°H゛にしてスタ
ンバイさせ、信号B/Aすなわち信号H8WPを°H°
にしてチャンネルBを選択させる。
5P02Bは、再生時のAM検波器41の出力がある間
にサンプリングパルスSP2を出力して、S/H回路4
2Bが入力レベルをホールドするようにさせる。
S/H回路42B、PBCM回路43B、RLM回路4
4Bは、同様に第9図に示したレベルの変化を経て、R
LM回路44Bのダウンカウンタ66がヘッド2Bにお
ける 1.57MHzの信号の最適記録レベルに対応す
る値を記憶する。
コントローラ21は、RLM回路44Bのタイミング信
号のダウンエツジを検出すると、その回路の制御信号を
°L°にし、RLM回路54Aの制御信号を°H゛にす
ると共に、信号B/Aすなわち信号H5WPを°L°に
してチャンネルAを選択させ、信号LF/HFを°H°
にして発振器23の出力130KHzを信号HREDT
として出力させ、5W38.37をLF系に切換える。
以下同様にして、RLM回路54A、54Bのダウンカ
ウンタが、それぞれヘッド2A、2Bにおける130K
Hzの信号の最適記録レベルに対応する値を記憶し終る
と、コントローラ21はRLM回路54Bのタイミング
信号のダウンエツジを検出して、記憶レベル調整終了処
理を行なう。
すなわち、信号B/Aと信号LF/HFとをL°にする
と共に、RLM回路の4個の制御信号とRBCM回路の
制御信号SLMとを°L″にしてそれぞれ記憶したデー
タを保護する。
また、信号A J /CMを°L°すなわち通常の使用
状態(COM)に戻して、データ処理部13が出力する
信号REPB、REDTをそれぞれ信号HREPB、H
REDTとして出力すると共に、5W3B、 37が信
号APAに応じて作動し、RLM回路44A、54Aお
よび44B、54Bがそれぞれその記憶データに応じて
出力する記録レベル指定信号を出力アンプ5A、5Bの
増幅率制御信号RCA、RCBとして出力するようにす
る。
さらに、システムコントローラ12に出力していた回転
ドラム1を回転させたままテープ3を静止させていたコ
マンドを解除し、タイミング信号を送って基準テープを
排出させる。
以上説明したように、ARLA装置20のコントローラ
21は、テープ静止手段(コマンド出力)とヘッド選択
指示手段(信号B/A出力)をも兼ねている。
電源をオフした時にカウンタに記憶したデータが消失し
ないように、少くともRLM回路の各カウンタは例えば
電池等によりバックアップして置く必要がある。
また、PBCM回路の各カウンタもバックアップして置
けば、そのたびに標準テープを再生する必要がないから
第1ステツプを省略することが出来、サービスマン或い
はユーザが実際に使用するテープに合せて第2ステツプ
のみによる調整を簡単に行なうことが出来る。
第2ステツプにおけるRLM回路の調整は、必ずしも以
上説明した順序である必要はない。
5P02Bはサンプリングパルスを調整順序に従って1
個づつ出力するように説明したが、SP1〜4を同時に
出力してS/H回路を作動させ、そのためにPBCM回
路の出力信号CMPI〜4がH°→’L” 、’L”→
°H°に変化しても、正しく作動している信号CMPに
対するRLM回路の制御信号のみが°H゛になっている
から、問題はない。
また、標準テープのフォーマットと同様に、1回の記録
および再生のサイクル前半と後半でそれぞれHF、LF
の信号を処理したり、チャンネルA、Bを切換えて処理
すれば調整時間を半分に短縮出来るし、その両者を併用
すれば1/4に短縮することも出来る。
また、当初にアップカウンタ62をクリアしたり、ダウ
ンカウンタ66に最大値をロードする代りに、それぞれ
経験的に得られた適当な初期値をロードすることにより
、調整時間を更に短縮することも出来る。
回転ドラムを回転させ、テープを巻つけたまま静止させ
て調整していると、テープのトラック部分を損傷したり
、摩擦熱のためその部分の磁気特性が僅かでも変化する
恐れがある場合は、第2ステツプの調整時にテープを間
欠的に送るか、微速度で除々に送るようにしてもよい。
以上、この発明を自動記録レベル調整装置を例として説
明したが、例えば再生レベル比較手段としてオフシロス
コープを、標準再生レベル記憶手段や記録レベル記憶・
指定手段としてVR(可変抵抗)等による分圧器を設け
、S/H回路の出力をチエツクしなからVRを調整する
手動記録レベル調整装置を使用して調整する場合におい
ても、第2ステツプの調整は3ヘツド・オーディオ・テ
ープレコーダと同様に記録レベルを殆んどリアルタイム
で再生して比較することが出来るがら、調整が容易で時
間を大幅に短縮することが出来る。
以上、この発明をR−DATに適用した例について説明
したが、同様に各方式のVTR1特にHiFi型のVT
R等にも適用することが出来る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、この発明によれば、記録レベルの
調整時間を大幅に短縮すると共に、手動調整のみならず
自動調整にも適用し得て、サービスマンあるいはユーザ
でも実行し得る記録レベル調整方法及びその装置を提供
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明を自動記録レベル調整装置に適用した
一実施例を示すブロック図、 第2図はその実施例を応用したR−DATの基本構成を
示すブロック図、 第3図及び第4図はそれぞれその実施例の各部分を示す
部分回路図、 第5図はこの発明の対象とするテープに記録されたトラ
ックを可視的に示す展開図、 第6図は同じくそのトラックに記録された信号を示す説
明図、 第7図は調整の第1ステツプにおける各部の信号レベル
を示すタイムチャート、 第8図及び第9図は同じくその第1ステツプ及び第2ス
テツプにおける再生レベル比較手段の入出力レベルを示
すタイムチャートである。 1・・・回転ドラム    2A、2B・・・ヘッド3
・・・テープ 4A、4B・・・SW(記録・再生モード切換用)5A
、5B・・・出力アンプ 6.9・・・SW(チャンネルA、B選択用)7A、7
B・・・プリアンプ 12・・・システムコントローラ 13・・・データ処理部 17・・・ヘッド同期信号発生器(SWPG)18・・
・ヘッド信号回路 20・・・自動記録レベル調整(ARLA)装置21・
・・コントローラ(テープ静止手段、ヘッド選択手段) 22.23・・・発振器(フォーマット信号発生手段)
24・・・分周器(モード切換指示手段)2日・・・サ
ンプリングパルス発生器(SPG)42A、42B、5
2A、52B・・・サンプルホード(S/E()回路 43A、4:3B、53A、53B・・・再生レベル比
較記憶(PBCM)回路 44A、44B、54A、54B・・・記録レベル記憶
(RLM)回路 60・・・コンパレータ(再生レベル比較手段)62・
・・アップカウンタ(標準再生レベル記憶手段)6日・
・・ダウンカウンタ(記録レベル記憶手段)67・・・
D/Aコンバータ(記録レベル指定手段)7QA、70
B・・・トラック 第5図 第6図 (n)S/ll52B 11!3図 第4 図 第7図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 回転ドラム上に設けた複数の記録再生兼用ヘッドを
    用いたヘリカルスキャン方式の信号記録再生装置におい
    て、 規定周波数の信号が規定のフォー・マットにより標準磁
    気レベルで記録されている標準テープを、前記複数のヘ
    ッドでそれぞれ再生して標準再生レベルとして記憶させ
    た後、 前記複数のヘッドを順に被調整ヘッドとして選択し、 その選択した被調整ヘッドを、前記回転ドラムの回転に
    同期して交互に記録モードと再生モードとに切換え、 信号を記録再生するテープを前記回転ドラムに巻つけて
    静止状態に保持したまま、記録モードの時は前記標準テ
    ープと同一またはそれに準ずるフォーマットの信号を記
    録し、再生モードの時はその直前に記録した前記信号を
    再生して、 その再生信号の再生レベルが、先に記憶させた標準再生
    レベルと所定の比をなすレベルになるように記録レベル
    を調整することを特徴とする記録レベル調整方法。 2 回転ドラム上に設けた複数の記録再生兼用ヘッドを
    用いたヘリカルスキャン方式の信号記録再生装置におい
    て、 規定周波数の信号が規定のフォーマットにより標準磁気
    レベルで記録されている標準テープを、前記複数のヘッ
    ドがそれぞれ再生した時にそれを標準再生レベルとして
    記憶する標準再生レベル記憶手段と、 信号を記録再生するテープを前記回転ドラムに巻つけて
    静止状態に保持するテープ静止手段と、前記複数のヘッ
    ドを順に被調整ヘッドとして選択するヘッド選択指示手
    段と、 その選択された被調整ヘッドを、前記回転ドラムの回転
    に同期して交互に記録モードと再生モードとに切換える
    モード切換指示手段と、 前記標準テープと同一またはそれに準ずるフォーマット
    の信号を発生するフオーマツト信号発生手段と、 そのフォーマット信号発生手段が出力するフォーマット
    信号を、記録モードの時に前記テープ静止手段により静
    止されているテープに前記被調整ヘッドによつて記録す
    る記録レベルを調整させる記録レベル指定手段と、 その指定された記録レベルを記憶する記録レベル記憶手
    段と、 前記被調整ヘッドによつてテープに記録された前記フォ
    ーマット信号が再生モードの時に前記被調整ヘッドによ
    り再生される再生レベルと、前記標準再生レベル記憶手
    段に記憶されている標準再生レベルと所定の比をなすレ
    ベルとを比較して、その両レベルが等しくなつた時に前
    記記録レベル調整手段の調整状態を保持させる信号を出
    力する再生レベル比較手段とを備えたことを特徴とする
    記録レベル調整装置。
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JPS5075015A (ja) * 1973-11-02 1975-06-20
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