JPH0295161A - 直線運動型モータの速度検出装置 - Google Patents

直線運動型モータの速度検出装置

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JPH0295161A
JPH0295161A JP63240880A JP24088088A JPH0295161A JP H0295161 A JPH0295161 A JP H0295161A JP 63240880 A JP63240880 A JP 63240880A JP 24088088 A JP24088088 A JP 24088088A JP H0295161 A JPH0295161 A JP H0295161A
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JP
Japan
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coil
drive coil
detection
magnetic
magnetic circuit
Prior art date
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Application number
JP63240880A
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English (en)
Inventor
Akio Yabe
昭雄 矢部
Tadashi Sato
正 佐藤
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Hitachi Image Information Systems Inc
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Video Engineering Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、光学式ディスク再生装置等のヘッド送り機構
に用いられる直線運動型モータ(以下、リニアモータと
称す。)に係り、特に、そのリニアモータにおける駆動
コイル及び該駆動コイルに連結される可動部(ヘッドが
搭載される部分)の移動速度を検出するための速度検出
装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来のりニアモータの速度検出装置では、例えば、実開
昭61−88486号公報に記載されているように、磁
石及びヨーク部材から成る専用の磁気回路を、リニアモ
ータとは別個に設け、そして、その磁気回路のヨーク部
材に移動自在に検出コイルを設けて、その検出コイルを
、リニアモータの駆動コイル及び該駆動コイルに連結さ
れる可動部(ヘッドが搭載される部分)と−緒になって
移動させることにより、その検出コイルに発生する誘導
起電力から駆動コイル及び該駆動コイルに連結される可
動部の移動速度を検出していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記した従来の速度検出装置においては
、前述した如く、リニアモータとは別個に、それ専用の
磁気回路として、可動部の可動範囲以上の長さを要する
磁石及びヨーク部材から成る高価な磁気回路が必要とな
るため、装置全体のコストが高くなると共に、装置全体
が占有する空間が非常に大きくなり、小形化が要求され
る現代のニーズに対応できないと言う問題があった。
また、リニアモータの駆動コイルと速度検出装置の検出
コイルとは、互いに同一の周波数特性(変位特性)を有
していなければ、正確な速度検出をすることは難しいが
、しかし、同一の周波数特性を有する為には、駆動コイ
ルと検出コイルとを大きな剛性を有する媒体にて連結す
る必要がある。
しかしながら、この様にすると、駆動コイルと検出コイ
ルとの連結部が大形化2重量化し、可動部全体の重量が
増大してしまう。リニアモータを用いたヘッド送り機構
では、高速アクセスが不可欠であり、従って、上記した
可動部の重量増加は、ヘッド送り機構の性能劣化にもつ
ながるため、致命的な問題となる場合があった。
本発明の目的は、上記した従来技術の問題点を解決し、
駆動コイルに連結される可動部の重量を増大させること
がなく、しかも、装置全体のコストが安く、且つ装置全
体の占有する空間も小さく、小形であるリニアモータの
速度検出装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記した目的を達成するために、本発明では、リニアモ
ータの駆動コイルと一体となって移動可能な様に、該駆
動コイルに直接、或いは該駆動コイルが巻回されている
ボビン等に固定された検出コイル(1)と、リニアモー
タの磁気回路の一部に絶縁体等を介して巻回された検出
コイル(II)と、を設け、前記検出コイル(1)及び
検出コイル(II)に発生する誘導起電力から、検出コ
イル(1)がリニアモータの磁気回路の磁気ギャップに
おいて発生する磁束を鎖交することによって生じる誘導
起電力を導き出して、前記駆動コイル及び該駆動コイル
に連結される可動部の移動速度を検出するようにした。
また、その他、本発明では、上記した目的を達成するた
めに、リニアモータの駆動コイルと一体となって移動可
能で、且つ該駆動コイルの移動方向における該駆動コイ
ルの中心に対し、前記移動方向においてほぼ対称となる
ように、配置された検出コイル(1)と、リニアモータ
の中央ヨーク(前記駆動コイルの巻回中心に位置するヨ
ーク)に、そのほぼ全長に渡って絶縁体等を介して巻回
された検出コイル(II)と、を設け、前記検出コイル
(1)及び検出コイル(IT)に発生する誘導起電力か
ら、検出コイル(Hがリニアモータの磁気回路の磁気ギ
ャップにおいて発生する磁束(磁石から前記中央ヨーク
へ向かう磁束)と鎖交することによって生じる誘導起電
力を導き出して、前記駆動コイル及び該駆動コイルに連
結される可動部の移動速度を検出するようにした。
〔作用〕
上記した本発明のうち、前者の構成においては以下の様
に動作がなされる。
即ち、駆動コイルと一体となって移動可能な様に配置さ
れた検出コイル(I)は、駆動コイルに流れる駆動電流
によって駆動コイルがリニアモータ内を移動することに
より、リニアモータの磁気回路の磁気ギャップにおいて
発生する磁束と鎖交する。この時、検出コイル(I)に
は、フレミング右手法則に従い磁束鎖交速度に比例した
誘導起電力V#が発生する。また、駆動コイルに流れる
駆動電流は検出コイル(I)に対し、電磁誘導現象を引
きおこし、駆動電流の変化量に応じた、駆動コイル又は
可動部の移動速度とは無関係の起電力V□をも誘導する
同時に、リニアモータの磁気回路内の一部に巻回配置さ
れた検出コイル(II)にも駆動電流による電磁誘導現
象が作用し、駆動電流の変化量に応じた起電力V、が誘
導される。
従って、検出コイル(I[)に発生する誘導起電力■、
の大きさ、極性を最適化し、検出コイル(I)に発生す
る総誘導起電力■や+■□と減算処理を行うことにより
、検出コイル(1)がリニアモータの磁気回路の磁気ギ
ャップにおいて発生する磁束と鎖交することによって生
じる駆動コイル及び可動部の移動速度に比例した大きさ
、移動方向に対応した極性を持つ誘導起電力■やのみを
検出でき、駆動コイル及び可動部の移動速度を検出する
ことが可能となる。
また、上記した本発明のうち、後者の構成においては以
下の様に動作がなされる。
即ち、駆動コイルと一体となって移動可能な様に配置さ
れた検出コイル(I)は、駆動コイルを流れる駆動電流
によって駆動コイルがリニアモータ内を移動することに
より、リニアモータの磁気回路の磁気ギャップにおいて
発生される磁束(磁石から中央ヨークへ向かう磁束)と
ほぼ直角に鎖交する。この時、検出コイル(1)にはフ
レミング右手法則に従い磁束鎖交速度(駆動コイル又は
可動部の移動速度)に比例した誘導起電力■φが発生す
る。また、駆動コイルに流れる駆動電流は検出コイル(
I’)に対し、電磁誘導現象を引き起こし、駆動電流の
変化量に応じた、駆動コイル又は可動部の移動速度とは
無関係の起電力■、を誘導する。従って、検出コイル(
1)には2種類の誘導起電力V、、V、が発生する。
一方、リニアモータの中央ヨークのほぼ全長に渡って巻
回された検出コイル(II)には、検出コイル(I)に
発生する■□とほぼ同じ駆動電流の変化量に応じた誘導
起電力■。が発生する。
従って、前記検出コイル(II)に発生する誘導起電力
vTIの大きさ及び極性を最適化して、検出コイル(I
)に発生する誘導起電力V・□と等価とし、その後、最
終的に検出コイル(1)に発生する総誘導起電力Vや+
■□から、最適化した検出コイル(II)に発生する誘
導起電力(V、+V1)を減算処理することにより、検
出コイル(I)がリニアモータの磁気回路の磁気ギャッ
プにおいて発生する磁束(磁石から中央ヨークへ向かう
磁束)と鎖交することによって生じる駆動コイル及び可
動部の移動速度に比例した大きさ、移動方向に対応した
極性を持つ誘導起電力(V4.)のみを検出でき、駆動
コイル及び可動部の移動速度を検出することが可能とな
る。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図及び第2図により説明
する。
第1図は本発明の一実施例としての速度検出装置を有し
たりニアモータを示す斜視図、第2図は第1図における
リニアモータの断面を示す断面図である。
第1図及び第2図に示すように、鉄等の磁性材から成る
外側ヨーク6a、6bのそれぞれほぼ中央部分に、磁石
4a、4bがそれぞれ固定され、鉄等の磁性材から成る
中央ヨーク5に面する側がN極となるように着磁されて
いる。また、外側ヨーク6a、6bと中央ヨーク5とは
鉄等の磁性材から成るサイドヨーク7a、7b、7c、
7dを介して結合され、閉じた磁気回路を構成している
また、駆動コイル1は、中央ヨーク5がほぼその巻回中
心となる様にして、ボビン等(図示せず)に巻回され、
中央ヨーク5の長手方向に移動可能となっている。
以上のように、リニアモータは構成されているが、さら
に、検出コイル(I)2が、駆動コイル1と一体となっ
て移動可能なように、中央ヨーク5がほぼその巻回中心
となる様にして巻回され、駆動コイルlに或いは駆動コ
イル1が巻回されているボビン等に固定されている。ま
た、検出コイル(I[)3a、3bが中央ヨーク5の両
端部分付近に絶縁体等(図示せず)を介して巻回され、
固定されている。尚、図示されていないが、検出コイル
(I[)3a、3bは互いに直列に結合する配線となっ
ている。
次に動作について説明する。
今、駆動コイル1に駆動電流8が第2図に示す方向に流
れると、磁石4a、4bのN極面から中央ヨーク5に向
かう磁石φとの電磁作用により、フレミング左手法則に
従い推力Fが第2図に示す方向に駆動コイル1に作用す
る。また同時に、前記駆動電流8が駆動コイル1に流れ
ることにより右ねし法則に従った方向の磁束Φが中央ヨ
ーク5に発生し、その磁束Φはリニアモータの磁気回路
内を流れる。
ここで、検出コイル(I)2は、駆動コイル1に作用す
る推力Fによって駆動コイル1が第2図中矢印Aの方向
に動き始めることより、駆動コイル1と一体となって移
動を始める。この時、磁石4a、4bから中央ヨーク5
に向かう磁束φと検出コイル(I)2とは駆動コイル1
の移動速度で鎖交し、フレミング右手法則に従い駆動コ
イル1の移動速度に比例した誘導起電力Vカが検出コイ
ル(I)2に発生する。また、中央ヨーク5を中心に発
生した磁束Φは、その変化の割合に比例した起電力を検
出コイル(1)に誘導する。この誘導起電力を■1とす
る。したがって、検出コイル(I)2には2種類の誘導
起電力Vカ、■1が発生する。
さらに、中央ヨーク5を中心に発生した磁束Φは、中央
ヨーク5に巻回されている検出コイル(n)3a、3b
にも作用し、その磁束Φの変化の割合に比例した起電力
を検出コイル(If)3a。
3bにも誘導する。この誘導起電力を■、とする。
次に、本実施例では、検出コイル(It)3a。
3bに発生する誘導起電力■。を増幅器または減衰器等
(図示せず)により増幅または減衰して最適化し、検出
コイル(I)2に発生する誘導起電力■□とほぼ等しく
する。そして、検出コイル(I)2に発生する総誘導起
電力■や+■□から、最適化された誘導起電力■、を減
算器等(図示せず)によって減算することにより、駆動
コイル1の移動速度にその大きさが比例し、移動方向に
その極性が対応した誘導起電力■4を検出する(■つ+
V、−VM−=V、、(旦し、■□中■I[)。その後
、検出された誘導起電力■4をロー・パス・フィルタ等
(図示せず)を介すことによって、ノイズ等の高周波成
分を除去し、速度信号を得る。
以上の様に、本実施例では、検出コイル(I)2及び検
出コイル(It)3a、abに発生する誘導起電力を処
理することにより、駆動コイル1及び駆動コイル1に連
結されている図示せざる可動部(ヘッドが搭載されてい
る部分)の移動速度を検出することができる。
本実施例によれば、従来の速度検出装置の様に、リニア
モータとは別個に、それ専用の高価で空間占有率の大き
な磁気回路を用いる必要がなく、安価で小さな検出コイ
ル(I)2及び検出コイル(II)3a、3bのみで良
いので、装置全体のコストを安くできると共に、装置全
体が占有する空間も非常に小さくでき、小形化を図るこ
とができる。
また、本実施例によれば、検出コイル(I)2は駆動コ
イル1に直接或いは駆動コイル1が巻回されているボビ
ン等に固定されており、従来の様に、駆動コイル1と検
出コイル(■)2を大きな剛性を有する媒体にて連結す
る必要がないので、駆動コイル1と検出コイル(I)2
との連結部が大形化9重量化して、可動部(図示せず)
全体の重量が増大すると言うことがない。従って、リニ
アモータを用いたヘッド送り機構での、高速アクセス動
作に支障をきたす様なことはない。
次に、本発明の他の実施例を第3図、第4図及び第5図
により説明する。
第3図は本発明の他の実施例としての速度検出装置を有
したりニアモータを示す斜視図、第4図は第3図におけ
るリニアモータの断面を示す断面図、である。
第3図及び第4図に示すように、鉄等の磁性材から成る
外側ヨーク6a、6bのそれぞれほぼ中央部分に、磁石
4a、4bがそれぞれ固定され、鉄等の磁性材から成る
中央ヨーク5に面する側がN極となるように着磁されて
いる。また、外側ヨーク6a、6bと中央ヨーク5とは
鉄等の磁性材から成るサイドヨーク7a、7b、7c、
7dを介して結合され、閉じた磁気回路を構成している
また、駆動コイル1は中央ヨーク5がほぼその巻回中心
となる様にして、ボビン等(図示せず)に巻回され、中
央ヨーク5の長手方向に移動可能となっている。
以上のように、リニアモータは構成されているが、さら
に、検出コイル(1)2a、2bが、駆動コイル1と一
体となって移動可能なように、中央ヨーク5がほぼその
巻回中心となる様にして巻回され、駆動コイル1に或い
は駆動コイル1が巻回されているボビン等に固定されて
いる。しかも、検出コイル(I)2a、2bは、第4図
に示す様に、駆動コイル1の中心Bに対してほぼ左右対
称となる様に配置されている。尚、図示されていないが
、検出コイル(I)2a、2bは互いに並列に結合する
配線となっている。また、検出コイル(■)3は中央ヨ
ーク5のほぼ全長に渡って直接、又は絶縁体等(図示せ
ず)を介して巻回され、固定されている。
次に動作について説明する。
今、駆動コイル1に駆動電流8が第4図に示す方向に流
れると、磁石4a、4bのN極面から中央ヨーク5へ向
かう磁束φとの電磁作用により、フレミング左手法則に
従い推力Fが第4図に示す方向に駆動コイル1に作用す
る。また同時に、前記駆動電流8が駆動コイル1に流れ
ることにより右ねし法則に従った方向の磁束Φが中央ヨ
ーク5に発生し、その磁束Φはリニアモータの磁気回路
内を流れる。
ここで、検出コイル(I)2a、2bは、駆動コイル1
に作用する推力Fによって駆動コイル1が第4図中矢印
Aの方向に動き始めることにより、駆動コイル1と一体
となって移動を始める。この時、磁石4a、4bから中
央ヨーク5へ向かう磁束φと検出コイル(1)2a、2
bとは駆動コイル1の移動速度で鎖交し、フレミング右
手法則に従い駆動コイル1の移動速度に比例した誘導起
電力■、が検出コイル(I)2a、2bに発生する。
さらに、検出コイル(I)2a、2bには中央ヨーク5
を中心に発生した磁束Φの変化の割合に比例した誘導起
電力■□も発生する。従って、検出コイル(1)2a、
2bには2種類の誘導起電力V、、V、が発生する。
尚、この時、例えば、前述した実施例の如く、検出コイ
ル(1)を駆動コイル1の片側のみに配置した場合は、
中央ヨーク5を中心に発生する磁束Φの変化の割合が同
じであっても、駆動コイルlの移動方向が第4図中矢印
Aの方向である時と、その反対の方向である時とで、誘
導起電力■、の大きさが異なってくることがあるが、本
実施例では、検出コイル(1)’2a、2bを駆動コイ
ル1の中心Bに対してほぼ左右対称となるように配置し
ているので、磁束Φの変化の割合が同じであれば、誘導
起電力V1の大きさは駆動コイル1の移動方向に関係な
く同じとなる(但し、その極性は異なる。)。従って、
本実施例によれば、駆動コイルlの移動方向の違いによ
る影響を除去することができる。
一方、検出コイル(■)3には中央ヨーク5を中心に発
生した磁束Φの変化の割合に比例した誘導起電力■。が
■□と同様に発生する。
尚、この時、中央ヨーク5を流れる磁束Φは、中央ヨー
ク5のいたる部分から漏れている。従って、例えば、前
述した実施例の如く、検出コイル(II)を中央ヨーク
5の両端部分付近にのみ配置した場合は、それら漏れる
磁束も含めて、中央ヨーク5を流れる全部の磁束Φを検
出することは不可能であるが、本実施例では、検出コイ
ル(II)3を中央ヨーク5の全長に渡って巻回してい
るので、それら漏れる磁束も含めて、中央ヨーク5を流
れる全部の磁束Φを検出することが可能となる。
従って、本実施例によれば、中央ヨーク5での磁束の漏
れによる悪影響を軽減することができ、検出コイル(1
)2a、2bに発生ずる誘導起電力■1とほぼ相位な誘
導起電力v0を検出することが可能となる。
第5図は第3図の実施例における信号処理部の一具体例
を示すブロック図である。
次に、本実施例では、検出コイル(■)3に発生する誘
導起電力■、を第5図に示すように、増幅または減衰器
9により増幅または減衰して最適化し、誘導起電力V、
lを得、並列に結合されている検出コイル(1)2a、
2bより検出される誘導起電力■1とほぼ等しくする。
そして、並列に結合された検出コイル(I)2a、2b
に発生する全ての誘導起電力■や+■、から、最適化し
て得られた誘導起電力Vn′を減算器10によって減算
することにより、駆動コイル1の移動速度とに比例した
大きさと移動方向に対応した極性とを有する誘導起電力
■φのみを検出する(■つ+v1−v、 −vつ、但し
、■□−■、)。その後、検出された誘導起電力■、を
ロー・パス・フィルタ11を介すことによって、ノイズ
等の高周波成分を除去し、速度信号を得る。
以上の様に、本実施例では、検出コイル(1)2a、2
b及び検出コイル(■)3に発生する誘導起電力を処理
することにより、駆動コイル1及び駆動コイル1に連結
されている図示せざる可動部(ヘッドが搭載されている
部分)の移動速度を検出することができる。
本実施例によれば、前述した実施例と同様、リニアモー
タとは別個に、それ専用の高価で空間占有率の大きな磁
気回路を用いる必要がなく、安価で小さな検出コイル(
I)2a、2b及び検出コイル(■)3のみで良いので
、装置全体のコストを安くできると共に、装置全体が占
有する空間も非常に小さくでき、小形化を図ることがで
きる。
また、本実施例によれば、前述した実施例と同様、検出
コイル(I)’2a、2bは駆動コイル1に直接或いは
駆動コイル1が巻回されているボビン等に固定されてお
り、従来の様に、駆動コイル1と検出コイル(I)2a
、2bを大きな剛性を有する媒体にて連結する必要がな
いので、駆動コイル1と検出コイル(I)2a、2bと
の連結部が大形化1重量化して、可動部(図示せず)全
体の重量が増大すると言うことがない。従って、リニア
モータを用いたヘッド送り機構での、高速アクセス動作
に支障をきたす様なことはない。
さらにまた、本実施例によれば、駆動コイル1の移動方
向の違いによる影響を除去できると共に、中央ヨーク5
での磁束の漏れによる悪影響を軽減できるので、前述し
た実施例に比べて、より正確な移動速度の検出を行うこ
とができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、リニアモータの
磁気回路に設けた第1及び第2の検出コイルに発生する
誘導起電力を処理することにより、駆動コイル及び駆動
コイルに連結されている可動部(ヘッドが搭載されてい
る部分)の移動速度を検出することができる。従って、
従来の速度検出装置の様に、リニアモータとは別個に、
それ専用の高価で空間占有率の大きな磁気回路を用いる
必要がなく、安価で小さな検出コイルのみで良いので、
装置全体のコストを安くできると共に、装置全体が占有
する空間も非常に小さくでき、小形化を図ることができ
る。
また、本発明によれば、第1及び第2の検出コイルのう
ち、一方は駆動コイルと共に移動可能な様に構成される
が、従来の様に、駆動コイルとその検出コイルとを大き
な剛性を有する媒体にて連結する必要がないので、駆動
コイルとその検出コとの連結部が大形化2重量化して、
可動部全体の重量が増大すると言うことがなく、従って
、リニアモータを用いたヘッド送り機構での、高速アク
セス動作に支障をきたす様なことはない。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての速度検出装置を有し
たりニアモータを示す斜視図、第2図は第1図における
リニアモータの断面を示す断面図、第3図は本発明の他
の実施例としての速度検出装置を有したりニアモータを
示す斜視図、第4図は第3図におけるリニアモータの断
面を示す断面図、第5図は第3図の実施例における信号
処理部の一興体例を示すブロック図、である。 符号の説明 1・・・駆動コイル、2.2a、2b・・・検出コイル
(1)、3.3a、3b・・・検出コイル(IIL4a
、4b・・・磁石、5・・・中央ヨーク、6a、6b・
・・外側ヨーク、7a、7b、7c、  7d・・・サ
イドヨーク、8・・・駆動電流。 代理人 弁理士 並 木 昭 夫

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、磁性材から成る少なくとも1個以上のヨーク部材と
    少なくとも1個以上の磁石とで構成される磁気回路と、
    該磁気回路の磁気ギャップにおいて発生する磁束とほぼ
    直角にその一部が鎖交するように巻回された駆動コイル
    と、を有し、該駆動コイルに駆動電流を流すことにより
    、該駆動コイルを移動させる直線運動型モータにおいて
    、 前記磁気回路の磁気ギャップにおいて発生する磁束とほ
    ぼ直角にその一部が鎖交するように巻回され、前記駆動
    コイルと共に移動可能な少なくとも1個以上の第1の検
    出コイルと、前記磁気回路の一部に巻回された少なくと
    も1個以上の第2の検出コイルと、を具備し、前記第1
    及び第2の検出コイルにそれぞれ発生する誘導起電力か
    ら、前記磁気回路の磁気ギャップにおいて発生する磁束
    と前記第1の検出コイルが鎖交することによって生じる
    前記駆動コイルの移動速度に比例した誘導起電力を、導
    き出すことにより、前記駆動コイルの移動速度を検出す
    ることを特徴とする速度検出装置。 2、磁性材から成る少なくとも1個以上のヨーク部材と
    少なくとも1個以上の磁石とで構成される磁気回路と、
    該磁気回路内の任意に選択されたヨーク部材(以下、選
    択ヨーク部材と言う。)に移動自在に、該磁気回路の磁
    気ギャップにおいて発生する磁束とほぼ直角にその一部
    が鎖交し、且つ前記選択ヨーク部材がほぼその巻回中心
    となるように巻回された駆動コイルと、を有し、該駆動
    コイルに駆動電流を流すことにより、該駆動コイルを前
    記選択ヨーク部材に沿って移動させる直線運動型モータ
    において、前記磁気回路の磁気ギャップにおいて発生す
    る磁束とほぼ直角にその一部が鎖交し、その巻回中心が
    前記駆動コイルとほぼ同一となる様に巻回され、前記駆
    動コイルと共に移動可能な少なくとも1個以上の第1の
    検出コイルと、前記選択ヨーク部材に少なくとも前記駆
    動コイルまたは第1の検出コイルの移動範囲以上の長さ
    に渡って直接または絶縁体等を介して巻回された少なく
    とも1個以上の第2の検出コイルと、を具備し、前記第
    1の検出コイル全てによる配置が前記駆動コイルの移動
    方向における該駆動コイルの中心に対し前記移動方向に
    おいてほぼ対称となる様に、前記第1の検出コイルを配
    置すると共に、前記第1及び第2の検出コイルにそれぞ
    れ発生する誘導起電力から、前記磁気回路の磁気ギャッ
    プにおいて発生する磁束と前記第1の検出コイルが鎖交
    することによって生じる前記駆動コイルの移動速度に比
    例した誘導起電力を、導き出すことにより、前記駆動コ
    イルの移動速度を検出することを特徴とする速度検出装
    置。 3、請求項2に記載の速度検出装置において、前記第1
    の検出コイルが2個以上である場合、該第1の検出コイ
    ルは、前記駆動コイルの移動方向における該駆動コイル
    の両脇に、それぞれ、1個以上ずつ配置され、該駆動コ
    イルの両脇にそれぞれ配置された前記第1の検出コイル
    同士は互いに並列結合によって接続されていることを特
    徴とする速度検出装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101021524B1 (ko) * 2005-12-08 2011-03-16 주식회사 만도 차량용 전자식 브레이크의 모터구조
JP2016080042A (ja) * 2014-10-15 2016-05-16 日産自動車株式会社 防振装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101021524B1 (ko) * 2005-12-08 2011-03-16 주식회사 만도 차량용 전자식 브레이크의 모터구조
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