JPH0294024A - 垂直磁気塗膜媒体の製造法 - Google Patents
垂直磁気塗膜媒体の製造法Info
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- JPH0294024A JPH0294024A JP24686888A JP24686888A JPH0294024A JP H0294024 A JPH0294024 A JP H0294024A JP 24686888 A JP24686888 A JP 24686888A JP 24686888 A JP24686888 A JP 24686888A JP H0294024 A JPH0294024 A JP H0294024A
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Landscapes
- Manufacturing Of Magnetic Record Carriers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
「産業上の利用分野」
この発明は高密度磁気記録用の表層垂直深層長手配向の
針状粒子塗膜媒体の製造法に関する。
針状粒子塗膜媒体の製造法に関する。
「従来技術」と1−その問題点」
針状粒子を用いる磁気記録塗膜媒体の高密度化の方法と
しての媒体の垂直磁場配向法にはその問題点として、表
面粗れ、反磁場配向戻り、および溶媒蒸発時の収縮配向
戻りがある。
しての媒体の垂直磁場配向法にはその問題点として、表
面粗れ、反磁場配向戻り、および溶媒蒸発時の収縮配向
戻りがある。
本発明者はその対策として、1)垂直配向磁場消磁磁場
−磁場外での平滑化(レベリング)からなるセットを、
溶媒蒸発させながら数回繰り返しておこなう事により、
粗れずに゛垂直配向度を蓄積させる方法を提案した。(
特開昭60−201528、特開昭6l−246924
) )また、高密度記録は表層のみに記録され、長波長記録
は長手モードで深層まで記録される性質がある。これに
もとすいた表層垂直深層長手配向塗膜を、まず全厚みを
垂直配向し、次に溶媒蒸発による粘度勾配をつけて塗液
の表層のみ垂直配向を固定してから、低粘度のままの深
層を長手に配量変化することで製造する方法を提案した
。(特開昭61−177632 、 J6よび11iE
lシ2Mag−22.p738.1986)111)更
に、この二層的媒体(特にメタル塗膜)の粗れかより少
ない垂直配向法として、強い先行長手磁場と弱い垂直配
向磁場とを組み合わせる方法を提案した。(特願昭62
−134174)しかし、この最後の発明を実施する場
合、表層の垂直配向の固定が不十分の場合は、次の深層
長手配向磁場で表層も長手に配向変化してしまい、垂直
成分による高密度性が得られず、またこの固定か過度に
なって粘度が深い層まで高ずぎるようになる場合は、表
面張力による平滑化か起きにくくなり、表面が粗れたも
のになるので、やはり高密度性が得られない。要するに
薄い高垂直配向層をもつ二層媒体製造は非常にデリケー
トである。
−磁場外での平滑化(レベリング)からなるセットを、
溶媒蒸発させながら数回繰り返しておこなう事により、
粗れずに゛垂直配向度を蓄積させる方法を提案した。(
特開昭60−201528、特開昭6l−246924
) )また、高密度記録は表層のみに記録され、長波長記録
は長手モードで深層まで記録される性質がある。これに
もとすいた表層垂直深層長手配向塗膜を、まず全厚みを
垂直配向し、次に溶媒蒸発による粘度勾配をつけて塗液
の表層のみ垂直配向を固定してから、低粘度のままの深
層を長手に配量変化することで製造する方法を提案した
。(特開昭61−177632 、 J6よび11iE
lシ2Mag−22.p738.1986)111)更
に、この二層的媒体(特にメタル塗膜)の粗れかより少
ない垂直配向法として、強い先行長手磁場と弱い垂直配
向磁場とを組み合わせる方法を提案した。(特願昭62
−134174)しかし、この最後の発明を実施する場
合、表層の垂直配向の固定が不十分の場合は、次の深層
長手配向磁場で表層も長手に配向変化してしまい、垂直
成分による高密度性が得られず、またこの固定か過度に
なって粘度が深い層まで高ずぎるようになる場合は、表
面張力による平滑化か起きにくくなり、表面が粗れたも
のになるので、やはり高密度性が得られない。要するに
薄い高垂直配向層をもつ二層媒体製造は非常にデリケー
トである。
一方8ミリビデオのように、多重FMの短波長(正確に
は短磁化反転長)記録のみの場合には、深層長手記録を
使う必要性は(VH3−HiFiの二層記録等の場合に
較べて)そう高くない。
は短磁化反転長)記録のみの場合には、深層長手記録を
使う必要性は(VH3−HiFiの二層記録等の場合に
較べて)そう高くない。
本発明の目的は、表層の垂直配向性と平滑性がともに良
くて高密度性を有し、その表層厚みが長波長深層再生出
力かI−公人きく出る程には必ずしも薄くはないか深層
もある程度長手配向していて、リングヘッドの円弧上記
録磁界に対する記録効率も(全厚み垂直配向媒体よりは
)かなり良い塗膜(テープ)媒体を一回(あるいはなる
べく少ない繰り返し回数)の配向過程で得る製造法を提
供することである。
くて高密度性を有し、その表層厚みが長波長深層再生出
力かI−公人きく出る程には必ずしも薄くはないか深層
もある程度長手配向していて、リングヘッドの円弧上記
録磁界に対する記録効率も(全厚み垂直配向媒体よりは
)かなり良い塗膜(テープ)媒体を一回(あるいはなる
べく少ない繰り返し回数)の配向過程で得る製造法を提
供することである。
[問題を解決するための手段」と「作用」これらの問題
点を解決する新しい配向用の要素過程の構成とその各過
程での粒子の配向、その磁化方向および表面平滑度をそ
れぞれ第1図(a)および(b)に示す。各過程を塗液
の通過順に説明する。
点を解決する新しい配向用の要素過程の構成とその各過
程での粒子の配向、その磁化方向および表面平滑度をそ
れぞれ第1図(a)および(b)に示す。各過程を塗液
の通過順に説明する。
)従来技術(長手テープ)の場合と同じ長手配向用先行
磁場(AL)をかける。ここで、強い局所磁場HIで反
平行アグロメレイト状態になっていると思われる単磁区
粒子対は強い長手磁場1−1(AL)(> H] +1
−1 c )でスピン反転してモーメン)・をもち、次
に長手(X)方向に回転配向をする。ただし長手媒体を
つくるのが目的ではないので完全な長手配向(例えばS
Q Rx> 0.85)は必ずしも必要でない。
磁場(AL)をかける。ここで、強い局所磁場HIで反
平行アグロメレイト状態になっていると思われる単磁区
粒子対は強い長手磁場1−1(AL)(> H] +1
−1 c )でスピン反転してモーメン)・をもち、次
に長手(X)方向に回転配向をする。ただし長手媒体を
つくるのが目的ではないので完全な長手配向(例えばS
Q Rx> 0.85)は必ずしも必要でない。
1)次に垂直磁場H(PR)で垂直回転配向をする。粒
子対はすでに分離し、全体がゆるく結合したネットワー
ク状態になっていると思われるので、その磁場T−((
P R)はH(AL)より弱くてもよい。ただし塗液の
垂直反磁場よりは大でなければならず、また弱い程回転
記向に時間がかかる。
子対はすでに分離し、全体がゆるく結合したネットワー
ク状態になっていると思われるので、その磁場T−((
P R)はH(AL)より弱くてもよい。ただし塗液の
垂直反磁場よりは大でなければならず、また弱い程回転
記向に時間がかかる。
即ら十分な垂直配向に必要な磁場通過時間[X(PR)
/V]か長くなる。(Vは塗液膜の速度)従ってX (
PR)はX (AL)より長くなる。−方あまりH(P
R)が強ずぎると粗れが著しくなる。
/V]か長くなる。(Vは塗液膜の速度)従ってX (
PR)はX (AL)より長くなる。−方あまりH(P
R)が強ずぎると粗れが著しくなる。
11り表層部分での垂直配向を固定するための溶媒蒸発
すなわち表層風乾(SΔD)を、反磁場配向戻りと針状
粒子の収縮配向戻りが起きないように垂直配向保持磁場
H(1) H)をかけながら行う。
すなわち表層風乾(SΔD)を、反磁場配向戻りと針状
粒子の収縮配向戻りが起きないように垂直配向保持磁場
H(1) H)をかけながら行う。
T−((P I()は塗液の反磁場よりは大きくするが
、それより著しく大とする必要はない。溶媒蒸発は温風
、室温風、あるいは風と%%射熱の併用等のどれかある
いはそれらの組み合わUによって行う。
、それより著しく大とする必要はない。溶媒蒸発は温風
、室温風、あるいは風と%%射熱の併用等のどれかある
いはそれらの組み合わUによって行う。
要は表層高粘度化(高粒子密度化)の急粘度勾配が蒸発
粗れを生じないでできればよい。表層配向の固定条件は
、最初の塗液膜(例えばアプリケーターデプスの30μ
m)の約1/3(約10μm)の表層範囲で(粒子+バ
インダー)/(溶液)比が2/3〜1/3になればよい
であろう。この表層配向固定で、溶媒蒸発による収縮配
向戻りをかなり防ぐので、はぼ−回のi ) −ii
) −1ii )の通過で表層の必要垂直配向度が得ら
れる。この高粘度化は磁場外での反磁場配向戻り回転の
時定数をおそくする役目もある。
粗れを生じないでできればよい。表層配向の固定条件は
、最初の塗液膜(例えばアプリケーターデプスの30μ
m)の約1/3(約10μm)の表層範囲で(粒子+バ
インダー)/(溶液)比が2/3〜1/3になればよい
であろう。この表層配向固定で、溶媒蒸発による収縮配
向戻りをかなり防ぐので、はぼ−回のi ) −ii
) −1ii )の通過で表層の必要垂直配向度が得ら
れる。この高粘度化は磁場外での反磁場配向戻り回転の
時定数をおそくする役目もある。
iv)垂直磁化配向したため生じた表面磁荷による反磁
場を、保磁力Hcより大きい値からはるかに小さい値の
間の反転減衰消磁磁場(−H,’)。
場を、保磁力Hcより大きい値からはるかに小さい値の
間の反転減衰消磁磁場(−H,’)。
(十HE″)、・・で消磁(E)する。
v)ii)のH(PR)は弱いとはいってもやはりい(
らか表面粗れを生じているので、磁場外で表面張力によ
るレベリング(L V )を利用して小滑曲を得る。表
層か高粘度化していても、低粘度の厚い深層塗液層が存
在するのでレベリングは速く起きる(終了する9゜ vi )平滑化後、全厚み風乾(A ID )を行う。
らか表面粗れを生じているので、磁場外で表面張力によ
るレベリング(L V )を利用して小滑曲を得る。表
層か高粘度化していても、低粘度の厚い深層塗液層が存
在するのでレベリングは速く起きる(終了する9゜ vi )平滑化後、全厚み風乾(A ID )を行う。
(従来技術と同じ)ごの時深履の針状粒子の収縮面内倒
れかおきるか、最初のAI、過程(1)て長手配向の影
響が残っているためかなり長手配向的になる。実は表層
もこの段階でさらに収縮して幾分面内倒れが起きる、後
のカレンダ処理でも倒れるので、刺状塗膜では、垂直成
分をもった斜め配向表層となるのか宿命的である。しか
しこの発明においては、[AL]−[PR]磁場配向の
ため斜め配向か、X方向の(止か負の)一方向に1−揃
った斜め配向」になるので、第2図に見られるように記
録磁界のトレーリングゾーンのベクトル磁界方向に粒子
角度が添いかつ角度分布が狭くなり(異方性分散が実効
的に小)、高周波短波長域で記録効率がよい。勿論短波
長域での記録残留磁化パターンは、長手か減磁的なのに
較へて、斜め配向ではその垂直成分のため増磁的である
ので(長手配向より)高密度記録性をもつ。ただ1揃っ
た斜め配向テープ」の記録再生においては、ヘッド通過
時のテープ方向により録再効率が非常に違うので良い方
向を選ぶよう注意しなければならない。
れかおきるか、最初のAI、過程(1)て長手配向の影
響が残っているためかなり長手配向的になる。実は表層
もこの段階でさらに収縮して幾分面内倒れが起きる、後
のカレンダ処理でも倒れるので、刺状塗膜では、垂直成
分をもった斜め配向表層となるのか宿命的である。しか
しこの発明においては、[AL]−[PR]磁場配向の
ため斜め配向か、X方向の(止か負の)一方向に1−揃
った斜め配向」になるので、第2図に見られるように記
録磁界のトレーリングゾーンのベクトル磁界方向に粒子
角度が添いかつ角度分布が狭くなり(異方性分散が実効
的に小)、高周波短波長域で記録効率がよい。勿論短波
長域での記録残留磁化パターンは、長手か減磁的なのに
較へて、斜め配向ではその垂直成分のため増磁的である
ので(長手配向より)高密度記録性をもつ。ただ1揃っ
た斜め配向テープ」の記録再生においては、ヘッド通過
時のテープ方向により録再効率が非常に違うので良い方
向を選ぶよう注意しなければならない。
以上の構成要素過程の各作用を3項目に分(Jて整理し
てみよう。表面層の高い垂直配向度は次のようにして得
られる。a)強いH(AL)で粗れずにスピン反転を起
こしてから弱い!−1(PR)で粗れ少なく垂直配向回
転をする、b)その垂直配向をH(PR)をかiJで保
持しながら表層風乾(SAD)して固定し収縮配向戻り
を防ぐ、C)消磁(E)して反磁場配向戻りを防ぐ、d
)深層長手配向構造を、LV後に深層長手磁場(Ll)
を再びかけて得ることをせず、ALの長手配向の影響の
残るADで得ることにした。そのためLIによる表層垂
直が(再長手配向化により)再びこわれる恐れがない。
てみよう。表面層の高い垂直配向度は次のようにして得
られる。a)強いH(AL)で粗れずにスピン反転を起
こしてから弱い!−1(PR)で粗れ少なく垂直配向回
転をする、b)その垂直配向をH(PR)をかiJで保
持しながら表層風乾(SAD)して固定し収縮配向戻り
を防ぐ、C)消磁(E)して反磁場配向戻りを防ぐ、d
)深層長手配向構造を、LV後に深層長手磁場(Ll)
を再びかけて得ることをせず、ALの長手配向の影響の
残るADで得ることにした。そのためLIによる表層垂
直が(再長手配向化により)再びこわれる恐れがない。
次にこの垂直配向も針状塗膜では幾分例れる宿命にある
が、(AL)−(PR)垂直配向のため「揃った斜め配
向ヨとなり録再効率をよくしている。最後に表面の平滑
性は次のように得られる。e)強い垂直磁場たけの垂直
配向でなく[H(AL)−ト1(PR)]の組み合わせ
で行うことと、f)表層のみの高粘度化で表層垂直を固
定するので、低粘度の厚い深層のためレベリングか速く
起きる。
が、(AL)−(PR)垂直配向のため「揃った斜め配
向ヨとなり録再効率をよくしている。最後に表面の平滑
性は次のように得られる。e)強い垂直磁場たけの垂直
配向でなく[H(AL)−ト1(PR)]の組み合わせ
で行うことと、f)表層のみの高粘度化で表層垂直を固
定するので、低粘度の厚い深層のためレベリングか速く
起きる。
■)以」二(I〜iv )のようにして平滑で揃った斜
め配向表層と深層長手′的”配向の膜が得られるが、よ
り長手配向度をあげることが必要であり、かつ表層垂直
配向をこわさないデリケートなコントロールの出来る場
合は、上記の(LV)と(Δ1) )の間に長手配向磁
場(Ll)を置くことにより目的を達成できる。
め配向表層と深層長手′的”配向の膜が得られるが、よ
り長手配向度をあげることが必要であり、かつ表層垂直
配向をこわさないデリケートなコントロールの出来る場
合は、上記の(LV)と(Δ1) )の間に長手配向磁
場(Ll)を置くことにより目的を達成できる。
[実施例]
本発明を用い、8ミリ(長手)テープ規格の鉄粒子を使
って、表層垂直深層長手塗膜をミニスケール装置で製造
する場合について説明する。粒子分散、塗布、長手磁場
配向、乾燥およびカレンダ等は既知の8ミリテープ技術
と同じなので省略し、この発明に関係することのみ述べ
る。
って、表層垂直深層長手塗膜をミニスケール装置で製造
する場合について説明する。粒子分散、塗布、長手磁場
配向、乾燥およびカレンダ等は既知の8ミリテープ技術
と同じなので省略し、この発明に関係することのみ述べ
る。
手段と作用の項で述べた配向装置(第1図a)を具体的
に説明する。ALとLIには同極対向の希土類永久磁石
を、I)R,Pl(およびEには異極対向Baフェライ
ト永久磁石を用いた。それらのX方向の長さ(X)と、
磁場の強さと方向を図に示しである。磁石の間はなるべ
くつめる。(ALPR,PH,Eの間) 固形分30%の磁性塗液をデプス25μmのアプリケー
タを通し、V=10cm/sで塗布走行させ、この装置
で配向した。(AL)−(PR)−(r−’H)−(E
)−(LV)−(AD)を通ツタ試料をRIPSと表し
くクレームの第一項に対応)、比較例として長手配向試
料をLONGfと表した。
に説明する。ALとLIには同極対向の希土類永久磁石
を、I)R,Pl(およびEには異極対向Baフェライ
ト永久磁石を用いた。それらのX方向の長さ(X)と、
磁場の強さと方向を図に示しである。磁石の間はなるべ
くつめる。(ALPR,PH,Eの間) 固形分30%の磁性塗液をデプス25μmのアプリケー
タを通し、V=10cm/sで塗布走行させ、この装置
で配向した。(AL)−(PR)−(r−’H)−(E
)−(LV)−(AD)を通ツタ試料をRIPSと表し
くクレームの第一項に対応)、比較例として長手配向試
料をLONGfと表した。
これは図の長手磁石(たとえばLl)の直前にアプリケ
ータをおいて作ったものである。もう一つ層垂直深層長
手テープを作ろうとしたものをLIPSで表した。クレ
ームの第二項に対応する試料、即ち上述のL I l)
Sと同じ配向装置(A L −P R−P I−1−
E −L V −L I −A D )を通り、ちょう
ど良い表層固定条件て配向を行ったもの、は特に作らな
かった。
ータをおいて作ったものである。もう一つ層垂直深層長
手テープを作ろうとしたものをLIPSで表した。クレ
ームの第二項に対応する試料、即ち上述のL I l)
Sと同じ配向装置(A L −P R−P I−1−
E −L V −L I −A D )を通り、ちょう
ど良い表層固定条件て配向を行ったもの、は特に作らな
かった。
これらの試料についてのバルク磁性と表面平滑度に関係
するGloss値と平均粗さRaを表1に示す。参考と
して無配向試料(RA N D OM )および市販8
ミリテープ(M P−E V )も示した。
するGloss値と平均粗さRaを表1に示す。参考と
して無配向試料(RA N D OM )および市販8
ミリテープ(M P−E V )も示した。
O)〜■はカレンダ前、■〜■はカレンダ後の試料であ
る。なお■RIPS(−E)は、■RrPSから消磁(
E)過程だけを除いたらのである。各ザンブルの比較か
ら次のことがわかる。1)■−■から、本実施例■RI
F) Sは垂直(Z)および長子(X)配向している
。11)■−■から、E過程かないと反磁場配向戻りで
垂直配向は下がる。
る。なお■RIPS(−E)は、■RrPSから消磁(
E)過程だけを除いたらのである。各ザンブルの比較か
ら次のことがわかる。1)■−■から、本実施例■RI
F) Sは垂直(Z)および長子(X)配向している
。11)■−■から、E過程かないと反磁場配向戻りで
垂直配向は下がる。
iii ) O)−■から、カレンダで針状粒子の垂直
配向度は低ドする。iv )■−■から、それても■R
IPSは長手テープより垂直配向度が高い。■)■−〇
−〇から、表層固定不十分と思われる■L TPSでは
垂直配向度はほとんど失われ、長手テープと大差なくな
っている。vi)■−■のRaデータから、実施例■は
表層垂直にかかわらず表面粗れは長手に較べておきてい
ない。
配向度は低ドする。iv )■−■から、それても■R
IPSは長手テープより垂直配向度が高い。■)■−〇
−〇から、表層固定不十分と思われる■L TPSでは
垂直配向度はほとんど失われ、長手テープと大差なくな
っている。vi)■−■のRaデータから、実施例■は
表層垂直にかかわらず表面粗れは長手に較べておきてい
ない。
第3図に波長(周波数)特性を示す。測定はテープ周速
2m/sのドラムテスターに巻き付け、8ミリビデオ用
センダストリングヘツト(g=0.3μm)とスペクト
ラムアナライザー(RBW=lOkHz 5T=5s
ec、VF=I00I(z)を用いて行った。高密度性
は表層の垂直配向度と平滑度で決まるが、本実施例■R
I I) Sは、09μmより短波長において、比較例
■長手(LONG T )より高出力(高密度性)をし
めし、03μmにおいて約8clBすぐれている。C/
Nは図のノイズレベルから求められるが、07μmにお
いて■と■は43.8d Bと43.4dBであった。
2m/sのドラムテスターに巻き付け、8ミリビデオ用
センダストリングヘツト(g=0.3μm)とスペクト
ラムアナライザー(RBW=lOkHz 5T=5s
ec、VF=I00I(z)を用いて行った。高密度性
は表層の垂直配向度と平滑度で決まるが、本実施例■R
I I) Sは、09μmより短波長において、比較例
■長手(LONG T )より高出力(高密度性)をし
めし、03μmにおいて約8clBすぐれている。C/
Nは図のノイズレベルから求められるが、07μmにお
いて■と■は43.8d Bと43.4dBであった。
表層垂直度の劣化か起きている■LIPSは■より低い
が、それでも■よりはやや高い高密度性を示す。
が、それでも■よりはやや高い高密度性を示す。
[量産設備での実施例]
量産ではV〜200m / m i nとなるので磁場
通過時間(X/V)内に配向がおきるように各磁石サイ
ズ(X)は大形化する。また永久磁石を、ソレノイド、
電磁石に変えることもできる。消磁用にはすそを引いた
磁場分布のAC電磁石をもちいることもできる。いずれ
も本発明のコンセプトに従来技術を利用したものを適用
して実現することができるものである。
通過時間(X/V)内に配向がおきるように各磁石サイ
ズ(X)は大形化する。また永久磁石を、ソレノイド、
電磁石に変えることもできる。消磁用にはすそを引いた
磁場分布のAC電磁石をもちいることもできる。いずれ
も本発明のコンセプトに従来技術を利用したものを適用
して実現することができるものである。
[本発明の効果]
この発明により、表層垂直配向[詳しくは垂直成分をも
つ揃った斜め(X4面内)配向]で、深層か長手配向的
構造をもち表面平滑な針状粒子塗膜媒体を得ることがで
きた。その配向と平滑性のため、そのテープは短波長域
(<1μm)で従来の長手配向より優れた高密度波長特
性を示した。本来、ヘッドコノタクト、耐久性および量
産性の優れている塗膜媒体でこの高密度性を実現できた
ことは、例えば8ミリビデオのハイバンド方式の実用化
に貢献するものと思われる。
つ揃った斜め(X4面内)配向]で、深層か長手配向的
構造をもち表面平滑な針状粒子塗膜媒体を得ることがで
きた。その配向と平滑性のため、そのテープは短波長域
(<1μm)で従来の長手配向より優れた高密度波長特
性を示した。本来、ヘッドコノタクト、耐久性および量
産性の優れている塗膜媒体でこの高密度性を実現できた
ことは、例えば8ミリビデオのハイバンド方式の実用化
に貢献するものと思われる。
第1図(a)は塗液の磁場配向ラインを示す。
図中のl、 T−過程を除いたものが特許請求の範囲第
一項の構成に対応する。同じく第二項はこのF7■過程
が含まれる場合に対応する。第1図(b)は各過程にお
ける粒子配向とその磁化方向および表面平滑状態をそれ
ぞれの過程の真下に示した。 第2図は揃った斜め配向表層状態とヘッド磁界との関係
を示す説明図。第3図は波長特性を示す。 表1はバルク磁性データ(角形比M r / M sと
保磁力Hc)とGloss値と平均粗さRaを示す。
一項の構成に対応する。同じく第二項はこのF7■過程
が含まれる場合に対応する。第1図(b)は各過程にお
ける粒子配向とその磁化方向および表面平滑状態をそれ
ぞれの過程の真下に示した。 第2図は揃った斜め配向表層状態とヘッド磁界との関係
を示す説明図。第3図は波長特性を示す。 表1はバルク磁性データ(角形比M r / M sと
保磁力Hc)とGloss値と平均粗さRaを示す。
Claims (2)
- (1)針状単磁区粒子の表層垂直深層長手配向塗膜媒体
において、その製造ラインの構成が次の要素過程i)〜
vi)から成り、塗液がその順序で通過していくことを
特徴とする垂直磁気塗膜媒体の製造法。 i)先行長手配向磁場、 ii)垂直配向磁場、 iii)表層部の溶媒蒸発風乾過程中の垂直配向保持磁
場、 iv)垂直消磁磁場、 v)磁場外塗膜平滑化(レベリング)および、 vi)全塗膜厚みの風乾 - (2)表層垂直深層長手配向塗膜の製造法を、特許請求
第(1)項の記載のi)〜vi)までの全過程のv)と
vi)の間に、長手配向磁場過程を加入して行うことを
特徴とする垂直磁気塗膜媒体の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24686888A JPH0294024A (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 垂直磁気塗膜媒体の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24686888A JPH0294024A (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 垂直磁気塗膜媒体の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0294024A true JPH0294024A (ja) | 1990-04-04 |
Family
ID=17154924
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24686888A Pending JPH0294024A (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 垂直磁気塗膜媒体の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0294024A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10322535B2 (en) | 2013-03-26 | 2019-06-18 | Daicel Polymer Ltd. | Method of manufacturing composite molded body |
-
1988
- 1988-09-29 JP JP24686888A patent/JPH0294024A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US10322535B2 (en) | 2013-03-26 | 2019-06-18 | Daicel Polymer Ltd. | Method of manufacturing composite molded body |
US11267171B2 (en) | 2013-03-26 | 2022-03-08 | Daicel Polymer Ltd. | Method of manufacturing composite molded body |
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