JPH029376Y2 - - Google Patents

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JPH029376Y2
JPH029376Y2 JP481681U JP481681U JPH029376Y2 JP H029376 Y2 JPH029376 Y2 JP H029376Y2 JP 481681 U JP481681 U JP 481681U JP 481681 U JP481681 U JP 481681U JP H029376 Y2 JPH029376 Y2 JP H029376Y2
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voltage
constant voltage
overvoltage
diode
circuit
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  • Continuous-Control Power Sources That Use Transistors (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は主にROMの書込装置として利用す
る定電圧電源装置に関し、特に書込時に発生する
過電圧を有効に除去しようとするものである。
半導体集積回路或いはその他ヒユーズ素子等に
よつて構成されるROMの書込み駆動電圧は21±
0.5V或いは25±1V程度であり、その許容される
電圧範囲が狭い。然も絶対最大電圧も書込電圧が
21±0.5Vの場合は22Vであり、25±1Vの場合は
26.5Vであり、その上限電圧もわずかな許容幅し
かなく、規格が厳しいものとなつている。
一方、ROMの書込はプログラムパルス入力端
子に先に説明した書込み駆動電圧を与え、アドレ
ス入力端子及びデータ入力端子にアドレス信号と
書込データを与え、その状態で書込パルス入力端
子に書込パルスを与えてそのアドレスに対する書
込を行なう。書込み駆動電圧はアドレスを変更す
るときゼロボルト乃至は5V程度に落す方法と、
先頭番地から最終番地までの書込を終了するまで
与え続ける方法とがある。何れの書込み方法によ
る場合でもプログラムパルス入力端子からROM
の内部を見たインピーダンスは書込パルスが与え
られたとき大幅に小さくなり、大きな電流が流れ
る。
このように負荷が大幅に変動する場合、回路に
直列接続された例えば定電圧回路を構成する直列
トランジスタから負荷が軽くなる都度ホール蓄積
効果によつて過電圧が発生する。
このため従来は第1図に示すように定電圧回路
1に対しクランプ用トランジスタ2を接続し、こ
のトランジスタ2によつて出力端子3に発生する
過電圧を吸収するようにしている。つまり、第1
図において1は定電圧回路である。この定電圧回
路1は電圧制御トランジスタ4と、比較増幅器を
構成するトランジスタ5と、基準電圧源を構成す
るツエナーダイオード6と、出力電圧検出回路を
構成する抵抗分圧回路7とにより構成される。こ
の定電圧回路1に対し整流回路等によつて構成さ
れた直流電源8から直流電圧が与えられ、出力端
子3に安定化された一定電圧が出力される。この
一定電圧がROM9のプログラムパルス入力端子
11に供給される。
クランプ用トランジスタ2はこの例ではPNP
型トランジスタを用いた場合を示し、トランジス
タ2のエミツタを出力端子3に接続し、コレクタ
を共通電位側に接続し、ベースを比較増幅器を構
成するトランジスタ5のコレクタに接続する。
一方、12は書込みアドレスを変更するときプ
ログラムパルス入力端子11に与える書込み駆動
電圧を例えばゼロボルトに落すためのスイツチト
ランジスタを示す。従つてアドレスを変更する時
点でこのスイツチトランジスタ12をオンにしプ
ログラムパルス入力端子11の電位をゼロボルト
に落した状態でアドレス信号を次のアドレスに歩
進させ、アドレス信号が所定の状態に安定した時
点でトランジスタ12をオフに戻し正規の書込み
駆動電圧に戻すようにしている。尚先頭番地から
最終番地まで書込を行なう間、書込み駆動電圧を
与え続ける書込方法を採るROMに書込みを行な
う場合はスイツチトランジスタ12はオフに保持
される。
このように構成することによりROM9のプロ
グラムパルス入力端子11から見たインピーダン
スが書込パルスの供給毎に大幅に変動し出力端子
3に過電圧が発生しても、この過電圧はトランジ
スタ2によつて吸収されるようにしている。然し
乍らクランプ用トランジスタ2として高速型トラ
ンジスタを使用したとしてもそのパルス幅が200
ナノ秒以下の過電圧に対してトランジスタ2が有
効に応答しない欠点があり、過電圧を確実に除去
できない不都合が生じる。
このため出力端子3と共通電位間に過電圧吸収
用コンデンサを接続することが考えられるが、上
述したようにROM9の種類によつてはアドレス
を変更する間トランジスタ12をオンにし、プロ
グラムパルス入力端子11に供給している書込み
駆動電圧をゼロボルトしなければならない場合が
ある。このような場合、過電圧吸収用コンデンサ
を接続するとプログラムパルス入力端子11に供
給される書込み駆動パルスの立上り、立下りに時
間が掛るようになり全体の書込時間が長くなるこ
とと、正確な書込みを行なうことができなくなる
不都合が生じる。
この考案の目的はこのような各種の不都合を一
掃できる過電圧吸収機能を持つ定電圧電源装置を
提供するにある。
この考案では定電圧電源回路の出力側に通常は
オフに保持されているダイオードを通じてコンデ
ンサを接続し、出力端子の電圧が規定の電圧より
わずかに上昇するとダイオードが導通し、コンデ
ンサによりその過電圧を吸収するように構成した
ものである。
以下にこの考案の一実施例を第2図を用いて詳
細に説明する。
第2図において第1図と対応する部分には同一
符号を附してその重複説明は省略するが、この例
においてはトランジスタ4と、差動増幅器によつ
て構成された比較増幅器5と、基準電圧源6とに
よつて定電圧回路1を構成した場合を示す。また
この例では同時に複数のROMに対して書込を行
なうことができるように構成した場合を示す。こ
のため定電圧回路1の出力側にスイツチングトラ
ンジスタ13a,13b,……13nを設け、こ
れらスイツチングトランジスタ13a,13b…
…13nを選択的にオン制御することによつて出
力端子14a,14b,……14nに所定の書込
み電圧を出力するようにした場合を示す。従つて
出力端子14a〜14nのそれぞれにROMのプ
ログラムパルス入力端子を接続し、これら出力端
子14a〜14nに接続されたROMに対し書込
み駆動電圧を与える。従つて書込みが終了すると
そのROMをソケツトから取外して新たなROM
を差し込むこととなる。ROMの差し替え中はそ
のROMに書込駆動電圧を与えるトランジスタ1
3a〜13nの対応するものをオフにし、差替中
のソケツトに書込駆動電圧を与えないようにして
いる。
この考案においては各出力端子14a〜14n
のそれぞれにダイオード15a〜15nのアノー
ドを接続し、そのカソードを共通接続してその共
通接続点と共通電位間に間電圧吸収用コンデンサ
16を接続する。この過電圧吸収用コンデンサ1
6には補助定電圧回路17から出力端子14a〜
14nのそれぞれに出力される電圧とほゞ等しい
電圧を供給し、この電圧によつて常時はダイオー
ド15a〜15nをオフに保持しておく。この状
態で出力端子14a〜14nの何れかに過電圧が
発生するとその過電圧が発生した出力端子例えば
14aに接続されたダイオード15aが導通し、
過電圧はコンデンサ16に吸収される。
こゝでコンデンサ16に充電しておく電圧EcL
が各出力端子14a〜14nに出力される電圧
V1〜Vnと等しく選定した場合には過電圧がダイ
オード15a〜15nの各導通電圧を越えるとこ
れらダイオード15a〜15nが導通し、その過
電圧が電圧が吸収される。従つて規定の電圧から
例えば一般的なダイオードの導通電圧である0.7
ボルト程度上昇して始めてダイオード15a〜1
5nが導通することとなる。従つて例えば21±
0.5Vの書込駆動電圧を与えている状態において
0.7Vの上昇を見ると規定の電圧範囲から外れて
しまうこととなる。
従つてこの考案ではコンデンサ16の充電電圧
をダイオード15a〜15nが導通しない範囲で
可及的に低い電圧に設定するように構成するもの
である。
このため補助定電圧回路17は基準電圧源6の
基準電圧ESをダイオード18を通じて取出し、抵
抗器19にES′を得る。このES′を比較増幅器21
の例えば非反転入力端子に与え、コンデンサ16
の充電電圧EcLと比較し、その偏差出力電圧を電
圧制御トランジスタ22のベースに供給する。
こゝでダイオード18の導通電圧をED1とし、ダ
イオード15a〜15nの各導電圧をED2とする
と、その導通電圧の大小関係はED1ED2となる
ように選定する。
このようにダイオード18と15a〜15nの
各導通電圧を選定することによりダイオード15
a〜15nにはダイオード18の電圧降下分の電
圧にほゞ等しい順方向バイアスを与えることがで
きる。この順方向バイアスはED1ED2の関係に
あるからダイオード15a〜15nは通常の状態
では導通することはなくオフの状態に保持され
る。よつて出力端子14a〜14nの電圧がわず
かに上昇するとダイオード15a〜15nは直ち
に導通する。この導通に要する電圧EPはEP=ED2
−ED1であり、これはほゞゼロに近い値である。
よつてトランジスタ4又は13a〜13nからホ
ール蓄積効果によつて過電圧が生じてもダイオー
ド15a〜15nが直ちに導通しコンデンサ16
によつて過電圧を吸収することができる。
上述したようにこの考案によれば通常の状態で
はダイオード15a〜15nが出力端子14a〜
14nに対して切離されている状態に保持されて
いるから各スイツチングトランジスタ12をオ
ン・オフして各出力端子14a〜14nの電圧を
アドレスの変更毎にゼロに切換るような書込み方
法を採るときでもその電圧の立上り、立下りを急
峻にすることができる。よつて書込時間を短縮で
きることと、書込が確実にできる機能を維持でき
る。そしてその上でパルス幅の狭い過電圧に対し
てもダイオード15a〜15nは確実に導通し、
過電圧を確実に吸収することができる。つまり、
一般にダイオードが導通するに要する時間はトラ
ンジスタが導通するに要する時間より短かいから
であり、よつて第1図に示す従来回路ではパルス
幅が200ナノ秒以下の過電圧を吸収できなかつた
がこの考案によれば200ナノ秒以下のパルス幅の
過電圧でも充分に吸収することができ、よつて書
込中のROMを確実に保護することができる。
尚上述ではスイツチングトランジスタ13a〜
13nによつて複数のROMに対して選択的に定
電圧回路1の出力電圧を与えるように構成した場
合を説明したが、必ずしもこのように構成する場
合に限られるものではなく、出力端子が一つの場
合にもこの考案を適用できる。この場合にはトラ
ンジスタ13a〜13nは不要となる。また上述
ではROMの書込み駆動電圧を供給する定電圧回
路に用いた場合を説明したが、その他の電源回路
にもこの考案を適用できることは容易に理解でき
よう。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の過電圧吸収機能を持つ定電圧電
源装置を説明するための接続図、第2図はこの考
案の一実施例を示す接続図である。 1:定電圧回路、4:電圧制御用トランジス
タ、14a〜14n:出力端子、15a〜15
n:ダイオード、16:コンデンサ、17:補助
定電圧回路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 入力電圧と基準電圧との比較により一定の電圧
    を出力する定電圧回路と、この定電圧回路の出力
    端子間に直列接続されたダイオード及びコンデン
    サと、このダイオードとコンデンサの接続点に上
    記定電圧回路の出力電圧とほゞ等しい電圧を与え
    上記ダイオードをオフに保持するための補助定電
    圧回路とを具備して成る過電圧吸収機能を持つ定
    電圧電源装置。
JP481681U 1981-01-16 1981-01-16 Expired JPH029376Y2 (ja)

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