JPH0293679A - トナー回収装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は電子写真記録方式や静電記録方式により画像
形成体上に形成された静電像をトナーで可視像化し、こ
れを記録紙に転写した後に画像形成体上に残るトナーを
掻落して回収するトナー回収装置に関するものである。

〔従来の技術〕

一般に、電子写真複写機や静電記録装置等の静電像を利
用した画像記録装置は、感光体ドラム等の画像形成体上
に静電像を形成し、この静電像を現像装置によってトナ
ーで顕像化し、該トナー像を記録紙に転写・定着して目
的の記録物を得ていた。画像転写を終わった感光体ドラ
ムは除電電極によって残留電荷を消去したのち、クリー
ニング装置によって残留トナーが除去され、次の静電像
の形成に備えることとなる。

上記のような現像装置ではトナー補給容器から補給され
た全トナーの約７０％が記録物を得るために消費され、
約３０％が画像形成体からクリーニング装置によって回
収され、トナー搬送パイプを介して回収トナー容器に溜
められる。この回収トナー容器にはトナーの満タンを検
知するため、例えば、実開昭６０−１７６４６２号の如
く回収トナー容器を弾性的に支持し、回収トナーの収容
量に応じて降下する容器の降下量を変位センサーを設け
るか、特開昭６１−１６３３６５号の如く回収トナー容
器内のトナーの充填圧力を利用してアクチュエータ−又
は圧電センサーを作動させるようにしたものがあった。

また、前記クリーニング部位と回収トナー容器とを結ぶ
トナー搬送パイプは、回収トナー容器が満タンになった
ときに、交換できる位置まで解除できるようになってい
る。この場合、回収トナー容器交換後、該パイプを元の
位置に戻さない（回収トナー容器に接続しない）ままコ
ピー動作に移行されることを防止するため、例えば、特
開昭５９１２６５８４号の如くトナー搬送パイプの定位
置検知を行い、該パイプが定位置にない場合に前扉が閉
まらないようにしたものがあった。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来装置にはトナー搬送パイプの位
置検知と満タン検知を同時に行ったものがなかった。即
ち、満タン検知手段があっても定位置検知がないため、
回収トナー容器の交換後、トナー搬送パイプを元の位置
に戻さないままコピー動作が行われ、トナーをこぼし、
四囲を汚したり、逆に、トナー搬送パイプの位置検知が
あって満タン検知がないために、回収トナー容器の交換
時期が不明となり、交換時期を逸してしまう事故を招く
ことがあった。

この発明は上記の問題点を解決するためのもので、回収
トナー容器の交換動作に伴うトナー搬送パイプの位置と
満タン検知とを確実に行えるようにしたトナー回収装置
を提供することを目的としている。

〔問題点を解決するための手段］ 上記目的を達成するため、この発明はクリーニング部位
に連通した基端部を中心に回動し、先端部出口を回収ト
ナー容器の入口に接続或いは解除できるトナー搬送パイ
プを備えたトナー回収装置において、前記トナー搬送パ
イプの解除方向に定位置検知と満タン検知を兼ねた検知
部材を設け、トナーのこぼれによる汚れを皆無にできる
ように構成したものである。

〔実施例〕

次に、この発明を添付図面に示す実施例に基づいて説明
する。

図において、１０は複写機のプロセスカートリッジで、
該プロセスカートリッジ１０内には画像形成体（以下感
光体ドラムという）１１を中心にして、その周辺に帯電
装置１２、現像装置１３、クリーニング装置１４が配置
されている。

なお、転写装置は感光体ドラム１１の下面に対応して複
写機本体側に設けられるために、ここには図示されてい
ない。

前記現像装置１３には現像スリーブ１５、主撹拌部材１
６及び補助撹拌部材１７が備えられ、主撹拌部材１６で
掻き上げられた現像剤の一部はドクターブレード１８と
のギャップを通って現像スリーブ■５の表面に付着し、
感光体ドラム１１の表面の静電像を現像するために使用
され、一部の現像剤は規制片１９との隙間を通って後方
へ送られ、矢印Ａの如く隔板２０に設けた開口２１から
傾斜板２２を経て補助撹拌部材１７の下面側へと循環す
るようになっている。前記開口２１を通って矢印Ａの如
く流れる現像剤の流路面にはその透磁率を検出するトナ
ー濃度センサー２３が設けられており、その検出値によ
りトナー補給室２４内に設けた補給ローラ２５の駆動源
（図示せず）に駆動信号又は停止信号を出力できるよう
になっている。この補給ローラ２５が回転するとトナー
補給室２４内のトナーは開口溝の口端部材２６との間を
通して落下する。

２７はトナー格納室、２８はトナー格納室２７から窓２
９を通してトナー補給室２４内へトナーを送込むラダー
チェーンである。

３０はトナーカートリッジで、該カートリッジ３０は第
２図〜第４図示の如く仕切り板３３で区画された補給ト
ナー容器３１と、回収トナー容器３２とを一体に備える
。

前記補給トナー容器３１は円筒状胴体３１１を備え、そ
の一端（左端）はキャップ部材３１３により封緘され、
かつ、その周側壁には軸方向に沿って補給開口３１２が
設けられている。該補給開口３１２は円筒状胴体３１１
内へトナーを収納した後に第４図示の如く可撓性シール
部材３１４で封止されている。

前記回収トナー容器３２は、内端面（左端）が閉塞（仕
切り板３３）された第一筒状体３２１と外端面が閉塞さ
れた第二筒状体３２２とを結合してなり、第二筒状体３
２２の周壁に周方向に沿って回収間口３２３が設けられ
ている。該回収開口３２３は軸方向に摺動可能なシャッ
ター３２４で交換時等において被包できる。

また、回収間口３２３は補給開口３１２に対して上下が
逆、即ち、はり１８０°対向位置に設けられている。即
ち、該トナーカートリッジ３０をトナー格納室２７の上
部に設けた装填部２７１に装填する場合において、第５
図示の如く可撓性シール部材３１４を引き剥がして補給
開口３１２を全開状態とした後、キャップ部材３１３側
を先にし補給開口３１２を上にして差し込んだ後、１８
０゜回動させて補給開口３１２を第３図示の如く真下に
向けると、補給トナー容器３１内のトナーが矢印の如く
重力により落下して格納部２７内に補給される一方、回
収開口３２３が上向きとなって回収トナーを受は入れる
ことが可能となる。

３４は前記感光体ドラム１１に先端又は先端部が圧接し
、転写後の前記ドラム面に残留するトナーを掻落とすク
リーニングブレードで、該クリーニングブレード３４は
軸３５を中心に圧縮バネ３６により反時計廻り方向に回
動力が付勢された支持枠３７の前縁側に取付けられてい
る。

３８はクリーニングブレード３４により掻落されて回収
されるトナーを受領する樋状部、３９は該樋状部３８に
トナーを導くガイド板、４０は前記樋状部３８内に配置
したトナー搬出スクリューである。トナー搬出スクリュ
ー４０は第８図示の如くプロセスカートリッジｌＯの外
側に連続したトナー搬送パイプ４１内まで伸びている。

このトナー搬送パイプ４１の基端部４１ａは前記プロセ
スカートリッジｌＯの外壁に設けた筒状の軸受体１０ａ
に円周方向に回動できるように連結し、先端部４１ｂは
前記トナーカートリッジ３０まで達し、かつ、その下面
に設けた排出口４１ｃを回収トナー収納部３２の回収開
口３２３に係合している。従って、感光体ドラム１１か
ら掻落とされた回収トナーは前記樋状部３８に集められ
、搬出スクリュー４０によってトナー搬送パイプ４１内
をその先端部４１ｂまで搬送され、排出口４１ｃから押
出されて回収トナー収納部３２へ収容されるようになっ
ている。なお、前記トナー搬出スクリュー４０は偏平な
線状体を螺旋状に巻設し、その先端にはヘラ状板４０ａ
が設けられている。このヘラ状板４０ａはスクリュー４
０でトナー搬送パイプ４１の先端部４１ｂまで運んだト
ナーを排出口４１ｃから確実に押出すために有効に機能
するものである。

４２はトナーカートリッジ３０の交換時にトナー搬送パ
イプ４１を邪魔にならない位置まで回動させるためのレ
バーで、該レバー４２は軸４２１を中心に時計方向に起
立させ得るようになっている。しかして、該レバー４２
を第７図示の如く起立させると、これに植えたピン４２
２がトナー搬送パイプ４１の外周に固着した枠部材４２
３の下面に乗り上げ、トナー搬送パイプ４１を、その基
端部４１ａを中心に上向きに回動させる。このレバー４
２の起立状態は枠部材４２３との間に張設したコイルス
プリング４２４の作用により保たれるようになっている
。

４３はトナー搬送パイプ４１の先端部４１ｂの下面に設
けた排出口４１ｃを開閉するシャッターで、該シャッタ
ー４３はリンク部材４４を介して前記レバー４２に連繋
している。従って、シャッター４３は、レバー４２を起
立させトナー搬送パイプ４１を上方向に回動上昇させる
とその動作に連動して排出口４１ｃを閉じる一方、レバ
ー４２を第６図示の如く倒すと、排出口４１ｃを開放す
るようになっている。

４５はトナー搬送パイプ４１が上向きに回動したときに
作動するアクチュエーター４５ａを有する満タン検知部
材で、該満タン検知部材４６は回収トナー容器３２内に
トナーが充分充填され、その充填圧力Ｗでトナー搬送パ
イプ４１が第９図の如く上向きに押上げられたときにオ
ンとなる。このトナー搬送パイプ４１の変位Ｍｂは５　
ｍｍ程度であり、通常の変位センサーその他で充分に検
出可能である。この満タン検知部材４６がオンの状態で
は以後のコピー動作は全面禁止されるとともに回収トナ
ー容器が満タンであること及び交換を必要とすることが
表示器（図示せず）に表示されるようになっている。

また、前記満タン検知部材４５はトナー搬送パイプ４１
の定位置検知手段を兼ねる。即ち、前述の如くレバー４
２を起立させ、第１０図の如く、トナー搬送パイプ４１
を回収トナー容器３２から解除（変位量ａ）したときに
もオンとなる。従って、該回収トナー容器３２を空のも
のと交換後、トナー搬送パイプ４１を第１１図の如（回
収トナー容器３２に接続しない限り、前記満タン検知部
材４５はオンのまま維持されているのでコピー動作は再
開されない。第１１図はトナー搬送パイプ４１が回収ト
ナー容器３２に接続し、満タン検知部材４５のアクチュ
エーター４５ａが延びてオフとなった状態を示しており
、コピー動作を開始できる状態となっている。

上記実施例における作動状態を示すと、現像装置１３の
トナー格納室２７の上部にトナーカートリッジ３０を、
補給開口３１２を全開状態にして所定の如く装填後、該
補給開口３１２を真下に向けると、補給トナー収納部３
１内のトナーが格納室２７に重力により落下補給される
。この格納室２７内に格納さたトナーは、漸次、ラダー
チェーン２８でトナー補給室２４内に運ばれ、センサー
２３の信号により駆動される補給ローラ２５の作動によ
り適量づつ現像剤中に供給されることとなる。

一方、画像転写後、感光体ドラム１１に残るトナーはク
リーニングブレード３４により掻落されてトナーガイド
板３９を伝ってトナー受は部３８内に集められ、トナー
搬出スクリュー４ｏによって搬出され、中空体４１内を
通り、その先端部下面に設けた排出口４１ｃから上向き
に開口している回収開口３２３へ導かれ、回収トナーの
自重により回収トナー容器３２内へ回収される。

そして、回収トナー容器内にトナーが満タンになった場
合には容器内の充填圧力によりトナー搬送パイプが押上
げられて満タン検知部材４５が作用し、コピー作動等を
禁止する一方、該トナー搬送パイプを元に戻さないと前
記満タン検知部材４５がオンのまま保たれ、コピーを再
開することがない。

〔発明の効果〕

以上の如く、この発明はクリーニング部位に連通した基
端部を中心に回動し、先端部出口を回収トナー容器の入
口に接続或いは解除できるトナー搬送パイプを備えたト
ナー回収装置において、前記トナー搬送パイプの解除方
向の適所に、定位置検知と満タン検知を兼ねた検知部材
を設けたことを特徴としているから、回収トナー容器の
交換動作に伴うトナー搬送パイプの定位置と満タン検知
とを確実に行え、従って、容器が満タンになっているこ
とを気付かず、トナーが容器から溢れて周囲を汚損する
との事故を未然に防ぐことができるとともに、トナー搬
送パイプを元に戻されないままコピー動作が開始され、
トナーのこぼれによって周囲が汚されることも未然に防
止できる。

また、この発明によれば、回収トナー容器の満タン検知
とトナー搬送パイプの定位置検知とを構造が簡単で確実
な方法を提供できるという各種の優れた効果を奏するも
のである。

【図面の簡単な説明】

図はこの発明の一実施例を示し、第１図はトナーカート
リッジを組んだプロセルカートリッジの拡大断面図、第
２図はトナーカートリッジの斜視図、第３図は同正面断
面図、第４図は補給開口を上向にしたトナーカートリッ
ジの斜視図、第５図はトナーカートリッジの装填状態を
示す斜視図、第６図はトナー搬送パイプを倒した状態を
示す説明図、第７図はトナー搬送パイプを上昇させた状
態を示す説明図、第８図はトナー搬送パイプの平面断面
図、第９図は満タン検知時の拡大断面図、第１０図はト
ナー搬送パイプと回収トナー容器との解除時の拡大断面
図、第１１図はトナー搬送パイプと回収トナー容器との
接続時の拡大断面図である。 ３０−・トナーカートリッジ ４　　］、　　ａ 補給トナー容器 回収トナー容器 スクリュー トナー搬送パイプ ｃ−トナー出口 満タン検知部材（無定位置検知部材） 特許

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. クリーニング部位に連通した基端部を中心に回動し、先
   端部出口を回収トナー容器の入口に接続或いは解除でき
   るトナー搬送パイプを備えたトナー回収装置において、
   前記トナー搬送パイプの解除方向の適所に、定位置検知
   と満タン検知を兼ねた検知部材を設けたことを特徴とす
   るトナー回収装置。