JPH0293097A - チタン及びチタン合金の黒色皮膜形成法 - Google Patents

チタン及びチタン合金の黒色皮膜形成法

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JPH0293097A
JPH0293097A JP24559588A JP24559588A JPH0293097A JP H0293097 A JPH0293097 A JP H0293097A JP 24559588 A JP24559588 A JP 24559588A JP 24559588 A JP24559588 A JP 24559588A JP H0293097 A JPH0293097 A JP H0293097A
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titanium
film
black film
titanium alloy
black
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Seishiro Ito
征司郎 伊藤
Michiaki Hirochi
広地 通明
Tadayoshi Haneda
羽田 忠義
Takashi Onaka
大中 隆
Shinichi Ishida
石田 慎一
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TOKAI KINZOKU KK
Nippon Aluminium Co Ltd
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TOKAI KINZOKU KK
Nippon Aluminium Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、主として装飾品や建材などに使用するチタン
及びチタン合金の黒色皮膜形成法に関する。
従来、この種チタン及びチタン合金(以ド千タンと略称
する)の表面に黒色皮膜を形成する方法として、例えば
特開昭63−4076号公報に記載されたものか知られ
ており、この公報記載のものは、チタンを+]if処理
した後に、フッ酸水溶に!t1に’tUl責して lJ
、s色皮膜を形成するようにしたものである。
(発明か解決しようとする課題) ところで、以上のような黒色皮膜形成法では、フッ酸を
使用するために、作業1−非常に危険であり、しかも?
すられる黒色皮膜は、0.1μm以ドの薄膜であって、
非常に弱く、建材などに使用することは困難であった。
本発明は以−にのような問題に鑑みてなしたもので、そ
の目的は、表面に、外観良好で自・■候性に優れた厚い
黒色皮膜を得ることかできるチタン及びチタン合金の黒
色皮膜形成法を提供するこきにある。
(従来の技術) (課題を解決するためのL段) 1−記口的を達成するために、本発明では、チタン及び
チタン合金の表面に陽極酸化処理を施した後に、還元雰
囲気中において、少なくもと600°C以上の温度で加
熱処理することを特徴とするものである。
また、前記還元雰囲気としては、アンモニア、酸化炭素
、一酸化窒素などのガス雰囲気が使用される。
(作用及び効果) 以上のように、チタン及びチタン合金の表面に陽極酸化
処理を施した後に、還元雰囲気中において、少なくもと
600°C以上のtA1度で加熱処理することにより、
前記陽極酸化皮膜が還元されて、表面に黒色の低次酸化
チタンが生成され、この生成された低次酸化チタンが外
観良好で耐候性に優れた黒色皮膜となり、また、厚膜陽
極酸化処理手段を採用して、チタン及びチタン合金の表
面に厚い酸化皮膜を形成することにより、該酸化皮膜が
ペースとなって、厚い黒色皮膜を得るこ七ができるので
ある。
史に詳述すると、チタン及びチタン合金を陽極酸化処理
した場合、その表面に、灰色系の二酸化チタン(T i
 02)が生成されるのであるが、以上の処理を施すこ
とにより、前記二酸化チタンが還元されて、一般式T 
1n02n−+(但しn = 1〜10 )で示される
低次酸化チタンのうち、黒色の一酸化チタン(Tie)
や五酸化二チタン(T 1305)に変化されるのであ
り、これら一酸化チタンや五酸化二チタンが黒色皮膜と
なって、チタン及びチタン合金の表面に表出され、外観
良好で耐候性に優れたものとなるのである。
(実施例) 以ド本発明にかかるチタン及びチタン合金の黒色皮膜形
成法を、具体例を挙げて説明する。
具体例1 先ず、30yJ!、/腎の硫酸と、20’r/’ζにの
燐酸と、10’XlYにの過酸化水素水とがら成る電解
浴を調製し、また、試料として純チタンを便用して、こ
の試料をnU記電解浴中において、電圧300V、直流
で30分間陽極酸化処理した。
この結果、試料の表面に、灰色系で膜厚7,2μmの酸
化皮膜が得られた。
次に、前記試料を、電気炉中において、アンモニアカス
を10m1/minの速度で流しながら、700°Cで
、0〜120分間にわたって経時的に加熱処理した。
この結果、加熱時間が約60分を経過した後、前記試料
の表面が黒色に青色された。
具体例2 前記具体例1で陽極酸化処理した試料を使用して、該試
料を、電気炉中において、アンモニアガスを10m1/
minの速度で流しながら、800°Cで、0〜120
分間にわたって経時的に加熱処理した。
この結果、加熱時間が約30分を経過した後、1)jI
記試料の表面が黒色に青色された。
以上の各具体例1.2で得られた皮膜は、X線回折した
所、その何れもが、一酸化チタンと五酸化二チタンを1
:、成分とする黒色皮膜であった。
また、第1図は、縦軸に反射率(%)を、横軸に波長(
nm)をとった反射率曲線を示しており、同図中、具体
例1で得られた皮膜は点線グラフで、又具体例2で得ら
れた皮膜は実線グラフで表出している。
以1−の第1図から明らかなごとく、前記各具体例で得
られた各皮膜は、その何れもが、波長による反射率の変
化が殆ど起こらず、このことから前記各皮膜は黒色皮膜
であることが理解される。
第2図は、縦軸にL値(Ll  al  b系表色法に
おける明度)を、横軸に時間(分)をとった黒色皮膜の
生成過程を示しており、同図中、具体例1て得られた皮
膜は点線グラフで、又具体例2で得られた皮膜は実線グ
ラフで表示している。
以」−の第2図から明らかなごとく、前記各具体例で形
成された陽極酸化皮膜をもつ各試料を、前述した特定の
条件Fで加熱処理することにより、特に加熱時間が30
分〜60分を越えた領域で、前記各試料の陽極酸化皮膜
つまり二酸化チタンが、一酸化チタンや五酸化二チタン
に変化されて、黒色皮膜になることが理解できるのであ
る。
具体例3 30?/讐のリン酸と、150?/YZの硫酸とから成
る電解浴を調製し、この電解浴中において、純チタンか
ら成る試料を、電圧200V、直流で25分間陽極酸化
処理した結果、前記試料の表面に、膜厚5.2μmの酸
化皮膜を得た。
次に、前記試料を、電気炉中において、一酸化窒素ガス
を、15m1/minの速度で流しながら、700°C
で、60分間にわたって加熱処理した。
この結果、前記試料の表面が、黒色に着色された。
具体例4 50 ’l’ / Yzの水酸化す) IJウムで電解
浴を調製し、この電解浴中において、純チタンから成る
試料を、電圧210V1直流で30分間陽極酸化処理し
た結果、前記試料の表面に、膜厚4.5μmの酸化皮膜
を得た。
次に、+lii記試料を、電気炉中において、一酸化炭
素ガスを8 m l / m i nの速度で流しなが
ら、800℃で、30分間にわたって加熱処理した。
この結果、前記試料の表面が、黒色に着色された。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明で得られる黒色皮膜の反射率曲線を示す
図面、第2図は同黒色皮膜の経時的な生成過程を示す図
面である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)チタン及びチタン合金の表面に、陽極酸化処理を
    施した後に、還元雰囲気中において、少なくとも600
    ℃以上の温度で加熱処理することを特徴とするチタン及
    びチタン合金の黒色皮膜形成法。
  2. (2)還元雰囲気が、アンモニア、一酸化炭素、一酸化
    窒素などのガス雰囲気であることを特徴とする請求項1
    記載のチタン及びチタン合金の黒色皮膜形成法。
JP24559588A 1988-09-29 1988-09-29 チタン及びチタン合金の黒色皮膜形成法 Granted JPH0293097A (ja)

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