JPH0293002A - 鋳鉄組織を有する焼結材料の製造法 - Google Patents
鋳鉄組織を有する焼結材料の製造法Info
- Publication number
- JPH0293002A JPH0293002A JP24566888A JP24566888A JPH0293002A JP H0293002 A JPH0293002 A JP H0293002A JP 24566888 A JP24566888 A JP 24566888A JP 24566888 A JP24566888 A JP 24566888A JP H0293002 A JPH0293002 A JP H0293002A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- powder
- cast iron
- graphite
- alkali metal
- sintered material
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N Iron Chemical group [Fe] XEEYBQQBJWHFJM-UHFFFAOYSA-N 0.000 title claims abstract description 32
- 239000000463 material Substances 0.000 title claims abstract description 25
- 229910001018 Cast iron Inorganic materials 0.000 title claims abstract description 22
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 20
- OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N Carbon Chemical compound [C] OKTJSMMVPCPJKN-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims abstract description 20
- 238000005245 sintering Methods 0.000 claims abstract description 15
- 229910000288 alkali metal carbonate Inorganic materials 0.000 claims abstract description 14
- 150000008041 alkali metal carbonates Chemical class 0.000 claims abstract description 14
- 239000000843 powder Substances 0.000 claims abstract description 13
- 229910002804 graphite Inorganic materials 0.000 claims abstract description 12
- 239000010439 graphite Substances 0.000 claims abstract description 12
- 239000012298 atmosphere Substances 0.000 claims abstract description 7
- 239000002994 raw material Substances 0.000 claims abstract description 7
- 238000002156 mixing Methods 0.000 claims abstract description 6
- 239000000203 mixture Substances 0.000 claims abstract description 5
- 239000011863 silicon-based powder Substances 0.000 claims abstract description 5
- 229910017082 Fe-Si Inorganic materials 0.000 claims abstract description 3
- 229910017133 Fe—Si Inorganic materials 0.000 claims abstract description 3
- 229910000272 alkali metal oxide Inorganic materials 0.000 claims abstract 2
- BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-L Carbonate Chemical compound [O-]C([O-])=O BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-L 0.000 claims description 4
- 150000003839 salts Chemical class 0.000 claims description 2
- BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-N carbonic acid Chemical compound OC(O)=O BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-N 0.000 claims 2
- 229910052783 alkali metal Inorganic materials 0.000 claims 1
- 150000001340 alkali metals Chemical class 0.000 claims 1
- 229910052739 hydrogen Inorganic materials 0.000 claims 1
- 239000001257 hydrogen Substances 0.000 claims 1
- -1 hydrogen salt Chemical class 0.000 claims 1
- 238000000034 method Methods 0.000 abstract description 10
- BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-M Bicarbonate Chemical compound OC([O-])=O BVKZGUZCCUSVTD-UHFFFAOYSA-M 0.000 abstract description 3
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-M hydroxide Chemical compound [OH-] XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-M 0.000 abstract 1
- 239000011261 inert gas Substances 0.000 abstract 1
- 238000009792 diffusion process Methods 0.000 description 5
- 238000004663 powder metallurgy Methods 0.000 description 5
- 230000000052 comparative effect Effects 0.000 description 3
- CDBYLPFSWZWCQE-UHFFFAOYSA-L Sodium Carbonate Chemical compound [Na+].[Na+].[O-]C([O-])=O CDBYLPFSWZWCQE-UHFFFAOYSA-L 0.000 description 2
- 238000005266 casting Methods 0.000 description 2
- 229910001567 cementite Inorganic materials 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000007789 gas Substances 0.000 description 2
- KSOKAHYVTMZFBJ-UHFFFAOYSA-N iron;methane Chemical compound C.[Fe].[Fe].[Fe] KSOKAHYVTMZFBJ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000001050 lubricating effect Effects 0.000 description 2
- 239000011159 matrix material Substances 0.000 description 2
- 229910001562 pearlite Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000006104 solid solution Substances 0.000 description 2
- 229910000859 α-Fe Inorganic materials 0.000 description 2
- IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N Atomic nitrogen Chemical compound N#N IJGRMHOSHXDMSA-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910001037 White iron Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000010521 absorption reaction Methods 0.000 description 1
- 238000005275 alloying Methods 0.000 description 1
- 239000012300 argon atmosphere Substances 0.000 description 1
- 239000003054 catalyst Substances 0.000 description 1
- 238000006243 chemical reaction Methods 0.000 description 1
- 150000001875 compounds Chemical group 0.000 description 1
- 238000007596 consolidation process Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 238000001816 cooling Methods 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 1
- 238000010438 heat treatment Methods 0.000 description 1
- 239000008240 homogeneous mixture Substances 0.000 description 1
- 239000000314 lubricant Substances 0.000 description 1
- 230000014759 maintenance of location Effects 0.000 description 1
- 230000001404 mediated effect Effects 0.000 description 1
- 229910052757 nitrogen Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000012299 nitrogen atmosphere Substances 0.000 description 1
- QIQXTHQIDYTFRH-UHFFFAOYSA-N octadecanoic acid Chemical compound CCCCCCCCCCCCCCCCCC(O)=O QIQXTHQIDYTFRH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 230000003647 oxidation Effects 0.000 description 1
- 238000007254 oxidation reaction Methods 0.000 description 1
- 150000005324 oxide salts Chemical class 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 239000011148 porous material Substances 0.000 description 1
- 239000002244 precipitate Substances 0.000 description 1
- 238000001556 precipitation Methods 0.000 description 1
- 229910000029 sodium carbonate Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000007787 solid Substances 0.000 description 1
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 1
- 230000000087 stabilizing effect Effects 0.000 description 1
- XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N water Substances O XLYOFNOQVPJJNP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
Landscapes
- Powder Metallurgy (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野)
本発明は粉末冶金法によって、鋳鉄m織を有する焼結材
料の製造する方法に関する。
料の製造する方法に関する。
(従来の技術)
従来より普通鋳鉄は耐摩耗性、被削性、振動吸収等に優
れた特性を有しており価格の安いことと相まって機械部
品として多方面に幅広く利用されている。この特性は、
鋳鉄が主としてフェライト相およびパーライト相の素地
中に均一に分散する遊H黒鉛によるものである。例えば
鋳鉄製の摺動材にあっては遊離黒鉛が団体潤滑材として
作用し、さらに遊離黒鉛の残留孔が油留りとして保油に
役立つものである。また、切削加工時には遊離黒鉛がチ
ップブレーカ−となって被削性を向上させるという役割
を果している。機械部品用材料としては、このように優
れた性質を持つ鋳鉄ではあるが、鋳物容量の小さい小物
を制作する場合は、鋳込後の冷却速度が速いために白銑
化して上記特性が得られなかった。また、鋳鉄部品の製
造は鋳鉄法に頬らざるを得ないことがら、粉末冶金法と
比較して量産性に劣っていた。
れた特性を有しており価格の安いことと相まって機械部
品として多方面に幅広く利用されている。この特性は、
鋳鉄が主としてフェライト相およびパーライト相の素地
中に均一に分散する遊H黒鉛によるものである。例えば
鋳鉄製の摺動材にあっては遊離黒鉛が団体潤滑材として
作用し、さらに遊離黒鉛の残留孔が油留りとして保油に
役立つものである。また、切削加工時には遊離黒鉛がチ
ップブレーカ−となって被削性を向上させるという役割
を果している。機械部品用材料としては、このように優
れた性質を持つ鋳鉄ではあるが、鋳物容量の小さい小物
を制作する場合は、鋳込後の冷却速度が速いために白銑
化して上記特性が得られなかった。また、鋳鉄部品の製
造は鋳鉄法に頬らざるを得ないことがら、粉末冶金法と
比較して量産性に劣っていた。
そこで、これまでにも鋳鉄の有する性質を備え、粉末冶
金の量産性を兼ね備えた焼結材料の製造法に関する研究
が種々試みられている。(例えば特公昭62−3770
9号公報参照)(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の粉末冶金への適用に対して(1)鋳鉄系
焼結材料の製造に際し、原料粉末として多量の黒鉛粉末
を配合すると、焼結時には素地にセメンタイトが析出し
て硬化し、機械的性質かれ劣化する。
金の量産性を兼ね備えた焼結材料の製造法に関する研究
が種々試みられている。(例えば特公昭62−3770
9号公報参照)(発明が解決しようとする課題) しかし、従来の粉末冶金への適用に対して(1)鋳鉄系
焼結材料の製造に際し、原料粉末として多量の黒鉛粉末
を配合すると、焼結時には素地にセメンタイトが析出し
て硬化し、機械的性質かれ劣化する。
(2)Siのような黒鉛化安定元素を添加してセメンタ
イトの析出を防止することはできるが、−S的にSiを
Fe中に拡散固溶させるため1200°C以上の高温加
熱を必要とし、この高温では雰囲気コントロールが難か
しいばかりでなく、製造コストも高くなるという問題が
あった。本発明は、従来より低い焼結温度でFe中に黒
鉛およびSiを同時に拡散固溶させ鋳鉄組織とする焼結
材料の製造法を提供しかかる問題点を解消することを目
的としている。
イトの析出を防止することはできるが、−S的にSiを
Fe中に拡散固溶させるため1200°C以上の高温加
熱を必要とし、この高温では雰囲気コントロールが難か
しいばかりでなく、製造コストも高くなるという問題が
あった。本発明は、従来より低い焼結温度でFe中に黒
鉛およびSiを同時に拡散固溶させ鋳鉄組織とする焼結
材料の製造法を提供しかかる問題点を解消することを目
的としている。
(課題を解決するための手段)
上記目的を達成するために、本発明の焼結材料の製造方
法においては、SiもしくはFe−Si粉末をSi量で
1〜2%、黒鉛粉末を1〜2%、残部が鉄粉からなる配
合組織(以上重量%)を有する原料粉末にアルカリ金属
の炭酸塩または炭酸水素塩もしくは酸化塩のように分解
あるいは空気中のCo2と反応して炭酸塩となるものの
少なくとも1種類を細かく添加して均一に混合し、通常
の粉末成形条件にて圧粉体に成形した後、この圧粉体を
不活性雰囲気中で焼結することにより遊離黒鉛、フェラ
イト相およびパーライト相からなる鋳鉄組織を存する焼
結材料を製造するものである。
法においては、SiもしくはFe−Si粉末をSi量で
1〜2%、黒鉛粉末を1〜2%、残部が鉄粉からなる配
合組織(以上重量%)を有する原料粉末にアルカリ金属
の炭酸塩または炭酸水素塩もしくは酸化塩のように分解
あるいは空気中のCo2と反応して炭酸塩となるものの
少なくとも1種類を細かく添加して均一に混合し、通常
の粉末成形条件にて圧粉体に成形した後、この圧粉体を
不活性雰囲気中で焼結することにより遊離黒鉛、フェラ
イト相およびパーライト相からなる鋳鉄組織を存する焼
結材料を製造するものである。
また、アルカリ金属の炭酸塩の添加量は0.2〜1.0
Xとし、さらに焼結時の温度範囲は950〜1100°
Cとして製造するものである。
Xとし、さらに焼結時の温度範囲は950〜1100°
Cとして製造するものである。
(作 用)
上記製造方法においては、焼結時にSi成分が鉄粉表面
のアルカリ金属の炭酸塩と反応し、Siが酸化されるこ
となくFe中に拡散固溶してFeのα相を安定化し、か
つ焼結を促進することにより、焼結材料の機械的性質が
向上する。
のアルカリ金属の炭酸塩と反応し、Siが酸化されるこ
となくFe中に拡散固溶してFeのα相を安定化し、か
つ焼結を促進することにより、焼結材料の機械的性質が
向上する。
この反応は850°C以上から進行し、1000°Cを
越すと十分に51成分の拡散した組織が得られる。
越すと十分に51成分の拡散した組織が得られる。
また、C成分も鉄粉表面のアルカリ金属の炭酸塩と反応
し、C成分のFe中への拡散は、固体拡散によるよりも
ガスを媒体とした表面からの拡散により進行する。
し、C成分のFe中への拡散は、固体拡散によるよりも
ガスを媒体とした表面からの拡散により進行する。
かくて、焼結材料素地中に所定量の遊#黒鉛が存在する
鋳鉄組織が得られる。
鋳鉄組織が得られる。
なお、本発明の製造法において使用する鉄粉は、一般の
粉末冶金用の鉄粉原料でよい。アルカリ金属の炭酸塩の
粉末は細かく粉砕して直接鉄粉と混合するか、あるいは
水などの溶媒に希釈し、これを鉄粉と混合して約100
°Cで乾燥させ鉄粉表面に前記炭酸塩をコーディングす
る。アルカリ金属の炭酸塩を鉄粉中に均一に分散させる
には、後者の方法が望ましい。また、マスク−アロイン
グ法のように、少量の鉄粉と所定量のアルカリ金属の炭
酸塩をボールミル内で強制的に混合し、均一に混ざった
ものをさらに残りの鉄粉に混合する方法もよい、Stも
しく 嬬F e −5iは硬質の物質で成形性が悪く、
同時に添加する黒鉛によって十分な型潤滑特性が得られ
ない場合には、触媒として添加するアルカリ金属の炭酸
塩の代わりに、ステアリン酸塩のような潤滑特性を有す
る材料を用いてもさしつかえない。圧粉体の成形圧力は
、通常の4〜6L/CII!程度で十分であり、また、
不活性雰囲気としては窒素もしくはアルゴン雰囲気で十
分である。
粉末冶金用の鉄粉原料でよい。アルカリ金属の炭酸塩の
粉末は細かく粉砕して直接鉄粉と混合するか、あるいは
水などの溶媒に希釈し、これを鉄粉と混合して約100
°Cで乾燥させ鉄粉表面に前記炭酸塩をコーディングす
る。アルカリ金属の炭酸塩を鉄粉中に均一に分散させる
には、後者の方法が望ましい。また、マスク−アロイン
グ法のように、少量の鉄粉と所定量のアルカリ金属の炭
酸塩をボールミル内で強制的に混合し、均一に混ざった
ものをさらに残りの鉄粉に混合する方法もよい、Stも
しく 嬬F e −5iは硬質の物質で成形性が悪く、
同時に添加する黒鉛によって十分な型潤滑特性が得られ
ない場合には、触媒として添加するアルカリ金属の炭酸
塩の代わりに、ステアリン酸塩のような潤滑特性を有す
る材料を用いてもさしつかえない。圧粉体の成形圧力は
、通常の4〜6L/CII!程度で十分であり、また、
不活性雰囲気としては窒素もしくはアルゴン雰囲気で十
分である。
真空雰囲気では、C成分の拡散がガスを媒介としている
ため、不適切である。
ため、不適切である。
また、アルカリ金属の炭酸塩もしくは酸化塩、炭酸水素
塩のいずれか一つの添加量としてはO02〜1.0χが
よく、焼結時の温度範囲は950〜1100°Cが適切
である。
塩のいずれか一つの添加量としてはO02〜1.0χが
よく、焼結時の温度範囲は950〜1100°Cが適切
である。
次に、本発明の製造法の条件を前述の通りに限定した理
由を説明する。
由を説明する。
(a)StもしくはFe−3t粉末の配合量Siもしく
はFe−3+粉末は焼結材料中へSiを含有させて強度
の向上と被削性の改良を図るために配合されるがその配
合量がSi量で1%未満では所望の強度が得られず、2
%を越えて配合すると焼結材料に強度低下が現われるこ
とから、その配合量を1〜2%と定めた。
はFe−3+粉末は焼結材料中へSiを含有させて強度
の向上と被削性の改良を図るために配合されるがその配
合量がSi量で1%未満では所望の強度が得られず、2
%を越えて配合すると焼結材料に強度低下が現われるこ
とから、その配合量を1〜2%と定めた。
(b)黒鉛粉末の配合量
黒鉛粉未配合量が1%未満では焼結材料中に所定量のi
12離黒鉛が存在する鋳鉄組織を得ることができず、そ
の結果被削性が低下したものとなる。一方、2%以上配
合すると強度および靭性に劣化傾向が現われるようにな
ることから、その配合量を1〜2%と限定した。
12離黒鉛が存在する鋳鉄組織を得ることができず、そ
の結果被削性が低下したものとなる。一方、2%以上配
合すると強度および靭性に劣化傾向が現われるようにな
ることから、その配合量を1〜2%と限定した。
(c)アルカリ金属の炭酸塩の配合量
その配合量が0.2χ未満ではStおよびCの拡散に十
分な量でなく1.0%以上配合すると強度の劣化傾向が
現われることから、その配合量を0.2〜1.0χと限
定した。
分な量でなく1.0%以上配合すると強度の劣化傾向が
現われることから、その配合量を0.2〜1.0χと限
定した。
(d)焼結温度
焼結温度が950°C未満では得られた焼結材料に十分
な強度が期待できず、一方1100°C以上にしても強
度の向上が図れないことから、その温度範囲を950〜
1100°Cと定めた。
な強度が期待できず、一方1100°C以上にしても強
度の向上が図れないことから、その温度範囲を950〜
1100°Cと定めた。
(実施例)
本発明の製造法を実施例により比較例と対比しながら説
明する。
明する。
原料粉末として、Si粉末、黒鉛粉末およびアトマイズ
鉄粉(粒度−100mesh)を用意し、これに炭酸ナ
トリウム粉末(NazCJ)を0.1.0.5,1゜0
.1.5 wtχとなるように、第1表に示す配合組成
で配合、混合し、7 t / ctAの圧力で圧粉体に
成形した後、不活性雰囲気中で温度900.1000.
1100”Cにて焼結し、各試料の引張強度を測定した
。
鉄粉(粒度−100mesh)を用意し、これに炭酸ナ
トリウム粉末(NazCJ)を0.1.0.5,1゜0
.1.5 wtχとなるように、第1表に示す配合組成
で配合、混合し、7 t / ctAの圧力で圧粉体に
成形した後、不活性雰囲気中で温度900.1000.
1100”Cにて焼結し、各試料の引張強度を測定した
。
第1表
表中、試料番号1〜3は本発明の実施例である。
4〜9は比較例であり、製造条件のうち、いずれかの条
件が本発明の範囲からはずれたものである0本実施例の
結果から、本発明の製造法により製造された焼結材料は
、低い焼結温度(900〜1200°C)にもかかわら
ず、従来鋳鉄の引張強度(25kgf/mm”程度)と
同等以上の強度が得られたことが明らかである。
件が本発明の範囲からはずれたものである0本実施例の
結果から、本発明の製造法により製造された焼結材料は
、低い焼結温度(900〜1200°C)にもかかわら
ず、従来鋳鉄の引張強度(25kgf/mm”程度)と
同等以上の強度が得られたことが明らかである。
一方、比較例から明らかなるように、製造条件が本発明
の範囲から外れると引張強度はより劣ったものになる。
の範囲から外れると引張強度はより劣ったものになる。
(発明の効果)
以上説明したように本発明の製造法によれば、従来より
も低い焼結温度で、品質のよい鋳鉄組織を有する焼結材
料を安いコストで製造することができる。
も低い焼結温度で、品質のよい鋳鉄組織を有する焼結材
料を安いコストで製造することができる。
従って、鋳鉄のもつ特性が要求される小物で複雑な形状
の機械部品の量産が可能となり、産業上有用な効果を奏
する。
の機械部品の量産が可能となり、産業上有用な効果を奏
する。
Claims (3)
- (1)SiもしくはFe−Si粉末:Si量で1〜2%
、黒鉛粉末:黒鉛量で1〜2%、鉄粉:残り、からなる
配合組成(以上重量%)を有する原料粉末にアルカリ金
属の炭酸塩もしくは分解、反応して炭酸塩となる酸化塩
、炭酸水素塩の少なくとも1種類を添加して均一に混合
し、通常の粉末成形条件にて圧粉体に成形した後、この
圧粉体を不活性雰囲気中で焼結することを特徴とする鋳
鉄組織を有する焼結材料の製造法。 - (2)アルカリ金属の炭酸塩もしくは酸化塩、炭酸水素
塩の少なくとも1種類の添加量が0.2〜1.0%であ
ることを特徴とする請求項1記載の鋳鉄組織を有する焼
結材料の製造法。 - (3)焼結時の温度範囲が950〜1100℃であるこ
とを特徴とする請求項1または2記載の鋳鉄組織を有す
る焼結材料の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24566888A JPH0293002A (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 鋳鉄組織を有する焼結材料の製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP24566888A JPH0293002A (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 鋳鉄組織を有する焼結材料の製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0293002A true JPH0293002A (ja) | 1990-04-03 |
Family
ID=17137040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP24566888A Pending JPH0293002A (ja) | 1988-09-29 | 1988-09-29 | 鋳鉄組織を有する焼結材料の製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0293002A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010028470A2 (en) | 2008-09-12 | 2010-03-18 | Whirlpool S.A. | Metallurgical composition of particulate materials, self-lubricating sintered product and process for obtaining self-lubricating sintered products |
-
1988
- 1988-09-29 JP JP24566888A patent/JPH0293002A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2010028470A2 (en) | 2008-09-12 | 2010-03-18 | Whirlpool S.A. | Metallurgical composition of particulate materials, self-lubricating sintered product and process for obtaining self-lubricating sintered products |
JP2012502183A (ja) * | 2008-09-12 | 2012-01-26 | ワールプール・エシ・ア | 粒子状材料の冶金組成物、自己潤滑性焼結体、および自己潤滑性焼結体を得る方法 |
EP2331279B1 (en) * | 2008-09-12 | 2014-11-05 | Whirlpool S.A. | Metallurgical composition of particulate materials, self-lubricating sintered product and process for obtaining self-lubricating sintered products |
JP2016104907A (ja) * | 2008-09-12 | 2016-06-09 | ワールプール・エシ・ア | 粒子状材料の冶金組成物、自己潤滑性焼結体、および自己潤滑性焼結体を得る方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US4123265A (en) | Method of producing ferrous sintered alloy of improved wear resistance | |
US5605559A (en) | Alloy steel powders, sintered bodies and method | |
KR100258376B1 (ko) | 고인장 강도를 갖는 망간함유 철-기저 분말 | |
US5777247A (en) | Carbon steel powders and method of manufacturing powder metal components therefrom | |
JPH0293002A (ja) | 鋳鉄組織を有する焼結材料の製造法 | |
JPS6140028B2 (ja) | ||
JPS61139601A (ja) | 焼結用低合金鉄粉末及びその製造方法 | |
JPS61295302A (ja) | 焼結用低合金鉄粉末 | |
JPH04165002A (ja) | 高圧縮性Cr系合金鋼粉およびそれを用いた高強度焼結材料の製造方法 | |
JPS5819722B2 (ja) | コウミツドシヨウケツコウ ノ セイゾウホウホウ | |
US4585480A (en) | Material for the powder metallurgical manufacture of soft magnetic components | |
JPH0114985B2 (ja) | ||
JPH0561339B2 (ja) | ||
US2903354A (en) | Process for improving parts formed by powder metallurgy by addition of spiegeleisen to metal powders | |
JPH03122202A (ja) | 金属焼結品の製造方法及び焼結用金属粉末 | |
JPS62167843A (ja) | 高強度焼結合金の製造方法 | |
JP2908018B2 (ja) | 高硬度の焼結部材の製造方法及び金属粉末混合物 | |
JPS6237709B2 (ja) | ||
JPS61139602A (ja) | 低合金鉄粉の製造方法 | |
JPS6152303A (ja) | 粉末冶金用合金鋼混合粉末の製造法 | |
JPS6191345A (ja) | 鉄系焼結材料の製造方法 | |
JPH1072648A (ja) | 耐摩耗性に優れた高強度鉄基焼結合金およびその製造方法 | |
JPS58126958A (ja) | 鋳鉄組織を有する焼結材料及びその製造方法 | |
JPH1072647A (ja) | 耐摩耗性に優れた高強度鉄基焼結合金およびその製造方法 | |
JPS58126955A (ja) | 鋳鉄組織を有する焼結材料及びその製造方法 |