JPH029276Y2 - - Google Patents

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JPH029276Y2
JPH029276Y2 JP11300285U JP11300285U JPH029276Y2 JP H029276 Y2 JPH029276 Y2 JP H029276Y2 JP 11300285 U JP11300285 U JP 11300285U JP 11300285 U JP11300285 U JP 11300285U JP H029276 Y2 JPH029276 Y2 JP H029276Y2
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JP
Japan
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packing
plate
groove
heat exchanger
seal structure
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JP11300285U
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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、高圧に耐え得るプレート式熱交換器
のシール構造に関する。
(従来の技術) 従来のプレート式熱交換器は、熱交換性能には
優れているが、耐圧力に劣る欠点を有している。
従来のプレート式熱交換器のシール構造につい
て、第3図〜5図を参照して説明する。
代表的なシール構造を第3図、4図に示す。1
はプレートであり、その両端部にパツキング溝1
aを形成し、ニトリルゴム、シリコンゴム等より
なるパツキング2を両パツキング溝1aにそれぞ
れ挿入し、各プレート1を積み合せて図外のボル
トで締め付けて、密接された室A,室Bを画成
し、室A,室Bにそれぞれ異なる熱媒体を流し
て、プレート1を介して熱交換がなされる。な
お、プレート1の端縁に折曲げ部1bを形成する
のは、端部に強度を与えるためである。
このようなシール構造においては、室A内の熱
媒体の使用圧力が高い場合には、第4図に示する
ようにニトリルゴム、シリコンゴム等よりなるパ
ツキング2は外方に押し出された膨出部2aを形
成し、シール作用が阻害される結果となり、使用
圧力の限界は、約10kg/cm2程度である。
そこで、更に高圧に耐えるシール構造として、
例えば、実開昭53−86648号に、第5図に示すよ
うなシール構造が開示されている。すなわち、プ
レート1に形成されたパツキング溝1a内に該溝
1aの外側壁から突出部1cを一定間隔にて設
け、突出部1cの前面をパツキング2の外側面に
密接させて、各プレート1は同様に締付けられて
いる。
このようなシール構造においては、突出部1c
の前面での拘束を受けないパツキング2の部分に
おいて、若干の変形や膨出を生じる、このような
変形や膨出を極力防止するためには、硬度の高い
パツキング2を必要とし、またパツキング2が変
形してもシール性が保持されるように、相隣るプ
レート1,1とパツキング2との密着性を強固に
するために強い締付け力を必要とする。このよう
にしても、耐圧力は、約15kg/cm2が限界であつ
た。
なお、プレートを強く締付けるとプレートが変
形する。
考案が解決しようとする問題点) 従来のプレート式熱交換器のプレート間のシー
ル性能を高め、使用される熱媒体の高圧力に耐え
るシール構造を提供するものである。
(問題点を解決するための手段) 本考案に係るプレート式熱交換器のシール構造
は、シール性能を高めるために、次のように構成
されている。
すなわち、プレート式熱交換器のシール構造に
おいて、パツキング溝と、その外側にパツキング
溝と逆向きの外溝とを外端部に設けたプレートを
複数枚重ね合せ、パツキング溝にニトリルゴム、
シリコンゴム等よりなパツキングを挿入して相隣
るプレートに密接させ、外溝の間に、対向する平
面部を有するパイプ材を挿入し、いずれか一方の
平面部を一方のプレートの外溝に固着させ、他方
の平面部を他方のプレートの外溝に密接させてあ
る。
また、実施態様として、各プレートのパツキン
グ溝を順次に外側へずらしてある。
(作用) 本考案に係るプレート式熱交換器のシール構造
は、上記のように構成されているので、相隣るプ
レート間を流れる熱媒体の圧力が高くて、パツキ
ング溝に挿入されたパツキングが、移動、変形し
て外溝の方へ膨出すると、外溝の間に挿入された
パイプ材の外周面に当接して、それ以上の膨出、
変形が阻止され、かつパツキングに内圧を生じて
パツキングは更に強く相隣るプレートに密接し
て、熱媒体が外部へ漏洩するのを防止する。
(実施例) 本考案に係るプレート式熱交換器のシール構造
の実施例を第1図、2図に基づいて説明する。
第1図において、1はプレートであり、プレー
ト1の両端部(図では片端部のみを示す。)にそ
れぞれ台形断面のパツキング溝1aを設け、更に
外縁を該溝1aの開口とは逆向きに折曲げて係止
片1dを形成し、パツキング溝1aの外側にパツ
キング溝1aと逆向きの外溝1a′を形成してあ
る。
パツキング溝1aにはニトリルゴムまたはシリ
コンゴムよりなるパツキング2を挿入して相隣る
プレート1,1に密接させ、また両外溝1a′,1
a′間には金属製にして対向する平面部3c,3b
を有するパイプ材3を挿入し、一方の平面部3a
を一方のプレートの外溝1a′の底面に、他方の平
面部3bを他方のプレートの外溝1a′の外底面に
密接させ、かつ、いずれかの平面部3aまたは3
bをプレートの外溝1a′にあらかじめ固着させて
ある。
なお、図上にて相隣るプレート1,1の上側の
プレートのパツキング溝1aに対し、下側のプレ
ートのパツキング溝1aを若干外側へ位置をずら
せて、上下プレート1,1の内側開口1eよりも
外側開口1fの巾を若干大とするのが好ましい。
このようにして積み重ねたプレートを図外のボ
ルトまたは枠組等にて締付けることによつて、パ
ツキング2は、上下のプレート1,1に強く密接
し、パイプ材3も若干変形して両プレートの外溝
1a′,1a′の内外面に強く密接する。
第2図に基づいて作用を設明する。
例えば、室A内の熱媒体の使用圧力が高く、パ
ツキング2が外力へと若干移動して、膨出部2a
を形成しても、パイプ材3の側面に当接して、膨
出部2aの増大、ひいては、パツキング2の異状
な変形は抑止され、かつパツキング2には内圧が
発生し、パツキング2の上下面は、相隣る上下の
プレト1,1に強く密接して、室A内の熱媒体が
外部へ漏洩するのを防止できる。
また、内側開口1eを外側開口1fよりも小と
することによつて、パツキング2が熱媒体から圧
力を受ける当初の受圧面積を減少させ、かつパイ
プ材3のパツキングの膨出部2aへの接触面積を
増大させてシール効果を一層高めることができ
る。
(考案の効果) 以上の説明によつて理解されるように、本考案
に係るプレート式熱交換器のシール構造によれ
ば、下記のような効果が得られる。
(イ) パツキングが、プレート内の熱媒体の圧力に
押されて、若干移動し、外溝側へ膨出しても、
パイプ材の外周側面で抑上し、パツキングに内
圧を発生させて、パツキングが相隣るプレート
に強く密接して熱媒体は外部へ漏洩し難い。
(ロ) 比較的変形し易いパイプ材を使用するので、
各プレートをボルトまたは枠組等にて締付け
て、パツキングをプレートに密接させるのに強
い締付け力を要しない。
(ハ) パツキングの膨出部は、パイプ材の円外周
面を押圧するのでパイプ材の変形を生じ難い。
(ニ) また、相隣るプレートの内側開口よりも外側
開口を大きくすることによつて、パツキングが
熱媒体から圧力を受ける当初の受圧面積を小さ
くでき、またパツキングの膨出時の接触面積を
増大させてシール効果を一層高める。
(ホ) パツキングの外周面が密閉されて保護される
ので、パツキングの寿命が長くなる。
以上によつて、従来よりも高圧に耐えることが
でき、20kg/cm2〜30kg/cm2の高圧下でも使用さ
れることが期待される。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本考案に係るプレート式熱交換器の
シール構造の断面図、第2図は、同作用説明用の
断面図、第3図は、従来のプレート式熱交換器の
シール構造の断面図、第4図は、同作用説明用の
断面図、第5図は、従来の他のプレート式熱交換
器のシール構造の断面図である。 1……プレート、1a……パツキング溝、1
a′……外溝、1d……外側開口、1e……内側開
口、2……パツキング、3……パイプ材、3a,
3b……平面部。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 プレート式熱交換器のシール構造において、パ
    ツキング溝と、その外側にパツキング溝と逆向き
    の外溝とを外端部に設けたプレートを複数枚重ね
    合せ、パツキング溝にニトリルゴム、シリコンゴ
    ム等よりなるパツキングを挿入して相隣るプレー
    トに密接させ、外溝の間に、対向する平面部を有
    するパイプ材を挿入し、いずれか一方の平面部を
    一方のプレートの外溝に固着させ、他方の平面部
    を他方のプレートの外溝に密接させたことを特徴
    とするプレート式熱交換器のシール構造。 (2)各プレートのパツキング溝を順次に外側へず
    らしてなる実用新案登録請求の範囲第1項記載の
    プレート式熱交換器のシール構造。
JP11300285U 1985-07-25 1985-07-25 Expired JPH029276Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP11300285U JPH029276Y2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25

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JP11300285U JPH029276Y2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25

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Publication Number Publication Date
JPS6224285U JPS6224285U (ja) 1987-02-14
JPH029276Y2 true JPH029276Y2 (ja) 1990-03-07

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ID=30994390

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JP11300285U Expired JPH029276Y2 (ja) 1985-07-25 1985-07-25

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0711329Y2 (ja) * 1988-03-24 1995-03-15 株式会社日阪製作所 プレート式熱交換器

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JPS6224285U (ja) 1987-02-14

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