JPH11248377A - スパイラル型プレート式熱交換器 - Google Patents

スパイラル型プレート式熱交換器

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JPH11248377A
JPH11248377A JP35703798A JP35703798A JPH11248377A JP H11248377 A JPH11248377 A JP H11248377A JP 35703798 A JP35703798 A JP 35703798A JP 35703798 A JP35703798 A JP 35703798A JP H11248377 A JPH11248377 A JP H11248377A
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heat exchanger
shaped
spiral
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F3/00Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
    • F28F3/02Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
    • F28F3/04Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28DHEAT-EXCHANGE APPARATUS, NOT PROVIDED FOR IN ANOTHER SUBCLASS, IN WHICH THE HEAT-EXCHANGE MEDIA DO NOT COME INTO DIRECT CONTACT
    • F28D9/00Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall
    • F28D9/04Heat-exchange apparatus having stationary plate-like or laminated conduit assemblies for both heat-exchange media, the media being in contact with different sides of a conduit wall the conduits being formed by spirally-wound plates or laminae

Abstract

(57)【要約】 【課題】薄くて、凹凸が設けられ、且つ表面にはフッ素
樹脂フィルムがライニング又はラミネートされた長尺の
熱交換プレートを使用して、伝熱効率に優れ且つ洩れを
生じないスパイラル型プレート式熱交換器を提供する。 【解決手段】プレート2の軸方向開口端縁3を封止する
円盤状蓋材14に所定の間隔に相当する幅の紐状中空ガ
スケット13を配設する。該紐状中空ガスケット13の
中空部を液圧で直径方向に拡張し、プレート2の開口端
縁3を側面から挟むことによってこれを気密に封止す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はスパイラル型プレ
ート式熱交換器に関し、1枚以上の熱交換プレートを互
いに所定の間隔をあけて渦巻き状に多数巻回して構成し
たスパイラル型プレート式熱交換器に関する。更に詳し
くは、少なくとも一面がフッ素樹脂フィルムでラミネー
トされプレートを渦巻き状に巻回して構成するのに最適
なスパイラル型プレート式熱交換器に関する。
【0002】
【従来の技術】スパイラル型プレート式熱交換器1は一
般に図1に示すように、2枚の長尺のプレート2、2’
を所定の間隔をあけて渦巻き状に多数巻回したもので、
流体の一方Aは外周から内心へ、他方Bは内心から外周
へ、それぞれ完全な対向流となって流れるようになって
いる。そしてそのプレートの開口端縁3の封止方法は、
次のようになっている。 1.図1に示すように、プレート2、2’の開口端縁3
は、A、B両流路とも上下方向に開放され、円盤状ガス
ケット4で両側の蓋状フランジ5を締め付けることによ
って、A、B2つの流体を封止する構成になっている。 2.図2(イ)に示すように、プレート2の開口端縁3
はA、B両流路の一方を、どちらか一方ずつ上下交互に
溶接6で封止し、他の一方は開放された構成になってい
る。 3.図2(ロ)に示すように、プレート2のA、Bいず
れか1方の流路のみ上下開口端縁3を溶接6で封止し、
他方は上下開口端縁3とも開放された構成になってい
る。 4.図2(ハ)に示すように、プレート2の開口端縁3
は、A、B両流路とも上下開口端縁3を溶接6で完全に
封止された構成になっている。而して、円盤状ガスケッ
ト4によらず上下の開口端縁3を溶接6で封止する
(イ)、(ロ)、(ハ)の構成においては、溶接によっ
てプレート2の幅に誤差を生じるばかりでなく、封止部
分に溶接不良が生じ易い欠点があった。即ち、図3に示
すように長尺で薄いプレート2の開口端縁3と、厚いシ
ール材7とを巻回して溶接6で完全に接合することは甚
だ困難であり、更に溶接部分や溶接部付近は本質的に腐
食されやすく、又運転中の温度の変化で生じる歪みや、
膨張や収縮の繰り返しによって生じる疲労から、腐食や
破壊を生じやすく、装置全体が使用できなくなる恐れが
ある。即ち、溶接はプレート2の肉厚が薄くなるほどそ
の難度が倍加し、使用中の応力で破壊される危険が大と
なるため、伝熱効率が低下しても肉厚が厚いステンレス
鋼板を使う必要があった。更にプレート2に所定の間隔
を維持させるためのスペーサーとして図4(イ)に示す
スタッドピン8、又は(ロ)に示すフラットバー9を溶
接接合しなければならないために、肉厚が3mm以上の
ステンレス鋼板を必要としていた。また、A、B両流路
とも上下両開口端縁が溶接されない図1の構成において
は、円盤状ガスケット4を介して蓋状フランジ5と外胴
10に設けた外胴フランジ11間で締め付け、介在する
円盤状ガスケット4を突き合わせ圧縮することによっ
て、当接するプレート2の開口端縁3から洩れないよう
にしたものであるが、プレート2の開口端縁3が当接
し、円盤状ガスケット4を圧縮している部分から洩れが
生じるので、蓋状フランジ5と外胴11との締め付けに
強い力を要し、この締め付け力のために蓋状フランジ5
が撓んでプレート2と蓋状フランジ5との間に隙間がで
き、隣接するA、B両流路間で短絡が発生し、流体同士
が、混ざり合うことがあった。従って、従来から上記対
策として種々の発明考案がなされている。
【0003】即ち、長尺のプレート2を渦巻き状に多数
巻回して、開口端縁3を蓋状フランジ5で軸方向に円盤
状ガスケット4を圧縮して洩れを封じるようにする構成
であるから、そのプレート2の幅の不揃いが開口端縁3
の不揃いとなって円盤状ガスケット4との間に隙間が生
じても洩れないように、プレート2を渦巻き状に巻回し
た開口端縁3と蓋状フランジ5との間に軟質の円盤状ガ
スケットを用いた実開昭62−136768号公報、蓋
状フランジ5とプレート2の開口端縁3とが当接する円
盤状ガスケット4の間に外周シール部より内側に凹部を
設けたライニング材を設けることによってより耐熱、耐
食性を増すようにした実開昭62−136768号を改
良した実公平6−16302号公報、蓋状フランジ5の
側にクッション性の円盤状ガスケットを配し、その上に
耐熱、耐食性のある薄い金属板を備え、この金属板がプ
レート2の開口端縁3を封止するようにした特開平8−
291982号公報がある。しかし乍ら、これら従来の
スパイラル型プレート式熱交換器においては、長尺プレ
ート2の全長に亘ってその幅の裁断が極めて精密に行わ
なければならないことは当然であって、前記裁断幅の不
揃い、及び(また)溶接によって生じた不揃いが開口端
縁3の不揃いとなり、円盤状ガスケット4が当接するこ
の部分から洩れを生じていた。この不揃いを修正するに
は高度の加工技術を必要としている。更に、蓋状フラン
ジ5と外胴フランジ11とを強力に締め付けると、蓋状
フランジ5が撓んでプレート2との間に隙間を生じる。
またプレート2が薄い場合、軸方向(締め付け方向)に
プレート2が座屈して一挙に強度が無くなり、その部分
から洩れを生じる原因となる。このように従来のものは
どちらにしても洩れを生じ易いものであった。即ち、従
来は何れもプレート2の軸方向の不揃いを、蓋状フラン
ジ5上に設けた部材を、軟質にしたり、凹部を設けた
り、或いはクッションを設けるなどして、軸方向の締め
付け力を分散することによって解決しようとしたもので
ある。従って、従来のスパイラル型プレート式熱交換器
は精密に裁断された比較的厚いプレートと、硬いガスケ
ットが使用されていた。而して厚いプレートを使用する
ことは、該プレートに熱伝導率の悪いステンレス鋼を使
用した場合、伝導効率を低下させることになる。
【0004】更にプレートに碗状、畝状、その他の凹凸
を設けて伝熱効率を上げることは、プレート2の幅に引
張りや伸縮を生じ、これが軸方向の不揃いとなるばかり
でなく、同時に軸方向の強度が低下して座屈しやすくな
っていた。更に、従来のスパイラル型プレート式熱交換
器では、各プレートの間隔を維持するために図4(イ)
に示す多数のスタッドピン8又は同図(ロ)に示すフラ
ットバー9等をプレート2に溶接する必要があった。而
して該スタッドピン8、フラットバー9等を溶接したプ
レート2の溶接部分や溶接部付近は特に腐食され易いと
いう大きな欠点があり、またその表面に耐熱性、耐食性
の塗料等で被覆することは甚だ困難であった。更にフッ
素樹脂フィルムで被覆することができなかった。
【0005】異なる手段として図5に示すようにプレー
トにシール材7を溶接しないで、プレート2の開口端縁
3を広い面積で重ねてからロー付け12によって封止す
る方法がある。而して通常ロー付けにおいては、複雑な
部材をロー付けする場合は精密な拘束が必要とされ、し
かもこれら全部を加熱する炉のなかに持ち込んで処理す
るものである。このスパイラル型プレート式熱交換器に
おけるロー付け12は、立体的で更に難度が高くかつ歪
み易く、接合された後の端縁3の幅を揃えることは困難
である。
【0006】従って、従来、少なくともプレートの表面
にガラス、ほうろう、フッ素樹脂フィルム、その他耐熱
性、耐食性合成樹脂をライニング又はコーティングした
スパイラル型プレート式熱交換器は見当たらない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記したように、従来
のスパイラル型プレート式熱交換器にあっては、2枚の
長尺のプレートを多数巻回したプレートの開口端縁を、
円盤状ガスケットを介して軸方向に締め付けて洩れを封
じるようになしたものであるから、該開口端縁の不揃い
によって、円盤状ガスケットとの接触部から洩れが生じ
る欠点があった。またプレートの間隔を保持するために
プレート表面にスタッドピン、又はフラットバーを溶接
固定しなければならないために、プレートの厚さが3m
m以上必要であった。さらに、これによってプレート表
面を合成樹脂層等で被覆することが困難となるため、耐
熱性、耐食性、及び更にクリーンな熱交換器を要する場
合は、高価なチタン、ハステロイ等の金属を使用しなけ
ればならなかった。
【0008】この発明の課題は、プレートを渦巻き状に
多数巻回した軸方向の開口端縁において、その幅に不揃
いがあっても容易にこれを気密に封止して一体化するこ
とである。そして熱交換率がよい薄いプレート、例えば
(厚さ0.5〜1.2mm)が使用できるようにするこ
とである。さらに、プレートに碗状、畝状、その他の凹
凸を設けて伝熱効率を上げ偏流を修正し、必要に応じて
プレートの間隔を規定することである。また、溶接不良
や残留応力、溶接歪みの無い、組み立て構造のスパイラ
ル型プレート式熱交換器を提供することである。加え
て、運転中プレートに軸方向の伸縮があっても、これを
吸収して洩れないスパイラル型プレート式熱交換器を提
供することである。更に、流体の流路が合成樹脂、好ま
しくはフッ素樹脂フィルムの被覆で構成されたスパイラ
ル型プレート式熱交換器を提供することである。即ち、
フッ素樹脂フィルムでラミネートされた長尺のプレート
を好適に使用して且つガスケットからの洩れを生じない
スパイラル型プレート式熱交換器を提供することであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を達成すため
に、この発明では渦巻き状に巻回するプレートの開口端
縁の間、好ましくは円盤状蓋材に紐状中空ガスケットを
配設する。そしてこの外胴フランジと蓋状フランジを結
合してから、即ち組み立てを終了してから、前記紐状中
空ガスケットの中空部の中へポンプでオイル等の流体を
圧入し、必要に応じてこの流体を凝固させ、前記中空部
を少なくとも直径方向に拡張させ、プレートを側面から
圧迫してこれを気密に封止するようにしたものである。
【0010】また、前記紐状中空ガスケットの中空部に
別途チューブを挿入し、このチューブの中にポンプで前
記オイル、グリス、樹脂等を圧入することによって前記
中空部を拡張させるものである。
【0011】この発明に於いて、紐状中空ガスケットと
しては耐熱性、耐食性、耐油性、耐久性に優れたゴムを
使用することが好ましい。オイル材として油圧油、ポリ
クロロトリフルオロエチレン(CTFE)、シリコンオ
イル、ポリエチレングリコール化合物結合体、ゴム材と
してエチレン−プロピレンゴム(EPDM)、アクリル
ゴム(ACM)、ヒドリンゴム(CO、ECO)、フッ
素ゴム(FKM)又は(FPM)が提示できる。また前
記ゴムはニトリルゴム(NBR)、クロロプレンゴム
(CR)、ブチルゴム(HR)等の外側をフッ素樹脂フ
ィルムで覆ってもよい。また、触媒で凝固する流体とし
て、例えばポリエステル、エポキシ、シリコン、アクリ
ル等の樹脂がある。
【0012】この発明では、更に前記中空部へ形状記憶
合金で作成した拡張部材を装着してこれを熱処理するこ
とにより前記紐状中空ガスケットを直径方向に拡張さ
せ、プレートを側面から圧迫してこれを気密に封止する
ようにしたものも含まれる。実用される形状記憶合金と
しては、コストが高いが所定の設定温度で形状を繰り返
し変化させることができ、且つ5〜8%の変形量と変形
回復力が大きいニッケル−チタン系(Ni−Ti)、変
形が一方向で2〜4%の変形量であるが価格が安い鉄系
(Fe−Mn−Si)、その中間の性質をもつ銅、亜
鉛、アルミ系(Cu−Zn−Al)が例示できる。
【0013】この発明では被覆材としてフッ素樹脂に限
定されず、必要に応じて、シリコン樹脂、ポリアミド、
その他耐熱及び耐食性、耐通気性に優れた合成樹脂のシ
ートやフィルムをプレートにラミネートするか、又は塗
布ライニングしたものを使用できる。フッ素樹脂として
はPFA(テトラフルオロエチレン−パーフルオロアル
キルビニルエーテル共重合体)、ETFE(エチレン−
テトラフルオロエチレン共重合体)、シリコン樹脂等を
例示でき、シリコンゴムとしてはVMQ(メチルビニル
シリコンゴム)、FVMQ(フルオロシリコンゴム)、
ポリアミドとしては、ポリアミド12、ポリアミド4
6、ポリアミド66等が例示できる。また、プレートも
ステンレス鋼板に限定されず、メッキ鋼板、アルミニウ
ム板、非鉄金属板、その他のものが適宜、適用できるこ
とはいうまでもない。
【0014】
【発明の作用及び構成】このスパイラル式熱交換器で
は、紐状中空ガスケットの中空部に流体を圧入すること
によって、或いは形状記憶合金で作成された拡張部材を
装着拡張することによって、紐状中空ガスケットを少な
くとも直径方向に拡張せしめ、プレートの開口端縁をプ
レートの側面から気密に封止することを特徴の一つとし
ており、従来の突き合わせで軸方向からの無理な締め付
けによって生じる蓋状フランジの撓みや、円盤状ガスケ
ットから生じる洩れを防止している。加えてフッ素樹脂
フィルムで覆われたスパイラル型プレート式熱交換器の
開発に成功したものである。
【0015】この発明は、その一つの態様としてフッ素
樹脂で被覆されたプレートを側面から気密に封止する構
成も含まれ、プレート切断面の金属を露出せず、且つフ
ッ素樹脂に傷を与えることなくスパイラル型プレート式
熱交換器を組み立てることができる。更に、紐状中空ガ
スケットの少なくとも表面要部をフッ素樹脂で覆うこと
によって、流体の接触する流通路がすべてフッ素樹脂で
被覆されたスパイラル型プレート式熱交換器が提供され
る。
【0016】
【実施例】以下、この発明を添付説明図に示した好適な
一実施例について説明する。尚、同一構成要素について
は同一符号を付してその説明を省略する。
【実施例1】この実施例1の特徴は、少なくとも1本の
紐状中空ガスケットを含む複数の紐状ガスケットが、蓋
フランジ内で渦巻き状に巻回されて円盤状蓋材に構成さ
れ、前記紐状中空ガスケットが液圧によって少なくとも
直径方向に拡張し、その間に挟まれたプレートを側面か
ら気密に封止されることである。以下この発明のスパイ
ラル型プレート式熱交換器を図示した実施例に基づいて
説明する。図6において、スパイラル型プレート式熱交
換器1は、ステンレス鋼製の蓋状フランジ5の内側に、
2本のゴム製の紐状中空ガスケット13、13’を渦巻
き状に巻回接合して構成した円盤状蓋材14が設けられ
ている。この円盤状蓋材14上の紐状中空ガスケット1
3、13’の隙間にプレート2、2’が差し込まれ、そ
して紐状中空ガスケット13、13’に側面から挟ま
れ、且つ所定の間隔をあけたプレート2、2’が渦巻き
状に巻回されて、A、B2つの流路が構成される。Cは
紐状中空ガスケット13、13’の中空部である。
【0017】このプレート2、2’は、耐熱、耐食性に
優れた薄いステンレス鋼板が用いられる。紐状中空ガス
ケット13、13’は高温、耐油性のニトリルゴム(N
BR)で構成され、その中空部Cに空気と置換されたシ
リコンオイルが加圧液として充填されるようになってい
る。また必要に応じて紐状中空ガスケット13、13’
には繊維、金属コード等タイヤコードに相当する補強材
15が用いられている。
【0018】スパイラル型プレート式熱交換器1を組み
立て、蓋状フランジ5に設けた注入口16からシリコン
オイルを注入、空気と置換して紐状中空ガスケット1
3、13’に充填させてから所定の圧力に加圧する。こ
の圧力で該紐状中空ガスケット13、13’を円盤状蓋
材14の直径方向に拡張、プレート2、2’を側面から
強力に挟み付けて気密に固定することができる。図中1
7は必要に応じて設けることができる蓄圧室である。蓄
圧室17は紐状中空ガスケット13、13’の中空部C
と連通してその液圧を、バネ18とピストン19で常に
一定に維持することができる。
【0019】
【実施例2】この実施例2は、プレートの少なくとも一
面にフッ素樹脂フィルムをラミネートしたもので、これ
に対応する紐状中空ガスケットの表面にフッ素樹脂をラ
イニングすることを特徴とする。図7に示すように、プ
レート2上にフッ素樹脂PFAフィルムaと、プレート
2’上にフッ素樹脂PFAフィルムa’がライニングさ
れ、そして紐状中空ガスケット13’の外面にはフッ素
樹脂PFAで被覆したライニング層bが設けられ、流路
B、Bが構成されている。プレート2、2’の反対面は
紐状中空ガスケット13、13’があってそれぞれ流路
A、Aが構成されている。その他の構成及び使用方法は
実施例1と同様である。
【0020】
【実施例3】この実施例3は、図8に示すように図7の
紐状中空ガスケット13、13’の中空部Cにゴムチュ
ーブ20を挿入したことを特徴とするものである。ゴム
チューブ20としてはシリコンゴム、フッ素ゴム等が好
ましい。そして紐状中空ガスケット13、13’、ライ
ニング層a、a’、b及びチューブ20に、それぞれに
最適の素材を適用することができる。紐状中空ガスケッ
ト13、13’には必要に応じてスリット21を設けて
チューブ20を挿入し易く、又は紐状中空ガスケット1
3の製作がし易いようにすることができる。
【0021】
【実施例4】この実施例4はプレート2を挟む紐状中空
ガスケット13及び(又は)13’の中空部C或いはチ
ューブ20に化学反応で凝固固化する流体を圧入したこ
とを特徴とするものである。この際、固化する際に、あ
まり収縮しないものが望ましい。この例では流体として
は、ポリエステル樹脂モノマーと触媒を混合したもので
ある。
【0022】
【実施例5】この実施例5は、図9(イ)に示すよう
に、図8の紐状中空ガスケット13の中空部Cの中に、
形状記憶合金で作成され渦巻き状に巻回された拡張部材
22が用いられることを特徴とするものである。この形
状記憶合金で作成された拡張部材22としてこの実施例
5では形状の回復量は小さいが、一方向であるために形
状の回復後が安定している鉄系(Fe−28Mn−6S
i−5Cr)の拡張部材を装着する。この形状記憶合金
は先ず変態温度100℃で形状を設定してから、図9
(ロ)のように拡張部材22’を変形させ、これを紐状
中空ガスケット13のスリット21から中空部Cの中に
挿入してから円盤状蓋材14に装着固定する。そして実
施例1と同様に組み立ててから、この形状記憶合金で作
成された拡張部材22を100℃に加熱して元の形状図
4(イ)に戻す。変形拡張部材22’が元の形状に戻る
ことによって、円盤状蓋材14の紐状中空ガスケット1
3が直径方向に拡張し、実施例1と同様、気密に封止さ
れる。
【0023】
【実施例6】この実施例6は図10に示すように、プレ
ート2を挟む紐状中空ガスケット13のどちらか一方
を、紐状ソリッドガスケット23としたことを特徴とす
るものである。紐状ソリッドガスケット23の中には、
必要に応じて硬質で屈曲が可能な屈曲部材(アルミ等)
24が挿入され、紐状中空ガスケット13と共に円盤状
蓋材14として構成されている。その表面は必要に応じ
て共にフッ素樹脂(PFA)で被覆される。そして紐状
中空ガスケット13を拡張し実施例1〜4と同様、気密
に封止される。
【0024】この際、紐状ソリッドガスケット23は円
盤状蓋材14と一体に作成されてもよく、又別途紐状に
作成されたものを円盤状蓋材14に接着しても良い。屈
曲部材24は紐状中空ガスケット13が拡張した際に紐
状ソリッドガスケット23が所定の位置に所定の形状間
隔を維持するのに適したもので、適した位置に設けられ
ることが望ましい。
【0025】
【実施例7】この実施例7はプレート2を挟む紐状中空
ガスケット13のどちらか一方を紐状スペーサー25と
したことを特徴とするものである。紐状スペーサー25
は図11(イ)に示すように、紐状ガスケットの軸方向
に多数の流体通路孔26が設けられ、図11(ロ)に示
すように並列された紐状中空ガスケット13の直径方向
の圧力を受けながら同時に流体の流通路を軸方向に向け
るようになっている。該紐状スペーサー25は上述した
直径方向の圧力に潰れないで且つ巻回し易いもの、例え
ばアルミニウム、銅等の軟らかな金属を母材とし、これ
に流体通路孔26が設けられ、鍍金、塗装その他必要な
処理がなされたものが好ましい。この実施例のものは、
図12のように円盤状蓋材14との間に空間27が設け
られる。即ち一方の流体Aが外筒10の入口から渦巻き
状に流れて内心に向かい、他方Bは空間27から軸方向
に流入し渦巻き流となって外周出口から流出される。ま
た、図13のように空間27、27’を両方に設ける
と、一方の流体Aは渦巻き状に、他方の流体Bは軸方向
の流れになって交差する。この場合紐状中空ガスケット
13と紐状スペーサー25とは円盤状拘束材28を構成
する。
【0026】
【実施例8】この実施例8は図14(イ)に示すよう
に、紐状スペーサーとして円盤状蓋材とを一体にして円
盤状拘束部材29としたことを特徴とするものである。
円盤状拘束部材29には、軸方向に多数流体通路孔26
が設けられた凸条部30が渦巻き状に構成され、同時に
渦巻き状の凹溝31が形成される。図14(ロ)に示す
ように、プレート2、2’は凹溝31の両側面に接して
巻回され、その間には紐状中空ガスケット13が設けら
れている。
【0027】
【実施例9】この実施例9は図15(イ)に示すよう
に、プレート2の開口端縁3に袋鍔状のガスケット受け
部32を設ける。図15(ロ)に示すように、この袋鍔
状のガスケット受け部32に、紐状中空ガスケット13
を受け止めて収容したことを特徴とするものである。こ
の袋鍔状のガスケット受け部32と円盤状蓋材14及び
又は蓋状フランジ5とで、一体にして円盤状拘束材2
8、或いは円盤状拘束部材29とすることができる。
【0028】
【実施例10】この実施例10は図16(イ)に示すよ
うに、プレート2の開口端縁3の端から、紐状中空ガス
ケット13のスペース33を空けて、プレート2の両側
に交互に椀状突起34、椀状凹陥部35を設ける。図1
6(ロ)に示すように、このスペース33に紐状中空ガ
スケット13を受け止めることを特徴とするものであ
る。これによって、袋鍔状のガスケット受け部32では
曲げ難い渦巻き状の巻回成形が容易になる。
【0029】
【実施例11】この実施例11は図17に示すように、
プレート2の開口端縁3に設けた椀状突起34、椀状凹
陥部35と紐状中空ガスケット13の間にフラットバー
36を設置したことを特徴とするものである。このフラ
ットバー36が紐状中空ガスケット13をバックアップ
することによって、スパイラル型プレート式熱交換器の
内部が減圧されて一部真空状態になってもこれを保持す
ることができる。このフラットバー36は、フラットバ
ーを所定の渦巻き状に巻回して作成しても良いが、フラ
ットバーと同じものを、円盤から所定の渦巻き状に溶断
して切り抜いて作成した切り抜き板としても良い。
【0030】
【実施例12】この実施例12は図18に示すように、
胴部の任意の位置に軸方向に対して傾斜した畝状突起3
7と畝状凹陥38を設けたプレート2と、傾斜方向をプ
レート2と異ならせた畝状突起37’と畝状凹陥38’
を設けたプレート2とを交互に重ね合わせて巻回したこ
とを特徴とするものである。この畝状突起37と畝状凹
陥38、畝状突起37’と畝状凹陥38’とでプレート
2、2’を所定の間隔に保持することができる。更にプ
レートの間を流れる流体を乱流により撹拌して伝熱効率
を上げることができる。またこの際、表面積が実質的に
増加し、伝熱効率を増加する。尚、上記では紐状中空ガ
スケットを拡張する方法として、流体を圧入して圧力を
保持する、流体を圧入してこれを凝固させる、中空部に
挿入した形状記憶合金を利用する等の手段を例示した
が、これらに限定されることなく、紐状中空ガスケット
を拡張してプレートを固定するスパイラル型プレート式
熱交換器は本発明に全て包含される。更に、この発明の
紐状中空ガスケットと、紐状ソリッドガスケット又は紐
状スペーサーとの組み合わせだけでなく、従来の溶接、
ロー付け等と組み合わせても良い。また紐状スペーサ
ー、形状記憶合金の形態、構成等も実施例に限定されな
い。また全体の形式としても、図1の対向流式だけでな
く、図12、図13の交差式及びこれらの組み合わせが
適用できる。また、バックアップのフラットバーは袋鍔
状のガスケット受け部にも適用できる。椀状突起と椀状
凹陥、及び畝状突起と畝状凹陥は実施例に限定せず、形
状、角度、高さは勿論、軸方向にも自由に多数配設でき
る。
【0031】
【発明の効果】この発明によると、以下に列挙する種々
の効果が得られる。 (1)スタッドピンの溶接や、熱交換プレートを軸方向
に突き合わせで無理に締め付ける必要がないので、薄い
プレートが使用でき、伝熱効率の高いスパイラル型プレ
ート式熱交換器が提供できる。 (2)熱交換プレートが側面から密封されるので、軟ら
かなフッ素樹脂フィルム等の耐熱、耐食性に優れた機能
性樹脂をプレートにライニングして用いることができ、
用途が拡大する。 (3)プレートにフッ素樹脂フィルムやシートをラミネ
ートし、紐状中空ガスケトの外面にフッ素樹脂をライニ
ングすることによって、流路の全てがフッ素樹脂で構成
されているスパイラル型プレート式熱交換器が提供でき
る。 (4)所定の間隔に相当するサイズの紐状中空ガスケッ
トを使用することによって、従来必要であったスペーサ
ー、スタッドボルト、フラットバー等を要せず構造が簡
単になり廉価になる。 (5)紐状中空ガスケトの中空部に充填した液を加圧す
るだけで、プレートの開口端縁と蓋状フランジが気密に
封止される。又は減圧すると開放されて分解し易くメン
テナンスが容易になる。 (6)形状記憶合金で作成された拡張部材を紐状中空ガ
スケットの中空部に装着することで、耐久性のあるスパ
イラル型プレート式熱交換器が提供できる。 (7)プレートに任意のパターンで突起、凹陥や、畝状
突起や畝状凹陥を設けることができる。 (8)紐状中空ガスケットとソリッドガスケット或いは
紐状スペーサーとを交互に配設して安定した円盤状蓋材
や拘束材を構成することができる。 (9)短い畝状突起と畝状凹陥が互いに交差接触して、
プレート間の所定の間隔を保持すると同時に、流体の流
れを撹拌することは勿論、表面積の増加によって伝熱効
率を増加する。 (10)袋鍔状への加工に比して、椀状突起、椀状凹
陥、及び短い畝状突起と畝状凹陥は巻回加工がし易く製
造が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は従来のスパイラル型プレート式熱交換器
の一部を削除した縦断面図である。
【図2】図2の(イ)は従来の例で、流路の上下を交互
に溶接で封止した説明図である。図2の(ロ)は従来の
例で、一方の流路のみを溶接で封止した説明図である。
図2の(ハ)は従来の例で、両流路の上下を溶接で封止
した説明図である。
【図3】図3は従来の例で、プレートをシール材に溶接
した説明図である。
【図4】図4の(イ)は、従来の例で、プレートにスタ
ッドピンを付けた要部拡大縦断面図である。図4の
(ロ)は、従来の例で、プレートにフラットバーを付け
た要部拡大縦断面図である。
【図5】図5は他の例で、開口端縁をロー付けした端縁
を示す要部拡大縦断面図である。
【図6】図6は、この発明の一実施例を示す要部拡大縦
断面図である。
【図7】図7は、この発明の他の実施例を示す要部拡大
縦断面図である。
【図8】図8は、この発明の他の実施例を示す要部拡大
縦断面図である。
【図9】図9はこの発明の他の実施例を示す要部拡大縦
断面図であって、その(イ)は拡張部材が拡張した状態
を示し、(ロ)は拡張以前の状態を示したものである。
【図10】図10はこの発明の他の実施例を示す要部拡
大縦断面図である。
【図11】図11はこの発明の他の実施例を示すもの
で、(イ)は紐状スペーサーの説明図であり、また
(ロ)は他の実施例の要部拡大縦断面図である。
【図12】図12はこの発明の他の構造の一例を示すも
ので、一部を切除した縦断面図である。
【図13】図13はこの発明の他の構造の他の一例を示
すもので、一部を切除した縦断面図である。
【図14】図14この発明の他の実施例を示すもので、
(イ)は円盤状拘束部材の説明図であり、(ロ)は
(イ)にプレートと紐状中空ガスケットを組み付けた例
の要部拡大縦断面図である。
【図15】図15はこの発明の他の実施例を示すもの
で、(イ)は袋鍔状のガスケット受け部の説明図であ
り、(ロ)は(イ)にプレートと紐状中空ガスケットを
組み付けた例の要部拡大縦断面図である。
【図16】図16はこの発明の他の実施例を示すもの
で、(イ)は開口端縁に椀状突起と椀状凹陥部を設けた
説明図であり、(ロ)は(イ)にプレートと紐状中空ガ
スケットを組み付けた例の要部拡大縦断面図である。
【図17】図17はこの発明の他の実施例を示すもの
で、図16の(ロ)にフラットバーを設けた例の要部拡
大縦断面図である。
【図18】図18はこの発明の他の実施例を示すもの
で、(イ)はプレート2、プレート2’の一部に畝状突
起と畝状凹陥を設けた説明図である。(ロ)はこれを重
ねた状態を示す平面図である。
【符号の説明】
A.流路 B.流路 C.中空部 a.ライニング層 b.ガスケットのライニング層 1.スパイラル型プレート式熱交換器 2.(熱交換)プレート 2’(熱交換)プレート 3.開口端縁 4.円盤状ガスケット 5.蓋状フランジ 6.溶接 7.シール材 8.スタッドピン 9.フラットバー 10.外胴 11.外胴フランジ 12.ロー付け 13.紐状中空ガスケット 13’流路がBの紐状中空ガスケット 14.円盤状蓋材 15.補強材 16.注入口 17.蓄圧室 18.バネ 19.ピストン 20.チューブ 21.スリット 22.拡張部材 22’形状を回復する前の拡張部材 23.紐状ソリッドガスケット 24.屈曲部材 25.紐状スペーサー 26.流体通路孔 27.空間 27’他の空間 28.円盤状拘束材 29.円盤状拘束部材 30.凸条部 31.凹溝 32.袋鍔状のガスケット受け部 33.椀状凸起 34.椀状凹陥 35.フラットバー 36.畝状突起 37.畝状凹陥

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一枚以上の熱交換プレートを互いに所定の
    間隔をあけて渦巻き状に巻回して構成したプレート式熱
    交換器であって、前記プレートの開口端縁を封止する円
    盤状蓋材に流体の圧力によって拡張し該開口端縁を少な
    くとも直径方向、即ち側面から挟んでこれを気密に締結
    する紐状中空ガスケットを配設したことを特徴とするス
    パイラル型プレート式熱交換器。
  2. 【請求項2】前記紐状中空ガスケットが、流体を密封で
    き、或いはできない構造のものであって、該ガスケット
    の中空部に、流体の圧力によって拡張するチューブを収
    容した請求項1に記載のスパイラル型プレート式熱交換
    器。
  3. 【請求項3】前記紐状中空ガスケットの中空部に物理的
    又は化学反応で凝固する流体を圧入してなる請求項1又
    は2に記載のスパイラル型プレート式熱交換器。
  4. 【請求項4】前記紐状中空ガスケットが、流体を密封で
    き、或いはできない構造のものであって、該ガスケット
    の中空部に、形状記憶合金で作成した拡張部材を装着し
    た請求項1又は2に記載のスパイラル型プレート式熱交
    換器。
  5. 【請求項5】少なくとも1枚の熱交換プレートを互いに
    所定の間隔をあけて渦巻き状に巻回して構成した熱交換
    器であって、前記プレートの開口端縁を封止する円盤状
    蓋材に、ソリッドガスケット又は紐状スペーサーと紐状
    中空ガスケットとを設けた請求項1〜4のいずれかに記
    載のスパイラル型プレート式熱交換器。
  6. 【請求項6】前記プレートの少なくとも一面が、樹脂で
    ラミネート或いはライニングされた請求項1〜5のいず
    れかに記載のスパイラル型プレート式熱交換器。
  7. 【請求項7】少なくとも1枚の熱交換プレートを互いに
    所定の間隔をあけて渦巻き状に巻回して構成した熱交換
    器であって、前記プレートの少なくとも一方の開口端縁
    を袋鍔状に曲げ、或いはガスケットのスペースを空けて
    プレートの両側に椀状突起と椀状凹陥部を設け、この袋
    鍔状部分であるガスケット受け部に、或いは上記スペー
    スに、ガスケットを保持するようになした請求項1〜6
    のいずれかに記載のスパイラル型プレート式熱交換器。
  8. 【請求項8】前記、ガスケットを保持する袋鍔状部分、
    或いはガスケット保持スペースにガスケットをバックア
    ップする渦巻き状のフラットバー又は切り抜き板を設け
    た請求項1〜7のいずれかに記載のスパイラル型プレー
    ト式熱交換器。
  9. 【請求項9】1枚以上の熱交換プレートを互いに所定の
    間隔をあけて渦巻き状に巻回して構成した熱交換器であ
    って、前記渦巻き状の所定の間隔部分を凹溝と凸条部と
    なし、凸条部には軸方向に渦巻き状に多数穿孔された円
    盤状蓋部材を構成し、凹溝の両側面にプレートの開口端
    縁を挿入、その間に紐状中空ガスケットを設けた請求項
    1〜8のいずれかに記載のスパイラル型プレート式熱交
    換器。
  10. 【請求項10】1枚以上の熱交換プレートを互いに所定
    の間隔をあけて渦巻き状に巻回して構成した熱交換器で
    あって、プレートの胴部に少なくとも1カ所、軸方向に
    傾斜した畝状又は波状突起と畝状又は波状凹陥を設け、
    そして他のプレートには前記プレートと異なった傾斜の
    畝状又は波状突起と畝状又は波状凹陥とを設けてこれに
    重ね合わせて巻回し、両プレートの間を一定のスペース
    を有する渦巻き状に形成した請求項1〜9のいずれかに
    記載のスパイラル型プレート式熱交換器。
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