JPH0292615A - ブロー成形方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 し産業上の利用分野」 本発明は、大径部と小径部を両端に有する熱可塑性プラ
スチックの管状体で、特に一部に蛇腹部を有する管状体
である等速ジヨイントブーツやラックアンドビニオンブ
ーツのブロ−成形方法に関するものである。

［従来の技術１ 従来、この種の管状体のブロー成形方法としては、例え
ば、？、′？■昭６１−１６０６７３け公報、特］３１
昭６１−２４９７３７号公報および特公昭５８−５２３
１号公報に記載されているものが知られている。

［発明が解決しようとする課題］ 上記のような従来の製造方法にあっては、予め予備成形
金型によって予備成形をし、その後に本成形金型を用い
てブロー成形による本成形を行っているが、予備成形は
いずれも射出成形によってプリフォームを形成するもの
であるから、多層成形が困難であるうえに、予備成形時
にはプリフォームがコア金型に密着しているので、多数
のブ１つ一孔を形成してもブロー成形時に均一に成形し
に＜＜、特にプリフォームの温度分布が一様でない場合
には、部分的に穴があいなり、肉厚が均等にならないな
ど、種々の問題点が指摘されていた。

本発明は、このような従来の製造方法における問題点を
解消しようとすものであって、予備成形時におけるプリ
フォームの形成をブロー成形によって行うことにより、
コア金型を省き、構造が簡単な予備成形金型のみで行う
ことができ、しかも。

必要に応じて多層成形が容易かつ適切にできるうえ、さ
らにパリスンの温度分布が一様でない場合であっても均
一な肉厚に成形できて、部分的に穴があくなどの成形不
良の発生率を大幅、に減少させることができるブロー成
形方法を提供することを目的とするものである。

［ａ題を解決するための手段］ 本発明は、次の手段によって上記の目的を達成するもの
である。

すなわち、その手段４．！ｌ；、両端を強制的に肉厚制
御した大径部と小径部を有する管状体をブロー成形する
方法において、管状体の両端と略同径の管状体に対応し
た形状のキャビティを備える予備成形金型の間に小径部
に対応した径のバリスンを配置してブロー成形によりプ
リフォームを形成し。

次いで本成形金型を用いて上記プリフォームを本ブロー
する工程を有するとともに、両端の内部に内径ｍ’ａｒ
棒を挿入し金型との間にて挾持することにより両端を強
制的に肉厚制御する工程を有することを特徴とするブロ
ー成形方法である。

［作　用］ 本発明に係るブロー成形方法においては、予備成形金型
を用い、かつブロー成形により予めプリフォームが形成
される。そしてこのプリフォームは、本成形金型を用い
てさらに本ブローされ、これによって成形品が得られる
。

［実　施　例］ 本発明の実施例を図面について説明する。

第１図ないし第６図には、本発明に係るブロー成形方法
によって等速ジヨイントブーツを成形する工程が順に示
されており、第１図ないし第４図までは予備成形金型を
使用した工程、第５図および第６図は本成形金型を使用
した工程である。

第１図ないし第３図において、１は予備成形金型であっ
て、この予備成形金型ｌは一対の本体部金型２，２およ
び袋部金型３，３によって構成されている。４．４は本
体部金型３．３のキャビティ、５，５は大径部キャビテ
ィ、６．６は小径部キャビティであり一部に段部キャビ
ティ６ａを有する０本体Ｊ余型２．２には加熱流体ジャ
ケット７が設けられている。８は押出ダイ、９はパリス
ンである。

上記予備成形金型１を用いて予めプリフォームを形成す
るには、押出ダイ８から開かれた予備成形金型１内に、
溶岐しな熱可塑性プラスチックのバリスン９を垂下し、
パリソン９の下端よりパリソンより小径の小径部内径規
制棒ｌＯを挿入する（第１図）、パリスン９の径は、小
径部キャビティ６より若干小さい、なお、小径部内径規
制棒１０は、ブロー孔１１および内径規制段部１２を有
するものである０次いで、予備成形金型１の型開めを行
い、小径部内径規制棒１０と小径部キャビティ６．６に
よりバリスン９を挾んで強制的に肉厚を制御して小径部
を形成し、小径部内径規制棒１０のブロー孔１１より圧
力流体を圧入してブロー成形する（第２図）、続いて本
体部金型２，２から袋部金型３，３を分離してブロー圧
力により袋部を分離しく第３図）、袋部金型３．３を除
去しなうえ、バリスン９の上端より一部に段部を有する
大径部内径規シ１棒１３を挿入して挾圧し、大径部内面
に段部を形成して、プリフォームを形成する（第４図）
。

本成形金型１４は、第５図および第６図に示すように、
内面に蛇ｊ匪成形キャビティ１５．１５を有する一対の
分割金型１６．１６からなるものである。この本成形金
型１４の一対の分割金型１６゜１６には冷却流体ジャケ
ット１７が設けられている。１８．１８は一部に段部キ
ャビティ１８ａ。

１８ａを有する大径部キャビティであり、１９゜１９は
予備成形金型の小径部キャビティ６．６と同形状の小径
部キャビティである。

上記本成形金型１４を用いた本成形においては、前記予
備成形金型１を型開き後、それに替わって型開めされる
。そして、このときに大径部内径規制棒１３と大径部キ
ャビティ１８との間に挾圧されて大径部が完成する（第
５図）０次いで、小径部内径規制棒１０のブロー孔１１
から圧力流体を、圧入して、本ブローによる成形をおこ
ない蛇腹形状を形成し、分割金型１６．１６の冷却後、
その型開きを行って本成形を完了し、等速ジヨイントブ
ーツを得る。

尚、予備成形金型１のキャビティは、本成形金型１４の
キャビティより小さく、本ブロー時にパリスン９をＬｉ
ｊ脹させることにより１本成形を良好におこなうもので
ある。小径部キャビティおよび大径部キャビティのそれ
ぞれの段部キャビティ６ａ、１８ａにより管状体に形成
される段部は、等速ジヨイントブーツの取付部となるも
のである。

以上の態様及び工程からなる予備成形及び本成形による
ブロー成形方法によれば、予めブロー成形によって本成
形が行われるので、プリフォームを成形する予備成形時
において、必要に応じて多層成形が容易かつ適切にでき
る。また、この予備成形時にパリスンの温度分布が一様
でない場合であっても、ブロー成形によるので均一な肉
厚に成形できる。したがって、予備成形時にパリスンに
部分的に穴があく等の成形不良の発生率を大幅に減少さ
せることができる。

なお、前記実施例では、小径部内径規制棒１０をパリス
ン９の下端から挿入した後、予備成形金型ｌの型開めと
行っているが、小径部内径Ｍ１制棒１０の挿入を予備成
形金型ｌの型開め後に行ってもよく、また、予備成形後
に上部と下部を本体から分離した後、小径部内径規制棒
１０と大径部内径規制棒１３の挿入を同時に行ってもよ
い。

ところで、予備成形時の袋部の分離は、上記実施例のご
とき分離手段のほか、切断刃によるもの等適宜な手段を
利用することができる。

本発明の管状体は、上記した等速ジヨイントブーツやラ
ックアンドビニオンブーツ等の蛇腹部を有する管状体の
他、空調用ダクトなどのような筒状の管状体など広く利
用できるものであり、特に両端を他部材と密に連結する
部材である。

［発明の効果］ 本発明は以上のように構成したので、構造が簡単な予備
成形金型を用いることができ、しかも、必要に応じて多
層成形が容易かつ適切にできるうえ、さらに、パリスン
の温度分布が一様でない場合であっても、均一な肉厚に
成形できて、部分的に穴があく等、成形不良の発生率を
大幅に減少させることができる効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示すものであって、第１図ない
し第４図は予備成形金型を使用した工程を示す装置の要
部断面図、第５図および第６図は本成形金型を使用した
工程を示す装置の要部断面図である。 １・−・・予備成形金型、２．２・・・・その本体金型
３．３・・・・袋部金型、９・・・・パリスン、１０・
・・・小径部内径規制棒、１１・・・・ブロー孔、１３
・・・・大径部内径規制棒、１４・・・−本体成形金型
、１６゜１６・・・・その一対の金型

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 両端を強制的に肉厚制御した大径部と小径部を有する管
   状体をブロー成形する方法において、管状体の両端と略
   同径の管状体に対応した形状のキャビティを備える予備
   成形金型の間に小径部に対応した径のパリスンを配置し
   てブロー成形によりプリフォームを形成し、次いで本成
   形金型を用いて上記プリフォームを本ブローする工程を
   有するとともに、両端の内部に内径規制棒を挿入し金型
   との間にて挾持することにより両端を強制的に肉厚制御
   する工程を有することを特徴とするブロー成形方法。