JPH0292458A - 自動溶接装置の開先検出方法 - Google Patents

自動溶接装置の開先検出方法

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JPH0292458A
JPH0292458A JP24072088A JP24072088A JPH0292458A JP H0292458 A JPH0292458 A JP H0292458A JP 24072088 A JP24072088 A JP 24072088A JP 24072088 A JP24072088 A JP 24072088A JP H0292458 A JPH0292458 A JP H0292458A
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関野 昭幸
Kazunobu Kojo
古城 和伸
Yoshiaki Munezane
宗実 良明
Tadashi Muneyuki
正 宗行
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、予め定めた作業内容を再生動作する自動溶接
装置における消耗電極式溶接トーチにセンシング電圧を
印加し、この溶接トーチをセンサとして用いて溶接線の
開先を検出する自動溶接装置の開先検出方法に関するも
のである。
[従来の技術] 開先溶接線を溶接ロボット等の自動溶接装置にて溶接す
る場合、その開先溶接線の位置はワークにより必ずしも
一定しないので、開先の位置を正確に検出することは良
好な溶接結果を得るために重要な事項である。
そこで、従来、特公昭58−39029号公報に示すよ
うな開先検出方法が提案されている。この従来技術は、
溶接トーチにセンシング電圧を印加しこの溶接トーチを
センサとして使用し、その出力をコンピュータに入力し
て短時間で開先を検出しようとするもので、溶接トーチ
により開先近辺の部材の表面位aZtを検出し、その表
面位置z1から開先よりに一定距離だけ近接した表面位
置2.を検出し、Zl−22<ZC(常数)であれば、
z2を21に置き換えて同様の検出動作を繰り返す一方
、z、−Z2≧zcになれば溶接トーチが開先内に到達
したと判断して、開先内の溶接線位置を検出するもので
ある。
[発明が解決しようとする課題] しかしながら、上述した従来の開先検出方法では、開先
内/開先外の検知を、開先外から間欠的に検知した2点
の2位置データ(開先の深さ方向の位置)を常数zcと
比較することにより行なっているが、開先幅、開先深さ
および間欠検知距離に基づいて常数zcを設定するのは
極めて困難であり、この設定を誤ると開先を検知できな
くなる場合があるほか、常数によってはロボットの前方
にワークが略水平にセットされない時に開先外にて開先
内に到達したと誤判断する場合もある。
本発明は、上述した課題を解決するためになされたもの
で、2点の2位置データを常数と比較することなく、ま
た、ワークが略水平にセットされなくても、開先内外の
判断を確実に行なえ、ワークの開先位置を正確に検出で
きるようにした自動溶接装置の開先検出方法を提供する
ことを目的とする。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために、本発明の自動溶接装置の開
先検出方法は、ワークと位置センサとしての溶接トーチ
とを空間3軸で位置制御されるべくした自動溶接装置を
用いて溶接線の開先を検出する方法であって、前記ワー
クは、その部材表面もしくは開先交線を前記3軸のうち
の1軸と略直交させるように配置し、この1軸方向に設
けた前記溶接トーチによる位置センサの出力をコンピュ
ータに入力して前記開先を検出する際に。
■開先近辺の前記ワークの表面位置P1を前記溶接トー
チにより検出し、 ■前記溶接トーチを、前記位[P工から所定距離だけ引
き上げてから、予め定めた距離aだけ開先方向へ移動さ
せ、 ■前記ステップ■における前記溶接トーチの移動中に、
前記溶接トーチが前記ワークの表面を検知したか否かを
判断し、 ■前記ステップ■においてワーク表面を検知しなかった
と判断された場合には、前記溶接トーチが到達した位置
からこの溶接トーチを開先深さ方向へ移動させ、前記ワ
ークの表面位置P2を前記溶接トーチにより検出し、 ■前記溶接トーチを、前記位置P2から所定距離だけ引
き上げてから、ベクトルP工P2方向へ距離7口ζだけ
移動させ。
■前記ステップ■における前記溶接トーチの移動中に、
前記溶接トーチが前記ワークの表面を検知したか否かを
判断し。
■前記ステップ■においてワーク表面を検知しなかった
と判断された場合には、位置P2を位置P工に置き換え
るとともに、前記溶接トーチが到達した位置からこの溶
接トーチを溶接深さ方向へ移動させ、新たに検出された
前記ワークの表面位置をP2として、前記ステップ■、
■を繰り返す一方。
■前記ステップ■もしくは■においてワーク表面を検知
したと判断された場合には、前記溶接トーチが前記開先
内に到達したと判断し、検知された表面位置から、開先
形状に応じた所定の開先位置センシング動作を実行して
開先線の交点を検出する ことを特徴としている。
[作   用] 上述した本発明の自動溶接装置の開先検出方法では、一
定間隔Ωをあけたワーク表面上の2点P1. P、が溶
接トーチにより検出され、その検出後、溶接トーチは、
ベクトル百71一方向へ移動する。従って、2番目の検
出位置P2がワークの開先内にあれば、位置pL、 p
、の開先深さ方向位置2工r zxがz、(z、となり
、溶接トーチは、確実に開先内へ向かって移動すること
になる。また。
2番目の検出位置P2がワークの開先内になくても、溶
接トーチを前記ベクトルシτT−°方向へ移動させるこ
とにより、ワークが略水平にセットされていなかった場
合に、溶接トーチをワーク表面に沿って移動させること
ができるようになる。
[発明の実施例] 以下、図面により本発・明の一実施例としての自動溶接
装置の開先検出方法について説明する。
まず、第4図により1本発明の方法に適用される自動溶
接装置の1種であるアーク溶接ロボットの構成を説明す
る。第4図に示すように、多関節型のアーク溶接ロボッ
ト1の手首部1aには、消耗電極式溶接トーチ2が取り
付けられその位置と姿勢とが空間3軸で制御されるよう
になっている。
この制御は、ロボット制御盤3もしくはこのロボット制
御盤3に付属するティーチングボックス4にて行なわれ
る。また、溶接トーチ2には、ワイヤ(消耗電極)が送
給され、このワイヤが、常時。
溶接トーチ2から適当量だけ突出するようになっている
そして、溶接トーチ2をセンサとして用いるべく、溶接
トーチ2とワーク7との間に溶接電圧とセンシング電圧
とを選択的に印加できるように、溶接電源6にはセンシ
ング用電源(図示せず)がそなえられている。
なお、ワーク7は、ポジショナ8により適当な位置に適
当な姿勢で固定・支持される。また、アーク溶接ロボッ
ト1によるワーク7の溶接作業は、予めその溶接作業内
容を教示しておき、ロボット制御盤3の記憶装置に記憶
されたプログラムに従って行なわれる。
以下に、本実施例によるワーク7における開先の検出方
法を、上述のようなアーク溶接ロボット1を用いて行な
う場合の手順について、第1〜3図により説明する。特
に1本実施例では、本発明の方法をV型開先突合せの溶
接継手に適用した場合について説明する。
まず、開先検出のために必要な諸データを教示する。第
一に、溶接トーチ2から突出したワイヤの突出長を予め
定めた長さにしてから、ワーク7を所定位置に所定の姿
勢でセットし、退避位置POおよび検出すべき開先線の
交点位置Pfへ溶接トーチ2を移動させて位置決めする
。そして、交点位[Pfへの位置決め時に、以下の命令
コード、諸データを入力・設定する。
(a)ステッキセンシング(後述する第1図のステップ
85〜S23により開先内に到達したことを検出する本
発明の特徴的なセンシング動作をいう)開始指令を入力
する。
(b)ワーク7の予測されるx、y、z方向のセットず
れを加味して、交点位置Pfに対してどの位[Plから
ステッキセンシングを開始するかを、X1y、Z方向の
距離として設定する。
(c)ステッキセンシング開始位@P1から検知動作を
行なう方向(開先のある方向;つまり本実施例では第2
図に示すように+Xの方向)を設定する。
(d)検知する溶接継手の形状を入力する。なお、本方
法により開先線交点を検知できる継手形状は、V型開先
突合せ、し型開先突合せ、下向すみ肉である。
(a)ステッキセンシングのトーチ移動距離Ω(第2図
参照)を設定する。この距離Ωは、開先幅変動に対応す
べく適当に与えられる。
(f)ステッキセンシングにて開先内に到達したことを
検知した後に、開先線交点Pfを検知するための、溶接
継手形状に応じたワイヤセンシング指令を入力する。
(g)溶接条件および溶接電源オン指令を入力する。
そして、その溶接継手の溶接終了位置まで通常の教示を
行ない、ステッキセンシング解除指令を入力する。なお
、X、 y、Z座標系は、第2図に示すように、X軸を
開先線と直交する方向、y軸を開先線方向、2軸を開先
深さ方向として設定している。
上述のごとく教示操作を終えた後、ワーク7がセットさ
れる度に作成された教示プログラムを再生し、ワーク7
の開先線の交点位置Pfを検出する。このときの再生動
作を、第1図に示すフローチャートおよび第2,3図に
より説明する。
まず、ワーク7をセットした後、溶接トーチ2を教示し
た退避位置POに位置決めしくステップSl)、教示さ
れている継手形状の姿勢が下向のもの(V型開先突合せ
、し型開先突合せ、下向すみ肉)であるか否かを判定す
る(ステップS2)。
継手姿勢が下向でない場合(例えば、水平すみ肉1重ね
すみ肉の場合)、ステッキセンシング開始指令、前記教
示時のデータ(e)、 (f)の命令コードはすべて無
視し、その継手形状(水平すみ肉もしくは重ねすみ肉)
に応じた所定のワイヤセンシング動作を実行して、開先
および開先線の交点を検知する(ステップS3)、この
ステップS2.S3による動作内容は、教示時にステッ
キセンシング開始指令を誤って入力した場合に対応する
ためのもので1本来は、オペレータが下向継手姿勢のと
きにのみステッキセンシング開始指令を入力するもので
ある。
ステップS2において継手姿勢が下向(本実施例ではV
型開先突合せ)であると判定された場合には、教示した
開先線の交点Pfで入力されたX。
’/+Z方向の距離を合成したステッキセンシング開始
位置P1へ溶接トーチ2を位置決めして、ステッキセン
シング動作を開始する(ステップS4)。
つまり、溶接トーチ2にセンシング電圧を印加して、溶
接トーチ2を+2方向にワーク7へ向けて第1移動速度
SHで移動させる(ステップS5)。
このときの第1移動速度SHとしては、ワーク7接触時
にワイヤが塑性変形しない程度の高速、例えば300C
!11/分程度を選択する。ステップs5による移動は
、ワイヤがワーク7に接触し溶接ト・−チ2とワーク7
との間が通電状態になるまで続けられる(ステップS6
)、ステップs6にてワーク7との接触が検知されると
溶接トーチ2を停止させるが、この停止時点で、溶接ト
ーチ2は、高速で移動していたため、第2図の点P0、
で示すように正確なワーク7の表面位置よりもワーク7
側へ行き過ぎて、ワイヤが弾性変形した状態で停止する
ことになる。
そこで、溶接トーチ2の停止に続いて、溶接トーチ2を
、ワーク7から離反する方向(−z方向へ)へ第2移動
速度SLで引き上げる(ステップS7)。このときの第
2移動速度sLとしては、第1移動速度S、よりも遅い
例えば30C11/分程度を選択する。そして、ステッ
プS7による移動は。
ワイヤがワーク7から離反し溶接トーチ2とワーク7と
の間が非通電状態になるまで続けられ(ステップS8)
、ワイヤがワーク7から離反した時点の位置をワーク表
面位置P工として検出・記憶する(ステップS9)、こ
のようにワイヤがワーク7から離反して非通電状態とな
った時点では、溶接トーチ2が低速で移動しているので
、ワイヤのワーク接触による弾性変形が徐々に復元され
、溶接トーチ2は、ワイヤがワーク7にほとんど接しう
る正確なワーク表面位置P8を検知したことになる。
ワーク表面位置Pユを検知した後、溶接トーチを位置P
工から第1移動速度sHで一2方向へ距離ZQだけ引き
上げる(ステップS10;第2図の位置Poa)−この
ときの距離ZAは、溶接ロボット1にて決まっているも
ので、教示は不要であり1通常、2.0■程度である。
続いて、溶接トーチ2を。
教示した検知動作方向(+x力方向へ、教示したステッ
キセンシングのトーチ移動距離Ωだけ第1移動速度SH
で移動させる(ステップ511)。なお、このステップ
Sllでのトーチ移動距離悲を教示した距離の例えば1
/2に自動的に切り換えるように予め決めておき、ワー
ク表面の傾斜をまず把握するようにしてもよい。
このステップSllによる溶接トーチ2の移動中には、
常時、ワーク検知の有無、つまりワイヤがワーク7と接
触して通電状態になったか否かを判断している(ステッ
プ512)、ワーク7が検知されなければ、溶接トーチ
2がトーチ移動距離aだけ移動するまで(ステップ51
3)、ステップS11、 S12が繰り返されて、溶接
トーチ2は、+X方向へ距離aだけ移動され位置P0.
まで到達することになる0位置P、2に到達後、前述し
たステップ85〜S9と同様の手順により、ワーク表面
位IPよ(本実施例ではワーク7の開先面7a上の点)
を検出・記憶する(ステップ514)。
なお、ステップS12にてワーク7が検知された場合に
は、溶接トーチ2がワーク7の開先内に到達したと判断
し、後述するステップS24へ移行する。また、本実施
例では、ステップS12ではワーク7は検知されずに、
ステップS14へ進んだ場合について説明する。
以上のようにしてワーク表面上の2点P1.P。
の位置データを得てから、その位置データに基づき位置
P、、P、の2方向位置ZIT zxの差z c(=z
L−,zz)を演算しくステップ515)、また、第1
移動速度S、でステッキセンシング移動量Qだけ移動す
る際に、所定制御周期で行なうcp制御の回数nを、Q
/ΔQとして演算する(ステップ816)。ここで、Δ
Ωは、第1移動速度sHを得るために1制御周期で溶接
トーチ2を移動させるべき距離である。そして、ステッ
プS15にて得た差ZCを、ステップ816にて得た回
数nで除算することにより、ICP制御での2方向移動
量Δz(=zc/n)を演算する(ステップ517)。
ついで、溶接トーチ2を位置P2から第1移動速度sH
で一2方向へ前記距離ZQだけ引き上げた後(ステップ
818)、第3図に示すように、ICP制御で、x、y
方向への距離ΔQと、2方向への距離Δ2とを合成した
位置へ溶接トーチ2を第1移動速度SHで移動させる(
ステップ519)。
これにより、溶接トーチ2は、位置P2からの引き上げ
位置P。、から、ベクトル■の方向へ移動することにな
る。ステップS17による移動中には、常時、ワーク検
知の有無、つまりワイヤがワーク7と接触して通電状態
になったか否かを判断している(ステップ820)、ワ
ーク7が検知されなければ、n回のCP副制御行なわれ
るまで(ステップ521)、ステップS19.S20が
繰り返されて、溶接トーチ2は、ベクトルP1P2の方
向へ距離「ローだけ移動されることになる。n回のCP
副制御行なわれてもワーク7が検知されなければ、溶接
トーチ2が到達した位置において。
再び、ステップ85〜S9と同様の手順によりワーク表
面位置を検出・記憶しくステップ522)、その検出位
置を前記位置P2に置き換えるとともに、前記位置P2
を前記位[P工に置き換えて(ステップ523)、ステ
ップS20にてワーク7が検知されるまでステップ81
5〜S23を繰り返し行なう。
さて、ステップS20にてワーク7が検知されると(本
実施例では、第2図に示すように、位置PO4からのベ
クトル「]一方向への移動中にワーク7の開先面7b上
の位置Pkが検知されたものとする)、溶接トーチ2が
ワーク7の開先内に到達したと判断し、検知された表面
位[Pkから、開先形状(本実施例では■型開先突合せ
)に応じた所定のワイヤセンシングを行なう(ステップ
824〜530)。
即ち、溶接トーチ2を、到達した位置Pkから予め定め
た距Rzsだけ一2方向へ引き上げ(ステップ524)
、+X方向へ第1移動速度S、で移動させ(ステップ5
25)、ステップ85〜S9と同様の手順にて一方の開
先面7b上の位置P、を検出・記憶する(ステップ52
6)、位置P3の検出後、溶接トーチ2を−X方向へ第
1移動速度S。
で移動させ(ステップ527)、やはりステップ85〜
S9と同様の手順にて他方の開先面7a上の位tl P
 4を検出・記憶する(ステップ828)、そして、検
出した位1 p s = P 4間の距離「]可を演算
し、この距離の2分の1、P、P4/2だけ溶接トーチ
2を第1移動速度SHで移動させる(ステップ529)
、このとき、溶接トーチ2が到達した位I P cは、
開先線の交点Pfの直上方となり、この位置Pcから溶
接トーチ2を+2方向へ第1移動速度SHで移動させ、
ステップ85〜s9と同様の手順により開先線の交点P
fを検出した後(ステップ530)、溶接トーチ2を2
量履だけ引き上げて(ステップ531)、この位置を溶
接開始位置として取り込んで、開先の検出を終了する。
このようにして開先線の交点Pfを検出してから、溶接
トーチ2には溶接電圧が印加され、予め教示された溶接
条件に従って溶接が行なわれることになる。
なお、上述の説明では、溶接継手の形状がV型開先突合
せの場合について説明しているが、その形状がし型開先
突合せであれば、第5図に示すように、第1図のステッ
プ81〜S23の手順によりワーク7上の位置Pkを検
知した後、次のようにして、開先線の交点Pfが検出さ
れる。即ち。
し型開先突合せの場合、第5図に示すように、第1図の
ステップS1〜S23の手順により検知した位置Pkは
し型開先の立板表面7c上にあり、溶接トーチ2を、位
置Pk到達後、この位置Pkから予め定めた距離だけ一
2方向へ引き上げ、 −x方向へ第1移動速度8.4で
移動させ(位置p s )、ステップ85〜S9と同様
の手順にて開先面7a上の位置P、を検出する。そして
1位置P、の検出後、溶接トーチ2を+X方向へ第1移
動速度sHで開先中央位置P7まで移動させてから、こ
の位置P7から溶接トーチ2を所定の角度にて開先面7
0方向へ第1移動速度SHで移動させ、ステップ85〜
S9と同様の手順を用いることにより、開先線の交点P
fが検出される。
以上のように、本実施例の開先検出方法によれば、一定
間隔Qをあけたワーク表面上の2点P、。
P2を溶接トーチ2により検出し、その検出後、溶接ト
ーチ2を、ベクトルFτ叩−′方向へ移動させるので、
2番目の検出位置P2がワーク7の開先内にあれば、位
置P1.P、の開先深さ方向位置Z 1 tz2がzl
<z、となり、溶接トーチ2は、確実に開先内へ向かっ
て移動するほか、2番目の検出位置P2がワーク7の開
先内になくても、溶接トーチ2を上述のようにベクトル
P□P2方向へ移動させることで9、ワーク7を略水平
にセットできなかった場合に、溶接トーチ2をワーク表
面に沿って移動させることができる。従って、従来のよ
うに2点p、、 p、の2位置データを常数と比較する
ことなく、また、ワーク7が略水平にセットされなくて
も、開先内外の判断を確実に行なえ、ワーク7の開先線
交点Pfが正確に検出されるのである。
また、本実施例では、溶接トーチ2によりワーク7面上
の点を検出する際に、第1図のステップ85〜S9に示
す手順を使用するので1本来所望の正確なワーク表面位
置を検知できるとともに、センシング動作速度を極めて
速くすることができ。
センシング時間を大幅に短縮できる。
さらに1本実施例では、開先線の交点Pfを検出した後
、溶接トーチ2を所定距離(2am)だけ引き上げその
位置でのワイヤの先端の位置情報を溶接開始位置として
取り込むので、ワイヤの先端とワーク7との間が、アー
クスタートに際して良好な所定間隔だけあけられるとと
もに、ワイヤの曲がり(たわみ)による検知誤差も発生
しなくなる。
なお、上記実施例では、ワーク表面上の位置P、、P、
を検出してベクトルP1P、を求めているが、ワーク表
面上の位置p1. p、から溶接トーチ2を引き上げた
位置P。NtPO4を検出してベクトルPaap、、を
求め、このベクトルP。2P0.をpip、に代えて用
いてもよい、このとき、ベクトル巴;γ:は、pLp、
と実質的に同一である。
また、上記実施例では、アーク溶接ロボット1側を動か
して検出する場合を示したが1本発明の方法は、ポジシ
ョナ8によりワーク7側を動かして検知する場合にも同
様に利用できる。
[発明の効果] 以上詳述したように1本発明の自動溶接装置の開先検出
方法によれば、一定間隔Qをあけたワーク表面上の2点
P、、 P、を溶接トーチにより検出した後、溶接トー
チをベクトルp、p、方向へ移動させるので、2番目の
検出位置P2が開先内にあれば、溶接トーチは確実に開
先内へ向かって移動するほか、2番目の検出位置P2が
開先内になくても、ワークを略水平にセットできなかっ
た場合に溶接トーチをワーク表面に沿って移動させるこ
とができるのであり、従来のように2点P工、P2の2
位置データを常数と比較することなく、また、ワークが
略水平にセットされなくても、開先内外の判断を確実に
行なえるようになり、ワークの開先線交点を正確に検出
できる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例としての自動溶接装置の開先
検出方法の手順を説明するためのフローチャート、第2
,3図は本発明の方法をV型開先突合せの溶接継手に適
用した場合における溶接トーチの移動状態の例を示すた
めの図、第4図は本発明の方法の適用を受けるアーク溶
接ロボットを示す斜視図、第5図は本発明の方法をし型
開先突合せの溶接継手に適用した場合における溶接トー
チの移動状態の例を示すための図である。 図において、1−アーク溶接ロボット(自動溶接装置)
、1a・−手首部、2−溶接トーチ、3−・−ロボット
制御盤、4−ティーチングボックス、6−溶接電源、7
−ワーク、7a、7b−開先面。 7c−立板表面、8・−ポジショナ。 特許出願人 株式会社 神戸製鋼所

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 ワークと位置センサとしての溶接トーチとを空間3軸で
    位置制御されるべくした自動溶接装置を用いて溶接線の
    開先を検出する方法であって、前記ワークは、その部材
    表面もしくは開先交線を前記3軸のうちの1軸と略直交
    させるように配置し、この1軸方向に設けた前記溶接ト
    ーチによる位置センサの出力をコンピュータに入力して
    、下記のステップ順のプログラムにより前記開先を検出
    することを特徴とする自動溶接装置の開先検出方法。 (A)開先近辺の前記ワークの表面位置P_1を前記溶
    接トーチにより検出するステップ。 (B)前記溶接トーチを、前記位置P_1から所定距離
    だけ引き上げてから、予め定めた距離lだけ開先方向へ
    移動させるステップ。 (C)前記ステップ(B)における前記溶接トーチの移
    動中に、前記溶接トーチが前記ワークの表面を検知した
    か否かを判断するステップ。 (D)前記ステップ(C)においてワーク表面を検知し
    なかったと判断された場合には、前記溶接トーチが到達
    した位置からこの溶接トーチを開先深さ方向へ移動させ
    、前記ワークの表面位置P_2を前記溶接トーチにより
    検出するステップ。 (E)前記溶接トーチを、前記位置P_2から所定距離
    だけ引き上げてから、ベクトル■方向へ 距離@P_1P_2@だけ移動させるステップ。 (F)前記ステップ(E)における前記溶接トーチの移
    動中に、前記溶接トーチが前記ワークの表面を検知した
    か否かを判断するステップ。 (G)前記ステップ(F)においてワーク表面を検知し
    なかったと判断された場合には、位置P_2を位置P_
    1に置き換えるとともに、前記溶接トーチが到達した位
    置からこの溶接トーチを溶接深さ方向へ移動させ、新た
    に検出された前記ワークの表面位置をP_2として、前
    記ステップ(E)、(F)を繰り返すステップ。 (H)前記ステップ(C)もしくは(F)においてワー
    ク表面を検知したと判断された場合には、前記溶接トー
    チが前記開先内に到達したと判断し、検知された表面位
    置から、開先形状に応じた所定の開先位置センシング動
    作を実行して開先線の交点を検出するステップ。
JP24072088A 1988-09-28 1988-09-28 自動溶接装置の開先検出方法 Granted JPH0292458A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07308780A (ja) * 1994-05-20 1995-11-28 Kawasaki Steel Corp 溶接ロボットのワイヤタッチセンシング方法

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JPH07308780A (ja) * 1994-05-20 1995-11-28 Kawasaki Steel Corp 溶接ロボットのワイヤタッチセンシング方法

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