JPH029231Y2 - - Google Patents

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JPH029231Y2
JPH029231Y2 JP1984151196U JP15119684U JPH029231Y2 JP H029231 Y2 JPH029231 Y2 JP H029231Y2 JP 1984151196 U JP1984151196 U JP 1984151196U JP 15119684 U JP15119684 U JP 15119684U JP H029231 Y2 JPH029231 Y2 JP H029231Y2
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Description

【考案の詳細な説明】 (技術分野) 本考案は温度検知器を備えた液体燃料気化式バ
ーナに関するものである。
(従来技術) 従来、第3図に示すように、液体燃料を気化さ
せる筒状の気化器本体10と、該気化器本体10
の気化部11の外面下側に周方向に巻付けられた
パイプ状のヒータ20と、該気化部11の外面上
側に取付けられた温度検知用のサーミスタ30と
を備えた液体燃料気化式バーナが知られている。
この液体燃料気化式バーナでは、点火に際して
ヒータ20により気化器本体10の特に気化部1
1を予熱することで液体燃料の気化促進を図り、
またサーミスタ30の温度検知に基づいて前記ヒ
ータ20の通電を制御している。
また、前記バーナでは気化部11の外面に周方
向にヒータ20を巻回している関係から、該ヒー
タ20の巻付け端20a,20b側に該巻付け端
20a,20bと前記気化部11の外面10とが
非接触状態となる略三角形状の非接触スペースA
が形成されている。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、前記液体燃料気化式バーナで
は、ヒータ20の巻付け端20a,20b側に該
巻付け端20a,20bとが非接触状態となる非
接触スペースAが形成されているため、気化部1
1の該スペースAに対応する部分が充分に加熱さ
れず、気化部11の温度が周方向に不均一とな
り、この結果液体燃料の気化にバラつきを生じ、
点火不良の原因となるという問題点あつた。ま
た、温度検知用のサーミスタ30がヒータ20の
上側に取付けられていることから、気化部11の
最も温度の低い所、即ち前記非接触スペースAに
対応する気化部11の非接触部分11aの温度を
検知することができず、先に述べた気化のバラつ
きを解消する点を含めヒータ20の通電制御を適
正に行なうことが難しいという問題点を有してい
た。
(考案の目的) 本考案は前記問題点に鑑みてなされたもので、
複雑な構成を要せずに簡単な部品の追加で既存の
気化式バーナに適用することができることに加
え、気化部の温度を周方向に均一にすることがで
きるとともに、ヒータへの通電制御を適正に行な
うことができる液体燃料気化式バーナを提供する
ことを目的とする。
(問題点を解決するための手段) 本考案は前記目的を達成するために、液体燃料
を気化させる筒状の気化器本体と、該気化器本体
の気化部外面に巻付けられたヒータと、前記気化
部の温度を検知する温度検知器とを備え、前記ヒ
ータの巻付け端側に該巻付け端と前記気化部外面
とが非接触状態となる非接触スペースを形成して
なる液体燃料気化式バーナにおいて、前記非接触
スペースに、熱伝導性を有する温度検知器用ホル
ダを該スペースに対応するヒータ及び気化部外面
に接触するように配設し、該温度検知器用ホルダ
に前記温度検知器を取付けたこを特徴としてい
る。
(作用) 本考案によれば、非接触スペースに対応する気
化部の外面には熱伝導性を有する温度検知器用ホ
ルダを介してヒータの熱が伝導されるので、気化
部の温度が周方向にほぼ均一となる。
また、気化部の中でも低温度部分、即ち非接触
スペースに対応する気化部の外面に温度検知器を
取付けていることから、該部分の温度に基づいて
ヒータへの通電を制御することができる。
(実施例) 第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すも
ので、従来例と同一構成部分は同一符号を持つて
表す。
図において、20はヒータ、21は該ヒータ2
0の下部及び一側部外径を覆う環状のヒータホル
ダ、30は温度検知用のサーミスタ、31は熱伝
導性を有する材料から形成されたサーミスタホル
ダ、40は液体燃料Bを噴霧する噴霧孔41を有
する拡散体である。
50は鉄製の気化器本体で、上下に連続する大
径の上部円筒(熱回収フランジ)51と小径の下
部円筒(気化部)52とからなり、該気化部52
は熱回収フランジ51に比べて肉薄に形成されて
いる。また、この気化器本体50内には前記拡散
体40が配設されており、前記気化部52の内面
に前記噴霧孔41から液体燃料Bが噴霧する如く
なつている。更に、前記気化部52において液体
燃料Bが噴霧される部分(以下、噴霧部分とい
う)52aの外面には前記ヒータ20が周方向に
巻付けられており、該ヒータ20の巻付け端20
a,20b側に該巻付け端20a,20bと該気
化器本体50の気化部52外面とが非接触状態と
なる略三角形状の非接触スペースCが形成されて
いる。
前記非接触スペースCには該スペースCとほぼ
同形状の前記サーミスタホルダ31が前記ヒータ
ホルダ21上に該スペースCを埋める如く配設さ
れ、且つ気化器本体50側の側縁を気化部52の
非接触部分52bに溶接されている。また、この
サーミスタホルダ31のほぼ中心位置には、前記
サーミスタ30が該ヒータホルダ21の下部から
貫通して取付けられている。
60は前記拡散体40を回転させるモータ、6
1は一端を電磁ポンプ62に他端を該拡散体40
の内側に配置した燃料供給管、63は燃焼用空気
を送風する送風フアン、64は該拡散体30の上
方に配設されたバーナ体、65は該バーナ体64
の外側に配置された点火棒である。
前述の如く構成された液体燃料気化式バーナで
は点火操作を行なうと、まずヒータ20に通電さ
れ気化器本体50の予熱が開始される。
この予熱では、肉薄に形成された噴霧部分42
aがその外面に形成されたヒータ20により迅速
に、且つ短時間で加熱されることに加え、非接触
スペースCに対応する気化部52の非接触部分5
2bには熱伝導性を有するサーミスタホルダ31
を介してヒータ20の熱が速やかに伝導されるの
で、気化部52の温度は周方向にほぼ均一とな
る。
そして、サーミスタ30により気化器本体50
が気化に最適な温度になつたことが検知されると
拡散体40のモータ60及び送風フアン63のモ
ータ63aが夫々駆動され、点火棒65が通電さ
れるとともに、電磁ポンプ62が駆動されて液体
燃料Bが拡散体40に供給され、該液体燃料Bは
該拡散体40の回転により噴霧孔41から気化器
本体50の気化部52の噴霧部分52aに噴霧さ
れる。
このとき、この噴霧部分52aはその外面に巻
回されたヒータ20により所定の加熱状態に立上
がつているので、噴霧された液体燃料Bは直ちに
気化され、該気化燃料はバーナ体56を流通し点
火棒65によつて点火され燃焼することになる。
このように前記実施例によれば、ヒータ20の
巻付け端20a,20b側に形成された非接触ス
ペースCには、熱伝導性を有するサーミスタホル
ダ31が該スペースCに対応するヒータ20及び
気化部52の非接触部分52bに接触するように
埋め込まれていることから、該気化部52の非接
触部分52bにはサーミスタホルダ31を介して
ヒータ20の熱が速やかに伝導されるので、気化
部52の温度を周方向にほぼ均一とすることがで
き、これにより気化部52の噴霧部分52aに噴
霧された液体燃料Bをバラつきなく、効率良く気
化して、点火を確実に行なうことができる。
また、気化部52の中でも低温度部分、即ち非
接触スペースCに対応する気化部52の外面にサ
ーミスタホルダ31を介してサーミスタ30を取
付けていることから、該部分の温度を基準として
気化部52全体が液体燃料Bの気化温度に達して
いるか否かを的確に判断することができ、またヒ
ータ20への通電を適正に制御することができ
る。
更に、所定形状のサーミスタホルダ31を前記
非接触スペースCに配設するのみの簡単な部品の
追加で前記効果を発揮させることができるので、
ヒータを巻付けてなる既存の気化式バーナに広く
適用させることができ、該バーナを有効利用でき
る利点がある。
更にまた、サーミスタホルダ31を気化器本体
50へ溶接するときは、該サーミスタホルダ31
をヒータホルダ21上に載置した状態、即ち非接
触スペースCに該サーミスタホルダ31を仮止め
した状態で溶接を行なうことができるので、溶接
作業も簡単となる。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、非接触ス
ペースに対応する気化部には温度検知器用ホルダ
を介してヒータの熱が速やかに伝導されるので、
気化部の温度を周方向にほぼ均一とすることがで
き、これにより気化部内面に噴霧された液体燃料
をバラつきなく、効率良く気化して、点火を確実
に行なうことができる。
また、気化部の中でも低温度部分、即ち非接触
スペースに対応する気化部の外面に温度検知器用
ホルダを介して温度検知器を取付けていることか
ら、該部分の温度を基準として気化部全体が液体
燃料の気化温度に達しているか否かを的確に判断
することができ、またヒータへの通電を適正に制
御することができる。
更に、所定形状の温度検知器用ホルダを非接触
スペースに配設するのみの簡単な部品の追加で前
記効果を発揮させることができるので、ヒータを
巻付けてなる既存の気化式バーナに広く適用させ
ることができ、該バーナを有効利用できる利点が
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図は本考案の一実施例を示すも
ので、第1図は液体燃料気化式バーナを示す断面
図、第2図はサーミスタの取付状態を示す斜視
図、第3図は従来のサーミスタの取付状態を示す
斜視図である。 20……ヒータ、20a,20b……巻付け
端、30……サーミスタ(温度検知器)、31…
…サーミスタホルダ(温度検知器用ホルダ)、5
0……気化器本体、52……気化部、B……液体
燃料、C……非接触スペース。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 液体燃料を気化させる筒状の気化器本体と、該
    気化器本体の気化部外面に巻付けられたヒータ
    と、前記気化部の温度を検知する温度検知器とを
    備え、前記ヒータの巻付け端側に該巻付け端と前
    記気化部外面とが非接触状態となる非接触スペー
    スを形成してなる液体燃料気化式バーナにおい
    て、 前記非接触スペースに、熱伝導性を有する温度
    検知器用ホルダを該スペースに対応するヒータ及
    び気化部外面に接触するように配設し、 該温度検知器用ホルダに前記温度検知器を取付
    けた ことを特徴とする液体燃料気化式バーナ。
JP1984151196U 1984-10-08 1984-10-08 Expired JPH029231Y2 (ja)

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JP1984151196U JPH029231Y2 (ja) 1984-10-08 1984-10-08

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JPS6169629U JPS6169629U (ja) 1986-05-13
JPH029231Y2 true JPH029231Y2 (ja) 1990-03-07

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JPS5183939U (ja) * 1974-12-27 1976-07-06

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JPS6169629U (ja) 1986-05-13

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