JPH0292281A - 新規リパーゼ及びその製造方法 - Google Patents

新規リパーゼ及びその製造方法

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JPH0292281A
JPH0292281A JP63240939A JP24093988A JPH0292281A JP H0292281 A JPH0292281 A JP H0292281A JP 63240939 A JP63240939 A JP 63240939A JP 24093988 A JP24093988 A JP 24093988A JP H0292281 A JPH0292281 A JP H0292281A
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JP
Japan
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lipase
yeast
optimum
candida
substrate
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JP63240939A
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Masaaki Nishioka
正明 西岡
Katsuhiro Joko
浄光 勝弘
Michihiro Takama
道裕 高間
Risaku Matsui
松井 里咲
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Resonac Holdings Corp
Original Assignee
Showa Denko KK
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は新規なリパーゼ、該リパーゼの製造方法、及び
該リパーゼを生産する新規な微生物に関する。
〔従来の技術〕
リパーゼは、乳製品のフレーバー形成のための食品加工
用酵素、消化剤としての医療用酵素、血中脂質の測定の
ための試薬用酵素、油脂の加水分解や油脂の改質のため
の工業用酵素等として広範に使用されている。
近年においてはさらに、洗剤用酵素としてリパーゼが洗
浄力の向上に有効であるといわれ注目されている。この
用途は、アントレー(H,Andree)らによるLi
pase as detengent compone
nts’ Journalof Applied Bi
ochem 2218−229 (198)などに記載
されている。洗剤用リパーゼは、通常の洗濯条件では洗
浄液のpl+が高アルカリであるため、高アルカリで機
能するアルカリリパーゼでなければならない。さらに一
般に脂質汚れは高温高アルカリ条件下では比較的除去さ
れやすいが、我国等において主として行われている室温
洗浄では十分に脂質汚れを除けないため、洗剤用酵素と
してのリパーゼは低温で十分に機能しなければならない
。また洗剤成分の一つである、陰イオン性界面活性剤に
対して安定に機能しなければならないが、一般にリパー
ゼは安定性が低いことが知られている。
微生物の生産するリパーゼは、シュードモナス(Pse
udomonas)a、アルカリゲネス(八1kale
neS)属、アクロモバクタ−(Achromobac
 ter)属、ムコール(Mucor)属、アスペルギ
ルス(As er 1llus−属、等に由来すること
が知られている。しかしながら、これらから得られた大
部分のリパーゼは至適pl+が中性である。またキャン
デイダ(Candida)属に属する微生物がリパーゼ
を生産することも多く知られているがその至適pHはす
べて中性付近である。たとえば、それぞれ活性測定法は
異なるが、Fette seifeuaustrich
m 875 P2S5 (1985)に記載されている
キャンディダ・クルバータ(Candidacurva
 ta)の生産するリパーゼの至適pHは6.0である
。また八gri、Bio1.chem 31コ、 (6
) P576 (1966)及びJ、Am、 O41,
Chem、Soc 62 (6) P4O10に記載さ
れている、それぞれキャンデイダ・シリンドナセア(C
andida c l1ndnacea)、キャンディ
ダデフオルマンス(Candida deforIIl
ans)の生産するリパーゼの至適p)1は7であり、
^gri、Bio1.chem、 34 (9)p13
68 (1970)に記載されているキャンデイダ・パ
ラリポリチカ(Candida Hμ状印剋L19)の
生産するリパーゼの至適pHは8.0である。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って本発明は、至適pHが高アルカ側にあり、そして
至適温度が比較的低く、そして好ましくは陰イオン性界
面活性剤に対して安定なリパーゼを提供しようとするも
のである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者等は、前記のような性質を有するリパーゼを得
るべく、多数の微生物を分離・培養して検索した結果、
東京部下の土壌中より分離した菌株5D−701に代表
されるキャンディダ属酵母が求めるリパーゼを生産する
ことを見出し、そしてさらに驚くべきことに零株菌5D
−701により生産されるリパーゼは直鎖アルキルベン
ゼンスルホン71 (LAS)、アルファオレフィンス
ルホン酸(AO5)等のごとき陰イオン性界面活性剤に
安定であることを見出し、本発明を完成するに至った。
従って、本発明は、トリオレーンエマルジョンを基質と
した場合の至適pi(が9.0〜10.0であり、トリ
オレーンエマルジョンを基質とした場合の至適温度が3
7℃〜40℃であり、5DS−ポリアクリルアミド電気
泳動法により測定した分子量が35000±2000で
あり、ゲル濾過法によって測定した分子量が43000
であり、そして等電点ポリアクリルアミドゲル電気泳動
法によって測定した等重点が4.8±0.2である新規
なリパーゼ;キャンデイダ(Candtda)属に属す
る酵母より生産され、トリオレーンエマルジョンを基質
とした場合の至適pl+が9.0〜10.0であり、そ
してトリオレーンエマルジョンを基質とした場合の至適
温度が37℃〜40℃である新規なリパーゼ;キャンデ
イダ属に属し前記リパーゼを生産することができる酵母
を培地に培養し、そして培養物から該リパーゼを採取す
ることを特徴とする前記リパーゼの製造方法;及び前記
のリパーゼを生産することができるキャンディダ属の新
規な酵母を提供するものである。
〔具体的な記載〕
生童皿 本発明の新規リパーゼの製造のために使用する微生物は
、前記の性質を有するリパーゼを生産することができる
キャンディダ属酵母であれば特に限定されない。この様
な酵母は、保存菌株中から、又は自然界から新たに分離
した微生物中から選択することができる。酵母菌株は土
壌その他の分離源から常法に従って分離することができ
る。目的とする菌株の選択は、被検微生物を例えば通常
の酵母用培地中で培養し、そして培養物(培地又は菌体
)中の高pl+常温条件下でのリパーゼ活性を常法に従
って測定することにより行うことができる。
新規なリパーゼが生産菌の一例として、本発明者等が東
京部下の土壌中より分離した5D−701株が上げられ
る。
この菌株は下記の性質を有する。
(a)各培地における生育状態 (1)MY液体培地 栄養細胞の形態   楕円形 栄養細胞の大きさ 増殖の形式 皮膜の形成 沈殿物の生成 (2〜? )  trm X  (3〜9 )  tn
n多極出芽 形成する。
粉状沈殿物を生成 (2)NY寒天培地における生育 コロニーの状態 周縁の状態 隆起状態 表面の状態 光沢 性状 色調 イド培養 菌糸の有無 仮性菌糸の有無 菌糸を形成する。
仮性菌糸を形成する。
乱糸状 凸状 粗面 鈍光 強じん 白色 トウモロコシ抽出液寒天培地によるスラ(b)子のう胞
子の形成 ゴロドコワ培地、石コウ・醋酸ソーダ培地、醋酢ソーダ
培地、V−8、ニンジン片麦芽抽出液寒天培地、野菜汁
寒天培地で子のう胞子を形成しない。
(c)射出胞子の形成 MY培地で射出胞子を形成しない。
(d)生理学的性質 硝酸塩の同化 脂肪の分解 尿素の分解 ゼラチンの?夜化 + + + (9)有機酸の生成 (10)デンプン様物質 の生成 庄 (e)発酵性と同化性 発酵性 (1)D−グルコース (2)D−ガラクトース (3)麦芽糖 (4)ショ糖 (5)乳糖 (6)ラフィノース 同化性 (1)D−アラビノース (2)L−アラビノース (3)D−リポース (4)D−キシロース (5)D−グルコース (6)D−ガラクトース (7)L−ラムノース +S + L−ソルボース 麦芽糖 ショ糖 乳専唐 メソビオース セロビオース トレハロース ラフィノース メレジトース アルブチン 可溶性デンプン イヌリン エタノール アドニソト エリトリット イノシソト D−マンニット D−ソルビツト ズルシフト 輸 + + +5 (28)グリセリン    + 上記の菌学的性質を有する本閑の分類学上の性質の位置
を”The Yeasts” (Lodden eta
l 3rd edit)(1984)及び“酵母の分類
同定法” (後杯昭二著)を参照すると、大部分はキャ
ンディダ・リポリティカ(Candida旦肌旦旦9)
の性質と類似するが本菌株は、MYIJ天培地等におい
て褐色の水溶性色素を大量に生成する。さらに、本菌株
の生産するリパーゼは至適pHが9−10と高く、従来
のものとはまったく異なる。本発明者等はこれをキャン
ディダ・リボリテイカの一変種と考える。本菌株は工業
技術院微生物工業研究所に微工研菌寄第10137号と
して寄託されている。
隻11法 本発明のリパーゼを製造するにあたってはキャンディダ
属に属するリパーゼ生産菌を培地に培養する。
培地の栄養源としては通常培養に用いられているものが
広く利用できる。炭素源としては同化できる炭素化合物
またはこれを含有するものであればよく、例えばブドウ
糖、グリセリン、油脂、コーンステイープリカーなどが
用いられる。窒素源としても同化可能な窒素化合物、ま
たはこれを含有するものであればよく、例えば尿素、ア
ンモニウム塩、大豆粉、脱脂大豆粉、ペプトン、コーン
ステープリカーなどが用いられる。また、無機塩類とし
てはリン酸塩、マグネシウム塩などの塩類が使用される
。その他、酵母の生育および酵素生産に必要な各種の有
機物や無機物またはこれを含有するもの、例えばビタミ
ン類、非イオン性界面活性剤酵母エキス、リン脂質等を
培地に添加することができる。
培養の形態は液体、固体培養いずれでも良いが液体培養
の方が好ましい。液体培養における培養条件は培地組成
により多少異なるが、生産の目的物であるリパーゼの生
産に最も有利な条件を選択する。培養温度は15℃〜3
7℃、好ましくは20〜35℃の範囲であり、培養時間
は12時間から3日程度であり、リパーゼ生産が最高に
達した時に培養を終了すればよい。培地のpHは中性付
近がよく、6〜7がリパーゼ生産に好適である。この様
な培養により、目的とするリパーゼに主として培養液中
菌体外に得られる。
単崖櫂袈広 このようにして得られた培養液からのリパーゼの採取は
、リパーゼを採取するための常法に従って分離、精製す
ることにより行うことができる。
すなわち、固体培養の場合には、公知のように水その他
の抽出剤方どで抽出を行って抽出液を得、また液体培養
の場合には濾過法、遠心分離法などの公知の適当な方法
により菌体や培地固形物を分離して、上澄液または濾液
を得ることができる。
これらの分離液を濃縮し、または濃縮することなく可溶
性塩類を添加し沈殿させる塩析法、親水性有機溶剤を添
加して酵素の沈殿を生せしめる沈殿法、安定補助剤を加
えて又は安定補助剤なしに噴霧乾燥する方法、凍結乾燥
法、あるいはイオン交換樹脂等を用いた吸着脱離法、等
の精製手段を単独または複数組み合わせて、リパーゼを
得ることができる。
、  の濱  法 リパーゼ活性の測定は、本発明においてはトリオレイン
−ポリビニルアルコール(PV^)エマルジョンを基質
とする乳化系測定法を用いて実施する。
具体的には、酵素液0.1 ml、100mMグリシン
緩衝液(pH9,0)  0.4 ml、及びトリオレ
ーンエマルジョン0.5−からなる反応液を共栓付試験
管中で37℃にて10分間反応させ、反応停止液として
1規定塩酸0.2−を用いて反応を停止させる。ここで
トリオレーンエマルジョンは、ポリビニルア/L/ D
 −/L/ (PVA)  2%水溶液(クラレ製PV
A117 : PV八へ05= 9 : 1)  15
m7に1.5gのトリオレインを加え、氷冷し、10℃
以下に保ちながら16000rp+m10分間ホモジナ
イズしたものである。反応停止後、n−ヘキサン:イソ
プロピルアルコール=1=1の混合液4−を加え、激し
く撹拌し、静置後ヘキサン層をサンプリングし、TLC
−FID法(Minagawaet al Lipid
s、 18732.1983)にてオレイン酸を定量す
る。活性の単位は1分間に1マイクロモ、ルのオレイン
酸を生成する酵素量を1ユニツト (U)とする。
酊素坐血1 本発明に属するリパーゼの一例として、前記50701
株が生産するリパーゼについて、その詳細な性質を記載
する。
(1)作用 グリセライドに作用し、エステル結合を加水分解する。
(2)基質特異性 各種グリセライド、エステルなどを広範にわたり加水分
解する。オリーブ油分解力を100とすると、およそ、
ココナツツ油95、ヒマシ油32、牛脂37の相対活性
を示す。この分解力は基質エマルジョン5−1100m
Mグリシン緩衝液(pH9,0)4−1及び酵素液1m
lの混合物を37℃にて10分間反応せしめ、生成した
遊離脂肪酸をアルカリ滴定法により定量することにより
測定した。
(3)至適pH トリオレーンエマルジョンを基質として測定した場合、
pH9,0〜10.0である。反応温度と相対活性との
関係を第1図に示す。この結果は、前記の力価測定法に
より、但し、pH7,0〜11.0の範囲(緩衝液: 
pl+7〜9 Tris−11c1;pH9〜11 G
lyNaOIl ; )で異なるpl+を用いて得たも
のである。
(4)安定pH範囲 pt12〜12において、30℃にて24時間処理した
後の残存活性を調べたところ、pH3〜10の範囲では
ほとんど不活性化しない。この結果を第3図に示す。こ
れは緩衝液として、pH2〜4クエン酸緩衝液;p11
4〜6酢酸栓緩衝液;p)17〜9Tris緩衝液、p
l+9〜12グリシン緩衝液を使用して得た結果である
(5)作用適温の範囲 トリオレインを基質として測定した場合、至適温度は3
7℃〜40℃である。20℃及び50℃において、至適
温度における活性に対して約50%の相対活性を示す。
反応温度と相対活性の関係を第2図に示す。この結果は
、前記の力価測定法により、但し20℃〜50℃の範囲
内で異なる反応温度を用いて得たものである。
(6)温度、pHなどによる失活の条件至適pHにおい
て30℃及び40℃にて2時間の処理ではほとんど失活
しないが、70’Cにて2時間の処理でほぼ失活する。
(7)分子量 5DS−ポリアクリルアミドゲル電気泳動法〔分子量標
準:チトクロームC(モノマー、ダイマー、トリマー、
テトラマー、ヘキサマー)〕により得られた分子量は3
5000±2000であり、セファデックス(Seph
adex)G−75e分子量標準:チトクロームC1リ
ゾチーム、牛血清アルブミン、トリプシン、卵白アルブ
ミン)により得られた分子量は43000である。
(8)等電点 等電点ポリアクリルアミドゲル電気泳動法により得られ
た等電点は4.8±0.2である。
(9)界面活性剤に対する耐性 直鎖アルキルベンゼンスルホン酸1500ppmの存在
下(pH9,O1温度30℃)において、第3図に示す
ごとく非常に安定である。
〔発明の効果〕
本発明のリパーゼは至適pHが9.0−10.0と高く
、また洗剤成分である各種陰イオン系界面活性剤に対す
る安定性が高いため、洗剤用酵素として使用でき、洗浄
力の増強を図ることができる。さらに低温側に至適温度
を有するため特に脂質汚れが落ちにくい室温洗浄におい
て顕著な効果を示す。
次に本発明を実施例を挙げて説明する。
実施炎上 小麦でんぷん1%、可溶性でんぷん1%、脱脂大豆粉2
%、リン酸二カリウム0.3%、硫酸マグネシウム0.
05%、リン酸二アンモニウム0.1%、及びレシチン
0.3%を含む液体培地2mlを180φの試験管に分
注し、そして120℃20分蒸気殺菌を行った。これに
5D−701株を接種し、35℃で24時間振盪培養し
た。培養液を遠心分離し、その上澄のリパーゼ活性を測
定したところ5.4U/−であった。
次屓l九谷 精製大豆粉2%、コースフチイーブリカー3%、オリー
ブ油0.7%、リン酸二アンモニウム0.1%、リン酸
二カリウム0.3%、硫酸マグネシウム0.1%、及び
炭酸カルシウム0.3%を含む液体培地2−を18鳳鳳
φ試験管に分注し、そして120℃20分蒸気殺菌を行
った。これに5D−701株を接種し、そして35℃で
19時間振盪培養した。培養液を遠心分離し、そしてそ
の上澄のリパーゼ活性を測定したところ31.OU/m
Zであった。
尖施炭1 精製大豆粉1%、コーンステイープリカー5%、リン酸
二カリウム0.3%、硫酸マグネシウム0.1%、オリ
ーブ油1%、及びリン酸二アンモニウム0.1%を含む
培養液5001を1r+?容培養槽に入れ、蒸気殺菌し
、これにあらかじめ培養しておいた5D701株を接種
し、35℃にて16時間通気撹拌培養を行った。この培
養液を遠心分離機で菌体を除去し、上澄を得た。この上
澄のリパーゼ力価値は170 U /−であった。この
上澄液4501を限外濾過膜で濃縮し、噴霧乾燥してリ
パーゼ比活性7U/■の調製物を1400 g得た。
本粗酵素を用いて、pl+9.0 、30℃条件下にお
ける直鎖アルキルヘンガンスルホン酸(LAS) 15
00ppmとの接触時間に対する残存活性を調べた結果
を第4図に示す。
尖膳炎土 ユバニ亙少猜裂 実施例3で得られた酵素原末から本発明のリパーゼを精
製した。
原末20gを500 mlの25 mM−Tris−1
(Cl ill液液p)17.2)に溶かし、硫酸アン
モニウム沈殿法にて30−60%画分の沈殿を得た。こ
の沈殿を25mMTris−IIc /l 緩衝液(p
H7,2)に溶かし、4℃にて24時間、25n+M 
Tris−11cj!緩衝液(pH7,2)で透析後、
同緩衝液で平衡化したDEAE−3ephadex八5
0カラム(φ5X18cm)に吸着させ、NaC(lに
て溶出させた。本リパーゼは100mM NaC1にて
?容出し、得られた活性画分をさらに、同DEAESe
phadex A−50カラムにて精製を行った。
同操作で溶出した活性画分を次いで5ephadex 
G−75(φ3X20CI11)にて脱塩を行い、凍結
乾燥後2500U/■の酵素5■を得た。
この精製過程は次の通りであった。
この凍結乾燥標品は白色であり、ポリアクリルアミド電
気泳動法により試験したところ、単一であることが確認
された。なお、この酵素は結晶化が困難であった。
実施例5.使■炭 本発明リパーゼの洗浄試験を実施した。汚染布には成年
男子2〜3日間着用した天然衿垢布を用い、洗浄はTe
ng−0−Toweterにて行った。末法は、J、C
,l+annis、 DeLengency eval
uation and testing(Inters
cience Publishens Ltd) 19
5460−61に記載されている。洗浄条件は回転数1
2Orpmにて25℃15分間、洗剤(JIS無りん)
濃度1330ppmとした。本発明リパーゼ濃度20U
/lで添加すると無添加に比べ、白変で3%、洗濯効率
で5%の向上がみられた。
【図面の簡単な説明】
第1図は酵素反応pHと相対活性との関係を示すグラフ
である。 第2図は酵素反応温度と相対活性との関係を示すグラフ
である。 第3図は種々のpHにて30℃で24時間処理した場合
の残存活性を示すグラフである。 第4図は直鎖アルキルベンゼンスルホン酸1500pp
mの存在下での本発明のリパーゼの安定性を示すグラフ
である。 (’/、) 第 図 (’/、) (’/、) 温度(0C) (’/、)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、下記の性質を有する新規リパーゼ: (1)トリオレーンエマルジョンを基質とした場合の至
    適pHが9.0〜10.0であり; (2)トリオレーンエマルジョンを基質とした場合の至
    適温度が37℃〜40℃であり;(3)SDS−ポリア
    クリルアミド電気泳動法により測定した分子量が350
    00±2000であり、ゲル濾過法によって測定した分
    子量が43000であり;そして (4)等電点ポリアクリルアミドゲル電気泳動法によっ
    て測定した等電点が4.8±0.2である。 2、下記の性質を有する新規リパーゼ: (1)キャンディダ(Candida)属に属する酵母
    により生産され; (2)トリオレーンエマルジョンを基質とした場合の至
    適pHが9.0〜10.0であり;そして (3)トリオレーンエマルジョンを基質とした場合の至
    適温度が37℃〜40℃である。3、請求項1又は2に
    記載するリパーゼの製造方法であって、キャンディダ属
    に属し前記リパーゼを生産することができる酵母を培地
    に培養し、そして培養物から該リパーゼを採取すること
    を特徴とする方法。 4、請求項1又は2に記載のリパーゼを生産することが
    できるキャンディダ属酵母。 5、前記キャンディダ属酵母がキャンディダSD−70
    1株(微工研菌寄第10137号)である請求項4に記
    載の酵母。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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