JPH0292162A - 高能率符号化装置 - Google Patents

高能率符号化装置

Info

Publication number
JPH0292162A
JPH0292162A JP63245227A JP24522788A JPH0292162A JP H0292162 A JPH0292162 A JP H0292162A JP 63245227 A JP63245227 A JP 63245227A JP 24522788 A JP24522788 A JP 24522788A JP H0292162 A JPH0292162 A JP H0292162A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
data
circuit
dynamic range
block
minimum value
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP63245227A
Other languages
English (en)
Inventor
Tetsujiro Kondo
哲二郎 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP63245227A priority Critical patent/JPH0292162A/ja
Publication of JPH0292162A publication Critical patent/JPH0292162A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Compression Or Coding Systems Of Tv Signals (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は、コサイン変換(discrete cos
inetransform)等の変換符号化に適用され
る高能率符号化装置に関する。
〔発明の概要〕
この発明では、画面を所定数の画素で構成されるブロッ
クに分割し、ブロック毎に画素データを直交変換し、係
数値データを得る変換符号化回路と、複数のブロック毎
の係数値データの中で同次のものを夫々ブロック化する
ブロック化回路と、同次の係数値データで構成された各
ブロックのデータの最大値及び最小値を検出する回路と
、最大値及び最小値からブロック毎のダイナミックレン
ジを検出する回路と、同次の係数値データで構成された
ブロックの各データと最大値又は最小値との差を検出し
、差のデータをダイナミックレンジの情報に応じて元の
ビット数より少ないビット数で圧縮符号化する回路とか
らなり、圧縮符号化回路の出力と最大値、最小値及びダ
イナミックレンジに関連する情報の内、少なく共二つを
伝送することにより、効率良く圧縮を行うことができ、
また、所定の領域毎に伝送データ量を一定とすることが
できる。
この入力信号がコサイン変換回路52に供給される。コ
サイン変換回路52では、2次元コサイン変換がなされ
る。2次元コサイン変換では、次式で示される処理がな
される。但し、原データは、1ブロツクが(NXN)サ
ンプルの2次元データf(j、k)(j、に=o、1.
....N−1) とする。
〔従来の技術〕
画像信号の冗長度を抑圧するために、所定数の画素から
なるブロックに画面を分割し、ブロック毎に原画像信号
の特徴と合った変換軸で線形変換を行う変換符号化が知
られている。変換符号化としては、アダマール変換、コ
サイン変換等が知られている。例えば「“IEEE T
RANSACTIONS ON COMMtlNIcA
T1ONs″VOL、C0M−32,NO,3,MAR
Cl、1984. ページ225〜231」には、第1
1図に示すような構成のコサイン変換符号化装置が記載
されている。
第11図において、51で示す入力端子には、標本化さ
れた離散的な画像信号f (j 、 k)が供給され、
u+V=0+1+10.+N−1 コサイン変換回路52からの係数値F(u、v)がスレ
ッシコルディング回路53に供給され、情報量の削減が
なされる。スレッシコルディング回路53からの係数値
Ft (u、v)が量子化回路54に供給され、量子化
回路54の出力がコーディング回路55に供給され、ラ
ンレングス符号化及びハフマン符号化により、所定ビッ
ト数のコード信号に変換される。
コーディング回路55からのコード信号がバッファメモ
リ56に供給される。バッファメモリ56は、コーディ
ング回路55からのコード信号の伝送レートを伝送路の
レートを超えない範囲のレートに変換するために設けら
れている。バッファメモリ56の入力側のデータレート
は、可変のものであるが、バッファメモリ56の出力側
のデータレートが略々一定となる。バッファメモリ56
からの出力データが端子57に取り出される。
上述のように、コサイン変換回路52から得られる係数
値に対してスレッシコルディングで情報量の削減がなさ
れ、バッファリングが実行される。
スレッシコルディングは、しきい値をTとする時に、次
式の実行であるが、ブロックの直流成分を示すF(0,
0)は、スレッシコルディングの対象から除かれる。
上述のようなフィードバック型のバッファリングは、バ
ッファメモリがオーバーフローしそうになると、バッフ
ァメモリへの入力データのレートを低下させ、逆に、バ
ッファメモリがアンダーフローしそうになると、バッフ
ァメモリへの入力データのレートを上昇させるように、
制御を行う。
帰還量に対する感度を上げ過ぎると、目標値付近で発振
し、逆に感度を下げ過ぎると、収束に時間がかかる問題
が生じる。収束に時間がかかる時には、バッファメモリ
56の容量を増やす必要がある。このように、従来のバ
ッファリング処理は、実用に当たっては、相当のノウハ
ウが必要な欠点があった。
また、従来のフィードバック型のバッファリング装置は
、出力データのレートを完全に一定レートにすることが
困難である。ディジタルVTRへの変換符号化の適用を
考えると、変速再生例えば静止画再生を良好に行うため
には、1本のトラックに正確に1フレーム或いは1フイ
ールドのデータが記録される必要がある。従って、従来
の変換=6 符号化装置をそのままディジタルVTRに適用すること
は、困難であった。
更に、スレッショルディング処理は、復元画質を劣化さ
せる欠点があった。
従って、この発明の目的は、スレッショルディング処理
でなく、且つフィードフォワード型のバッファリングに
より、フレーム単位でデータレートを一定レートとする
ことができ、また、効率良くデータを圧縮することがで
きる高能率符号化装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
この発明では、画面を所定数の画素で構成されるブロッ
クに分割し、ブロック毎に画素データを直交変換し、係
数値データを得る変換符号化回路2.3と、 複数のブロック毎の係数値データの中で同次のものを夫
々ブロック化するブロック化回路4.5と、 同次の係数値データで構成された各ブロックのデータの
最大値MAX及び最小値MINを検出する回路11.1
2と、 最大値MAX及び最小値MINからブロック毎のダイナ
ミックレンジDRを検出する回路14と、同次の係数値
データで構成されたブロックの各データと最大値MAX
又は最小値MINとの差を検出し、差のデータをダイナ
ミックレンジの情報に応じて元のビット数より少ないビ
ット数で圧縮符号化する回路6とよりなり、 圧縮符号化回路6の出力と最大値MAX、最小値MIN
及びダイナミックレンジDRに関連する情報の内、少な
く共二つが伝送される。
〔作用〕
変換符号化からの係数値データは、元の画像データに比
して、データ量が圧縮されたものとなる。
この係数値データがダイナミックレンジに適応した符号
化により、更に圧縮され、効率の良い圧縮を行うことが
できる。また、空間的に比較的近接したブロックの同次
の係数値データを集めることで、圧縮符号化のブロック
が構成されている。従って、圧縮符号化の一つのブロッ
ク内に含まれる係数値データは、互いに近接した値とな
り、ブロックのダイナミックレンジが小さくなり、デー
タ圧縮が効率良くなされる。更に、ダイナミックレンジ
に適応した符号化は、フィードフォワード型のバッファ
リングを行うことができ、出力データを一定レートとす
ることができる。従って、この発明は、ディジタルVT
Rに使用して好適である。
〔実施例〕
この発明が適用されたディジタルVTRについて図面を
参照して詳細に説明する。この説明は、下記の項目に従
ってなされる。
a、送信側及び受信側の構成 り、送信側の構成の他の例 C0可変長量子化とバッファリング d、変形例 なお、ディジタルVTRの場合では、送信側が記録側に
対応し、受信側が再生側に対応する。
a、送信側及び受信側の構成 第1図において、1で示す入力端子に標本化された離散
的な画像信号が供給され、入力ディジタル画像信号がブ
ロック化回路2に供給され、コサイン変換のためのブロ
ック構成に入力ディジタル画像信号が変換される。例え
ば(4X4=16画素)の小ブロックの構成に変換され
る。このブロック化回路2の出力信号がコサイン変換回
路3に供給される。コサイン変換回路3では、従来と同
様の処理により、2次元コサイン変換がなされる。
コサイン変換回路3からブロックサイズと対応する(4
X4)の係数テーブルが得られる。この係数テーブルに
おいて、各係数値データは、例えば9ビツトのデータで
ある。
第4図Aは、コサイン変換回路3から得られる(4X4
)の係数テーブルを示す。第4図Aにおいて、DCが直
流成分を示し、Act、AC2・・・・AC15が順次
高域成分となる交流成分を示す。係数テーブルは、直流
成分DCからスタートしてジグザク走査の順序で各係数
値データが配置された系列で伝送される。
コサイン変換回路3からの係数テーブルがブロック化回
路4に供給される。ブロック化回路4により、再ブロッ
ク化がなされる。つまり、第4図Bに示すように、第4
図Aに示す係数テーブルが(4X4=16ブロツク、1
6X16=256データ)集められて、バッファリング
の単位が形成される。a、b、c・・・pは、空間的に
近接したブロックを夫々示しており、各ブロックが16
個の係数値データからなる係数テーブルで構成されてい
る。このバッファリングの単位の領域は、1画面として
も良い。しかし、この実施例のように、1画面より小さ
い領域でバッファリングを行うことにより、画像の局所
的特徴に良く適合したバッファリングが可能となる。こ
の1画面より小さい範囲は、1画面を分割して得られる
ものである。
ブロック化回路4の出力データがメモリ5に供給され、
メモリ5により、同次の係数値データが集められて、A
DRCのためのブロックが形成される。メモリ5には、
第4図Cに示すように、第4図Bにおけるブロックaか
らスタートして、ブロックp迄の係数値データが矢印W
で示すように、列(垂直)方向に書き込まれる。DCa
−ACI5aがブロックaの係数値データを示し、同様
に係数値の夫々に付されたb−pがブロックb〜ブロッ
クpを意味する。
メモリ5の読み出しは、矢印Rで示すように、行(水平
)方向になされる。各列の16個の係数値データ(DC
a−DCp)、(ACla−AClp)  ・・・・ 
(AC15a−AC15p)が同次の係数となる。これ
らの同次の16個の係数値データがADRCのブロック
である。例えば直流成分に関しては、第4図りに示すよ
うなブロックが構成される。第4図Bに示すように、1
6個のブロックの係数テーブルは、空間的に近接してい
るので、互いに似たデータの集合である。これらの係数
テーブルから同次の係数値データを集めることで、AD
RCのブロックが構成されるので、ADRCのブロック
内の係数値データの最大値及び最小値の幅であるダイナ
ミックレンジDRが比較的小さいものとなる。従って、
ADRC符号化が効率良く行うことができる。可変長A
DRCの場合には、各係数値データに対して割り当てら
れるビット長が太き(でき、復元誤差を小さくすること
ができる。
メモリ5から読み出されたデータがADRCエンコーダ
6に供給され、ADRCエンコーダ6において、ダイナ
ミックレンジに応じた可変長の量子化がされる。ADR
Cエンコーダ6から得られるコード信号DT、ダイナミ
ックレンジDR,最小値MIN、ビット長を示すデータ
Nbがフレーム化回路7に供給される。
ADRCエンコーダ8と関連してしきい値決定回路8が
設けられている。しきい値決定回路8には、ダイナミッ
クレンジDRが供給され、第4図Bに示す(4X4=1
6ブロツク)の領域で発生するデータ量が一定であるよ
うなしきい値が決定される。しきい値を示すしきい値コ
ードPiがしきい値決定回路8から出力され、しきい値
コードPiがADRCエンコーダ6及びフレーム化回路
7に供給される。フレーム化回路7は、エラー訂正用の
符号化を施したり、同期信号の付加を行う。
フレーム化回路7の出力端子9に送信データが得られる
。係数値データの(4X4=16ブロツク)で−個のパ
ラメータコードPiが伝送され、1ブロツク毎にDR,
MINのデータが伝送され、係数毎にコード信号DTが
伝送される。また、フレーム化回路7では、ビット数を
示すデータNbを用いて、ADRCエンコーダ6からの
コード信号DTの有効なビットの選択がなされる。
ADRCエンコーダ6は、第2図に示す構成を有してい
る。メモリ5からのブロックの順序を持つ係数値データ
が最大値MAXをブロック毎に検出する最大値検出回路
11、最小値MINをブロック毎に検出する最小値検出
回路12及び遅延回路13に供給される。検出された最
大値MAX及び最小値MINが減算回路14に供給され
、(MAX−M I N=DR)で表されるダイナミツ
フレンジDRが減算回路14から得られる。遅延回路1
3は、最大値MAX及び最小値MINを検出するために
必要な時間、データを遅延させる。
遅延回路13からの係数値データから最小値MINが減
算回路15において減算され、減算回路15から最小値
除去後のデータPDIが得られる。
最小値除去後のデータPDIが遅延回路16を介して量
子化回路17に供給されると共に、ROM19から量子
化幅Δiのデータが供給される。量子化回路17は、量
子化幅Δiを用いてデータPDIを量子化する可変長の
ADRC符号化を行う。
即ち、量子化回路17では、ブロック内のデータが共有
する最小値MINが除去されたデータPDIが量子化幅
Δiで除算され、ブロックのダイナミックレンジDRに
応じた可変のビット数(0゜1.2,3.又は4ビツト
)の量子化がなされる。
量子化回路17は、例えばROMで構成される。
量子化回路17からは、最大のビット数である4ビツト
のコード信号が発生し、この量子化回路17の出力信号
の中で有効ビットが次段のフレーム化回路7において選
択される。このため、ROM19では、量子化幅Δlと
共に、そのブロックのビット数を示すデータNbが形成
され、データNbがフレーム化回路7に供給される。
ディジタルVTRでは、記録されるデータの伝送レート
が一定であるため、伝送データ量を制限しないと、一部
のデータを記録できなかったり、必要以上に圧縮率を高
くして再生画像の質が劣化したりする。そこで、しきい
値決定回路8が設けられ、(4X4=16ブロツク)の
ダイナミックレンジDRの度数分布が調べられ、最適な
可変長符号化がなされる。
しきい値決定回路8には、ADRCエンコーダ6内の減
算回路14からダイナミックレンジDRが供給される。
しきい値決定回路8では、伝送データのレートが一定と
なるようなしきい値Tl。
T2.T3.T4が求められ、このしきい値と対応する
パラメータコードPiが出力される。このパラメータコ
ードPiとブロックのダイナミックレンジDRで定まる
量子化幅ΔiがROM19から読み出される。
遅延回路18及び20は、最適なしきい値がしきい値決
定回路8で求まり、可変長量子化がされる迄の時間、ダ
イナミックレンジDR及び最小値MINを遅延させる。
受信されたデータは、第3図において21で示す入力端
子に供給され、フレーム分解回路22により、パラメー
タコードPi、ダイナミックレンジDR,コード信号D
T、最小値MINのデータの夫々に分解される。復号化
回路23は、ADRCエンコーダの量子化回路17と逆
にコード信号DTを復元レベルに変換する。復号化回路
23からの復元レベルが加算回路25に供給され、最小
値MINが復元レベルに加算され、加算回路25からの
復元データがメモリ26に供給される。
メモリ26は、同次の係数値データを分解して、16個
の係数値データからなるブロックに変換する。メモリ2
6の出力信号がブロック分解回路27に供給される。ブ
ロック分解回路27は、(4X4=16ブロツク)のブ
ロックの順序をコサイン変換のブロックの順序に変換し
、ブロック分解回路27の出力信号として、(4X4)
の係数テーブルが順次得られる。
このブロック分解回路27の出力信号が逆コサイン変換
回路28に供給され、従来と同様のコサイン変換の逆の
処理がされる。逆コサイン変換回路28の出力信号がブ
ロック分解回路29に供給され、ブロック分解回路29
の出力端子30にディジタル画像信号の復元出力が得ら
れる。
b、送信側の構成の他の例 第5図に示すように、メモリ5から読み出された同次の
係数値データ毎に所定の重み係数を掛ける掛は算回路3
1を設けても良い。32は、ROMで構成された係数テ
ーブルを示す。リードアドレス発生回路33からメモリ
5に供給されるリードアドレスの上位ビットが係数テー
ブル32に供給される。係数テーブル32からは、直流
成分の係数値データDCから高域の係数値データとなる
ほど、小さくなる重み係数が発生する。この重み係数が
係数値データと掛は算回路31で乗算される。リードア
ドレス発生回路33は、端子34からのクロックに基づ
いてリードアドレスを発生する。
重み係数は、第6図に示すように、(4X4)の係数テ
ーブル(第4図A参照)における直流成分の係数値デー
タDCに対する重み係数が1とされ、交流成分の係数値
データAC6及びAC9に対する重み係数が0.5とさ
れ、最も高次の係数値データAC15に対する重み係数
が0.25とされる変化を持つものとされている。この
ように、高次の係数値データはど小さくなる重み付けは
、ADRCのブロック内のダイナミックレンジDRを圧
縮する。従って、ADRCによる圧縮をより効果的に行
うことが可能となる。
また、図示せずも、ADRCのブロック毎に発生するデ
ータ、即ち、ダイナミックレンジDR(9ビツト)、最
小値MIN(9ビツト)、コード信号DT(16個のデ
ータ)に対して、有意及び無意を示すフラグを付加し、
有意のデータのみを伝送するようにしても良い。つまり
、直流成分が0で、ダイナミックレンジDRが小さい時
には、無意のデータと判断して、フラグ以外のデータの
伝送を省略することができる。
C0可変長量子化とバッファリング 第7図は、量子化回路17においてなされる可変長量子
化を説明するもので、Tl、T2.T3゜T4が夫々割
り当てビット数を決定するしきい値を意味する。これら
のしきい値は、(T 4 <T 3<T2<TI)の関
係にある。
ダイナミックレンジDR(=MAX−MIN)が(T4
>DR)の時には、第7図Aに示すように、最大値MA
Xと最小値MINのみが伝送され、受信側では、両者の
中間のレベルLOが復元レベルとされる。従って、第7
図Aに示すように、ダイナミックレンジDRが(T4−
1)の時には、量子化幅がΔOとなる。ダイナミックレ
ンジDRが(0≦DR<T4)の場合には、割り当てビ
ット数がOビットである。
第7図Bは、ダイナミックレンジDRが(T4≦DR<
T3)の場合を示す。ダイナミックレンジDRが(T4
≦DR<73)の時には、割り当てビット数が1ビツト
とされる。従って検出されたダイナミックレンジDRが
2つのレベル範囲に分割され、ブロックの最小値除去後
の画素データPDIが属するレベル範囲が量子化幅Δ1
を用いて求められ、レベル範囲と対応する“0”又は′
“1°°の一方のコード信号が割り当てられ、復元レベ
ルがLO又はLlとされる。
第7図に示される可変長符号化は、ダイナミックレンジ
が大きくなるほど、量子化幅Δiが(Δ0〈Δ1くΔ2
〈Δ3くΔ4)と大きくされる非直線量子化が行われる
。非直線量子化は、量子化歪が目立ち易いダイナミック
レンジが小さいブロックでは、最大歪を小さくし、逆に
、ダイナミックレンジが大きいブロックでは、最大歪を
大きくするもので、圧縮率がより高くされる。
ダイナミックレンジDRが(T2−1)の場合には、第
’71i9Cに示すように、検出されたダイナミックレ
ンジDRが4個のレベル範囲に分割され、レベル範囲の
夫々に対して、2ビツト(00)(01)(10)(1
1)が割り当てられ、各レベル範囲の中央のレベルが復
元レベルLO,LL、L2゜L3とされる。従って、量
子化幅Δ2を用いてデータPDIの属するレベル範囲が
求められる。ダイナミックレンジDRが(T3≦DR<
T2)の場合では、割り当てビット数が2ビツトとされ
る。
また、ダイナミックレンジDRが(T I −1)の場
合では、第7図りに示すように、検出されたダイナミッ
クレンジDRが8個のレベル範囲に分割され、レベル範
囲の夫々に対して、3ビツト(000)(OO1)・・
・ (111)が割り当てられ、各レベル範囲の中央の
レベルが復元レベルLO,Ll・・・Llとされる。従
って量子化幅がΔ3となる。ダイナミックレンジDRが
(T2≦DR<T 1 )の場合では、割り当てビット
数が3ビツトとされる。
更に、ダイナミックレンジが最大の255の場合には、
第7図Eに示すように、検出されたダイナミックレンジ
DRが16個のレベル範囲に分割され、レベル範囲の夫
々に対して、4ビツト(0000)(0001)  ・
・・ (1111)が割り当てられ、各レベル範囲の中
央のレベルが復元レベルLO,Ll・・・Li2とされ
る。従って、量子化幅がΔ4となる。ダイナミックレン
ジDRが(Tl≦DR<256)の場合では、割り当て
ビット数が4ビツトとされる。
第8図は、(0〜255)の範囲のダイナミックレンジ
DRを横軸とし、発生度数を縦軸とした度数分布の一例
である。X I+ X 2w X 31 X 4+ x
sの夫々は、前述のように、しきい値T1〜T4によっ
て分けられたダイナミックレンジDRの五個の範囲に含
まれるブロック数を表している。(T41)以下のダイ
ナミックレンジDRを持つブロックは、0ビツトが割り
当てられるので、フ゛ロック数X、は、発生情報量に寄
与しない。従って、発生情報量は、 4x+ +3xt +2X3 +X4 で求まる。この発生情報量がデータしきい値と比較され
、データしきい値を超える時には、より大きいしきい値
のセットが適用され、同様にして発生情報量が算出され
る。上式の演算を行うには、設定されたしきい値のセッ
ト毎に各範囲で度数分布の和を求め、この和に割り当て
ビット数を乗じて加算する処理が必要である。しかしな
がら、しきい値のセットを変更する都度、上記の処理を
行うと、最適なしきい値のセットが求まる迄に時間がか
かる問題が生じる。
この一実施例は、第8図に示す度数分布を第9図に示す
積算型の度数分布に変換し、異なるしきい値のセットと
対応する発生情報量をより高速に算出でき、従って、最
適なしきい値のセットが得られる迄の収束時間を短縮で
きる。
第9図から理解されるように、ダイナミックレンジDR
が最大の発生度数からスタートして、より小さいダイナ
ミックレンジDRの発生度数が順次積算されて積算型の
度数分布グラフが得られる。
従って、しきい値Tl迄の積算度数がx、となり、しき
い値T2迄の積算度数が(Xl+X2)となり、しきい
値T3迄の積算度数が(x、+x、+X3)となり、し
きい値T4迄の積算度数が(Xl + X2 + X3
 + Xs )となる。
しきい値T1〜T4に対する発生情報量は、4 (XI
   0)+3 ((XI +Xz )  XI )+
2 ((x+ +X2 +x、、 ) −(x+ +X
z ) )+1 ((XI +xt +X3 +xa 
)  (x+ 十x2 +X3 ) =4x+ +3x
z +2X3 +IX4と求まる。第9図に示される積
算型の度数分布グラフ(積算型度数分布表)を−旦、作
成すれば、しきい値のセットを更新した時に、四個の数
の和により直ちに発生情報量を求めることができる。
第10図は、しきい値決定回路8によるバッファリング
の動作を示すフローチャートである。最初に、(4X4
=16ブロツク)の全てのブロック(各ブロックは、同
次の係数値データの集合に変換されている。)のダイナ
ミックレンジDRが検出される(ステップ41)。次に
、この範囲のダイナミックレンジDRの度数分布表(第
8図参照)が作成される(ステップ42)。この度数分
布表が積算型の度数分布表(第9図参照)に変換される
(ステップ43)。
積算型の度数分布表を用いて、しきい値テーブルのしき
い値のセット(複数しきい値)に対する発生情報量、即
ち、選択されたしきい値のセットを適用してADRC符
号化を行った場合のコード信号DTの全ビット数が算出
される(ステップ44)。この場合、量子化歪が最小と
なるしきい値のセット(パラメータコードPOで指定さ
れるしきい値のセット)から発生情報量の算出がスター
トされる。
求められた発生情報量と目標値(データしきい値)とが
比較される(ステップ45)。目標値は、送信データの
伝送レートの最大値である。この比較の結果がステップ
46で判定される。発生情報量が目標値以下の場合には
、当該しきい値のセットを用いてADRCの量子化がさ
れる(ステップ47)。若し、発生情報量が目標値を超
える場合には、しきい値のセットの更新がされ(ステッ
プ48)、次に、発生情報量を少なくできる新たなしき
い値のセットに関してステップ44.4546の処理が
繰り返される。
しきい値T1〜T4のテーブルとしては、例えばパラメ
ータコードPO〜P31で特定される32通りのしきい
値のセットを使用することができる。
パラメータコードPiがPOからP31まで変化する時
に、何れのしきい値T1〜T4も減少することがないよ
うに、しきい値T1〜T4の大きさが設定されている。
このしきい値T1〜T4の変化の仕方や大きさは、画質
を見ながら設定される。
最初のパラメータコードPOのしきい値は、可逆符号化
を意図して、非常に小さい値とされる。また、パラメー
タコードP31のしきい値の場合には、全領域のコード
信号が1ビット割り当てとなる。
このようにしきい値T1〜T4が設定されていると、ス
テップ44において、発生情報量を算出する場合に、パ
ラメータコードをPOからP31に向かって順次変化さ
せた時に、発生情報量が単調減少することになる。従っ
て、パラメータコードをPOからスタートしてP31ま
で変化させると、ステップ46において、最初に発生情
報量が目標値以下となるしきい値のセットが必ず得られ
、このしきい値のセットが適用されてADRCの符号化
がなされる。
なお、コード信号DT以外にダイナミックレンジDR,
最小値MIN、パラメータコードPi。
及び誤り訂正コードの冗長コードが伝送されるが、これ
らのデータは、固定長であるため、伝送データのレート
を検査する際に、目標値にオフセットを持たせることで
無視することができる。
d、変形例 ADRCでは、最大値MAXとの差を量子化しても良い
。また、コサイン変換で得られた係数値データに関して
、高域の係数値になる程、少ないビット数を割り当てる
ようにしても良い。更に、変換符号化として、コサイン
変換に限らず、アダマール変換等の直交変換を使用する
場合に対してこの発明を適用しても良い。
〔発明の効果〕
この発明に依れば、空間的に近接した複数ブロックの係
数値データにおいて、同次の係数値データを集めて符号
化のためのブロックを構成するので、効率の良い圧縮を
行うことができる。即ち、ブロックのダイナミックレン
ジDRが圧縮されるので、割り当てビット数を大きくで
き、復元誤差を小とできる。また、この発明では、AD
RC符号化を行うので、フィードフォワード型のバッフ
ァリングを適用することにより、所定の領域毎で一定量
の出力データを発生させることができ、ディジタルVT
Rに適用して好適である。このバッファリングの適用さ
れる範囲を1画面より小さい領域に設定する場合には、
画像の局所的特徴に良く整合したビット割り当てを行う
ことができ、効率を一層高くすることができる。更に、
スレッショルディング処理と異なり、復元画像の画質の
劣化が少ない利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の送信側の構成を示すブロ
ック図、第2図はADRCエンコーダの構成を示すブロ
ック図、第3図は受信側のブロック図、第4図は係数値
データのブロック化の説明のための路線図、第5図及び
第6図は送信側の構成の他の例の一部のブロック図及び
その説明のための路線図、第7図は可変長量子化の説明
のための路線図、第8図及び第9図は度数分布表の説明
のためのブロック図、第10図はバッファリングの説明
のためのフローチャート、第11図は従来のバッファリ
ングの説明のためのブロック図である。 図面における主要な符号の説明 1:ディジタルビデオ信号の入力端子、2.4ニブロッ
ク化回路、 3:コサイン変換回路、5:メモリ、 6:ADRCエンコーダ、 8:しきい値決定回路、 11:最大値検出回路、12 14、t5:減算回路、17 ;最小値検出回路、 :量子化回路。 代理人   弁理士 杉 浦 正 知 ハ゛ツファワンク゛のフoJ、(

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 画面を所定数の画素で構成されるブロックに分割し、上
    記ブロック毎に画素データを直交変換し、係数値データ
    を得る変換符号化回路と、 複数のブロック毎の係数値データの中で同次のものを夫
    々ブロック化するブロック化回路と、上記同次の係数値
    データで構成された各ブロックのデータの最大値及び最
    小値を検出する回路と、上記最大値及び最小値からブロ
    ック毎のダイナミックレンジを検出する回路と、 上記同次の係数値データで構成されたブロックの各デー
    タと上記最大値又は上記最小値との差を検出し、差のデ
    ータを上記ダイナミックレンジの情報に応じて元のビッ
    ト数より少ないビット数で圧縮符号化する回路とよりな
    り、 上記圧縮符号化回路の出力と上記最大値、最小値及びダ
    イナミックレンジに関連する情報の内、少なく共二つを
    伝送するようにしたことを特徴とする高能率符号化装置
JP63245227A 1988-09-29 1988-09-29 高能率符号化装置 Pending JPH0292162A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63245227A JPH0292162A (ja) 1988-09-29 1988-09-29 高能率符号化装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63245227A JPH0292162A (ja) 1988-09-29 1988-09-29 高能率符号化装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0292162A true JPH0292162A (ja) 1990-03-30

Family

ID=17130542

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP63245227A Pending JPH0292162A (ja) 1988-09-29 1988-09-29 高能率符号化装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0292162A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746596A (ja) * 1993-06-04 1995-02-14 Daewoo Electron Co Ltd イントラ−ブロックdc変換係数量子化方法
JP5263854B1 (ja) * 2013-02-25 2013-08-14 株式会社ドクターネット 画像圧縮装置、画像解凍装置、画像圧縮プログラム、画像解凍プログラム及びデータ構造
JP2014165911A (ja) * 2013-04-24 2014-09-08 Doctor Net:Kk 画像圧縮装置、画像解凍装置、画像圧縮プログラム、画像解凍プログラム及びデータ構造

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0746596A (ja) * 1993-06-04 1995-02-14 Daewoo Electron Co Ltd イントラ−ブロックdc変換係数量子化方法
JP5263854B1 (ja) * 2013-02-25 2013-08-14 株式会社ドクターネット 画像圧縮装置、画像解凍装置、画像圧縮プログラム、画像解凍プログラム及びデータ構造
JP2014165911A (ja) * 2013-04-24 2014-09-08 Doctor Net:Kk 画像圧縮装置、画像解凍装置、画像圧縮プログラム、画像解凍プログラム及びデータ構造

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3103383B2 (ja) 画像復号化方法
JP3298915B2 (ja) 符号化装置
JP3069455B2 (ja) 画像データ圧縮伸張装置における量子化・逆量子化回路
JPH02226886A (ja) データ伝送装置及び伝送方法
JP3579544B2 (ja) 画像圧縮伸張装置
JP3674158B2 (ja) 画像符号化方法及び画像復号装置
JP2723867B2 (ja) 画像信号復号化装置
JPH0292162A (ja) 高能率符号化装置
JP3375539B2 (ja) 画像圧縮装置および画像伸張装置
JP3335236B2 (ja) デジタルデータ処理装置
JP2789585B2 (ja) 高能率符号化装置
JP3017745B2 (ja) データ伝送方法
JPH08307835A (ja) クラス分類適応処理装置および方法
JP3590994B2 (ja) 量子化出力の情報量制御装置および方法
JPH1188183A (ja) ウェーブレット変換装置およびその方法並びにウェーブレット逆変換装置およびその方法並びに画像符号化装置およびその方法並びに画像復号化装置およびその方法
JP3161098B2 (ja) 高能率符号化装置
JPH06245200A (ja) 2次元データのエネルギー分布による走査方法及びその装置
KR100234239B1 (ko) 블록킹 효과 경감을 위한 양자화 방법과 그 장치
JP2605351B2 (ja) 高能率符号化方法及び装置
JP3591663B2 (ja) 画像信号伝送方法及び画像信号伝送装置
JPS62193382A (ja) 画像信号符号化復号化方式とその装置
JP2910416B2 (ja) 直交変換符号化装置
JP3047510B2 (ja) オーディオ信号符号化装置
JP2862457B2 (ja) 画像情報の符号化・復号方法
JPH03104435A (ja) データ伝送装置