JPH029201B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH029201B2
JPH029201B2 JP6302381A JP6302381A JPH029201B2 JP H029201 B2 JPH029201 B2 JP H029201B2 JP 6302381 A JP6302381 A JP 6302381A JP 6302381 A JP6302381 A JP 6302381A JP H029201 B2 JPH029201 B2 JP H029201B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
valve
pressure
pilot
spring
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP6302381A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS57177406A (en
Inventor
Kenji Masuda
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Industries Ltd filed Critical Daikin Industries Ltd
Priority to JP6302381A priority Critical patent/JPS57177406A/ja
Publication of JPS57177406A publication Critical patent/JPS57177406A/ja
Publication of JPH029201B2 publication Critical patent/JPH029201B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)
  • Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 この発明はたとえば射出成形機等に用いれば特
に好適なもので、省エネルギー効果に優れた動
力、マツチモードまたは流量・圧力応答性に優れ
た合流形アキユムレータモードを自在に選択でき
るようにしたモード切換のできる流量制御回路に
関する。
〈従来の技術〉 近年、たとえば射出成形機等においては、第5
図に示すように、可変ポンプ201に接続したメ
インライン202に設けた可変絞り弁203の前
後の差圧に応じて作動するロードセンシング弁2
04で、可変ポンプ201の吐出量制御部205
を制御して、可変ポンプ201の吐出量を制御
し、上記可変絞り弁203の前後の差圧を略一定
に制御する動力マツチングモードの流量制御回路
が一般に使用されるようになつた(特開昭51−
51682号公報)。
〈発明が解決しようとする課題〉 この動力マツチングモードの流量制御回路は、
可変ポンプ201の吐出量および吐出圧力をアク
チユエータの要求流量及び負荷圧力に常時、制御
するので、無駄な動力を消費することがなく、省
エネルギー効果に優れる。
しかしながら、この動力マツチングモードの流
量制御回路は、ロードセンシング弁204および
吐出量制御部205に動作遅れがあるため可変絞
り弁203の開度調整による流量増減や負荷圧の
昇降に迅速に対応できない欠陥がある。一方周知
のごとく、固定ポンプとバイパス形圧力補償弁と
を用い、このバイパス形圧力補償弁で余剰流体を
タンクに排出して可変絞り弁の前後の差圧を略一
定に制御する圧力マツチングモード(すなわち弁
制御方式)の流量制御回路は、上記流量制御回路
に比して、流量や圧力の変化に対する応答性は良
いが、省エネルギー効果に劣る欠陥がある。
この発明の目的は、一つの制御回路で制御対象
の要求に応じて、省エネルギー効果を狙つたり、
あるいは流量・圧力の応答性の向上を図つたりす
ることができる流量制御回路を新規に提出するこ
とである。
〈課題を解決するための手段〉 上記目的を達成するため、この発明のモード切
換のできる合流形流量制御回路は、第1図に例示
するように、可変ポンプ1とアクチユエータとの
間のメインライン2に上流側より順次減圧形圧力
補償弁3と絞り弁4とを設けると共に、圧力応動
形のロードセンシング弁21のパイロツト室とバ
ネ室に夫々上記減圧形圧力補償弁3の前位と絞り
弁4の後位とをパイロツトライン48と動力マツ
チ用パイロツトライン49,61を介して連通さ
せて、該ロードセンシング弁21を介して、上記
可変ポンプ1の吐出量制御部46をメインライン
2とタンクとに切換接続可能になして、上記可変
ポンプ1の吐出量を制御し得るようにし、さら
に、上記減圧形圧力補償弁3よりも上流側のメイ
ンライン2にアキユムレータ24を、中間に弁2
6を設けたライン25を介して接続すると共に、
モード切換用第1切換弁23を少なくとも上記動
力マツチ用パイロツトライン49,61を開閉し
得るように設けて、上記ロードセンシング弁21
を静止状態にし得るようにし、さらに、上記減圧
形圧力補償弁3よりも上流側のメインライン2に
固定ポンプ91をチエツク弁93を設けたライン
92を介して接続すると共に、上記固定ポンプ9
1とチエツク弁93との間から分岐したバイパス
ライン96にバイパス形圧力補償弁94を接続
し、該バイパス形圧力補償弁94のバネ室をモー
ド切換用第2切換弁97を介して上記絞り弁4と
の後位と一定圧力以上の圧力源とに切換接続可能
になし、さらに、上記ロードセンシング弁21の
バネ室のバネ圧および上記バイパス形圧力補償弁
94のバネ室のバネ圧を上記減圧形圧力補償弁3
のバネ室のバネ圧よりも大きく設定した。
〈作用〉 モード切換用第2切換弁97をシンボル位置
S23に位置させ、モード切換用第1切換弁23を
シンボル位置S2に位置させ、弁26を開いた場合
には次のように合流形アキユムレータモードとな
る。
このときモード切換用第1切換弁23のパイロ
ツト室とバネ室の流体圧が同じとなるから、可変
ポンプ1は固定ポンプとして動作し、可変ポンプ
1からの一定容量の吐出流体とアキユムレータ2
4からの放出流体とは合流する。一方、バイパス
形圧力補償弁94のバネ室99は、切換弁97を
介して圧力源に接続される。したがつて、バイパ
ス形圧力補償弁94は閉鎖し、固定ポンプ91か
らの吐出流体はチエツク弁93を通つてメインラ
イン2に流入する。この固定ポンプ91からの吐
出流体と、固定ポンプとして動作する可変ポンプ
1からの吐出流体と、アキユムレータ24からの
放出流体とは、合流して減圧形圧力補償弁3に供
給される。したがつて、たとえ絞り弁4の開度を
急激に大きくしても減圧形圧力補償弁3は絞り弁
4の前後の差圧を一定値△PGに制御し得る。つ
まり、この流量制御回路はたとえば射出行程に好
適な応答性、高速性に優れた可変ポンプ、固定ポ
ンプ合流形のアキユムレータモードの流量制御を
行なうのである。
一方、モード切換用第2切換弁97をシンボル
位置S21に位置させ、モード切換用第1切換弁2
3をシンボル位置S1に位置させ、弁26を閉鎖す
ると、次のように、ロードセンシング弁21と可
変ポンプ1とが動作している動マツチング系から
の流体と、固定ポンプ91とバイパス形圧力補償
弁94とが動作している圧力マツチング系からの
流体とが合流する。すなわち、このとき、バイパ
ス形圧力補償弁94のバネ室99は第2切換弁9
7を介して絞り弁4の後位に連通しているため
に、バイパス形圧力補償弁94は減圧形圧力補償
弁3の前位と絞り弁4の後位との差圧をそのバネ
圧△PL2に圧力マツチング制御をする一方、ロー
ドセンシング弁21のバネ室31は第1切換弁2
3を介して第1絞り弁4の後位に連通しているた
めに、ロードセンシング弁21は可変ポンプ1の
吐出量を制御して減圧形圧力補償弁3の前位と第
1絞り弁4の後位との差圧をそのバネ圧△PL1
動力マツチング制御をする。そして、固定ポンプ
91からの流体はチエツク弁93を通つて可変ポ
ンプ1からの流体に合流し、この流体は減圧形圧
力補償弁3によつて、絞り弁4の前後の差圧が一
定になるように制御される。
〈実施例〉 以下、この発明を射出成形機における実施例に
より詳細に説明する。
第1図において、1は例えば斜板を常時最大傾
斜角方向に付勢して最大流量を吐出するようにし
た斜板式可変容量形ピストンポンプからなる可変
ポンプ、2は可変ポンプ1の吐出口に接続したメ
インライン、3,4はメインライン2に上流側か
ら順次設けた減圧形圧力補償弁と第1絞り弁、
5,6,7は夫々メインライン2の先端の分岐点
8に各分岐ライン11,12,13を介して接続
したアクチユエータとしての型締シリンダとスク
リユ軸回転用油圧モータと射出シリンダ、14,
15,16は夫々各分岐ライン11,12,13
に設けた切換弁、17は第1絞り弁4の前後のメ
インライン2に両端を接続したバイパスライン1
8に設けた第2絞り弁である。
一方、21はロードセンシング弁の一例として
の3ポートパイロツト弁、22は上記ロードセン
シング弁21と同一構造をした圧力制御用パイロ
ツト弁、23はモード切換用第1切換弁の一例と
しての2位置4ポート切換弁、24は減圧形圧力
補償弁3よりも前立つまり上流側のメインライン
2にライン25を介して接続したアキユムレー
タ、26は該ライン25に設けた弁の一例として
のパイロツトチエツク弁、27は減圧形圧力補償
弁3と第1絞り弁4との間のメインライン2とタ
ンク28とを接続する分流ライン29に設けたサ
ージ圧吸収弁である。
上記ロードセンシング弁21はシンボル位置
V1でポートlとnとを連通させ、ポートmを閉
鎖する一方、シンボル位置V2でポートmとnと
を連通させ、ポートlを閉鎖するようになつてい
る。そして、このロードセンシング弁21はその
バネ室31のバネ32のバネ圧をΔPL1に設定し
ていて、パイロツト室33とバネ室31との差圧
がΔPL1以上になると、シンボル位置V1に位置し、
上記差圧がΔPL1以下になるとシンボル位置V2
位置するようになつている。圧力制御用パイロツ
ト弁22のバネ室34のバネ35のバネ圧はΔPp
に設定する。モード切換用切換弁23はシンボル
位置S1でポートPとA、ポートBとTを夫々連通
させ、シンボル位置S2でポートAとTとを連通さ
せる一方、ポートPとBを閉鎖するようになつて
いる。
上記ロードセンシング弁21のポートlには、
パイロツトライン41を介して減圧形圧力補償弁
3よりも前位のメインライン2を接続すると共
に、そのポートmにパイロツトライン42を介し
てタンク43を接続する一方、そのポートnにパ
イロツトライン44を介して圧力制御用パイロツ
ト弁22のポートmを接続する。圧力制御用パイ
ロツト弁22のポートnには可変ポンプ1のたと
えば斜板制御シリンダからなる吐出量制御部46
をパイロツトライン45を介して接続する一方、
そのポートlにパイロツトライン47を介して減
圧形圧力補償弁3の前位のメインライン2を接続
する。
上記ロードセンシング弁21のパイロツト室3
3はパイロツトライン48を介して減圧形圧力補
償弁3の前位に接続する一方、ロードセンシング
弁21のバネ室31はパイロツトライン49を介
してモード切換用第1切換弁23のポートPに接
続する。上記パイロツトライン49は、フイード
イン絞り51を設けたパイロツトライン52を介
して減圧形圧力補償弁3の前位に接続して、ロー
ドセンシング弁21の応答を迅速にする。
上記圧力制御用パイロツト弁22のパイロツト
室36はパイロツトライン53を介して減圧形圧
力補償弁3の前位に接続する一方、圧力制御用パ
イロツト弁22のバネ室34はパイロツトライン
54を介してモード切換用第1切換弁23のポー
トBに接続する。上記パイロツトライン54は、
フイードイン絞り55を設けたパイロツトライン
56を介して減圧形圧力補償弁3の前位に接続し
て、後記するパイロツトリリーフ弁68と共同で
圧力制御を可能にすると共に、アキユムレータの
チヤージ圧制御用パイロツトリリーフ弁57を設
けたパイロツトライン58を介してタンク59に
接続する。
上記モード切換用第1切換弁23のポートAに
は、パイロツトライン61を介して第1絞り弁4
の後位のメインライン2を接続する。このパイロ
ツトライン61と前記パイロツトライン49で動
力マツチ用パイロツトラインを形成する。該パイ
ロツトライン61には絞り62を設け、該絞り6
2とモード切換用第1切換弁23のポートAとの
間のパイロツトライン61に、パイロツトライン
63を介して減圧形圧力補償弁3のバネ室71を
接続する。そのバネ室71のバネ64のバネ圧は
ΔPGに設定して、第1、第2絞り弁4,17の前
後の差圧をΔPGに制御するようにする。上記バネ
室71にはフイードイン絞り88を設けたパイロ
ツトライン89を介して絞り弁4よりも上流側の
メインライン2を接続して、減圧形圧力補償弁3
の応答を迅速にする。
モード切換用第1切換弁23のポートTには、
パイロツトライン65を介して、サージ圧吸収弁
27のバネ室72を接続する。該サージ圧吸収弁
27のバネ室72のバネ66のバネ圧はΔPRに設
定して、そのバネ室72とパイロツト室73との
差圧がΔPR以上になるとサージ圧吸収弁27を開
放するようにする。このバネ圧△PRはバネ圧ΔPG
よりも大きく設定する。上記パイロツトライン6
5には、中間に電磁比例形のパイロツトリリーフ
弁68を設けたパイロツトライン67を介してタ
ンク69を接続する。
一方、パイロツトチエツク弁26のパイロツト
ポート26aは、電磁切換弁80をシンボル位置
S11に位置させた際に、パイロツトライン81,
82を介してタンク83に連通するようにして、
パイロツトチエツク弁26の逆流防止作用をさせ
る一方、電磁切換弁80をシンボル位置S12に位
置させた際に、パイロツトポート26aをパイロ
ツトライン81,84を介してライン25に接続
して、パイロツトチエツク弁26を開放して、ア
キユムレータ24内の蓄圧油を放出できるように
する。
なお、86は可変ポンプ1の斜板の最大傾斜角
を制限して最大吐出流量を規制するための制限ネ
ジで、図示しない原動機のオーバロードを防止す
るものである。ただし△PR>PPとする。
一方、91は固定ポンプ、92は固定ポンプ9
1の吐出口と減圧形圧力補償弁3の前位とを接続
するライン、93は該ライン98中に固定ポンプ
91から減圧形圧力補償弁3への方向が順方向と
なるように設けたチエツク弁、94は固定ポンプ
91とチエツク弁93との間から分岐したバイパ
スライン96に設けたバイパス形圧力補償弁、9
7は一例として4ポート3位置電磁切換弁からな
るモード切換用第2切換弁である。
上記第2切換弁97はシンボル位置S21でポー
トPとAを連通させ、ポートBおよびTを閉鎖
し、シンボル位置S22でポートPとTを連通させ、
ポートAおよびBを閉鎖し、シンボル位置S23
ポートPとBを連通させ、ポートAおよびTを閉
鎖するようになつている。
上記第2切換弁97のポートPはパイロツトラ
イン98を介してバイパス形圧力補償弁94のバ
ネ室99に接続すると共に、第2切換弁97のポ
ートTはタンク100に接続する。また、第2切
換弁97のポートAはパイロツトライン101を
介して第1絞り弁4の後位に接続すると共に、第
2切換弁97のポートBは絞り103を有するパ
イロツトライン104を介して一定圧力以上の圧
力源の一例としてのバイパス形圧力補償弁94の
前位のライン96に接続する。
したがつて、第2切換弁97をシンボル位置
S21に位置させると、バイパス形圧力補償弁94
のバネ室99は第1絞り弁4の後位に接続され
て、該バイパス形圧力補償弁94は、その入口側
にパイロツトライン96を介して接続されたパイ
ロツト室105とバネ室99との差圧つまり減圧
形圧力補償弁3の前位と第1絞り弁4の後位との
差圧をバネ室99のバネ106のバネ圧△PL2
制御し得る。また、第2切換弁97をシンボル位
置S22に位置させると、バイパス形圧力補償弁9
4のバネ室99はタンク100に接続されて、該
バイパス形圧力補償弁94はその入口側圧力つま
りパイロツト室105の圧力がバネ圧△PL2以上
になると開放する。また、第2切換弁97をシン
ボル位置S23に位置させると、バイパス形圧力補
償弁94のバネ室99は、第2切換弁97を介し
てライン96に接続される。
上記構成のモード切換のできる合流形流量制御
回路は次のように動作する。
〔I〕 モード切換用第2切換弁97をシンボル位
置S22に、モード切換用第1切換弁23をシン
ボル位置S1に、切換弁80をシンボル位置S11
に夫々位置させた場合(単独動力マツチングモ
ードの場合)。
このとき、バイパス形圧力補償弁94のバネ
室99は、第2切換弁97を介してタンク10
0に連通するために、該バイパス形圧力補償弁
94は入口側の圧力がそのバネ圧△PL2になる
と開放するいわばアンロード弁となつて、固定
ポンプ91はアンロード運転される。そして、
チエツク弁93は、可変ポンプ1側の圧力によ
り閉鎖される。
この状態で、減圧形圧力補償弁3のバネ圧△
PGをロードセンシング弁21のバネ圧△PL1
りも大きく設定し、第2絞り弁17を完全に閉
鎖し、さらにパイロツトリリーフ弁68の電流
値を零から所定値に増大させると同時に、切換
弁16を開放して、射出シリンダ7を前進させ
るとする。ただし、射出シリンダ7と連動する
図示しない射出スクリユ内には、既に樹脂を油
圧モータ6にて計量・充填しているとする。
そうすると、可変ポンプ1の吐出量は零から
増大するがこの射出シリンダ7の前進中におい
ては、可変ポンプ1の出口圧力はパイロツトリ
リーフ弁68の設定圧力以下となつているの
で、圧力制御用パイロツト弁22のパイロツト
室36とバネ室34とには、夫々パイロツトラ
イン53とフイードイン用パイロツトライン5
6を介して減圧形圧力補償弁3の前位の圧力が
伝えられる。このため圧力制御用パイロツト弁
22はシンボル位置V2に位置する。またこの
とき、ロードセンシング弁21のパイロツト室
33にはパイロツトライン48を介して減圧形
圧力補償弁3の前位の圧力が伝えられる一方、
ロードセンシング弁21のバネ室31にはパイ
ロツト切換弁23のポートA,Pおよび動力マ
ツチ用パイロツトライン49,61を介して第
1絞り弁4の後位の圧力が伝えられる。このた
め、ロードセンシング弁17は、そのパイロツ
ト室33とバネ室31との圧力差がバネ圧△
PL1のときは、シンボル位置V2に位置して、可
変ポンプ1の吐出量制御部46をパイロツトラ
イン45、圧力制御用パイロツト弁22、パイ
ロツトライン44、パイロツトライン42を介
してタンク43に連通させ、可変ポンプ1の斜
板を最大吐出側に傾斜させて、吐出量を増大さ
せる。このとき斜板に応答遅れのあることに注
意すべきである。一方、上記パイロツト室33
とバネ室31との差圧がバネ圧△PL1以上にな
ると、ロードセンシング弁21はシンボル位置
V1に位置して、可変ポンプ1の吐出量制御部
46をパイロツトライン45、圧力制御用パイ
ロツト弁22、パイロツトライン44、パイロ
ツトライン41を介して減圧形圧力補償弁3の
前位のメインライン2に連通させ、該吐出量制
御部46に流体圧を作用させて、可変ポンプ1
の斜板を中立方向に傾斜させて、吐出量を減少
傾向とせる。このように、ロードセンシング弁
21は可変ポンプ1の吐出量を制御して第1絞
り弁4前後の差圧をバネ圧△PL1に一致するよ
うに制御する。
一方、減圧形圧力補償弁3は、そのバネ室7
1にパイロツトライン61,63を介して第1
絞り弁4の後位の圧力が伝えられているため
に、第1絞り弁4の前後の差圧をそのバネ差圧
△PGに制御しようとする。しかしながら、前
述の設定において、(バネ差圧△PG>バネ差圧
△PL)としており、ロードセンシング弁21
は、減圧形圧力補償弁3の前位と第1絞り弁4
の後位との差圧を△PL1になるように制御して
いるので、減圧形圧力補償弁3は全開状態のま
まで作動しない。
一方、アキユムレータ24には既に上記射出
シリンダ7の前進中の可変ポンプ1からの吐出
流体圧よりも高圧な流体を充填しているとす
る。電磁切換弁80がシンボル位置S1に位置し
ているために、パイロツトチエツク弁26は上
記高圧流体を閉鎖して、アキユムレータ24か
らは流体は吐出されず、またアキユムレータ2
4にも流体は供給されない。
したがつて、このとき、固定ポンプ91はア
ンロードされ、可変ポンプ1は吐出圧力および
吐出流量を負荷の要求にマツチさせるように制
御されており、可変ポンプ1単独で省エネルギ
ー効果の大きい動力マツチングモードの流量制
御が第1絞り弁4に対して行こなわれる。この
第1絞り弁4の開度と出力流量の関係を第2図
中曲線イで示す。
なお絞り弁4の開度をかえて射出速度を可変
にできることはいうまでもない。しかしこの場
合も可変ポンプ制御方式であるための流量制御
の応答遅れには注意すべきである。
なお、上記射出シリンダ7の前進行程を、前
記の場合と逆に減圧形圧力補償弁3のバネ圧△
PGをロードセンシング弁21のバネ圧△PL1
りも小さく設定した場合も、前述の場合と略同
様に、この合流形流量制御回路は可変ポンプ1
単独のマツチングモードの制御を行なう。但
し、(バネ圧△PG<バネ圧△PL1)となつている
ので、動力マツチングモード時においても、減
圧形圧力補償弁3は動作して、第1絞り弁4の
前後の差圧を△PGに制御する。すなわち減圧
形圧力補償弁3と絞り弁4とは流量調整弁を形
成する。すなわち、ロードセンシング弁21の
動作による可変ポンプ1の吐出量制御により、
減圧形圧力補償弁3の前位と第1絞り弁4の後
位との差圧を△PL1に制御した上に、上記減圧
形圧力補償弁3で第1絞り弁4の前後の差圧を
△PGに制御しているのである。したがつて、
開度−出力流量動特性は、流量減少時におい
て、動力マツチモードにも拘らず応答性が良く
なる。これは、可変ポンプ1に関係なく減圧形
圧力補償弁3で制御するからである。
なお上記動作において、パイロツトリリーフ
弁68は閉鎖したままであるとする。
次いで、上記流量制御状態から、射出シリン
ダ7が図示しない樹脂の充填を完了して静止す
る圧力制御状態に移行するとする。そうする
と、パイロツトリリーフ弁68とフイードイン
絞り55との間のパイロツトライン54,6
5,67の圧力は、該パイロツトリリーフ弁6
8の動作により、その設定圧力に制御される。
このとき、圧力制御用パイロツト弁22は、パ
イロツト室36の圧力と上記設定圧力であるバ
ネ室34の圧力との差圧がバネ圧△PPとなる
ように、シンボル位置V1またはV2に位置し、
定常的にはV1,V2の中間のシンボル位置に位
置する。ただし△PR>△PPとする、このため、
可変ポンプ1の吐出量制御部46は、パイロツ
トライン45,47,53を介して、メインラ
イン2に接続され、そして、可変ポンプ1は斜
板を中立側に急激に位置させて極く僅かな吐出
量でもつて、メインライン2の圧力を設定圧力
に制御するようになる。なおこの速度制御領域
から圧力制御領域に移る過度期においては、流
量が急激に減少するが、ここで斜板の作動遅れ
が生じ、このためメインライン2にサージ圧
(圧力オーバシユート)が発生しようとするが、
これはサージ吸収弁27にて吸収することがで
きる。また上記流量制御から圧力制御に移行す
る初期過渡時において仮りにゆつくり移行する
なら、ロードセンシング弁21は第1絞り弁4
前後の差圧をバネ差圧△PL1になるように制御
し得るので、この流量制御回路の圧力オーパラ
イド特性は良好である。つまり、負荷圧が上昇
してパイロツトリリーフ弁68を通過する流量
がわずかに生じても圧力制御用パイロツト弁2
2が作用するまでは、第1絞り弁4の差圧を保
つて精確な流量制御が行なわれるのである。
〔〕 モード切換用第2切換弁97をシンボル位
置S22に位置させ、モード切換用第1切換弁2
3をシンボル位置S2に位置させ、切換弁80を
シンボル位置S12に位置させた場合(アキユム
レータモードの場合)。
このとき、前記と同様にバイパス形圧力補償
弁94のバネ室99はタンク100に連通する
ために、固定ポンプ91はアンロード運転さ
れ、チエツク弁93は閉鎖される。この状態
で、(バネ圧△PG>バネ圧△PL1)に設定し、切
換弁16を開放して、射出シリンダ7を前進さ
せると、モード切換用第1切換弁23のポート
Pが閉鎖されるためにロードセンシング弁21
のバネ室31にはフイードイン絞り51を設け
たパイロツトライン52を介して、減圧形圧力
補償弁3の前位のメインライン2の流体圧力の
みが伝えられる。このためロードセンシング弁
21はシンボル位置V2に位置して停止する。
また同様にモード切換え用第1切換弁23のポ
ートBが閉鎖されるため圧力制御用パイロツト
弁22のバネ室34は、フイードイン絞り55
を設けたパイロツトライン56を介して減圧形
圧力補償弁3の前位のメインライン2の流体圧
力のみが伝えられるため、圧力制御用パイロツ
ト弁22はシンボル位置V2に位置して停止す
る。したがつて可変ポンプ1の吐出量制御部4
6は、タンク43に接続されて、可変ポンプ1
の吐出量を制限ネジ86で定まる最大値に固定
する。
一方、このとき、パイロツトチエツク弁26
のパイロツトポート26aは電磁切換弁80が
シンボル位置S12に位置しているために、パイ
ロツトライン81,84を介してライン25に
連通している。このためパイロツトチエツク弁
26は開放しており、アキユムレータ24から
の流体はパイロツトチエツク弁26、ライン2
5を通つてメインライン2に放出される。
一方、減圧形圧力補償弁3のバネ室71に
は、パイロツトライン61、絞り62、パイロ
ツトライン63を介して、第1絞り弁4の後位
の流体圧力が伝えられているため、減圧形圧力
補償弁3は、固定ポンプとして動作している可
変ポンプ1からの吐出流体とアキユムレータ2
4からの放出流体との合流流体を減圧制御し、
第1絞り弁4の前後の差圧を減圧形圧力補償弁
3のバネ64のバネ圧△PGに相当する圧力に
制御する。この減圧形圧力補償弁3で第1絞り
弁4の前後の差圧を一定に制御しておこなう流
量制御はいわゆる弁制御であるため、射出初め
中間高速において高い流量の応答性を有し、高
い精度を有するものである。またアキユムレー
タ24からの吐出流体を利用しているため、ア
クチユエータを高速に動かせることも可能なも
のである。上記第1絞り弁4の開度と出力流量
の関係を第2図中曲線ロで示す。(バネ圧△PG
>バネ圧△PL1)であるため、減圧形圧力補償
弁3が動作するアキユムレータモード時の第1
絞り弁4の前後の差圧は、動力マツチングモー
ド時の第1絞り弁4の前後の差圧よりも大きく
なる。したがつて、△PG>△PL1)の設定のも
とでは、第2図中曲線イ,ロで示す如く、アキ
ユムレータモードにおける出力流量は動力マツ
チングモードにおける出力流量よりも大きくな
る。
なお、このアキユムレータモードにおいて、
パイロツトリリーフ弁57は安全弁もしくはア
キユムレータのチヤージ圧力制御弁として働
き、負荷圧力制御はパイロツトリリーフ弁68
が行なう。またアキユムレータモードで圧力制
御に入る場合のアクチユエータ側サージ圧はサ
ージ吸収弁27が吸収する。但し△PG<△PR
とする。
なお、(バネ圧△PG<バネ圧△PL1)の設定の
もとでも、この流量制御回路は前述の場合と全
く同様にアキユムレータモードの流量制御を行
こなう。そして、減圧形圧力補償弁3は第1絞
り弁4の前後の差圧を△PGに制御する。した
がつて、この(△PG<△PR)の設定のもとで
は、開度−出力流量特性は第3図中曲線ハで示
す如く、動力マツチングモードとアキユムレー
タモードは同一曲線となる。
〔〕 モード切換用第2切換弁97をシンボル位
置S23に位置させ、モード切換用第1切換弁2
3と切換弁80を夫々シンボル位置S2とS12
位置させた場合(合流形アキユムレータモード
の場合)。
この場合は、前記の場合と全く同様に、可変
ポンプ1は固定ポンプとして動作し、可変ポン
プ1からの一定容量の吐出流体とアキユムレー
タ24からの放出流体とは合流する。一方、バ
イパス形圧力補償弁94のバネ室99は、切換
弁97と絞り103を介してその入口側のライ
ン96に連通するために、バイパス形圧力補償
弁94とパイロツトリリーフ弁107と絞り1
03全体でいわゆるバランスドピストン形リリ
ーフ弁が形成され、バイパス形圧力補償弁94
はそれの主弁として動作する。したがつて、固
定ポンプ91の吐出圧力は、(パイロツトリリ
ーフ弁107の設定圧力+バネ圧△PL2)以下
に制御されるから、その固定ポンプ91からの
吐出流体はチエツク弁93を通つてメインライ
ン2に流入する。この固定ポンプ91からの吐
出流体と、固定ポンプとして動作する可変ポン
プ1からの吐出流体とアキユムレータ24から
の放出流体とは、合流して減圧形圧力補償弁3
に供給される。したがつて、たとえ第1絞り弁
4に加えて第2絞り弁17を開放しても、ま
た、第1、第2絞り弁4,17の開度を急激に
大きくしても減圧形圧力補償弁3は第1、第2
絞り弁4,17の前後の差圧を一定値△PG
制御し得る。つまり、この流量制御回路はたと
えば射出行程に好適な応答性、高速性に優れた
可変ポンプ、固定ポンプ合流形のアキユムレー
タモードの流量制御を行なうのである。第2絞
り弁17を全開にした状態での、第1、第2絞
り弁4,17全体の開度−出力流量特性を第3
図中曲線ニにより示す。第2絞り弁17の分だ
け曲線ハに対して出力流量が増大している。
〔〕 モード切換用第2切換弁97をシンボル位
置S21に位置させ、モード切換用第1切換弁2
3をシンボル位置S1に位置させ、切換弁80を
シンボル位置S11に位置させた場合(動力マツ
チングモードまたは圧力マツチングモードの場
合)。
このとき、バイパス形圧力補償弁94のバネ
室99は第2切換弁97を介して第1絞り弁4
の後位に連通しているために、バイパス形圧力
補償弁94は減圧形圧力補償弁3の前位と第1
絞り弁4の後位との差圧をバネ圧△PL2に制御
しようとする。また、ロードセンシング弁21
のバネ室31は第1切換弁23を介して第1絞
り弁4の後位に連通しているために、ロードセ
ンシング弁21は可変ポンプ1の吐出量を制御
して減圧形圧力補償弁3の前位と第1絞り弁4
の後位との差圧をバネ圧△PL1に制御しようと
する。また、パイロツトチエツク弁26はその
パイロツトポート26aをタンク83に連通し
ているため閉鎖する。上記バネ圧△PL1、PL2
大小によつて、流量制御パターンが変わるか
ら、次のように場合に分けて説明する。なお、
第2絞り弁17は全閉にしているとする。
○イ バネ圧△PL1>バネ圧△PL2>バネ圧△PG、た
とえば△PL1=10Kg/cm2、PL2=8Kg/cm2、△PG
=6Kg/cm2の場合。
第1絞り弁4の開度が第4−I図に示す一定
開度B1以下とすると、ロードセンシング弁2
1の前記の如き作動により、可変ポンプ1の吐
出量を制御し、減圧形圧力補償弁3の前位と第
1絞り弁4の後位との差圧を△PL1(10Kg/cm2
に制御する。一方、バイパス形圧力補償弁94
は、固定ポンプ91とチエツク弁93との間の
ライン92と、第1絞り弁4の後位との差圧を
△PL2(8Kg/cm2)に制御する。したがつて、チ
エツク弁93を境として、可変ポンプ1側が、
固定ポンプ91側よりも、圧力が高くなつてチ
エツク弁93は閉鎖する。このため、固定ポン
プ91からの吐出流体は、バイパス形圧力補償
弁94により(負荷圧力+△PL2)の圧力に制
御され、かつその全吐出流体はバイパス形圧力
補償弁74を通つて、熱発生を伴ないながらタ
ンク95に排出される。この熱発生を逆に利用
して、流体(たとえば油)の温度上昇を図り、
この流量制御回路のウオーシングアツプ時間
を、無駄な流体を吐出しない一個の大容量の可
変ポンプを用いる場合に比べて短縮できる。
一方、ロードセンシング弁21は前述の如
く、可変ポンプ1の吐出量を制御して減圧形圧
力補償弁3の前位と第1絞り弁4の後位との差
圧を△PL1(10Kg/cm2)に制御し、さらに、減圧
形圧力補償弁3は第1絞り弁4の前後の差圧を
△PG(6Kg/cm2)に制御する。このように、第
1絞り弁4の前後の差圧を減圧形圧力補償弁3
で圧力補償するから、第1絞り弁4の開度を急
減させた際のその出力流量の応答性は、応答性
の悪い可変ポンプ系の影響を受けないから非常
に良い。
上記流量制御は、チエツク弁93を境とし
て、可変ポンプ側だけでは動力マツチングモー
ドを、固定ポンプ91では、高圧の吐出流体を
全量損失エネルギーとしてタンク95に排出す
る。この状態を第4−I図中領域aで示す。第
4−I図中曲線xは第1絞り弁4の出力流量
を、曲線yは両ポンプ1,91全体の吐出流量
を示す。
次いで、第1絞り弁4の開度を増大すると、
それにつれて、可変ポンプ1の吐出流量はロー
ドセンシング弁21により制御されて増大する
が、第1絞り弁4の開度が一定値になると、可
変ポンプ1の吐出流量は最大値となつて、それ
以上は増大させることができなくなる。したが
つて、第1絞り弁4の開度をさらに増大させる
と、減圧形圧力補償弁3の前位と第1絞り弁4
の後位との差圧は△PL1(10Kg/cm2)から低下し
始めて、第1絞り弁4の開度の増大につれて、
8Kg/cm2にまで低下する。この差圧が8Kg/cm2
以下となると、固定ポンプ91からの吐出流体
はチエツク弁93を開放して、可変ポンプ1か
らの吐出流体に合流する。そして、バイパス形
圧力補償弁94は余剰流体をタンク95に排出
しながら、減圧形圧力補償弁3の前位と第1絞
り弁4の後位との差圧を△PL2(8Kg/cm2)に圧
力マツチングモードで制御する。この圧力マツ
チングモードの流量制御は、余剰流体をタンク
に排出する弁制御方式で減圧形圧力補償弁3の
前位と第1絞り弁4の後位との間の圧力補償を
行なうものであるから、第1絞り弁4の開度を
急激に増大させた際においても、この出力流量
の応答性は迅速なものである。
この可変ポンプ1と固定ポンプ91との両吐
出流体が合流している状態では、減圧形圧力補
償弁3の前位と第1絞り弁4の後位との差圧が
△PL2(8Kg/cm2)になつているので、ロードセ
ンシング弁21はシンボル位置V2に位置した
ままである。したがつて、可変ポンプ1の斜板
は最大傾斜角で静止して、可変ポンプ1は最大
流量を吐出する状態で回転し、いわば固定ポン
プとして動作する。この圧力マツチングモード
の流量制御状態を第4図中領域で示す。
また、上記合流状態に非合流状態から移行す
る過渡時において、減圧形圧力補償弁3が第1
絞り弁4に対して圧力補償をしているから、第
1絞り弁4の前後の差圧は常に△PG(6Kg/
cm2)に制御され、したがつて、上記過渡時にお
いても、第4−図に示す如く、第1絞り弁4
の出力流量は開度に応じて、連続的にかつ滑ら
かに変化する。
○ロ バネ圧△PL2>バネ圧△PL1>バネ圧△PG、た
とえば△PL2=10Kg/cm2、△PL1=8Kg/cm2、△
PG=6Kg/cm2の場合。
いま、第1絞り弁4の開度は一定値未満の小
さい開度であるとすると、バイパス形圧力補償
弁94は固定ポンプ91の吐出口と第1絞り弁
4の後位との差圧をバネ圧△PL2(10Kg/cm2)に
等しくするように動作する。一方、ロードセン
シング弁21は減圧形圧力補償弁3の前位と第
1絞り弁4の後位との差圧を△PL1(8Kg/cm2
とするように、可変ポンプ1の吐出流量を制御
しようとする。このため、固定ポンプ91から
の吐出流量はチエツク弁93を通つて、メイン
ライン2に流入し、バイパス形圧力補償弁94
は、余剰流体をタンク95に排出しながら、減
圧形圧力補償弁3の前位と第1絞り弁4の後位
との差圧を△PL2(10Kg/cm2)に制御する。一
方、このように、差圧を△PL2(10Kg/cm2)に制
御している状態では、ロードセンシング弁21
のパイロツト室33とバネ室31との差圧は△
PL2(10Kg/cm2)となるために、そのロードセン
シング弁21はシンボル位置V1に位置したま
まである。したがつて、可変ポンプ1の吐出量
制御部46は、メインライン3の圧力が伝えら
れ、可変ポンプ1の斜板は最小傾斜角で静止
し、可変ポンプ11は吐出量を略零とする状態
で回転している。
この圧力マツチングモードの流量制御は、応
答の遅い可変ポンプ系の影響を受けないから、
第1絞り弁4の出力流量の応答性は迅速であ
る。また、この圧力マツチングモードの流量制
御を選択することにより、ウオーシングアツプ
時間を動力マツチングモードに比べて短縮でき
る。なお、第4−図中領域はこの圧力マツ
チングモードの流量制御状態を示す。
次いで、第1絞り弁4の開度を上記一定値よ
りも増大すると、固定ポンプ91からの吐出流
体のみでは、流量が不足して、減圧形圧力補償
弁3の前位と第1絞り弁4の後位との差圧は△
PL2(10Kg/cm2)から低下し始め、さらに第1絞
り弁4の開度を増大すると、上記差圧は8Kg/
cm2まで低下する。この差圧が△PL1(8Kg/cm2
以下となると、ロードセンシング弁21が前述
の如く動作して、可変ポンプ1の吐出量を負荷
の要求に応じて自動的に制御して、減圧形圧力
補償弁3の前位と第1絞り弁4の後位との差圧
を△PL1(8Kg/cm2)に制御する。つまり、固定
ポンプ91からの吐出流体に可変ポンプ1から
の吐出流体を合流させて、合流式動力マツチン
グモードの流量制御を行なうのである。この合
流式動力マツチングモードの流量制御状態にお
いては、第1絞り弁4の出力流量の減少側への
応答性は減圧形圧力補償弁3の作用により迅速
である。
また、上記固定ポンプ91のみが流体を吐出
している非合流状態から、可変ポンプ1と固定
ポンプ91との吐出流体が合流している合流状
態に移行する過渡時においても、減圧形圧力補
償弁3が第1絞り弁4に対して圧力補償をして
いるので、該第1絞り弁4の前後の差圧は常に
△PG(6Kg/cm2)に制御されており、したがつ
て、上記過渡時においても、第1絞り弁4の出
力流量は開度に応じて滑らかに増大する。
なお、第4−図中B2は可変ポンプ1と固
定ポンプ91との吐出流体が合流する際の第1
絞り弁4の開度を示し、領域とは夫々合流
前の圧力マツチングモードの流量制御状態と、
合流後の合流式動力マツチングモードの流量制
御状態を示す。また、第4−図点Zは自動合
流分離点を示し、第1絞り弁4の開度を増大す
るときはこの点Zで自動的に合流し、第1絞り
弁4の開度を減少するときにはこの点Zで自動
的に分離して固定ポンプ91のみが流体を吐出
する。
なお、第4−Iに示す領域aおよび第4−
図に示す領域において、モード切換用第2切
換弁97をシンボル位置S22に位置させて、前
記〔I〕で説明した単独の動力マツチングモー
ドの流動制御を行なうようにしてもよい。ま
た、バイパス形圧力補償弁94のパイロツト室
はチエツク弁93よりも下流側に接続するよう
にしてもよい。
上記実施例では、モード切換用第2切換弁97
のシンボル位置S23において、バイパス形圧力補
償弁94のバネ室99を一定圧力源としての固定
ポンプ91の出口側のライン92に接続したが、
この一定圧力源はバイパス形圧力補償弁94を閉
鎖し得るものならばどのようなものであつてもよ
く、たとえばメインライン2であつてもよい。ま
た、ここで、絞り弁とは比例絞り切換弁をも含む
概念である。また、固定ポンプ、バイパス形圧力
補償弁、チエツク弁および切換弁の一連の組合せ
は、必要に応じて複数個並列的に設置してもよ
い。
<発明の効果> 以上の説明で明らかな如く、この発明によれ
ば、モード切換用第1、第2切換弁の切換と弁の
開閉によつて、ロードセンシング弁と可変ポンプ
を含む動力マツチング系からの流体と、固定ポン
プとバイパス形圧力補償弁を含む圧力マツチング
系からの流体とが合流する合流モードと、可変ポ
ンプを固定ポンプとして動作させて、可変ポンプ
と固定ポンプとアキユムレータとからの流体を合
流させて成るアキユムレータモードとを自在に選
択できる。したがつて、合流モードで省動力効果
を図り、アキユムモードで、応答性や高速性等の
制御性の向上の図ることができる。
また、絞り弁の前後の差圧を減圧形圧力補償弁
で一定に制御しているから、絞り弁の出力流量を
精度高く、また絞り弁の出力流量の減少方向にお
いて可変ポンプの応答遅れの影響を受けないよう
にできる。
また、固定ポンプと可変ポンプを組合せて用い
ているから、一個の大容量の可変ポンプを用いる
ものに比べて、より高速応答を得ることができ、
またポンプ騒音の点でも有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明のモード切換のできる流量制
御回路の一実施例の回路図、第2,3,4−I,
4−図は夫々開度−出力流量特性を示すグラ
フ、第5図は従来例の回路図である。 1……可変ポンプ、2……メインライン、4,
17……絞り弁、3……減圧形圧力補償弁、21
……ロードセンシング弁、23……第1切換弁、
24……アキユムレータ、26……パイロツトチ
エツク弁、49,69……動力マツチ用パイロツ
トライン、91……固定ポンプ、93……チエツ
ク弁、94……バイパス形圧力補償弁、97……
第2切換弁。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 可変ポンプ1とアクチユエータとの間のメイ
    ンライン2に上流側より順次減圧形圧力補償弁3
    と絞り弁4とを設けると共に、圧力応動形のロー
    ドセンシング弁21のパイロツト室とバネ室に
    夫々上記減圧形圧力補償弁3の前位と絞り弁4の
    後位とをパイロツトライン48と動力マツチ用パ
    イロツトライン49,61を介して連通させて、
    該ロードセンシング弁21を介して、上記可変ポ
    ンプ1の吐出量制御部46をメインライン2とタ
    ンクとに切換接続可能になして、上記可変ポンプ
    1の吐出量を制御し得るようにし、 さらに、上記減圧形圧力補償弁3よりも上流側
    のメインライン2にアキユムレータ24を、中間
    に弁26を設けたライン25を介して接続すると
    共に、モード切換用第1切換弁23を少なくとも
    上記動力マツチ用パイロツトライン49,61を
    開閉し得るように設けて、上記ロードセンシング
    弁21を静止状態にし得るようにし、 さらに、上記減圧形圧力補償弁3よりも上流側
    のメインライン2に固定ポンプ91をチエツク弁
    93を設けたライン92を介して接続すると共
    に、上記固定ポンプ91とチエツク弁93との間
    から分岐したバイパスライン96にバイパス形圧
    力補償弁94を接続し、該バイパス形圧力補償弁
    94のバネ室をモード切換用第2切換弁97を介
    して上記絞り弁4の後位と一定圧力以上の圧力源
    とに切換接続可能になし、 さらに、上記ロードセンシング弁21のバネ室
    のバネ圧および上記バイパス形圧力補償弁94の
    バネ室のバネ圧を上記減圧形圧力補償弁3のバネ
    室のバネ圧よりも大きく設定したことを特徴とす
    るモード切換のできる合流形流量制御回路。
JP6302381A 1981-04-25 1981-04-25 Combind flow type flow control circuit capable of mode exchange Granted JPS57177406A (en)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6302381A JPS57177406A (en) 1981-04-25 1981-04-25 Combind flow type flow control circuit capable of mode exchange

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6302381A JPS57177406A (en) 1981-04-25 1981-04-25 Combind flow type flow control circuit capable of mode exchange

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57177406A JPS57177406A (en) 1982-11-01
JPH029201B2 true JPH029201B2 (ja) 1990-03-01

Family

ID=13217304

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6302381A Granted JPS57177406A (en) 1981-04-25 1981-04-25 Combind flow type flow control circuit capable of mode exchange

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS57177406A (ja)

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6117704A (ja) * 1984-07-05 1986-01-25 Toshiba Mach Co Ltd 定差圧流量制御弁
WO1991005958A1 (en) * 1989-10-11 1991-05-02 Hitachi Construction Machinery Co., Ltd. Hydraulic driving apparatus of civil engineering/construction equipment
US5560205A (en) * 1994-12-21 1996-10-01 Caterpillar Inc. Attenuation of fluid borne noise

Also Published As

Publication number Publication date
JPS57177406A (en) 1982-11-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4523430A (en) Fluid flow control system
EP0462589B1 (en) Control system for load sensing hydraulic drive circuit
KR101588335B1 (ko) 유압제어 시스템
US4699571A (en) Control valve for a variable displacement pump
CN100445575C (zh) 用于控制至少两个液压消耗设备的控制布置和方法
JPS62270803A (ja) 油圧回路の制御方法
JPH029201B2 (ja)
JPH0310801B2 (ja)
JP3429999B2 (ja) スクリュ圧縮機の吐出圧力制御方法
JPS6246886B2 (ja)
JPS5813202A (ja) 圧力補償付流量制御装置
JPS6263201A (ja) モ−ド切換のできる流量制御回路
JPS5934003A (ja) 油圧合流回路
JPS58187601A (ja) 油圧合流回路
JPS6158683B2 (ja)
JP3240265B2 (ja) 型締装置の油圧制御方法
JPS6158682B2 (ja)
JPS5874901A (ja) モ−ド切換のできる流量制御回路
JPH08100805A (ja) 油圧制御装置
JPS6293502A (ja) モ−ド切換のできる流量制御回路
JP3752110B2 (ja) 発電機用水車の調速機
JPS5824007Y2 (ja) 液圧回路
JPS5838134A (ja) 射出シリンダの速度制御装置
JPH0756267B2 (ja) 可変容量型ポンプ
JPS59713B2 (ja) ユアツポンプノ リユウリヨウセイギヨソウチ