JPH029143Y2 - - Google Patents
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- JPH029143Y2 JPH029143Y2 JP4695784U JP4695784U JPH029143Y2 JP H029143 Y2 JPH029143 Y2 JP H029143Y2 JP 4695784 U JP4695784 U JP 4695784U JP 4695784 U JP4695784 U JP 4695784U JP H029143 Y2 JPH029143 Y2 JP H029143Y2
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- braking
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- movable levers
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- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 3
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- 230000006835 compression Effects 0.000 description 2
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- Braking Arrangements (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
技術分野
本考案は、シユー形ブレーキ装置に係わり、特
に立軸用のシユー形ブレーキ装置に関する。
に立軸用のシユー形ブレーキ装置に関する。
従来技術とその問題点
従来の立形の回転軸のブレーキ装置、例えばク
レーン旋回用の立軸電動機のブレーキ装置として
は、デイスク形の電磁ブレーキが主として使用さ
れている。この種のクレーン旋回用の電動機は小
容量のため、デイスク形のブレーキ装置で十分で
あり、特別問題は生じない。しかしながら、大容
量の立軸電動機のブレーキ装置となるとデイスク
形では熱容量の点の解決が難しく、又制動トルク
のばね調整が難しく、その上価格的にシユー形に
比較して高価となるという欠点がある。
レーン旋回用の立軸電動機のブレーキ装置として
は、デイスク形の電磁ブレーキが主として使用さ
れている。この種のクレーン旋回用の電動機は小
容量のため、デイスク形のブレーキ装置で十分で
あり、特別問題は生じない。しかしながら、大容
量の立軸電動機のブレーキ装置となるとデイスク
形では熱容量の点の解決が難しく、又制動トルク
のばね調整が難しく、その上価格的にシユー形に
比較して高価となるという欠点がある。
又、通常は、第1図a,b,cにて示すごとき
横形回転軸1の制動用ブレーキ装置2を立形回転
軸の制動用ブレーキ装置として用いているが、こ
の場合にも次のごとき問題点があつた。以下第1
図a,b,cを用いて横形回転軸1の制動用ブレ
ーキ装置2の構成と、このブレーキ装置2をその
まま立軸のブレーキ装置として用いた場合の問題
点について説明する。
横形回転軸1の制動用ブレーキ装置2を立形回転
軸の制動用ブレーキ装置として用いているが、こ
の場合にも次のごとき問題点があつた。以下第1
図a,b,cを用いて横形回転軸1の制動用ブレ
ーキ装置2の構成と、このブレーキ装置2をその
まま立軸のブレーキ装置として用いた場合の問題
点について説明する。
横軸制動用のブレーキ装置2は、取付ベース
3,回動レバー4,5、ブレーキドラム6の両側
に配設されたブレーキシユー7,7及び可動レバ
ー操作用の電磁石8等より構成してある。取付ベ
ース3は床面9上に固定自在の構成となつてお
り、この取付ベース3にはブレーキドラム6の両
側に立設配置された可動レバー4,5が支軸1
0,11を介して軸着されている。各可動レバー
4,5にはブレーキドラム6に対して接離自在の
ライニング12,12を固設したブレーキシユー
7,7が支軸13を介して軸着してある。ブレー
キドラム6は、第1図cにて示すごとくキー14
を介して電動機15の回転軸10に固装してあ
る。一側の(第1図6において左側)可動レバー
4の上部には、支持ピン16を介して操作軸17
の一端部が軸着してあり、操作軸17の他端部は
電磁石8の可動軸18に連動連結してある。他側
の可動レバー5の上部には、操作軸17と平行の
2本のロツド19,19がピン19aを介して軸
着してあり、ロツド19,19の先端部には後述
の弾機20規制用の規制板21が固設してある。
操作軸17は規制板21に貫挿してあり、操作軸
17における電磁石8側の適部には鍔状の弾機支
持板22が固設してある。そして、弾機支持板2
2と規制板21との間には、制動操作用の圧縮コ
イルばねのごとき弾機20が弾装してある。即
ち、操作軸17は、弾機20を介して常時第1図
a,bにおける右方向に押圧せしめられるべく付
勢されており、従つて、ブレーキドラム6はブレ
ーキシユー7,7、ライニング12,12を介し
て制動されるように設定構成されている。操作軸
17は、電磁石8の励磁を介して第1図a,bに
おいて左方向に移動せしめられるようになつてお
り、この際にはブレーキシユー7,7によるブレ
ーキドラム6の制動が解除されるようになつてい
る。可動レバー5の側面下部には、可動レバー5
の揺動角度(傾き)を制限するためのストツパー
ボルト23が螺着してあり、このストツパーボル
ト23の揺動規制作用によりブレーキ制動解放時
のブレーキドラム6とライニング12との間の空
隙が所望の空隙に設定されるようなつている。な
お、図中24で示すのは電磁石カバーである。
3,回動レバー4,5、ブレーキドラム6の両側
に配設されたブレーキシユー7,7及び可動レバ
ー操作用の電磁石8等より構成してある。取付ベ
ース3は床面9上に固定自在の構成となつてお
り、この取付ベース3にはブレーキドラム6の両
側に立設配置された可動レバー4,5が支軸1
0,11を介して軸着されている。各可動レバー
4,5にはブレーキドラム6に対して接離自在の
ライニング12,12を固設したブレーキシユー
7,7が支軸13を介して軸着してある。ブレー
キドラム6は、第1図cにて示すごとくキー14
を介して電動機15の回転軸10に固装してあ
る。一側の(第1図6において左側)可動レバー
4の上部には、支持ピン16を介して操作軸17
の一端部が軸着してあり、操作軸17の他端部は
電磁石8の可動軸18に連動連結してある。他側
の可動レバー5の上部には、操作軸17と平行の
2本のロツド19,19がピン19aを介して軸
着してあり、ロツド19,19の先端部には後述
の弾機20規制用の規制板21が固設してある。
操作軸17は規制板21に貫挿してあり、操作軸
17における電磁石8側の適部には鍔状の弾機支
持板22が固設してある。そして、弾機支持板2
2と規制板21との間には、制動操作用の圧縮コ
イルばねのごとき弾機20が弾装してある。即
ち、操作軸17は、弾機20を介して常時第1図
a,bにおける右方向に押圧せしめられるべく付
勢されており、従つて、ブレーキドラム6はブレ
ーキシユー7,7、ライニング12,12を介し
て制動されるように設定構成されている。操作軸
17は、電磁石8の励磁を介して第1図a,bに
おいて左方向に移動せしめられるようになつてお
り、この際にはブレーキシユー7,7によるブレ
ーキドラム6の制動が解除されるようになつてい
る。可動レバー5の側面下部には、可動レバー5
の揺動角度(傾き)を制限するためのストツパー
ボルト23が螺着してあり、このストツパーボル
ト23の揺動規制作用によりブレーキ制動解放時
のブレーキドラム6とライニング12との間の空
隙が所望の空隙に設定されるようなつている。な
お、図中24で示すのは電磁石カバーである。
上記ブレーキ装置2によれば、制動操作用の弾
機20を介して可動レバー4,5をそれぞれ内方
向に揺動せしめ、ブレーキシユー7のライニング
12によりブレーキドラム6を制動し得るととも
に、電磁石8を励磁することによりブレーキドラ
ム6とライニング12との接触を解放せしめ、制
動を解除し得るものである。
機20を介して可動レバー4,5をそれぞれ内方
向に揺動せしめ、ブレーキシユー7のライニング
12によりブレーキドラム6を制動し得るととも
に、電磁石8を励磁することによりブレーキドラ
ム6とライニング12との接触を解放せしめ、制
動を解除し得るものである。
上記構成の横軸用ブレーキ装置2をそのまま立
形の回転軸制動用のブレーキ装置として用いるこ
とは可能であり、従来そのような使い方をする場
合があつた。しかしながら、かかる場合には、可
動レバー5にブレーキ装置2の約30%の重量を占
める電磁石8が取付けてあるので、可動レバー5
と取付ベース3との間の支軸11に無理な力が加
わることになり、そのために、制動及び制動解放
の動作がスムーズに行なわれないという問題があ
つた。
形の回転軸制動用のブレーキ装置として用いるこ
とは可能であり、従来そのような使い方をする場
合があつた。しかしながら、かかる場合には、可
動レバー5にブレーキ装置2の約30%の重量を占
める電磁石8が取付けてあるので、可動レバー5
と取付ベース3との間の支軸11に無理な力が加
わることになり、そのために、制動及び制動解放
の動作がスムーズに行なわれないという問題があ
つた。
又、立形回転軸用のブレーキ装置も開発されて
いるが、従来のブレーキ装置は構造が特殊であ
り、製作コストが高価であるばかりでなく、制動
力の調整手段等も通常のブレーキ装置に比して面
倒で作業性の悪いものであつた。
いるが、従来のブレーキ装置は構造が特殊であ
り、製作コストが高価であるばかりでなく、制動
力の調整手段等も通常のブレーキ装置に比して面
倒で作業性の悪いものであつた。
考案の目的
本考案は、上記従来技術の問題点に鑑みなされ
たものであつて、その目的とするところは、比較
的に簡単な構成で上記従来技術の問題点を解決し
得るようにした立形回転軸用のシユー形ブレーキ
装置を提供しようとする点にある。
たものであつて、その目的とするところは、比較
的に簡単な構成で上記従来技術の問題点を解決し
得るようにした立形回転軸用のシユー形ブレーキ
装置を提供しようとする点にある。
考案の概要
本考案は、立形回転軸に固装されるブレーキド
ラムの両側に配置される一対の可動レバーを、そ
の上端部が互に接近,離反し得るべく支持ベース
に軸着し、前記可動レバー間に、前記各可動レバ
ーの上端部を互に接近させるべく付勢するための
弾機を配設するとともに、前記各可動レバーを制
動解除操作用の駆動装置と連動連結し、前記各可
動レバーの対向面部に前記立形ブレーキドラムの
外周面に対して接離自在のライニングを装備した
ブレーキシユーを支承するとともに、前記各ブレ
ーキシユーにおける制動力作用方向の側面部に制
動時の制動トルク支持用の部材を配設して構成す
ることにより、上記本考案の目的を達成しようと
するものである。以下、第2図以降の図面を用い
て本考案の実施例について詳細に説明する。
ラムの両側に配置される一対の可動レバーを、そ
の上端部が互に接近,離反し得るべく支持ベース
に軸着し、前記可動レバー間に、前記各可動レバ
ーの上端部を互に接近させるべく付勢するための
弾機を配設するとともに、前記各可動レバーを制
動解除操作用の駆動装置と連動連結し、前記各可
動レバーの対向面部に前記立形ブレーキドラムの
外周面に対して接離自在のライニングを装備した
ブレーキシユーを支承するとともに、前記各ブレ
ーキシユーにおける制動力作用方向の側面部に制
動時の制動トルク支持用の部材を配設して構成す
ることにより、上記本考案の目的を達成しようと
するものである。以下、第2図以降の図面を用い
て本考案の実施例について詳細に説明する。
実施例
第2図〜第5図は、本考案に係る立軸用のシユ
ー形ブレーキ装置25を示すものである。ブレー
キ装置25は、立軸形電動機26の立形回転軸2
7に固装されるブレーキドラム28に制動力を加
えて回転軸27の回転を制動するためのもので、
次のように構成してある。即ち、図中39,30
で示す部材は、ブレーキドラム28の両側に配置
される一対の可動レバーで、その上端部が互に接
近,離反し得るべくその下端部を支持ピン31,
32を介して水平の支持ベース(取付ベース)3
3の支持部33aに軸着してある。支持ベース3
3は、立軸形電動機26の上面26aに取付け自
在に構成してある。一側(図においては左側)の
可動レバー29の上端部には、操作軸34が支持
ピン35を介して軸着してあり、操作軸34の他
端部は連結部36をピン36a介して電磁石37
の可動軸38に連結してある。他側の可動レバー
30の上部には、操作軸34と平行の2本のロツ
ド39,39がピン39aを介して軸着してあ
り、ロツド39,39の先端には後述の弾機40
規制用の規制板41が固設してある。操作軸34
は規制板41に貫通して設けてあり、操作軸34
における電磁石37側の適部には鍔状の弾機支持
板42が固設してある。弾機支持板42と規制板
41との間には、制動操作用の圧縮コイルばねの
ごとき弾機40が弾装してある。即ち、一対の可
動レバー29,30は、弾機40が規制板41を
矢印43方向に押圧するとともに弾機支持板42
を矢印44方向に押圧することにより、その上部
が互に接近する方向に揺動操作(回動操作)され
るようになつている。
ー形ブレーキ装置25を示すものである。ブレー
キ装置25は、立軸形電動機26の立形回転軸2
7に固装されるブレーキドラム28に制動力を加
えて回転軸27の回転を制動するためのもので、
次のように構成してある。即ち、図中39,30
で示す部材は、ブレーキドラム28の両側に配置
される一対の可動レバーで、その上端部が互に接
近,離反し得るべくその下端部を支持ピン31,
32を介して水平の支持ベース(取付ベース)3
3の支持部33aに軸着してある。支持ベース3
3は、立軸形電動機26の上面26aに取付け自
在に構成してある。一側(図においては左側)の
可動レバー29の上端部には、操作軸34が支持
ピン35を介して軸着してあり、操作軸34の他
端部は連結部36をピン36a介して電磁石37
の可動軸38に連結してある。他側の可動レバー
30の上部には、操作軸34と平行の2本のロツ
ド39,39がピン39aを介して軸着してあ
り、ロツド39,39の先端には後述の弾機40
規制用の規制板41が固設してある。操作軸34
は規制板41に貫通して設けてあり、操作軸34
における電磁石37側の適部には鍔状の弾機支持
板42が固設してある。弾機支持板42と規制板
41との間には、制動操作用の圧縮コイルばねの
ごとき弾機40が弾装してある。即ち、一対の可
動レバー29,30は、弾機40が規制板41を
矢印43方向に押圧するとともに弾機支持板42
を矢印44方向に押圧することにより、その上部
が互に接近する方向に揺動操作(回動操作)され
るようになつている。
前記各可動レバー29,30の対向面部には、
前記立形ブレーキドラム28の外周面に対して接
離自在のライニング45を装備したブレーキシユ
ー46が支軸47を介して支承してある。各ライ
ニング45は、可動レバー29,30が弾機40
を介してその上端部が互に接近する方向に揺動し
た際に、ブレーキドラム28の外周面と接合して
ブレーキドラム28に制動力を作用し得るように
設定構成されている。ブレーキシユー46におけ
るブレーキドラム28外周面との接合面部は、立
形のブレーキドラム28に対応させて縦方向に長
く設定してあり、ライニング45もブレーキシユ
ー46に対応させて縦長に形設してある。又、弾
機40の弾性力(制動操作用の復元力)は、ブレ
ーキドラム28の回転を所定の制動力にて停止し
得るように、ブレーキシユー45を介して押圧力
Qをブレーキドラム28に対して付与し得るよう
に設定してある。
前記立形ブレーキドラム28の外周面に対して接
離自在のライニング45を装備したブレーキシユ
ー46が支軸47を介して支承してある。各ライ
ニング45は、可動レバー29,30が弾機40
を介してその上端部が互に接近する方向に揺動し
た際に、ブレーキドラム28の外周面と接合して
ブレーキドラム28に制動力を作用し得るように
設定構成されている。ブレーキシユー46におけ
るブレーキドラム28外周面との接合面部は、立
形のブレーキドラム28に対応させて縦方向に長
く設定してあり、ライニング45もブレーキシユ
ー46に対応させて縦長に形設してある。又、弾
機40の弾性力(制動操作用の復元力)は、ブレ
ーキドラム28の回転を所定の制動力にて停止し
得るように、ブレーキシユー45を介して押圧力
Qをブレーキドラム28に対して付与し得るよう
に設定してある。
前記各ブレーキシユー46における制動力作用
方向(接線方向)の両側面部には、制動時の制動
トルクを受ける(支持する)ための部材48,4
9が配設してあり、制動トルク支持部材48,4
9は支持ベース33上に固設してある。制動トル
ク支持部材48,49におけるブレーキシユー4
6との接合面部側には、オイルレスプレート(油
を含浸せしめた板状部材)50が固設してあり、
各ブレーキシユー46はオイルレスプレート50
を介して制動トルク支持部材48,49に対して
滑動し得るように設定構成してある。なお、オイ
ルレスプレート50は、ブレーキシユー46,制
動トルク支持部材48,49の双方に付設する構
成であつてもよい。又、オイルレスプレート50
に代えてころがり軸受,プラスチツク,平滑面に
仕上げた鉄板等を用いてもよく、又オイルレスプ
レート50と制動トルク支持部材48,49とを
一体構成としてもよい。
方向(接線方向)の両側面部には、制動時の制動
トルクを受ける(支持する)ための部材48,4
9が配設してあり、制動トルク支持部材48,4
9は支持ベース33上に固設してある。制動トル
ク支持部材48,49におけるブレーキシユー4
6との接合面部側には、オイルレスプレート(油
を含浸せしめた板状部材)50が固設してあり、
各ブレーキシユー46はオイルレスプレート50
を介して制動トルク支持部材48,49に対して
滑動し得るように設定構成してある。なお、オイ
ルレスプレート50は、ブレーキシユー46,制
動トルク支持部材48,49の双方に付設する構
成であつてもよい。又、オイルレスプレート50
に代えてころがり軸受,プラスチツク,平滑面に
仕上げた鉄板等を用いてもよく、又オイルレスプ
レート50と制動トルク支持部材48,49とを
一体構成としてもよい。
前記可動レバー30の上部に固設した電磁石3
7は、常態においては解磁されており、励磁され
た際には可動軸38を図において左方向に移動せ
しめるべく吸引動作し、操作軸34を弾機40に
抗する方向、即ち、図において左方向に押圧移動
せしめ得るように設定構成してある。可動レバー
30下部付近の支持ベース33の支持部33aに
は、可動レバー30の揺動角度(傾き)を制限す
る(調節する)ためのストツパーボルト51が螺
設してあり、このストツパーボルト51の揺動角
度規制作用により制動解放時のブレーキドラム2
8とライニング45との間の空隙が所望の空隙に
設定されるようになつている。なお、図中52で
示すのは電磁石カバーである。
7は、常態においては解磁されており、励磁され
た際には可動軸38を図において左方向に移動せ
しめるべく吸引動作し、操作軸34を弾機40に
抗する方向、即ち、図において左方向に押圧移動
せしめ得るように設定構成してある。可動レバー
30下部付近の支持ベース33の支持部33aに
は、可動レバー30の揺動角度(傾き)を制限す
る(調節する)ためのストツパーボルト51が螺
設してあり、このストツパーボルト51の揺動角
度規制作用により制動解放時のブレーキドラム2
8とライニング45との間の空隙が所望の空隙に
設定されるようになつている。なお、図中52で
示すのは電磁石カバーである。
以上の構成において本考案の作用について説明
する。ブレーキドラム28を制動する際には、電
磁石37を解磁の状態にしておく。この場合に
は、弾機40の復元力により、各可動レバー2
9,30が弾機支持板42,操作軸34及び規制
板41,ロツド39,39を介してその上端部が
互に近接する方向に揺動作動せしめられる。この
可動レバー29,30の揺動により、ブレーキシ
ユー46のライニング45がブレーキドラム28
の外周面を一定の押圧力Qにて押圧し、制動が開
始される。制動作用時の状態を第6図にて示す
が、図に示すごとくブレーキドラム28には押圧
力Qが作用するので、ブレーキドラム28の外周
面の接線方向に力F=μQ(但し、μは摩擦係数)
が生じ、この力F=μQはライニング45を介し
てブレーキシユー46に作用する。この力F=
μQは、各ブレーキシユー46の両側部に配設さ
れた制動トルク支持部材48により受け止められ
るので、ブレーキドラム28は確実に制動される
ことになる。なお、ブレーキドラム28の制動力
は弾機40の弾性力の強さを調節することにより
調節し得る。
する。ブレーキドラム28を制動する際には、電
磁石37を解磁の状態にしておく。この場合に
は、弾機40の復元力により、各可動レバー2
9,30が弾機支持板42,操作軸34及び規制
板41,ロツド39,39を介してその上端部が
互に近接する方向に揺動作動せしめられる。この
可動レバー29,30の揺動により、ブレーキシ
ユー46のライニング45がブレーキドラム28
の外周面を一定の押圧力Qにて押圧し、制動が開
始される。制動作用時の状態を第6図にて示す
が、図に示すごとくブレーキドラム28には押圧
力Qが作用するので、ブレーキドラム28の外周
面の接線方向に力F=μQ(但し、μは摩擦係数)
が生じ、この力F=μQはライニング45を介し
てブレーキシユー46に作用する。この力F=
μQは、各ブレーキシユー46の両側部に配設さ
れた制動トルク支持部材48により受け止められ
るので、ブレーキドラム28は確実に制動される
ことになる。なお、ブレーキドラム28の制動力
は弾機40の弾性力の強さを調節することにより
調節し得る。
制動を解放する際には、電磁石37を励磁す
る。すると、可動軸38,操作軸34を介して可
動レバー29が図において反時計方向に揺動され
るとともに、同時に可動レバー30が図示を省略
している機構により可動レバー29と同程度時計
方向に揺動作動される。これにより、各ブレーキ
シユー46のライニング45とブレーキドラム2
8外周面との間に均等な空隙が保持され、制動が
開放される。可動レバー30の揺動作動時には、
可動レバー30はオイルレスプレート50面上を
滑動するので、可動レバー30は円滑な揺動作動
をすることができる。
る。すると、可動軸38,操作軸34を介して可
動レバー29が図において反時計方向に揺動され
るとともに、同時に可動レバー30が図示を省略
している機構により可動レバー29と同程度時計
方向に揺動作動される。これにより、各ブレーキ
シユー46のライニング45とブレーキドラム2
8外周面との間に均等な空隙が保持され、制動が
開放される。可動レバー30の揺動作動時には、
可動レバー30はオイルレスプレート50面上を
滑動するので、可動レバー30は円滑な揺動作動
をすることができる。
又、上記本考案の構成によれば、標準形ブレー
キ装置の主要部品をそのまま使用することができ
るので、構成を従来の立軸用ブレーキ装置に比し
て簡単化することができるとともに、制動力等の
調整も従来技術に比して容易であるので保守も容
易となる。又、制動トルク支持部材48の作用に
より確実な制動を行なえるとともに、構成簡単故
安価にて製作できるものである。
キ装置の主要部品をそのまま使用することができ
るので、構成を従来の立軸用ブレーキ装置に比し
て簡単化することができるとともに、制動力等の
調整も従来技術に比して容易であるので保守も容
易となる。又、制動トルク支持部材48の作用に
より確実な制動を行なえるとともに、構成簡単故
安価にて製作できるものである。
第7図,第8図にて示すのは、本考案に係る装
置25の第2の実施例を示すものである。本実施
例の特徴は、制動解除用の駆動装置として電磁石
の代りに電動油圧押上機53を用いて構成した点
にある。即ち、電動油圧押上機53の下端部は、
支持ピン54を介してブラケツト55に軸着して
あり、上部の可動部は連結ピン56,ベルクラン
ク57を介して操作軸34と連結してある。その
他の構成は前記第1の実施例と同様であるので、
同一部材については同一符号を付してその説明を
省略する。
置25の第2の実施例を示すものである。本実施
例の特徴は、制動解除用の駆動装置として電磁石
の代りに電動油圧押上機53を用いて構成した点
にある。即ち、電動油圧押上機53の下端部は、
支持ピン54を介してブラケツト55に軸着して
あり、上部の可動部は連結ピン56,ベルクラン
ク57を介して操作軸34と連結してある。その
他の構成は前記第1の実施例と同様であるので、
同一部材については同一符号を付してその説明を
省略する。
上記構成によれば、電動油圧押上機53により
制動状態にあるブレーキドラム28の制動を解除
し得るものである。なお、制動操作時の作用は前
記第1の実施例のものと同一であるので、その説
明を省略する。
制動状態にあるブレーキドラム28の制動を解除
し得るものである。なお、制動操作時の作用は前
記第1の実施例のものと同一であるので、その説
明を省略する。
考案の効果
以上のように本考案によれば、立形回転軸に固
装されるブレーキドラムの両側に配置される一対
の可動レバーを、その上端部が互に接近,離反し
得るべく支持ベースに軸着し、前記可動レバー間
に、前記各可動レバーの上端部を互に接近させる
べく付勢するための弾機を配設するとともに、前
記各可動レバーを制動解除操作用の駆動装置と連
動連結し、前記各可動レバーの対向面部に前記立
形ブレーキドラムの外周面に対して接離自在のラ
イニングを装備したブレーキシユーを支承すると
ともに、前記各ブレーキシユーにおける制動力作
用方向の側面部に制動時の制動トルク支持用の部
材を配設して構成されているので比較的に簡単な
構成で立形回転軸用のシユー形ブレーキ装置を得
ることができる。又、装置全体に無理のない構成
であるので、制動及び制動解放の動作をスムーズ
に行なうことができ、性能も安定する。又、製作
コストも廉価になるとともに、制動力の調節手段
等も容易で作業性の向上も図れるものである。
装されるブレーキドラムの両側に配置される一対
の可動レバーを、その上端部が互に接近,離反し
得るべく支持ベースに軸着し、前記可動レバー間
に、前記各可動レバーの上端部を互に接近させる
べく付勢するための弾機を配設するとともに、前
記各可動レバーを制動解除操作用の駆動装置と連
動連結し、前記各可動レバーの対向面部に前記立
形ブレーキドラムの外周面に対して接離自在のラ
イニングを装備したブレーキシユーを支承すると
ともに、前記各ブレーキシユーにおける制動力作
用方向の側面部に制動時の制動トルク支持用の部
材を配設して構成されているので比較的に簡単な
構成で立形回転軸用のシユー形ブレーキ装置を得
ることができる。又、装置全体に無理のない構成
であるので、制動及び制動解放の動作をスムーズ
に行なうことができ、性能も安定する。又、製作
コストも廉価になるとともに、制動力の調節手段
等も容易で作業性の向上も図れるものである。
第1図a,b,cは一般的な横軸用シユー形ブ
レーキ装置の説明図、第2図は本考案に係る装置
の平面図、第3図は第2図の正面図、第4図は一
部を省略した第3図の側面図、第5図は本考案の
要部の縦断面図、第6図は本考案の要部の作用状
態説明図、第7図および第8図はそれぞれ本考案
の他の実施例を示す平面図および正面図である。 27……立形回転軸、28……ブレーキドラ
ム、29,30……一対の可動レバー、33……
支持ベース、40……弾機、45……ライニン
グ、46……ブレーキシユー、48,49……制
動トルク支持部材。
レーキ装置の説明図、第2図は本考案に係る装置
の平面図、第3図は第2図の正面図、第4図は一
部を省略した第3図の側面図、第5図は本考案の
要部の縦断面図、第6図は本考案の要部の作用状
態説明図、第7図および第8図はそれぞれ本考案
の他の実施例を示す平面図および正面図である。 27……立形回転軸、28……ブレーキドラ
ム、29,30……一対の可動レバー、33……
支持ベース、40……弾機、45……ライニン
グ、46……ブレーキシユー、48,49……制
動トルク支持部材。
Claims (1)
- 立形回転軸27に固装されるブレーキドラム2
8の両側に配置される一対の可動レバー29,3
0を、その上端部が互に接近,離反し得るべく支
持ベース33に軸着し、前記可動レバー29,3
0間に、前記各可動レバー29,30の上端部を
互に接近させるべく付勢するための弾機40を配
設するとともに、前記各可動レバー29,30を
制動解除操作用の駆動装置と連動連結し、前記各
可動レバー29,30の対向面部に前記立形ブレ
ーキドラム28の外周面に対して接離自在のライ
ニング45を装備したブレーキシユー46を支承
するとともに、前記各ブレーキシユー46におけ
る制動力作用方向の側面部に制動時の制動トルク
支持用の部材48,49を配設したことを特徴と
する立軸用のシユー形ブレーキ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4695784U JPS60159238U (ja) | 1984-03-31 | 1984-03-31 | 立軸用のシユ−形ブレ−キ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4695784U JPS60159238U (ja) | 1984-03-31 | 1984-03-31 | 立軸用のシユ−形ブレ−キ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60159238U JPS60159238U (ja) | 1985-10-23 |
JPH029143Y2 true JPH029143Y2 (ja) | 1990-03-06 |
Family
ID=30561837
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4695784U Granted JPS60159238U (ja) | 1984-03-31 | 1984-03-31 | 立軸用のシユ−形ブレ−キ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60159238U (ja) |
-
1984
- 1984-03-31 JP JP4695784U patent/JPS60159238U/ja active Granted
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS60159238U (ja) | 1985-10-23 |
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