JPH0290828A - スペクトラム拡散信号用受信装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数個の同期検出回路を有するスペクトラム
拡散信号用受信装置に関する。

臥下永日 〔従来の技術〕 スにクトラム拡散信号用受信装置では、受信信号の復調
に先立って拡散コードのサーチ及び同期を行う必要があ
る。この拡散コードのサーチ時間を短縮する目的で複数
個の同期検出回路を備えたコードスタガ方式が採用され
ることが多い。

第２図は従来のスペクトラム拡散信号用受信装置の一部
を示すブロック構成図である。第２図において、相関器
２ａ（２ｂ）、Ｆ波器３ａ（３ｂ）。

検波器４ａ（４ｂ）、同期判定器５ａ（５ｂ）で構成さ
れる同期検出回路６ａ（６ｂ）では、受信装置内で発生
した拡散コードの位相に一致するスペクトラム拡散信号
を受信しているかどうかが検出される。拡散コードのサ
ーチ時間の短縮を図るために、２つの同期検出回路５ａ
、５ｂには拡散コードの全コード長の２分の１ずつ位相
がずれた拡散コードがコード発生器１１及びシフトレジ
スタ１２から供給される。同期の判定は検波器４ａ（４
ｂ）の出力電圧がをらかしめ設定されたしきい１直を越
えたかどうかを同期判定器５ａ（５ｂ）で判定すること
によって行われる。

この判定方法には固定標本数のベイズ検定理論に基づく
ものと、逐次確率比検定理論に基づく逐次検出方式とが
考えられる。この２つの判定方法を比較すると、同じ平
均誤り確率を保証するのに必要な標本数が４０〜９０％
節約９０％逐次検出方式の方が高速で同期の判定を行う
ことができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、この逐次検出方式は標本数が確率変数となって
しまうだめ、第２図に示す様なコードスタガ方式に適用
した場合、２つの同期検出回路の判定時間に差ができ、
つねに判定の遅い方が完了するまで次の位相をチエツク
できない。このため拡散コードの全位相をサーチするの
に要する平均時間が、同期検出回路が１系統の場合のＡ
より長くなってしまうという欠点がある。

本発明は、上記欠点を改良するもので、逐次検出方式に
よる同期判定時間の不確定性の影響を軽減したコードス
タガ同期検出系を有するスペクトラム拡散信号用受信装
置を提供することを課題とする。

〔課題を解決するだめの手段〕

本発明は、スペクトラム拡散コードのサーチ時間の短縮
を図るために複数個設けられた同期検出回路を備えたス
ペクトラム拡散信号受信装置において、前述の問題点を
解決するだめの手段として。

２つの同期検出回路を１組とし、谷同期検出回路毎にコ
ード発生器を備え、このコード発生器に加えるクロ、り
信号の位相を正方向に移相できる移相器と、負方向に移
相でさる移相器とを備えたことを特徴とする。

〔作用〕

２つの同期検出回路により、拡散コードの位相を互いに
独立して逆方にサーチすることによって。

谷同期検出回路の同期判定時間にばらつきがあっても全
位相のサーチ時間の平均値は、同期検出回路１系統の場
合の２分の１に短縮できる。

〔実施例〕

以下２本発明の実施例を図面に基づいて説明する。

本発明の実施例装置の構成を第１図に基づいて説明する
。この実施例装置は、受信信号の入力端子１と、第１の
同期検出回路６ａと、第２の同期検出回路６ｂと、同期
制御器７と、クロックの入力端子８と、＋Ａチップ移相
器９と、−Ａチッグ移相器１０と、第１のコード発生器
１１ａと、第２のコード発生器１１ｂとを備えている。

ここで。

第１の同期検出回路６ａは、第１の相関器２ａと。

第１のＦ波器３ａと、第１の検波器４ａと、第１の同期
−ｆ（１ｍ器５ａとを備え、第２の同期検出回路６ｂは
、第２の相関器２ｂと、第２のＰ波器３ｂと、第２の検
阪器４ｂと、第２の同期判定器５ｂとを備える。

図示されていない受信信号源の出力は入力端子１に接続
され、クロック元生源の出力は入力端子８に接続される
。

次に、この実施例装置の動作を説明する。第１゜第２の
同期検出回路６ａ、６ｂでは、第１．第２のコード発生
器１１ａ、ｌｌｂで発生した拡散コードの位相と、入力
端子８に加えられた受信１ぎ号の拡散コードの位相とが
一致しているかどうかが判定される。この判定は逐次検
出法により第１゜第２の同期判定器５ａ、５ｂにおいて
行う。すなわち、第１．第２の検波器４ａ、４ｂの出力
電圧い値と比較し、もし尤度比が大きい方のしきい値よ
りも大きければ位相が一致していると判定して検定を終
了する。一方、尤度比が下のしきい値よりも小さければ
位相が一致していないと判定して検定を終了する。更に
、もし尤度比が２つのしきい値の無関心領域内にあｎば
９判定を行わないでもう１つの標本を観測する。このよ
うな判定方法をとるため、＠定に達するまでに要する時
間に同期演出回路６ａ系と６ｂ系で差が出る。

第１の同期検出回路６ａにおいて第１のコード発生器１
１ａで発生した拡散コードと受信信号の拡散コードの位
相とが一致していないと判定された場合、同期制御器７
は第１のコード発生器１１ａで発生する拡散コードの位
相を捧チップずつ正方向へ十捧チップ移相器９によシず
らし、２つの同期検出系のいずれかで位相が一致したと
判定されるまでこの操作を繰り返す。一方、第２の同期
検出回路６ｂにおいて第２のコード発生器１１ｂで発生
した拡散コードと受信信号の拡散コードの位相とが一致
していないと判定された場合、同期制御器７は第２のコ
ード発生器１１ｂで発生する拡散コードの位相を汐チッ
ゾずつ負方向へ一捧チツブ移相器１０によりずらす。

第３図に２以上の同期チエツク期間中の受信信号の拡散
コードと、各コード発生器で発生する拡散コードの位相
関係を示す。

以上によ９２個々の同期判定に要する時間にバラツキが
あっても、２つの同期検出系を独立して動作させること
ができ、かつ２つの同期検出系で異なる同期位相を連続
してチエツクできる。

なお、同期検出系の数が４以上の偶数の場合は。

互いに逆方向へ位相をずらしながら拡散コードの位相を
サーチする２つの同期検出系を１組とし。

各組のサーチ開始位相を拡散コードの長さの組数分の１
ずつずらしておく。このことにより、１つの同期検出系
で拡散コードの全位相をサーチした場合のほぼ同ル」検
出系数分の１の平均時間で全位相をサーチできる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明は、互いに逆方向へ位相をず
らしながら拡散コードの位相をサーチする２つの同期検
出系を独立して動作させることによって、それぞれの同
期判定に要する時間にばらつきがあっても、谷同期検出
系で連続してサーチを行うことができるため１つの同期
検出系で拡散コードの全位相をサーチした場合の歿の平
均時間で全位相をサーチできる効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例装置の構成を示すブロック図、
第２図は従来装置の構成を示すブロック図、第３図は本
発明において受信信号の拡散コードと受信装置内の各コ
ード発生器で発生する拡散コードとの位相関係を示すタ
イムチャート。 １・・・受信信号の入力端子、６ａ、６ｂ・・・第１゜
第２の同期検出回路、７・・・同期制御器、８・・・ク
ロックの入力端子、９・・・十張チップ移相器、１０・
・・−汐チ、プ移相器、　１１　ａ　、　１　ｌ　ｂ　
・・・第１．第２のコード発生器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、それぞれ互いに異なる位相成分について同期検出を
   行う複数個の同期検出回路を備えたスペクトラム拡散信
   号用受信装置において、前記複数個の同期検出回路ごと
   にコード発生器を備え、前記各コード発生器に入力する
   クロックの位相を正方向に移相できる移相器と、負方向
   に移相できる移相器とを備えたことを特徴とするスペク
   トラム拡散信号用受信装置。