JPH028912Y2 - - Google Patents

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JPH028912Y2
JPH028912Y2 JP1984170751U JP17075184U JPH028912Y2 JP H028912 Y2 JPH028912 Y2 JP H028912Y2 JP 1984170751 U JP1984170751 U JP 1984170751U JP 17075184 U JP17075184 U JP 17075184U JP H028912 Y2 JPH028912 Y2 JP H028912Y2
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film
suction
sheet
roller
suction cup
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は積重ねられたシート状フイルムを一
枚づつ取上げて分離し搬送する装置であつて特に
フイルムの厚さが薄く、かつ帯電しやすい材質の
場合におけるシート状フイルムの供給装置に関す
る。
〔従来技術〕
積重ねられたシート状フイルムを1枚づつ分離
して搬送する装置としては負圧吸着を利用し吸盤
によつて吸着するものが一般に知られている。し
かしフイルムの厚さが例えば30ないし80μの帯電
しやすいプラスチツクフイルムたとえばポリプロ
ピレン、ポリエチレンなどの場合には、帯電によ
る付着及び気密性フイルムに特有の真空接触によ
る付着並びに切断部の「だれ」による付着のため
に積重ねられたフイルムの分離が容易でなく、従
来は手作業によつて行なわれており、供給装置と
して実用化されたものはなかつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
上記のとうり、薄いシート状の帯電しやすいプ
ラスチツクフイルムは帯電による付着力よつて各
シートが相互に密着し、1枚づつ分離するのが容
易でない。このため、例えば自動的に運転される
プラスチツクの射出成形装置等において模様形成
のための上記シート状フイルムを自動的に供給す
ることができなかつた。またシート状フイルムを
所定の寸法に裁断する場合、裁断機の刃の不具合
によつて切断面に「だれ」を生じることがあり、
特に薄いフイルムの場合はこの「だれ」のために
積層されたシートが端部でからみを生じて分離が
困難となる場合が生じる問題があつた。
〔問題点を解決するための手段〕
この考案のシート状フイルムの供給装置におい
ては、円筒状外周の少くとも一つの母線に沿つて
吸着孔を有する中空管の内部を負圧にした吸着ロ
ーラを、積重ねたシート状フイルムの最上部のフ
イルム面の端部に押当てて転動させつつ、上記フ
イルムの端部を吸着して、上記フイルムの端部の
所定長を吸着ローラに巻付けるようにフイルム面
を転動させる。吸着ローラは、上記吸着したフイ
ルムを吸着ローラ自身に巻き付けながら回転移動
する。また上記吸着ローラがフイルムの端部を吸
着するときにフイルムの端面に向けて空気流を吹
付けるエア吹付ノズルを備えている。また上記吸
着ローラの転動に同期して積重ねられたシート状
フイルムの表面からローラの直径だけ離れたとこ
ろを平行に移動する平面状の吸着盤は下面に吸着
孔を有し、上記吸着ローラの外周に約半回転分巻
き付けられたフイルムの端部を上記吸着孔によつ
て吸着するように配置されている。フイルムの端
部が上記吸着盤に吸着された後は、吸着ローラの
吸着作用を停止させ、フイルムは表裏反転しなが
ら吸着盤の移動に従つて吸着盤に裏向きに吸着さ
れる。フイルムは全面が吸着盤に吸着された後、
吸着盤の移動よつて所定の場所へ搬送される。
〔作用〕
上記説明のとうりこの考案のシート状フイルム
の供給装置では、積重ねられたフイルムの最上部
フイルムの端部を吸着ローラに吸着して巻付ける
ように吸着ローラを転動させる。この場合、上記
最上部フイルムとその下方のフイルム間の帯電に
よる付着力に対して、吸着ローラに巻付くさいの
フイルム自体の弾性による耐曲力が存在するので
上記その下のフイルムの端部は最上部フイルムの
端部と僅かに滑りを生じ、両者の間にわずかな隙
間を生ずる。上記フイルムの弾性による耐曲力は
フイルムの材質、厚さ及び曲げ半径によつて定ま
るので、使用するフイルムに対して吸着ローラの
直径を選定することによつてフイルムの付着を防
止することができる。上記吸着ローラが最上部フ
イルムの端部を吸着して持上げようとするとき
に、タイミングを合せて、積重ねられたフイルム
の端面(切断面)に向けて最上部フイルムからそ
の下のフイルムを引離す方向へ空気流が吹きつけ
られ、切断によつて互にくつつき合つた切断面に
存在する間隙に空気を吹込み最上部のフイルムと
その下のフイルムとの「だれ」による付着をも引
きはなすことができる。
〔実施例〕
第1図にこの考案の実施例を示す。図におい
て、フイルムキヤリア1はスライド部21によつ
てレール5に滑動可能に支持されている。ベルト
4は固定部33でフイルムキヤリア1に固定され
ており、プーリー25を介してモータ23により
駆動される。フイルム3はフイルムキヤリア1に
固定されたフイルム枠20内で上下に動くフイル
ム台16の上に積層されている。フイルム台16
はエアシリンダ17のピストン18にバネ35を
介して取付けられており、エアシリンダ17はフ
イルム昇降ラツク2に固定されている。フイルム
台昇降モータ22のピニオン19は上記フイルム
昇降ラツク2にかみ合つている。フイルムキヤリ
ア1に固定された移動ラツク6には吸引ローラ9
及び2本の補助ローラ10のスパーギア8がかみ
合い、また上記3個のスパーギア8は固定ラツク
7にもかみ合つている。左端のスパーギア8と同
軸に配置された吸着ローラ9は中空管により構成
され、円筒状外周部の一つの母線に沿つて長穴2
6を有し、上記長穴26の近傍を負圧にするため
の吸引手段(図示省略)に連結されている。2本
の補助ローラ10は中央及び右端のスパーギヤ8
と同軸に配置されている。上記吸着ローラ9及び
2本の補助ローラ10の片方の軸受は図示を省略
している。エア吹付ノズル11は吸着ローラ9に
対して所定の位置関係を保持して固定ラツク7に
固定されている。吸着盤12は下面に3個の吸着
孔27,28,29を有し、各吸着孔はそれぞれ
対応するニツプル30,31,32、にて吸引手
段(図示省略)に連結されている。
吸着盤12はロボツトアーム13の先端に固定
されており、上記ロボツトアーム13の伸長によ
り吸着盤12を金型14の位置へ移動することが
できる。1組の光電検出器の発光部及び受光部1
5はフイルム上面を検出するためにフイルムキヤ
リア1に配置されている。
次にこの実施例の動作について説明する。第2
図、第3図及び第4図にこの実施例の動作を示
す。第2図は初期状態である。動作が開始される
と、第1図に示すモータ23は矢印A方向に回転
し、プーリ25にかかるベルト4によつてフイル
ムキヤリア1は矢印C方向に移動する。吸着ロー
ラ9は矢印A方向に回転しつつフイルム3上を移
動する。長穴26は吸着手段(図示省略)によつ
て負圧になり、フイルム3の上面に対面するとフ
イルム3を吸着する。移動ラツク6及び固定ラツ
ク7にはさまれて両者にともにかみ合う3個のス
パーギヤ8は上記フイルムキヤリア1の移動によ
つて矢印Aの方向に回転する。第3図にフイルム
キヤリア1のC方向の移動により吸着ローラ9が
約4分の1回転したときの状態を示す。2本の補
助ローラ10はフイルムの浮上りを防ぐために吸
着ローラ9と同様に転動する。吸着ローラ9はフ
イルム3の端部を吸着ローラ9に吸着して最上部
の一枚の端部を積重ねてある2枚目以下から持上
げる。この瞬間エア吹付ノズル11がエアを吹き
出して端部を振動させ、フイルムの切断部の付着
を引きはがして上部の一枚の持上げを完全に行な
わせる。だれによる切断部の付着は常に生起する
ものではなく、切断装置が特に不良でない限り例
えば1%程度の生起率である。上記エア吹付ノズ
ル11のエアの吹出しは2〜3秒間継続した後停
止する。フイルムキヤリヤ1が更に移動して第4
図の位置にきたとき、フイルム3は吸着ローラ9
の約半周に巻きついており、フイルム3の端面が
吸着盤12の吸着孔27の位置にくるよう構成さ
れている。上記第4図の状態になると同時に図示
を省略した吸引源に結合されているニツプル3
0,31及び32につながる吸着孔27,28及
び29は負圧となり、フイルム3の端部を吸着す
る。吸着孔27がフイルム3を吸着すると、上記
吸引源とニツプル30間に設けられた圧力検出器
(図示省略)がフイルム3の吸着を示す第1の信
号を出し、上記第1の信号によつて吸着ローラ9
の吸引は停止される。フイルムキヤリア1はさら
に矢印C方行へ移動を続け、端部を吸着孔27に
よつて吸着されたフイルム3は表裏を反転しつつ
吸着盤12の下面に吸着されてゆく。フイルム3
が吸着孔28及び29に吸着されると、上記吸引
源とニツプル32間に設けられた圧力検出器がフ
イルム3の吸着完了を示す第2の信号を出し、上
記第1の信号と第2の信号とによつて吸着盤12
がフイルム3を完全に吸着したことを示す第3の
信号を出す。上記第3の信号によつてロボツトア
ーム13は矢印E方向に伸びて吸着盤12を金型
14の上方へ移動させ、図示を省略した電磁弁に
よつて吸着孔27,28及び29の吸引を停止す
るとともに逆にエアを吹き込んでフイルム3を金
型14の中へ挿入する。フイルム3の挿入が完了
すると、ロボツトアーム13は吸着盤12を元の
位置へ移動させて停止する。また上記第3の信号
によつてモータ23はB方向に回転し、フイルム
キヤリア1をD方向に移動させて元の位置へもど
し、シリンダ17はピストン18を短縮させてフ
イルム台16を数ミリ降下させる。上記フイルム
台16の降下はフイルムキヤリア1を元の位置へ
移動させるとき吸着ローラ9及び予備ローラ10
が積重ねられたフイルム面に当らないようにする
ためである。フイルムキヤリア1が第2図に示す
初期状態の位置へもどつて停止すると、ピストン
8は元の位置へもどり、フイルム台16を押上げ
る。このときバネ35の弾性により、吸着ローラ
9及び補助ローラ10が過度な圧力でフイルム3
の面に当るのを防止する。発光部及び受光部より
なる光電スイツチ15は積重ねられたフイルム3
の上面を検出するためであり、フイルムが供給さ
れて積重ねられたフイルム面が低下すると、光電
スイツチ15の発光部の光が受光部に入射してモ
ータ22を矢印方向に回転させ積重ねられたフイ
ルム3の上面を常に一定の高さに維持する。
〔考案の効果〕
以上説明のとうりこの考案によると、積重ねた
フイルムの最上部のフイルムの端部を吸着ローラ
に吸着して持ち上げると同時にその端部に空気流
を吹付けて最上面のものとそれ以下のものとの端
部を振動によつて分離して、上面の1枚のみを確
実に取り上げることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の構成を示す斜視図、第2図
はこの考案の初期状態を示す動作説明図、第3図
はこの考案の動作途中の状態を示す図、第4図は
この考案の動作途中で吸着盤にフイルムが吸着さ
れた状態を示す図である。 3……シート状フイルム、12……吸着盤、9
……吸着ローラ、11……エア吹付ノズル、26
……吸着孔。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 外周の円筒面の少なくとも1つの母線上に吸着
    孔を有するローラと、 この吸着孔に連結されてこれに負圧を生じさせ
    る吸引手段と、 ローラを転動させつつその軸を積重ねたプラス
    チツクのシート状フイルムの表面に平行な方向に
    ローラの下面がシート状フイルム上を摺動せず転
    動する正確な速度で移動させるとともにシート状
    フイルムの一端部に上記ローラの吸着孔を対置さ
    せたとき以後に上記負圧を生じさせる制御手段
    と、 上記吸着ローラの前記吸着孔が前記積重ねたシ
    ート状フイルムの端部に対置されるときに積重ね
    られたシート状フイルムの積重ねられた端面にむ
    けて空気流を吹きつける手段と、 ローラがシート状フイルムを吸着して上記ロー
    ラの円筒面の半周にわたつて巻付けて持ち上げた
    とき、シート状フイルムの端部の裏面を吸着する
    位置にくるよう前記ローラの軸の移動方向に複数
    個設けられた吸着孔を下面に有する吸着盤と、 上記吸着孔のうち第1のものがシート状フイル
    ムの端部を吸着した後はローラの吸着孔の負圧を
    停止させる制御手段と、 シート状フイルムが吸着盤下面の上記第1の吸
    着孔及び第2以下の複数の吸着孔によつて表裏反
    転して吸着される位置まで移動させる手段と、 表裏反転したプラスチツクのシート状フイルム
    を吸着した吸着盤を所定の位置へ移送する手段
    と、 上記所定の位置で上記吸着盤の吸着孔の負圧を
    停止し、シート状フイルムを吸着盤から分離させ
    るために上記吸着盤の吸着孔を正圧に転じさせる
    切換手段と を具備するプラスチツクのシート状フイルムの供
    給装置。
JP1984170751U 1984-11-09 1984-11-09 Expired JPH028912Y2 (ja)

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JP1984170751U JPH028912Y2 (ja) 1984-11-09 1984-11-09

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JPS6186340U JPS6186340U (ja) 1986-06-06
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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS542103U (ja) * 1977-06-08 1979-01-09

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS542103U (ja) * 1977-06-08 1979-01-09

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JPS6186340U (ja) 1986-06-06

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