JPH0288555A - 変性されたチロシン残基を有するアミノ酸およびペプチドと、その製造方法およびその医薬としての応用 - Google Patents

変性されたチロシン残基を有するアミノ酸およびペプチドと、その製造方法およびその医薬としての応用

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JPH0288555A
JPH0288555A JP1200148A JP20014889A JPH0288555A JP H0288555 A JPH0288555 A JP H0288555A JP 1200148 A JP1200148 A JP 1200148A JP 20014889 A JP20014889 A JP 20014889A JP H0288555 A JPH0288555 A JP H0288555A
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Bernard Pierre Roques
ベルナール ピエール ロック
Isabelle Marseigne
イザベル マルセーニュ
Bruno Charpentier
ブリュノ シャルパンティエ
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は新規なアミノ酸およびその誘導体と、新規なペ
プチドとに関するものである。
上記の新規なアミノ酸は化学式の中に変性されたチロシ
ン残基を有し、一方、上記の新規なペプチドはシーケン
ス中に変性されたチロシン残基を有し、しかも、特定の
アミノ酸配列を有している。
本発明は、さらに、これらの新規化合物の製造方法と、
その医薬としての応用、特に、中枢神経に起因する神経
病の治療への応用にも関するものである。
従来の技術 硫酸塩化されたチロシン残基が存在するということは、
多数のペプチドにおいて明らかにされている(ファブリ
ノベブチドB〔ベツテルノhイムエフ  アール(BE
T置HEIM、 F、R,)、J、 Am、Chem。
Soc、、第76巻、2838ページ(1954年)〕
、ガストリン〔ダレゴリー エイチ(GREGORY、
 Hl) Nature。
第204巻、931ページ(1964年)〕、コレシス
トキニン〔マット ヴイ−,(M[ITT、  V、)
、Eur、J、Biochem、、第6巻、156ペー
ジ、(1968年)〕、および、さらに最近では、複数
の分泌性蛋白質(免疫グロブリンG〔バユール ペー 
ア−(BAEUBRL巳P、 A、 )、8MBOJ、
  、第3巻、2209ページ、(1984年)〕、フ
ィブロネクチン〔リュー エムシー(LIU、 !LC
,)、Proc、 Natl、 Acad、 Sci、
USA、第82巻、34ページ、(1985年)〕。
アミノ酸であるチロシンのフェノール基−OHの硫酸塩
化は、おそらくプロコレシストキニンのチロシン残基の
位置で発生するポスト−トランスレーション事象である
〔ヴアルガス エフ(VARGAS、 F、L Ann
、  NY Acad、Sci、、第448巻、110
ページ、(1985年)〕。このププロスは、エンケフ
ァリンの前駆体であるプレプロエンケファリンの場合に
も発生する可能性がある〔アンスワース シー、デイ−
、(UNSWORTH,C,D、)、Nature:第
295巻、519〜522ページ、(1985年)〕。
最後に、アミノ酸であるチロシンのみの硫酸塩化は生物
学媒体内でも存在し得る〔ロンドウアン ジエ(RON
DOIJIN、 G、)、NeurOpept、、第1
巻、23〜28ページ、(1980年)〕。
従って、生体プロセスにおける硫酸塩化されたチロシン
の重要性は明らかであるが、−0−3o31を結合は容
易に加水分解され得るという制限がある〔べ・ソテルハ
イム エフ アール(BET置H巳IM。
F、 R1)、J、 Am、 Chem、 Soc、、
第76巻、2838〜2839ページ(1954年)〕
細胞調節において重要であることが分かっている蛋白質
の他のポスト−トランスレーション変性は、チロシン残
基のホスホリル化である〔)\ンタティー (HUNT
ER,T、)、Ce1l、第22巻、647〜648ペ
ージ、(1980年)と、ウシ口 エイチ([JSHI
RO,H,)、J、 Biol、 Chem、、第25
5巻、8363〜8365ページ、(1980年)〕。
事実、蛋白質、特に膜蛋白質(受容体、形質導入体など
)のホスホリル化は、チロシンキナーゼと呼ばれる酵素
(この酵素の中には腫瘍発現件蛋白質に対応するものが
ある可能性がある)の作用によってペプチド誘導体の特
にチロシンの位置で起こる〔)\ンターテ4−  (H
UNTER,T、)、Ann、 Rev、 Bioch
em、、第54巻、(1985年)、897〜930ペ
ージ〕。
さらに、アミノ酸刺激剤に対する受容体の多数の作用薬
または拮抗薬は、末端が硫酸基またはリン酸基で終わる
脂肪族酸の側鎖によって特徴づけられるα−アミノ酸か
ら誘導される構造を有している〔ワトキンス ジエイ 
シー(WATKINS、 J、C0)、TlN5、第1
0巻、第7号、(1987年)、265〜272頁〕発
明が解決しようとする課題 本発明者達は新規なアミノ酸を見出した。本発明者達が
見出したこの新規なアミノ酸の医薬品としての潜在的な
重要性は、〇−硫酸塩化チロジンまたはO−ホスホリル
化チロシンと同程度であるが、化学的にはより安定して
いるので、生体に投与したときに〇−硫酸塩化チロジン
または0−ホスホリル化チロシンよりも長時間作用が続
くという利点がある。
本発明はさらに、新規なペプチドにも関するものである
。このペプチドは、上記の本発明の新規なアミノ酸の場
合と同様に、変性可能な〇−硫酸塩化チロジン残基また
はO−ホスホリル化チロシン残基を有し、しかも、特定
のアミノ酸配列を有している。このペプチドは化学的安
定性と酵素安定性がより大きいので、生体に投与したと
きの作用期間がより長くなるという利点がある。
本発明の新規なペプチドの中では、胆嚢キニン活性化特
性を有するペプチドが特に有用である。
従って、本発明は、特に、胆嚢キニン活性化特性を有す
る新規なペプチドと、その製造方法と、このペプチドを
含有する治療用組成物に関するが、それだけには限定さ
れるわけではない。
胆嚢キニン活性化受容体としては、下記の硫酸塩化され
たオクタペプチド: Asp−Tyr (SO3H)−Met−Gly−Tr
p−Met−Asp−Phe−Nl2と結合可能な分子
量の異なる少なくとも2つのタイプが存在していること
が知られている(CCK、ととして知られている)〔サ
カモト達、J、 8io1゜Cheml、第258巻、
12707頁、(1983年)およびサカモト達、Bi
ochem、Biophys、 Res、 Comm、
第124巻、497頁、(1984年)〕。
中枢神経系の受容体と、末梢神経系の受容体とは区別さ
れている。中枢神経系の場合には、上記のCCK、が神
経伝達物質の機能を担っている〔ボルタ−マン(GOL
TERMAN)他、J、Biol、 Chem。
第255巻、6181頁、(1908年)〕。また、C
CK sは中間大脳辺縁系経路のニニーロンの幾つかの
中にドパミンとともに局在している〔ホックフェルト(
HOにFELT)達、rNature J第285巻、
476頁(1980年)〕。CCK sは、中間大脳辺
縁系においてドパミンの効果と拮抗し、横絞筋において
ドパミン活性による神経伝達を容易にする〔ツユツクx
 (FUX8)達、εur、J、 Pharmacol
o、第67巻、329頁、(1980年)〕°。末梢神
経系の受容体の場合には、腸の平滑筋の収縮に関係する
〔ハッチンソン(HUTCHINSON)達、Eur、
J、 Pharmacol、、第69巻、87頁、(1
981年)およびチャン(CHANG)達、Neuro
science t、ett、、第46巻、71頁、(
1984年)〕とともに、膵臓アミラーゼの放出に際し
てドパミンの効果と拮抗する〔イエンセン(J[!N5
EN) 達、J。
Biol、  Cheml、第257巻、5554頁、
(1982年)〕。
CCK、および構造的にこれに類似した他の物質は、ド
イツ連邦共和国特許第3.138.233号によって神
経向精神作用を有することが公知である。
さらに、このペプチドは、鎮痛特性を有し〔パルバス(
BARBA2)達、Neuropharmacolig
y、第25巻−823頁、(1986年)〕、記憶プロ
セスを助長し〔カッウラとイトウ、Peptides、
第87巻、105頁(1986年)〕、食欲抑制特性を
有し〔ギップス(GfBBS) 達、J、Comp、P
hysiol、  Psychol、、第84巻、48
8頁、(1973年)〕、腸の運動を増進する〔「胃腸
ホル%7 (Mutt、 Gastrointesti
nalhormones) Jシャーシー グラス ジ
ー ビー(Jersey Glass、 G、B、)鳩
、レイヴン プレス(Raven  Press)社、
二s−ヨーク、169〜221頁(1980年)〕。
上記ドイツ連邦共和国特許により、ペプチドシーケンス
にアミノ酸として〇−硫酸塩化チロジンを有するCCK
、類似体は公知である。しかし、このシーケンス中に天
然アミノ酸しか含まれていない。この物質は、ベラテル
ハイム エフ、アール、 (BET置HεIM、 F、
R,)がJ、 Ao+、Chem  Soc第76巻、
2838頁(1954年)で報告しているように、−0
3O,H結合が容易に加水分解されるため、実用上の重
要性は限られている。また、この物質は種々の種類のプ
ロテアーゼによってペプチド結合の位置で直ぐに加水分
解されてしまう〔デュリュ−(DURIEUX)他、N
europeptides 、第7巻、1〜9頁、(1
986年)〕。
従って、CCK、と類似し、しかも、安定性がより高く
且つCCK、の特性を保持または向上させた物質を探究
することが求められている。
特に、本発明に従って、胆嚢キニン活性化ペプチドのシ
ーケンスを選択性に変性させて、末梢受容体に関係する
CCK (タイプA)と、中枢受容体に関係するCCK
 (タイプB)とのいずれかにより近いペプチドにする
ことによって、このペプチドを特に中枢神経系の治療薬
として使用することが可能になる。この点は特に重要で
ある。
課題を解決するための手段 本発明の第1の対象は、下記の式(I)で表される化合
物にある: ここで、 R1とR2は、それぞれ独立に、水素原子、置換されて
いてもよい直鎖または分岐したCl−Csアルキル基、
または、置換されていてもよい03〜C7シクロアルキ
ル基または単環または多環の芳香族残基を表し、 R1が水素原子である場合には、R2はアミン官能基を
保護するアシル型またはウレタン型の基を表すか、アミ
ノ酸残基またはペプチドフラグメントを表し、 R1とR2はこれらが結合している窒素原子とともに5
〜7個の環構成要素からなる環を形成していてもよく、
この環は他のへテロ原子を含んでいてもよく、また、こ
のこの環は直鎖または分岐した一〜C8アルキル基で置
換されていてもよい、 Aはカルボニル基またはメチレン基を表し、Wはヒドロ
キシ基、フェノキシX、C,−C8アルコキシ基、(C
l  Caアルキル)フェノキシ基、このアルキル基は
置換されていてもよく、また、窒素とともに4〜6の環
状構成元素からなる環を構成していてもよく、この環は
他のへテロ原子を含んでいてもよい、 Aがカルボニル基である場合には、Wはアミノ酸残基で
もよく、 Yは下記の式の中から選択された残基を表し:OS O
20R3(II ) −opo  (OR3)2           (I
II)(CR2)−S 020 R3(■) (CR2)−P O(OR3)2  (V)ここで、 R3は水素原子または置換されていてもよい直鎖または
分岐したCl−C11アルキル基を表し、mは1〜4で
あり、 Zはシクロヘキサン環、ピリジル環またはフェニル環の
中から選択された6個の環構成要素からなる環を表し、
必要に応じて置換されていてもよく、 n I′!0〜4であり、 Yが残基(III)または(V)を表す場合には、Yは
メタ位置を取ることができず、また、R8が水素原子の
場合にはオルソ位置も取ることができず、 Yがパラ位置で且つ残基(IV)を表す場合には、mと
nは1であり、A−Wはカルボキシル基を表し、R+ 
とR2は水素原子およびC0C83基ではなく、 A−Wがカルボキシル基を表す場合には、RとR2とR
1は水素原子を表し、 Yがパラ位置の残基(III)を表す場合には、nは0
と1以外の数であり、 Yがパラ位置の残基(V)を表し且つnがOである場合
には、mは1と2以外であり、nが1の場合には、mは
1以外であり、 この化合物はD体、L体、DL体またはこれらの混合物
であり、また、その薬理学上受容可能な塩であってもよ
い。
R+ とR2の定義の中に含まれるアルキル基は例えば
フェニル基で置換することが可能である。
このフェニル基自体は必要に応じて例えばハロゲンで置
換できる。R1とR2の定義の中に含まれる芳香族残基
は例えばフェニル残基である。RとR2の定義の中に含
まれるシクロアルキル基と芳香族残基は、例えば少なく
とも1つのハロゲlン原子で置換することができる。R
1とR2が一緒になってヘテロ原子を含む環を形成する
場合のへテロ原子としては酸素、イオウ、窒素が可能で
ある。
Wの定義に現れる置換されたアルキル基は直鎖または分
岐鎖の基である。Wの定義に現れるアルキルアミノ基と
ジアルキルアミノ基は、例えばフェニル基で置換するこ
とができる。Wがジアルキルアミノ基であり、このアル
キル部分かへテロ原子を含む複素環式化合物を形成する
場合には、ヘテロ原子として酸素、イオウ、窒素が可能
である。
R5の定義の中に含まれるアルキル基が置換される場合
には、置換基は特にフェニル基にすることができる。
また、Zが特にフェニル基を表す場合には、環上で、例
えば、ハロゲン、ヒドロキシ、アルキル、アルコキシ、
ヒドロアルキルまたはアルコキシアルキルの中から選択
される少なくとも1つの置換基で置換することができる
R2の定義の中に現れるアシル型のアミノ基を保護する
基は、例えば、フォルミル基、アセチル基、クロルアセ
チル基、トリフルオルアセチル基、プロピオニル基、ブ
チリル基、イソブチリル基、γ−クロロブチリル基、オ
キサリル基、スクシニル基、グルタミル基、ピログルタ
ミル基、フタリル基、p−トルエンスルフォニル基でア
ル。
R2の定義の中に現れるウレタン型のアミノ基を保護す
る基は、例えば、第3ブチロキシカルボニル基、インプ
ロビロキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、アリ
ルオキシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、
モノハロベンジルオキシカルボニル基、ポリハロベンジ
ルオキシカルボニル基である。
本発明の別の対象は、下記を満足する上記の式(I)の
化合物にある: R+ とR3は、それぞれ独立に、水素原子、置換され
ていてもよいC,−C,の直鎖または分岐したアルキル
基、置換されていてもよいCa  Ctのシクロアルキ
ル基または単環または多環の芳香族残基を表し、 R+ が水素原子である場合には、R2はアミン官能基
を保護するアシル型またはウレタン型の基を表すか、ア
ミノ酸残基またはペプチドフラグメントを表し、 R1とR2はこれらが結合している窒素原子とともに5
〜7個の環構成要素からなる環を形成していてもよく、
この環は他のへテロ原子を含んでいてもよく、また、こ
のこの環は直鎖または分岐したCt−Csアルキル基で
置換されていてもよい、 Aは一〇〇を表し、 Yは下記の式の中から選択された残基を表し:OS O
a ORx        (II )−opo (O
R3)2       (III)−(CH2)、−3
O2OR,(TV)(CHz)−PO(OR3)2  
(V)ここで、 R8は水素原子または置換されていてもよい直鎮または
分岐した自−C,アルキル基を表し、 mは1〜4であ
り、 Zはシクロヘキサン環、ピリジル環またはフェニル環の
中から選択された6個の環構成要素からなる環を表し、
必要に応じて置換されていてもよく、 nはθ〜4であり、 Wは−B−D −Trp−E −Asp−PhNHQを
表し、 ここで、 BとEは同一でも異なっていてもよく、メチオニン、ノ
ルロイシン、ロイシン、セリン、トレオニン、アロトレ
オニン、システィン、ホモシスティンおよび対応するN
−メチル化誘導体の中から選択された残基を表し、セリ
ン残基、トレオニン残基、アロトレオニン残基、システ
ィン残基、ホモシスティン残基または対応するN−メチ
ル化誘導体のOH基またはSH基は自由状態でも、保護
されていてもよく、 Dはグリシン残基を表し、 Qは水素または置換されていてもよい直l鎖または分岐
したCs  Csアルキル基、フェニル基またはフェニ
ルアルキル基を表し、このアルキル基は置換されていて
もよい直鎮または分岐した自−〇〇アルキル基を表し、 Bは1,1−ジアミノアルキノペ 1,1−ジアミノチ
オメチルアルキノベ 1,1−ジアミノメルカプトアル
キルまたは1.1−ジアミノヒドロキシアルキルでもよ
く、この場合のアルキル基は置換されていてもよい直鎖
または分岐したC、−C8アルキル基を表し且つシクロ
アルキル残基または芳香族残基で置換されていてもよく
、いずれの場合でもDは必ずマロン酸残基を表し、 Yが残基(II)または(In>を表す場合には、上記
の−A−Wは天然アミノ酸からなるシーケンスとは異な
っており、 Yがパラ位置にある場合には、残基(II)であること
はなく、 Yが残基(II)を表す場合には、nは1であり、Bは
Metではなく、EはMetではなく、DはGlyでは
なく、 この化合物はD体、L体、DL体またはこれらの混合物
であり、また、その薬理学上受容可能な塩であってもよ
い。
本発明では、「天然アミノ酸シーケンス」とは、フラマ
リオンー医学−科学(F lammar 1on−!J
ed ic i ne−3cience)mのレーニン
ガー(Lehn inger)の著書「生化学(Bio
chimie) Jの67頁に記載されているように、
アミノ酸の任意の配列の組み合わせを意味するものとす
る。
BとEの定義の中に現れるセリン残基、トレオニン残基
、アロトレオニン残基、システィン残基、ホモシスティ
ン残基またはこれらのN−メチル化誘導体のOH基また
はSH基は、特に、下記のものによって保護することが
できる: (i)  直鎖または分岐した自−06アルキル基、(
11)  未置換または1個または複数個のフッ素原子
で置換されたフェニル基、 (iii)  未置換または1個または複数個のフッ素
原子で置換されたベンジル基、 (1v)  直鎖または分岐したCs−Cs アルキル
を有するアルキルカルボニル基、ベンジル基、フェナセ
チル基またはベンズヒドリルカルボニル基、この場合、
フェニル基は未置換または1個または複数個のフッ素原
子で置換されていてもよい、 Dがマロン酸残基を表す場合には、Bの定義に現れる残
基は、特に、1.1−ジアミノベンクン、1.1−ジア
ミノメチル−3−ブタン、2−ヒドロキシ−1,1−ジ
アミノエタン、2−ヒドロキシ−1,1−ジアミノプロ
パン、1,1−ジアミノチオメチル−3−プロパン、2
−メルカプト−1,1−ジアミノエタンまたは3−メル
カプト−1,1−ジアミノプロパンであり、これらのシ
スティン残基またはホモシスティン残基のOH基または
SH基は未保護でも、保護されていてもよい。
Qの定義に現れるアルキル残基とフェニル残基は、少な
くとも1つのフッ素原子で置換することができる。
本発明のさらに他の対象は、上記の式(I)で表される
化合物の製造方法にある。
Yが上記の式(IV)の基を表す化合物は以下のように
して製造される: アルカリ性の亜硫酸塩(硫酸す) IJウム)と、下記
−最大(■)の化合物: 0OR4 / (ここで、 R12は上記R2で定義したアミン基の保護基を表し、 R1はアルキル基を表し、 Xは塩素等のハロゲンを表し、 mSnおよびZは上記定義のものを表す)と反応させ、 次いで、得られた中間体を加水分解および脱カルボキシ
ル化して、下記−最大(Ia)  :R’、NH−CH
−COOH (CH2)。
(CHz)a   S OJa の化合物とし、 次いで、得られた化合物を単離し、さらに必要であれば
、公知の任意の方法を用いて上記−最大(1)において
Yが上記の式(IV)である他の化合物に変換し、さら
に、そうして得られた化合物を必要に応じて薬理学上許
容可能な塩に変換する。
上記の一般式(VI)の化合物に対して亜硫酸ナトリウ
ムを作用させる場合には、一般に、水溶性の無機塩基、
例えば水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウムの存在下
で、温度を100〜120℃に加熱する。続く加水分解
と脱カルボキシル化は、無機の強酸、例えば、塩酸水溶
液の存在で100−120℃の温度に加熱することによ
って行う。
上記−最大(I a)の化合物を一般式(I)の他の化
合物に変換するには、例えば、カルボン酸または硫酸を
エステルに、エステルをアルコール、エーテルまたはア
ミンに変換する。アミドをアミンに変換するには、公知
の任意の方法でアミンをアルキル化またはアシル化する
か、アミン基のブロックを外す。
上記の式(VI)の化合物は、下記−最大(■)のアル
コールに塩化チオニルを反応させる:C0OR。
/ (CH2)、−0H (ここで、各記号は上記定義のものである)この反応は
、溶媒なし、または塩化メチレン等の有機溶媒中で反応
混合物の還流温度で行うことができる。
上記−最大(■)の化合物は、下記−最大(■):0O
R4 / (CH2)、−NH。
(ここで、各記号は上記定義のもの) の化合物を亜硝酸す) IJウムと反応させ、次いで中
間体として得られるジアゾ化合物を当業者に公知の通常
の条件で加水分解することにより得られる。
上記−最大(■)の化合物は、下記−最大(■):(C
H2)、−1−CN (ここで、各記号は上記定義のもの) の化合物を還元することにより得られる。この還元反応
は、公知の任意の方法、例えばメタノールまたはエタノ
ール等のアルコール中でカーボンブラックに支持させた
パラジウム等の触媒の存在下で、水素を用いて行うこと
ができる。
上記−最大(IX)の化合物は、下記−最大(X) :
(ここで、R′2とR9は上記定義のもの)の化合物を
下記−最大(XI)の化合物:C00R4 (CH2)7 / (CH2)、、−CN (ここで XI  はハロゲン原子を表し、他の記号は
上記定義のものを表す) をアルカリ性エチレート等の有機塩基の存在下で通常の
条件で反応させることによって得られる。
本発明のさらに他の対象は、上記の式(1)で表される
化合物において、Yが上記−最大(V)の基を表す場合
の製造方法にある。
この方法は以下の通りに行われる: 下記一般式(Xn)の亜リン酸塩: P (OR’s) s     (XII)(ここで、
R13は上記R3で定義したアルキル基を表す) と、下記−最大(■): (CH,)、−X (ここで、 R12は、R2で定義のアルキル基、 R4はアルキル基を表し、 Xは塩素等のハロゲンを表し、 m5nSZは上記定義のものを表す) の化合物とを反応させ、 次いで、得られた中間体を加水分解し、脱カルボキシル
化して、下記−最大(Ib):H,N−CH−C○0H (CH2)。
(CR2)−P O(OH) 2 の化合物とし、 次いで、得られたこの化合物を単離し、さらに必要であ
れば、上記−最大([)においてYが上記の式(V)で
ある他の化合物に変換し、さらに、必要に応じて薬理学
上受容可能な塩に変換する。
上記−最大(xn>の亜リン酸塩と上記−最大(VI)
の化合物との反応は、反応混合物を還流温度に加熱して
行うことができる。
上記の加水分解は、公知の任意の方法により、例えばア
ルカリ媒体中で水酸化ナトリウムまたは水酸化カリウム
などの無機塩基を用いて20〜80℃の温度で行う。
加水分解により得られる化合物の脱カルボキシル化は、
塩酸水溶液等の酸性媒体中で反応混合物を還流温度に近
い温度に加熱することにより行う。
上記−最大(I b)の化合物は、当業者に公知の任意
の方法によって、−最大(I)の他の化合物に変換する
ことができる。例えば、カルボン酸または亜リン酸をエ
ステルに、エステルをアルコールに、エーテルをアミン
に変換することができる。アミドをアミンに変換するに
は、アミンをアルキル化またはアシル化するか、アミノ
基のブロックを外す。
上記−最大(I)において、 一へが−CO−を表し、 −Wが−B−D −Trp−E −Asp−Phe−N
HQを表し、 B、D、E、Qが上記定義のものを表す化合物は以下の
ようにして製造することができる:先ず、上記−最大(
XI): (ここで、 R+2は、R2で定義したようなアミ7基の保護基を表
し、 GはOHまたは上記の式(I)で定義した上記の式(T
V)または(V)の基を表し、他の記号は上記の式(N
で定義したものを表す) のペプチドまたはこの酸の活性化誘導体を、下記式(X
rV) : H−E −Asp−PheNt12   (XrV)(
ここで、Eは上記定義のものであり、このトリペプチド
は必要に応じて保護されていてもよい) のトリペプチドとカップリングさせ、 次いで、保護基を除去し、得られた化合物を単離するか
、塩の形で分離し、必要に応じて、公知の任意の方法に
よって上記定義(1)の他の化合物に変換し、さらに、
必要に応じて、この最終生成物を薬理学上許容可能な塩
に変換する。
上記一般式(XI[)の化合物と(XIV)の化合物と
のカップリングは、一つのペプチドを別のペプチドに縮
合させるために当業者に公知である任意の方法により行
うことができる。
上記一般式(XI[)のペプチドは活性化された形で使
用することが特に望ましい。活性化された形としては、
一般式(XIII)の化合物をヒドロキシベンゾトリア
ゾール、N−ヒドロキシスクシンイミド、p−ニトロフ
ェノール、トリクロロフェノールまたはペンタクロロフ
ェノールと縮合剤の存在下で反応させて得られる生成物
を挙げることができる。
実際には、活性体として、テトラヒドロフランなどのエ
ーテル、塩化メチレンまたはクロロフォルムなどの塩素
化溶媒等の有機溶媒、ジメチルフォルムアミド等のアミ
ド、あるいはこれら溶媒の混合物中で、ジシクロへキシ
ルカルボジイミドの存在下で約0℃の温度で、N−ヒド
ロキシスクシンイミドと反応させて得られる生成物を用
いることが特に望ましい。
上記式(XrV)のトリペプチドは、ルイスーガヨ(R
[JIZ−GAYO)達がPeptides1第6巻、
415頁、(1985年)に記載の方法に従って得るこ
とができる。
上記一般式(XI[)の化合物は、下記式(XV)のペ
プチド: H−B−D −Trp−OH(XV) (ここで、BとDは上記定義のもの) を下記一般式(XVT)  : (ここで、 GはOHまたは式(I)で定義した式(IV)または(
V)の基を表し、 他の記号R12、n、Zは式(I)で定義したものを表
す) のアミノ酸とカップリングさせることにより得られる。
このカップリングはペプチド化学において公知である任
意の方法で行うことができる。その力・ノブリング条件
は、前記の一般式(XI[[)の化合物と<xrv>の
化合物とのカップリングと同じ条件で行うことができる
一般式(XV>の化合物は、ルイスーガヨ(R[IIZ
−GAYG)達がPeptides、第6巻、415頁
、(1985年)に記載の方法に従って得ることができ
る。
上記の−A−Wが下記ニ ーCo−B−D −Trp−E −Asp −Phe−
NHQ(ここで、B、DSEおよびQは上記定義のもの
を表す) を表す場合の一般式(I)の化合物は、下記一般式: H−B −D −Trp−E −Asp (ORs) 
−Phe−NH−Q・・・(X■) (ここで、 B、DSEおよびQは上記定義のものであり、R5はカ
ルボン酸の保護基、特に、第3ブチル基またはベンジル
基を表す) のペプチドを、上記定義の式(XVI)の化合物とカッ
プリングさせることによって製造することもできる。
このカップリングは、アミノ酸をペプチドと縮合させる
のに当業者に公知の任意の方法、特に前記の方法が利用
できる。
一般式(X■)の化合物はへキサペプチド:R”2−B
−D −Trp−E −Asp−Phe−NHQ・・ 
(X■) (ここで、Rn2はR2およびR12と同じ定義のもの
を表す) の末端アミン基の保護を外して得られる。なお、このヘ
キサペプチドは、ジペプチド: R”、−B−D−OH(XIX) と下記の式: %式% は上記定義のものを表す) のテトラペプチドとの縮合で得られる。
この製造方法は、上記残基Bが1,1−ジアミノアルキ
ル基、■、■−ジアミノチオメチルアルキル基、l、 
1−ジアミノメルカプトアルキル基゛よたは1、1−ジ
アミノヒドロキシアルキル基で、残基りがマロン酸残基
である場合に特に望ましく用いることができる。いずれ
の場合にも、元の逆結合を有するジペプチドR”、−B
−D−OHは、アミノ酸R”2−F−OH(−F−は、
クルチウス転位に従って残基Bに対応する上記定義のア
ミノ酸が残基Bの前駆体となるようなもの)から合成さ
れる。
このジペプチドの合成は、チロシン(Chorev)と
グツドマン(Goodman)がInt、  J、 P
eptide ProteinResearch、第2
1巻、258頁、(1983年)に記載の−、船釣な方
法で行われる。すなわち、アミノ酸R′21’−OHは
、カルボキシル基の位置でアシルアジドの形に活性化さ
れ、次いで、加熱によりイソノア不−) 53導体に変
換される。この誘導体にマロン酸を縮合すると、上記の
レトロインパーツのジペプチドR”2−B−D−OH(
XIX)が得ちれる。
このアミン基はベンジルオキシカルボニル基によって保
護することが特に望ましい。
一般式(XX)のテトラペプチドは、上記化合1勿H−
Phe −NHQから多段回プロセスを用いたペプチド
合成の一般的な方法により得られる。この方法は、ボダ
ンスキ−(Bodanszky)達がJ、 !、led
Chem、、第21巻、1030頁、1978年)に記
載しテいる。
Yが一般式(II)に対応する場合には、一般式(1)
のペプチドのチロシンのフェノール基を二酸化硫黄−ピ
リジン錯体を用いて硫化することによって硫酸ヘミエス
テル基ができる。
Yが一般式([1)に対応する場合には、ヴアレリオ(
Varerio)達の方法(Tetrahedron 
Letters。
第25巻、2609頁、1984年)に従って、ジエチ
ルクロロフォスフェートを用いて、リン酸エステル基が
できる。
当業者には容易にわかるように、本発明の方法の各合成
段階で、所望の生成物を得るためには、酸基またはアミ
ノ基を予め保護しておく必要がある。この場合には、保
護基は合成の最適段階、特にアミノ酸またはペプチドを
互に結合する前に除去する。例えば、各層は以下のよう
にして保護することができる: (1)アミノ基の場合には、上記R12の定義で示した
保護基を使用することができる。中間体をブロックする
場合、従って、後でブロックを外す場合には、第3ブチ
ルオキシカルボニル基を用いるのが望ましい。次に、こ
の基は比較的緩やかな条件、例えば塩化メチレン中に希
釈した、または希釈しない三フッ化酢酸を用いた酸媒質
中またはジオキサンまたは酢酸等の無水溶媒中に塩酸ガ
スの溶液を用いた酸媒質中で除去できる。この場合、ペ
プチドまたはアミノ酸は三フッ化酢酸塩またはアセテー
トの形で単離されることがある。塩基はトリエチルアミ
ンやN、 N’−ジイソプロピルエチルアミン等のより
強い塩基を用いて所望の時に外すことができる。
(2)酸基の場合には、例えば、ペプチド化学において
通常使用されている後に容易に外すことができるエステ
ル基を使用することができる。
酸基は、メチルエステルまたはエチルエステルの形でブ
ロックし、水酸化ナトリウムなどのアルカリ性水酸化物
の水溶液を用いて鹸化することにより除去するのが特に
望ましい。
アスパラギン酸のように、アミノ酸の側鎖にC末端酸基
の他に別の酸基が付いている場合には、この酸基を別の
タイプの基でブロックして、後で選択的にこれら酸基を
外すのが望ましい。例えばアスパラギン酸の場合には、
ベンジルオキシ基を用いることができる。このベンジル
オキシ基は活性炭に担持させたパラジウム等の触媒の存
在下で水素添加分解することにより後で除去できる。
変性されたチロシン残基のシーケンス中に上記式(1’
V)または(V)に対応するYを導入したペプチドの場
合に得られるジアステレオイソマーの場合には、クロマ
トグラフィーなどの通常行われている方法を必要に応じ
て用いることによって分離することができる。
一般式(1)の新規な化合物および合成中間体は、必要
に応じて、結晶化、クロマトグラフィーまたは塩化等の
通常の方法によって精製することができる。
一般式(I)の化合物が、分子中に遊離のアミノ基を有
する場合には、アルコール、ケトン、エーテルまたは塩
素化溶媒などの有機溶媒中で酸を作用させることにより
酸付加塩の形に変換することができる。この塩は、必要
に応じて溶液を濃縮すると沈殿するので、この塩を濾過
またはデカンテーションによって分離する。
酸付加塩としては、塩酸塩、硫酸塩、リン酸塩などの無
機酸塩と、アセテート、プロピオネート、スクシネート
、ベンゾエート、フマレート、マレエート、メタンスル
フォネート、イセチオネート、テオフィリネアセテート
、サリシレート、フェノールフタリネート、メチレンビ
ス−β−オキシナフトエートまたはこれら化合物の置換
誘導体などの有機酸塩を挙げることができる。
−最大(1)の化合物の分子中に塩に転化しうる酸基が
含まれている場合には、その分子をナトリウム塩または
カリウム塩の形で分離するのが望ましいことがある。こ
の自由な酸は、所望に応じて対応する塩から通常の方法
で外し、必要であれば他の塩基によって別の塩に再び変
換することができる。
塩基との塩としては、例えば、ナトリウム塩、カリウム
塩あるいはエタノールアミン塩またはリジン塩などの窒
素塩基との付加塩を挙げることができる。
一般式(I)の本発明の新規な化合物は医薬上の価値が
あり、特に、中枢神経系の受容体に対して選択性を有す
る化合物の場合には、中枢神経起源の神経症の治療に使
用することができる。また、上記の式(1)の化合物の
鎮痛特性、食欲抑制特性、腸の運動増進特性も有用であ
、る。
実際、上記のアミノ酸とその誘導体はアミノ酸刺激性受
容体に対する親和力テストにおいてインビトロで活性が
あることがわかった。この特性はオルヴアーマン(OL
VERMAN)他が、Nature、第307巻、46
0〜462頁(1984年)およびEur、 J。
Pharmacol、第131巻、161〜162頁(
1986年)に記載の方法に従って、上記化合物がラッ
トの皮質膜上の[”H″1D−APSと表記されるトリ
チウム置換D−2−アミノ−5−フォスフォノペンクン
酸の結合に及ぼす抑制能(K1)を測定することにより
明らかにされている。
本発明の化合物は毒性が少ない。DLsoは、−般に、
マウスに対しては静脈投与で50〜100mg/kgで
あり、皮下投与で100〜150 mg/kgである。
本発明のペプチドは中枢神経系と末梢神経系(膵臓、腸
の平滑筋)の受容体に対する親和力テストにおいてイン
・ビトロでやはり活性であることがわかった。この特性
は、一方ではマウスの脳膜についての結合テストにおい
て、他方ではモルモットの膵臓アミラーゼの放出とモル
モットの回腸の収縮の薬理学テストにおいて明らかにさ
れている。
本発明は、−最大(I)の化合物によって構成される遊
離状態または酸付加塩の形態の医薬にも関する。この場
合、医薬としては、上記の化合物そのものまたは組成物
として用いられる。組成物の場合には薬理学上許容可能
な不活性な化合物または生理学的に活性である他の任意
の化合物と組み合わされる。本発明の医薬は、経口、非
経口、直腸経由または膏薬の形態で使用することが可能
である。
経口投与用の固形組成物としては、錠剤、ピル、(特に
ゼラチンのカプセルに入れた、またはオブラートに包ん
だ)粉末、または頚粒を使用することができる。これら
組成物では、本発明の活性化合物をアミトン、セルロー
ス、サッカロース、ラクトース、アまたはシリカなどの
1種または複数種の不活性な賦形剤と混合する。これら
組成物は賦形剤以外の物質、例えば、潤滑剤であるマグ
ネシウムステアレートまたはタルクの1種または複数種
、着色剤、(糖衣)被覆剤または駆付は剤を含んでいて
よい。
経口投与用の液体組成物としては、溶液、分散液、エマ
ルジョン、シロップと、不活性な賦形剤である水、エタ
ノール、グリセローノベ植物油、パラフィン油などを含
む薬理学上許容可能な甘味剤を使用することができる。
これら組成物は賦形剤以外の物質、例えば湿潤剤、甘味
料、増粘剤、芳香剤、安定化剤を含むこともできる。
非経口投与用の殺菌組成物は水溶液、非水溶液、分散液
、エマルジョンであることが好ましい。溶媒または賦形
剤としては、水、プロピレングリコーノペポリエチレン
グリコール、植物油の中の特にオリーブ油、注射可能な
有機エステルであるエチルオレアート、または他の適当
な有機溶媒を使用することができる。これら組成物は、
アジュバント、特に湿潤剤、等張剤、乳化剤、分散剤、
安定化剤を含むことが可能である。殺菌は、様々な方法
、例えば組成物に殺菌剤を入れることによる無菌濾過、
紫外線照射、または加熱により実行される。これら組成
物は、使用する際に注射可能な無菌媒質中に溶解させる
ことのできる無菌固形組成物にすることもできる。
直腸投与用の組成物は、座薬または直腸用カプセルであ
り、その中には活性化合物の他に、バターやカカオなど
の補薬、半合成グリセリド、またはポリエチレングリコ
ールが含まれている。
ヒトの治療においては、上記のアミノ酸とその誘導体の
ほかに本発明のペプチドが、酸素欠乏症を伴う虚血、低
血糖症による特に老人における脳組織への損傷、x澗症
、より一般的には老化に伴う変性疾患(アルツハイマー
病)や遺伝性疾患(ハンチントン舞踏病)により発生す
るニューロン破壊と関係する症状の治療と予防に有効で
あるほか、記憶プロセスに対する作用を助長する。また
、本発明のペプチドは、中枢神経系の症状である例えば
パーキンソン病、舞踏病、精神分裂病、遅延性ジスキネ
ジー、または陳講病においてドパーミン活性化経路の機
能不全が発生する場合の治療に特に有効である。
式(I)の化合物は、抗精神病特性を有するために神経
弛緩薬として有効であり、また記憶プロセスを助長する
効果を持つために神経細胞の老化を回避するのに老人に
とって有益であり、さらに鎮蒲特性を持つ。この化合物
は、食欲抑制剤として有効であり、腸の運動を増進する
効果を持つために腸内の移動を活性化するのに有効であ
る。
投与量は求める効果と治療期間に依存する。投与量は一
般に大人で非経口により1日当たり1回〜数回に分けて
2〜10mgである。
一般に、医師が年令、体重、それに治療する対象に固有
の他のすべての因子を考慮して最適と思われる薬量を決
定する。
実施例1 CH3Co  NHCHC00H CH2S 03 Na 第1段階: 無水エタノール25c++lにナトリウム0.26 g
を添加する。ナトリウムが全て消えたときに、エチルア
セトアミドマロネート溶液2.17gを添加し、混合物
を15分間約110℃に加熱する。得られたわずかに濁
った溶液に、15分かけてα−ブロモ−p−)ルニトリ
ル1.96gを添加し、反応混合物を17時間110℃
に加熱する。冷却後、撹拌しながら蒸留水を50caf
添加する。形成される沈澱を濾過により分離し、蒸留水
10cafで2回洗浄し、次いで減圧下(1mmHg、
すなわちO,13kPa)にて40℃で乾燥させる。す
ると白色結晶の形態のエチル−2−アセトアミド−2−
(4−シアノベンジル)マロネートが2.89 g得ら
れる。
Rf:Q。73〔シリカゲルの薄い層でのクロマトグラ
フィー。溶媒はクロロフォルム−メタノール(容量比9
0=10))。
段階2: N C0OC2Hs / CH2NH。
エタノール4c[Il中にカーボンブラックに担持させ
たパラジウム触媒20On+gを分散させた液に、水素
ガスを飽和するまで1時間通過させ、次に、エタノール
20cIIl中にエチル−2−アセトアミド−2−(4
−シアノベンジル)マロネートを996mg含む溶液を
添加し、次いで、濃塩酸水溶液1.5ciを添加する。
混合物を大気圧にて約20℃で22時間水素化する。次
いで反応混合物を濾過し、触媒を8ctlのエタノール
で2回洗浄する。濾液と洗浄液を合わせ、減圧下(20
mmHg、すなわち2.7kPa)にて30℃で乾燥濃
縮する。残留物を60c++fの蒸留水に取り、得られ
る溶液を30分間撹拌する。不溶物を濾過により分離し
、濾液を減圧下(1mmHg、すなわち0.13kPa
)にて40℃で乾燥濃縮する。すると、白色で固体の形
態のエチル−2−アセトアミド−2−(4−アミノメチ
ルベンジル)マロネートヒドロクロリドが956mg得
られる。
Rf :0,28 Cシリカゲルの薄い層でのクロマト
グラフィー。溶媒はクロロフォルム−メタノール−水−
酢酸−酢酸エチル(それぞれ容量が35−15−3−1
.5−1))。
段階3: C00C2H6 / CH,OH 蒸留水100cnf中にエチル−2−アセトアミド−2
−(4−アミンメチルベンジル)マロネートヒドロフD
 IJド2.06 gを溶かした溶液に、亜硝酸ナトリ
ウム534mgを添加し、反応混合物を2時間、110
℃に加熱する。冷却後、150c++Iの酢酸エチルで
2回抽出を行う。有機相を合わせ、洗浄をINの塩酸水
溶液100cイを用い、次に5%重炭酸ナトリウム水溶
液100cffIを用い、最後に塩化すl−IJウムの
飽和水溶液100c++lを用いて連続的に行い、硫酸
す) tJウム上で乾燥させる。溶液を濾過し、濾液を
減圧下(20mml1g、すなわち2.7kPa、次い
でl mmHg、すなわち0.13kPa)にて40℃
で乾燥蒸発させる。すると、白色で固体の形態のエチル
−2アセトアズド−2−く4−ヒドロキンメチルベンジ
ル)エチルマロネートが1.61g得ラレう。
Rf:0.15[シリカゲルの薄い層でのクロマトグラ
フィー。溶媒はヘキサン−酢酸エチル−メタノール(容
重が60−4.(1−4) )。
段階4: H2C1 ジクロロメタン15cal中にエチル−2−アセトアミ
ド−2−(4−ヒドロキンメチルベンジル)マロネート
210ff1gを溶解させた溶液に、塩化チオニル1.
4clIlを添加し1、反応混合物を還流で23時間加
熱する。ジクロロメタンと過剰な塩化チオニルを減圧下
(20mmHg、すなわち2.7 k Pa、次いでl
mmHg1すなわぢ0.13kPa)にて40℃で蒸発
させることにより除去する。残留物を3CI11のエチ
ルエーテルで2回洗浄し、減圧下(20mmHg、すな
わち2.7kPa)で乾燥させる。すると、白色で固体
の形態のエチル−2−アセトアミド−1(4−クロロメ
チルベンジル)マロネートが161mg4うれる。
Rf :0.62 Cシリカゲルの薄い層でのクロマト
グラフィー。溶媒はジクロロメタン−メタノール(容量
が8O−5)〕。
段階5; 所望の化合物の製造 2Qciの蒸留水と8ciの10%水酸化ナトリウム水
溶液に3.31gの硫酸すl−+Jウムを溶解させた溶
液に、エチル−2−アセトアミド−2−(4−り四ロメ
チルペンジル)マロネートを1.Igm加L、この反応
混合物を約120℃に3時間加熱する。約20℃に冷却
した後、この反応混合物をINの塩酸水溶液を用いてp
H=1にし、再び混合物を1時間120℃に加熱する。
この反応混合物を約20℃に冷却し、150ciのエタ
ノールで抽出する。無機塩を濾過によって分離し、濾液
を減圧下(20mmHg、すなわち2.7kPa)にて
30℃で乾燥濃縮する。得られた残留物は、シリカゲル
100gを収容した直径2.5cmのカラムでクロマト
グラフィーを行い、ジクロロメタンとメタノールと水と
酢酸の混合物(それぞれ容量が70−30−6−3 >
で溶離する。
するとN−アセチル−4−スルフォナトメチルフェニル
アラニンモノナトリウムが424mg得られる。
プロトンのNMRスペクトル(270MHz 、 D 
20 )1.53 ppm、  s : 3 H(CH
i−CO−)2.55piimと2.81 ppm  
d d :2 H(CH2−CH−) 3.771)pm、  S : 2H(CH25O3N
a)4.11 ppmSm : l H(−CH−C0
0H)6.88 ppm5d : 28と、6.97 
ppm、 d : 2H(芳香族のH) FABイオン化による質量スペクトル m/e= 324 (MH”)(計算値324)Rf−
0,16[、シリカゲルの薄い層でのクロマトグラフィ
ー。溶媒はジクロロメタン−メタノール水−酢酸(容量
が70−30−6−3 ) E。
実施例2 4−フォスフォノメチルフェニルアラニン塩酸CH CH2 OOH 段階1: C00C2Hs / エチル−2−アセトアミド−2(4−フォスフォナトメ
チルベンジル)マロネート50mgと亜リン酸エチル4
cdの混合物を還流で17時間加熱する。
過剰な亜リン酸エチルを減圧下(1mmHg、すなわち
O,13kPa)にて40℃で蒸発させる。油が得られ
るので、この油を8gのシリカが充填された直径1cm
のカラム(230〜400メツシュー40〜63ミクロ
ン)で「フラッシュ」クロマトグラフィーを行い、ジク
ロロメタンとメタノールの混合物(容量が9O−10)
で溶離することによって精製する。すると白色で固体の
形態のテトラエチル−2−アセトアミド−2(4−フォ
スフォナトメチルベンジル)マロネートが42.6mg
得られる。
Rf =O,17Cシリカゲルの薄い層でのクロマトグ
ラフィー。溶媒はジクロロメタン−メタノール(容量が
9O−10)]。
CH2−P 0 (OC28S) 2 段階2: 所望の化合物の製造 蒸留水1 catとメタノール1crlの中に上記で得
られたテトラエチル−2−アセトアミド−2(4−フオ
スフオナトメチルベンジル)マロネート27.5吋を溶
解させた溶液に、INの水酸化ナトリウム水溶液0.2
4ciを添加し、この混合物を約20℃の温度で3時間
撹拌する。次に蒸留水4cn(と濃縮塩酸水溶液2.5
CI11を添加し、混合物を還流で4時間加熱する。約
20℃に冷却した後、蒸留水l0CI[lを添加し、1
0%水酸化す) IJウム水溶液を用いてpHを4に調
節する。この溶液を凍結乾燥し、カラム(直径0.9C
m)で溶離液として2−プロパ/−ルと28%のNH,
OHの混合物(それぞれ容量が6O−40)を用いてク
ロマトグラフィーを行って精製すると、白色生成物とし
て4−フォス7オノメチルフエニルアラニンヒドロクロ
リドが9.5mg得られる。
Rt =0,10 (シリカゲルの薄い層でのクロマト
グラフィー。溶媒は2−プロパノ−ルーNH40H(容
量が6O−40) )。
プロトンのNMRスペクトル(270MHz SD 2
0 )(外部参照としてTMS) 2、729pmと2.80 ppm : s、  2 
H(CH2PO3) 2.84ppmと3.08 ppm : d a、2H
(CH2−CH−) 3.74pf1m:m  IH(−CH−)7、Opp
mと7.10 ppm : d、 4 H(芳香族のH
)このようにして単離された化合物に対して、実施例1
と2に記載した操作を行うことにより、以下の生成物が
製造される。
実施例3 CH3CO−F(N−CH−COOH CH2−S 03Na Rf =0.24 Cシリカゲルの薄い層でのクロマト
グラフィー。
溶媒はジクロロメタンーメタノール CH3 水 酢酸 (容量が70−30 〕 CH2 −CH2 CH2 HN−C H COOH CH2 実.施例4 CH, CO   HN CH COOH CH2 SO3Na CH, R f =0. 27 〔シリカゲルの薄い層でのクロマト グラフィー。
溶媒はジクロ口メタン メタノール 水 酢酸 (容量が70−30−10 〕 CH2 SO3Na 実施例6 R f 0,27 〔シリカゲルの薄い層でのクロマト グラフィー。溶媒はジクロロメタン メタノール ー水一酢酸 (容■が70−30−10 〕 H2 N−CH−CH20H 実施例5 CH2−SO3H R f 0.32 〔シリカゲルの薄い層でのクロマト CH. C0 NH CH COOH グラフィー。溶媒はジクロ口メタン メタノール 水 酢酸 (容量が70 〕 実方缶(列7 R f 〔シリカゲルの薄い層でのクロマト グラフィー。
溶媒はジクロ口メタン メタノール H2 N CH COOH 水 酢酸 (容量が70 〕 実施例9 CH. SO,Na Rf=0 〔シリカゲルの薄い層でのクロマト グラフィー。
溶媒はジクロ口メタン メタノール CH3 C0 HN−CH−COOCH3 水一酢酸 (容量が70−30−10 〕 CH, 実施例8 CH2  S03CH3 Rf 0.56 〔シリカゲルの薄い層でのクロマト グラフィー。溶媒はジクロロメタン−メタノール−水−
酢酸(容量が70−30−6−3 ) )。
実施例10 4−(フォスフォノエチル)フェニルアラニン塩酸H2
N−CHC00H CH2 CH2−CH2−PO(OH)2 Rf=0.19Cシリカゲルの薄い層でのクロマトグラ
フィー。溶媒はジクロロメタン−メタノール−水−酢酸
(容量が7O−30−10−10) 〕。
実施例1I N−アセチル(4−ジエチルフオスフオナトメチル−2
,6−ジクロロ)フェニルアラニンCH3C0−HN−
CH−C0OH H2 CH2PO(OC2Hs)2 Rf =0.35 Cシリカゲルの薄い層でのクロマト
グラフィー。溶媒はジクロロメタン−メタノール−水−
酢酸(容量が70−30−6−3 > E。
実施例12 CH2PO(OH)2 Rf =0.24 Cシリカゲルの薄い層でのクロマト
グラフィー。溶媒はジクロロメタン−メタノール−水−
酢酸(容量が7O−30−10−10) ]。
以下の実施例では、アミノ酸は通常の省略形で表示する
。それ以外の省略形の意味は以下の通りである。
BOC=第3ブチルオキシカルボニル OBZ  =ベンジルオキシ Ac   =アセチル DCC=ジシクロへキシルカルボジイミドHOBt=l
−ヒドロキシベンゾトリアゾールTFA  −)リフル
オロ酢酸 gN1e=ジェム−1,1−ジアミノペンクンmG1y
=マロン酸 HONSu=N−ヒドロキシスクシンイミドCbz  
−ベンジルオキシカルボニル実施例13 と 実施例14 段階1 ジメチルフォルムアミド6cal中に(実施例1に記載
したようにして準備された)N−アセチル−4−スルフ
ォナトメチルーLD−フェニルアラニンモノナトリウム
 84.2mgを溶解させた溶液を0℃に冷却して、H
−NLe−Gly −Trp −OC2H5105mg
と、■−ヒドロキシベンゾトリアゾール41.3mgと
それにジシクロへキシルカルボジイミド55.6mgを
順次添加する。この反応混合物を0℃で1時間撹拌し、
さらに約20℃で一晩撹拌する。減圧下C1mmHg、
すなわち0.13kPa)でジメチルフォルムアミドを
蒸発させた後、酢酸エチルを100I[l添加する。生
成物とジシクロヘキシル尿素が沈澱する。
上澄みを除去した後、生成物を40cnの水に溶解させ
る。ジシクロヘキシル尿素は水性媒質中に溶けないまま
に残る。濾過した後、水相を凍結乾燥させる。すると白
色の固体の形態の AC−LD−Phe(1)−CH2S○、Na) −N
Le−GlyTrp −OC2Hs が147mg得られる。
R,f =0.25 (シリカゲルの薄い層でのクロマ
トグラフィー。溶離液はジクロロメタン−メタノルー水
−酢酸(容量が70−30−6−3 ) )。
段階2 段階1で得られた生成物100mgを8C[I+の水と
1crlのメタノールに溶解させ、この溶液を0℃に冷
却する。この溶液に、INの水酸化ナトリウム水溶液を
0.3cn!添加する。この反応混合物を0℃で1時間
撹拌し、さらに約20℃で3時間半の間撹拌する。メタ
ノールを蒸発させた後、5cnrの水を添加し、6cr
lの酢酸エチルを用いて抽出することにより鹸化してい
ない生成物を除去する。INの塩酸水溶液を用いて水相
を0℃でpH=2まで酸性化する。凍結乾燥の後、白色
生成物の形態のAc  LD  Phe(pCH2SO
3Na)  NLe  Gly−Trp −OH が90mg得られる。
Rf=0.IO〔シリカゲルの薄い層でのクロマトグラ
フィー。溶媒はジクロロメタン−メタノール−水−酢酸
(容量が70−30−6−3 ) 〕。
合成のこの段階ではトリプトファンの位置のラセミ化が
ないことが’HのN M R(270MHz)により確
認された。
段階3: )λ ジメチルフォルムアミド2c++!中にH−NLe −
Asp(○B Z)  Phe −N H2,T F 
A17.5mgを溶解させて0℃に冷却した溶液に、ト
リエチルアミン5μβと、(段階2に記載したようにし
て準備された)Ac −L  D−Phe(p −CH
2S O:+Na)−NLe−Gly −Trp−OH
2Qmgと、■−ヒドロキシベンゾトリアゾール9.2
mgと、ジシクロへキシルカルボジイミド12.4mg
とを順次添加する。この反応混合物を0℃で1時間撹拌
し、約20℃で一晩の間撹拌する。
減圧下(1mmHg、すなわち0.13kPa)でジメ
チルフォルムアミドを蒸発させた後、酢酸エチルを10
cIlt、次いでエチルエーテルを25caf添加する
。撹拌し、デカンテーションし、上澄みを採取した後、
生成物を20CI11のエーテルで再び洗浄する。上澄
みを採取した後、生成物を乾燥させる。すると、白色生
成物の形態の Ac  LD  Phe(1)  CHzSOJa) 
 NLe  Gay −Trp  −NLe −Asp
  (OBZ)  −PheNH2が26.4mg得ら
れる。
第1のジアステレオイソマーに対して:まRf=0.3
8゜ 第2のジアステレオイソマーに対してはRf=0.43
(シリカゲルの薄い層でのクロマトグラフィ。溶媒はジ
クロロメタン−メタノール−水−酢酸−酢酸エチル(容
量が35−15−3−1.5−1 )〕。
段階4: 所望の生成物のラセミ混合物の製造 第3段階で得られた生成物を別の操作で得られた同じ生
成物14.7mgに添加し、その全体〔すなわち、Ac
 −L D−Phe(p −CH2S 03Na) −
NLe−GlyTrp −NLe−Asp(OB Z)
 −PheN H2の41.1mg)を8calのメタ
ノールに溶解させる。この溶液を、メタノール2ci中
にカーボンブラック上に担持させた10%のパラジウム
触媒12mgを分散させた液をあらかじめ1時間半の間
水素で飽和させたものに添加する。次に水素添加分解を
大気圧下にて約20℃の温度で2時間実行する。触媒を
濾過し、(6cjのメタノールで2回)洗浄した後、溶
液を減圧下(20mmHg、すなわち2.7kPa)に
て30℃で濃縮する。すると白色生成物の形態の Ac −L D−Phe(p−CHa S 0Ja) 
−NLe−Gly−Trp −NLe−Asp(OB 
Z) −PheN H2が30.7mg得られる。
第1のジアステレオイソマーに対してはRf=0.23
゜ 第2のジアステレオイソマーに対してはRf=0.20
1ニジリカゲルの薄い層でのクロマトグラフィー。溶媒
はジクロロメタン−メタノール−水−酢酸−酢酸エチル
(容量が35−15−3〜1.5−1))。
段階5: ジアステレオイソマーの分離 シリカ15gが充填された直径0.9cmのカラムでの
クロマトグラフィーにより混合物20mgについてジア
ステレオイソマーを分離する。溶離には、酢酸エチル、
ピリジン、酢酸、水がそれぞれ60−20−6−11(
容量)の割合の混合物を用い、それぞれが50滴の溶離
液を含むチューブを回収する。すると、 Ac  L  Phe(p  CHzSOJa)  N
Le  cty−Trp −NLe −Asp−Phe
N H2(実施例13)が5.1mg得られる。
Rf =0.26 Cシリカゲルの薄い層でのクロマト
グラフィー。溶離液は酢酸エチル−ピリジン−酢酸−水
(容量が60−20−6−11) )。
HPLC:保持時間=9分。溶離液はリン酸トリエチル
アミン緩衝溶液(0,125M、 pH= 6.5)と
アセトニトリルの混合物(容量で7l−29)。流量=
 1.2ci/分。
FABイオン化による質量スペクトル m/ e =1054 (MH”) また、下記化合物が3.6mg得られる。
Ac  D、 Phe(p  CHzSOlNa)  
NLe  Gly−Trp −NLe −Asp−Ph
eN H2(実施例14)。
Rf =0.21 Cシリカゲルの薄い層でのクロマト
グラフィー。溶離液は酢酸エチル−ピリジン−酢酸−水
(容量が60−20−6−11> )。
HPLC:保持時間=7.8分。溶離液はリン酸トリエ
チルアミン緩衝溶液(0,125M、 pH=6.5)
とアセトニトリルの混合物(容量で7l−29)。流量
=1.2cm!/分。
FABイオン化による質量スペクトル m/ e =1054 (MH゛) 実施例15 Boc −Try (SOJa) −gNle−mGl
y −Trp −(N  Me) N1e−Asp (
Na) −Phe=NH2段階1: Boc −(N −Me) N1e−OHの製造テトラ
ヒドロフラン20rn1とジメチルフォルムアミド2.
5ml!中に2.31gのBoc−Nle −OHを溶
解させた溶液に、1.4.7.10.13.16−ヘキ
サオサシクロオクタゾカン0.125 gとヨウ化メチ
ル0.77−を順番に添加する。反応混合物を窒素雰囲
気で室温にて24時間撹拌し、次いで0.75Mのクエ
ン酸でpH=3まで酸性化する。水相をエーテルで抽出
し、次いで塩化ナトリウム飽和水溶液を用いて中性にな
るまで洗浄する。有機相を硫酸すlラム上で乾燥させ、
濾過し、減圧下(29mmHg 、すなわち2.7kP
a)にて約30℃の温度で乾燥蒸発させると、油の形態
のBoc −(N −Me) N1e−OHが2、32
 g得られる。
Rf =0.54 (シリカゲル、CHCl3  !J
e OH(容量で85−15) ]。
段階2 Boc −(N −Me) Nle −Asp (OB
 z 1 ) −Phe−N H2の製造 シャルバンテ4 x (C)IARPENTIER)達
がrJlMed。
Chemo、第30巻、962頁、1987年」に記載
している方法に従って製造されたH−Asp(OB z
 1 ) −Phe−MH2の2.89 gをジメチル
フォルムアミド15cafとジクロロメタン15c++
!の中に溶解させた0℃の溶液に、トリエチルアミン0
.84−と、Boc−(N −Me)N1e−OH1,
47gと、ジシクロへキシルカルボジイミド1.48 
gと、ヒドロキシスクシンイミド0.69gとを順番に
添加する。この反応混合物を0℃で1時間撹拌し、次い
で約20℃で一晩の間撹拌する。
形成される固体を濾過により除去し、*iを減圧下(2
0mmHg、すなわち2,7kpa>にて約40℃の温
度で乾燥濃縮させる。油状残留物をジエチルエーテルと
酢酸エチルを用いて粉砕し、次いで固体を濾過により分
離する。白色で固体の形態のBoc(N−!、Ie)N
le−八5p(OB  z  1 )−Phe −N 
H2が3.14g得られる。この固体の融点は55〜5
7℃である。
段階3: 塩化メチレン8Crlとトリフルオロ酢酸8CIIIを
0℃に冷却した混合物にBoc −(N −Me) N
1e−Asp(OB z I )  Phe  N H
2を3g溶解させ、この反応混合物を0℃で45分間撹
拌し、約20℃の温度で45分間攪拌する。この混合物
を減圧下(20mm)Ig、すなわち2,7kPa)に
て40℃で乾燥濃縮させる。
すると、H−(N−Me)Nle−Asp(OB z 
l) −Phe−NH2,TFAが2.67 g得られ
る。
Rf =0.22 Cシリカゲノペクロロフォルムーメ
タノール(容量で9−1))。
段階4ニ ジイソプロピルエチルアミンを0.72mf含むジメチ
ルフォルムアミド20Cdの中に2.5gのH−(N−
!、(e) N1e−Asp(OB z l ) −P
he−NH2,TF Aを溶解サセた0℃の溶液に、B
oc −Trp −ON p2.14gとHOBto、
64gを添加し、この反応混合物を窒素雰囲気で0℃に
て30分間撹拌し、次いで約20℃の温度で一晩撹拌す
る。減圧下(14+mHg、すなわち0.13kPa)
にて40℃で溶媒を蒸発させた後、得られる油状残留物
に対してシリカゲル上でのフラッシュクロマトグラフィ
ーを行い、クロロフォルムとメタノールの混合物(容量
が98−2)で溶離することによりこの残留物を精製す
る。すると白色で固体の形態のBoc−Trp −(N
−Me)Nle −As(OB z l ) −Phe
 −N H2が2.54 g得られる。
この固体は98〜100℃で融解する。
Rf =0.43 Cシリカゲル、クロロフォルム−メ
タノール(容量で9−1)]。
段階5: 塩化メチレン7cnfとトリフルオロ酢酸7cfflと
アニゾールQ、5c++lを0℃に冷却した混合物にB
ocTrp −(N −Me) Nle −Asp (
OB z 1) −PheNH2を3.18 g溶解さ
せ、この反応混合物を窒素雰囲気で0℃にて45分間撹
拌し、約20℃の温度で45分間撹拌する。次に溶媒を
減圧下(l mlllHg、すなわち0.13kPa)
にて約40℃の温度で蒸発させ、得られる残留物をエチ
ルエーテルで沈澱させる。
すると、H−Trp −(N−Me)Nle−Asp(
OB z ) −Phe −N H2,T F Aが2
.70 g得られる。
Rf =0.20 Cシリカゲル、クロロフォルム−メ
タノール(容量で9−1))。
段階6: N−エチルモルフォリンを1.37cI[l含む25c
[I!のテトラヒドロ7ランにCbz−Nle −OH
2,65gを溶解させて一20℃に冷却した溶液にエチ
ルクロロフォルミエートを1,03ci添加する。この
反応混合物を15℃で15分間撹拌し、1.3 gの窒
化ナトリウムを10cnfの水に添加して溶液にしたも
のを添加し、0℃で30分間撹拌を続ける。この反応混
合物を0℃で酢酸エチルを用いて抽出し、有機相を、塩
化ナトリウム飽和水溶液、重炭酸す) IJウム飽和水
溶液を順番に用いて洗浄し、再び塩化ナトリウム飽和水
溶液で洗浄する。有機相を硫酸マグネシウム上で乾燥さ
せ、次いで濾過し、減圧下(20mmHg。
すなわち2,7kPa)にて20℃で蒸発させる。油状
残留物を40cdのトルエンの中に取って10分間80
℃に加熱し、15crlのジオキサン中に3.12 g
のマロン酸を含む溶液で処理する。次にこの反応混合物
を30分間80℃に加熱し、次いで1日の間0℃に維持
する。沈澱物をジクロロメタンを用いて洗浄し、クロロ
フォルム、メタノール、それに酢酸の混合物(容量で9
O−5−5)を溶離液として用いたシリカゲル上でのフ
ラッシュクロマトグラフィーにより精製すると、白色で
固体の形態のBoc −gNle−mGIy−OHが1
.6 g得られる。この固体は142〜145℃で融解
する。
Rf =0.41 [シリカゲJペクロロフォルムーメ
タノールー酢酸(容量で9O−5−5))。
段階7: 3ml!のジメチルフォルムアミドの中にH−Trp 
−(N −Me) −Nle −Asp (OBZ) 
−Phe−NH2O、46gを溶解させて0℃に冷却し
た溶液に、トリエチルアミン0.066crlと、Cb
z−gNIe−mGIy −OHO,18gと、ヒドロ
キシスクシンイミド0.066 g ト、それにジシク
ロへキシルカルボジイミド0.143 gとを順番に添
加する。この反応混合物を窒素雰囲気で0℃にて一時間
撹拌し、次に室温で一晩撹拌する。形成される不溶物を
濾過により除去し、濾液を減圧下(1mmHg、すなわ
ちO,13kPa)で乾燥濃縮する。ジエチルエーテル
と酢酸エチルの混合物で沈澱させると油状残留物が得ら
れる。沈殿物をクロロフォルム−メタノールの混合物(
容量で97−3)を溶離液として用いたシリカゲル上で
のフラッシュクロマトグラフィーによりM製すると、白
色で固体の形態のCbz−gNIe−mGly −Tr
p −(N−Me)Nle−^5ll(OBZ)  P
he−NF2が0.34 g得られる。この固体は19
0〜193℃で融解する。
Rf =0.39 Cシリカゲル、クロロフォルム−メ
タノール(容量で9−1))。
段階8ニ ジメチルフォルムアミド5c++tとメタノール5cI
11の混合物の中にCbz−gNle−mGly −T
rp −(N −Me)Nle−Asp(OB Z) 
−Phe −N H2を0.32 g溶解させた溶液に
、活性炭素上の30+y+gのパラジウム(10重量%
)を添加し、この混合物を大気圧で約20℃の温度にて
4時間水素化する。濾過により触媒を除去した後、濾液
を減圧下(1mmHg、すなわち0.13kPa)で4
0℃にて乾燥濃縮する。すると、白色で固体の形態のH
−gNle−mGly −Trp−(N−!Je)Nl
e−Asp−Phe −N H2が得られる。この固体
は138〜140℃で融解する。
Rf=0,5(シリカゲル、酢酸エチル−ピリジン−酢
酸−水(容量で40−20−6−11) ]。
段階9ニ ジメチルフォルムアミド3ctlの中に0.2gのH−
gNle−mGly −Trp −(N−Me)Nle
 −Asp−Phe −NF2を溶解させて0℃に冷却
した溶液に、Boc−Tyr−ONpO,12gとHO
Bto、05gを添加し、この反応混合物を0℃で30
分間撹拌し、約20℃の温度で4時間撹拌する。減圧下
(1mmHg、すなわち0.13kPa)で溶媒を蒸発
させた後、酢酸エチルとジエチルエーテルの混合物を用
いて油状残留物を沈澱させる。すると、白色で固体の形
態のBoc −Tyr −gNIe−mGly −Tr
p −(N −Me) N1e−Asp−Phe−NF
2が得られる。この固体は162〜164℃で融解する
Rf=口、42〔シリカゲル、酢酸エチル−ピリジン−
酢酸−水(容量で100−20−6−11) E。
H20H 段階10: 所望の化合物Boc −Tyr (SOJa) −gN
le−mGly−Trp −(N −Me) N1e−
^5p−Phe −N H2の製竜 ジメチルフォルムアミド2cIとピリジン5crlの混
合物の中に0.16 gのBoc −Tyr−gNIe
−mGly −Trp −(N −Me) Nle −
Asp−Phe−MH2を溶解させた溶液に、二酸化硫
黄−ピリジンの錯体1gを添加し、この反応混合物を窒
素雰囲気で約20℃の温度にて一晩撹拌する。濾液を減
圧下(l mmHg、すなわち0.13kPa)で40
℃にて蒸発させた後、残留物を0℃にて5cI11の水
に取り、重炭酸ナトリウムの飽和水溶液を用いてpHの
値を約7に維持しなから0℃で3時間分散液を撹拌する
。分散状態の生成物を遠心分離により回収する。生成物
の第2の分画が、水相を凍結乾燥してメタノールで無機
塩を沈澱させることにより得られる。これら2つの分画
を合せ、酢酸エチル、ピリジン、酢酸、それに水の混合
物(容量で60−20−6−11)で溶離してシリカゲ
ルのカラムでのクロマトグラフィーにより精製する。す
ると、白色で固体の形態のBoc −Tyr (S 0
Ja) −gNIe−mGly −Trp −(N −
Me)Nle−Asp−Phe −N Haが0.10
 g得られる。
Rf =0.26 Cシリカゲノペ酢酸エチル−ピリジ
ン−酢酸−水(容量で60−20−6−11) ]。
FABイオン化による質量スペクトル m/ e =1150 (MH=) HPLC:保持時間=19分。溶離液はリン酸トリエチ
ルアミン緩衝液(0,025M5pH=6.5>とアセ
トニトリルの混合物(容量で65−35)。流量1.2
crI/分。
実施例13〜15に記載した何れかの方法で以下の生成
物を製造した。
実施例16 Boc−Tyr(S 03Na) −Nle−Gly 
−Trp −(N −Me)Nle−Asp(Na) 
−Phe −N H3P f =0,50 (シリカゲ
ル、酢酸エチル−ピリジン−酢酸−水(容量で40−2
0−6−11) 〕。
FABイオン化による質量スペクトル m/ e =1150 (MH”) HPLC:保持時間=28分。溶離液はリン酸トリエチ
ルアミン緩衝液(0,025M、 pH=6.5)とア
セトニトリルの混合物(容量で65−35)。流量1.
2cdZ分。
実施例17 Boc  Tyr(S 0Ja) −gNIe  mG
ly  Trp  N1eAsp(Na) −Phe 
−N H3P f =0,30 Cシリカゲル、酢酸エ
チル−ピリジン−酢酸−水(容量で80−20−6−1
1> 〕。
FABイオン化による質量スペクトル m/ e =1136 (MH”) HPLC:保持時間=16分。溶離液はリン酸トリエチ
ルアミン緩衝液(0,025M、 pH=6.5)とア
セトニトリルの混合物(容量で65−35)。流量1.
2cnf/分。
実施例18 Ac −L−Phe(p −CH2S 0Ja) −g
Nle−mGlyTrp −(N−Me)Nle−As
p(Na) −Phe −N H2Rf=Q、13ニジ
リカゲル、酢酸エチル−ピリジン−酢酸−水(容量で4
0−20−6−11) ]。
FABイオン化による質量スペクトル m/ e =1068 (MH”) HPLC:保持時間=7.2分。溶離液はリン酸トリエ
チルアミン緩衝液(0,025M、 pH=6.5)と
アセトニ) IJルの混合物(容量で65−35)。流
11.2cnf/分。
実施例19 Ac −L−Phe(p −CH2S 0Ja) −g
!、1et−Gly−Trp  (NMe))Jle 
−Asp−Phe−NH2Rf =0.28 ニジリカ
ゲル、酢酸エチル−ピリジン−酢酸−水(容量で40−
20−6−11) ]。
FABイオン化による質量スペクトル m/ e =1086 (M H”) HPLC:保持時間=16分。溶離液はリン酸トリエチ
ルアミン緩衝液(0,025M、 pH=6.5)とア
セトニトリルの混合物(容量で65−35)。
実施例20 Ac −L −Phe(p −CH2S 0Ja) −
gNle−mGly−Trp −(N −Me)Met
 −Asp−Phe −N H2Rf =0.15 ニ
ジリカゲル、酢酸エチル−ピリジン−酢酸−水(容量で
80−20−6−11) ]。
FABイオン化による質量スペクトル m/ e =1086 (MH”) HPLC:保持時間=16分。溶離液はリン酸トリエチ
ルアミン緩衝液(0,025M5pH=6.5)とアセ
トニトリルの混合物(容量で68−32)。
実施例21 Ac  L  Phe(pCH2S 0Ja)  gT
hr−mGlyTrp  (N  Me)Nle  A
sp  Phe  NH2Rf =0.23 ニジリカ
ゲル、酢酸エチル−ピリジン−酢酸−水(容量で40−
20−6−11) ]。
FABイオン化による質量スペクトル m/ e =1056 (MH=) HPLC:保持時間=7分。溶離液はリン酸トリエチル
アミン緩衝液(0,025M、 pH=6.5)とアセ
トニトリルの混合物(容量で63−37)。
実施例22 Ac −L −Phe(p −CH2S 0=Na) 
−gMet−mGly−Trp−(N−Me)Met 
−Asp−Phe −N H2Rf =0.17 ニジ
リカゲル、酢酸エチル−ピリジン−酢酸−水(容量で6
0−20−6−11) E。
FABイオン化による質量スペクトル m/ e =1104 (MH=) HPLC:保持時間= 15.3分。溶離液はリン酸ト
リエチルアミン緩衝液(0,025M、 pH=6.5
)とアセトニ)IJルの混合物(容量で63−37)。
実施例23 コレシストキニンの類縁体をモルモットの皮質と膵臓膜
について(3H)−プロピオニル−CCKaUガントに
対する競合実験によりテストした。組織を準備するため
の実験的方法と結合条件はベラプラット(PELAPR
AT)達がLife 5ci6、第37巻、2489頁
、(1985年)に記載のものと同様である。
結果は、以下の第1表に抑制定数に!によって示されて
いる。この表の中の数字は独立な3回の実験の平均値(
主標準偏差)を表しており、各実験は3回繰り返された
。(3H)−プロピオニル−〇CK aは、その解離定
数に対応する濃度で、すなわち脳に対しては0.2ナノ
モルで、膵臓に対しては0゜1ナノモルで使用した。
間培養した後に測定する。アミラーゼの活性は、セス力
([l’ESKA)達がExper 1enc ia 
、第25巻、555頁(1969年)に記載の方法に従
ってファデバス試薬(Phadebas :ファルマシ
ア社)を用いて決定した。
観察された結果を以下の第2表に記載する。この表の中
の数値は、独立な3回の実験の平均値であり、各実験は
3回繰り返された。
第2表 ペイキン(PEIKIN)達がAm、J、 Physi
o18、第235巻、第6号、E743〜E749頁(
1978年)に記載した実験手続きに従って、アミラー
ゼの分泌を、被検査化合物の存在下で膵臓の腺胞を37
℃で30分このテストは、ハッチンソン(HUTCHI
NSON)達がBur、J、Pharmacol、、第
69巻、87頁(1981年)に記載の方法に従って実
行される。モルモットの回腸の末端から帯状体を素早く
採取して、タイロード液25c[Ilが収容されている
等尺性センサの容器の中に固定する。この溶液を37℃
に維持した状態で、酸素95%とCO25%とからなる
ガスを泡にして通過させる。被検査化合物は、ルイスー
ガヨ(RUIZ−GAYOA)達が、Peptides
、第6巻、415頁、1985年に記載の条件に従って
テストする。
観察された結果を第3表に示す。この表の中の数値は独
立な3回の実験の平均値(士標準偏差)である。
第  3  表 実施例24 実施例15.16.18の化合物に対する酵素安定性の
テスト 上記の類縁体の酵素劣化に対する抵抗力を、アミノペプ
チド活性、チオールプロテアーゼ活性、それにエンケフ
ァリナーゼ活性を有するラットの脳の生きた膜でテスト
した〔マノツアス(MATSAS)達、FEBS、Le
tt、第175巻、124頁、1984年およびマック
ダーモット(Mc DERMOTT)達、Neuroc
hem。
Int、第5巻、641頁、1983年〕。
これらの化合物は、以前にデュリュー(DURIE[I
X)達がNeurOpepjldeS、第7巻、1頁、
1986年に記載の手続きに従ってテストされた。得ら
れた値(寿命の半分)を第4表に示す。
第4表 実施例25 以下の組成を有する有効化合物を2mgを含む注射可能
な溶液を調製した: 実施例26 以下の組成を有する有効化合物を1mg含む注射可能な
溶液を調製した: 実施例28 以下の組成を有する有効化合物をl+++g含む注射可
能な溶液を調製した:

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の式で表される化合物: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ここで、 R_1とR_2は、それぞれ独立に、水素原子、置換さ
    れていてもよい直鎖または分岐した1〜8個の炭素原子
    を含むアルキル基、または、置換されていてもよい3〜
    7個の炭素原子を含むシクロアルキル基または単環また
    は多環の芳香族残基を表し、 R_1が水素原子である場合には、R_2はアミン官能
    基を保護するアシル型またはウレタン型の基でもよく、
    また、アミノ酸残基またはペプチドフラグメントでもよ
    く、 R_1とR_2はこれらが結合している窒素原子ととも
    に5〜7個の環構成要素からなる環を形成していてもよ
    く、この環は他のヘテロ原子を含んでいてもよく、また
    、このこの環は1〜8個の炭素原子を含む直鎖または分
    岐したアルキル基で置換されていてもよく、Aはカルボ
    ニル基またはメチレン基を表し、Wはヒドロキシ基、フ
    ェノキシ基、C_1−C_8アルコキシ基、(C_1−
    C_8アルキル)フェノキシ基、アミノ基、置換されて
    いてもよい(C_1−C_8アルキル)アミノ基、ジ(
    C_1−C_8アルキル)−アミノ基を表し、これらの
    アルキル基は置換されていてもよく、さらに/またはこ
    れらアルキル基が結合している窒素原子とともに4〜6
    個の環構成要素からなる環を形成していてもよく、この
    環は他のヘテロ原子を含んでいてもよく、 Aがカルボニル基である場合には、Wはアミノ酸残基を
    表し、 Yは下記の式の中から選択された残基を表し:−OSO
    _2OR_3(II) −OPO(OR_3)_2(III) −(CH_、)_m−SO_2OR_3(IV)−(CH
    _2)_m−PO(OR_3)_2(V)ここで、 R_3は水素原子または置換されていてもよい直鎖また
    は分岐したC_1−C_8アルキル基を表し、 mは1〜4であり、 Zはシクロヘキサン環、ピリジル環またはフェニル環の
    中から選択された6個の環構成要素からなる環を表し、
    必要に応じて置換されていてもよく、 nは0〜4であり、 Yが残基(III)または(V)を表す場合には、Yはメ
    タ位置を取ることができず、また、R_3が水素原子の
    場合にはオルソ位置も取ることができず、 Yがパラ位置で且つ残基(IV)を表す場合には、mとn
    は1であり、A−Wはカルボキシル基を表し、R_1と
    R_2は水素原子およびCOCH_3基ではなく、 A−Wがカルボキシル基を表す場合には、R_1とR_
    2とR_3は水素原子を表し、 Yがパラ位置の残基(III)を表す場合には、nは0と
    1以外の数であり、 Yがパラ位置の残基(V)を表し且つnが0である場合
    には、mは1および2以外であり、nが1の場合には、
    mは1以外であり、 この化合物はD体、L体、DL体またはこれらの混合物
    であり、また、その薬理学上受容可能な塩であってもよ
    い。
  2. (2)下記の式で表される化合物: ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) ここで、 R_1とR_2は、それぞれ独立に、水素原子、置換さ
    れていてもよいC_1−C_8の直鎖または分岐したア
    ルキル基、置換されていてもよいC_3−C_7のシク
    ロアルキル基または単環または多環の芳香族残基を表し
    、 R_1が水素原子である場合には、R_2はアミン官能
    基を保護するアシル型またはウレタン型の基でもよく、
    また、アミノ酸残基またはペプチドフラグメントでもよ
    く、 R_1とR_2はこれらが結合している窒素原子ととも
    に5〜7個の環構成要素からなる環を形成していてもよ
    く、この環は他のヘテロ原子を含んでいてもよく、また
    、このこの環は1〜8個の炭素原子を含む直鎖または分
    岐したアルキル基で置換されていてもよく、Aは−CO
    を表し、 Yは下記の式の中から選択された残基を表し:−OSO
    _2OR_3(II) −OPO(OR_3)_2(III) −(CH_2)_m−SO_2OR_3(IV)−(CH
    _2)_m−PO(OR_3)_2(V)ここで、 R_3は水素原子または置換されていてもよい直鎖また
    は分岐したC_1−C_8アルキル基を表し、 mは1〜4であり、 Zはシクロヘキサン環、ピリジル環またはフェニル環の
    中から選択された6個の環構成要素からなる環を表し、
    必要に応じて置換されていてもよく、 nは0〜4であり、 Wは−B−D−Trp−E−Asp−PhNHQを表し
    、ここで、 BとEは同一でも異なっていてもよく、メ チオニン、ノルロイシン、ロイシン、セリン、トレオニ
    ン、アロトレオニン、システイン、ホモシステインおよ
    び対応するN−メチル化誘導体の中から選択された残基
    を表し、セリン残基、トレオニン残基、アロトレオニン
    残基、システイン残基、ホモシステイン残基または対応
    するN−メチル化誘導体のOH基またはSH基は未保護
    でも、保護されていてもよく、 Dはグリシン残基を表し、 Qは水素または置換されていてもよい直鎖 または分岐したC_1−C_8アルキル基、フェニル基
    またはフェニルアルキル基を表し、このアルキル基は置
    換されていてもよい直鎖または分岐したC_1−C_8
    アルキル基を表し、Bは1,1−ジアミノアルキル、1
    ,1−ジアミノチオメチルアルキル、1,1−ジアミノ
    メルカプトアルキルまたは1,1−ジアミノヒドロキシ
    アルキルでもよく、この場合のアルキル基は置換されて
    いてもよい直鎖または分岐したC_1−C_8アルキル
    基を表し且つシクロアルキル残基または芳香族残基で置
    換されていてもよく、いずれの場合でもDは必ずマロン
    酸残基を表し、 Yが残基(II)または(III)を表す場合には、上記の
    −A−Wは天然アミノ酸からなるシーケンスとは異なっ
    ており、 Yがパラ位置にある場合には、残基(II)であることは
    なく、 Yが残基(II)を表す場合には、nは1であり、BはM
    etではなく、EはMetではなく、DはGlyではな
    く、 この化合物はD体、L体、DL体またはこれらの混合物
    であり、また、その薬理学上受容可能な塩であってもよ
    い。
  3. (3)上記R_2の定義におけるアミン基を保護するア
    シル型の基がフォルミル基、アセチル基、クロルアセチ
    ル基、トリフルオルアセチル基、プロピオニル基、ブチ
    リル基、イソブチリル基、γ−クロロブチリル基、オキ
    サリル基、スクシニル基、グルタミル基、ピログルタミ
    ル基、フタリル基、p−トルエンスルフォニル基である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の化合物。
  4. (4)上記Bの定義におけるアミン基を保護するウレタ
    ン型の基が第3ブチロキシカルボニル基、イソプロピル
    オキシカルボニル基、エトキシカルボニル基、アリルオ
    キシカルボニル基、ベンジルオキシカルボニル基、モノ
    ハロベンジロキシカルボニル基、ポリハロベンジロキシ
    カルボニル基、ニトロベンジルオキシカルボニル基であ
    ることを特徴とする請求項2に記載の化合物。
  5. (5)上記残基Zがフェニル残基であることを特徴とす
    る請求項1〜4のいずれか一項に記載の化合物。
  6. (6)請求項1で定義される式( I )により表される
    Yが式(IV)または(V)である化合物の製造方法であ
    って、 アルカリ性亜硫酸塩または下記の式: P(OR’_3)_3 (ここで、R’_3は上記R_3で定義したアルキルを
    表す) のホスファイトと、下記一般式(IV): ▲数式、化学式、表等があります▼(IV) (ここで、 R’_2は上記R_2で定義したアミン基の保護基を表
    し、 R_4はアルキル基を表し、 Xは塩素等のハロゲンを表し、 m、nおよびZは請求項1で定義のものを表す) の化合物とを反応させ、 次いで、得られた中間体を加水分解および脱カルボキシ
    ル化して、下記の式( I a)または( I b):▲数式
    、化学式、表等があります▼( I a)▲数式、化学式
    、表等があります▼( I b) とし、 次いで、得られた化合物を単離し、さらに、必要に応じ
    て、上記一般式( I )においてYが(IV)または(V
    )である他の化合物に変換し、さらに必要に応じて薬理
    学上許容可能な塩に変換することを特徴とする製造方法
  7. (7)下記の一般式(X I I I ): ▲数式、化学式、表等があります▼(XIII) (ここで、 R’_2は上記R_2で定義したようなアミンの保護基
    を表し、 GはOHまたは上記の式( I )で定義した式(IV)ま
    たは(V)であり、 その他の記号は上記の式( I )で定義のものを表す) で表わされるペプチドまたはその酸活性誘導体と、下記
    の式(XIV): H−E−Asp−PheNH_2(XIV) (ここで、Eは上記で定義のものであり、このトリペプ
    チドは必要に応じて保護されていてもよい) のトリペプチドとをカップリングさせ、 次いで、保護基を除去し、得られた生成物を単離するか
    、塩の形で分離し、さらに、必要に応じて上記定義の他
    の化合物に変換し、所望に応じてさらに、薬理学上許容
    可能な塩に変換することを特徴とする請求項2に記載の
    化合物の製造方法。
  8. (8)上記の一般式(XIII)の生成物が、下記の式(
    XV): H−B−D−Trp−OH(XV) (ここで、BとDは上記で定義のもの) のペプチドを、下記一般式(XVI): ▲数式、化学式、表等があります▼(XVI) (ここで、GはOHまたは上記の式( I )で定義した
    式(IV)または(V)で表わされる基であり、R’_2
    、nおよびZは上記の式( I )で定義したものを表す
    ) で表わされるアミノ酸とカップリングさせることによっ
    て得ることを特徴とする請求項7に記載の方法。
  9. (9)下記の一般式: H−B−D−Trp−E−Asp(OR_5)−Phe
    −NH−Q(XVII)(ここで、B、D、EおよびQは
    上記定義のものを表し、R_5はカルボン酸の保護基、
    特に、tertブチル基またはベンジル基を表す)のペ
    プチドを、上記定義の式(XVI)の化合物とのカップリ
    ングによって製造することを特徴とする請求項2に記載
    の式( I )の化合物の製造方法。
  10. (10)請求項1〜9のいずれか一項に記載の少なくと
    も1つの化合物と、薬理学上許容可能な1つまたは複数
    の賦形剤またはアジュバントとを含む医薬組成物。
  11. (11)中枢神経起源の神経症の治療、神経細胞の老化
    の回避、疼痛の治療、食欲抑制剤および腸の運動増進剤
    として用いられることを特徴とする請求項10に記載の
    医薬組成物。
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