JPH0288448A - プリント基板用ガラスクロスの製造方法 - Google Patents
プリント基板用ガラスクロスの製造方法Info
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- JPH0288448A JPH0288448A JP63236577A JP23657788A JPH0288448A JP H0288448 A JPH0288448 A JP H0288448A JP 63236577 A JP63236577 A JP 63236577A JP 23657788 A JP23657788 A JP 23657788A JP H0288448 A JPH0288448 A JP H0288448A
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Landscapes
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- Laminated Bodies (AREA)
- Surface Treatment Of Glass Fibres Or Filaments (AREA)
- Treatments For Attaching Organic Compounds To Fibrous Goods (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明はプリント基板用ガラスクロスの製造方法に関し
、特にドリリング加工性に優れたプリント基板を提供す
るガラスクロスの製造方法に関するものである。
、特にドリリング加工性に優れたプリント基板を提供す
るガラスクロスの製造方法に関するものである。
コンピューターや電子機器、通信機等に使用されるプリ
ント配線板には種々のものがあるが補強材としてガラス
クロスを使用した基板がその優れた特性から主用されて
いる。ガラスクロスを補強材としたプリント基板は機械
的特性、電気的特性、耐熱性、耐薬品性等の点で総合的
にみた場合、他種のプリント基板と比較してすぐれてい
るためにこの分野で主用されている。しかし、ガラスク
ロスを補強材とするプリント基板も無機物であるガラス
繊維を補強材としているためにドリル加工性が悪いとい
う欠点がある。このことは以前からプリント基板業界で
は問題とされていたが、最近特にドリル加工性の改良に
対する要望が強くなってきた。
ント配線板には種々のものがあるが補強材としてガラス
クロスを使用した基板がその優れた特性から主用されて
いる。ガラスクロスを補強材としたプリント基板は機械
的特性、電気的特性、耐熱性、耐薬品性等の点で総合的
にみた場合、他種のプリント基板と比較してすぐれてい
るためにこの分野で主用されている。しかし、ガラスク
ロスを補強材とするプリント基板も無機物であるガラス
繊維を補強材としているためにドリル加工性が悪いとい
う欠点がある。このことは以前からプリント基板業界で
は問題とされていたが、最近特にドリル加工性の改良に
対する要望が強くなってきた。
これはプリント配線板の高密度多層化が進むにつれ、回
路の信頼度に対する要求がきびしくなり、その一つとし
てドリル内壁粗さに対する要求も、更に一層平滑度の良
いものが要求されるようになってきている。又、プリン
ト配線板の高密度化、多層化が進んだことにより回路の
配線密度が大きくなり、IC,LSI等のチップが表面
実装されるようになった。その結果として、ドリル穴径
の小径化が進みドリル穴位置の精度の向上が必要となっ
てきている。
路の信頼度に対する要求がきびしくなり、その一つとし
てドリル内壁粗さに対する要求も、更に一層平滑度の良
いものが要求されるようになってきている。又、プリン
ト配線板の高密度化、多層化が進んだことにより回路の
配線密度が大きくなり、IC,LSI等のチップが表面
実装されるようになった。その結果として、ドリル穴径
の小径化が進みドリル穴位置の精度の向上が必要となっ
てきている。
又、両面板等の汎用品の分野に於ては、低コスト化の要
求に対してドリル加工費の低減のため、ドリル加工時の
雷ね枚数の増加が指向され、ドリル摩耗の少ない基材の
検討がなされている。以上のような理由からガラス基材
プリント基板のドリリング性改良が大きな問題となって
きている。
求に対してドリル加工費の低減のため、ドリル加工時の
雷ね枚数の増加が指向され、ドリル摩耗の少ない基材の
検討がなされている。以上のような理由からガラス基材
プリント基板のドリリング性改良が大きな問題となって
きている。
これらの問題を解決するために各種の提案がなされてい
る。例えば特公昭63−5512に於ては、ガラスクロ
スをテトラアルコキシシラン、トリアルコキシシラン、
ジアルコキシシラン等のアルコキシシラン化合物を付着
せしめた状態で高温、長時間の加熱処理をおこなうこと
により、ガラスクロスの機械的強度を低下せしめる方法
が開示されている。該処理されたガラスクロスを使用し
て常法により作られたプリント基板は、従来のプリント
基板と比較してドリリング加工性が改良されることが示
されている。
る。例えば特公昭63−5512に於ては、ガラスクロ
スをテトラアルコキシシラン、トリアルコキシシラン、
ジアルコキシシラン等のアルコキシシラン化合物を付着
せしめた状態で高温、長時間の加熱処理をおこなうこと
により、ガラスクロスの機械的強度を低下せしめる方法
が開示されている。該処理されたガラスクロスを使用し
て常法により作られたプリント基板は、従来のプリント
基板と比較してドリリング加工性が改良されることが示
されている。
又、本出願人は先に特願昭63−192656に於いて
、ガラスクロスを500℃〜800℃の高温で連続的に
加熱処理することにより、ガラスクロスの強度を低下せ
しめる方法を出願している。
、ガラスクロスを500℃〜800℃の高温で連続的に
加熱処理することにより、ガラスクロスの強度を低下せ
しめる方法を出願している。
特公昭63−5512によるとアルコキシシラン処理さ
れたガラスクロスを高温度で長時間加熱する方法がとら
れている。例えば実施例では400℃、20時間の例が
示されている。この様な方法を1業的におこなうには、
アルコキシシラン処理されたガラスクロスを鉄芯等に巻
取り、バッチ式で加熱することが必須となり、その結果
、クロスの巻かれた状態での巻厚方向での表面層、中間
層、内層、及び、クロスの巾方向で端部と中央部の間で
熱履歴が異なるため、ガラス繊維の゛強度低下の効果に
バラツキが生ずる。
れたガラスクロスを高温度で長時間加熱する方法がとら
れている。例えば実施例では400℃、20時間の例が
示されている。この様な方法を1業的におこなうには、
アルコキシシラン処理されたガラスクロスを鉄芯等に巻
取り、バッチ式で加熱することが必須となり、その結果
、クロスの巻かれた状態での巻厚方向での表面層、中間
層、内層、及び、クロスの巾方向で端部と中央部の間で
熱履歴が異なるため、ガラス繊維の゛強度低下の効果に
バラツキが生ずる。
又、パッチ式の加熱工程をはさんでアルコキシシラン処
理と本来の表面処理剤による処理の2回の処理工程が必
要となり、作業能率及び経済性を大巾に低下させるとい
う問題もある。
理と本来の表面処理剤による処理の2回の処理工程が必
要となり、作業能率及び経済性を大巾に低下させるとい
う問題もある。
特願昭63−192656の場合は連続式であるため、
前記したような問題はないが、500℃〜800℃とい
う高温を使用するため、高温処理用の専有設備が必用に
なるという問題がある。
前記したような問題はないが、500℃〜800℃とい
う高温を使用するため、高温処理用の専有設備が必用に
なるという問題がある。
本願発明は上記したような問題点を解決し、ドリリング
加工性の優れたプリント基板を製造可能とするガラスク
ロスを提供するものである。
加工性の優れたプリント基板を製造可能とするガラスク
ロスを提供するものである。
本願発明は脱油処理されたガラスクロスをテトラアルコ
キシシランで処理することにより、ガラスクロスを構成
するガラス繊維の引張強度を低下せしめることを特徴と
する積層板用ガラスクロスの製造方法である。
キシシランで処理することにより、ガラスクロスを構成
するガラス繊維の引張強度を低下せしめることを特徴と
する積層板用ガラスクロスの製造方法である。
通常の方法で脱油処理されたガラスクロスをテトラアル
コキシシランの加水分解・水溶液に浸漬するか、又は、
該水溶液をガラスクロスに散布して、加圧ローラー等で
絞液後乾燥させる。テトラアルコキシシランのアルコキ
シ基としてはメトキシ基、エトキシ基が使用される。テ
トラアルコキシシラン水溶液の濃度により強度低下の効
果は大きく変化するが、一般に0.01〜3.0重量%
の範囲が好ましい。乾燥は通常の乾燥条件で充分であり
、乾燥温度は100℃〜170℃の範囲で乾燥速度、及
びガラスクロスの種類により適宜選択される。又、乾燥
時間も20秒〜10分の範囲で適宜選択される。
コキシシランの加水分解・水溶液に浸漬するか、又は、
該水溶液をガラスクロスに散布して、加圧ローラー等で
絞液後乾燥させる。テトラアルコキシシランのアルコキ
シ基としてはメトキシ基、エトキシ基が使用される。テ
トラアルコキシシラン水溶液の濃度により強度低下の効
果は大きく変化するが、一般に0.01〜3.0重量%
の範囲が好ましい。乾燥は通常の乾燥条件で充分であり
、乾燥温度は100℃〜170℃の範囲で乾燥速度、及
びガラスクロスの種類により適宜選択される。又、乾燥
時間も20秒〜10分の範囲で適宜選択される。
本願発明のテトラアルコキシシラン処理されたガラスク
ロスの引張強度は、脱油処理されていないしとのガラス
クロスの引張強度を100とすると、5%〜15%に低
下する。この値はテトラアルコキシシランの濃度によっ
て任意に選択することができる。この値が低すぎると、
後工程の表面処理工程やブリプレグ工程での作業性に不
都合を生じ、反対に高すぎると効果の点で不充分となる
。テトラアルコキシシラン処理されたガラスクロスは、
その後、通常の表面処理剤による表面処理をおこない、
プリント基板用ガラスクロスとして供される。表面処理
剤としては、シラン系の表面処理剤が使用される樹脂の
種類に応じて選択される。
ロスの引張強度は、脱油処理されていないしとのガラス
クロスの引張強度を100とすると、5%〜15%に低
下する。この値はテトラアルコキシシランの濃度によっ
て任意に選択することができる。この値が低すぎると、
後工程の表面処理工程やブリプレグ工程での作業性に不
都合を生じ、反対に高すぎると効果の点で不充分となる
。テトラアルコキシシラン処理されたガラスクロスは、
その後、通常の表面処理剤による表面処理をおこない、
プリント基板用ガラスクロスとして供される。表面処理
剤としては、シラン系の表面処理剤が使用される樹脂の
種類に応じて選択される。
一般にガラスクロスの引張強度は、通常の加熱による脱
油処理により、もとの引張強度の20%〜30%に低下
するが、シラン系の表面処理剤による表面処理により4
0%〜60%程度に回復する。本願発明の場合も表面処
理によりlO〜35%程度に回復する。
油処理により、もとの引張強度の20%〜30%に低下
するが、シラン系の表面処理剤による表面処理により4
0%〜60%程度に回復する。本願発明の場合も表面処
理によりlO〜35%程度に回復する。
ガラス繊維は1種の強化ガラスであり、仮ガラス等と比
較して非常に大きな強度を有している。
較して非常に大きな強度を有している。
その強度はガラス繊維が紡糸される際に、十数百度から
瞬時に常温まで超急冷されて、表面に大きな圧縮応力が
残留することに起因する。本願発明の脱油処理されたガ
ラスクロスにテトラアルコキシシランを処理することに
より、大きな強度低下がもたらされることは、ガラス繊
維表面に付着したテトラアルコキシシランの加水分解生
成物であるテトラシラノールが三次元的に、且つ緻密に
縮合することにより、又その1部はガラス表面のOH基
と縮合することにより、ガラス表面に残留する圧縮応力
を打ち消す大きな引張応力を発生させるためと考えられ
る。従って大きな効果をもたらすには、でんぷん等のガ
ラス繊維の表面に付着している集束剤を完全に除去する
加熱による脱油処理をおこなったガラスクロスであるこ
とが必要である。
瞬時に常温まで超急冷されて、表面に大きな圧縮応力が
残留することに起因する。本願発明の脱油処理されたガ
ラスクロスにテトラアルコキシシランを処理することに
より、大きな強度低下がもたらされることは、ガラス繊
維表面に付着したテトラアルコキシシランの加水分解生
成物であるテトラシラノールが三次元的に、且つ緻密に
縮合することにより、又その1部はガラス表面のOH基
と縮合することにより、ガラス表面に残留する圧縮応力
を打ち消す大きな引張応力を発生させるためと考えられ
る。従って大きな効果をもたらすには、でんぷん等のガ
ラス繊維の表面に付着している集束剤を完全に除去する
加熱による脱油処理をおこなったガラスクロスであるこ
とが必要である。
アルコキシシラン化合物としては、加水分解により4個
のシラノール基を有するようになるテトラアルコキシシ
ランが効果的で・あり、トリアルコキシシラン、ジアル
コキシシランではそのような効果はみられない。
のシラノール基を有するようになるテトラアルコキシシ
ランが効果的で・あり、トリアルコキシシラン、ジアル
コキシシランではそのような効果はみられない。
又、テトラアルコキシシランにトリアルコキシシラン、
ジアルコキシシランをブレンドすることもシロキサン結
合による架橋密度が減少するために有効ではない。
ジアルコキシシランをブレンドすることもシロキサン結
合による架橋密度が減少するために有効ではない。
アルコキシ基の種類としては、特に限定しないが、加水
分解が容易であるという点でメトキシ基、エトキシ基が
望ましい。
分解が容易であるという点でメトキシ基、エトキシ基が
望ましい。
本願発明による強度の低下したガラスクロスを基材とし
て使用したプリント基板はガラスクロスが脆くなってい
るため、ドリル加工した場合にドリルに対する抵抗が通
常のガラスクロスを使用したプリント基板と比較して小
さい。従って、ドリルの摩耗も少なくなり又ドリル内壁
の粗さも平滑になる。又小径ドリルの場合のドリル先端
の逃げも小さいため穴位置精度も良くなる。
て使用したプリント基板はガラスクロスが脆くなってい
るため、ドリル加工した場合にドリルに対する抵抗が通
常のガラスクロスを使用したプリント基板と比較して小
さい。従って、ドリルの摩耗も少なくなり又ドリル内壁
の粗さも平滑になる。又小径ドリルの場合のドリル先端
の逃げも小さいため穴位置精度も良くなる。
ガラスクロス WEA18W[日東紡績(株)製]を4
00℃で25時間脱油処理をする。この脱油クロスをテ
トラエトキシシラン0.3%加水分解水溶液に浸漬し、
絞液後110℃にて5分間熱風乾燥をおこなう。更にエ
ポキシシラン1.0%加水分解水溶液に浸漬し、絞液後
乾燥し処理クロスを得る。該処理クロスをFR−4タイ
プのエポキシ樹脂ワニスに含浸、乾燥させプリプレグを
作る。このプリプレグ8枚を積層し、両側に35μ銅箔
を重ね、170℃で60分間加熱加圧して、厚さ1,6
a+mの銅張積層板を得る。
00℃で25時間脱油処理をする。この脱油クロスをテ
トラエトキシシラン0.3%加水分解水溶液に浸漬し、
絞液後110℃にて5分間熱風乾燥をおこなう。更にエ
ポキシシラン1.0%加水分解水溶液に浸漬し、絞液後
乾燥し処理クロスを得る。該処理クロスをFR−4タイ
プのエポキシ樹脂ワニスに含浸、乾燥させプリプレグを
作る。このプリプレグ8枚を積層し、両側に35μ銅箔
を重ね、170℃で60分間加熱加圧して、厚さ1,6
a+mの銅張積層板を得る。
〔実施例2〕
テトラエトキシシラン濃度を1.0%とする他は、実施
例1と同様にして銅張積層板を得る。
例1と同様にして銅張積層板を得る。
〔比較例1〕
ガラスクロス WEA18Wを400℃で25時間脱油
処理をする。この脱油クロスをエポキシシラン1.0%
加水分解水溶液に浸漬し、絞液後、乾燥し処理クロスを
得る。処理クロスをPR−4タイプのエポキシ樹脂ワニ
スに含浸、乾燥させ、プリプレグを作り、プリプレグを
8枚積層し、両側に35μ銅箔を重ね、170℃で60
分間加圧加熱して、厚さ1 、6nu11の銅張積層板
を得る。
処理をする。この脱油クロスをエポキシシラン1.0%
加水分解水溶液に浸漬し、絞液後、乾燥し処理クロスを
得る。処理クロスをPR−4タイプのエポキシ樹脂ワニ
スに含浸、乾燥させ、プリプレグを作り、プリプレグを
8枚積層し、両側に35μ銅箔を重ね、170℃で60
分間加圧加熱して、厚さ1 、6nu11の銅張積層板
を得る。
〔比較例2〕
実施例1に於てテトラエトキシシランの代りにメチルト
リメトキシシランとする他は、実施例1と同様にして銅
張積層板を得る。
リメトキシシランとする他は、実施例1と同様にして銅
張積層板を得る。
ガラスクロスの引張り強度
実施例1.2及び比較例1.2の4種類のガラスクロス
のエポキシシラン処理後の引張り強度を測定。測定結果
を表1に示す。
のエポキシシラン処理後の引張り強度を測定。測定結果
を表1に示す。
測定法はJIS R34205・4 ガラス繊維一般
試験法による。
試験法による。
小径ドリルの穴位置精度
実施例!、2及び比較例!、2で作成した4種類の銅張
積層板について小径ドリルの穴位置精度測定。
積層板について小径ドリルの穴位置精度測定。
測定法は、夫々の積層板を3枚重ね、径0.4aa+の
ドリルで、送り速度1.6+m/sin、回転数60,
000rpmでドリリングし、3枚目の積層板の穴の上
下位置のずれを測定。測定結果を表1に示す。
ドリルで、送り速度1.6+m/sin、回転数60,
000rpmでドリリングし、3枚目の積層板の穴の上
下位置のずれを測定。測定結果を表1に示す。
ドリル内壁粗さ
実施例L2及び比較例1,2で作成した4種類の銅張積
層板について、ドリリング条件を穴位置精度測定の場合
と同じにし、8,000hit後の穴内壁の粗さを顕微
鏡により観察した。
層板について、ドリリング条件を穴位置精度測定の場合
と同じにし、8,000hit後の穴内壁の粗さを顕微
鏡により観察した。
積層板の曲げ強度、及び剪断強度についても夫々測定。
測定結果を表1に示す。
測定法は曲げ強度 M I L −P −13949/
2A剪断強度 A S T M −D −732ニア8
(以下余白) 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によるガラスクロスの製造法
により作られたガラスクロスを用いてプリント基板を作
ると、小径ドリルの場合の穴位置精度が従来品と比較し
て50%以上良くなり、且つ穴内壁粗さの平滑度の良い
プリント基板が得られる。ドリル加工性が良くなる結果
、ドリルの摩耗も少なくなり、又ドリル加工時の加工枚
数も増やすことが可能となった。
2A剪断強度 A S T M −D −732ニア8
(以下余白) 〔発明の効果〕 以上説明したように本発明によるガラスクロスの製造法
により作られたガラスクロスを用いてプリント基板を作
ると、小径ドリルの場合の穴位置精度が従来品と比較し
て50%以上良くなり、且つ穴内壁粗さの平滑度の良い
プリント基板が得られる。ドリル加工性が良くなる結果
、ドリルの摩耗も少なくなり、又ドリル加工時の加工枚
数も増やすことが可能となった。
尚、本発明の製造方法はガラスクロスを連続的に処理す
ることができること及び高温を使わずに処理できるため
、実施のために特別の装置を必要とせず、一般に使用さ
れている、ガラスクロスの表面処理装置で処理可能であ
る。
ることができること及び高温を使わずに処理できるため
、実施のために特別の装置を必要とせず、一般に使用さ
れている、ガラスクロスの表面処理装置で処理可能であ
る。
Claims (1)
- (1)脱油処理されたガラスクロスをテトラアルコキシ
シランで処理することにより、ガラスクロスを構成する
ガラス繊維の引張強度を低下せしめることを特徴とする
、プリント基板用ガラスクロスの製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP63236577A JP2751241B2 (ja) | 1988-09-22 | 1988-09-22 | プリント基板用ガラスクロスの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
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Citations (1)
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---|---|---|---|---|
JPS635512A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-11 | Nec Corp | 半導体製造装置の稼動監視方式 |
-
1988
- 1988-09-22 JP JP63236577A patent/JP2751241B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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JPS635512A (ja) * | 1986-06-25 | 1988-01-11 | Nec Corp | 半導体製造装置の稼動監視方式 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPH0333272A (ja) * | 1989-06-28 | 1991-02-13 | Natl House Ind Co Ltd | 難燃化処理材 |
US6572968B2 (en) | 1995-06-27 | 2003-06-03 | Hitachi Chemical Co., Ltd. | Method of producing prepreg for printed wiring boards, glass fiber material treated with silicone oligomer, and laminate for printed wiring boards |
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