JPH028796Y2 - - Google Patents

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JPH028796Y2
JPH028796Y2 JP15649284U JP15649284U JPH028796Y2 JP H028796 Y2 JPH028796 Y2 JP H028796Y2 JP 15649284 U JP15649284 U JP 15649284U JP 15649284 U JP15649284 U JP 15649284U JP H028796 Y2 JPH028796 Y2 JP H028796Y2
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JP
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ink cylinder
ink
tail plug
cylinder
elastic body
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JP15649284U
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Description

【考案の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本考案はガス加圧式ボールペンにおいて、尾栓
によるガスの密封構造を改良したガス加圧式ボー
ルペンに関する。
ロ 従来の技術 従来からガス加圧式ボールペンのインク筒の密
封構造として、各種の構造のものが提案されてい
る。なかでも構造が簡単なものとして、実開昭49
−17317号に記載のように、尾栓のインキ吸蔵体
との嵌挿部の周壁に凹溝を穿設し、そこに凹溝の
深さより大きな径のゴム等弾性体からなるOリン
グを嵌合し、それをインキ筒内に嵌挿してインキ
筒内を密封するものがある。しかし、こうした密
封構造のガス加圧式ボールペンでは、構造上、組
立て上は簡単であるが、Oリングを尾栓に嵌合し
て、尾栓をインク筒内に圧入するために、Oリン
グが圧入の際にこすれたり、まくれたりして形状
が異形になり、インク筒内の内周面を均一に押圧
せずに密封が不完全となる問題点がある。
また、尾栓の形状としては、インク筒内を確実
に密封しなければならないので、一般にほとんど
の形状が略円柱形状であるのでインク筒内の容積
をかなりの割合で占め、インク筒内にインクを充
分に充填すると、初期のガス空間部の占める割合
が小さくなる。よつてインク筒内のインク消費に
よりガス空間部が増加すると初期のガス圧より低
下し、筆記時における初期のインク出とインク筒
内のインク残量の少ない後期のインク出とでは相
違し、インク残量が少なくなればなるほど、初期
時におけるような良好なインク出が得られない、
という問題点があつた。
ハ 考案が解決しようとする問題点 本考案は、前述の問題点を解決することを目的
とする。すなわち、各部品の構造が簡単で、製造
および組立ても簡単で、インク筒内の密封を確実
におこなえ、インク筒内のインク残量の変化によ
る筆記時のインク出の相違をなるべく少なくする
ガス加圧式ボールペンを提供することにある。
ニ 問題を解決するための手段 本考案のガス加圧式ボールペンにおける尾栓
は、インク筒の内周面に嵌合する外径を有する円
柱状の頭部と、インク筒の内径より小径で軸方向
のめくら穴を有する円柱状の胴部とからなる尾栓
本体の胴部に、その外径がインク筒の内径より若
干大きい弾性体を被着して一体とした尾栓を、め
くら穴をインク筒の内部に開口して、インク筒に
圧入して、インク筒の内周面に、弾性体の外周面
および尾栓本体の胴部の外周面を密着させてイン
ク筒を密封するものである。
本考案では、インク筒および尾栓本体はインク
に侵されず、またガス不透過性の金属または合成
樹脂等で、弾性体はインクに侵されず、またガス
不透過性のゴムまたは合成樹脂で形成される。
弾性体は内径を尾栓本体の胴部の外径より若干
小さくして弾性体の内面を胴部の外周面にあらか
じめ密着させておくことができるし、弾性体の内
径を尾栓本体の胴部の外径よりやや大きくして、
インク筒に圧入したときに弾性体が圧縮されて、
内面の胴部の外周面に密着させてもよい。
ホ 作用 本考案におけるインク筒を密封する為の尾栓
は、上記のように構成されているので、インク筒
内に圧入する際に、尾栓本体の胴部に被着した弾
性体が、インク筒の密封を不完全なものとする原
因のまくれたりして形状が異形となることがな
い。また、尾栓本体の胴部にインク筒内のガス空
間部に開口するめくら穴を設けてあるので、イン
ク筒内における初期時のガス空間部の占める割合
を少しでも広くすることができる。
ヘ 実施例 本考案の実施例を図面において説明する。
第1図の実施例では、インク筒1はインク2に
侵されず、またガス不透過性の金属で形成され、
インク筒1内の先端部側3に、インク2を内蔵し
ている。
尾栓4は尾栓本体5と弾性体6とからなり、尾
栓本体5はインク2に侵されず、またガス不透過
性の合成樹脂等で形成され、インク筒1の内周面
に嵌合する外径を有する円柱状の頭部7とインク
筒1の内径より小さな外径を有する円柱状の胴部
8とからなる。胴部8の軸方向の側面には、イン
ク筒1内のガス空間部9に開口した円柱状のめく
ら穴10が設けてある。
弾性体6はインク2に侵されず、またガス不透
過性のゴムで形成され、尾栓本体5の胴部8の外
周面に嵌合する内径を有する円筒状で、弾性体6
に胴部8を挿入して両者を一体としてある。この
ときの弾性体6の外径はインク筒1の内径より若
干大きくなるように形成されている。
インク2を内蔵したインク筒1の後端部11
に、尾栓4をめくら穴10を内部に向けて加圧ガ
ス室(図示せず)で圧入して、弾性体6の外周面
および尾栓本体5の頭部7の外周面をインク筒1
の内周面に圧接させてインク筒1内の密封を行つ
ている。インク筒1の後端部11を尾栓4の抜け
防止を確実にするためにかしめてある。
第2図の実施例では、尾栓本体51の形状は第
1図における尾栓本体5の形状とほぼ同様である
が、胴部81の長さが短く形成されている。
弾性体61は第1図における弾性体6とほぼ同
様な円筒状に形成されているが、一端部に底部1
2を有し、底部12には尾栓本体51の胴部81
設けられためくら穴101と同径の貫通穴13が
設けられている。
弾性体61に尾栓本体51の胴部81を挿入し、
尾栓本体51の胴部81の先端14を弾性体61
底部12に当接してある。このときの弾性体61
の外径はインク筒1の内径より若干大きくなるよ
うに形成されている。
インク筒1に、弾性体61と尾栓本体51とを一
体とした尾栓41を第1図の実施例と同様に圧入
して、インク筒1内の密封を行つている。尾栓本
体51のめくら穴101は、弾性体61の底部12
に設けた貫通穴13を介してインク筒1内のガス
空間部9に連通してある。インク筒1の後端部1
1を第1図の実施例と同様にかしめてある。
第1図ないし第2図の実施例では、インク筒1
の後端部11をかしめてあるが、インク筒1内の
ガス圧によりインク筒1から尾栓4,41が容易
に抜け落ちないようなインク筒1と尾栓4,41
との寸法関係であれば、このかしめをしなくても
よい。
ト 考案の効果 本考案は、円柱状の頭部と胴部とからなる尾栓
本体の胴部を円筒状の弾性体に挿入して一体とし
た尾栓を、インク筒内に圧入して、インク筒内の
密封おこなうもので、構造はきわめて簡単であ
り、部品の生産および組立ても簡単におこなえ
て、円筒状の弾性体がインク筒の内周面および尾
栓本体の外周面を面接触して押圧するのでインク
筒内の密封を確実に行うことができる。また、尾
栓に設けたガス空間に開口しためくら穴により、
インク筒内のインク消費によりガス空間部が増加
して初期のガス圧が低下しても、低下率は従来の
ものより少なくてすみ、筆記時における初期のイ
ンク出とインク筒内のインク残量の少ない後期の
インク出の変化が従来のものよりかなり少なくて
すむなどの利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第2図はそれぞれ本考案の異なる
実施例を示す要部断面図である。 1……インク筒、2……インク、4,41……
尾栓、5,51……尾栓本体、6,61……弾性
体、9……ガス空間部、10,101……めくら
穴、13……貫通穴。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. インク筒1の内周面に嵌合する外径を有する円
    柱状の頭部7,71と、インク筒1の内径より小
    径で軸方向のめくら穴10を有する円柱状の胴部
    8,81とからなる尾栓本体5,51の胴部8,8
    に、その外径がインク筒1の内径より若干大き
    い弾性体6,61を被着して一体とした尾栓4,
    1を、めくら穴10をインク筒1の内部に開口
    して、インク筒1に圧入して、インク筒1の内周
    面に、弾性体6,61の外周面および尾栓本体5,
    1の胴部8,81の外周面を密着させてインク筒
    1を密封したことを特徴とする、ガス加圧式ボー
    ルペン。
JP15649284U 1984-10-18 1984-10-18 Expired JPH028796Y2 (ja)

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JP15649284U JPH028796Y2 (ja) 1984-10-18 1984-10-18

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JPS6171485U JPS6171485U (ja) 1986-05-15
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