JPH028766Y2 - - Google Patents

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JPH028766Y2
JPH028766Y2 JP7046783U JP7046783U JPH028766Y2 JP H028766 Y2 JPH028766 Y2 JP H028766Y2 JP 7046783 U JP7046783 U JP 7046783U JP 7046783 U JP7046783 U JP 7046783U JP H028766 Y2 JPH028766 Y2 JP H028766Y2
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armature
leaf spring
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fixed
yoke
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JP7046783U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、駆動の際に用いる板バネの長寿命化
をはかつたインパクト形のワイヤ印字ヘツドに関
する。
〔従来技術〕
従来のワイヤ印字ヘツドを第1図及び第2図に
基づいて説明すると、図において、1はアーマチ
ユアで、先端に印字ワイヤ2を固着すると共に、
後方部に直方体状に切欠いた切欠部3を形成す
る。4は中央が括れた板バネ、5はアーマチユア
ピースで、一側に前記板バネ4の端部が嵌まる溝
6を形成すると共に、他側部に前記アーマチユア
1が嵌る凸形の窪み7を形成する。
8は第1ヨーク、9は永久磁石、10は固定ね
じで、第2ヨーク11、第3ヨーク12、板バネ
4、第4ヨーク13、第5ヨーク14及びヘツド
フレーム15を一体固定する。16は外周角部に
切欠17を形成したコア、18は前記コア16の
切欠17に接着したコアピース、19は中空状の
コイル、20はレシジユアルシートである。
尚、前記板バネ4は、第3ヨーク12と第4ヨ
ーク13とにより挟み支持されていると共に、ア
ーマチユア1をコア16側へ常時偏倚するように
変形された状態で支持されている。
21はアーマチユア1の回動を制限するリミツ
タ、22は印字ワイヤ2の横振れを制限する制振
ガイド、23は先端ガイドである。
次に前記構成の作用を説明すると、先ず、コイ
ル19に通電していない場合は、永久磁石9の磁
束が第1ヨーク8−コア16−アーマチユア1−
第5ヨーク14−第4ヨーク13−第3ヨーク1
2−第2ヨーク11を通る。その際、コア16と
アーマチユア1との間に磁気吸引力が生じるため
板バネ4は第1図に示す如く緩くS字状に変形さ
れる。
そして、前記状態でコイル19に通電すると、
コア16とアーマチユア1との間の空隙におい
て、コイル19に磁束が発生して前記永久磁石9
の磁束を打消すため、アーマチユア1がコア16
から解放される。その際、前記板バネ4に蓄積さ
れていた歪エネルギが解放され、前記アーマチユ
ア1とアーマチユアピース5がコアピース18の
角を回転支点として時計回方向へ回動し、そのア
ーマチユア1の先端に固着した印字ワイヤ2によ
り印字を行う。
従つて、前記回転支点の左右におけるアーマチ
ユア1の慣性モーメントを調整することにより、
アーマチユア1の先端すなわち印字ワイヤ2の固
着点を打撃中心とすることができる。尚、前記打
撃中心とは、インパクト時に前記回転中心に反力
が加わらない打撃点のことで、衝撃中心とも呼ば
れる。
この打撃中心を印字ワイヤ2の固着点とするこ
とは、印字ワイヤ2が媒体に衝突したときのイン
パクト力を大きくし、更にコアピース18の角に
過大な反力が加わらない上、反力による板バネ4
が無用な振動を起こさないことを意味する。
故に、この種のワイヤ印字ヘツドは高速印字に
適する有意義な特長を有することになる。
しかしながら、このような従来のワイヤ印字ヘ
ツドは、印字の際に第2図に示す板バネ4の引張
応力側aとアーマチユアピース5のb側との接合
部に最大応力が加わり、繰返して印字を行うと繰
返し応力により板バネ4とアーマチユアピース5
とを固着した固着剤に亀裂が生じ、この亀裂によ
り板バネ4に応力が集中して該板バネ4が破断し
易くなる欠点がある。
また、板バネ4とアーマチユアピース5との接
合部近傍の板バネ4表面に微小な傷があると、そ
の傷に応力が集中して板バネ4が破断すると言う
欠点がある。
〔考案の目的〕
本考案は、前記欠点を解決するためになされた
ものであり、その目的は、板バネにかかる応力の
集中を緩和することにある。
〔考案の構成〕
アーマチユアピースの長さをアーマチユアの幅
より長くし、かつその一面に溝部を形成して該溝
部の上下に板ばねを挟む挟持部を設け、この上下
の挟持部の幅を異ならせることにより前記板ばね
とアーマチユアピースとの固定端面の位置を上面
と下面とで異ならせるとともに、アーマチユアピ
ースの溝部とは反対の面にアーマチユアが嵌り込
む窪みを形成したことを要旨とする。
〔作用〕
前記構成において、印字動作に伴い、板ばねに
応力が繰返し発生するが、アーマチユアピースの
箇所では段差支持構造により、応力が分散されて
応力集中が緩和される。
また、アーマチユアピースの窪みにアーマチユ
アを嵌込んでアーマチユアにアーマチユアピース
を固定することができる。
したがつて、接合強度の増大と側方方向の位置
決めが容易かつ確実に得られる。
〔実施例〕
以下、本考案の第1実施例を第3図〜第6図に
基づいて説明する。
図において、24はアーマチユアで、先端に印
字ワイヤ25を固着すると共に、後方部の直方体
状に切欠いた切欠部26に半円柱状の溝部27を
形成する。28はアーマチユアピースで一側に溝
29を設けてそれにより形成される挟持部30,
31の一方の挟持部30を他方の挟持部31より
深くすると共に、他側部に前記アーマチユア24
が嵌る凸形の窪み32を形成する。
尚、第4図に示す如く前記アーマチユアピース
28の挟持部30の深さ1は挟持部31の深さ
2より短かくしてあり、また前記挟持部30の
深さ1は第4図中のアーマチユア24に示す深
3とと略同寸法としてある。
33は中央が括れた板バネで、両端部の固定部
の面をそれぞれ固定端面34,35としてある。
36は短い固定部37を有するヨーク、38は長
い固定部39を有するヨーク、40は第1ヨー
ク、41は永久磁石、42は固定ねじで、第2ヨ
ーク43、ヨーク36,38、板バネ33、第3
ヨーク44及びヘツドフレーム45を一体固定す
る。46は外周角部に切欠47を形成したコア、
48は前記コア46の切欠47に接着したコアピ
ース、49は中空状のコイル、50はレシジユア
ルシート、51はアーマチユア33の回動を制限
するリミツタ、52は印字ワイヤ25の横振れを
制限する制振ガイド、53は先端ガイド、54は
固着剤である。
次に、前記構成の作用を説明すると、先ず、板
バネ33の一端部の固定端面34,35をアーマ
チユアピース28の溝29に嵌めることにより挟
持部30,31で挟み、銀ろう等の固着剤54に
より固着すると共に、第6図に示す如くアーマチ
ユアピース28を銀ろう等の固着剤54によりア
ーマチユア24に固着する。
その際、銀ろう等の固着剤54は、アーマチユ
ア24に溝部27を形成してあるため、たとえ固
着剤54があふれ流れてもアーマチユア24の溝
部27に流込むので、アーマチユア24とそれに
対応する板バネ33の引張応力側cとの間におい
て、固着剤54が橋絡することによる板バネ33
の固定部の応力集中を防止し、またバネ定数のバ
ラツキをおさえる。
一方、板バネ33の他端部の固定端面34,3
5を第3図に示す如く段差を形成するように重ね
たヨーク36,38の固定部37,39で挟み支
持すると共に、アーマチユア24をコア46側へ
常時偏倚するように変形された状態で板バネ33
を支持し、各構成部品を第3図に示す如く組立て
る。
そして、前記組立てたワイヤ印字ヘツドにおい
て、コイル49に通電していない場合は、永久磁
石40の磁束が第1ヨーク40−コア46−アー
マチユア24−第3ヨーク44−ヨーク38−ヨ
ーク36−第2ヨーク43を通る。その際、コア
46とアーマチユア24との間に磁気吸引力が生
じるため、第3図に示す如く板バネ33は緩くS
字状に変形される。
また、前記状態においてコイル49に通電する
と、コア46とアーマチユア24との間の空隙
で、コイル49に磁束が発生して前記永久磁石4
1の磁束を打消すため、アーマチユア24がコア
46から解放される。その際、前記板バネ33に
蓄積されていた歪エネルギが解放され、前記アー
マチユア24とアーマチユアピース28がコアピ
ース48の角を回転支点として時計回方向へ回動
し、そのアーマチユア24の先端に固着した印字
ワイヤ25により印字を行う。
ここで、前記した如く板バネ33の固定個所に
おける固定端面34,35の一方の位置を他方の
位置よりずらしてあるため、板バネ33の引張応
力側cのバネ板33面とアーマチユアピース28
の一方の挟持部31との間の固着剤54及び板バ
ネ33に加わる応力値が分散して下がり、応力集
中が緩和される。また、同様に板バネ33とヨー
ク36,38との固定個所近傍への応力値が下が
り、応力集中が緩和される。
尚、本実施例ではアーマチユア24、アーマチ
ユアピース28及び板バネ33の固着をろう接に
より行つたが、レーザ溶接やめ等により固着し
てもよい。
次に、本考案の第2実施例を第7図及び第8図
に基づいて説明する。尚、前記第1実施例と同一
の部分については同一の番号を附して説明を省略
する。
図において、55はアーマチユアで、先端に印
字ワイヤ25を固着すると共に、後端部に先細状
の板バネ56が嵌まつて固着する溝57を設けて
それにより形成される挟持部58,59の一方の
挟持部58を他方の挟持部59より深くする。6
0は段差サポータで、側部に前記板バネ56が嵌
つて固着する溝61を設けてそれにより形成され
る固定部62,63の一方の固定部62を他方の
固定部63より深くし、更に中央にねじ穴64を
穿設する。
65は前記段差サポート60をヘツドフレーム
66に固定するねじ、67は第3ヨーク、68は
第4ヨークである。
尚、板バネ56は、その先端部の引張応力側d
にある固定端面69にアーマチユア55の深い方
の挟持部58を対向させてあると共に、その先端
部の圧縮応力側eにある固定端面70にアーマチ
ユア55の浅い方の挟持部59を対向させてあ
る。
また、板バネ56の後端部の固定端面69に段
差サポータ60の深い方の固定部62を対向させ
てあると共に、板バネ55の後端部の固定端面7
0に段差サポータ60の浅い方の固定部63を対
向させてある。
この様な構成の第2実施例の作用は、アーマチ
ユア55が板バネ56と段差サポータ60との固
定個所を中心に応力集中を防ぎながら回動し、前
記第1実施例と同様に印字ワイヤ25を駆動して
印字を行う。
〔考案の効果〕 以上の説明から明らかなように、本考案によれ
ば、アーマチユアピースの長さをアーマチユアの
幅より長くし、かつその一面に溝部を形成して該
溝部の上下に板ばねを挟む挟持部を設け、この上
下の挟持部の幅を異ならせることにより前記板ば
ねとアーマチユアピースとの固定端面の位置を上
面と下面とで異ならせる構成としたので、コアピ
ースに作用する応力を長手方向に分散でき、コア
ピースへの応力集中を防止でき、しかも段差支持
構造により、板ばねや固着剤に作用する応力を分
散でき、板ばねや固着剤に亀裂を生じさせること
がなく、板ばねの長寿命化と信頼性が図れるとい
う効果がある。
また、アーマチユアピースの溝部とは反対の面
にアーマチユアが嵌り込む窪みを形成した構成と
したので、アーマチユア側面にも接合部ができ、
接合強度が増大するばかりでなく、側方方向の位
置決めを容易かつ確実に行なえるという効果が得
られる。
第1の実施例に示すように、アーマチユアピー
スの幅を長くして板ばねの幅に一致するように幅
寸法を設定すれば、コアピースへの応力集中をい
つそう防止できるという効果がある。
さらに、前記窪みに逃げ溝を設け、アーマチユ
アの下面に溝部を設ければ、逃げ溝に棒状の銀ろ
うを挿入して溶着できるので、銀ろうの溶着量が
一定し、余分な銀ろうは溝部に流込むことによ
り、ブリツジの発生を防止することができるとい
う効果が得られる。
そして、ヨーク側の板ばねの支持部について
も、アーマチユアピース側と同様、段差支持構造
とすれば、板ばねに作用する応力を分散でき、応
力集中を防止できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の部分断面図、第2図はアーマ
チユアとアーマチユアピースとの分解斜視図、第
3図は本考案の第1実施例を示す部分断面図、第
4図はアーマチユアとアーマチユアピースとの分
解斜視図、第5図はアーマチユアピースと板バネ
との分解斜視図、第6図はアーマチユア部分を示
す側断面図、第7図は本考案の第2実施例を示す
部分断面図、第8図はアーマチユア部分を示す斜
視図である。 24,55……アーマチユア、25……印字ワ
イヤ、28……アーマチユアピース、30,3
1,58,59……挟持部、33,56……板バ
ネ、34,35,69,70……固定端面、36
……ヨーク、37,39,62,63……固定
部、38……ヨーク。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 先端に印字ワイヤを固着したアーマチユアをア
    ーマチユアピースを介して板ばねに固着し、該板
    ばねの歪みエネルギを解放して前記印字ワイヤを
    駆動するワイヤ印字ヘツドにおいて、 前記アーマチユアピースの長さをアーマチユア
    の幅より長くし、かつその一面に溝部を形成して
    該溝部の上下に板ばねを挟む挟持部を設け、この
    上下の挟持部の幅を異ならせることにより前記板
    ばねとアーマチユアピースとの固定端面の位置を
    上面と下面とで異ならせるとともに、アーマチユ
    アピースの溝部とは反対の面にアーマチユアがは
    まり込む窪みを形成したことを特徴とするワイヤ
    印字ヘツド。
JP7046783U 1983-05-13 1983-05-13 ワイヤ印字ヘツド Granted JPS59176551U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7046783U JPS59176551U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 ワイヤ印字ヘツド

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JP7046783U JPS59176551U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 ワイヤ印字ヘツド

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Publication Number Publication Date
JPS59176551U JPS59176551U (ja) 1984-11-26
JPH028766Y2 true JPH028766Y2 (ja) 1990-03-02

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ID=30200617

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JP7046783U Granted JPS59176551U (ja) 1983-05-13 1983-05-13 ワイヤ印字ヘツド

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