JPH0287175A - 画像形成装置におけるオゾン除去装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、プリンタ、複写機、ファクシミリ等の電子
写真方式画像形成装置におけるオゾン除去装置に関する
。

従来の技術 前記のような電子写真方式画像形成装置では感光体へチ
ャージャからの放電により一様な電荷を与え、その後露
光することにより潜像を形成し、さらに現像→転写→定
着というプロセスで用紙に記録を行っている。このプロ
セスにおいて、感光体を一様に帯電させるために、コロ
ナ放電を利用したチャージャを使用しているが、該チャ
ージャからの放電時に、その高電位のために空気が反応
してオゾンが発生する。このオゾンは、そのままにして
おくと感光体を劣化させたりするので、装置外へ排出す
る必要がある。

しかし、オゾンが高濃度で排出されると人体に悪影響を
及ぼす恐れがあるため、通常は記録装置内にオゾン除去
装置を備えるようにしている。

そのオゾン除去装置として、たとえば記録装置の排気部
に、活性炭または活性炭を含浸させた紙等からなるオゾ
ンフィルタを着脱可能に設け、装置内の空気を排気ファ
ンによりオゾンフィルタを通して装置外へ排出する過程
で、空気中に含まれるオゾンを前記オゾンフィルタで吸
着するようにしたものがある。

発明が解決しようとする課題 ところでこのようなオゾン除去装置においては、そのオ
ゾンフィルタでオゾンを吸着することにより、該オゾン
の除去を行うものであるから、オゾンフィルタへのオゾ
ン吸着量が増えるにしたがいオゾン除去性能が低下して
しまい、また高濃度オゾン発生に対して分解することが
できない等のことにより、オゾンがほとんど除去されな
いまま装置外に排出されてしまう恐れがあり、特に、近
年ではオゾン濃度に対する規制が厳しくなってきている
ので、それに対応できなくなるという問題点も生ずる。

そこでこの発明の目的は、前記のような従来のオゾン除
去装置のもつ問題点を解消し、高濃度のオゾンガスが画
像形成装置外に流出するのを確実に、しかも長期間にわ
たって安定的に防止することのできるオゾン除去装置を
提供するにある。

課題を解決するための手段 この発明は、前記のような目的を達成するために、従来
のオゾン除去装置において、オゾンフィルタに揮発性オ
ゾン分解剤を含浸させたものである。

またこの発明は、オゾンフィルタに揮発性オゾン分解剤
を含浸させるため、オゾン分解剤の供給部材を設けた。

作　　　用 前記のようなオゾン除去装置にあっては、画像形成装置
からの排出空気中のオゾンがオゾンフィルタを通過する
際、オゾンフィルタに含浸された揮発性オゾン分解剤に
よって分解され、このようにして清浄化された空気が外
部に排出され、またオゾンがオゾンフィルタに吸着され
たまま残量することがない。

そしてこのようにして消費されたイオン分解剤は、供給
部材を介して補給され、継続して長期間にわたりオゾン
を除去することとなる。

実施例 第１図にはこの発明の実施例が示されており、１はオゾ
ン除去装置を示し、複写機本体の側カバー５に設けた排
気孔６の側から順次排気ファン２、オゾンフィルタ３、
排気ダクト４を設置し、オゾンフィルタ３は全体として
活性炭等の吸収材によって形成され、第３図かられかる
ように多数の透孔７を有していて、全体に揮発性のオゾ
ン分解剤が含浸されている。

前記のものにおいて、オゾンフィルタ３は外周を非透過
性の材料からなる被覆板８によって覆って、オゾン分解
剤の外部への無駄な消散を防止するようになっており、
オゾン分解剤の補給時にはこれを取外すようにしておい
てもよい。

前記のものにおいて、複写機が運転を開始すると排気フ
ァン２も回転し、複写機本体内のオゾン含有空気がこの
排気ファン２により、排気ダクト４、オゾンフィルタ３
の透孔７、排気孔６を経て外部に排出される。

この際空気中のオゾンはオゾンフィルタ３の透孔７を通
過する際、該オゾンフィルタ３に含浸しているオゾン分
解剤によって分解されて、清浄化された空気が外部に排
出されるとともに、オゾンがそのままオゾンフィルタ３
に吸着されることなく、その結果オゾンフィルタ３は清
浄に保たれて寿命が延びることとなる。

第３．第４図にはこの発明の他の実施例が示されており
、この実施例は多くの部分において、前記実施例と同様
の構成となっているので、この部分には同一符号を付し
て説明を省略し、主として異る部分について説明する。

１０はオゾンフィルタ３の下方に着脱可能に設置された
オゾン分解剤の収納容器であって、これにオゾンフィル
タ３と排気ダクト４との間を上方へ延びる例えば不織布
等からなる毛細管現象を呈する給液性の供給部材１１の
下端が浸漬されている。

このものにあっては、容器１０内のオゾン分解剤が供給
部材１１に吸上げられたうえオゾンフィルタ３に含浸さ
れ、このようにして排気ファン２によって装置内のオゾ
ン含有空気が、供給部材１１、オゾンフィルタ３の２個
所においてオゾン分解剤によって分解されたうえ清浄化
された空気が、前記実施例と同様に装置外に排出される
。この実施例においては容器１０が下方に設置されてい
るが、上方に設置されてもよく、また供給部材１１を前
記のように毛細管現象を呈する部材によって形成すると
、前記の際排気に含まれる飛散トナー、紙粉等の微粉を
除去できる。

ところで前記両案流側では、排気ファン２がオゾンフィ
ルタ３の下流に設けられているので。

上流に設けた場合に起ると予想されるオゾンフィルタ３
を通過し切れない空気流が装置内に逆流する恐れがない
ものではあるが、もとより上流に設けても差支えない。

またこれらのオゾン除去装置１，１′は図示のように必
ずしも側カバーに近く設ける必要がなく、帯電チャージ
ャの近くに設けるとすぐれた効果をもたらしたことが確
認され、またオゾン分解剤としては、テルペノイド化合
物からなる例えば商品名オースリーレスというようなも
のが有効であることが確認された。

発明の効果 この発明は前記のようであって、オゾンフィルタに揮発
性オゾン分解剤を含浸させたので、画像形成時に発生す
るオゾン含有空気がオゾンフィルタを通過する際、オゾ
ンがオゾンフィルタに含浸されたオゾン分解剤によって
分解されるので、オゾンフィルタに付着したまま残留し
オゾンフィルタのオゾン除去率を低下させることがなく
て、長期にわたり安定し°Ｃオゾンの除去を行うことが
でき、そのためオゾンが装置外に排出されてしまうとい
うことがないという効果がある。

また請求項２のオゾン除去装置にあっては、これに加え
てオゾンフィルタへオゾン分解剤を供給することができ
、さらに−層長期のオゾン除去を続行することができる
という効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例の縦断正面図、第２図は同上
のオゾンフィルタの斜面図、第３図はこの発明の他の実
施例の縦断正面図、第４図は同上の要部の斜面図である
。 １．１′・・・オゾン除去装置 ２・・・排気ファン　　　３・・・オゾンフィルタ４・
・・排気ダクト １１・・・オゾン分解剤供給部材 帛１閏 ゛症１ 篤２回 ６一

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、画像形成装置の排気部にオゾンフィルタを設け、排
   出空気中のオゾンをオゾンフィルタで除去するようにな
   っている画像形成装置において、前記オゾンフィルタに
   揮発性オゾン分解剤を含浸させたことを特徴とするオゾ
   ン除去装置。 ２、請求項１記載の揮発性オゾン分解剤をオゾンフィル
   タに含浸させるため揮発性オゾンの供給部材を設けたオ
   ゾン除去装置。