JPH0286977A - スクロール流体機械 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明は空調機、冷凍機等にｍ−られるスクロール流
体機械（圧縮機）に関する奄のである。

〔従来の技術〕

第５図は例えば特開昭５８−１１７３７８号公報に示さ
れた従来のスクロール圧縮機を示す断面図であシ２図に
おりて、（１）は固定スクロール、（２）は揺動スクロ
ール、（３）はクランク軸、　　（３ａ）は揺動スクロ
ールとクランク軸を連結するすベル軸受、（４）はフレ
ーム、　　（４ａ）はフレームに設けた第１のすべり軸
受、　　（４１））はフレームに設けた第２のすべり軸
受、（５）は揺動スクロール（２）のスラスト荷重を受
けるスラスト軸受、（６）は揺動スクロール（２）の自
転を規制し公転揺動運動を生じさせるオルダムリング、
（７）はステータ、（８）はローター、（９）は密閉容
器、α１は吐出管、　ａｌｌは吸入管である。

ステータ（７）、ロータ（８１によシ回転運動を与えら
れたクランク軸（３）は、クランク軸に対し偏心して設
けられた軸受（５ａ）を介して、揺動スクロール（２）
へ回転力を伝達し、揺動スクロールはオルダムリング（
６）によシ自転を規制され、揺動運動を行なうことで、
固定スクロール（１）との間に形成された圧縮室容積を
変化させ、吸入管αｌよシ吸い込んだ冷媒ガスを圧縮し
て吐出管ｔＬＩよシ吐出している。

これら一連の圧縮作用を行なうことでクランク軸（３）
及び各軸受はガス圧縮反力、各運動部品の遠心力等の力
を受け、第６図の軸部詳細図に示したように、クランク
軸が軸受内で軸受クリアランスの範囲内で傾く。この時
、軸受の負荷は、フレームに設けたすベル軸受の揺動ス
クロールに近す方を第一、他方を第二の軸受とすれば、
第一の軸受で多くを負担する。

〔発明が解決しようとする課題〕

従来のスクロール流体機械は以上のように構成されてし
るので、過大な負荷のかかる運転状態においては第一の
軸受の揺動スクロール側端面よル油膜が破断してクラン
ク軸とフレームの軸受が金属接触をおこして焼付きを生
じるという問題点があった。

この発明は上記のような問題点を解消するためになされ
たもので、軸受の負荷に対する耐力を増大し、よシ広範
な運転条件において信頼性を確保できるスクロール圧縮
機を得ることを目的とする。

〔課題を解決するための手段〕

この発明に係るスクロール圧縮機は、固定スクロールと
共に圧縮要素部を形成する揺動スクロール，この揺動ス
クロールを軸受で支持して該揺動スクロールを回転させ
るクランク軸、このクランク軸を支持しフレームに設け
られた前記揺動スクロール側の第１のすべり軸受及び反
前記揺動スクロール側の第２のすべり軸受を備え、前記
第１のすべ）軸受の前記揺動スクロール側端部及び前記
クランク軸の前記揺動スクロール側端部の少なくとも一
方の剛性を低ぐしたものである。

〔作用〕

この発明におけるスクロール圧縮機は、フレームに設け
た第１のすべり軸受部の揺動スクロール側端部、又は軸
部の揺動スクロール側端部の剛性を低下させることによ
シ、圧縮機運転中に軸を傾かせるための負荷が増大し、
油膜厚さが低下し。

油膜反力が増大すると軸受部又は軸部の剛性の低し部分
が弾性変形して、最小油膜厚さを確保するためのクリア
ランスを保持し、油膜の破断を防止する。

〔実施例〕

第１図はこの発明の一実施例を示す要部断面図であり、
＋２１は揺動スクロール、（３）はクランク軸。

（４ａ）は第１のすべり軸受、　　（４ｂ）は第２のす
べり軸受、　　（４ｃ）は第１のすべり軸受（４ａ）の
揺動スクロール側端面に設けた環状溝である。

クランク軸（３）は図に示すように圧縮機運転時にはガ
ス圧縮負荷、各部品の遠心力、モーターの磁気力等によ
シ、軸受内で傾き、油膜反力とつり合う状態で運転され
ている。運転条件の変化によシ前述の負荷が増大し、軸
を傾かせようとするモーメントが増加すると油膜は薄く
な汎油膜反力は増大する。第１のすべり軸受（４ａ）は
、環状溝（４Ｃ）を有するため、溝を設けた部分の軸受
部剛性は低下しておシ、油膜反力の増大によシ、第２図
に示すように弾性変形を生ずる。この変形によル従来最
もクリアランスの微少となる部分が局所的にクリアラン
スを保持する効果を生じ、油膜が確保されるため、軸と
軸受の金属接触が防止されるＯ 第３図は本発明の他の実施例を示す一例であるが、第１
のすべり軸受（４ａ）の揺動スクロール側（２）の剛性
を低下させるため、環状の薄肉部（４ｄ）を設けたもの
であシ、効果は前述の環状溝と同一である。

第４図は第１のすべり軸受に対応する細部に環状溝（３
ｂ）を設けたものであフ、軸の剛性を低下させることに
よシ、軸受に環状溝を設けた場合と同様の効果を示す。

また軸の剛性を低下させる場合は、軸に対しては、ガス
圧縮による荷重は静止荷重であるため、負荷方向近傍に
のみ剛性の低い部分を設けてもよい。

〔発明の効果〕 以上のようにこの発明によれば固定スクロールと共に圧
縮要素部を形成する揺動スクロール、この揺動スクロー
ルを軸受で支持して該揺動スクロールを回転させるクラ
ンク軸、このクランク軸を支持しフレームに設けられた
前記揺動スクロール側の第１のすべり軸受及び反前記揺
動スクロール側の第２のすべり軸受を備え、前記第１の
すべり軸受の前記揺動スクロール側端部及び前記クラン
り軸の前記揺動スクロール側端部の少なくとも一方の剛
性を低くした構成にしたので、軸受の負荷に対する耐力
を増大し、広範な運転条件において信頼性を確保できる
スクロール流体機械が得られるという効果を奏する。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実ｉｉ例を示すスクロール圧縮機
の要部断面図、第２図は第１図のＡ部拡大図、第３図は
この発明の他の実施例を示す要部断面図、第４図はこの
発明のさらに他の実施例を示す要部断面図、第５図は従
来のスクロール圧縮機を示す断面図、第６図は従来のス
クロール圧縮機の要部詳細断面図である。 図において、（２）は揺動スクロール、（３）はクラン
ク軸、　　（３ａ）は軸受、（４）はフレーム、　　（
４ａ）は第１のすベシ軸受、　　（４１））は第２のす
ベシ軸受である。 なお１図中、同一符号は同一または相当部分を示すＯ

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 固定スクロールと共に圧縮要素部を形成する揺動スクロ
   ール，この揺動スクロールを軸受で支持して該揺動スク
   ロールを回転させるクランク軸，このクランク軸を支持
   しフレームに設けられた前記揺動スクロール側の第１の
   すべり軸受及び反前記揺動スクロール側の第２のすべり
   軸受を備え，前記第１のすべり軸受の前記揺動スクロー
   ル側端部及び前記クランク軸の前記揺動スクロール側端
   部の少なくとも一方の剛性を低くしたことを特徴とする
   スクロール流体機械。