JPH0286722A - 漁場造成用の構造物 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、従来の魚礁の目的に加え、海草や魚礁に好か
れる材料と栄養分とを組合せた漁場造成用の構造物に関
するものである。

［従来の技術］ 従来の魚礁ブロックは、総てコンクリート製で、−数的
に浅海域における岩場の代りを作り魚類を蛸果させるこ
とを目的としている。

［発明が解決しようとする課題］ 従来の技術で述へたものにあっては、下記のような問題
点を有していた。

Ａ）コンクリート製は設置の初期段階におけるアルカリ
浸出、色合い、表面組上の点で海草の胞子の付着及び生
育が悪く、また、流れの減衰能力が少なく、魚類の生息
や海草の胞子が付着しづらい。

Ｂ）したがって、産卵、稚魚、稚貝等の沈着には必ずし
も適合していない。

Ｃ）従来の魚礁は日本海沿岸の如く、貧栄養海域には、
磯ヤケ現象の防止には殆ど寄与しない。

本願は、従来の技術の有するこのような問題点に鑑みな
されたものであり、その目的とするところは、次のよう
な事のできるものを提供しようとするものである。

１）コンクリート、木材、酸化鉄等海草や魚に好かれる
元素及び化合物を含む石材、鋼材４を組合せ海草や魚貝
類の蝟集効果を高める条件を作る新規構造物（魚礁）で
ある。

２）ベース部はコンクリート製として一定の重量で安定
、固定させる。

３）上部に中詰石材を入れた養殖籠（金網または竹プラ
スチック及びビニール等の化学繊維製）を載せる。

４）海底の地質（砂地、岩場、泥岩地）に適合したベー
ス部（コンクリート製）に特徴を持たせ、さらには中詰
石の内部に海水の流通を図れるよう配慮する。

５）本願の構造物全体が海草や魚に好かれる材料を組合
せ、かつ栄養を含んでいること０組合せ方や型で波力に
対する堅牢性もあり、磯ヤケ対策ともなる画期的な構造
物と言える。

［課題を解決するための手段］ 上記目的を達成するために、本発明のものは下記のよう
になるものである。

平面方形の基板部２Ａの下面四隅に下方に向は脚部２Ｂ
が垂下されているコンクリートベース２における上記基
板部２Ａに、上下方向に開設した適数個の円孔２Ｃが開
設され、上記基板部２Ａの上面外周部に植設した棚部３
は、当該基板部２Ａの上面四隅に起立させた鋼管でなる
隅柱３Ａと、これら隅柱３Ａ間に所定間隔をもって起立
させた適数本の木柱３Ｂとから構成され、上記棚部３内
に充填された中詰石材４が充填されている漁場造成用の
構造物である。

この場合、上記中詰石材４の上面に、内部に中詰石５１
Ａが充填されている養殖籠を適数個配設することができ
ると共に、上記中詰石材の内部にポーラス（有孔）コン
クリート製のＵ形トラフを、逆Ｕ字状に配設することが
できる。

加えて、上記木柱については、カラマツ丸太で皮付きを
使用することかできる。

［作用］ 効果と共に説明する。

［発明の実施例コ 実施例について図面を参照して説明する。

ｌは第１発明の漁場造成用の構造物である。

２はコンクリートベースで、平面方形の基板部２Ａの下
面四隅に下方に向は脚部２Ｂが垂下されている。

この脚部により海底の砂場、岩場、泥岩場等いずれの海
底地質にも安定、固定化させるようにした。

２Ｃは上記基板部２Ａに、上下方向に開設した適数個の
円孔で、この円孔により波浪安定と内部に新鮮な海水の
流通を図る。

３は上記基板部２Ａの上面外周部に植設した棚部で、当
該基板部２Ａの上面四隅に起立させた鋼管でなる隅柱３
Ａと、これら隅柱３Ａ間に所定間隔をもって起立させた
適数本の木柱３Ｂと、上記隅柱３Ａと木柱３Ｂの外周を
巻き締めて固定する帯鉄形鋼あるいは丸鋼棒３Ｃとから
１．′８成されている。

上記鋼管でなる隅柱３Ａと帯鉄形鋼あるいは丸鋼棒３Ｃ
を使用したのは、後述の中詰石材４の保護のほか、波浪
や潮流などの流耐力に対する構造物の耐力保持と鉄類を
含むことによる海草の胞子付着、並びに有効な環境を作
るので、魚貝類にコンクリートよりも好かれ、蝟集効果
が高まるのである。

なお、上記鋼管でなる隅柱３Ａについては、特別な負放
の特性により、皮むきの木材を利用する場合がある。

また、上記木柱３Ｂについては、カラマツ丸太で皮付き
が使用されている。

理由は海草の胞子が付着し易い上、海草の根が着き易い
からである。

なお、特別な負放の特性により、皮むきの木材を利用す
る場合がある。

４は上記種部３内に充填された中詰石材で、酸化鉄を含
みコンクリートや道路用として使用できない岩石であり
、この万がかえって海草、魚貝類の栄養にもなる。

１１は第２発明の漁場造成用の構造物である。

２１はコンクリートベースで、平面方形の基板部２１Ａ
の下面四隅に下方に向は脚部２１Ｂが垂下されている。

この脚部により海底の砂場、岩場、泥岩場等いずれの海
底地質にも安定、固定化させるようにした。

２１Ｃは上記基板部２１Ａに、上下方向に開設した適数
個の円孔で、この円孔により波浪安定と内部に新鮮な海
水の流通を図る。

３１は上記基板部２１Ａの上面外周部に植設した機部で
、当該基板部２１Ａの上面四隅に起立させた鋼管でなる
隅柱３１Ａと、これら隅柱３１Ａ間に所定間隔をもって
起立させた適数本の木柱３１Ｂと、上記隅柱３１Ａと木
柱３１Ｂの外周を巻き締めて固定する帯鉄形鋼あるいは
丸鋼棒３１Ｃとから構成されている。

上記鋼管でなる隅柱３１Ａと帯鉄形鋼あるいは丸ｔＪ４
棒３１Ｃを使用したのは、後述の中詰石材４１の保護の
ほか、海流の波力による構造物の保護と鉄類は魚貝類に
コンクリートよりも好かれるので、蝟集効果が高いから
である。

なお、上記鋼管でなる隅柱３１Ａについては、特別な負
放の特性により、皮むきの木材を利用する場合がある。

また、上記木柱３１Ｂについては、カラマツ丸太で皮付
きが使用されている。

理由は海草の胞子が付着し易い上、海草の根が着き易い
からである。

なお、特別な負放の特性により、皮むきの木材を利用す
る場合がある。

４１は上記棚部３１内に充填された中詰石材で、酸化鉄
を含みコンクリートや道路用として使用できない岩石で
あり、この石がかえって海草、魚貝類の栄養にもなる。

５１は鉄線などで構成された養殖籠で、内部に中詰石５
１Ａが充填されている。

１２は第３発明の漁場造成用の構造物である。

２２はコンクリートベースで、平面方形の基板部２２Ａ
の下面四隅に下方に向は脚部２２Ｂが垂下されている。

この脚部により海底の砂場、岩場、泥岩場等いずれの海
底地質にも安定、固定化させるようにした。

２２Ｃは上記基板部２２Ａに、上下方向に開設した適数
個の円孔で、この円孔により波浪安定と内部に新鮮な海
水の流通を図る。

３２は上記基板部２２Ａの上面外周部に植設した機部で
、当該基板部２２Ａの上面四隅に起立させた鋼管でなる
隅柱３２Ａと、これら隅柱３２Ａ間に所定間隔をもって
起立させた適数本の木柱３２Ｂと、上記隅柱３Ａと木柱
３２Ｂの外周を巻ぎ締めて固定する帯鉄形鋼あるいは丸
鋼棒３２Ｃとから構成されている。

上記鋼管でなる隅柱３２Ａと帯鉄形鋼あるいは丸鋼棒３
２Ｃを使用したのは、後述の中詰石材４２の保護のほか
、海流の波力による構造物の保護と鉄類は魚貝類にコン
クリートよりも好かれるので、蝟集効果が高いからであ
る。

なお、上記鋼管でなる隅柱３２Ａについては、特別な負
放の特性により、皮むきの木材を利用する場合がある。

また、上記木柱３２Ｂについては、カラマツ間伐材の丸
太で皮付きが使用されている。

理由は海草の胞子が付着し易い上、海草の根が着き易い
からである。

なお、特別な負放の特性により、皮むぎの木材を利用す
る場合がある。

４２は上記棚部３２内に充填された中詰石材で、酸化鉄
を含みコンクリートや道路用として使用できない岩石で
あり、この石がかえって海草、魚貝類の栄養にもなる。

５２は鉄線などで構成された養殖籠で、内部に中詰石５
２Ａが充填されている。

６２はポーラス（有孔）コンクリート製のＵ形トラフで
、上記棚部３２内における当該基板部２２Ａの上面部と
、充填された中詰石材４２の内部に逆Ｕ字状に配設され
ている。

６２Ａは当該Ｕ形トラフの底部と側面に開設された適数
個の円孔である。

これにより内部に新鮮な海流を入れ、魚貝の産卵、畔化
と稚子の沈着効果に資することになる。

なお、上記養殖籠５１．５２は鉄線のばか竹、プラスチ
ックを素材として構成することもできる。５１Ｂ、５２
Ｂは点検開孔口である。

寸法的には様々なものがあるが、下記のものが好適であ
った。

コンクリートベースの平面における一辺の長さは約２，
３５０ａｕａ　、高さは約８００ｍｍ　、棚部の高さは
約１，７００＋ｎｍ　、養殖籠は　４００ｍｍｘ　４０
０ｍｍＸ　６００ｍｍ　、　Ｌｌ形トラフの底部は　６
０Ｑｎ＋ｍｘ２４０ｍｍ　、側面は　６００ｍｍｘ　２
９０ｍｍ。

［発明の効果］ 本発明は、上述の通り構成されているので次に記載する
効果を奏する。

Ａ、木柱に使用するカラマツの間伐材および中詰石材は
総て未利用資源である故、地場の経済効果が高い上、構
造物のコストが安い。

中詰石材はそれ自体に酸化鉄や他の元素と共に栄養源と
なり、プランクトンの豊富な栄養となる。

周囲の柵となる鋼管（酸化鉄）でなる隅柱と組合せた木
柱も負放に好きがられ栄養源となると共に、海草を繁茂
させ、負放の産卵し易い環境を作る。

Ｂ、構造物全体が負放に好かれる形状と構造であること
と、部材が適切な配慮のもとに配置されることにより、
幼稚子の沈着、数多い魚貝類の蝟集効果が最高となる。

Ｃ１養殖籠を設けたものにあっては、稚子の沈着効果を
高め、稚魚、稚貝の生育を助長する。

Ｄ、中詰石材に、ポーラスなコンクリートＵ形トラフを
適当に配置したものにあっては、隙間に稚魚、稚貝等の
蝟集効果と稚子の沈着し易い環境を作る。

Ｅ、従来の養殖事業等は富栄養となりがちであり、特に
人工餌による魚の食味変り等々問題は大ぎい。

今一つは現在、海岸地帯の緑不足、海岸浸食、生活水等
の端末処理等で、無機質化学品が海水混入する等、有機
質分が不足し水産環境に適した海岸が次第に挟まりつつ
あるので、貧栄養化していると言われている。故にこの
点が大きく改善される。

Ｆ１本願の構造物の周りに海草、コンブ等胞子の付着が
良い。

Ｇ、内部隙間は小魚等の産卵、岬化に有効である。

Ｈ３貧栄養海域（磯ヤケ）の改良、プランクトンの醸成
、ウニ、アワビの増殖に効果がある。

Ｇ　水深の浅い場所における魚貝類の蝟集が大ぎい。

Ｈ０消波性に優れている。

【図面の簡単な説明】

第１図は第１発明のコンクリートベースと棚部との関係
を示す正面図、 第２図はＡ−Ａ線断面図、 第３図は一部を切り欠いた全体の正面図、第４図は第２
発明、第３発明の平面図、第５図は第２発明の一部を切
り欠いた全体の正面図、 第６図は養殖籠の斜視図、 第７図は第３発明の一部を切り欠いた全体の正面図、 第８図はＵ形トラフの斜視図である。 １．１１．１２．、、漁場造成用の構造物、２　２１．
２２．、、　コンクリートベース、３．３１．３２．、
　　棚部、 ４．４１．４２．、、中詰石材、 ５１．５２．、、！！殖籠、 ６２　、Ｕ形トラフ。 第 図 第 図 第 図 第 図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、平面方形の基板部２Ａの下面四隅に下方に向け脚部
   ２Ｂが垂下されているコンクリートベース２における上
   記基板部２Ａに、上下方向に開設した適数個の円孔２Ｃ
   が開設され、上記基板部２Ａの上面外周部に植設した棚
   部３は、当該基板部２Ａの上面四隅に起立させた鋼管で
   なる隅柱３Ａと、これら隅柱３Ａ間に所定間隔をもって
   起立させた適数本の木柱３Ｂとから構成され、上記柵部
   ３内に充填された中詰石材４が充填されていることを特
   徴とする漁場造成用の構造物。 ２、上記中詰石材４の上面に、内部に中詰石５１Ａが充
   填されている養殖籠を適数個配設した請求項１記載の漁
   場造成用の構造物。 ３、上記中詰石材の内部にポーラス（有孔）コンクリー
   ト製のＵ形トラフが逆Ｕ字状に配設され、かつこのＵ形
   トラフの底部と側面に適数個の円孔が開設されている請
   求項２記載の漁場造成用の構造物。 ４、上記木柱については、カラマツ丸太で皮付きが使用
   されている請求項１ないし請求項３記載の漁場造成用の
   構造物。