JPH07170874A - 漁礁ブロック - Google Patents
漁礁ブロックInfo
- Publication number
- JPH07170874A JPH07170874A JP5316329A JP31632993A JPH07170874A JP H07170874 A JPH07170874 A JP H07170874A JP 5316329 A JP5316329 A JP 5316329A JP 31632993 A JP31632993 A JP 31632993A JP H07170874 A JPH07170874 A JP H07170874A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tires
- fishing reef
- basket body
- reef block
- fishing
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02A—TECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
- Y02A40/00—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
- Y02A40/80—Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
- Y02A40/81—Aquaculture, e.g. of fish
Landscapes
- Artificial Fish Reefs (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 産業廃棄物としての古タイヤを有効に活用す
ることができ、複数のタイヤにより複雑な形状の漁礁を
形成することができるばかりでなく、その搬送等の取り
扱いが簡易で、しかも、海底等に着床した際にその衝撃
により破壊されることのない漁礁ブロックを、簡単な構
造によって提供すること。 【構成】 カゴ体10に複数のタイヤ20を収納した。
ることができ、複数のタイヤにより複雑な形状の漁礁を
形成することができるばかりでなく、その搬送等の取り
扱いが簡易で、しかも、海底等に着床した際にその衝撃
により破壊されることのない漁礁ブロックを、簡単な構
造によって提供すること。 【構成】 カゴ体10に複数のタイヤ20を収納した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本各発明は、タイヤを利用した漁
礁ブロックに関する。
礁ブロックに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、海底、湖底、河川等に積み重
ねられて魚介類や海草類の繁殖の場となる人工漁礁を形
成する漁礁ブロックとしては、種々のものが案出されて
いるが、中には、複数のタイヤをロープ等により連結し
て、一つの漁礁ブロックとしたものがある。このような
複数のタイヤによって形成された漁礁ブロックは、各タ
イヤの外周面や、内周面により形成された空洞によって
複雑な形状の漁礁を形成することができるばかりか、産
業廃棄物として近年大きな問題となっている古タイヤを
有効に活用することができるものである。
ねられて魚介類や海草類の繁殖の場となる人工漁礁を形
成する漁礁ブロックとしては、種々のものが案出されて
いるが、中には、複数のタイヤをロープ等により連結し
て、一つの漁礁ブロックとしたものがある。このような
複数のタイヤによって形成された漁礁ブロックは、各タ
イヤの外周面や、内周面により形成された空洞によって
複雑な形状の漁礁を形成することができるばかりか、産
業廃棄物として近年大きな問題となっている古タイヤを
有効に活用することができるものである。
【0003】また、漁礁ブロックの中には、カゴ体の中
に複数の石を収納してこれを一つの漁礁ブロックとした
ものもある。このようなカゴ体に複数の石を収納して形
成した漁礁ブロックは、石の表面に海草類が付着し易
く、前述したタイヤを使用した漁礁ブロックに比して短
時間で海草類が繁殖し、この海草類を餌や隠れ家として
魚介類が集まり、短時間で漁礁として十分にするもので
ある。
に複数の石を収納してこれを一つの漁礁ブロックとした
ものもある。このようなカゴ体に複数の石を収納して形
成した漁礁ブロックは、石の表面に海草類が付着し易
く、前述したタイヤを使用した漁礁ブロックに比して短
時間で海草類が繁殖し、この海草類を餌や隠れ家として
魚介類が集まり、短時間で漁礁として十分にするもので
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
タイヤを利用した漁礁にあっては、ロープ等によって複
数のタイヤを連結して個々の漁礁ブロックを形成する際
に多大な労力を必要とするものであるばかりか、形成さ
れた漁礁ブロックは非常に重く、その搬送にも多大な労
力を必要とするものであった。
タイヤを利用した漁礁にあっては、ロープ等によって複
数のタイヤを連結して個々の漁礁ブロックを形成する際
に多大な労力を必要とするものであるばかりか、形成さ
れた漁礁ブロックは非常に重く、その搬送にも多大な労
力を必要とするものであった。
【0005】ここで、複数のタイヤを連結せずに海底等
に投棄して大量のタイヤを積み重ねることによって所望
の形状の人工漁礁を形成することも考えられるが、この
場合、投棄した際に波や潮流によって個々のタイヤが散
乱してしまい、所望の形状に積み上げることができない
という問題が生じる。また、タイヤを積み重ねて人工漁
礁を形成しても、波、潮流、地震等によって、やがて崩
壊してしまう虞もある。よって、複数のタイヤを予め連
結して投棄することを余儀なくされていた。
に投棄して大量のタイヤを積み重ねることによって所望
の形状の人工漁礁を形成することも考えられるが、この
場合、投棄した際に波や潮流によって個々のタイヤが散
乱してしまい、所望の形状に積み上げることができない
という問題が生じる。また、タイヤを積み重ねて人工漁
礁を形成しても、波、潮流、地震等によって、やがて崩
壊してしまう虞もある。よって、複数のタイヤを予め連
結して投棄することを余儀なくされていた。
【0006】一方、カゴ体に複数の石を収納して形成し
た漁礁ブロックにあっては、カゴ体とその中に収納する
石とを個別に搬送し、海中等に投棄する際にカゴ体に石
を収納して漁礁ブロックを形成すればよく、カゴ体と石
とを個別に取り扱うことができる点においては、その際
等の取り扱いが容易なものである。
た漁礁ブロックにあっては、カゴ体とその中に収納する
石とを個別に搬送し、海中等に投棄する際にカゴ体に石
を収納して漁礁ブロックを形成すればよく、カゴ体と石
とを個別に取り扱うことができる点においては、その際
等の取り扱いが容易なものである。
【0007】しかしながら、カゴ体に収納するのは石の
みであり、カゴ体に十分な石を収納するためには多量の
石を必要とし、多量の石は当然重量が相当重く、石を搬
送するために多大な労力を必要とするものであった。ま
た、水中での沈降速度が非常に速く、海底等に着床下際
に、その衝撃によりカゴ体が破壊され、収納した石が散
乱してしまい、所望の形状の漁礁を形成することができ
ない場合もあった。さらに、前述した複数のタイヤを連
結して形成した漁礁ブロックの如く、複雑な形状の漁礁
を形成することができないという問題もあった。
みであり、カゴ体に十分な石を収納するためには多量の
石を必要とし、多量の石は当然重量が相当重く、石を搬
送するために多大な労力を必要とするものであった。ま
た、水中での沈降速度が非常に速く、海底等に着床下際
に、その衝撃によりカゴ体が破壊され、収納した石が散
乱してしまい、所望の形状の漁礁を形成することができ
ない場合もあった。さらに、前述した複数のタイヤを連
結して形成した漁礁ブロックの如く、複雑な形状の漁礁
を形成することができないという問題もあった。
【0008】本各発明は、このような実状を鑑みてなさ
れたものであり、その目的とするところは、まず、請求
項1の発明は、産業廃棄物としての古タイヤを有効に活
用することができ、複数のタイヤにより複雑な形状の漁
礁を形成することができるばかりでなく、その搬送等の
取り扱いが簡易で、しかも、海底等に着床した際にその
衝撃により破壊されることのない漁礁ブロックを、簡単
な構造によって提供することである。
れたものであり、その目的とするところは、まず、請求
項1の発明は、産業廃棄物としての古タイヤを有効に活
用することができ、複数のタイヤにより複雑な形状の漁
礁を形成することができるばかりでなく、その搬送等の
取り扱いが簡易で、しかも、海底等に着床した際にその
衝撃により破壊されることのない漁礁ブロックを、簡単
な構造によって提供することである。
【0009】次に、請求項2の発明は、加えて、水中で
の沈降の際や海底等に着床した後に不用意に移動するこ
とがなく、所望の位置に確実に漁礁を形成することがで
きる漁礁ブロックを、簡単な構造によって提供すること
である。
の沈降の際や海底等に着床した後に不用意に移動するこ
とがなく、所望の位置に確実に漁礁を形成することがで
きる漁礁ブロックを、簡単な構造によって提供すること
である。
【0010】最後に、請求項3の発明は、請求項1また
は請求項2の発明に加えて、短時間で漁礁として十分に
機能する漁礁ブロックを、簡単な構造によって提供する
ことである。
は請求項2の発明に加えて、短時間で漁礁として十分に
機能する漁礁ブロックを、簡単な構造によって提供する
ことである。
【0011】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに本各発明の採った手段を、図面に使用する符号を付
して説明すると、まず、請求項1の発明は、「カゴ体1
0に複数のタイヤ20を収納したことを特徴とする漁礁
ブロック100」である。
めに本各発明の採った手段を、図面に使用する符号を付
して説明すると、まず、請求項1の発明は、「カゴ体1
0に複数のタイヤ20を収納したことを特徴とする漁礁
ブロック100」である。
【0012】次に、請求項2の発明は、「前記カゴ体1
0を、コンクリートにより形成したことを特徴とする請
求項1記載の漁礁ブロック100」である。
0を、コンクリートにより形成したことを特徴とする請
求項1記載の漁礁ブロック100」である。
【0013】最後に、請求項3の発明は、「前記カゴ体
10に、タイヤ20に加えて石を収納したことを特徴と
する請求項1または請求項2記載の漁礁ブロック10
0」である。
10に、タイヤ20に加えて石を収納したことを特徴と
する請求項1または請求項2記載の漁礁ブロック10
0」である。
【0014】ここで、石としては、自然石に限らず、コ
ンクリート製の石や、場合によっては、コンクリート構
築物等を解体した破片であってもよい。
ンクリート製の石や、場合によっては、コンクリート構
築物等を解体した破片であってもよい。
【0015】
【発明の作用】このように構成された本各発明の漁礁ブ
ロック100は、次のように作用する。
ロック100は、次のように作用する。
【0016】まず、請求項1の発明に係る漁礁ブロック
100は、カゴ体10に複数のタイヤ20を収納したも
のである。このため、複数のタイヤの外周面や内周面に
より形成された空洞によって複雑な形状の漁礁を形成し
得ることになる。
100は、カゴ体10に複数のタイヤ20を収納したも
のである。このため、複数のタイヤの外周面や内周面に
より形成された空洞によって複雑な形状の漁礁を形成し
得ることになる。
【0017】また、搬送の際には、カゴ体10と個々の
タイヤ20とを個別に搬送し得ることになり、海底等に
投棄する際には、カゴ体10にタイヤ20を収納して個
々の漁礁ブロック100を形成し得ることになる。よっ
て、個々の漁礁ブロック100としては、その取り扱い
が非常に容易なものとなる。
タイヤ20とを個別に搬送し得ることになり、海底等に
投棄する際には、カゴ体10にタイヤ20を収納して個
々の漁礁ブロック100を形成し得ることになる。よっ
て、個々の漁礁ブロック100としては、その取り扱い
が非常に容易なものとなる。
【0018】さらに、海中等に投棄された漁礁ブロック
100は、そのカゴ体10自体やカゴ体10に収納され
た複数のタイヤ20が抵抗となって緩やな沈降速度で海
底等に着床する。このため、漁礁ブロック100として
の形状が破壊される虞はなく、複数の漁礁ブロック10
0を所望の形状に確実に積み重ね得ることになる。
100は、そのカゴ体10自体やカゴ体10に収納され
た複数のタイヤ20が抵抗となって緩やな沈降速度で海
底等に着床する。このため、漁礁ブロック100として
の形状が破壊される虞はなく、複数の漁礁ブロック10
0を所望の形状に確実に積み重ね得ることになる。
【0019】次に、請求項2の発明に係る漁礁ブロック
100は、カゴ体10をコンクリートにより形成した請
求項1記載の漁礁ブロック100である。このため、前
述した請求項1の発明の作用に加えて、海中等に投棄し
ても例えば鉄鋼等によって形成されたカゴ体10の如く
腐食する虞がなく、耐久性に優れることになる。
100は、カゴ体10をコンクリートにより形成した請
求項1記載の漁礁ブロック100である。このため、前
述した請求項1の発明の作用に加えて、海中等に投棄し
ても例えば鉄鋼等によって形成されたカゴ体10の如く
腐食する虞がなく、耐久性に優れることになる。
【0020】また、漁礁ブロック100としての十分な
重量を確保し得るため、沈降の際や着床後に波や潮流等
によって移動し難くなり、所望の位置に確実に漁礁を形
成し得ることになる。
重量を確保し得るため、沈降の際や着床後に波や潮流等
によって移動し難くなり、所望の位置に確実に漁礁を形
成し得ることになる。
【0021】最後に、請求項3の発明に係る漁礁ブロッ
ク100は、カゴ体10に、タイヤ20に加えて石を収
納した請求項1または請求項2記載の漁礁ブロック10
0である。このため、前述した請求項1または請求項2
の発明の作用に加えて、カゴ体10内がより複雑な形状
となり、魚介類や海草類がより一層繁殖し易くなるばか
りか、石の表面には海草類が付着し易いため、カゴ体1
0に収納されたものが全てタイヤ20である場合に比し
て短時間で海草類が繁殖し、この海草類を餌や隠れ家と
して魚介類が集まり、短時間で漁礁として有効に機能す
ることになる。
ク100は、カゴ体10に、タイヤ20に加えて石を収
納した請求項1または請求項2記載の漁礁ブロック10
0である。このため、前述した請求項1または請求項2
の発明の作用に加えて、カゴ体10内がより複雑な形状
となり、魚介類や海草類がより一層繁殖し易くなるばか
りか、石の表面には海草類が付着し易いため、カゴ体1
0に収納されたものが全てタイヤ20である場合に比し
て短時間で海草類が繁殖し、この海草類を餌や隠れ家と
して魚介類が集まり、短時間で漁礁として有効に機能す
ることになる。
【0022】また、沈降の際に、カゴ体10に収納され
たものが全て石である場合に比して、重量が軽く、カゴ
体10自体やタイヤ20による抵抗も加わるため、その
沈降速度は遅く、海底等に緩やかに着床することにな
る。
たものが全て石である場合に比して、重量が軽く、カゴ
体10自体やタイヤ20による抵抗も加わるため、その
沈降速度は遅く、海底等に緩やかに着床することにな
る。
【0023】一方、石の重量により漁礁ブロック100
としての十分な重量が確保されことにもなり、沈降の際
や着床後に、波や潮流等によって移動し難くなり、所望
の位置に確実に漁礁を形成し得ることになる。
としての十分な重量が確保されことにもなり、沈降の際
や着床後に、波や潮流等によって移動し難くなり、所望
の位置に確実に漁礁を形成し得ることになる。
【0024】なお、石を、コンクリート構築物等を解体
した際に生じた破片等とすれば、コンクリートの破片等
の産業廃棄物を有効に活用し得ることにもなる。
した際に生じた破片等とすれば、コンクリートの破片等
の産業廃棄物を有効に活用し得ることにもなる。
【0025】
【実施例】次に、本各発明の漁礁ブロック100を、図
面に従って詳細に説明する。
面に従って詳細に説明する。
【0026】まず、図1には、請求項1の発明に係る漁
礁ブロック100の一実施例を示してある。カゴ体10
は、鉄鋼等により直方形状に形成されており、上面を除
く各面は、カゴ体10に収納したタイヤ20がカゴ体1
0外へと抜脱できないように網目となっている。なお、
カゴ体10の形状は直方形状に限らず、三角柱形状や球
形状等でもよい。また、カゴ体10を、一面ごとに分解
可能にしたり折り畳み可能にし、分解或は折り畳んだ際
に全体がコンパクトに納まるようにすると、カゴ体10
の搬送の際等に、取り扱いがさらに容易となり都合がよ
い。
礁ブロック100の一実施例を示してある。カゴ体10
は、鉄鋼等により直方形状に形成されており、上面を除
く各面は、カゴ体10に収納したタイヤ20がカゴ体1
0外へと抜脱できないように網目となっている。なお、
カゴ体10の形状は直方形状に限らず、三角柱形状や球
形状等でもよい。また、カゴ体10を、一面ごとに分解
可能にしたり折り畳み可能にし、分解或は折り畳んだ際
に全体がコンパクトに納まるようにすると、カゴ体10
の搬送の際等に、取り扱いがさらに容易となり都合がよ
い。
【0027】一方、タイヤ20は、カゴ体10の上面か
ら整然と収納されている、なお、本実施例においては、
タイヤ20をカゴ体10に収納した後に、カゴ体10の
上面に棒状の保持部材30を架設して、タイヤ20がカ
ゴ体10の上面から抜脱できないようにしてあるが、棒
状の保持部材30に限らず、例えばカゴ体10と同様な
網目の蓋を設けて、漁礁ブロック100の全面が網目の
例えば直方形状となるようにしてもよい。
ら整然と収納されている、なお、本実施例においては、
タイヤ20をカゴ体10に収納した後に、カゴ体10の
上面に棒状の保持部材30を架設して、タイヤ20がカ
ゴ体10の上面から抜脱できないようにしてあるが、棒
状の保持部材30に限らず、例えばカゴ体10と同様な
網目の蓋を設けて、漁礁ブロック100の全面が網目の
例えば直方形状となるようにしてもよい。
【0028】また、本実施例においては、カゴ体10に
複数のタイヤ20を整然と収納してあるが、これに限ら
ず、複数のタイヤ20を雑然と収納してもよい。この場
合、カゴ体10内により一層複雑な形状の漁礁を形成す
ることができる。ここで、雑然とタイヤ20を収納した
場合、整然と収納した場合に比してカゴ体10に収納で
きるタイヤ20の量が減少するため、例えば古タイヤを
漁礁として利用することによって処分する場合、その処
分能力は低下する。このため、タイヤ20を整然と収納
するか、或は雑然と収納するかを決定する際には、漁礁
の形状と収納するタイヤ20の量とを考慮すべきであ
る。
複数のタイヤ20を整然と収納してあるが、これに限ら
ず、複数のタイヤ20を雑然と収納してもよい。この場
合、カゴ体10内により一層複雑な形状の漁礁を形成す
ることができる。ここで、雑然とタイヤ20を収納した
場合、整然と収納した場合に比してカゴ体10に収納で
きるタイヤ20の量が減少するため、例えば古タイヤを
漁礁として利用することによって処分する場合、その処
分能力は低下する。このため、タイヤ20を整然と収納
するか、或は雑然と収納するかを決定する際には、漁礁
の形状と収納するタイヤ20の量とを考慮すべきであ
る。
【0029】なお、図2に示すように、カゴ体10内
に、底面から支持棒40を立設し、この支持棒40にタ
イヤ20を挿通してカゴ体10にタイヤ20を収納する
ようにしてもよい。この場合、カゴ体10にタイヤ20
を容易に整然と収納することができ都合がよい。
に、底面から支持棒40を立設し、この支持棒40にタ
イヤ20を挿通してカゴ体10にタイヤ20を収納する
ようにしてもよい。この場合、カゴ体10にタイヤ20
を容易に整然と収納することができ都合がよい。
【0030】さらになお、図3に示すように、前述した
支持棒40の長さを、カゴ体10の高さの半分程度と
し、カゴ体10内の下部にタイヤ20を整然と収納し、
カゴ体10内の上部にタイヤ20を雑然と収納してもよ
い。この場合、カゴ体10内にタイヤ20を全て整然と
収納した場合に比して、複雑な形状の漁礁を形成するこ
とができ、しかも、カゴ体10内にタイヤ20を全て雑
然と収納した場合に比して、多量のタイヤ20をカゴ体
10に収納することができ都合がよい。
支持棒40の長さを、カゴ体10の高さの半分程度と
し、カゴ体10内の下部にタイヤ20を整然と収納し、
カゴ体10内の上部にタイヤ20を雑然と収納してもよ
い。この場合、カゴ体10内にタイヤ20を全て整然と
収納した場合に比して、複雑な形状の漁礁を形成するこ
とができ、しかも、カゴ体10内にタイヤ20を全て雑
然と収納した場合に比して、多量のタイヤ20をカゴ体
10に収納することができ都合がよい。
【0031】次に、図4には、請求項2の発明に係る漁
礁ブロック100の一実施例を示してある。この漁礁ブ
ロック100は、カゴ体10をコンクリートにより形成
したものである以外は、前述した実施例の漁礁ブロック
100と同様である。
礁ブロック100の一実施例を示してある。この漁礁ブ
ロック100は、カゴ体10をコンクリートにより形成
したものである以外は、前述した実施例の漁礁ブロック
100と同様である。
【0032】最後に、請求項3の発明に係る漁礁ブロッ
ク100は、前述した実施例の漁礁ブロック100のカ
ゴ体10に、タイヤ20に加えて自然石やコンクリート
の破片等の石を収納すればよい。
ク100は、前述した実施例の漁礁ブロック100のカ
ゴ体10に、タイヤ20に加えて自然石やコンクリート
の破片等の石を収納すればよい。
【0033】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、請求項1の
発明に係る漁礁ブロックは、カゴ体に複数のタイヤを収
納したものであり、搬送の際等には、カゴ体と個々のタ
イヤとを個別に取り扱うことができ、海中等に投棄する
際には、カゴ体にタイヤを収納して個々の漁礁ブロック
を形成することができるようにしたものである。そし
て、請求項2の発明に係る漁礁ブロックは、カゴ体をコ
ンクリートにより形成したものであり、請求項3の発明
に係る漁礁ブロックは、カゴ体に、タイヤに加えて石を
収納したものである。
発明に係る漁礁ブロックは、カゴ体に複数のタイヤを収
納したものであり、搬送の際等には、カゴ体と個々のタ
イヤとを個別に取り扱うことができ、海中等に投棄する
際には、カゴ体にタイヤを収納して個々の漁礁ブロック
を形成することができるようにしたものである。そし
て、請求項2の発明に係る漁礁ブロックは、カゴ体をコ
ンクリートにより形成したものであり、請求項3の発明
に係る漁礁ブロックは、カゴ体に、タイヤに加えて石を
収納したものである。
【0034】従って、まず、請求項1の発明によれば、
産業廃棄物としての古タイヤを有効に活用することがで
き、複数のタイヤにより複雑な形状の漁礁を形成するこ
とができるばかりでなく、その搬送等の取り扱いが簡易
で、しかも、海底等に着床した際にその衝撃により破壊
されることのない漁礁ブロックを、簡単な構造によって
提供することができる。
産業廃棄物としての古タイヤを有効に活用することがで
き、複数のタイヤにより複雑な形状の漁礁を形成するこ
とができるばかりでなく、その搬送等の取り扱いが簡易
で、しかも、海底等に着床した際にその衝撃により破壊
されることのない漁礁ブロックを、簡単な構造によって
提供することができる。
【0035】次に、請求項2の発明によれば、加えて、
水中での沈降の際や海底等に着床した後に不用意に移動
することがなく、所望の位置に確実に漁礁を形成するこ
とができる漁礁ブロックを、簡単な構造によって提供す
ることができる。
水中での沈降の際や海底等に着床した後に不用意に移動
することがなく、所望の位置に確実に漁礁を形成するこ
とができる漁礁ブロックを、簡単な構造によって提供す
ることができる。
【0036】最後に、請求項3の発明によれば、請求項
1または請求項2の発明に加えて、短時間で漁礁として
十分に機能する漁礁ブロックを、簡単な構造によって提
供することができる。
1または請求項2の発明に加えて、短時間で漁礁として
十分に機能する漁礁ブロックを、簡単な構造によって提
供することができる。
【図1】請求項1の発明に係る漁礁ブロックの一実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
【図2】請求項1の発明に係る漁礁ブロックの別の実施
例を示す断面正面図である。
例を示す断面正面図である。
【図3】請求項1の発明に係る漁礁ブロックのさらに別
の実施例を示す断面正面図である。
の実施例を示す断面正面図である。
【図4】請求項2の発明に係る漁礁ブロックの一実施例
を示す斜視図である。
を示す斜視図である。
10 カゴ体 20 タイヤ 30 保持部材 40 支持棒 100 漁礁ブロック
Claims (3)
- 【請求項1】カゴ体に複数のタイヤを収納したことを特
徴とする漁礁ブロック。 - 【請求項2】前記カゴ体を、コンクリートにより形成し
たことを特徴とする請求項1記載の漁礁ブロック。 - 【請求項3】前記カゴ体に、タイヤに加えて石を収納し
たことを特徴とする請求項1または請求項2記載の漁礁
ブロック。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5316329A JPH07170874A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 漁礁ブロック |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5316329A JPH07170874A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 漁礁ブロック |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07170874A true JPH07170874A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=18075921
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5316329A Pending JPH07170874A (ja) | 1993-12-16 | 1993-12-16 | 漁礁ブロック |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07170874A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015504992A (ja) * | 2012-01-11 | 2015-02-16 | ゴエイ ダグラスGOEI, Douglas | タイヤアセンブリ及びタイヤを用いて海洋環境に支持構造体を設ける方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS5542919B2 (ja) * | 1979-08-01 | 1980-11-04 | ||
JPS55165736A (en) * | 1979-06-14 | 1980-12-24 | Noboru Tasato | Concrete fish bank having used tire |
JPH0286722A (ja) * | 1988-09-22 | 1990-03-27 | Douhoku Haboro Namakon Kogyo Kk | 漁場造成用の構造物 |
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1993
- 1993-12-16 JP JP5316329A patent/JPH07170874A/ja active Pending
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