JPH0677493B2 - 人工魚礁の構築方法及び人工魚礁 - Google Patents

人工魚礁の構築方法及び人工魚礁

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JPH0677493B2
JPH0677493B2 JP61143814A JP14381486A JPH0677493B2 JP H0677493 B2 JPH0677493 B2 JP H0677493B2 JP 61143814 A JP61143814 A JP 61143814A JP 14381486 A JP14381486 A JP 14381486A JP H0677493 B2 JPH0677493 B2 JP H0677493B2
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JP
Japan
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artificial fish
fish reef
water
octopus
constructing
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JPS63241A (ja
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敬一 片山
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KAIYO KENSETSU KK
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KAIYO KENSETSU KK
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    • Y02ATECHNOLOGIES FOR ADAPTATION TO CLIMATE CHANGE
    • Y02A40/00Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production
    • Y02A40/80Adaptation technologies in agriculture, forestry, livestock or agroalimentary production in fisheries management
    • Y02A40/81Aquaculture, e.g. of fish

Landscapes

  • Artificial Fish Reefs (AREA)
  • Farming Of Fish And Shellfish (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 【産業上の利用分野】
本発明は魚介類の生育に適し、海中での耐久性、安定性
に誘れ、底引網漁場に適した人工魚礁の構築方法、及び
それにより得られる人工魚礁に関するものである。
【従来の技術】
沿岸漁業の漁獲量は種類間で異なりはするが、概ね、減
少の一途をとだっている。そのことは特に一部の海域で
マダコの漁獲量が激減していることで顕著である。漁獲
量の減少の原因の第1に考えられているのが乱獲であ
る。最近の調査によると、ある海域のマダコの資源性状
は1〜400gが90%、401g〜1.0kgが10%、1kg以上のもの
はわずかに1%あまりであることが報告されている。こ
のことは、産卵するための親ダコの体型が小型で、未成
熟の状態で捕獲されるため、十分にマダコの稚仔が生産
されていないことを示している。このことからも明らか
なように、マダコに限らず沿岸漁業においては特に獲る
一方の漁法に代えて、生活環境を整えてやり、育てて獲
ることが必要となってきている。 そのために、人工魚礁を海中に設置する試みが種々なさ
れている。これまでの人工魚礁の主なものは、素焼製タ
コ壷を用いるとか、レジタリーフと称される合成樹脂製
のものや、更に、本発明者が先に、特開昭61−242528
号、実開昭62−1567号で提案した鋼製枠体にフーティン
グを設けたり、タコ壷を取付けたものである。
【発明が解決しようとする課題】
これら従来の人工魚礁は魚介類の生活環境を整えてやる
といった目的をもってはいるものの、いずれも一長一短
があって、理想的な人工魚礁とはなっていない。なぜな
ら、素焼製タコ壷利用の人工魚礁は原料が自然的で生物
などとの親和性が良い特徴を有しているものの、壊れ易
く、長期間の設置に問題がある。そこで、プラスチック
等のケースで保護する必要があるが、それでも、機械的
強度や耐久性等の難点を有している。そして、レジタリ
ーフの利用を始めとする従来の他の人工魚礁は生物が親
和性を持つための構造となっていない。また、沿岸漁業
の盛んな海域に沈設する人工魚礁が必要としてる、移動
防止、強度等が不十分で、しかも、海流による流出防止
対策が構じられていない等の難点を有していた。 また、カキ殻の餌生物繁殖性に注目して、これを利用し
た魚礁については、特開昭50−142389号にみられるが、
これを利用した魚礁としての全体形状については、いま
だ十分な配慮がなされていない。
【課題を解決するための手段】
そこで、本発明は生物になじみ易い素材の検討と、底引
網漁法がなされたり潮流が急な場所でも安定に設置でき
る構造の人工魚礁を検討し、ここに完成をみたのであ
る。 すなわち、生物が親和性を持ち易いカキ殻(2)を樹脂
製又は鋼製の通水性ケース(1)内に充填してカキ殻入
りの通水性ケース(1)とし、この通水性ケース(1)
を複数個集合して壁又は柱を構築する人工魚礁の構築方
法である。壁面全体又は柱の上から下までの全体を通水
ケース(1)で構築するのが最も好ましい。そしてこの
ような構築物を鋼製又はコンクリート製の砕体(3)、
板体又はブロック体の構造物で補強結合した構造の人工
魚礁とするとである。 通水性ケース(1)による壁又は柱の構築物はまた、既
製の鋼製、樹脂製、コンクリート製の人工魚礁に収納し
た構造とすることにより良好な生活環境の提供と、良好
な機械的強度や耐久性等が得られる。ケース(1)を通
水性とするには図のようにメッシュ状の金網を用いると
か、パンチングメタル、グレーチング等を用いるとよ
い。
【作用】
このような構築方法は、通水性ケース(1)のユニット
を製造し、これを複数個集合する方法によるので構築が
容易であるし、得られた魚礁の構造は、カキ殻を収容し
ているケース内に海水が自由に出入し、その内部のカキ
殻は自然に存在する素材であってしかも多数の穴が形成
されて生物が親しんで生活の場とし易く、また、この通
水性ケースが壁又は柱全体の構成部材となり、かつ鋼製
等の人工魚礁に収納され、全体形状が偏平な角柱台、円
柱台、又は角錐台、円錐台形状と任意に構築可能となっ
ているので、潮流や底引網によって破損したり移動する
ことを防ぐ作用がある。
【実施例】
以下図面によって本発明の実施例を詳細に説明する。 第1図〜第5図は本発明に係る人工魚礁の構造例を示す
斜視図である。 第1図及び第2図に示した人工魚礁は、偏平な角柱台に
形成された鋼製の枠体(3)内へカキ殻を詰めた通水性
のケース(1)を複数個並べたり積み重ねたりして全体
を柱状又は壁状に数嚢して構築したもので、両者はケー
ス(1)の配置を異にしている。前者は中央部及び両側
から広い間隙を設けて比較的大きいタコやカニ等に生活
の場を提供する構造である。その底部にはコンクリート
台座(4)が取付けられており、潮流等による移動が無
い構造となっている。また、上部はコンクリート製の天
蓋(5)が設けられて強度と重量を増し、かつ後述する
ように棲息環境を良好にする。天蓋(5)は鉄板製でも
よい。内部空間にはタコ壷を取付けることができる。ま
た、魚礁の運搬や据付け時に使用するため上部四隅には
吊金具(6)が設けられている。 底引き網漁の盛んな海域では上記のような構造は不向き
である。第3図に示したのは、第1図に示したものと同
様な通水性ケースの配置であるが、枠体(3)底部及び
それに取付けられているコンクリート台座(4)を拡げ
た角錐台形にして、側面を傾斜フレームにして、底引き
網が掛らない構造としている。 海底の起伏や傾斜の著しい場所に設置する場合でも、水
平に設置することができる構造としたのが第4図に示し
た人工魚礁である。枠体(3)の底部には上下に調節固
定できる調節脚(7)が設けられており、沈設時に海底
の状態に応じて上下動調節して据付けることができる。 第5図に示した構造は円錐台形のもので、枠体(3)を
構成している多数本のフレームの2本置きにカキ殻が入
った通水性のケース(1)を柱状に取付けている。この
ような構造のものは海底に埋設することにより、底引き
網漁が頻繁に行なわれる場所で、上を網が通っても安定
に設置しておくことができる。 以上に例示した人工魚礁は、いずれも通水性ケース
(1)内にカキ殻を充填している。この通水性ケース内
または側面、或いは通水性ケースとは別個に素焼製タコ
壷やレジスタリーフを設けると特にタコの産卵及び生活
圏が確保された棲息環境に適したものとなる。ケース内
へカキ殻を充填した主な理由は、前述したように餌料と
なる生物が親和性を持ち易く、かつ、多数の居住穴を形
成することにある。そのことを約3箇月間海底に沈設し
た本発明の人工魚礁に棲息している甲殻類の1m2あたり
棲息量と、従来より用いられている石ころが充填されて
いる沈着稚ダコの採集籠を3箇月間沈設して棲息してい
る同甲殻類の量とで比較すると、本発明の人工魚礁が40
4.9g/m2であったのに対して、従来の採集籠が187.2g/m2
で、約2.2倍の甲殻類棲息量となり、これを餌料とする
マダコ稚仔に良好な生活環境を提供していることが明ら
かとなっている。通水性ケース(1)の形状は図示した
ような矩形の角柱台に限らず、円筒台とかこれらに類似
する形状のものを含む。要するに、カキ殻を充填した通
水性ケースを人工魚礁の壁全体又は柱全体の構成部材と
して、これらの形状に構築するのである。
【発明の効果】 本発明の人工魚礁は以上のような構造であるから、魚礁
を利用することによって繁殖と育成が可能な魚貝類の産
卵等の繁殖に適し、多量に発生した稚魚等を如何に多く
成長させるかといった問題点を解決して快適な生活環境
を提供することができる。このことによって、枯渇しつ
つある漁業資源の増殖に寄与する効果が得られたのであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第5図は本発明に係る人工魚礁の構造例を示す
斜視図である。 (1)……通水性ケース、(2)……カキ殻 (3)……枠体、(4)……コンクリート台座 (5)……天蓋、(6)……吊金具 (7)……調節脚

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】樹脂製又は鋼製の通水性のケース(1)内
    にカキ殻(2)を充填してカキ殻りの通水性ケース
    (1)とし、該通水性ケース(1)を複数個集合して壁
    又は柱を構築することを特徴とする人工魚礁の構築方
    法。
  2. 【請求項2】樹脂製又は鋼製の通水性のケース(1)内
    にカキ殻(2)を充填してカキ殻入りの通水性ケース
    (1)とし、該通水性ケース(1)を複数個集合して壁
    又は柱を構築すると共に、鋼製又はコンクリート製の砕
    体(3)、板体又はブロック体の構造物で補強結合して
    なる人工魚礁。
JP61143814A 1986-06-18 1986-06-18 人工魚礁の構築方法及び人工魚礁 Expired - Lifetime JPH0677493B2 (ja)

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JPS63241A JPS63241A (ja) 1988-01-05
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JP2002101785A (ja) * 2000-09-28 2002-04-09 Kokoku Kousensaku Kk 人工漁礁
JP2002320425A (ja) * 2001-04-26 2002-11-05 Kokoku Kousensaku Kk 人工漁礁
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