JPH0286296A - 音響再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 Ａ、産業上の利用分野 本発明は、イヤボン装置又はヘッドホン装置として利用
される音響管を用いた音口再生装とに関する。

Ｂ６発明の概要 本発明は、外耳道と略同一の内径に形成された音響管と
、６口管の一側に放音面を管内方に臨まされて取付けら
れるスピーカユニットとからなり、」二記音響管を、ぞ
の−・端側が耳介装着部となされ、他端側は音声の無反
射端とされており、上記スピーカユニットから放音され
た音μイが鼓１１／Ａに達し聴取された後は、この鼓膜
によって反射された音声が再び鼓ＩＩＱ測に反射されて
聴取されないようにしたものである。

Ｃ８従来の技術 人の耳介にスピーカユニット等を装着するようにしたイ
ードボン装置、ヘッドボン装置等の音響再生装置は従来
から種々のものが従業されている。

この従来の音響再生装置では、例えばイヤホン装置にお
いて使用者が音声を間き取る場合、上記スピーカユニッ
トから再生される音が−（−１＝ボン筐体、外耳道を通
り鼓膜に達し、鼓）模を振動させることによりヰ・Ｌ１
取される。

Ｄ０発明が］Ｗ決しようとする問題点 ところで、上記イヤホン装置等では、上述の如く鼓膜に
達した音は、この鼓膜によって反射され今度は耳道より
外へ出ようとする。しかし、従来のイヤホン’ｕｔａ等
は、外耳道を被うようにしてイヤボン筐体が耳介に装着
されるため、この外へ出ようとする音はイヤホン筐体や
その内部のスピーカユニットで反射されて再び鼓膜に向
かって外耳道に再入射されることになる。

従って、上記従来のイードホン装置にあっては、スピー
カユニットから鼓膜へ直接入射された音と一度鼓膜で反
射され再び一イー１−ボン筐体又はスピーカユニットで
反射された音とを聴取することとなる。この二つ音の時
間間隔が数百μｓｅｃ以下のときには聴感上頭内定位現
象や圧迫感となって作用するため、良好な再生音として
聴取できない。

そこで、鼓膜により反射される音が、（−１−；ｈン筺
体等により再び反射されることを防止するため、イヤホ
ン筐体の反射を少なくなるよ・うに耳介の外耳道に対向
して設けられているスピーカの振動板の中心部をくりぬ
き同辺部のみから音を発する構造としたイ・トホン装置
が考案されている。

しかし、外耳道より音源側を見た場合、この外耳道の入
り目部分において音響インピーダンスが外耳道内のイン
ピーダンスと異なっているために、やはりイヤボン筐体
と外耳道の入り目部分との間で反則を生じ、反射波が鼓
膜へ戻って行くことが生ずる。このため、イヤポン受聴
時特有のゴ１内に音像が定位してしまうという現象を十
分に防止できないでいた。

さらに、上記イヤホン筐体等による反射を逆フィルタの
技術で取り除こうとするものもある。

しかし、この逆フィルタによる技術は、受聴者によって
鼓膜のインピーダンスが異なるため、使用者個人毎に逆
フィルタを設計する必要性があり汎用性に乏しく実用的
でないという問題がある。

そこで、本発明は、外耳道の入り口より音源側を見込ん
だときに音源側のイヤホン筐体やスピーカユニットによ
る反射や外耳道入り目部分におりるインピーダンスの変
化による反射を生じないようにした音響再生装置を提供
することを目的とする。

Ｅ６課題を解決するための手段 本発明に係る音響再生装置は、上記課題を達成するため
、外耳道と略同一の内径に形成された音響上・と、音響
管の一側に放音面を管内方に臨まされて取付けられるス
ピーカユニットとからなり、−り記音言置は、その−Ｅ
側が耳介装着部となされ、他ａ；１１側は音声の無反射
端とされることを特徴とするものである。

Ｆ９作用 本発明は、音響管の内径が外耳道と略同一にされている
ため、鼓膜によって反射された音が外耳道から外耳道外
に出て上記音響管内に入射されたときにも音響インピー
ダンスが変化しない、また、上記音響管の他端側は１１
４反射端とされているため、耳道外に出てこの音響管内
に入射された音がこの音響管の他端側で再び鼓膜に向か
って反射されることがない。

Ｇ、実施例 以下、本発明の好適な実施例を図面を参照しながら説明
する。

先ず、本発明をイヤホン装置として用いた場合を第１図
を参照しながら説明する。

本発明に係るイヤホン装置は、音π７；１と、この音響
管１の管内方に放音面２ａを臨まされて取付けられるス
ピーカユニット２を主だＺ）　構成要、１．３として構
成される。

上記音響管１は外耳道Ａの内径Ｗ（１と：型間−の内径
Ｗに形成されている。この音響管ｌはイードホン筐体と
なるものであって、均一な内ＩＹＷを存する長尺な管状
体として構成される。この八−３管ｌの管内は音道とし
て作用するものであって、上述のように音響管１の内径
Ｗを外耳道への内（モＷＯと略丁司−の１冬とするのは
、この音〜ｌ：！管１の５覧しインピーダンスを外耳道
への音ロインピーダンスと略同一とするためである。

このように音℃！管１のインピーダンスを外耳道へのイ
ンピーダンスと略同一にすれば、鼓膜Ｂにより反射され
た音が外耳道への入り口Ｃから外に出たとき生ずる一イ
ンピーダンスの変化による音の反射を防止でき、再び外
耳４ｋに音が再入射されることを防止することができる
。従って、この音響管１の内径Ｗは、はぼ人の外耳道Ａ
の平均内径と同一にすればよい。すなわち、はぼ大人の
外耳道Ａの内径ＷＯの平均値は、約７．５　＊＊といわ
れている。そこで、この音響管１の内径Ｗを６１―〜９
膳鴫に設定すれば音響管１と外耳道入り口Ｃの断面積の
差を小さく抑えられ、反射を無くすことができ定在波の
発生を防止して鼓膜Ｂへ反射音を到達させることなく良
好な音響特性を得ることができる。

そして、この音響管１の−・側に放音面２ａが管内方に
臨むようにスピーカユニット２を取付ける。

このスピーカユニット２は音響管１のインピーダンスを
乱さぬように音響”Ｓ’　１の内径■・を可変しないよ
うに取付けることが好ましい。

すなわち、この音響管１にスピーカユニット２を取付け
る手段として、第２図に示すように音響管ｌの断面Ｃｊ
ｓがスピーカ取付は部３で断面積ＳＬに可変すると、こ
のスピーカ取付は部３で反射を生じてしまい、このスピ
ーカ取付は部３と鼓膜Ｂとの間に定在波を起こし、音に
インピーダンスを劣化さ・Ｕ′でしまうことになる。

そこで、この音響管ｌに取付けられるスピーカユニット
２は、第３図に示すように音響管ｌの側面に平行に取付
け、音響管１の断面積Ｓがこのスピーカ取付は部３の断
面積Ｓ２が断面積Ｓと略同一となるようにすることが好
ましい。

次に、上記音響！管Ｉは、その一端側が外耳道への入り
口Ｃに装着可能とするための耳介装着部材４が取付けら
れている。この耳介装着部材４は可撓性を有する合成樹
脂又はゴム材等により構成され耳介りへの装着感の向上
を図っている。なお、この装着部材４の内径Ｗ１も音響
管ｌの内径Ｗと同一となるように設けられており、音響
管内における音ゲインピーダンスの特性を変化させない
ようになされている。

一方、この音響管１の他端側は音声の無反射端とされて
いる。すなわち、この合口管１は外耳道への入り口Ｃに
装着される側と反対の端が開放されるとともに、音響管
長がある程度長くされている。

このように音響管１を同一内径Ｗである程度長尺とし、
その終ａ１；１を開放することにより、他端側に伝達さ
れた音声を減衰せしめ、この音響管１の他端側で反射が
生ずることを防止することができる。そして、たとえ多
少の反射が生じても反射音の時間遅れを数百μｓｃｃ以
上として頭内定位現象が生じないようにすることができ
る。すなわち、外耳道へ側から上記音響管側を臨むと外
耳道Ａの音響インピーダンスで上記音響管の他αｊ：１
側が終端されていることになり、原理的に終端での反射
が生じないこととなる。

従って、鼓膜Ｂで反射された音が再びイヤホン装置側で
反射されて鼓膜Ｂ側に再入射されることがない。よって
、イヤホン受聴特待をの頭内に音像が定位してしまう現
象を生じさせないことができる。

上記例においては、本発明に係る合口再生装置をモノラ
ルタイプとして片耳側に装着するイヤホン装置として説
明した。

しかし、本発明に係る音響再生装置は、上記例に限定さ
れることなく、例えば、上記・イヤホン装置を二つ用い
ることによりステレオタ・ｆブのヘッドホン装置として
用いることもできる。

この場合を第４図に基づいて説明すると、先ず、音ツイ
ンピーダンスに形ｉＺを与えない範囲で音響管１を屈曲
し、それぞれの装着部材４が耳這入り口Ｃと対向するよ
うに二つの音響管１．１を連結部材５により連結する。

そして、この二つの音響管１．１をヘアバンドとして頭
部Ｅに掛は渡すことによりステレオタイプのヘッドホン
装置として用いることができる。なお、このとき上記音
響管ｌの耳介りへの装着部材４をやや開きかげんにして
頭部Ｅに装着するようにすれば、この装着部４が外耳道
Ａの入り口Ｃに両側から押しつりられて装着されること
となり、この装着部材４が耳介Ｄから外れることを防止
でき良好な装着を行うことができる。

＋１．発明の効果 本発明によれば、音■管の内径が外耳道と諮問−にされ
ているため、鼓膜によって反射された音が外耳道から外
耳道外に出たときのインピーダンスを変化しないように
することができる。

また、上記音響管の他端側は無反射端とされているため
、外耳道外に出た台が再び鼓膜側に反射されることがな
い。

従って、本発明は、外耳道の入り口より音源側を見込ん
だときに音源側のイヤホン筐体及び耳介からの反射を生
じないようにすることができ、受聴時における聴感上の
頭内定位現象や圧迫感を防止することができる。

しかも、本発明によれば、受聴者の鼓膜のインピーダン
スが相違に影Ｈされることなく汎用性を有した音響再生
装置を提供することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明に係る音響再生装置をイヤホン装置とし
て用いた場合の一実施例を示す概略的な断面図である。 第２図は上記イ・１／ホン装置のスピーカ取付は部を示
す拡大断面図であり、第３図はその他の実施例を示す拡
大断面図である。 第４図は本発明に係る音響再生装置をヘッドボン装にと
して用いた場合の一実施例を示す斜視図である。 １・・・音響管 ２・・・スピーカユニット ３・・・スピーカ取付は部 ４・・・装着部材

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 　外耳道と略同一の内径に形成された音響管と、音響管
   の一側に放音面を管内方に臨まされて取付けられるスピ
   ーカユニットとからなり、 上記音響管は、その一端側が耳介装着部となされ、他端
   側は音声の無反射端とされることを特徴とする音響再生
   装置。