JPH0285994A - 光電式煙感知器の機能検査装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、光電式煙感知器の機能検査装置に関するら
のである。

光電式煙感知器（以下感知器という）は、発光素子の投
光面と受光素子の受光面の汚れにより失報を生じ、又、
煙検出用暗箱壁面の汚れにより誤報を生じたりする。そ
こで、法令上定期的に感知器の機能を点検することが義
務づけられている。

従来、この種の装置として、常時発光する第１光源と、
該第１光源の光線が直接入射しない位置に設けた第１受
光素子と、前記第１光源の光軸上に設けた第２受光素子
と、前記第１受光素子の受光軸上に設け、かつ、火災受
信機からの制Ｄｊ［号と前記第２受光素子の受光出力と
の一致により発光する第２光源からなり、該第２光源か
らの光線を前記第１受光素子に直接入射させて動作試験
を行う装置が提案されている。

（特開昭５０−１１９６８８号参照） しかし、■この装置では、第２光源は、第２受光素子が
受光出力を生じ、かつ受信機が制御信号を受信した時に
のみ発光して試験を行うもので、常時Ｉｌ！能を監視し
ていない、■しかも、この際の第２発光素子の発光量は
、第２受光素子の受光出力によって変化せず、常に一定
の発光量である。又、■この装置は、単に感知器が動作
するか否かの試験を行うだけで感知器の感度を知ること
はできない。

感知器の感度が正常でないと、火災でもないのに火災を
感知したり（誤報）、逆に火災なのに火災を感知しなか
ったり（失報）するので、感知器としては致命的な欠陥
となる。

本発明は、上記の点に鑑み、■感知器の機能を常時監視
し、感知器が動作するか否かの試験を行い、又、■感知
器の感度が正常範囲にあるか否かを試験する機能検査装
置を提供することを目的とする。池の目的は、■感知器
の設置場所まで出かけることなく受信機などの遠隔操作
により感知器の機能検査を行うことである。

本発明は、煙検出用発光素子を有する煙検出用発光回路
と、前記煙検出用発光素子からの光の煙による散乱光を
受光する煙検出用受光素子を有する受光回路と、前記受
光回路の受光出力が火災判別レベルを越えているか否か
を判別する火災判別手段と、前記受光回路の受光出力が
、正常レベル範囲内にあるか否かを判別する機能判別手
段と、前記煙検出用受光素子が直接受光できるように配
置され、検査結果返送時に前記受光回路の受光出力が前
記火災判別レベルを越えるように前記煙検出用発光素子
と同期して発光する検査用発光素子を有する検査用発光
手段と、Ｈ記機能判別手段の判別結果と前記検査用発光
手段の発光による火災判別手段の出力信号とにより、正
常異常を示す信号を受信機等に送出する信号送出手段と
、を有することを特徴とする散乱光式煙感知器の８！能
検査装置である。

以下、本発明の実施例を添付図面により説明する。

第１図において６は発光回路、１は煙検出用発光素子で
、該発光素子１は遮光板３により直接煙検出用受光素子
２に入らないようにする。

煙検出用受光素子２の受光出力は、電気信号に変換後、
受光増幅回路１２で増幅され、比較器１３〜１７に入力
する。１３は火災状悪を検出する火災検出比較器、１４
は誤報を生じる誤報警戒状態を検出する誤報警戒比較器
、１５は誤報を生じやすくなっている誤報注意状態を検
出する誤報注意比較器、１６は失報を生じやすくなって
いる失報注意状態を検出する失報注意比較器、１７は失
報を生じる失報警戒状態を検出する失報警戒比較器で、
各々感知器の状態に応じた閾値が設定されている。比較
器１３．１５および１６は感知器の８！能が正常か否か
を判別するｖ１能判別回路２１に接続し、該回路２１の
判別出力は伏皿信号により保持回路２２により保持され
る。この判別出力は、信号発生回路２３を制御し、状態
信号を発生させる比較器１３．１４及び１７はゲート制
御信号発生回路１８に接続し、該回路１８の判別出力は
ゲート制御信号保持回路１９により保持される。

２０は信号用ゲート回路で、この回路２０を開くと感知
器機能状態信号が、信号出力回路２４を介して図示しな
い受信機に送出される。

５は煙検出用発光素子１の光を直接受光する監視用受光
素子で、この受光出力は、受光増幅回路７で増幅された
後、発光用ゲート回路８に入力する。このゲート回路８
に検出−検査切替回路１１及び発光量調節回路９が接続
されており、該回路９の出力が発光回路１０に入ると、
監視用受光素子５の受光出力に応じた光出力で検査用発
光素子４が発光する。

検査用発光素子４と監視用受光素子５との間に遮光板３
を設け、発光素子４の光を直接受光しないようにする。

図示しない受信機から呼出信号が送出されると、信号受
信回路２５が受信し、受信信号判別回路２６により呼出
信号と判別され、受信機からの復旧信号を受信するまで
呼出信号保持回路２７に１言号を保持する。第２図は第
１図の回路図であるが、以下これらの図面により実施例
の作動を説明する。

監視用受光素子５フオトトランジシスタＴ６は、煙検出
用発光素子Ｉ　ＬＥＤ＋の光・出力を受光し、かつ、発
光用ゲート回路８のトランジスタＴ８がＯＮしている時
、検査用発光素子４ＬＥＤ２に受光出力に応じた電流を
与え、検査用発光素子４ＬＥＤ２を受光出力に応じて発
光させる。

一方、発光用ゲート回路８のトランジスタＴ８は、煙検
出用発光素子Ｉ　ＬＥＤ＋の駆動用フロックを受けたＴ
型フリップフロップＩＣ＋６（検出−検査切替回路１１
）の出力により０Ｎ１０ＦＦ制御される。

このため、検査用発光素子４　Ｌ　Ｅ　Ｄ　２は、第３
図のタイムチャーｌ−に示す様に、煙検出用発光素子Ｉ
　ＬＥＤ、の２倍の周期で発光する。

ここで、煙検出用発光素子Ｉ　ＬＥＤ＋　と検査用発光
素子４ＬＥＤ２が共に発光している時を検査状Ｒ（第３
図１）とし、煙検出用発光素子ＩＬＥＤＩのみが発光し
ている時を煙検出状悪く第３図２）として、各々の場合
における煙検出用受光素子２太陽電池ＳＢ出力を反転増
幅して得られる受光増幅回路１２　Ｉ　Ｃｓ。出力を比
較器　１３〜１７ＩＣ３５〜ＩＣ，、及びトランジスタ
　Ｔ１４〜Ｔ１ｏでレベル判別し、感知器状態を判別す
る。

感知器機能の判別は、検査状態時の受光増幅回路１２Ｉ
Ｃｓｏ出力が、失報注意比較器と誤報警戒比較器の閾値
の間にある場合を正常とし、その他の場合を異常とする
。

次に、感知器の監視時及び火災時における受信機への信
号伝達について述べる。

監視時において、受信機から感知器へ呼出信号が伝達さ
れると、信号受信回路２５により受ｆ言され、受信信号
判別回路２６トランジスタＴ２により呼出信号と判別さ
れ、トランジスタＴ、が受信機から復旧信号を受信する
まで呼出信号保持回路２７ＩＣ２０に保持される。

呼出信号保持回路２７ＩＣ２０主力は、機能判別回路２
１及び状態信号保持回路２２Ｄ型フリツプフロツ１１Ｃ
Ｉ□に呼出信号が受信されたことを知らしめ、呼出信号
が受信される直前の感知器状悪信号を状７ｉ！信号保持
回路２２ＩＣ，２に保持すると共に、発光量調節回路９
のトランジスタＴ７を０ＦＦＬ、検査状態時に、それま
で抵抗ＲＡに分流していた電流を遮断することにより、
検査用発光素子４　Ｌ　Ｅ　Ｄ　２の発光電流を増加さ
せ、火災検出比較器１３１Ｃ３ｓを反転させて、信号用
ゲート回路２０ＩＣ，、を開さ、その時の感知器機能状
態信号（信号発生回路２３で発生するｆ７２°、ｆ／２
”−ｒ　−ｆ／２”２の信号）を信号出力回路２４トラ
ンジスタＴ４から受信機へ送出する。

この時、受信機へ送出される信号ｆ／２″ならば感知器
機能は正常状悪であり、（／２ａ−１ならば異常状態で
ある。上記操作により光学系だけでなく、信号送出に係
る回路の機能検査を併せて行うことができる。

受信機からの呼出信号がない場合でも、検査状態時での
煙検出用受光素子２３Ｂ出力が定常値よりも大巾に減少
又は増加することにより、失報警戒状態、又は誤報警戒
状態となると、失報警戒比較器１７ＩＣ１１又は、誤報
警戒比較器１４ＩＣ３４が反転し、ゲート制御信号発生
回路１８ＩＣ２）の信号が出力され、ゲート制御１言号
保持回路１９１Ｃ１４に保持された後、信号用ゲート回
路２０１Ｃ＋ｓを開き、信号発生回路２３からの異常信
号ｆ　／　２　ａ−１を信号出力回路２４から受信機へ
送出する。

火災時において図示しない検煙室内に煙が侵入すると、
煙検出用発光素子Ｉ　ＬＥＤ、の光は煙に当たって散乱
し、煙検出状悪での煙検出用受光素子２３Ｂ出力が増加
して、火災検出比較器１３ＩＣ３，が反転すると、受信
機からの呼出信号の有無にかかわらず信号用ゲート回路
２０ｒｃ、、を開き、火災信号ｆ　／　２　’−２を受
信機へ送出する。

受信機は火災信号受信後、必要に応じて復旧信号を感知
器へ伝達し、感知器動作を復旧させる。　なお、第２図
中、ＤＢは感知器を無極性化するためのダイオードブリ
ッジであり、ＡＤは同一線路中に多数の感知器が接続さ
れている場合に、いずれの感知器の信号かを識別するた
めの変調用アドレス信号発生回路で、感知器毎に周波数
を異ならせる。

本発明は、以上のように構成されいるので、感知器の機
能を常時監視し、感知器が動作するか否かの試験を行う
ことができる。

又、煙検出用受光素子の受光出力により、感知器機能状
態を詳細に知ることができ、致命的トラブルに発展しか
ねない機能異常が発生した場合でも、随時異常を検出で
き、その都度異常信号を受信機へ伝達するので上記トラ
ブルを事前に防止できる。

更に、受信機からの遠隔操作により感知器機能状態を認
識できることや、煙を用いた感知器機能検査方法とほぼ
同等の検査結果が得られることも特徴としてあげること
ができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例のブロック図、第２図は第１図
の回路図、第３図は本発明の実施例のタイムチャートで
ある。

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）煙検出用発光素子を有する煙検出用発光回路と、
   前記煙検出用発光素子からの光の煙による散乱光を受光
   する煙検出用受光素子を有する受光回路と、前記受光回
   路の受光出力が火災判別レベルを越えているか否かを判
   別する火災判別手段と、前記受光回路の受光出力が、正
   常レベル範囲内にあるか否かを判別する機能判別手段と
   、前記煙検出用受光素子が直接受光できるように配置さ
   れ、検査結果返送時に前記受光回路の受光出力が前記火
   災判別レベルを越えるように前記煙検出用発光素子と同
   期して発光する検査用発光素子を有する検査用発光手段
   と、前記機能判別手段の判別結果と前記検査用発光手段
   の発光による火災判別手段の出力信号とにより、正常異
   常を示す信号を受信機等に送出する信号送出手段と、を
   有することを特徴とする散乱光式煙感知器の機能検査装
   置。
2. （２）信号送出手段は、受信機等から試験信号を受信し
   た時に、正常異常を示す信号を送出するものであること
   を特徴とする特許請求の範囲第１項記載の散乱光式煙感
   知器の機能検査装置。