JPH0285454A - 軒樋支持具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、軒樋を軒先に取り付ける軒樋支持具に関する
。

（従来の技術） 従来、軒樋の美観性を重視する軒樋支持具としては、例
えば、実開昭６２−３８３３２号に記載されているよう
なものが公知であった。

前記軒樋支持具は、被固定面に沿って取付けられる取付
杆と、軒樋を支持する支持腕杆とで構成されており、該
支持腕杆の先端に立ち上げられている支持片とバネ板と
が、軒樋の前耳部の肉厚と略等しい間隙を介して、略同
じ高さに設けられたものであった。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、このような従来の軒樋支持具にあっては
、支持片とバネ板の間隙が、軒樋の肉厚程の僅かなもの
である為に、前耳部の係止片をその間隙に押し込む作業
は、間隙と係止片との位置関係を確認しながらの目視作
業でなければ困難で、軒樋の取付位置が目の届かない高
所である場合に、この作業を手探りで行うのは極めて困
難であった。

（課題を解決するための手段） 本発明軒樋支持具は、上記の欠点を解消し、軒樋の支持
強度が高いと共に、取付作業が容易で、軒樋の美観を損
なわない外観的にも優れた軒樋支持具を提供することを
目的としてなされたものであって、その要旨は、被固定
面に沿って取付けられる取付杆と、該取付杆の前方に突
設されている支持腕杆とを備え、該支持腕杆の前端に支
持片が立ち上げられ、該支持片の後方に筒状端を有する
ハネ板が支持片と略同じ高さに立設されていることを特
徴とする軒樋支持具に存する。

（作用） 本発明に於いては、支持腕杆の前端に支持片が立ち上げ
られ、該支持片の後方に筒状端を有するバネ板が支持片
と略同し高さに立設されているので、軒樋の前耳部の取
付に当たっては、軒樋の前耳部の上面でバネ板を後方に
押し、前耳部の先端を支持片に係止させた後、軒樋を前
耳部を軸にして下方に回転させれば、支持片は前耳部の
溝部に嵌着される。取付状態に於いては、バネ板の筒状
端が前耳部を上方から押圧するので、前耳部はこのハネ
板によって上下及び前後への移動を同時に規制される。

ハネ板の筒状端は、軒樋の前耳部を滑らかに誘導し、然
も端部の強度を増す。

（実施例） 以下、本発明の実施例を図面を参照しながら説明する。

本実施例で使用される硬質塩化ビニル樹脂を押出成形し
てなる軒樋１は、第１図に示すように、平坦な底壁１１
の両側に稍外方に傾斜して前側壁１２、後側壁１３が立
設されている。前側壁１２は、後側壁１３よりも高く形
成されており、夫々の上端には前耳部１４と後耳部１５
が外方に突設されている。前耳部１４は、内方に開口す
る鉤溝形断面に形成されており、溝部１６内面の隅角部
は円弧状となされている。１７は前耳部の内側に形成さ
れた係止片、１８は内角部である。

後耳部１５は、断面略矩形状の中空体となされている。

本実施例のステンレススチール製軒樋支持具２は、第１
図に示すように、被固定面に沿って取付けられる取付杆
２１と、該取付杆２１の前方に突設されている支持腕杆
２２とで構成されている。

取付杆２１は、垂直板部２１１とその上端部から前方に
折曲された水平板部２１２を備えており、該−３＝ 垂直板部２１１の前面にはバネ板３が斜め上方に突設さ
れている。

支持腕杆２２は、前後に延在する水平部２２１と、該水
平部２２１の前端から斜め上方に延設された傾斜部２２
２と、該傾斜部２２２の前端から前方へ延設された天板
部２２３とで構成され、該天板部２２３の前端には、支
持片２２４が垂直に立設されている。

又、天板部２２３上の支持片２２４の後方にバネ板４が
固定されている。バネ板４は、前傾状態で立ち上げられ
た傾斜片４１と、筒状端４２とを備えており、傾斜片４
１は、支持片２２４と略同じ高さに形成され、前耳部１
４を支持片２２４に嵌着させた際に、前耳部１４の内角
部１８を筒状端４２が上方より押圧するようなされてい
る。

支持腕杆２２の後端２２５は、前記取付杆２１に固定さ
れたハネ板３と対向する近接位置迄、後方に延設されて
いる。

次に、実施例の作用を説明する。

軒樋支持具２を用いて軒樋１を支持するに当たっては、
先ず軒樋支持具２を、取付杆２１で釘打ち等の手段によ
り、被固定面に固定する。尚、軒樋支持具２は、被固定
面に対し一定間隔を置いて複数個固定される。

次に、軒樋１を軒樋支持具２に取付ける。

先ず、軒樋１を横転させて前耳部１４の上面でバネ板４
の筒状端４２を後方に押し、前耳部１４の係止片１７を
支持片２２４に係止させた後、前耳部３を軸にして下方
に回転させ、前耳部１４を支持片２２４に嵌着させる。

前耳部１４の溝部１６内面の隅角部は円弧状となされて
いるので、軒樋１を回転させることによる支持片２２４
への嵌着は、スムーズに行われる。

又、軒樋１の弾力によって軒樋支持具２の支持片２２４
上端が前耳部１４の溝部１６天井壁に当たる音が発せら
れるので、目視しなくても、取付を確認出来る。

後耳部１５は、前耳部１４の取付後、後耳部１５の上面
でバネ板３を押し上げて、バネ板３に保持させる。

即ち、軒樋１の前耳部１４は、支持片２２４によって荷
重が受けられていると共に、バネ板４によって前後及び
上下方向へのガタッキと浮き上りが防止されている。

一方後耳部１４は、支持腕杆２２の後端２２５とバネ板
３との間に下方から押し込まれ、ハネ板３によって荷重
が受けられると共に、脱落が防止されている。

（発明の効果） 本発明軒樋支持具は、畝上の通り構成されているので、
構造が簡単で製造費が安価で済み、施工が容易でありな
がら、軒樋の支持強度を向上させることが出来、然も、
軒樋の外面に露出しないので、（ハネ板の先端も殆ど外
面露出しないので、）美観が優れているという効果を得
ることが出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の使用状態を示すを示す側
面図である。 ２　軒樋支持具、４−ハネ板、 ２１−取付杆、２２−支持腕杆、 ４２−筒状端、２２４−支持片、

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、被固定面に沿って取付けられる取付杆と、該取付杆
   の前方に突設されている支持腕杆とを備え、該支持腕杆
   の前端に支持片が立ち上げられ、該支持片の後方に筒状
   端を有するバネ板が支持片と略同じ高さに立設されてい
   ることを特徴とする軒樋支持具。