JPH0285219A - シクロブチルベンゼン誘導体および該誘導体からなる液晶添加剤 - Google Patents

シクロブチルベンゼン誘導体および該誘導体からなる液晶添加剤

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JPH0285219A
JPH0285219A JP63236569A JP23656988A JPH0285219A JP H0285219 A JPH0285219 A JP H0285219A JP 63236569 A JP63236569 A JP 63236569A JP 23656988 A JP23656988 A JP 23656988A JP H0285219 A JPH0285219 A JP H0285219A
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JP
Japan
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liquid crystal
formula
compound expressed
compound
alkyl group
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Pending
Application number
JP63236569A
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English (en)
Inventor
Yasuhiro Enoki
榎 康博
Kazunori Kikuchi
菊地 一徳
Kazuhisa Toriyama
鳥山 和久
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
SANKYO KAGAKU KK
Hitachi Ltd
Original Assignee
SANKYO KAGAKU KK
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野] 本発明は、電気光学的表示材料として有用な新規なネマ
チック液晶類似化合物、特にシクロブチルベンゼン誘導
体に関するものである。
〔従来の技術〕
液晶表示素子の代表的なものの一つにエム・シャット(
M、 5chad t)等〔アプライド フィジックス
 レターズ(Applied Physics Let
ters)、  18127〜128 (1971)]
によって提案された電界効果型液晶表示素子(フィール
ド・エフェクト・モード・セル)がある。この電界効果
型液晶表示素子は、平行に配設された2枚の透明電極板
を有し、この電極板の間に正の誘電率異方性を有するネ
マチック液晶物質が充填され、液晶分子の長軸は電極板
に対してほぼ平行で、かつ電極板間で一定角度ねじれた
螺旋状配列を形成している。
この螺旋状配列は入射光に対して一定の旋光能をもって
いる。電極板に電圧を印加すると、液晶分子の長袖が電
極板に対し垂直に配列するので旋光能は消失する。この
旋光能の変化は、偏光板により液晶表示素子の光学的透
過度の変化に変換される。このように、電界効果型液晶
表示素子に用いられるネマチック液晶材料は誘電率異方
性の正のものでなければならず、強い正の誘電率異方性
の単体液晶又は液晶混合物が用いられている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
電界効果型液晶表示素子として用いられた場合の高速応
答や高時分割駆動可能な特性を混合系液晶に付与する方
法としては、混合系の母体として、あるいは添加剤とし
て誘電率異方性が負か比較的小さい正の液晶又は液晶類
似体(以下Nn型と称す)を使用することが有効である
が、相溶性の点から組合せに制約があった。
本発明は、ネマチック液晶との相溶性が良く、液晶物質
への添加剤あるいは液晶物質の溶媒として有用な新規物
質を提供することを目的とする。
〔問題点を解決するための手段] 上記問題点は一般式 (式中、R,は炭素原子数1〜6の直鎖状アルキル基を
表わし、R2は水素原子、又は炭素原子数1〜3の直鎖
状アルキル基を表わす)で示されるシクロブチルベンゼ
ン誘導体を表示素子用液晶材料への添加剤あるいは液晶
材料の溶剤として使用することにより解決される。
〔作 用〕
(式中、R8およびR2は前記定義に同じ)で示される
シクロブチルベンゼン誘導体は、液晶へ添加した場合、
混合系の液晶温度範囲の上限を低下させることが少なく
、かつ混合系の粘度を低下させる作用を有する。
さらに、ネマチック液晶との相溶性が大であるなどの特
性を有するため、液晶材料の特性改善に著しい効果を有
する。
(実施例) 本発明の一般式 (式中、R1は炭素原子数1〜6の直鎖状アルキル基を
表し、R2は水素原子、又は炭素原子数1〜3の直鎖状
アルキル基を表す)で表されるシクロブチルベンゼン誘
導体の製造方法の一実施例によれば、式(1)の化合物
は次の反応工程により製造される。
(式中、R8及びR2はそれぞれ前記した基と同一であ
る) 即ち一般式(I[)で表されるp−(4−1−ランス−
アルキルシクロヘキシル)ブロモベンゼンと金属マグネ
シウムから得られたGrignard化合物と、一般式
(I[[)で表される3−アルキルシクロブタノンとを
反応させ、一般式(IV)で表されるp−(4−)ラン
ス−アルキルシクロヘキシル)−3′−アルキル−1′
−ヒドロキシシクロブチルベンゼンを得る。反応溶媒と
してはGrignard反応に一般的に使用される有機
溶媒が使用できる。
反応温度は0°Cから使用した有機溶媒の沸点の間で選
ぶことができる。反応終了後、常法により処理し、カラ
ム精製して化合物(IV)を得ることができる。
次に化合物(TV)を加熱脱水して、中間体であるp−
(4−トランス−アルキルシクロヘキシル)−3′−ア
ルキル−1′−シクロブテニルベンゼンと、これを単離
することなく還元し、一般式(1)で表されるp−(4
−)ランス−アルキルシクロヘキシル)−3′ −アル
キルシクロブチルベンゼンを得る。脱水反応溶媒として
は、ジメチルスルホキシドやジメチルホルムアミドなど
が使用できる。反応は、窒素雰囲気下で行い、生成する
中間体のビニル基が重合しない様にハイドロキノンなど
の重合禁止剤を加えるのが好ましい。
反応温度は120〜180℃、特に140〜160°C
が好ましい。反応時間は1〜4時間、特に1〜2時間が
好ましい。反応終了後、水を加え適当な溶媒で抽出し、
そのまま還元工程に使用することができる。還元反応は
適当な有機溶媒中で、一般の還元法により行われる。例
えば、触媒と水素による還元反応や、アルカリ金属、水
素化アルカリによる還元法などが使用できる。反応終了
後、常法により処理し、化合物(1)を得ることができ
る。
次に、具体的な合成例を説明する。
合成例1 う素0.2 mg、を加え、これにp−(4−)ランス
−n−プロピルシクロヘキシル)プロモヘンゼン19.
6g(70ミリモル)とエーテル50m1の混合物を滴
下して、反応させた。反応液に、シクロブタノン4.9
g(70ミリモル)の乾燥エーテル50m1の溶媒を滴
下し、還流下、2時間反応後、室温で一夜放置した。水
60m1と稀硫酸10m1を加え、有機層を分液、溶媒
を留去した後、カラム精製して白色の結晶13.9g、
(収率73.9%)を得た。融点は44.6〜51.5
°Cであった。
元素分析値 実測値 C84,01%、H10,42%
理論値 CB3.77%、 1110.36%(CI9
11!IlO,MW: 272.43)合成例2 金属マグネシウム1.68g(69ミリモル)を乾燥し
、窒素雰囲気下、乾燥エーテル3.5 mflとよp−
(4−トランス−n−プロピルシクロヘキシル)−1’
−ヒドロキシシクロブチルベンゼン3.35g(12,
3ミリモル)とヒドロキノン0.8g  (7,3ミリ
モル)をジメチルスルホキシド17m1と混合し、窒素
雰囲気下160 ”C21,5時間反応した。冷却後、
水17m1を加え、エーテル30m!で抽出した。中間
体であるp−(4−トランス−n−プロピルシクロヘキ
シル)−1’ −シクロブチルベンゼンを含む溶液、ぼ
う硝乾燥後、エタノール100 mlと5%−パラジウ
ム−カーボン1.5gを加え、水素圧3kg、/c苗で
25°C12時間接触還元した。触媒をろ別し、溶媒を
留去した後、HPLC精製して白色結晶1.2g(収率
63.5%)を得た。融点25.1〜25.3°Cであ
った。
元素分析値 実測値 C89,01%、 811.01
%理論値 C88,99%、 H11,01%(C+q
llzs 、  MW: 256.44)NMRデータ
 r: 0.8〜2.5  (23H,m、アルキルお
よびシクロブチル−It) 3.5(1)1.m、 l−シクロブチル−H)7.1
5(48,s、Ph−It) II?データ Vmax: 2930cm (c  H
)1520cm (HC=CI+) 次に、本発明による一般式(1)の液晶類似化金物を液
晶表示用材料に使用した場合にもたらされる優れた効果
について説明する。
一般式(1)の分子構造をもつ化合物はネマチック液晶
との相溶性が大であるので、比較的誘電率異方性の大き
な他の液晶に添加して、混合液晶系の特性を改善するこ
とができる。しかも混合系の液晶温度範囲の上限を低下
させることが少なく、さらに混合系の粘性を低下させる
作用効果を有する。
次に液晶表示素子に本発明による化合物を使用した具体
的実施例を説明する。
実施例 下記に示した組成をなす代表的なネマチック液晶組成物
を母体とし、本発明になる化合物の一実施例である。p
−(4−トランス−n−プロピルシクロヘキシル)シク
ロブチルベンゼンを総重量の5〜17重量%の範囲で下
記の母体液晶組成物に添加したものの、ネマチック液晶
−液体転移温度を測定したところ、第1図の結果が得ら
れた。
比較のため従来から広く用いられている液晶類似物Wp
−(4−トランスルn−プロピルシクロヘキシル)エチ
ルベンゼン(PCI−32)の上記母体への添加による
転移温度の測定値をも示した。
母体液晶組成物 従来から用いられてきたp−(4−t−ランスn−プロ
ピルヘキシル)エチルベンゼン(PCH32)など既存
のすぐれた添加剤に比べてもネマチック液晶−液体転移
温度の低下の割合が少ないことが判る。また本発明によ
る物質は、混合系液晶に添加した場合、その粘度を低下
させる効果を有している。その−例を第1表に示す。す
なわち10重量%から20重量%程度の添加により混合
液晶系の粘度を低下させ得ることがわかる。
第   1   表 又第1表から本物質の粘性はL3cp (室温)程度と
外挿法によって推算される。
本発明による一般式(1)の化合物は、直線的分子構造
を取ることが分光的(NMR)によって認められ、また
その物性は低粘度でがっ、直線状分子から成るネマチッ
ク液晶との相溶性が良い。
すなわち液晶への添加剤や液晶の溶媒剤として有用であ
る。
〔発明の効果〕
本発明の化合物は、ネマチック液晶との相溶性が良く、
ネマチック液晶混合系に添加された場合ネマチック液晶
−液体転移温度を低下させることが少なく、かつネマチ
ック液晶混合系の粘度を低下させる作用効果を有するな
どの優れた特性を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、ネマチック液晶組成物に対する本発明の一実
施例の化合物の添加量とネマチック液晶−液体転移温度
との関係を示すグラフである。 第  1 図 添ha量(1量2)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は炭素原子数1〜6の直鎖状アルキル基
    を表わし、R_2は水素原子または炭素原子数1〜3の
    直鎖状アルキル基を表わす) で示されるシクロブチルベンゼン誘導体。 2)一般式 ▲数式、化学式、表等があります▼( I ) (式中、R_1は炭素原子数1〜6の直鎖状アルキル基
    を表わし、R_2は水素原子または炭素原子数1〜3の
    直鎖状アルキル基を表わす) で示されるシクロブチルベンゼン誘導体よりなる液晶添
    加剤。
JP63236569A 1988-09-22 1988-09-22 シクロブチルベンゼン誘導体および該誘導体からなる液晶添加剤 Pending JPH0285219A (ja)

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JP63236569A JPH0285219A (ja) 1988-09-22 1988-09-22 シクロブチルベンゼン誘導体および該誘導体からなる液晶添加剤

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10584051B2 (en) 2017-02-22 2020-03-10 Air Products And Chemicals, Inc. Double-staged oxy-fuel burner

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US10584051B2 (en) 2017-02-22 2020-03-10 Air Products And Chemicals, Inc. Double-staged oxy-fuel burner

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