JPH028479Y2 - - Google Patents

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JPH028479Y2
JPH028479Y2 JP4558383U JP4558383U JPH028479Y2 JP H028479 Y2 JPH028479 Y2 JP H028479Y2 JP 4558383 U JP4558383 U JP 4558383U JP 4558383 U JP4558383 U JP 4558383U JP H028479 Y2 JPH028479 Y2 JP H028479Y2
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JP
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transmitter
hole
receiver
ultrasonic waves
waves
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JP4558383U
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  • Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は音場のパラメトリツク効果を利用した
指向性マイクロホンに関するものである。
第1図にパラメトリツク指向性受音方式の構成
を示す。
発振器1により周波数1が発生されパワーアン
プ2を通して送波器3に供給される。この送波器
3から送られた音波は受波器4で受けられプリア
ンプ5で増幅されたのちPM復調器6に加えられ
る。
送波器3の側から音声信号2が送受波器間に入
射されると、送波器3からの出力音圧が充分大き
い場合には空気の非線形パラメトリツク作用によ
1±2の音波が発生する。ここで送波周波数1
を2次波1±2が超音波領域にある様に選べば、
信号波2はPM復調器6により再生出来る。また
到来音声信号と送受波器の軸とが成す角θが小さ
いほど干渉距離が長くなるため出力は大きくな
り、角度θが大きくなるにつれて減少する。従つ
て指向性のあるマイクロホンを構成する。
以上がパラメトリツク指向性受音器の原理であ
る。ここで送波器3について、第2図、第3図は
パラメトリツク受音方式に於ける送波器の従来例
の要部正面図、側面図である。
第2図に於いて31は厚さ方向に分極した円板
状圧電素子であり、この圧電素子は弾性体32を
介してベース33に取り付けられている。素子3
1の両端の電極からはリード線34が引き出さ
れ、ここから電気入力が供給される。第3図に於
いて圧電素子31は円柱状素子が複数個使用さ
れ、弾性体32を介してベース33に取り付けら
れている。また素子前面には電極35が取り付け
られリード線34の一方が接続されている。この
実施例に於いては弾性体32には導電性ゴムが用
いられ、またベース33は金属であるため、ベー
スを直接もう一方の電極とすることが出来る。
さて、この送波器の寸法であるが第1図のよう
に信号波が送受波器の軸に対して平行に入射して
来る場合、信号波は送波器で遮られるため感度が
低下する。到来する信号波が低周波の場合回折現
象により影響は少ないが、高周波になると顕著に
なる。送受波器間の距離が50cmで信号周波数の上
限が15KHzである場合送波器の直径は5cmが限界
となる。これ以上の寸法にした場合、送受波器の
軸方向の高域検出レベルは低下する。
しかしながら、現状の圧電素子を用いた送波器
に於いては、上記の条件の場合、受波器の位置で
の音圧レベルは120dBSPL(odBSPL=20μPa)程
度であり、充分なSN比を得るには不充分である。
従つて送波器の寸法を大きくすることにより送波
器出力を増大させる必要があるが、前述の様に信
号波のマスキングが起きるため送波器を大きく出
来ない。
本考案はこの不都合を解決するためになされた
ものであり、その要点はパラメトリツクアレーを
構成する送波器部分を信号波が通過出来る様に送
波器に貫通孔を設けることにある。
第4図以下にその実施例を示す。第4図、第5
図は本考案の一実施例を示す図で、第2図と比べ
第4図の実施例では中央に貫通孔36を設けたリ
ング状圧電素子31を用いるものである。第5図
の実施例では中央に円板状の圧電素子を、そして
これを取り巻く様にリング状圧電素子を配し、そ
れらの空隙部に合わせて弾性体32及びベース3
3に貫通孔36を設けている。第6図の実施例は
第3図の実施例と同じ構成で。複数の円柱状圧電
素子を用いており、その前面部電極35に貫通孔
を設けるとともに、これら貫通孔と対応する弾性
体32、ベース33の部分にも貫通孔を設けたも
のである。第7図は別の実施例で貫通孔36を設
けた円板状圧電素子31が弾性体32によつてリ
ング状ベース33に4点支持されている。第8図
は更に別の実施例で、圧電素子31はランジユバ
ンタイプの振動子として用いられ、一端にメカニ
カルホーン37が連結され、更にその先端部に貫
通孔36を設けた振動板38が連結されている。
尚、図4〜図8に於いては電極からのリード線3
4で信号が供給される。
以上の実施例で見る様に本考案によればパラメ
トリツクアレーの送波器に貫通孔を設けるため、
送波出力を増大させるために送波器の寸法を大き
くしても、到来信号波を送波器によりマスキング
することがないので、高域まで平坦な特性のマイ
クロホンを実現出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図はパラメトリツク指向性受音方式の原理
図、第2図、第3図は従来例送波器の要部正面
図、側面図、第4図〜第8図は本考案実施例の要
部正面図、断面図である。 1は発振器、2はパワーアンプ、3は送波器、
4は受波器、5はプリアンプ、6はPM復調器、
31は圧電素子、32は弾性体、33はベース、
34はリード線、35は電極、36は貫通孔、3
7はメカニカルホーン、38は振動板である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 超音波を発生する送波器と、送波器に対向し送
    波器よりの超音波を受音する受波器と、送波器に
    貫通する貫通孔を具備し、送波器と受波器間で外
    部より貫通孔を通して入射された音波によつて送
    波器より発生した超音波を非線形干渉せしめた超
    音波を受波器によつて受波すると共に復調して入
    射された音波の信号波を得ることを特徴とするパ
    ラメトリツクアレーマイクロホン。
JP4558383U 1983-03-29 1983-03-29 パラメトリツク アレ−マイクロホン Granted JPS59152891U (ja)

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JP4558383U JPS59152891U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 パラメトリツク アレ−マイクロホン

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JP4558383U JPS59152891U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 パラメトリツク アレ−マイクロホン

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Publication Number Publication Date
JPS59152891U JPS59152891U (ja) 1984-10-13
JPH028479Y2 true JPH028479Y2 (ja) 1990-02-28

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ID=30176107

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JP4558383U Granted JPS59152891U (ja) 1983-03-29 1983-03-29 パラメトリツク アレ−マイクロホン

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JPS59152891U (ja) 1984-10-13

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