JPH028448A - 太陽エネルギー収集屋根の幅調整方法 - Google Patents

太陽エネルギー収集屋根の幅調整方法

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Publication number
JPH028448A
JPH028448A JP1040364A JP4036489A JPH028448A JP H028448 A JPH028448 A JP H028448A JP 1040364 A JP1040364 A JP 1040364A JP 4036489 A JP4036489 A JP 4036489A JP H028448 A JPH028448 A JP H028448A
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JP
Japan
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width
verge
roof
adjustment
lighting frame
Prior art date
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Pending
Application number
JP1040364A
Other languages
English (en)
Inventor
Takashi Hirai
孝 平井
Yoshiro Kaneko
兼子 義郎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujisash Co Ltd
Hirai Engineering Corp
Original Assignee
Fujisash Co Ltd
Hirai Engineering Corp
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Publication date
Application filed by Fujisash Co Ltd, Hirai Engineering Corp filed Critical Fujisash Co Ltd
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Publication of JPH028448A publication Critical patent/JPH028448A/ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、太陽エネルギー収集屋根の幅調整方法に関す
るものである。
従来の技術 本出願人は、先に、中間部接続部材間にカバーガラス枠
を敷設し、屋根の側部に側部補強材を敷設し、側部接続
部材のプラスマイナス係合調整部に側部補強材の防水壁
を収納し、この防水壁と側部接続部材とを相対的に桁行
方向に移動する幅調整方法を特開昭61−10659号
公報として提案した。
発明が解決すべき課題 本発明の目的は、ケラバ部材に加えて採光枠をも桁行方
向に移動し、野地幅の誤差、屋根材の熱膨張による狂い
等を吸収し、調整可能量の大きい太陽エネルギー収集屋
根の幅調整方法を提供することにある。
課題を解決するための手段 本発明の太陽エネルギー収集屋根の幅調整方法は、上記
課題を達成するために、下端内側縁に沿って上方に開口
する広幅の仕上材支持溝を設けると共に、下端外側縁に
沿って下方に間口する広幅のケラバ部材収納溝を設けた
側部接続部材を屋根の側端寄り上面に流れ方向に配設し
、下端両側縁に沿って上方に開口する広幅の仕上材支持
溝を設けた複数の中間部接続部材を屋根の中間部上面に
適宜間隔をおいて流れ方向に設置し、前記中間部接続部
月間に採光枠を敷設して該採光枠の側縁下端を前記仕上
材支持溝に嵌入し、幅の異なる数種のケラバ部材の内か
ら前記接続部材と屋根の側縁との間隔に最も近い幅を有
するケラバ部材を選んで屋根の側部に敷設すると共に、
該ケラバ部材の内側部の水切立上壁を前記ケラバ部材収
納溝に収納し、前記採光枠の側縁と前記ケラバ部材の水
切0土壁とをそれぞれ前記中間部及び側部接続部材の中
心方向あるいは側縁方向に移動させ、野地幅に対応して
微調整を行なうことを特徴とする構成を有する。
作  用 野地幅が屋根材幅の総剖よりも狭い時は、ケラバ部材の
水切立上壁と採光枠の側縁とを接続部材の中心寄りに位
置させて露出幅を小さくし、野地幅が屋根材幅の総則に
比較して広い場合は、ケラバ部材の水切立上壁と採光枠
の側縁とを接続部材の側縁寄り位置させて露出幅を広く
する。
実施例 以下、本発明の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
第2図は側部における幅調整量の少ない太陽エネルギー
収集屋根の完成状態の斜視図を示し、1は中間部連結材
、2はこれら中間部連結材1.1間に取付けられる屋根
仕上材を構成する採光枠であって、その下部に太陽エネ
ルギーを電気エネルギーに変換する光発電素子板を有し
、十部採光枠2a、中間部採光枠2b及び上部採光枠2
Gより成る。1′は側部連結材で、この側部連結材1′
の片側には採光枠2が取付けられず、ケラバ部材3が装
着される。
中間部連結材1.側部連結材1′はその長さがほぼ採光
枠2の組合せ体長さに相当しており、これら連結材1.
1’ 、採光枠2の枠材はアルミラム等の金属または合
成樹脂で構成される。4は軒巴、5は軒カバー、6は棟
冠、7は棟巴、8は棟冠6相nを連結する棟冠連結部材
、9は棟の側面を構成する線側面部材、10は線側面部
材9相互を連結する線側面部材連結具、11は棟部材固
定金具である。
第3図は、太陽エネルギー収集面積を屋根全面にわたっ
て必要としない揚台の他の屋根材との組合せ接続の太陽
エネルギー収集屋根の全体斜視図を示し、−例として波
形板よりなる側部調整板12を屋根の側部に敷設する。
第4図は、側部における幅調整量の大きい屋根を示し、
側部連結材1′の片側には野地幅に応じて広幅のケラバ
部材3を装着し、棟端部に設けられる鬼冠13と棟巴7
とを棟巴摺動連結具20によって連結する。
他の部分は第2図に示す屋根と同様の構成を右するので
、同一部分に同一符号を何し、説明を省略する。
第5図は、太陽エネルギー収集屋根の縦断面図を示す。
14は梁等を構成する角パイプ15上に、角パイプ15
に直交して配設された溝型鋼で、この上に中間部連結材
1がフックボルト16により取付けられ、中間部連結材
1は前配溝型鋼14と直交して所定の間隔を隔てて順次
横方向に配設され、前記中間部連結材1の上に、下端部
から上端部に向かって軒カバー5.下部採光枠2a、中
間部採光枠2b及び上部採光枠2Cが順次連結され、各
採光枠2の下面には防水板37が敷設される。
4は軒巴、17は採光枠固定金具、18は採光枠融雪用
の洗浄装置19と連結した散水管、11は棟部材固定金
具である。
第6図は、屋根側部の横断面図であり、側部連結材1′
は、側部接続部材27′と側部接続カバー28′とより
なり、側部連結材1′のケラバ側端部に取付けられるケ
ラバ部材3は、屋根端面を被覆する側端面部材24と側
端面部材24の外面に装着される側端面カバー25とよ
り成る。
屋根側部において太陽エネルギー収集面積を屋根全面に
わたって必要としない場合は第7図及び第1図に示すよ
うに、連結材1,1′に側部調整板12を押圧する雨仕
舞カバー26を固着する。
中間部連結材1は中間部接続部材27と、中間部接続部
材カバー28とよりなり、中間部接続部材27は、第8
図に示すように、断面四辺形状の長尺中空本体20の上
部水平面21をやや側方に延出し、その先端から上方に
カバー係合壁22を立ち上げ、このカバー係合壁22の
内面に係合突起23を設け、カバー係合壁22間にカバ
ー嵌入溝24を形成する。
上部水平面21の下面には、中空本体20の側壁25か
らやや間隔をおいて突起26を設け、側壁25と突起2
6との間に、中間部接続部材27を長手方向に連結する
連結具29(第10図参照)を挿入する挿入空隙30を
形成する。
中空本体20の下部水平面31は、上部水平面21より
長く左右側方へ張り出され、その両側端に、上方が開口
する仕上材支持溝32を、下部水平面31より下方へ突
出して設ける。
仕上材支持溝32の開口部端縁には内向に対向する外側
対向縁33と内側対向縁34とを間隔を広くとって設け
、これらの間に幅調整部35を形成し、仕上材支持溝3
2の内側側壁36と下部水平面31とにより、防水板3
7の端部を挿入して収納し、野地幅に対応してプラス・
マイナス調整可能な収納調整空間38を形成する。
また、中間部接続カバー28は、第9図に示すように、
水平蓋39の両端を下方に屈曲させ、水平蓋39の下面
中央寄りに間隔をあけて、中間部接続部材27のカバー
嵌入溝24内に挿入される係止脚40を設ける。
係止脚40の先端はやや内側に折曲され、係止脚40の
外面には中間部接続部材27の係合突起23に係合する
係止部41が形成される。
水平蓋39の両側端寄りには、係止脚40と広い間隔を
あけて各々水切垂下片42を設け、水切垂下片42の内
面には複数の水切突条43を形成する。
次に、中間部接続カバー28の取付けを説明すると、第
10図示の如く、中間部接続カバー28の係止脚40を
中間部接続部材27のカバー嵌入溝24に挿入し、係止
部41と係合突起23を係合し、中間部接続部材27上
を、中間部接続カバー28によって被覆することにより
、中間部接続カバー28は、中間部接続部材27と嵌合
して一体となり、中間部接続カバー28の水切垂下片4
2と中間部接続部材270カバー嵌大溝24の外側のカ
バー係合壁22との間に広く間隔をあけて空間を形成し
て、プラス・マイナス摺動可能に上部幅調整部44を構
成する。
そして、採光枠2の側縁に設けられた縦桟45の下端を
中間部接続部材27の仕上材支持溝32に挿入し、縦桟
45の上端を上部幅調整部44に収納し、防水板37の
側縁に設けられた起立壁46を収納調整空間38に収納
して採光枠2及び防水板37を横方向に接続する。
ところで、実際の屋根野地幅寸法は建築構造や敷地面積
や地域特有の建築構造差で千差万別であるから、屋根の
接続施工を容易にする為には野地幅の誤差寸法の吸収を
容易にする標準取付、プラス取付、マイナス取付等の調
整機能を必要とする。
次に、その幅調整取付工法を説明する。
第12図に示すように、野地幅が標準でO調整の場合は
、採光枠2の縦桟45の上端は中間部接続部材27のカ
バー係合壁22の外側と中間部接続カバー28の水切垂
下片42とで間隔を広くあけて形成した上部幅調整部4
4(第14図参照)の中央の位置にあり、また、縦桟4
5の下端は中間部接続部材27の仕上材支持溝32の外
側対向縁33と内側対向縁34とで形成する幅調整部3
5(第15図参照)の中央に挿入され載置している。ま
た、防水板37の起立壁46は中間部接続部材27の収
納調整空間38(第16図参照)の内側壁36とフック
ボルト16との中央に位置して取付けられ、各接続相合
せは全て各調整部の中央の位置に取付組合せ接続して標
準取付位置となる。
また、第11図に示すように、野地幅が標準より狭い場
合は採光枠2の縦桟45の上端は、上部幅調整部44の
内側のカバー係合壁22に接近して内側に位置し、縦桟
45の下端は仕上材支持溝32に幅調整部35の内側対
向縁34に接近して挿入載置され、防水板37の起立壁
46は収納調整空間38内に、フックボルト16に接近
して挿入され、各接続組合せは全て各調整部の内側の位
置に取付組合せ接続してマイナス取付となる。
第13図に示すように、野地幅が標準より広い場合は、
採光枠2の1145の上端は上部幅調整部44の水切垂
下片42に接近して位置し、縦桟45の下端は仕上材支
持溝32に幅調整部35の外側対向縁33に接近して挿
入載置され、防水板37の起立壁46は収納調整空間3
8内に、仕上材支持溝32の内側壁36に接近して、外
側に位置して挿入され、各接続組合せは全て各調整部の
外側の位置に取イ」組合せ接続してプラス取付となる。
以上の説明のように、プラスまたはマイナス調整するこ
とによって、野地幅の誤差を吸収する構造なので、取付
施工が簡単で、規格品で様々な野地幅に対応できる。
次に、幅調整の方式及び該方式に基づく計算例について
述べる。
第17図及び第18図に示すように、野地幅をU、採光
枠幅をW、接続部材幅をb、各列の調整可能寸法をyと
し、採光枠幅と接続部材幅と調整可能寸法を加えた (w+b+y)=p  を基準ピッチとする。
まず、野地幅Uを基準ピッチpで割り、U÷p=a  
  ・・・余りC aは採光枠の縦列の数になる。
余りCがO(c=o)の時は、第12図に示す位置関係
で採光枠2と接続部材1.1′は納まる。
余りCが基準ピッチpの半分より小さい(C<p/2)
時はこれをプラス調整と称し、余りCが基準ピッチpの
半分より大きい(C>D/2)時はこれをマイナス調整
と称し、各々について別個の調整方法を採用する。
9プラス調整の場合 U÷p=a   ・・・余りc    (c<p/2)
この余りCをaで除し、 C−!v a −α 求められた値αが一列当りの必要な調整量となる。従っ
て、このαを基準ピッチpに加えてやれば、求める採光
枠2のピッチが出る。
(例1) lJ=9210、W=566、b−30、y−10の場
合p=w+b+y = 606 9210÷ 606= 15  ・・・余り 120余
り 120<p/2だからプラス調整となる。
α−120÷15−= 8 606+ 8==614 求める採光枠のピッチ−614 採光枠の列数a−・15枚 9マイナス調整の場合 U÷p=a   ・・・余りc    (c>p/2)
基準ピッチpと、余りCの差を採光棒列数aに+1した
数で除し、 (p−c)÷(a+1)−α 算出された数値αが一列当りの必要な調整量で、基準ピ
ッチpよりこのαを減じてやれば求める採光枠のピッチ
寸法が割出される。
採光棒列数は一枚追加となる。
(例2) U = 7852、p=eoe、y−10の場合785
2÷606= 12   ・・・580余り580>p
/2だからマイナス調整となる。
α−(606−580)÷(12+1)=・2606−
2= 604 求める採光枠のピッチ−604 採光枠の列数α−13枚 第19図は、側部接続部材27′を示し、その側部には
採光枠2や防水板37が取付けられないので、側壁25
.仕上材支持溝32を設けず、短い下部水平面31の端
部に垂直壁47を設け、垂直壁47の上端から側方へ屈
曲して張出片48を形成する。
また、上部水平面21は側方へ張り出し、上部水平面2
1の先端と、張出片48の先端とを通る垂直の側端面壁
49を設け、該側端面壁49の上端を外方へ屈曲して外
方係合突片50を形成し、側端面壁49の上端内壁に係
合突起23を設け、■端内壁には長手方向に沿って数条
の水切突条51を設け、側端面壁49と垂直壁47との
間にケラバ部材収納溝52を形成する。
側部接続部材27′の内側部は中間部接続部材27と同
様の構造を有するので、同一部位に同一符号を付し説明
を省略する。
第20図において、24は溝型114のケラバ端面を被
覆する側端面部材であって、側端面部材24は本体とな
る上部水平部53の下面に垂直部54が一体に設けられ
、垂直部54の下端には外方に張出して張出し部となる
下部水平部55が設けられ、上部水平部53の内側縁上
部には複数の水切突条56を有する水切立上壁57が設
けられ、垂直部54の中央には外方に張出して支持溝5
8が形成される。
上部水平部53の他側縁の上面には起立片59を設け、
下部水平部55の他側端の下面には下方へ折り曲げ、さ
らに内方に折り曲げて下部屈曲片60を設ける。
また、上部水平部53及び下部水平部55の他側縁には
各々下方及び上方に向けて係合突条66を設け、その外
方に側端面押え板支持溝61が相対向して形成され、支
持溝58には、第22図示の如く、長手方向中央付近に
固定用丸孔62が穿設され、支持溝58の固定用丸孔6
2の両側には一定の間隔をおいて長軸が軒棟方向に一致
する長孔よりなる摺動取付孔63が穿設される。
側端面部材24をを取り付(プるには、第21図に示す
ように、側端面部材24の先端に側部下隅装飾カバー6
4を装着し、第22図に示す如く、溝型鋼14の端面に
側端面部材固定具65を固定する。
次に、第23図に示すように、側端面部材24の固定用
丸孔62.摺動取付孔63に側端面部材固定具65のボ
ルト65′を挿通し、ナツト締めすることによって側端
面部材24を溝型鋼14に取付ける。
そして、側端面カバー25の内面上下端寄りに設けられ
た掛止突条67を側端面部材24の係合突条66に係合
し、側端面部材24の外面に側端面カバー25を装着し
、ざらに側端面カバー25の外面には第24図に示すよ
うに、側端面押え板68の上下端を側端面部材24の側
端面押え板支持溝61に嵌入し、矢印方向に摺動して軒
側端部を側部下隅装飾カバー64との間に差し込んで装
着する。
そして、第1図に示すように、側端面部材24の上部水
平部53の上面に側部接続部材27′の側端面壁49を
載置し、側端面部材24の水切立上壁57を側部接続部
材27′のケラバ部材収納溝52に挿入し、側端面部材
24と採光枠2及び防水板37を接続する。
第7図及び第25図は、屋根面の中央部にのみ採光枠を
敷設した太陽エネルギー収集屋根の横断面図を示す。側
部連結材1′の内側には、波形スフ レート、FRPあるいは金属波板等よりなる側部調整板
12が敷設され、側部調整板12は、その−側端が側部
接続部材27′に隣接し、他側端が中間部接続部材27
に隣接するよう、溝型鋼14土に載置され、両側端の上
面を雨仕舞カバー26によって押圧する。
雨仕舞カバー26は、水平押圧面69の下面に、第一収
納空間70と第二収納空間71とを長手方向に沿って並
設すると共に、水平押圧面69の一側端に取付片72を
形成し、側部調整板12の最も外側に位置する山形凸条
73及び山形凸条73に隣接する山形凸条74が、各々
第二収納空間71及び第一収納空間70内に位置するよ
うに、側部調整板12の側端部上面に雨仕舞カバー26
を載置し、雨仕舞カバー26の取付片72を接続部材2
7.27’の仕上材支持溝32上に配置し、仕上材支持
溝32に頭部を挿入したボルトによってこれを固定する
次に、屋根の側部における幅調整取付方法を説明する。
先に、採光枠2と防水板37を中間部接続部材27並び
に接続部材カバー28で平列接続し、そのうえ野地幅寸
法の誤差を幅調整する標準取付。
マイナス調整取伺、プラス調整取付を第11〜13図に
示して、その調整方法を説明した。
ところで、実際の屋根に屋根部材を取付施工するには葺
き始めと葺き納めが大切な所である。特に、屋根の野地
幅は棟の長さと軒先幅が必ずしも同一であるとは限らず
、正確に平行でないので、そのためには葺き始めと葺き
終りの納め方を容易にする幅調整部が側部構造には絶対
に必要である。
その側部幅調整は両側で行う場合と、片側で行われる場
合があるが、本発明の実施例に用いられる部材は両側の
場合も片側の場合もいずれも取イ」施■ができる。側部
における標準取付、マイナス調整取付、プラス調整取付
を図に示し、その幅調整方法を以下に説明する。
第27図に示すように側部接続部材27′は、その外側
部に設けた垂直壁47と側端面壁49との間隔を広くあ
けて野地幅誤差を調整するケラバ部材収納152を形成
する。また、側端面部材24は内側上面端部に水切立上
壁57を形成している。野地幅が標準で調整取付を必要
としない場合は側端面部材24の水切立上壁57はケラ
バ部材収納溝52の中央に位置して取付けられる。
第26図に示すように、野地幅が狭いときはマイナス調
整取付となり、この場合は側端面部材24の水切立上壁
57は、側部接続部材27′のケラバ部材収納溝52の
内側に位置する垂直壁47に接近して取(=lけられ、
マイナス調整数イ」となる。
第28図に示すように、野地幅が広いときはプラス調整
取付となり、この場合は側端面部材24の水切立上壁5
7は、側部接続部材27′のケラバ部材収納溝52の外
側に位置する側端面壁49に接近して位置し、プラス調
整取付となる。
以上の説明の如く、中間部の調整と同様に調整して外側
にて微調整をすることで屋根部材の葺き納めを容易にす
る。
側部における側端面部材24の調整接続方法を説明する
と、通常存在する屋根の野地幅は2間以上であり、屋根
施工は1間2枚葺き、1間3枚葺き、1間4枚葺き等種
々可能である。
例えば、1間3枚葺きとする時、2間2尺では第29図
のように7列となり、2間4尺の時には第30図のよう
に8列となる。採光枠2の幅をW。
接続部材幅をbとしだ時7列の最小野地幅は、(w+b
)x7=e  となり、 これに最大幅調整量(dmnl/列)を加えた最大寸法
は (dx7)十e=f  となる。
また、8列の時には最小寸法は (W+b)X8=g となる。
ここで問題となるのは、g>h>fとなるようなhの寸
法が発生するときで、実際の屋根野地寸法は建築構造や
地域差で千差万別であるから、7列と8列の中間のhな
る寸法も当然存在するはずで、前記した中間部の幅調整
方法と側部の幅調整方法ではこれを満足することができ
ず、調整不能な場合が生じて、屋根葺きができなくなっ
てしまう。
そこで、前記した幅調整を越えたものについては、側部
接続部材27′と側端面部材24の組合せの中で吸収す
ることとし、その方法は幅寸法の異なる側端面部材24
を何種類か用意して、各寸法に対応して使い分けるもの
である。
つまり、(g−f)−(7dx)−s (s>0)(xはO1正の整数) となるようなSの値を持った側端面部材24を何種類か
用意して、各寸法に対応して使い分けるものである。
(例)採光枠幅W=566mm、接続部材幅す一30m
m、幅調整量d=20mmとすると、eは (566+
30) x 7=4172+am「は (20x  7
) +4172=4312mmqは < 566+30
) x 8−4768n+mこれにより、側端面部材2
4の寸法Sはx=Qの時 Sは 4768−4312=
−456mmx=1の時 Sは456− (20x 7
x1)= 316mmX=2の時 Sは456− (2
0x 7x2)= 176mmx=3の時 Sは456
− (20x 7x3)−36mmとなる。
今、野地幅が4530mmとすると、 4530−4312=218mm  となり、調整の範
囲を越えた量は218mmである。
したがって、側端面部材24は218uより大きくてそ
れに最も近い316mmのものを使用して実質上の野地
幅を54算すると、 4530−316=4214mm  となる。
全体の幅調整量は 4214−4172=42mm  であるから、42÷
7 = 6 mm/列 となる。
第32図、第33図及び第34図は、上記のSの値に対
応するために用意する数種の側端面部材24を示し、S
=Qのときは、第32図に示す側端面部材24を使用し
、以下、Sの値が太き(なるに従って第33図、第34
図の側端面部材24を適宜用いる。
採光枠寸法と幅調整量の決め方によって側端面部材24
の種類1幅寸法の多少、大小が発生するのであるが、太
陽エネルギー収集効率を高める為には、限られた屋根面
積の中で、エネルギー収集面積をできるだけ大きく取る
ことが必要で、そのためには接続部材幅や幅調整量を必
要最小限に押え、採光枠2を最大限大きく取ることが合
理的。
経済的な設計手法となる。
但し、採光枠2は、高所において一人で持ち運びするこ
とを考えると、2尺近傍の寸法が扱い易く、それ以上で
は安全性の面で不安がある。したがって、実際には1間
3枚葺きというのは4枚葺きに比べれば接続部材の本数
も少なくて済むし、施工性も良いので合理性、経済性に
富んだものと言える。
また、幅調整1dが±IQmmというのも実使用領域内
(4間〜5間)においては3種類の側端面部材24を野
地幅に合せて適宜使用することでカバーできるので適当
な寸法と考えられる。
次に、表の説明をする。
表は、採光枠幅Wと接続部材幅すと幅調整fid即ち基
準ピッチ寸法pを予め設定したときに、適用される野地
幅から採光枠2の列数と側部調整板の寸法が、どのよう
になるかを簡単に拾い出せるようにしたものである。
表1で説明すると、 (例1)野地幅を4848mmとすると採光枠2の列数
は7列となり、側端面部材24の寸法はQmmで、即ち
標準品、そして調整量も基準野地幅と同じであるから標
準取付となる。
(例2)野地幅を4652mmとすると採光枠2の列数
は7列となり、側端面部材24の寸法は240mmと1
80mmで、もし240mmを使用するならば、調整量
は7Qmmとなり、1列当り1Qmmのマイナス調整と
なる。1801I1mを使用するならば、基準野地幅4
602mmより50mm大きくなるので1列当り50/
7mmのプラス調整をする。
(例3)野地幅を4524.mmとすると採光枠2の列
数は7列となり、側端面部材24の寸法は120mm、
基準野地幅4482mmより42mm大きくなるので、
調整量は1列当り5mmの1ラス調整となる。
表1と表2は基準ピッチ寸法D=606mm、幅調整量
d−±1Qmn+のものである。
表3と表4は基準ピッチ寸法t)=606mm。
幅調整量d−±15mmのものである。
表5と表6は基準ピッチ寸法1)=606mm、幅調整
量d−±20mmのものである。
表7と表8は基準ピッチ寸法p=455n+m。
幅調整量d−±1Qmmのものである。
なお、各列毎の最大幅調整16は、当然第17図に示す
調整可能寸法yに等しいので、表においては調整可能寸
法yで示す。
発明の効果 以上に述べたように、本発明の太陽エネルギー収集屋根
の幅調整方法は、それぞれ異なった幅の数種類のケラバ
部材を容易するので、野地幅が様々に変化し、側部接続
部材と屋根の側端部との距離がどのような値になっても
これに対応して規格品のケラバ部材の内から選んで敷設
いることができ、ケラバ部材の水切立上壁及び採光枠の
側縁を左右方向に移動することにより微調整できるので
調整可能幅が大きく、用意するケラバ部材の種類は少数
で済み、ケラバ部材及び採光枠が熱変化によって幅方向
に伸縮しても、これを吸収することができる。
また、ケラバ部材の水切立上壁はケラバ部材収納溝内に
収納されるので、漏水しにくく、雨仕舞が良い。また、
総ての部材が規格品で構成できる大きな特徴を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例に係る太陽エネルギー収集屋
根の横断面図、 第2図は、側部における調整幅の小さい太陽エネルギー
収集屋根の全体斜視図、 第3図は、中央部にのみ採光枠を敷設した太陽Tネルギ
ー収集屋根の全体斜視図、 第4図は、側部における調整幅の大きい太陽エネルギー
収集屋根の全体斜視図、 第5図は、太陽エネルギー収集屋根の縦断面図、第6図
は、第2図に示す屋根のケラバ部分の横断面図、 第7図は、第3図に示す屋根のケラバ部分の横断面図、 第8図は、中間部接続部材の横断面図、第9図は、中間
部接続部材カバーの横断面図、第10図は、中間部連結
材部分の横断面図、第11図は、マイナス調整数個を示
す屋根の横断面図、 第12図は、標準取付を示す屋根の横断面図、第13図
は、プラス調整取付を示す屋根の横断面図、 第14図は、上部幅調整部部分の端面図、第15図は、
幅調整部部分の端面図、 第16図は、収納調整空間部分の端面図、第17図は、
各屋根部材幅の関係を示す屋根の横断面図、 第18図は、野地幅と基準ピッチとの関係を示す屋根の
全体斜視図、 第19図は、側部接続部材の横断面図、第20図は、側
部下隅装飾カバー取付前の側端面部材の斜視図、 第21図は、側部下隅装飾カバー取付後の側端面部材の
斜視図、 第22図は、側端面部材取付前の屋根の側部斜視図、 第23図は、側端面カバー取付前の屋根の側部斜視図、 第24図は、側端面押え板取付時の屋根の側部斜視図、 第25図は、中央部にのみに採光枠を敷設した屋根の横
断面図、 第26図は、マイナス調整取付時の屋根の側部横断面図
、 第27図は、標準取付時の屋根の側部横断面図、第28
図は、プラス調整取付時の屋根の側部横断面図、 第29図は、7列葺き屋根の全体斜視図、第30図は、
8列葺き屋根の全体斜視図、第31図は、幅調整量の大
きい屋根の基準ピッチと野地幅との関係を示す全体斜視
図、第32図〜第34図は、異なった幅を有する側端面
部材を敷設した屋根の側部横断面図である。 1・・・中間部連結材、1′・・・側部連結部材、2・
・・採光枠、3・・・ケラバ部材、27・・・中間部接
続部材、27′・・・側部接続部材、28・・・中間部
接続部材カバー、28′・・・側部接続部材カバー32
・・・仕上材支持溝、35・・・幅調整部、37・・・
防水板、38・・・収納調整空間、44・・・上部幅調
整部、45・・・縦桟、46・・・起立壁、52・・・
ケラバ部材収納溝、57・・・水切立上壁。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 下端内側縁に沿って上方に開口する広幅の仕上材支持溝
    を設けると共に、下端外側縁に沿って下方に開口する広
    幅のケラバ部材収納溝を設けた側部接続部材を屋根の側
    端寄り上面に流れ方向に配設し、下端両側縁に沿って上
    方に開口する広幅の仕上材支持溝を設けた複数の中間部
    接続部材を屋根の中間部上面に適宜間隔をおいて流れ方
    向に設置し、前記中間部接続部材間に採光枠を敷設して
    該採光枠の側縁下端を前記仕上材支持溝に嵌入し、幅の
    異なる数種のケラバ部材の内から前記接続部材と屋根の
    側縁との間隔に最も近い幅を有するケラバ部材を選んで
    屋根の側部に敷設すると共に、該ケラバ部材の内側部の
    水切立上壁を前記ケラバ部材収納溝に収納し、前記採光
    枠の側縁と前記ケラバ部材の水切立上壁とをそれぞれ前
    記中間部及び側部接続部材の中心方向あるいは側縁方向
    に移動させ、野地幅に対応して微調整を行なうことを特
    徴とする太陽エネルギー収集屋根の幅調整方法。
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Cited By (3)

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