JPH0284213A - 圧延材のデスケーリング装置及び熱間圧延設備並びに圧延材 - Google Patents

圧延材のデスケーリング装置及び熱間圧延設備並びに圧延材

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JPH0284213A
JPH0284213A JP63235936A JP23593688A JPH0284213A JP H0284213 A JPH0284213 A JP H0284213A JP 63235936 A JP63235936 A JP 63235936A JP 23593688 A JP23593688 A JP 23593688A JP H0284213 A JPH0284213 A JP H0284213A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は圧延材のデスケーリング方法及び装置に係わり
、特に、低速で薄物を圧延する熱間圧延設備に好適な圧
延材のデスケーリング方法及び装置に関する。
〔従来の技術〕
従来の熱間圧延ti、(M即ちポットストリップミル設
備においては、第6図に示すように、特定の■圧延fi
50の入側及び仕上圧延機51fffの入側にデスケ−
リンクヘッダヘッダ52を配置し、圧力水を噴射してス
ケールを除去してから熱間圧延を実施している。仕上圧
延機群の入側に配置されるデスケーリングヘッダ52は
、それが複数対集まり第7図に示すようなデスケーリン
グ装置53を構成している。このデスケーリング装置5
3においては、ピンチローラ54,55の間で熱間圧延
材56の片面に2列以上のデスケーリングヘッダ52を
装備し、かつデスケーリングへツタ52に隣接してテー
ブルローラ57を配置し、このテーブルローラ57の上
部に水回収板58を備えた水回収装置を配置している。
デスケーリングヘッダ52からは100〜150kg/
cJ程度の高圧の圧力水が噴射し、熱間圧延材56のス
ケールを除去した圧延材56上側の水は水回収装置58
により回収される。
熱間圧延材のスケールを除去する手段の従来例としては
、圧力水を噴射するデスケーリングヘッダの代わりにワ
イヤブラシを(J!用する方法かあり、実開昭60−7
1416号にこの方法が記載されている。
熱間仕上圧延機群の入側に配置されるデスケーリング装
置の他の従来例としては、圧延材をローラからなる屈曲
工具に接触させて圧延材を屈曲させながら、デスケーリ
ングヘッダより圧力水を噴射し、スケールを除去する方
法があり、これは例えば特開昭55−5156号や特開
昭61−269925号に報告されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ホットストリップミル設備は、−a的に第6図に示すよ
うに、仕上圧延機51が6〜7台と多く設置されており
、仕上圧延R群の入口における熱間圧延材の厚さも20
〜30市程度と比較的J7−い。
これに対して近年、圧延ラインの全長を短くし、設備の
合理化を図った小規模ポットストリップミル設備か開発
されており、この小規模ポットストリップミル設備にお
いては、仕上圧延機群の人口での圧延材の厚さは8〜1
5州程度と比較的薄く、仕上圧延機の数も3〜4台と少
ない。また連続鋳造機の直結する関係上、圧延速度ら比
較的低速である。
第7図に示す従来のデスケーリング装置は、第6図の一
般的なホットストリップミル設備用として開発されたも
のであり、低速、薄物の小規模ホットスリップミル設備
に適用するには、圧延材の圧延温度確保の点についての
配慮がされておらず、圧延材の薄くなる仕上圧延機前で
多量なる高圧の圧力水の噴射により、圧延材の温度降下
が大きく、時には圧延不能を招きかねなく、また低温で
の圧延は製品の組織粗大を引き起こす等の問題があった
即ち、従来のデスケーリング装置は、上述したようにス
ケールを除去するにはデスケーリングヘツダ52から1
00〜150kg/−の高圧の圧力水を噴射する必要が
あり、またデスケーリングへラダ52に隣接して配置さ
れた水回収装置の水回収板58は圧延材56に対して接
触式として水を回収しようとしているが、水の回収効率
が悪く、圧延材と水回収板間の隙間より相当量の水が漏
れてしまい、水と圧延材との接触領域が長くなる。−船
釣なホットストリップミル設備では熱間圧延鋼材が20
〜30市と厚いので、圧力水が高圧で水と圧延材との接
触領域が長くても、圧延材の過度の温度低下を招くこと
なく、特に問題なく仕上げ圧延が実施できた。しかしな
がら、小規模ホットストリップミル設備では、圧延材の
厚みが8〜15閣と薄く、従来のデスケーリング装置で
は高圧の圧力水と長い水接触領域とにより圧延材が冷え
過ぎてしまう、また水回収板58が圧延材と接触するた
め、キズが発生し、その後の圧延でもそのキズが残り、
品質の低下を招くという問題もあった。
実開昭60−71416号に記載のワイヤブラシローラ
を使用しスケール除去を実施する方法においては、圧延
材の温度確保の点では良いが、ワイヤブラシの摩耗、変
形等によりスケール除去を効率良く継続的に行うことが
難しく、その効果を保つにはワイヤブラシの交換を頻繁
にする必要があり、管理が容易でなく、経済的観点より
好ましくない。
特開昭55−5156号及び特開昭61−269925
号にて提案されている圧延材に屈曲を与え、圧力水を噴
射させる方法は、屈曲によるスケールの剥離により従来
より噴射水の圧力が低くてもよく、効果的なデスケーリ
ング方法であるが、噴射した圧力水を回収する点につい
ては配慮がされておらず、噴射水が圧延材上に停流し、
小規模ポットストリップミル設備に適用した場合には、
第7図に示す従来例と同様に圧延材の温度低下を招くと
いう問題があった。
本発明の目的は、圧延材の過度の温度低下を招くことな
く効果的なスケール除去を実施できる圧延材のデスケー
リング方法及び装置を提供することである。
〔課題を解決するだめの手段〕
上記目的は、圧延を実施する前に圧延材を屈曲工具に接
触させて屈曲させ、圧力水を噴射してスクールを除去す
る圧延材のデスケーリング方法において、圧延材の反屈
曲工具側であって屈曲工具の出側表面に、水が圧延材の
屈曲部に向かって流れるように圧力水を噴射し、屈曲部
から離れた水を回収することを特徴とする圧延材のデス
ケーリング方法によって達成される。
また上記目的は、圧延を実施する前に圧延材を屈曲工具
に接触させて屈曲させ、圧力水を噴射してスケールを除
去する圧延材のデスケーリング装置において、屈曲工具
の出側に、圧力水を圧延材の反屈曲工具側の表面に噴射
しその水が圧延材の表面上を圧延材の屈曲部に向けて流
れるように圧力水噴射装置を設置し、屈曲工具の入側に
、屈曲部から離れた水を回収する水回収装置を設置した
ことを特徴とする圧延材のデスケーリング装置によって
達成される。
〔作用〕
このように構成された本発明においては、圧延材を屈曲
させることにより、圧延材の反屈曲工具側の表面には引
張力が作用し、その表面のスクール層にw!11111
クラックが発生し、その一部は剥離し浮き上がる。従っ
て、スクールを除去するための圧力水は、小さな衝突力
でスケールを除去できるため、圧力、水量が減少できる
。また本発明においては、圧力水を屈曲工具の出側表面
に、水が屈曲部に向かって流れるように噴射するので、
圧延材表面に沿って流れる水は、屈曲部に到達した後慣
性により屈曲部より圧延材表面を離れて流動する。従っ
て、噴射された圧力水と対峙する屈曲工具の入側に水回
収装置を配置することにより、屈曲部より圧延材表面か
ら離れた水及びスケールを効率的に回収することができ
、水と圧延材との接触領域を小さくすることができる。
このように本発明においては、圧力水の圧力及び水量を
減少でき、水と圧延材との接触領域を小さくできるので
、圧延材に与える温度降下の作用が小さく、小規模ホッ
トストリップミル設備における仕上げ圧延機群入側のデ
スケーリング装置として使用した場合、圧延材の板厚が
薄くても温度低下の小さいデスケーリングを行うことが
できる。
また屈曲部より圧延材表面から離れた水を回収するので
、水回収装置を圧延材に対して非接触式とすることがで
き、圧延材へのキズ付きを防止することができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を第1図及び第2図により説明
する。
第1図において、全体的に符号1で示される本実施例の
デスケーリング装置は、熱間圧延鋼材2が通過する入口
ピンチローラ3及び出口ピンチローラ4を有し、これら
ピンチローラ3.4の間には圧延鋼材を屈曲させる屈曲
工具として作用する2本のローラ即ち入口ローラ5及び
出口ローラ6が配置されている。入口ピンチローラ3及
び出口ピンチローラ4の下側ローラは固定であり、上側
ローラはそれぞれシリンダ7.8により昇降自在に支持
されている。また入口ローラ5及び6はそれぞれシリン
ダ9.10により昇降自在に支持され、入口ローラ5は
シリンダ9により図示の如く熱間圧延鋼材2の水平通路
よりも少し上昇させ、その上へ圧延鋼材を通すことによ
り圧延鋼材を上方に屈曲させ、これにより圧延鋼材2の
上表面に引張力を発生させ、出口ローラ6はシリンダ1
0により熱間圧延鋼材2の水平通路よりも少し下降させ
、その下に圧延鋼材を通すことにより圧延鋼材を下方に
屈曲させ、圧延鋼材2の下表面に引張力を発生させる。
上昇側の入口ローラ5の出側には、圧延鋼材2の上表面
に圧力水を噴射する上デスケーリングヘッダ11が設置
され、入側にはL水回収ユニット12が設置されている
。上デスケーリングへツタ11は、圧延鋼材2に噴射し
た圧力水がその上表面上を圧延鋼材の屈曲部に向けて流
れるように配置されており、上水回収ユニット12はそ
の圧延鋼材の上表面上を流れる水に対峙して配置され、
かつその下端人口13お水受部14は圧延鋼材2の屈曲
部出側表面の接線方向延長線の下方であって、圧延鋼材
2に接触しない位置に位置決めされている。デスケーリ
ングヘッダ下降側の出口ローラ6に対しても、これと同
様な関係でかつ上下を逆にして下デスケーリングへツタ
15及び下水回収ユニット16が設置されている。水回
収ユニット12.16は図示の如くそれぞれ水受部14
18に連なった断面螺旋形の構造を有し、内部に湾曲部
19.20を形成している。上水回収ユニット12にお
いては、水受部14のある入口13より流入した水は内
部湾曲部19に保持され、その側部に形成された図示し
ない出口より外部へ排出される。下水回収ユニット16
においては、水受部18のある入口17より流入した水
は内部湾曲部20で流れを調整され、下側に設けられた
出口21より外部に排出される。
圧延鋼材2の通路に沿って複数のガイド22及びデスケ
ーリングヘッダ11.15のプロテクタ23が配置され
ており、出口ローラ6の前後に位置するガイド22及び
プロテクタ23は出口ローラ6の支持体24に連結され
、シリンダ10にて出口ローラ6と一緒に昇降する。入
口及び出口ローラ5,6の上方にはカバー25が設置さ
れている。
以上のように構成された本実施例のデスケーリング装置
1においては、熱間圧延鋼材2か送入されるときには、
第2図に示すようにピンチローラ3.4は開き、入口ロ
ーラ5及び出口ローラ6はそれぞれ待機位置に下降及び
上昇する。このとき出口ローラ6の上昇と同時にガイド
22及び10テクタ23も上昇し、通板ガイドとなる。
このような状態で熱間圧延鋼材2を挿入し、その先端が
出口側のピンチローラ4を通過すると同時にピンチロー
ラ3.4を閉じ、次に入口ローラ5及び出口ローラ6を
それぞれシリンダ9.10により動作位置に上昇及び下
降させる。これにより第1図に示す状態となり、圧延鋼
材2の入口ローラ5及び出口ローラ6に接触する部分に
屈曲部が形成される。そしてこの状態でデスケーリング
ヘッダ11.15より圧力水を噴射することにより1、
圧延鋼材2の上表面のスケールは上デスケーリングヘッ
ダ11からの圧力水により除去され、圧延鋼材2の下表
面のスケールは下デスケーリングヘッダ15からの圧力
水により除去され、スケールを除去した水はそれぞれス
ケールと共に水回収ユニット12.16に回収される。
なお、このとき発生ずるし−ム及び水の飛沫はカバー2
5により外部への飛散が防止される。
そして上述したスケールの除去に際して、本実施例にお
いては圧延鋼材2の屈曲直後に圧力水を噴射するように
している。この場合、圧延鋼材2を屈曲させることによ
り、圧延鋼材2の反屈曲ロール5,611!!Iの表面
には引張力が作用し、その表面のスケール層に微細クラ
ックが発生し、その−部は剥離し浮き上がる。従って、
スケールを除去するための圧力水は、小さな衝突力でス
ケールを除去することができ、デスケーリングヘッダ1
1゜15より噴射される圧力水の圧力、水量は第7図に
示す従来例に比べて少なくて済む、また本実施例におい
ては、圧力水を水が圧延鋼材2の屈曲部に向かって流れ
るように噴射している。従って圧延鋼材の表面に沿って
流れる水は、屈曲部に到達した後、慣性により屈曲部よ
り圧延鋼材表面を離れて空中に流動する。水回収ユニッ
ト12.16はこの時点の水の移動を捕らえて水を受は
取るように配置されている。従って、デスケーリングヘ
ッドから噴射された圧力水は非常に短い領域で圧延鋼材
2に接触するだけで、はぼ完全に回収される。
従って本実施例によれば、デスケーリングヘッダ11.
15より噴射される圧力水の圧力及び水量が少なくなり
、水と圧延鋼材2との接触領域が短くなるので、圧延鋼
材2が薄板で低速であっても温度低下を小さくすること
ができる。また圧力水の圧力及び水量が減少するので、
設備費の低減を低減でき、従って、製品の製造コストも
低減することができる。
また本実施例によれば、水回収ユニット12゜16は空
中にある水を回収するので、圧延鋼材2に接触させる必
要がなく、図示の如く非接触式とすることができる。従
って、水回収ユニットにより圧延鋼材へのキズ付きを防
止することができる。
また本実施例においては、入口ローラ5、デスケーリン
グヘッダ11及び水回収ユニット12を1組とし、この
組に隣接して出口ローラ6、デスケーリングヘッダ15
及び水回収ユニット16を1組として配置している。上
述したように、熱間圧延鋼材2を屈曲させるとスケール
層が割れ、その一部は剥離したり、浮き上がるので、圧
力水によるデスケーリングが容易になる。しかしながら
、屈曲により剥離したスケールが次の屈曲部に到達する
と、屈曲ローラの上下関係が逆なので、そのスケールが
ローラに咬み込み、ローラと圧延鋼材間に発生する接触
圧力によりスケールが圧延鋼材に食い込み、デスケーリ
ング性が悪化する1本実施例では、上述の配置により、
圧延鋼材を入口ローラ5で屈曲させてから出口ローラ6
で屈曲させる前に前にデスケーリングヘッダ11より圧
力水を噴射し、デスケーリングを行う、従ってデスケー
リング性が悪化することなく、効果的なデスケーリング
を行うことができる。
次に、本実施例のデスケーリング装置を小規模ホットス
トリップミル設備に適用した例を第3図を参照して説明
する。
第3図において、小規模ホットストリップミル設備は仕
上圧延機のスタンド数を減少した小スタンド数の圧延設
備であり、連鋳1130にて@遺された鋳片は、粗圧延
11fi31でレバーシング圧延し、圧延材の厚みが3
0〜40g相当になった状態で■圧延機31の脇に設置
された出側コイルボックス32にて巻取り、これを粗圧
延8131に戻して再び圧延し、粗圧延8131の反対
側の脇に設置された入側コイルボックス33にて巻き取
った後、粗圧延8131と3段の仕上圧延8134によ
りタンデム圧延し、ダウンコイラ35にて巻き取る4本
実施例のデスケーリング装置1は仕上圧延機34の群の
入側に配置されている0本圧延設備の特性により、仕上
圧延機34の入側での熱間圧延鋼材2は8〜15w程度
と、逍常設簡のものに比べれば相当薄い板厚となってお
り、デスケーリング装置1にはその板厚の熱間圧延鋼材
2が通過する。
しかしながら上述したように、熱間圧延鋼材2が薄板で
あっても、デスケーリング装置1においては小さい温度
降下で効果的なスケール除去が実施される。従って、熱
間圧延鋼材2は十分に温度の高い状態で仕上圧延機34
に到達し、組!ffl大のない品質の良い圧延を行うこ
とができる。
本発明の他の実施例を第4図及び第5図により説明する
第4図は屈曲工具として作用するローラの他の配置を示
すもので、入口ローラ5Aは固定とし、出口ローラ6の
みを昇降自在としたものである。
この場合、熱間圧延鋼材8の通板を容易にするために、
入口ローラ5Aと組を成す上水回収ユニット12Aは出
口ローラ6とフレーム40を介して連結され、出口ロー
ラ6と共通のシリンダ41により一体に昇降できるよう
に構成される0本実繕例によれば、入口ローラ5Aを昇
降しなくても良いので、そのためのシリンダが不要とな
り、全体構成をシンプルにすることができる。なお、出
口ローラと出口ローラの関係を逆にし、出口ローラを固
定としても良い。
第5図は第4図のローラ配置に変更を加えたものであり
、出口ローラ6と出側ピンチローラ4との間に固定ロー
ラ42を追加設置している。このようにすることにより
、熱間圧延鋼材2の通板を容易にすることができる。
なお、以上の実施例は、圧延時、屈曲工具としてのロー
ラを動作位置に保持するものであるが、上側のローラ、
例えば第1図の出口ローラ6を同じ紐の水回収ユニット
と一体に昇降自在とし、熱間圧延鋼材2の張力に応じて
上下動させ、当該ローラをルーパローラとして併用する
こともできる。
このようにすることにより本来あるべきルーパローラが
削除でき、設備全体を簡素化することができる。
また以上の実施例では、屈曲ローラ、デスケーリングヘ
ッダ及び水回収ユニットを入口と出口に1組ずつ設置し
たが、これらを2組以上連続的に設置して、よりデスケ
ーリング装置を向上させることもできる。
更に以上の実施例では、本発明を小規模ホットストリッ
プミル設備に提供したが、本発明のデスケーリング装置
は通常のホットストリップミル設備に適用することもで
き、この場合には従来よりも温度低下の少ない状態で仕
上圧延を行うことができ、従来以上に品質の優れた製品
を製造することができる。また本発明のデスケーリング
装置はホットストリップミル設備の他の場所に設置する
こともでき、更にホットストリップミル設備に限らずコ
ールドストリプミル設備にも適用することができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、温度降下の小さい効果的な圧延材のス
ケール除去が可能となるので、高品質の圧延を行うこと
ができる。また小規模ホットストリップミル設備の仕上
圧延機入側での低速で薄物の圧延在に適用しても温度低
下が少ないので、良好な仕上圧延を行うことができ、経
済的な設備で高品質の製品を製造することができる。ま
た圧延材へのキズ付きを生しることなく効果的なスケー
ル除去が行えるので、キズのない品質の優れた製品を得
ることができる。更に噴射される圧力水の圧力及び水量
を低減できるので、設備費が削減でき、それに1゛rっ
て圧延製品の製造コストら低減でき、経済的な設備の横
築が可能となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による圧延材のデスケーリン
グ装置のデスケーリング実施中における概略断面図であ
り、第2図は同デスケーリング装置の圧延鋼材通板時の
待機状態における概略断面図であり、第3図は同デスケ
ーリング装置を組込んだ小規模ホットストリップミル設
備を示す概略図であり、第4図は本発明の他の実施例に
よるデスケーリング装置の概略図であり、第5図は本発
明の更に曲の実施例によるデスケーリング装置の概略図
であり、第6図は従来の一般的なホットストリップミル
設備のR略図であり、第7図はそのホットストリップミ
ル設備の仕上圧延機入側に配置されたデスケーリング装
置の概略断面図である。 符号の説明 1・・・デスケ−リンク装置 2・・・熱間圧延鋼材   3.4・・・ピンチローラ
5・・・入口ローラ(屈曲工具) 6・・・出口ローラ(屈曲工具) 11.15・・・デスケーリング装置ダ(圧力水噴射装
置) 12.16・・・水回収ユニット(水回収装置)31・
・・粗圧延fi     34・・・仕上圧延機出願人
  株式会社 日立製作所 代理人  弁理士 春 日  譲 第 に 第 図

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)圧延を実施する前に圧延材を屈曲工具に接触させ
    て屈曲させ、圧力水を噴射してスケールを除去する圧延
    材のデスケーリング方法において、圧延材の反屈曲工具
    側であって屈曲工具の出側表面に、水が圧延材の屈曲部
    に向かって流れるように圧力水を噴射し、屈曲部から離
    れた水を回収することを特徴とする圧延材のデスケーリ
    ング方法。
  2. (2)圧延を実施する前に圧延材を屈曲工具に接触させ
    て屈曲させ、圧力水を噴射してスケールを除去する圧延
    材のデスケーリング装置において、屈曲工具の出側に、
    圧力水を圧延材の反屈曲工具側の表面に噴射しその水が
    圧延材の表面上を圧延材の屈曲部に向けて流れるように
    圧力水噴射装置を設置し、屈曲工具の入側に、屈曲部か
    ら離れた水を回収する水回収装置を設置したことを特徴
    とする圧延材のデスケーリング装置。
  3. (3)前記水回収装置の下端が、圧延材の屈曲工具出側
    表面の接線方向延長線の下方に位置するように該水回収
    装置を配置したことを特徴とする請求項2記載の圧延材
    のデスケーリング装置。
  4. (4)前記水回収装置を圧延材に接触しないように配置
    したことを特徴とする請求項2記載の圧延材のデスケー
    リング装置。
  5. (5)請求項2記載の圧延材のデスケーリング装置にお
    いて、前記屈曲工具、圧力水噴射装置及び水回収装置を
    第1の組とし、これと別に上下関係を逆とした第2の組
    の屈曲工具、圧力水噴射装置及び水回収装置を第1の組
    に隣接して配置し、第1及び第2の組の屈曲工具をそれ
    ぞれ昇降自在としたことを特徴とする圧延材のデスケー
    リング装置。
  6. (6)請求項2記載の圧延材のデスケーリング装置にお
    いて、前記屈曲工具、圧力水噴射装置及び水回収装置を
    第1の組とし、これと別に上下関係を逆とした第2の組
    の屈曲工具、圧力水噴射装置及び水回収装置を第1の組
    に隣接して配置し、第1の組の水回収装置と第2の組の
    屈曲工具を連結し一体に昇降自在としたことを特徴とす
    る圧延材のデスケーリング装置。
  7. (7)請求項2記載の圧延材のデスケーリング装置にお
    いて、入側及び出側にピンチローラを配置し、このピン
    チローラの間に、前記屈曲工具、圧力水噴射装置及び水
    回収装置を複数組配置したことを特徴とする圧延材のデ
    スケーリング装置。
  8. (8)請求項7記載の圧延材のデスケーリング装置にお
    いて、圧延材の通板に際して前記ピンチローラを開きか
    つ前記屈曲工具を圧延材通路から離した状態で圧延材を
    通し、圧延材の先端が出側のピンチローラを通過すると
    同時にピンチローラを動作して圧延材をピンチし、次い
    で屈曲工具を動作位置まで昇降し、前記圧力水噴射装置
    より圧力水を噴射してスケールを除去することを特徴と
    する圧延材のデスケーリング方法。
  9. (9)請求項2記載のデスケーリング装置を粗圧延機と
    仕上圧延機の間に配置したことを特徴とする熱間圧延設
    備。
  10. (10)請求項9記載の熱間圧延設備で製造された圧延
    材。
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