JPH0284153A - 佃煮類 - Google Patents

佃煮類

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Publication number
JPH0284153A
JPH0284153A JP1146314A JP14631489A JPH0284153A JP H0284153 A JPH0284153 A JP H0284153A JP 1146314 A JP1146314 A JP 1146314A JP 14631489 A JP14631489 A JP 14631489A JP H0284153 A JPH0284153 A JP H0284153A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
tsukudani
lactitol
sweetness
sugar
low
Prior art date
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Pending
Application number
JP1146314A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Toyoda
武 豊田
Keiko Yasuda
恵子 安田
Koji Matsumoto
松本 廣治
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Takeda Pharmaceutical Co Ltd
Original Assignee
Takeda Chemical Industries Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Takeda Chemical Industries Ltd filed Critical Takeda Chemical Industries Ltd
Publication of JPH0284153A publication Critical patent/JPH0284153A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、ラクチトール含有の低カロリーで甘味と塩味
を抑えた佃煮類に関する。
従来の技術 近年、消費者の健康志向によって加工食品の品質は大き
く変化してきている。すなわち、糖質甘味料の摂取過剰
や食塩の摂取過剰が肥満や心臓病、高血圧症など成人病
の原因となっている。とくに炭水化物はエネルギー摂取
の約60%をしめているが、砂糖はその中で約25%を
占めている。
従来、佃煮類においては砂糖を始めとして各種の糖質甘
味料が甘味付与のほか保存性を高める目的に使用されて
きた。しかし、このような背景のもとに、今日では消費
者は健康管理の点から、低力口り−、低甘味、低塩食品
を選ぶようになってきた。そのためには食品中の砂糖や
食塩の量を軽減することによって甘味や塩味は低減され
るが、食品の種類によっては食感や保存性に好ましくな
い結果をもたらす場合もある。このような状況下エネル
ギーの無い、あるいはエネルギーの低い甘味料や低甘味
甘味料が要求されるようになってきた。
近年、このような目的に砂糖の代替物がいくつか開発さ
れてきた。それらは、甘味度の点では砂糖よりも低甘味
のため、砂糖の全部あるいは一部を代替することで食品
の低甘味化が可能になっt;。
さらに、低甘味甘味料の場合は水分活性を変えない範囲
で食塩に代替することによって、保存性をほとんど低下
させずに低塩化も可能である。
低カロリー甘味料としては還元澱粉糖化物、還元麦芽糖
水飴、マルチトールがあり、低甘味甘味料としては、ネ
オシュガー、カップリングシュガ、パラチノース、パラ
チノース、還元澱粉糖化物、還元麦芽糖水飴、マルチト
ールなどがある。
発明が解決しようとする課題 低甘味あるいは低塩佃煮類の製造には砂糖の使用量を軽
減したり、新しい甘味料が使用されているが、このよう
な場合、製造法の変更の必要やまた新しい甘味料それぞ
れの溶解度や粘度あるいは浸透性などの物理化学的な性
質が砂糖と異なるために出来上がる製品の固さや外観、
保存性の変化はもとより加工時の作業性に悪影響を及ぼ
すことがある。
課題を解決するための手段 上記のような状況に鑑み、本発明者らは種々検討した結
果、ラクチトールを用いることによって低甘味、低塩味
の佃煮類の製造が砂糖を用いる場合と同じ方法によって
、製造できることを見出し本発明を完成した。
すなわち、本発明はラクチトールを含有してなる佃煮類
に関する。
「佃煮とは醤油を主とし、砂糖その他の調味料を加えて
原料を煮しめ、一般に味を濃厚にし、水分を少なくして
保存性を高め、副食を目的とした食品」と食品衛生法に
は定められている。一方、低塩分の佃煮については塩分
8%以上の「野菜佃煮」と塩分5%以上の真空包装、加
熱殺菌した「若たき佃煮」が定められている。
一般に佃煮の種類としては原料により分類すると、(a
)あさり佃煮、こうなご佃煮、昆布佃煮などの水産物佃
煮、(b)葉とうがらし佃煮、花さんしょ佃煮、ふき佃
煮などの農産物佃煮、(c)牛肉佃煮などの畜産物佃煮
、(d)うぐいす豆の煮豆、大豆の煮豆などの煮豆類、
(e)鯛でんぶ、たらでんぶなどのでんぶ類、(f)鯛
みそなどの味つけみそ類等が挙げられるが、本発明の佃
煮類は、上記の佃煮のいずれであってもよい。
本発明において使用されるラクチトール(4−〇−β−
D−ガラクトピラノシルーD−ソルビトル)は乳糖を水
素添加して得られる糖アルコールの1種で、甘味度は砂
糖の0.3〜0.4倍と低いために砂糖と同じ水分活性
になるように使用した場合、保存性に悪影響を与えるこ
となく低甘味にすることができる。また、氷晶はカロリ
ーが砂糖の約0.5倍の低う触性の砂糖に似た甘味素材
である。 この化合物は吸湿性がなく、加熱によって着
色しにくいという特徴をもっており佃煮には最適の甘味
料である。 この化合物には無水物、I水和物、2水和
物があるが本発明ではいずれも使用できる。佃煮類組成
中の糖質甘味料に占めるラクチトール(無水物として)
の割合は一般に25%〜90重量%、好ましくは60〜
80重量%であるがこの割合は得られる佃煮類の味の強
さによって調節することができる。
本発明の佃煮類においては、甘味料としてラクチトール
とラクチトール以外の糖質甘味料を併用するとより好ま
しいものが得られる。
該糖質甘味料としては、単糖類、たとえばグルコース、
マンノース、ガラクトース、ソルボース、アラビノース
、フラクトース、ラムノース、リポース等、2〜IO分
子、好ましくは2〜6分子の単糖がグリコシド結合した
オリゴ糖類、たとえばトレハロース、ケンチオビオース
、ラクトース、シュークロース、ラフィノース、パラチ
ノース、ラクチュロース、メリビオース、スタキオース
、ネオシュガ−(フラクトオリゴ糖、l−ケスドースお
よびニスドースを主成分とする)、カップリングシュガ
ー(砂糖結合水飴、グルコシルシュークロースおよびマ
ルトシルシュークロースを主成分とする)、水飴。
直鎖オリゴ糖(例、マルトース、マルトトリオース。
マルトテトラオース、マルトペンタオース等)1分枝オ
リゴ糖(例、イソマルトース、イソマルトトリオース、
イソマルトテトラオース、パノース、ニゲロース、コー
ジビオース等)および還元オリゴ糖類、たどえば還元直
鎖オリゴ糖(例、マルチトール、マルチトリオール、マ
ルチテトラオール、マルチペンタオール等)、還元分枝
オリゴ糖(例、イソマルチトール、イソマルチトリオー
ル、イソマルチテトラオール等)、還元麦芽糖水飴、パ
ラチノース(グルコピラノシル・マニトールとグルコピ
ラノシル・ソルビトールの混合物)等が挙げられ、上記
オリゴ糖類、還元オリゴ糖類の2種以上の混合物、たと
えば還元澱粉糖化物、R粉糖化物の混合物であってもよ
い。
上記糖質甘味料のなかでも、還元オリゴ糖類が好ましく
用いられる。
ラクチトールとラクチトール以外の糖質甘味料を用いる
場合の配合比は、ラクチトール1重量(無水物)部に対
して、一般に0.1〜3重量部、好ましくは0.15〜
1重量部である。
本発明の組成においては、一般に佃煮類製造時に用いら
れる醤油や食塩以外にも必要に応じて他の成分たとえば
有機酸(例、酢酸、乳酸、 クエン酸、インクエン酸、
マレイン酸、フマル酸、コハダ酸、アジピン酸、リンゴ
酸など)、調味料(例、グルタミン酸ナトリウム、5′
−リボヌクレオチドナトリウム、5′−イノシン酸ナト
リウム、5′−グアニル酸ナトリウム、グリシン、アラ
ニン、アミノ酸液、動・植物蛋白加水分解物など)、着
色料(例、カラメル、β−カロチンなどの天然着色料の
他、各種合成着色料など)、甘味を調整するための高甘
味度甘味料(例、アスパルテーム、サッカリンナトリウ
ム、アセスル7アムに1シユクラロース、アリテームな
どの合成甘味およびステビオサイド、レバウデイオサイ
ド、α−グリコジルステビオサイド、グリチルリチン、
ソーマチンなどの天然甘味料など)、ビタミン類(例、
アスコルビン酸、ビタミンB l 、ビタミンB2、ビ
タミンEおよびこれらの塩類あるいはそのエステル類な
ど)、糊料(例、寒天、アラビアガム、カラギーナンガ
ム、キサンタンガム グアーガム、ローカストビーンガ
ム、タマリンドガム、プルランなどの天然糊料のほかア
ルギン酸ナトリウム、繊維素グリコール酸ナトリウム等
の合成糊料など)、重合リン酸塩などを組成中適宜配合
してもよい。
本発明における佃煮類の製造法は、従来、主として使用
されている砂糖あるいは異性化糖、水飴などをラクチト
ールに置き換えるもので製造法を特に変える必要はない
。ただこのようにして得られた、本発明の佃煮類は低甘
味になるために塩味と甘味のバランスが崩れ塩からくな
りやすいので、食塩を控え目に使用して、保存性を持た
す目的でラクチトールを多めに使用することが望ましい
このようにして得られる佃煮類は低甘味、低塩にもかか
わらず室温に保存しても微生物が増殖するようなことが
なく、また糖分が結晶化するような事もない。しかもラ
クチトールと食塩は味覚的に調和しやすく、本発明の佃
煮類は好ましい風味を有する。
火箋遭 次に実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明する。 
なお、以下に用いるパーセント(%)は重量パーセント
を示すものとする。
実施例1 角切り昆布(2cm角)2.5Kgを水洗、水切りし、
濃口醤油4−5 Qs水2 5Qを加えて15時間放置
し、ついでラフチット(ラクチトール・2永和物、大田
薬品工業製)2.5Kg、グルタミン酸ナトリウム26
0g、  リポタイド(5′−リボヌクレオチドナトリ
ウム、大田薬品工業製)20g、クエンa30gおよび
純マルミロン(ステビオサイド製剤、大田薬品工業製)
7gを加えて、最初は強火で昆布が柔らかくなるまで煮
熟し約10kgまで煮詰めた後、ダイヤトール(還元澱
粉糖化物、固形分70.2%、大田薬品工業製)2.0
Kgを加えて十分に掻き混ぜてさらに10Kgまで煮詰
め昆布の佃煮を製造した。
対照としては、上記組成中のラフチット、ダイヤトール
、純マルミロンを除き、砂糖3 、5 Kgに置き換え
た全糖量を作った。
パネル20名による本発明の佃煮と、対照の全糖量との
官能検査の結果、20名ウニ9名が本発明品の方が、て
つがあり塩がどのないまろやがで、あっさりした甘味で
あると評価した。
実施例2 選別した大豆3 、5 Kgを水洗し、3倍量の水に1
0時間浸けて水戻しをした。ついで約2倍量の水で煮熟
し、沸騰後1回湯を全部をすて、再び湯10Qを加えて
約2時間煮熟した後、湯を流し、ゆで大豆7 、6 K
gを得た。これに水8L ラクチッ)M(ラクチトール
・1水和物、大田薬品工業製)3.7Kg、  ソルビ
/ト S(固形分70.7%、大田薬品工業製)700
g、食塩30gを加えて約2時間かけて10Kgまで煮
詰めた。対照としては上記組成中のラクチットM、ソル
ビソトSを除き、砂糖4.0Kgに置き換えた全糖量を
作った。
本発明の煮豆は、対照の全糖量にくらべて、色が淡く、
てりと透明感があり、まろやかな甘味で柔らかいテクス
チャーをしていた。
実施例3 ラフチット 5.57Kg、  ソルビット3 1.7
Kg。
リカジン(還元澱粉糖化物、固形分75.1%、大田薬
品工業製)1.8Kg、グリチミン(グリチルリチン製
剤、大田薬品工業製)28g、食塩173gおよび寒天
40gに水5Qを加えて加熱し、約10Kg(Bx 7
5〜80°)まで煮詰めて飴を作り、110〜+15°
Cに保ちながらごまめ5Kgを加えてよく混合した後、
飴を分離して田つくり 10Kgを得た。
対照としては上記組成中のラフチット、ソルビットSを
ダイヤフラクトP−F (ぶどう糖果糖液糖、固形分7
0%、大田薬品工業製)8.86Kgに、またリカジン
 18gを水飴(固形分、75%)1.8Kgに置き換
えた全糖量を作った。
本発明の佃煮は、対照の全糖量にくらべて着色が淡く、
てりと透明感がすぐれていた。また、低甘味でまろやか
な味で、テクスチャーもソフトであった。
発明の効果 本発明の佃煮類は低甘味、低塩味で、しかも室温に保存
しても微生物が増殖しにくく、また糖分が結晶化するこ
ともない。
また本発明においてはラクチトールと食塩を併用するが
、この両者は味覚的に調和しやすく、好ましい風味の佃
煮類が得られる。
代理人 弁理士  岩  1)  弘

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. ラクチトールを含有してなる佃煮類
JP1146314A 1988-06-08 1989-06-07 佃煮類 Pending JPH0284153A (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP63-141329 1988-06-08
JP14132988 1988-06-08

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0284153A true JPH0284153A (ja) 1990-03-26

Family

ID=15289411

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1146314A Pending JPH0284153A (ja) 1988-06-08 1989-06-07 佃煮類

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0284153A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008035799A (ja) * 2006-08-08 2008-02-21 Nikken Kasei Kk 飲食物の風味増強方法
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