JPH028386A - m−ヒドロキシ安息香酸の電解還元法 - Google Patents

m−ヒドロキシ安息香酸の電解還元法

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JPH028386A
JPH028386A JP63156865A JP15686588A JPH028386A JP H028386 A JPH028386 A JP H028386A JP 63156865 A JP63156865 A JP 63156865A JP 15686588 A JP15686588 A JP 15686588A JP H028386 A JPH028386 A JP H028386A
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JP
Japan
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anode
contg
hydroxybenzoic acid
cathode
lead
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JP63156865A
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English (en)
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Shinji Takenaka
竹中 慎司
Tatsu Oi
龍 大井
Chitoshi Shimakawa
千年 島川
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Mitsui Toatsu Chemicals Inc
Original Assignee
Mitsui Toatsu Chemicals Inc
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  • Electrolytic Production Of Non-Metals, Compounds, Apparatuses Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、m−ヒドロキシ安息香酸(以下、m11BA
と略記する)を電解還元し、m−ヒドロキシベンジルア
ルコール(以下、m−HBOHと略記する)を製造する
方法に関する。より詳しくは、電解液中にハロゲン化合
物が存在する時、耐蝕性の良好な陽極材料を用いる電解
還元によるm4BONの製法に関する。
m−HBOHは、工業薬品、あるいは農薬の中間体とし
て有用な化合物である。
〔従来の技術〕
m−HBOHの合成法として、m−クレゾールを原料と
する醗酵法、m−ヒドロキシベンズアルデヒドを原料と
するナトリウムアマルガム、NaBH,、LiAlH4
等による還元及び水素添加反応等があるが、収率的に不
十分であったりして、実用化には至っていない。また水
素添加反応は高温、高圧下の反応であり、工業的製造法
には種々問題がある。
また、m−HB^を原料とする方法については、ナトリ
ウムアマルガム及び電解還元法が提案(Bericht
ユ81752(1905)されているが、収率的にも低
く工業的方法にはなり得なかった。
本発明者らは、先にm−11808の製造方法について
検討し、m−HBAの電解還元を水溶液、あるいは水可
溶性有機溶媒中で行う方法で、更に陰極液中に支持電解
質を添加する方法、高収率でm4BOIIをうる方法も
既に見出している(特開昭60−234987、特開昭
6O−243293)。
本発明者らは、更にm−HBO)lの工業的製法につい
て鋭意検討を行い、m−HBAを酸性水溶液中で電解還
元を行い、高収率で高純度のm−HBOHをうる方法、
更にm−HBOHの工業的製造方法について検討し、m
11BAを酸性水溶液中で電解還元を行い、高収率で高
純度のm−HBOHをうる方法も提案した(特開昭62
1’27487 、特開昭6l−133093)。
我々が提案したこれらの方法では、電解反応に用いる陰
極材料として水素過電圧の高いもの、具体的には亜鉛、
鉛、カドミウム、水銀等が用いられる。
対する陽極については酸性水溶液中で侵食されず、陰極
反応に悪影響を及ぼさない金属材料が使用され、実験室
的には、白金、酸化鉛、鉛、カーボン、グランジ−カー
ボン等が使用できる。
しかし、本電解反応を工業的に長期間安定に実施する上
で陽極材料の選定は困難である。すなわち、陽極におい
ては、通電中は酸化雰囲気下で、陽極の金属材料は電子
を奪われ金属イオンとして溶液中に溶出するため、陽極
材料の消耗は避けられない。白金、酸化鉛、グランジー
カーボン七いった材料は、他の金属と比較して電解酸化
に対する安定度が高く消耗度は小さいが、高価であるた
め実用的でない。
それに対し鉛、カーボンは安価であるが、その消耗度は
大きく長期間の使用には耐えられない。
また、溶出した金属イオンが長期間の使用中に反応に悪
影響を与えないことも重要である。
さらに、本電解反応に限らず、−船釣にも有機電解反応
を工業化する上で、陽極材料の選定が重要であるにもか
かわらず、そられに関する情報も少なく、また有機電解
用の優れた陽極材料は開発されていない。
特にm−HBAを硫酸水溶液中で電解還元し、m−[8
0Hを得る際、原料のm−118Aの陰極液中での溶解
性を上げるため、支持電解質として第4級アンモニウム
ハライド等を陰極液へ添加する(特開昭6O−2432
93)。
この場合、イオン交換膜などで両極の電解槽を分離して
いるにもかかわらず、交換膜を通過して陽極室へ移行し
た微量のハロゲンイオンにより、鉛陽極の消耗は無視で
きず、使用期間が頗る短く、耐久性の良好な陽極材料が
求められていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明者らは、このような特にハロゲンイオン影響の問
題を解決するため、先に鉛−アソチモンなどの鉛合金を
陽極材質に使用することを提案した(特願昭6l−30
8916)。
また工業的スケールで知られている酸素発生用陽極とし
て、D S E (Dimensonally 5ta
ble Electrode : チタン基板に酸化イ
リジウムをコーティングした電極)陽極使用も試みたが
、ハロゲンを含有する電解槽の酸素発生用陽極としては
、長期使用に耐え得る満足な結果は得られなかった。
よって我々は、上記の問題を解決するために、インジウ
ム(In)を含有させた鉛合金、及び鉛・インジウムの
他に、銀(Ag)また錫(Sn)を含有させた合金は優
れた耐消耗性を有し、反応に対する悪影響もないことも
見出し先に提案した(特願昭63−58208)。
〔課題が解決するための手段〕
本発明者らは鋭意検討の結果、鉛・インジウム合金、及
び鉛・インジウムと銀または錫合金を陽極として用いて
、実用上長期に問題な(m−HBΔを電解還元してm−
HBOHを製造できることを見出し本発明を完成した。
即ち、本発明は陽極室と陰極室を分離した陰極室で、ハ
ロゲン原子を含む化合物を添加して、mHBAの電解還
元反応を行う際、電解槽の酸素発生用陽極材質として、
インジウム(In)を含有した鉛(Pd)合金、及びイ
ンジウム及び銀または錫との鉛合金を用いてm−HBO
Hを製造することを特徴とするm−HBAの電解還元法
である。
以下、本発明の詳細な説明する。
本発明において、電解還元反応は陽極、陰極をイオン交
換膜で分離して、還元されるべきm−HBAは陰極室に
添加して行う。
陰極液としては例えば塩酸水溶液、硫酸水溶液等の鉱酸
の水溶液、アンモニア水溶液、またメタノール、エタノ
ール、アセトニトリル等の有機溶媒を使用し、さらに陰
極溶液中に支持電解質や界面活性剤、あるいは塩形成物
などとして、ハロゲン含有化合物が添加される。
対する陽極液としては、化学的に鉛を侵食しない溶液で
あれば特に限定されるものではないが、コスト的に通常
は硫酸水溶液が使用される。その水溶液中のm−1(B
A濃度は遣常I〜40重量%である。
陰極に添加されるハロゲン含有化合物としては具体的に
は塩酸、臭化水素酸、ヨウ化水素酸、有機化合物の塩酸
塩、臭化水素酸塩、ヨウ化水素酸塩、ホスホニウムハラ
イド、第4級アンモニウムハライド等が挙げられる。
本発明に係わる陽極の鉛合金は、鉛を主成分としてこれ
にインジウムが含有される。またインジウム以外にさら
に銀、錫を微量含有させるとさらに好結果が得られる。
インジウムの含有率としては、0.5〜15重量%であ
り、インジウムの含有率が0.5%以下では電極の消耗
が大きく、15%を越えても電極の消耗に対して特に改
善は見られない。
また銀もしくは錫は0.1〜5重量%がよい。
又、電解に用いる電極のうち、特に陰極材料は水素過電
圧の高いもの、具体的には亜鉛、鉛、カドミウム、水銀
を用いる。
本発明方法において、電解還元反応は20〜70’Cの
温度範囲で実施する。
隔膜の材質としては、イオン交換膜、アスベスト、セラ
ミックス、シンタードグラス等が使用できる。
本発明の電解還元において、電流密度は好ましくは1〜
30A/dnfである。理論的には4電子還元であり、
4Fr/molの通電量であるが、電流効率は40〜6
0%である為、反応を完結させるには6〜1゜Fr/m
ol電気量を通す必要がある。
〔作用〕
m−HBAの電解還元反応時、核晶の溶解度向上のため
ハロゲン含有化合物を添加して行う場合、工業的な陽極
材料で長期の使用に耐えられるものは見当たらなかった
本発明の鉛・インジウム合金は、長期にわたり消耗が少
なく、陰極反応に悪影響を与えない工業的に安価な材料
である。
〔実施例〕
以下、実施例を示すが実施例中「%」は重量%を示す。
実施例1 両極室とも500 mの容量を有し、隔膜としてセレミ
オンCMV (旭硝子(株)の商品名の陽イオン交換膜
)で隔離されたH型の電解セルを使用して、両極室に1
0%硫酸水を300gづつ仕込む。陽陰極とも有効面積
50c+fl、厚さ3mmのPb−In−Ag合金(I
n含有量3%、Ag含有量1%、陽極総重量200.6
3g)を用いた。さらに陰極室に塩化テトラブチルアン
モニウム(25g) 、およびm−ヒドロキシ安息香酸
25gを加えた。
電解セルを55°Cに保ちつツIOA (2OA /d
nf) 0)直流定電流を通電しつつ、3.4時間電解
を継続した(7Fr/mo+)。
電解終了後、陰極液は抜き取った後、再び10%’fr
N 酸水300 g、塩化テトラブチルアンモニウム2
5g、m−ヒドロキシ安息香酸25gを加え、引続き第
2バツチ目の反応を第1回目と同様に行った。抜き取っ
た陰極液はHPLCで分析した。
その後、同じ陽陰極を使って同様の操作を30パッチ続
けたところ、平均電流効率55.1χ、平均mヒドロキ
シベンジルアルコール1[193,0″Xであった。更
に陽極のPb−In−Ag合金を洗浄、乾燥後、重量を
測定したところ、200.23gであった(電極消耗量
3.9■/hr)。
また陽極室に取りつけたヨウ化カリ水溶液のトラップを
NazSzOsで滴下することにより、発生塩素量を測
定したところ3oバツチトータルで0.72gであった
比較例1 陽極としてpb−sb金合金sb含量30χ)を使用し
た以外は実施例1と全く同様の実験を10バッチ行った
第1バツチ目の反応は通常通り進行したが、第2バツチ
目の反応より、逐次電流効率は低下し、第10バツチ目
においては、電流効率5.2χ、m−)IBOH収率8
.0χであった。陽極の消耗量は20■/hrであった
比較例2 陽極としてPb−Ag合金(Ag含量1%)を使用した
以外は実施例1と全く同様の実験を行った。
30パツチの平均電流効率55.2χ、平均m−HBO
H収率92.6χで、反応に悪影響はないが陽極の消耗
量は22■/hrであった。
〔発明の効果〕
実施例と比較例の結果から明らかな通り、m−HBへの
電解還元反応を陽陰極を分離した電解槽中、陰極室にハ
ロゲン含有化合物を添加して行い、mHBOHを製造す
るに際し、陽極材質にインジウムを含有する鉛合金を使
用することにより、陽極の消耗度は通常の鉛合金に比べ
て飛躍的に改良され、m−HBOHも高収率で得ること
ができる。
又、鉛−インジウム系合金は、白金、グラッシーカーボ
ン、DSE、酸化鉛といった高価な電極材質と比べて安
価であり、工業的にも容易に入手できるため、経済的に
も有利な陽極として使用できる。
更に反応への悪影響もなく、長期間安定した運転が可能
であり、工業的に価値ある製法である。
特許出願人 三井東圧化学株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、陽極室と陰極室を分離した陰極室で、ハロゲン原子
    を含む化合物を添加して、m−ヒドロキシ安息香酸の電
    解還元反応を行う際、電解槽の酸素発生用陽極材質とし
    て、インジウム(In)を含有した鉛(Pd)合金を用
    いて、m−ヒドロキシベンジルアルコールを製造するこ
    とを特徴とするm−ヒドロキシ安息香酸の電解還元法。 2、陽極室と陰極室を分離した陰極室で、ハロゲン原子
    を含む化合物を添加して、m−ヒドロキシ安息香酸の電
    解還元反応を行う際、電解槽の酸素発生用陽極材質とし
    て、インジウム(In)、及び銀(Ag)または錫(S
    n)を含有した鉛(Pd)合金を用いて、m−ヒドロキ
    シベンジルアルコールを製造することを特徴とするm−
    ヒドロキシ安息香酸の電解還元法。
JP63156865A 1988-06-27 1988-06-27 m−ヒドロキシ安息香酸の電解還元法 Pending JPH028386A (ja)

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Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS559467A (en) * 1978-07-07 1980-01-23 Mitsubishi Monsanto Chem Co Epitaxial wafer
JPS6383289A (ja) * 1986-09-26 1988-04-13 Mitsui Toatsu Chem Inc 3−ヒドロキシベンジルアルコ−ルの製造法
JPS6396298A (ja) * 1986-10-13 1988-04-27 Yoshizawa Kiko Toubu Kk 鉛合金製不溶性陽極
JPS6396299A (ja) * 1986-10-13 1988-04-27 Yoshizawa Kiko Toubu Kk 鉛合金製不溶性陽極

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