JPH0282930A - 食器洗浄機及びその食器洗浄方法並びに食器余熱乾燥方法 - Google Patents

食器洗浄機及びその食器洗浄方法並びに食器余熱乾燥方法

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JPH0282930A
JPH0282930A JP23522488A JP23522488A JPH0282930A JP H0282930 A JPH0282930 A JP H0282930A JP 23522488 A JP23522488 A JP 23522488A JP 23522488 A JP23522488 A JP 23522488A JP H0282930 A JPH0282930 A JP H0282930A
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washing
water
steam
tableware
cleaning
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Yukio Hirai
幸男 平井
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は食器類を洗浄乾燥する食器洗浄機に関し、特に
洗浄水の加熱方式、食器類の洗浄方法および乾燥方法に
特徴を有するものである。
従来の技術 従来の食器洗浄機は、例えば第7図のような構造となっ
ていた。すなわち、洗浄槽2に収納された・食器類1の
加熱洗浄は、洗浄槽2底部に貯溜された洗浄水を水中ヒ
ーター4により加熱しながらポンプ5により加圧循環さ
せ噴射ノズル3より噴射することによって行われていた
。また、乾燥は食器類1を高温洗浄水により加熱すすぎ
し十分予熱した後、食器類に与えられた余熱を利用して
自然乾燥、ヒーター4の空焼きによる強制乾燥、ファン
6による送風乾燥等の方法により行われていた。
発明が解決しようとする課題 しかし、このような構造のものでは洗浄槽内に必ず水中
ヒーターを必要とし、このため洗浄槽内の構造が複雑と
なり、ヒーター近傍に汚れが付着しやすい、槽内の手入
れがしにくい、等の問題を有すると共に何らかの要因で
水中ヒーターが絶縁破壊した場合、ヒーター充電部と洗
浄水が短絡し洗浄水に漏電するという水中ヒーターを使
用する限り避けられない安全上の問題を宵していた。ま
た、水中ヒーターを空焼きして乾燥ヒーターと兼用する
ものにおいては、空焼き運転時にヒーター表面温度が数
百度に達するため、何らかの要因により収納食器類の焼
損の原因となったり、使用者が運転終了直後の食器取り
出しの際、誤ってヒーターに触れ火傷するというような
可能性を有し、安全性の問題を有していた。
さらに、前記従来例のものにおいては、飯粒のこびりつ
きのような強い汚染の洗浄に対しては通常の洗浄時間よ
りも数十分長い噴射洗浄および加熱時間を要し、必要以
上の洗浄エネルギを消費するとともに長時間の洗浄騒音
を伴うという欠点があった。
また、前記従来例においては、食器類の乾燥を行う前行
程で、乾燥促進のため食器類を通常摂氏60度以上の温
度まで予熱する加熱すすぎという動作を行わせていたが
、すすぎ洗浄水温を上昇させるための時間がかかり洗浄
所用時間全体を必要以上に延ばす主要因となっていた。
本発明は上記のような点に鑑み、水中ヒータを使用せず
に洗浄水の加熱を行うことにより、安全性が高(、しか
も単純清潔な構成の食器洗浄機を提供することを第1の
目的としている。
第2の目的は強い汚染に対しエネルギ効率の高い効率的
洗浄方法を提供することにある。
また、第3の目的は乾燥前の食器類の予熱を短時間で効
率的に行う乾燥予熱方法を提供することにある。
課題を解決するための手段 上記第1の目的を達成するために本発明は、洗浄槽外に
設けたスチーム発生装置の作動により生ずるスチームを
噴射洗浄水の加熱手段としたものである。
また、第2の目的を達成するために本発明は、洗浄槽内
の汚染食器を、洗浄水により所定時間の噴射洗浄すなわ
ち予洗後、前記スチーム発生装置を作動させて生ずるス
チームにより一定時間加熱湿潤してその後、再度噴射洗
浄をするようにしたものである。
さらに第3の目的を達成するために本発明は、洗浄槽内
の食器類を、乾燥前行程において前記スチーム発生装置
の作動により生ずるスチームにより所定温度まで予熱し
た後、余熱乾燥するようにしたものである。
作用 本発明の第1の作用は前記の構成により洗浄槽内に収納
された食器類を加熱洗浄する行程において、噴射ノズル
からの噴射洗浄水中に、スチーム発生装置を作動させて
スチームを噴出させることにより、低温の前記洗浄水お
よび食器類とほぼ摂氏百度近い高温スチームとが直接接
触して生ずるスチームの凝縮熱により洗浄水および食器
類の加熱が行われるものである。
また、本発明の第2の作用は、汚染食器類を所定時間噴
射洗浄し食器表面にこびりついた飯粒等の汚染を、−旦
洗浄水で濡らした後、スチームにより加熱湿潤するため
汚染食器類が洗剤液中で浸漬加熱されるのと同等の浸漬
洗浄効果が得られ食器類にこびりついた汚染は容易に洗
い落とせる状態となり次行程の噴射洗浄時間すなわち本
洗い時間は短縮される。
さらに、本発明の第3の作用は、乾燥前の食器類の予熱
をスチームにより行うもので洗浄水を加熱する必要がな
く食器類のみを加熱するため予熱時間すなわち従来の加
熱すすぎ時間を半減でき、同時に予熱エネルギが半減す
るものである。
実施例 以下、本発明の一実施例を添付図面に基づいて説明する
。第1図および第2図は本発明の実施例における食器洗
浄機の縦断面図である。第1図および第2図において8
は洗浄される食器類、9は食器類8を収納先浄するため
の洗浄槽、10は洗浄槽9に貯溜された洗浄水19を加
圧循環させる洗浄ポンプ、11は洗浄ポンプ10により
加圧された洗浄水19を洗浄槽9内へ噴射する回転自在
の噴射ノズル、12は数百WからIKw程度のヒーター
13を有し数十ccの貯水室を有するスチーム発生装置
、14は貯水槽15の下端開口部18をのぞませ貯水槽
15に貯溜されたスチーム用水を所定水位WLを常に維
持してスチーム発生装置12に供給するための給水装置
で、スチーム発生装置とU字管17で連通している。1
6は洗浄槽9の側部に設けられたスチーム噴出口、20
は洗浄槽9の側面に設けられ送風機21と連通ずる送風
口、22.23はそれぞれ吸気口および排気口である。
24は食器類8を設置するカゴ、25は洗浄ポンプ10
およびスチーム発生装置12および送風機21を制御す
る制御装置、26は排水ポンプ、27は洗浄槽9内の温
度を検知する温度センサである。
以上のように構成された本実施例の食器洗浄機について
、以下その作用を説明する。
第1図において、まず洗浄槽9内に貯溜された洗浄水1
9は洗浄ポンプ10により噴射ノズル11に加圧供給さ
れ噴射ノズル11は洗浄水19を噴射し回転しながら洗
浄槽9内に収納された食器類を方送なく噴射洗浄する。
噴射洗浄後の洗浄水は洗浄槽9の底部に戻り再び洗浄ポ
ンプ10および噴射ノズル11を経て洗浄槽9内を循環
する。
一般に汚れの付着する食器類に対する洗浄力を高めるた
め温水を要し、そのために洗浄水の加熱が行われる。こ
のため、前記の噴射洗浄動作と同時・に適量のスチーム
用水を貯溜したスチーム発生装置12のヒーター13を
作動することにより数十砂径にはほぼ摂氏百度近い高温
スチームが発生しスチーム噴出口16より洗浄槽9内へ
の噴出供給が開始される。この高温スチームは、図中に
点線と矢印で示すように噴射ノズル11により洗浄槽9
内に噴射され放散した低温の噴射洗浄水中を通過するが
、この時に前記高温スチームと低温の噴射洗浄水とが方
送なく直接接触することにより高温スチームは凝縮する
とともに凝縮熱を発生し、スチームの保有する熱エネル
ギが噴射洗浄水に直接熱交換されることにより、洗浄水
の加熱が行われる。噴射洗浄水の加熱後、凝縮したスチ
ームは水滴となり洗浄水19中に吸収される。
一般に収納容量4人分程度の食器洗浄機においては、約
31の洗浄水量と食器類を合わせ約4゜5Kgの水当量
を有し洗浄水温を摂氏20度より摂氏60度まで上昇さ
せるのに要する熱量は180Kcalである。この凝縮
熱を発生するのに必要な高温スチーム量は理論的には約
330gであり実験の結果でも約400gとなっており
、これが洗浄水を加熱後、凝縮し洗浄水に吸収され、水
量を増加するが、著しい水量増加ではないため洗浄性能
等には特に影響しない。
またスチーム発生装置12より蒸発したスチーム用水の
補給はスチーム発生装置12内において所定水位WLを
常に維持するように構成された給水装置14を介して貯
水槽15より常時供給されて行われる。すなわち、U字
管17で連通したスチーム発生装置12と給水装置14
の水位WLは同一面にあり貯水槽15の下端開口部18
を塞いでおり水位WLが下がると開口部18が解放され
給水装置14を介してスチーム発生装置12に給水し水
位WLは常に維持さりる。
第3図は前記実施例で説明した動作を行わせたときの食
器洗浄機の行程および洗浄ポンプ10とスチーム発生装
置12の動作シーケンスを示したもので、洗剤液で洗浄
する食器類の本洗い行程および乾燥前の予熱を行う加熱
すすぎ行程において洗浄ポンプ10の動作と同時にスチ
ーム発生装置1.2を動作させ加熱洗浄することを示し
たものである。
次に第2の実施例について説明する。第2図において飯
粒のこびりつき等で汚染された食器類8は、まず、洗浄
ポンプ10の作動により噴射ノズル11より噴射される
洗剤入りの洗浄水すなわち洗剤液19により所定時間噴
射洗浄され表面を洗剤液で濡らされる。この行程を予洗
と称し時間は数分程度でよい。次に洗浄ポンプ10を停
止し洗剤液1つを洗浄槽9の底部に溜めたままスチーム
発生装置12を動作させて生ずるスチームをスチーム噴
出口16より洗浄槽9内に一定時間供給し食器類8の表
面を摂氏60度程度まで加熱湿潤する。前記洗剤液で濡
らされた食器類8にこびりついた汚染に対するこのスチ
ームによる加熱湿潤は洗剤液による浸漬加熱洗浄効果を
促進するため、前記汚染は膨潤)II Nを進行させ容
易に洗い落とせる状態となる。この後、再度、洗浄ポン
プ10を作動し前記洗剤液を噴射ノズル11により食器
類8を噴射洗浄することにより前記汚染は短時間に洗い
落とされ極めて効率的に洗浄を完了する。
第4図は前記第2の作用で説明した動作を行わせた時の
実施例の食器洗浄機の行程および洗浄ポンプ10とスチ
ーム発生装置12の動作シーケンスを示したものであり
、これらの制御は制御装置25によって行われる。
さらに、第3の実施例について説明する。第2図におい
て、洗浄槽9内の食器類8の噴射ノズル11による洗浄
および水すすぎを終了し、洗浄水19を排水ポンプ26
により排水した後、スチム発生装置12を作動させて生
ずる高温スチームをスチーム噴出口16より洗浄槽9内
に一定時間噴出することにより食器類8のスチーム加熱
を行い洗浄槽9内温度が所定温度例えば摂氏70度にな
るまで加熱を続ける。槽内温度が所定の温度に達したこ
とが温度センサ27により検知されると、制御装置25
の制御によりスチーム発生装置12の動作は停止するが
食器類8および洗浄槽内9は高温の余熱を有するため、
食器類8の表面に付着した結露水滴は速やかに蒸発し洗
浄槽9内に残、存するスチームとともに排気口23より
排気され食器類8の余熱乾燥が行われる。
また、余熱乾燥を促進するため送風機21を作動し送風
口20より洗浄槽9内へ乾燥空気を送り槽内の湿気を速
やかに排気することもできる。
上記のようにして食器類8をスチームにより加熱するこ
とによって従来のように噴射洗浄水による加熱すすぎを
行うことなく食器類の予熱を効率的に行い余熱乾燥を行
う。
第5図は前記第3の作用で説明した実施例の食器洗浄機
の行程及び洗浄ポンプ10、スチーム発生装置12、送
風機21の動作シーケンスを示したもので、これらの制
御は制御装置25によって行われる。
第6図は実施例において収納食器量4人分(重量約5K
g)、洗浄水量約31の食器洗浄機にて、スチームによ
る食器類8の予熱を行った場合の食器類の温度上昇時間
を、従来の水中ヒータによる洗浄水の加熱すなわち加熱
すすぎにて行った場合と比較した実験結果である。この
場合のスチーム発生装置のヒータ入力および水中ヒータ
入力はそれぞれIKwである。この結果、食器温度を摂
氏20度より70度まで上昇させるのに必要な時間は実
施例では加熱すすぎによる方法に比べ約60%に短縮さ
れておりこの効果を実証している。
発明の効果 以上のように本発明の食器洗浄機によれば、従来のよう
に水中ヒータを使用することなくスチームと噴射洗浄水
との接触により洗浄水の加熱を行うため、(1)ヒータ
が直接、洗浄水と接触することがないため、何等かの原
因によりヒータが絶縁破壊した場合、洗浄水への漏電が
防止でき極めて安全性の高い構成となる。(2)従来の
ように洗浄槽内底部に熱源が存在しないため、カゴから
の脱落等によるヒータとの接触による焼損の防+h 、
食器洗浄乾燥終了時に使用者が洗浄槽より食i!S類を
取り出す際、余熱により高温のヒータに誤って触れると
いうような事故の防止ができる。
(3)ヒータとヒータ周辺の構造部材、食器類との空間
距離の保持といった温度対策の必要もなく洗浄槽の有効
容積を増やすことができる。また、洗浄槽底部構造が簡
素化し汚れにくく手入れのしやすい構成となる。
また、本発明の食器洗浄方法によれば飯粒のこびりつき
のような強い汚染の付着した食器類の洗浄を、従来のよ
うに噴射洗浄時間を通常より数十分も延長して行う必要
はなく、スチームによる予洗効果により噴射洗浄エネル
ギの消費と洗浄騒音の発生時間とが最小限に抑えられ、
極めて効率的な洗浄が行なわれるものである。
さらに、本発明の食器余熱乾燥方法によれば乾燥前の食
器類の予熱を従来のように噴射洗浄水の加熱すなわち加
熱すすぎによってではなくスチームによって行うため、
洗浄水の加熱を行う必要はな(食器類のみが加熱される
ので予熱時間が短時間になるとともに消費される熱エネ
ルギも半減する。また、予熱のための洗浄騒音は発生せ
ず全体洗浄行程の中における騒音発生時間を大幅に短縮
することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は本発明の一実施例である食器洗浄
機における洗浄および乾燥状態の縦断面図、第3図、第
4図、第5図はそれぞれ同食器洗浄機の動作行程図、第
6図は本発明の一実施例の食器洗浄機における食器の温
度上昇特性の従来例との比較図、第7図は従来例の食器
洗浄機の縦断面図である。 8・・・食器類、9・・・洗浄槽、10・・・洗浄ポン
プ、11・・・噴射ノズル、12・・・スチーム発生装
置、1つ・・・洗浄水、23・・・排気口。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 ほか1名−14; −さ4 の 廿 哨

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)食器類を収納する洗浄槽と、この洗浄槽内に設け
    た噴射ノズルと、前記洗浄槽外に設けたスチーム発生装
    置とを備え、前記噴射ノズルからの噴射洗浄水中に、前
    記スチーム発生装置の作動により生ずるスチームを噴出
    させ前記洗浄水の加熱を行うようにした食器洗浄機。
  2. (2)食器類を収納する洗浄槽と、この洗浄槽内に設け
    た噴射ノズルと、前記洗浄槽外に設けたスチーム発生装
    置とを備え、前記食器類を、前記噴射ノズルにより所定
    時間噴射洗浄した後、前記スチーム発生装置を作動させ
    て生ずるスチームにより一定時間加熱湿潤し、その後、
    再度前記噴射ノズルにより噴射洗浄するようにした食器
    洗浄機の食器洗浄方法。
  3. (3)食器類を収納する洗浄槽と、この洗浄槽内に設け
    た噴射ノズルと、前記洗浄槽外に設けたスチーム発生装
    置とを備え、前記食器類を前記スチーム発生装置を作動
    させて生ずるスチームにより所定温度まで予熱した後、
    余熱乾燥を行うようにした食器洗浄機の食器余熱乾燥方
    法。
JP23522488A 1988-09-20 1988-09-20 食器洗浄機及びその食器洗浄方法並びに食器余熱乾燥方法 Pending JPH0282930A (ja)

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